JP5650256B2 - 液漏れ防止容器 - Google Patents

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Description

本発明は、液漏れ防止容器に関する。より詳しくは、蓋の開け閉めが容易に行える食品等が収容される容器の液漏れ防止技術に関する。
従来から、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、デパート、弁当店等の店舗において、食料品や加工食品等を販売する際に使用される容器として、合成樹脂シートからなる蓋と容器本体とが嵌合して構成されている包装用容器が用いられている。
包装用容器の内部には、例えば、煮物、漬物等、様々な食品が収容される。収容される食品には、煮汁、漬け汁あるいは食品原料自体に含まれる水分等、液体を含むものが多種存在する。店舗においては、販売促進の為、傾斜のついたショーケースにて販売する事もあるが、このような液体を含む食品を密封性の低い容器に入れたまま、傾斜のついたショーケースの棚に置くと、包装用容器の内部から収容された食品に含まれる液体が漏れでるという問題が有る。
また、消費者が購入後、持ち帰る際に、その食品を収容した包装用容器が傾くことがあり、包装用容器の内部から収容された食品に含まれる液体が漏れ出るという問題がある。
このような背景の下、包装用容器内に収容される食品に含まれる液体の漏出を防止しようとする技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、蓋と容器本体とからなり、蓋に形成された環状のフランジと、容器本体に形成された環状のフランジとが嵌合可能とされた、合成樹脂製シートよりなる包装用容器が開示されている。
また、例えば、特許文献2には、周縁部に被嵌合部を有する容器本体とこの容器本体の被嵌合部に嵌合可能な嵌合部を有する蓋体とで構成された包装容器であって、蓋体の嵌合部の内壁を本体の嵌合部の内壁に押しつける事により密封性を高めた包装用容器が開示されている。
また、例えば、特許文献3には、本体基材に2軸延伸したポリプロピレンフィルムや無延伸のポリプロピレンフィルムを発泡ポリプロピレンや30%フィラーを含有した非発泡ポリプロピレンシートに積層したシートを使用した内嵌合形式の液漏れしにくい容器が開示されている。
特開2001−39440 特開2002−192392 特開2003−252357
上述の特許文献に示されているように、容器の内部に収容する食品に含まれる液体の漏出を防止せんとする試みがなされている。しかし、特許文献1に記載の技術は、その密封性能は記載されておらず、また 特許文献2、3に記載の技術では、店舗に陳列される数時間以上の密封性能は無く、密封性に関しては不十分である。それ故、市販されている包装用容器は、上述のような液体が漏れ出るという問題が生じており、さらなる技術開発が望まれているのが実情である。
そこで、本発明は、容器内部から液漏れがし難く、容易に蓋の開け閉めができる容器を提供することを主目的とする。
本願発明者らはかかる状況に鑑み、蓋に突出して設けられた第1嵌合部と容器本体に突出して設けられた第2嵌合部のいずれか一方の嵌合部が他方の嵌合部の内側へ嵌入することにより閉塞状態となる容器であって、第1嵌合部の内側および外側の側面に形成した逆テーパーが 相対応する 第2嵌合部の内側および外側の側面に形成した逆テーパーよりも大きくし、内側面の嵌合強度を150〜800cNにする事により、内容物の液が漏れにくい液漏れ防止容器を提供する。また、本体基材に表層がポリオレフィン系樹脂であり、中心層にポリスチレン系樹脂とポリオレフィン系樹脂及び相溶化材からなる多層シートを用いる事で、電子レンジ加熱対応の液漏れがしにくく、かつ蓋を開け閉めしやすい容器を提供する。
本発明によれば、容器内部から液漏れし難く、かつ蓋を開け閉めしやすい容器が提供される。
本発明の実施形態に係る液漏れ防止容器を模式的に示す斜視図であり、(A)は蓋を模式的に示す斜視図、(B)は容器本体を模式的に示す斜視図、(C)は蓋と容器本体とを嵌合した液漏れ防止容器を模式的に示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る液漏れ防止容器における蓋を模式的に示す断面図である。 本発明の実施形態に係る液漏れ防止容器における容器本体を模式的に示す断面図である。 本発明の実施形態に係る液漏れ防止容器を模式的に示す断面図である。
以下、本発明を実施するための好適な形態について、詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の代表的な実施形態の一例を示したものであり、これにより本発明の範囲が狭く解釈されることはない。
1.容器形態
本発明の液漏れ防止容器10の形態について、図1〜図4を参照して説明する。図1(A)は、第1実施形態に係る液漏れ防止容器10における蓋11、図1(B)は液漏れ防止容器10における容器本体12、図1(C)は蓋11と容器本体12とを嵌合した状態の液漏れ防止容器10を模式的に示す斜視図である。図2は、図1(A)のA−A線断面を模式的に示す蓋11の断面図、図3は、図1(B)のB−B線断面を模式的に示す容器本体12の断面図、図4は、図1(C)のC−C線断面を模式的に示す液漏れ防止容器10の断面図である。
図1(A)〜(C)に示すように、液漏れ防止容器10は、平面視略長方形状に形成された蓋11及び容器本体12を備えて構成されている。容器本体12は、食品(図示せず)を置く底面12aと対向する側の一面が開口しており、その開口している一面を蓋11が覆うことで、食品を収容可能な液漏れ防止容器10の内部空間が形成される。
なお、本発明において述べる「食品」とは、料理済みの食品に限らず、加工前の食品原料や加工途中の段階の食品等が広く包含され、狭く限定されない。
図1に示す液漏れ防止容器10は平面視長方形状で例示したが、液漏れ防止容器10の平面視形状は、平面視正方形状、平面視三角形状、平面視多角形状、平面視円形状等とすることもでき、平面視形状は特に限定されない。 また、液漏れ防止容器10の高さ(深さ)方向の観点でみた形状も特に限定されず、例えば、図1で例示したような皿状のほか、箱状、椀状、カップ状、筒状等とすることができる。
次に、蓋11及び容器本体12のそれぞれに突出して設けられた嵌合部111、121について説明する。 蓋11の周縁には、液漏れ防止容器10における蓋11側(上方)に突出して設けられた嵌合部(第1嵌合部111)が周設されている。また、容器本体12の周縁にも第1嵌合部111と対向する位置に、蓋11側(上方)に突出して設けられた嵌合部(第2嵌合部121)が周設されている。
図2に示すように、蓋11の第1嵌合部111は、基端面112から立ち上がり、上方にいくに従って、幅広になるフランジ側面に逆テーパーを形成させている。そのため、第1嵌合部111は、蓋11の外周側に位置する逆テーパー状の側壁面(以下、「外周側壁面」という)114と、蓋11の内周側に位置する逆テーパー状の側壁面(以下、「内周側壁面」という)115とを有して形成されている。
また、図3に示すように、本体の第2嵌合部121は、基端面122から立ち上がり、上方にいくに従って、幅広になるフランジ側面に逆テーパーを形成させており、蓋と同様に、外周側壁面124及び、内周側壁面125も、逆テーパー状になる。
そして、図4に示すように、液漏れ防止容器10は、第1嵌合部111の内側へ第2嵌合部121が嵌入することにより、蓋11と容器本体12とが嵌合し、閉塞状態とされる。
かかる構成により、第2嵌合部121が第1嵌合部111に嵌入する際に、蓋及び本体の相対する側壁部が擦り合わさり、液を漏れにくくするともに、蓋を開け閉めする際の抵抗となる。本発明において、「突出方向」とは、第1嵌合部及び第2嵌合部が突出している方向をいい、液漏れ防止容器の容器本体の底面側を水平に置いた際の鉛直方向をいう。
2.嵌合部の詳細
次に、嵌合部の詳細設定について説明する。蓋11に形成した第1嵌合部111の内周側壁面115、及び外周側壁面114は、逆テーパー形状で有り鉛直方向とのテーパー角θ1,θ2は、4〜8°が好適である。テーパー角θ1,θ2が4°よりも小さいと、液漏れ防止効果が低くなり、テーパー角θ1,θ2が8°を超えると、蓋を容易に閉めることが難しくなる。
本体12に形成した第2嵌合部121の内周側壁面125、及び外周側壁面124のテーパー角θ3,θ4は、蓋11に形成した第1嵌合部111の内周側壁面115及び外周側壁面114のテーパー角θ1,θ2よりも0.5〜2°小さい事が望ましい。第1嵌合部111側壁面のテーパー角θ1,θ2を第2嵌合部121のテーパー角θ3,θ4よりも大きくする事で第1嵌合部111、と第2嵌合部121の接触面積が小さくなり、面接触ではなく線接触となり、第1嵌合部111と第2嵌合部121の接触する力を強めても、蓋の開け閉めの抵抗が適度な範囲で留まり、液漏れしにくい構造となる。テーパー角θ3,θ4がテーパー角θ1,θ2と比較して0.5°よりも小さいと、第1嵌合部111と第2嵌合部121とが面接触的になり、密封性の効果が低下する。また、テーパー角θ3,θ4がテーパー角θ1,θ2と比較して2°を超えて大きいと、第1嵌合部111と第2嵌合部121を嵌め合わせる際の抵抗が大きくなりすぎて、蓋が嵌めにくくなる。第1嵌合部111及び第2嵌合部121の内周側壁面115,125及び外周側壁面114,124のテーパー角θ1〜θ4は、2〜7.5°が好ましい。容器の生産時の離型性及び液漏れ防止性の観点から、テーパー角θ1およびθ2の範囲は、5〜7°がより好ましく、テーパー角θ3およびθ4の範囲は、4〜6°の範囲がより好ましい。
3.内側面の嵌合強度
次に、内側面の嵌合強度について説明する。内側面の嵌合強度とは、第1嵌合部、第2嵌合部 それぞれの外周側壁面の影響を除外した、蓋の第1嵌合部を本体の第2嵌合部に嵌入する際の強度を示したもので有る。具体的には、外周側壁面 114から外側を切除した態様の蓋を、4コーナーのうち1コーナー部のみを残した状態で、本体の第2嵌合部に嵌入させ、先端に12mm幅、長さ50mmの治具を取り付けたプッシュプルゲージで、嵌入されていない蓋の1コーナー部を上から押し込み、蓋が閉まるまでの最大強度を内側面の嵌合強度とした。この嵌合強度は、蓋の開け閉めの容易さを示すだけではなく、蓋の内周側壁面115が本体の内周側壁面125を押しつける力も示す。この内側面の嵌合強度は、150cN以上ないと、液漏れ防止効果が低くなる。内側面の嵌合強度が、800cNを超えると蓋が閉めにくくなるばかりではなく、蓋閉め時に蓋が歪み蓋の内周側壁面と本体の内周側壁面間に隙間を生じ、そこから液が漏れやすくなる。液漏れ防止機能だけではなく、蓋を開け閉めする際の適度な触感感覚からは、内側面の嵌合強度は、300〜650cNの範囲がより好適である。尚、所定の内側面の嵌合強度は、蓋、本体の基材の選択と容器の寸法を適宜調整することにより達成される。
4.容器の基材
蓋11及び容器本体12の基材となるシートは、例えば、合成樹脂製シートが好適であり、また、合成樹脂と他の材質の部材との複合体シートであってもよい。合成樹脂としては、例えば、ポリエチレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリメチルメタクリレート系樹脂等の各種熱可塑性樹脂が使用できる。
蓋11又は容器本体12を複合材料で形成する場合は、例えば、複数種の合成樹脂を積層したり、合成樹脂製シートと紙等の合成樹脂以外の材質からなるシートを組み合わせた材料を用いたりしてもよい。
容器の基材は、容器10の用途、蓋11及び容器本体12の材質及び内側面の嵌合強度等により適宜設定され得る。
例えば蓋11の基材としては、透明性、剛性の観点から2軸延伸ポリスチレン系シートが好適に用いられる。2軸延伸ポリスチレン系シートとしては、スチレンモノマー単体からなるポリスチレンやメタクリル酸と共重合した耐熱性を向上したポリスチレンを2軸延伸したもの等があげられる。蓋基材シートの厚みは、特に限定されないが、例えば、0.13〜0.5mmの物が好適に使用される。
本体12の基材としては、内容物の食品を他の容器に移し替えることなく、電子レンジ加温するニーズから、特許文献3に記載されている 電子レンジ加温対応のタルク30%含有のポリプロピレンシートやポリプロピレンシートがあげられる。ポリプロピレンシートに対し、タルク30%含有のポリプロピレンシートは、ポリプロピレンシートの熱成形時の寸法安定性に劣る欠点や剛性を向上させ点で良好な性質を有している。
しかし、タルクといった無機フィラー成分を含有している為、使用済み容器を油化処理しにくいといった欠点が有る。タルクを含有させずに、ポリプロピレン系樹脂に寸法安定性を与える方法として、ポリスチレン系樹脂をポリマーブレンドする方法が有る。ポリプロピレン系樹脂にポリスチレン系樹脂を単にブレンドしただけでは、相溶化せず容器基材となるシートの外観も悪くなる為、相溶化材を添加する。また、ポリプロピレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂及び相溶化材をブレンドした基材だけでは、電子レンジ加温時の耐熱・耐油性能が不足する為、内容物接触面側にポリプロピレン系樹脂を積層した多層シートが好適に使用される。
この多層シートの表層及び中心層に使用されるポリプロピレン系樹脂としては、ポリプロピレンホモポリマー、エチレン等とのランダム共重合体、ブロック共重合体、及びこれらとポリエチレン系樹脂との混合物があげられる。中心層に使用されるポリスチレン系樹脂としては、ポリスチレンのホモポリマーやメタクリル酸との共重合体、ポリフェニレンエーテル樹脂との混合物や、ハイインパクトポリスチレンなどがあげられる。中心層の相溶化材としては、非相溶のポリプロピレン系樹脂とポリスチレン系樹脂を混合しシーティングした際の外観不良を抑制するもので有れば特に制限されないが、スチレン−ブタジエンのブロック共重合体が好ましく、SBS(スチレン−ブタジエン−スチレン)やその2重結合を水素添加したSEBS(スチレンーエチレン−ブチレン−スチレン)、SBBS(スチレン−ブタジエン−ブチレン−スチレン)が好適に使用される。
中心層の各樹脂の配合比は、ポリスチレン系樹脂が75〜22質量%、ポリプロピレン系樹脂が22〜75質量%、相溶化材を3〜15質量%とすることが好ましい。ポリスチレン系樹脂が22質量%未満だと、熱成形後の寸法収縮率(成形収縮率)が高く、寸法安定性が低くなる。ポリスチレン系樹脂が75質量%を超えると表層のポリオレフィン系樹脂との層間接着強度が著しく低下し、シートから容器を熱成形後、容器をトリミングする際に表層と中心層が剥離してしまう。相溶化材が3質量%未満だと十分な相溶化効果が得られず、シートに非相溶特有の外観不良が発生する。相溶化材が15質量%を超えると剛性が低下し、適度な蓋の開け閉めやすさが得られない。
多層シートの層構成は、食品と接触する表層にポリプロピレン系樹脂、中心層にポリスチレン系樹脂 とポリプロピレン系樹脂と相溶化材からなるもので有れば2層に限定することがなく、シートの再生材層をこの表層と中心層の間や、外側に配置したり表層と同質の層を外側に配置した 3種3層や2種3層構成及びそれ以上の多層構成でも良い。シート基材の生産安定性や、基材を熱成形して容器にした時の反りを抑制する為には表層と同質の層を外側に配置した2種3層構成が好適に使用できる。各層には、必要に応じて各種添加剤、着色剤、酸化防止剤、耐電防止剤、滑材、可塑剤などを添加する事ができる。多層構成シートには、見た目の付加価値を向上させる為に、図柄を印刷した熱ラミネートフィルムを容器の内側ないし外側、あるいは両側に貼り合わせて使用することも出来る。
各層の構成比は、電子レンジ耐熱性の観点からは、食品接触面側の表層(容器内側)のポリプロピレン系樹脂の厚みは20μ以上が好ましい。また食品接触面側及び反対面側(容器外側)の両表層の厚みの和は、シート全層に対して、50%以下が好適で有る。容器内側の厚みが20μ未満では、電子レンジ加熱時に変形したり穴が開く恐れがある。また両表層の厚みの和が50%を超えると、多層シート中のポリプロピレン系樹脂の比率が高いため、成形収縮率が高くなり、容器寸法安定性が乏しくなってしまう。この多層シートの厚みは、容器形状、寸法により適宜選択されるが、総厚が0.25〜0.7mmのものが好適に用いられる。
本発明に関わる本体の多層シートの製造方法は、特に限定される物では無いが一般的な共押出し方法で有る フィードブロック法、マルチマニホールド法などを用いることができ、通常のTダイ方式でシート状に押出し冷却ロールの間を通して固化させ、シートを巻き取る。また、中心層を単層で製造する際にポリプロピレン系樹脂のフィルムを熱ラミーネートする方法でも製造できる。
多層シートを一般的な共押出し方法で製造する際は、表層、中心層の層間流動性を合わせる為に、適宜調整した物を使用する。
蓋11及び容器本体12の成形方法は特に限定されないが、例えば、真空成形や圧空成形等の公知の熱成形手法によって、形成することができる。
以下、実施例に基づいて本発明を更に詳細に説明するとともに、本発明の効果を検証する。なお、以下に説明する実施例は、本発明の代表的な実施例の一例を示したものであり、これにより本発明の範囲が狭く解釈されることはない。
参考例1〜9、比較例1〜6]
蓋及び本体の基材シートに、2軸延伸ポリスチレン(厚さ0.25mm厚、電気化学工業製、商品名「デンカサーモシート」)用いた。蓋の寸法は、長さ150mm×幅110mm×高さ20mm、第1嵌合部の高さ(基端面112から先端面113までの鉛直方向の長さ)5mm、先端面113の仮想点(先端面113と内周側壁面及び外周側壁面との交点)の幅4.7mmとした。本体の寸法は、長さ150mm×幅110mm×高さ20mm、第2嵌合部の高さ(基端面122から先端面123までの鉛直方向の長さ)5.5mm、先端面123の仮想点(先端面123と内周側壁面及び外周側壁面との交点)の幅5.1mmとした。また、実施形態で述べた液漏れ防止容器(図1〜3参照)の形状と同様の形状かつ表7の嵌合部設定、内側面側の嵌合強度になるよう製造された金型を用いて熱盤圧空成形により、成形温度130℃の条件のもと、前述の2軸延伸ポリスチレンシートから蓋及び本体を成形した。
[実施例10〜21、比較例10
蓋の基材シートに2軸延伸ポリスチレン(厚さ0.25mm厚、電気化学工業製、商品名「デンカサーモシート」)を用いた。蓋容器の寸法は、長さ150mm×幅110mm×高さ20mm、第1嵌合部の高さ(基端面112から先端面113までの鉛直方向の長さ)5mm、先端面113の仮想点(先端面113と内周側壁面及び外周側壁面との交点)の幅4.7mmとした。また、実施形態で述べた液漏れ防止容器(図1〜3参照)の形状と同様の形状かつ表8の嵌合部設定になるよう製造された金型を用いて熱盤圧空成形により、成形温度130℃の条件のもと、前述の2軸延伸ポリスチレンシートから蓋を成形した。
実施例10〜21、比較例10に関わる本体の基材シートは、以下に示す方法で作製した。使用した原材料は以下の通りである。
表層;ポリプロピレン系樹脂 株式会社プライムポリマー製 ホモポリプロピレン E−200GP(MFR2.0g/10分)
中心層:
(1)ポリスチレン系樹脂:東洋スチレン株式会社製 ポリスチレンHRM23(MFR 1.5g/10分)
ポリスチレン系樹脂:東洋スチレン株式会社製 ハイインパクトポリスチレン H850N(MFR 3.6g/10分)
(2)ポリプロピレン系樹脂:株式会社プライムポリマー製 ホモポリプロピレン E−111G(MFR 0.5g/10分)
(3)相溶化剤:JSR株式会社製 SBS樹脂 TR2000(MFR 13g/10分)
後述する表8に記載の樹脂組成物をシートの中心層とし、ポリプロピレンを表層とし、同じく表8に示す層構成にした多層シートを製作した。これらの組成物は予めペレット状態で混合しておき、シートを製作する際に直接押出機のホッパーに投入した。
中心層の作製には、65mm押出機を用いて樹脂組成物を押出し、表層の作製には40mm押出機を2台使用してポリプロピレンを押出し、フィードブロックを用いて表層(本体容器内面側)/中心層/表層(本体容器外面側)の3層とし、幅700mmのTダイにてシート状として、3本ロールを用いて冷却しその後、巻取機にて巻き取った。
押出しの条件としては、押出機のシリンダーの設定温度は、180〜210℃に設定し、ダイ温度は210℃に設定した。冷却ロールはそれぞれ50℃に温調した媒体を通して冷却した。スクリュー回転数は基材層の65mm押出機を60回転/分とし、それぞれの層構成厚を得るように各外層の押出機のスクリュー回転数を設定した。また、表層を付与しない構成例の場合は、相当する押出機のスクリュー回転を止めて、シートを作製した。
なお、シートの厚みは、総厚みで0.35mmとした。
本体の寸法は、長さ150mm×幅110mm×高さ20mm、第2嵌合部の高さ(基端面122から先端面123までの鉛直方向の長さ)5.5mm、先端面123の仮想点(先端面123と内周側壁面及び外周側壁面との交点)の幅5.1mmとした。また、実施形態で述べた液漏れ防止容器(図1〜3参照)の形状と同様の形状かつ表8の嵌合部設定、内面側の嵌合強度になるよう製造された金型を用いて、真空成形によりヒーター温度(間接加熱)上/下500℃の条件のもと、本体を作製した。
<評価>
作製した参考例1〜9、比較例1〜6に関わる容器について、(1)蓋の開け閉めやすさ(2)液漏れ防止性についてそれぞれ下記に示す評価基準に従って評価を行った。また実施例10〜21、比較例10に関わるシート・容器については、(1)(2)に加えて(3)電子レンジ加熱耐性(4)多層シート中心層の相溶性(5)多層シートの層間接着性(シートの外観)(6)多層シートの寸法安定性(成形収縮率)につき、下記に示す評価基準に従って評価を行った。
(1)蓋の開け閉めやすさ
蓋の開け閉めやすさの指標として、蓋を閉めるまでの抵抗を嵌合強度として示した。具体的には、容器の4コーナーのうち1コーナー部を残し、蓋の嵌合部を対応する本体の嵌合部に予め嵌めておく。蓋の閉めずに残した1コーナーの嵌合フランジの先端面113を、先端に幅12mm 長さ50mmの治具をつけたプッシュプルゲージにて、蓋を閉めるように鉛直方向に押し込む。プッシュプルゲージが示す、蓋が閉まるまでの最大強度を、嵌合強度とした。
この嵌合強度を 表1に示す評価基準に従って、蓋の開け閉めやすさの指標とした。
Figure 0005650256
(2)液漏れ防止性
作製した液漏れ防止容器の容器本体に、蓋と本体によって形成される内部空間容積の1/3程度の水を入れた後、蓋の第1嵌合部と本体の第2嵌合部とを嵌合し、液漏れ防止容器を30度及び90度傾斜させた状態で、それぞれ室温(約23℃)にて、24時間放置した。24時間放置の間、液漏れ防止容器の内部からの水の漏出時間を表2に示す評価基準に従って評価した。尚、30度傾斜は、液漏れ防止容器をスーパーマーケット等の店舗にて傾斜のついたショーケースで使用される場合、90度傾斜は液漏れ防止容器に入った製品を移動させる場合に液が漏れる可能性の有る状況を、それぞれ想定し設定したもので有る。
Figure 0005650256
(3)電子レンジ加熱耐性
作製した液漏れ防止容器の本体にレトルトカレー45gを入れ、ポリオレフィン系ラップフィルムで包装し、出力600W・50秒(品温として100℃超える)の加熱を行い、容器外観(容器の内面及び全体容器)の変化を観察し、表3に示す評価基準に従って、評価を行った。
Figure 0005650256
(4)多層シート中心層の相容性
多層シートの中心層の相容性をシート外観にて評価。シート外観を表4に示す評価基準に従って評価した。
Figure 0005650256
(5)多層シートの層間接着性
作製したシートから、横断方向(TD)に15mm幅、機械方向(MD)に150mmの長さの短冊状サンプルを切りだし、表層と中心層を30mmの長さに亘って剥離する。この剥離したシートの先端それぞれを、引張り試験機にチャックして 300mm/分の速度で引張り、その時の剥離抵抗の強度を層間接着性として表5に示す評価基準に従って評価した。
Figure 0005650256
(6)多層シートの寸法安定性(成形収縮率)
作製したシートを金型(寸法:100mm×100mm×高さ 30mm 側面テーパー角 10°)を使用して間接加熱温度 500℃下 で真空成形し、成形 3日後の容器寸法(2方向MD、TD)を測定する。容器寸法と金型寸法より成形収縮率を以下の式で算出する。
成形収縮率=(金型寸法−容器寸法)÷金型寸法。
容器寸法は、5ヶ容器の2方向(MD、TD)の平均値を使用し、成形収縮率の平均を算出する。この成形収縮率の指標として表6に示す評価基準に従って寸法安定性を評価した。
Figure 0005650256
上記の方法で評価した結果を、参考例1〜9及び比較例1〜6については表7に、実施例10〜21及び比較例10については表8にそれぞれ示す。なお、表8中のPP1は、表層に使用したポリプロピレン系樹脂を、PS1はポリスチレン樹脂、PS2にはハイインパクトポリスチレン樹脂、SBSはスチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体樹脂を、PP2は、中心層に使用したポリプロピレン系樹脂を、それぞれ示す。
表7に示すように、本発明の実施例1〜9により、蓋嵌合部の外周側壁面、及び内周側壁面のテーパー角を本体嵌合部の対応する外周側壁面及び内周側壁面のテーパー角よりも大きくし、かつ内面側の嵌合強度を所定の範囲にすることで、蓋が開け閉めしやすく、液漏れがしにくい容器で有ることが分かった。
Figure 0005650256
一方、表7の参考例1、2と比較例1、2の関係から、蓋嵌合部の外周側壁面及び内周側壁面のテーパー角と、本体嵌合部の外周側壁面及び内周側壁面のテーパー角の差違の関係が、0.5〜2°範囲を超えた場合は、液漏れ防止機能が乏しくなることが分かった。また、比較例3,4により、内面側の嵌合強度が所定の150〜800cNを超えた場合は、液漏れ防止機能が乏しくなることが分かった。さらに比較例5,6により、蓋嵌合部の側壁面のテーパー角が4〜8°の範囲を超えた場合は、液漏れ防止機能が乏しく、特にテーパー角の値が大きい場合は、蓋が閉めずらくなることが分かった。
表8に示すように、本発明の実施例10〜17により、嵌合部の外周側壁面、内周側壁面のテーパー角及び内側面の嵌合強度が所定の範囲でかつ、本体基材の配合物、多層シートの構成が所定の範囲で有れば、液漏れしにくくかつ電子レンジ加熱耐性の有る容器本体を得られる事が分かった。
Figure 0005650256
一方、表8の実施例10,11と実施1819の関係から、多層シートの中心層のポリスチレン系樹脂が22〜75質量%の範囲で無いと、シート基材として、機能を満たす性能が得られないことが分かった。
また、実施例14と比較例9,10の関係から、相溶化材のスチレン−ブタジエン−スチレン系ブロック共重合体の配合量が3〜15質量%の範囲を超えると、容器特性を満たす性能が得られない事が分かった。さらに実施20及び21により、容器内面層の層厚及び両表層の和が所定範囲を超えた場合は、十分なシート・容器特性が得られないことが分かった。
液漏れしにくくかつ蓋を開け閉めしやすい容器を得ることに成功した。また、ポリプロピレン系樹脂にポリスチレン系樹脂、相溶化材樹脂を使用した多層シートを本体に使用する事で、使用済み容器の油化処理に負荷の少ない、液漏れしにくい容器を提供できる。
10 液漏れ防止容器
11 蓋
111 第1嵌合部
112 基端面
113 先端面
114 外周側壁面
115 内周側壁面
θ1 外周側壁面のテーパー角
θ2 内周側壁面のテーパー角
12 容器本体
121 第2嵌合部
122 基端面
123 先端面
124 外周側壁面
125 内周側壁面
θ3 外周壁面のテーパー角
θ4 内周側壁面のテーパー角

Claims (5)

  1. 蓋に突出して設けられた第1嵌合部と容器本体に突出して設けられた第2嵌合部のいずれか一方の嵌合部が他方の嵌合部の内側へ嵌入することにより閉塞状態となる容器であって、
    前記第1嵌合部及び前記第2嵌合部には、縦断面において逆テーパー状の内周側壁面及び外周側壁面が形成されており、第1嵌合部の内周側壁面及び外周側壁面のテーパー角が4〜8°、かつ相対応する第2嵌合部の内周側壁面及び外周側壁面のテーパー角が第1嵌合部の内周側壁面及び外周側壁面のテーパー角よりも0.5〜2°小さ
    前記蓋と前記容器本体の内面側の蓋閉め強度が150〜800cNであり、
    前記蓋の基材が、2軸延伸ポリスチレン系シートであると共に、
    前記容器本体の基材が、前記容器本体の内容物接触面側の表層に配置される、ポリプロピレン系樹脂から形成された第1層と、該第1層の前記容器本体外側に配置される、ポリスチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂及びスチレン−ブタジエン−スチレンのブロック共重合体3〜15質量%を含む樹脂組成物から形成された第2層と、を備える多層シートである、液漏れ防止容器。
  2. 前記第2層を形成する前記樹脂組成物は、ポリスチレン系樹脂22〜75質量%及びポリプロピレン系樹脂22〜75質量%を含む請求項1に記載の液漏れ防止容器。
  3. 前記多層シートは、前記第1層と同質の層を前記容器本体外側の表層として配置した第3層を有すると共に、前記第1層と前記第3層との間の中心層として前記第2層を有する、2種3層で構成されている請求項1又は2に記載の液漏れ防止容器。
  4. 前記多層シートの前記第1層の厚みが20μ以上であり、かつ前記第1層及び前記第3層の両表層の総計厚みが全シート厚みの50%以下であることを特徴とする請求項3に載の液漏れ防止容器。
  5. 電子レンジ加熱対応である請求項1〜4のいずれか1項に記載の液漏れ防止容器。
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