JP3180802U - 冷凍食品用容器の容器本体 - Google Patents

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範昭 竹内
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竹内産業株式会社
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Abstract

【課題】耐寒性に優れる冷凍食品用容器の容器本体を提供すること。
【解決手段】内側に冷凍食品を収納する冷凍食品用容器の容器本体であって、前記容器本体は、少なくとも、ポリエチレンテレフタレート共重合体を含み前記容器本体の形状を構成する基材と、前記基材の内側にポリエチレンテレフタレート共重合体を積層して形成される内側層と、前記基材の外側にポリエチレンテレフタレート共重合体を積層して形成される外側層と、を有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本考案は冷凍食品等低温の製品を収納する冷凍食品用容器の容器本体に関する。
従来、氷等の低温度の物体を内部に保管し、低温度の環境で保管するための容器として、成形しやすく、量販性に好適であることからプラスチック容器が用いられてきた。そして、このプラスチック容器の素材としては、剛性が高く断熱性に優れるポリスチレン等の樹脂を単体で使用したものが多かった。
しかしながら、ポリスチレンは柔軟性に乏しく、耐冷温度も比較的高いという性質がある。このため、前記プラスチック容器に氷等の低温の物体を収納して、冷凍庫等の低温環境下で保管すると、容器が常温時と比較して脆くなる。従って、この容器に氷ブロックを入れて低温環境下で保存しつつ運搬すると、運搬途中の衝撃により容器表面にひび割れが生じたり、容器が破損したりすることがあった。また、内容物の氷に容器の臭いがつくことがあった。
そこで、柔軟性があり耐寒性に優れ内容物の品質を保つポリエチレンテレフタレート共重合体(PET−G)を用いた氷用容器が用いられてきた(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の容器はカップ状の容器である。
特開2003−261125
しかしながら、氷など硬度の高い製品をカップ状の容器に収納する場合、成形の際に、容器の底部に比べて側部を薄く成形すると、ポリエチレンテレフタレート共重合体も比例して薄くなる。このため、ポリエチレンテレフタレート共重合体の性能が薄れるという問題があった。
本考案の目的は、耐寒性及び剛性に優れる冷凍食品用容器の容器本体を提供することである。
上記目的を達成するため、本考案の第1構成は、内側に冷凍食品を収納する冷凍食品用容器の容器本体であって、前記容器本体は、少なくとも、ポリエチレンテレフタレート共重合体を含み前記容器本体の形状を構成する基材と、前記基材の内側にポリエチレンテレフタレート共重合体を積層して形成される内側層と、前記基材の外側にポリエチレンテレフタレート共重合体を積層して形成される外側層と、を有することを特徴とする冷凍食品用容器の容器本体である。
第2構成として、前記容器本体は、側面と底面とが一体的に成形され、上部に冷凍食品を取り出すための開口を有し、前記側面は前記底面よりも厚みが薄いこととしてもよい。
第3構成として、前記基材は、非晶質ポリエチレンテレフタレートを含む工程内再生材を含むこととしてもよい。
第4構成として、前記容器本体は、ポリエチレンテレフタレート共重合体を、重量比で59%以上61%以下含むこととしてもよい。
第1構成によれば、内側層、外側層に加え、基材にもポリエチレンテレフタレート共重合体が含まれることにより、より耐寒性及び剛性に優れる容器本体とすることができる。
第2構成のように、側面が底面よりも薄い構成となったとしても、ポリエチレンテレフタレート共重合体を基材に混入することで耐寒性が保たれる。
第3構成のように、基材として非晶質ポリエチレンテレフタレートを含む工程内再生材を用いた場合でも、耐寒性が保たれる。
第4構成によれば、最適なポリエチレンテレフタレート共重合体の配合比で容器本体を構成することで、更に耐寒性及び剛性に優れる容器本体とすることができる。
冷凍食品用容器の容器本体の説明図。
図を用いて本考案の説明をする。図1は冷凍食品用容器の容器本体の説明図である。(a)が容器本体の側面図、(b)が容器本体の側面の断面図、(c)が容器本体の底面の断面図である。
図1に示すように、冷凍食品用容器の容器本体1は、冷凍食品Cを取り出すための上部の開口Mと、側面1Aと、底面1Bとが一体的に成形されている。容器本体1の内側には、冷凍食品Cを収納する。本実施形態では冷凍食品Cとして、例として氷を図示したが、これに限るものではない。なお、本実施形態の容器本体1は、摂氏マイナス30度前後の環境で使用可能な容器であり、本考案者らは試行錯誤の結果、下記構成を開発したものである。
ここで、側面1Aは底面1Bを延ばした構成であるため、側面1Aは底面1Bよりも断面の厚みが薄く形成されることになる。すると、底面1Bは側面1Aよりも硬度が高くなり、容器本体1の姿勢を保つことに適したものとなる。一方、側面1Aは底面1Bより硬度が低くなり、可撓性を有するため、側面1Aを保持しやすくなる。とりわけ、冷凍食品用容器においては、低温により保存される関係上、霜等が側面1Aに付着し、滑りやすい場合があるため、容器本体1の側面1Aに可撓性を有する構成とすることで、保持性能が向上する。
次に、容器本体1を構成する各層の詳細構成について説明する。
容器本体1は、少なくとも、基材10の内側と外側を、内側層20と外側層30とで覆う3層構造である。ここで、基材10と内側層20及び外側層30との比率は、(基材10):(内側層20及び外側層30)=0.85:0.15であることが好ましい。
基材10の材質は、少なくともポリエチレンテレフタレート共重合体(PET−G)を所定の割合だけ含むことを特徴とする。基材10を構成する材質として代表的なものは非晶質ポリエチレンテレフタレート(A−PET)であり、また、ポリエチレンテレフタレート共重合体と非晶質ポリエチレンテレフタレートで構成される工程内再生材を用いることとしてもよい。ここで、工程内再生材とは、自社工程内で製品を製造する過程で型抜きを終えた端材などとして発生する再生原料であって、品質/純度を保証できるものをいう。
基材10の内側には、ポリエチレンテレフタレート共重合体を積層した内側層20が形成される。一方、基材10の外側には、ポリエチレンテレフタレート共重合体を積層した外側層30が形成される。
成形方法は、樹脂成型のいずれの成形方法であってもよい。基材10の厚みが最も厚いため、基材10の形状によって容器本体1の形状が構成されることとなる。
ここで、容器本体1の成形工程において、側面1Aを底面1Bよりも薄く延ばすこととなるため、内側層20及び外側層30の厚みも薄くなる。すると、耐寒性を有するポリエチレンテレフタレート共重合体の厚みも薄くなり、効果も低下する。しかしながら、本実施形態のように、基材10にポリエチレンテレフタレート共重合体を混入させることで、耐寒性を向上させることができる。
容器本体1(基材10、内側層20、外側層30を総合したもの)に混入させるポリエチレンテレフタレート共重合体の配合比は、重量比で59%以上61%以下含むことが好ましい。
より具体的には、基材についてはポリエチレンテレフタレート共重合体と非晶質ポリエチレンテレフタレートを30%ずつ、工程内再生材を40%ずつで構成し、工程内再生材のポリエチレンテレフタレート共重合体の配合が少ない場合には、ポリエチレンテレフタレート共重合体を追加して、上述の重量比59%以上61%以下含むように構成する。
上述のように構成すれば、最適なポリエチレンテレフタレート共重合体の配合比で容器本体を構成することができ、更に耐寒性と共に容器として十分な剛性を有し、低温の製品用の容器として最適な容器本体1とすることができる。
なお、本実施形態においては、基材10を単層で構成するものを例示したが、これに限るものではない。例えば、基材10を複数の層で形成し、そのうちの1層をポリエチレンテレフタレート共重合体の層とするものでもよい。
本考案は低温の製品を収納する容器の容器本体に利用することができる。
C…冷凍食品
1…容器本体
1A…側面
1B…底面
10…基材
20…内側層
30…外側層

Claims (4)

  1. 内側に冷凍食品を収納する冷凍食品用容器の容器本体であって、
    前記容器本体は、少なくとも、
    ポリエチレンテレフタレート共重合体を含み前記容器本体の形状を構成する基材と、
    前記基材の内側にポリエチレンテレフタレート共重合体を積層して形成される内側層と、
    前記基材の外側にポリエチレンテレフタレート共重合体を積層して形成される外側層と、
    を有することを特徴とする冷凍食品用容器の容器本体。
  2. 前記容器本体は、
    側面と底面とが一体的に成形され、
    上部に冷凍食品を取り出すための開口を有し、
    前記側面は前記底面よりも厚みが薄いことを特徴とする請求項1に記載の冷凍食品用容器の容器本体。
  3. 前記基材は、非晶質ポリエチレンテレフタレートを含む工程内再生材を用いることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の冷凍食品用容器の容器本体。
  4. 前記容器本体は、ポリエチレンテレフタレート共重合体を、重量比で59%以上61%以下含むことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の冷凍食品用容器の容器本体。
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