JP3180607B2 - メダル落としゲーム機 - Google Patents

メダル落としゲーム機

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JP3180607B2
JP3180607B2 JP06865895A JP6865895A JP3180607B2 JP 3180607 B2 JP3180607 B2 JP 3180607B2 JP 06865895 A JP06865895 A JP 06865895A JP 6865895 A JP6865895 A JP 6865895A JP 3180607 B2 JP3180607 B2 JP 3180607B2
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小野  浩
康生 森
直哉 徳野
晋 大阿久
仁一 松本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メダルの供給位置及び
供給タイミングの選定の仕方を調節することによって、
より多くのメダルを獲得することを競うメダル落としゲ
ーム機に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のメダル落としゲーム機として、従
来、位置不動の固定テーブルと、その固定テーブル上で
往復進退移動する移動テーブルと、固定テーブルの先端
近傍に設けたメダル獲得口と、そして固定テーブル又は
移動テーブル上にメダルを導くメダル投入用レールとを
有する形式のものが知られている。このメダル落としゲ
ーム機では、固定テーブル及び移動テーブル上に複数個
のメダルを載せておき、プレイヤがメダル投入用レール
からメダルを1個づつ固定テーブル又は移動テーブルの
上へ供給する。
【0003】移動テーブルは固定テーブルに対して相対
的に進退移動を繰り返すので、投入されたメダルがその
移動テーブルの進退移動に対して特定の位置条件を満た
すと、移動テーブルが後退移動するときに1個又は複数
個のメダルが固定テーブル上にこぼれ落ち、さらに引き
続いて移動テーブルが前進移動するときに固定テーブル
上にある複数個のメダルのうちのいくつかが移動テーブ
ルに押されてメダル獲得口へ落下する。メダル獲得口
は、通常、プレイヤに面して開口するメダル取出し口に
連通し、よって、メダル獲得口に落下したメダルはメダ
ル取出し口からプレイヤへ付与される。
【0004】また、適宜のタイミングが到来するとボー
ナスゲームが実行され、具体的には、決められた一定枚
数のメダルが固定テーブル上又は移動テーブル上に払い
出されたり、あるいは一定枚数のメダルがプレイヤに直
接払い出されたりする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のメダル落としゲーム機においては、メダルを溜めて
おくためのゲームフィールドが固定テーブル又はそれよ
りも少し広い領域に限られていたので、プレイヤに多量
のメダルを見せることができなかった。そのため、プレ
イヤにプレイを促すことに関して十分な効果が得られな
かった。
【0006】また、ボーナスゲーム時に一定枚数のメダ
ルを払い出すためのホッパーが必要であり、そのための
設置領域、すなわちゲームに直接的には寄与しない無駄
な領域が必要であった。また、ボーナスゲーム時に払い
出されるメダルの枚数が一定の枚数に限定されていたの
で、ゲームとしての面白さに欠けていた。
【0007】本発明は、上記の問題点を解消するために
成されたものであって、プレイヤに多量のメダルを見せ
ることによってプレイを促すことができ、さらに、ボー
ナスゲームの内容を多様化できるメダル落としゲーム機
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明に係るメダル落としゲーム機は、位置不動の固
定テーブルと、その固定テーブル上で往復進退移動する
移動テーブルと、固定テーブルの先端近傍に設けたメダ
ル獲得口と、固定テーブル又は移動テーブル上にメダル
を導くメダル投入手段とを有するメダル落としゲーム機
において、メダルを収容した状態で移動するフィールド
テーブルと、フィールドテーブル内のメダルを移動テー
ブル又は固定テーブル上に運ぶメダル運搬手段と、ボー
ナスタイミングを生成するボーナス発生部と、そのボー
ナスタイミングに応じてボーナスゲームを演算するボー
ナスゲーム演算部とを設け、上記ボーナス演算部はボー
ナスゲームとして上記メダル運搬手段を動作させること
を特徴とする。
【0009】フィールドテーブルの配設位置は、固定テ
ーブルの下方位置やその上方位置とすることができる。
上方位置とする場合は、フィールドテーブル内に収容さ
れた多量のメダルがプレイヤの目に近い位置に配置され
ることになる。また、フィールドテーブルの移動形態
は、往復揺動運動や周回移動といった種々の移動形態が
考えられる。いずれの移動形態でも多量のメダルをプレ
イヤに目立ち易くできる。
【0010】メダル運搬手段の活用の仕方は種々考えら
れるが、特にそれをボーナスゲームに関連して活用する
のが望ましい。具体的には、ボーナスタイミングを生成
するボーナス発生部と、そのボーナスタイミングに応じ
てボーナスゲームを演算するボーナスゲーム演算部とを
設ける。そして、ボーナスタイミングが到来したときに
は、そのボーナスゲーム演算部による演算処理に従って
メダル運搬手段をボーナスゲームとして動作させる。
【0011】固定テーブル及び移動テーブルから成るテ
ーブルユニットはフィールドテーブル上に1個設けても
良いし、あるいはフィールドテーブル上に複数個設けて
も良い。複数個設ける場合には、単に直線的に並べるの
ではなくて、円周状に配列するのが望ましい。
【0012】ボーナスゲームを開始するタイミングをど
のようにして生成するかについては種々考えられるが、
例えば、メダル投入手段に投入されたメダルを検知する
メダルセンサを設け、そのメダルセンサによるメダルの
検知タイミングに基づいてボーナスタイミングを生成す
ることができる。こうすれば、メダルを投入するという
プレイヤの行為を基準としてボーナスゲームの生成のタ
イミングが決められるので、より効果的にプレイヤの興
味を促すことができる。
【0013】また、別のタイミング生成方法として次の
ような方法も考えられる。すなわち、メダル投入手段と
移動テーブル等との間にメダル案内盤を設置し、メダル
投入手段からメダル案内盤へ投入されたメダルがそのメ
ダル案内盤の適所に設定したゲート領域を通過したとき
にボーナスタイミングを生成するようにすることができ
る。
【0014】メダル運搬手段の具体的な構造も種々考え
られるが、望ましくは、メダルを拾うために動作するバ
ケットと、バケットを固定テーブル又は移動テーブルの
上方位置とフィールドテーブルの直上位置との間で移動
させるアームとによってそのメダル運搬手段を構成でき
る。この構成を採用するときには、第1ボタン及び第2
ボタンの少なくとも2つのボタンをゲーム機筐体の適所
に用意し、そして第1ボタンの出力信号に基づいて上記
アームを作動させ、一方、第2ボタンの出力信号に基づ
いてバケットを開閉動作させるといった制御を行うこと
が望ましい。
【0015】また、X−Yの2方向へ平行移動するクレ
ーン機構によってバケットを移動させることもできる。
また、バケットで拾ったメダルをベルトコンベヤ等の搬
送装置によって移動テーブル又は固定テーブルの上へ運
ぶこともできる。さらに、フィールドテーブルを移動テ
ーブル等の上方位置に設置する場合には、いわゆるブル
ドーザのように、単にバケットを横方向へ移動させるこ
とによってフィールドテーブル内のメダルを移動テーブ
ル等の上へ供給できる。
【0016】
【作用】請求項1記載のメダル落としゲーム機では、プ
レイヤがメダル投入手段を介してメダルを固定テーブル
又は移動テーブルの上に供給する。供給されたメダルが
固定テーブル又は移動テーブル上の好ましい場所に位置
すると、移動テーブルの進退移動に応じて固定テーブル
上のメダルのうちのいくつかがメダル獲得口の中へ落ち
込み、プレイヤの手元に払い出される。プレイヤによっ
て供給されるメダルが固定テーブル又は移動テーブル上
の好ましい位置に落下しないときには、移動テーブルが
進退移動しても、固定テーブル上のメダルはメダル獲得
口へは落下せず、固定テーブル上に残ったままだった
り、フィールドテーブル内へ落下する。
【0017】フィールドテーブル内には多量のメダルが
溜められ、さらにその溜められた多量のメダルが、例え
ば、フィールドテーブルの周動回転に従って固定テーブ
ル及び移動テーブルの下方位置で流れるように循環移動
する。これを見るプレイヤは、多量のメダルを目の前に
することにより、より多くのメダルを獲得しようとして
ゲームに熱中できる。つまり、プレイヤをしてプレイを
したいという気持ちが促される。
【0018】また、メダル運搬手段をプレイヤの操作又
は所定のプログラムに従った適宜のタイミングで動作す
ることにより、ゲームが多様化してプレイヤにとっての
楽しさが増大する。特に、ボーナスゲームとしてメダル
運搬手段を利用すれば、ホッパを用いた画一的なメダル
払い出しでは実現できない、多様化したボーナスゲーム
をプレイヤに提供できる。
【0019】
【実施例】図1は、本発明に係るメダル落としゲーム機
の一実施例を示している。このメダル落としゲーム機
は、筐体1の周囲に4個のゲームステージ2a,2b,
2c,2dを有している。各ゲームステージには、下方
位置にメダル取出し口3が1個ずつ設けられ、さらにそ
の上端面に後述するボーナスゲームの際に使用する第1
ボタン4及び第2ボタン5の2個のボタンが設けられ
る。これらのボタンは、ボーナスゲームに際して用いら
れる操作手段を構成する。筐体1の中央部分は透明でド
ーム形状のプラスチックカバー6で覆われ、そのカバー
6の中の中央部にタワー7が立てられている。
【0020】タワー7は、図3において、筐体1の内部
に設けた機枠11に位置不動に固定される。図では、機
枠11に対するタワー7の具体的な固定方法は図示して
いないが、任意の固定方法を用いることができる。タワ
ー7の根元部分には、支柱12によって機枠11に固定
された固定テーブル8と、その固定テーブル8の上に滑
り移動自在に載せられた2枚の移動テーブル9が配置さ
れる。固定テーブル8は図4に示すように概ね十字形状
に形成され、他方、2個の移動テーブル9は、固定テー
ブル8の幅W8とほぼ等しい幅の直線状の板によって形
成される。固定テーブル8の中央には貫通穴13が開け
られ、一方、各移動テーブル9の中央には長穴14が開
けられる。
【0021】図2に示すように、固定テーブル8の先端
部8a及び移動テーブル9の先端部9aはタワー7の外
側へ突出している。各テーブルの先端部8a及び9a
は、ゲームステージ2a〜2dのそれぞれに対応して位
置している。また、固定テーブル8の各先端部8aに対
応する筐体1の上面部分にはメダル獲得口として作用す
る開口15が形成される。これらのメダル獲得口15
は、図3の左部に示すように、各ゲームステージ2a〜
2dのメダル取出し口3に筐体内部において連通してい
る。1個の固定テーブル先端部8a及びその固定テーブ
ル先端部8aに載っている1個の移動テーブル先端部9
aは、個々のゲームステージ2a〜2dに対するテーブ
ルユニット10を構成している。本実施例の各テーブル
ユニット10は、タワー7を中心として円周状に並べら
れることになる。
【0022】図3において、機枠11のほぼ中央に電動
モータ54が配設される。このモータ54の出力軸54
aの先端には、それと直角方向へ突出するアーム16が
固着され、そのアーム16の先端にローラ17が回転自
在に設けられる。このローラ17は、図4に示すよう
に、固定テーブル8の中央部貫通穴13を通って、各移
動テーブル9の中央部長穴14に嵌合する。モータ54
が作動して回転軸54aが自らの軸線を中心として回転
し、それに従ってローラ17が矢印Aのように回転軸5
4aを中心として旋回すると、そのローラ17に嵌合す
る各移動テーブル9は矢印Bで示すように往復直進移動
する。なお、各移動テーブル9の両側面にはガイド部材
(図示せず)が設けられ、このガイド部材によって各移
動テーブル9が直進移動するように案内される。このよ
うなガイド部材はそれ専用の部材を移動テーブル9のま
わりに配置することによって形成することもできるし、
あるいは、タワー7の根元部分に形成する各テーブル
8,9を逃げるための開口をそのようなガイド部材とし
て用いることもできる。
【0023】図3において、固定テーブル8の下方位置
には、フィールドテーブル18が設置されている。この
フィールドテーブル18は例えばプラスチックの成形加
工によって作られていて、図5に示すように、全体形状
が概ね円形状に形成され、さらに中央部開口19のまわ
りにリング状の凹部20が形成されている。ゲームに用
いられるメダルはこのリング状凹部の中に収容される。
実施例では、10,000枚程度の多量のメダルが収容
される。フィールドテーブル18の底面には鉄その他の
剛性材料によって形成されたリング形状の底板21が接
着、ネジ止め、その他の固着方法によって固着されてい
る。底板21の中央部には、フィールドテーブル18の
中央部開口19とほぼ同じ径の開口22が形成され、そ
の開口22の周縁全域に突起壁23が形成されている。
【0024】図3において、機枠11の上面の複数箇所
に2軸キャスター26が固定され、それらの2軸キャス
ター26のローラ28の上にフィールドテーブル18が
載っている。この2軸キャスター26は、図6に示すよ
うに、フレーム軸線L1を中心として自由に回転できる
支持枠27と、その支持枠27によってローラ軸線L2
を中心として自由に回転できるローラ28とによって構
成されている。本実施例では、支持枠27が機枠11に
固着される。フレーム軸線L1とローラ軸線L2は互い
に直交位置にあり、よってローラ28はフレーム軸線L
1のまわりで自由に向きを変えながら回転することがで
きる。
【0025】フィールドテーブル18の底面に剛性の底
板21を設けるのは次の理由による。1つは、フィール
ドテーブル18には多量のメダルが収容されて重量が非
常に重くなるので、それに十分耐え得るようにするため
である。また他の1つは、仮に底板21を木材等の柔ら
かい材料を用いて形成すると、キャスターローラ28に
対する底板21の接触面が大きく撓んで接触面積が大き
くなることにより、底板21の動き、従ってフィールド
テーブル18の動きが鈍くなるのに対し、本実施例のよ
うに底板21を剛性材料で形成すればキャスターローラ
28に対する接触面積を小さく維持できるので、フィー
ルドテーブル18を滑らかに移動させることができるか
らである。
【0026】図2において、移動テーブル9を駆動する
ためのモータ54の出力軸54aにはギヤ列24が連結
され、そのギヤ列の最終段にプーリ25が設けられる。
そしてこのプーリ25が、フィールドテーブル18と一
体な底板21の突起壁23の内周面に圧力下で接触して
いる。モータ54が作動してその出力軸54aが回転す
ると、ギヤ列24によってその回転がプーリ25へ伝え
られてプーリ25が回転する。そしてプーリ25の回転
が摩擦伝動によってフィールドテーブル18へ伝えられ
てそのフィールドテーブル18が矢印Cのように周動回
転する。なお、底板21の突起壁23の内周面には、駆
動プーリ25以外に、スプリング31によって押し付け
られる補助プーリ29及び他の補助プーリ30が接触し
ている。従って、フィールドテーブル18は、これら3
個のプーリ25,29及び30によって特定される軸線
を中心として矢印C方向へ周動回転する。
【0027】図1に戻って、各ゲームステージ2a〜2
dのそれぞれに対応して、タワー7の側面にメダル運搬
装置32が配設される。これらのメダル運搬装置32
は、図7に示すように、平行リンク35及びそれらの先
端に連結された平行移動部材36によって構成されたア
ーム37と、平行移動部材36の下端すなわちアーム3
7の先端に回転可能に支持されたバケット33とを有し
ている。アーム37は、アーム用モータ38によって駆
動されてバケット33を上方位置Eと下方位置Fとの間
で運搬する。上方位置Eは、バケット33が移動テーブ
ル9の上方に位置する位置のことである。また、下方位
置Fは、バケット33がフィールドテーブル18の凹部
20の直上位置に入り込む位置のことである。なお、バ
ケット33は、平行移動部材36の下端に搭載されたバ
ケット用モータ34によって駆動されて矢印Dのように
往復回転移動する。バケット33が下位置へ回転移動す
るとメダル43がバケット内へすくい上げられ、一方、
バケット33が上位置へ回転移動するとメダル43がバ
ケットから落下する。
【0028】図1において、各ゲームステージ2a〜2
dに1個ずつ、メダル投入用レール39が設けられる。
これらのメダル投入用レール39は、図8に示すよう
に、2枚の側板41a及び41bをスペース部材42を
挟んで互いに接合することによって形成される。メダル
43は、メダル投入口44からレール内へ投入され、ス
ペース部材42によって形成される空間内を滑り又は転
がり降り、そしてメダル落下口45から外部へ落下す
る。落下したメダル43は、移動テーブル9又は固定テ
ーブル8の上へ落下する。メダル落下口45は、移動テ
ーブル9の上に位置させても良いし、固定テーブル8の
上に位置させても良い。実施例では、移動テーブル9の
上に位置させるものとする。メダル投入口44は、ネジ
49によって位置調節可能なチップ50によって形成さ
れている。チップ50を位置調節することによってメダ
ル投入口44の開口幅をメダル43の直径とほぼ等しい
幅に設定しておけば、規定の径よりも大きい不良メダル
が誤って又は故意にレール内へ投入されることを防止で
きる。
【0029】このメダル投入用レール39は、傾斜レー
ル部39a及びそれに連続する直立レール部39bとに
よって構成される。このメダル投入用レール39は、傾
斜レール部39aを支柱46に固定することによりゲー
ム機筐体1(図1)の上に設置される。支柱46は軸受
47によって回転可能に支持されており、よって、レー
ル39の全体は矢印Gで示すように支柱46を中心とし
て左右横方向へ振ることができる。この横方向への移動
は、メダル43の落下位置をプレイヤの希望に応じて変
化できるようにするためである。
【0030】メダル投入用レール39の傾斜レール部3
9aは、図9に示すように左右いずれかの方向、実施例
では右方向に傾いている。これに対し、直立レール部3
9bは図示の通り、傾くことなく垂直上下方向へ向いて
いる。傾斜レール部39aの傾斜側の側板41aには、
図8に示すようにメダル選別用の長穴48が開けられて
いる。また、この長穴48の上辺を形成する側辺チップ
51は、ネジ52によって高さ位置の調節ができる。長
穴48の高さ幅は規定のメダル43の径よりも低く設定
され、よって、規定値よりも小さい径の不良メダル43
Fが誤って又は故意にメダル投入口44に投入される
と、その不良メダル43Fは長穴48のところで外部へ
落下して、直立レール部39bへ転がり込むことを阻止
される。落下した不良メダル43Fは突出板53に当た
ってメダル獲得口15へ回収される。こうして、径の小
さい不良メダルがゲームに使用されることが防止され
る。
【0031】傾斜レール部39aの側板41a及び41
bに傾きを持たせたのは、メダル43,43Fが、長穴
48が形成されている方の側板41aの内面に接触しな
がら転がるようにするためのものである。直立レール部
39bは、そのように傾斜状態で転がり降りるメダル4
3の姿勢を直立した起立状態へ矯正するためのものであ
る。メダル43が傾斜状態のままでメダル落下口45か
ら移動テーブル9の上へ落下すると、落下後のメダル4
3の動きが不安定になってプレイヤの希望する位置へメ
ダル43を正確に落下させることが難しくなる。これに
対して、直立レール部39bを設けてメダル43の姿勢
を垂直上下方向に矯正すれば、移動テーブル9上へのメ
ダル43の落下位置を正確にコントロールできる。
【0032】なお、不良メダル選別用の長穴48の前方
側の端辺部には、上下2つの傾斜辺55a及び55bが
形成されている。レール内を転がり降りるメダル43
は、特に長穴48の所を通過するときに左右に振れなが
ら移動する傾向にある。長穴48の前方側の端辺を上下
方向へ延びる単なる直線状に形成しておくと、すなわち
長穴48を単なる長方形状に形成しておくと、そのよう
に左右に振れながら転がるメダルはその端辺にぶつかっ
て停止し、後から流れてくるメダルが次々とレール内に
詰まってしまうという問題が考えられる。これに対し本
実施例のように、長穴48の前側端辺を傾斜辺55a,
55bとしておけば、左右にふらつきながら転がるメダ
ルもそれらの傾斜片55a,55bによって徐々にレー
ルの内側方向へ案内されてゆき、この結果、長穴48の
ところでメダルが詰まることを完全に防止できる。
【0033】メダル投入用レール39の先端、具体的に
は直立レール部39bの先端には、光センサ、機械式セ
ンサ、その他の検知用素子によって形成されたメダルセ
ンサ56が固定されている。このメダルセンサ56は直
立レール部39b内を転がり降りるメダル43を検知し
て検知信号、すなわち電気信号を出力する。また、直立
レール部39bの先端には。支柱57によって星型の電
飾板58が固着されている。そしてこの電飾板58の表
面には、黄色と赤色の2色の間で選択的に発光できる周
部LED59が5個設けられ、さらに赤色の1色で発光
する中心部LED60が1個設けられる。これらのLE
Dは、ボーナスゲームの当たり外れを表示するものであ
るが、詳しくは後述する。
【0034】図2に戻って、筐体1の上面の1箇所(図
では右下部分)に、メダルがフィールドテーブル18か
ら溢れ出てメダル獲得口15へ入ったり、筐体1の内部
へ落下したりするのを防止するためのメダル溢れ防止装
置61が配設される。このメダル溢れ防止装置61は、
図10に示すように、フィールドテーブル18の外側の
側壁部の内周面18aに接触する細長い爪状のメダル回
収板62と、その回収板62をフィールドテーブルの側
壁部内周面18aに押し付ける圧縮バネ63と、メダル
回収用ホッパ64とを有している。
【0035】メダル回収板62は、フィールドテーブル
の側壁部内周面18aの上端から斜め下方の適宜の位置
まで延びている。また、メダル回収板62の厚さは、メ
ダル43の厚さ程度に設定される。本実施例では、フィ
ールドテーブルの側壁部内周面18aは単純な直線断面
形状ではなく湾曲形状を有している。メダル回収板62
は、予めその湾曲形状に沿った湾曲形状に形成され、さ
らにバネ63によって引かれることにより、フィールド
テーブルの側壁部内周面18aに押し付けられてその内
周面18aに隙間なく密着する。
【0036】ゲームが続けられると、フィールドテーブ
ル18の凹部20の中に溜ってゆくメダル43の量が徐
々に多くなってゆく。このメダル量が許容限界量に達す
ると、メダルの一部がメダル回収板62に乗り上げ、さ
らに上方へ押し上げられ、そして回収用ホッパ64の中
に落ちる。ホッパ内に落ちたメダルは、筐体1(図1)
の内部の適所に設置したメダルボックス65へ送り込ま
れ、そしてその中に回収される。このように、過剰量の
メダル43はメダル回収板62によってフィールドテー
ブル18から回収されるので、ゲームが続けられてフィ
ールドテーブル18内のメダル量が増えていっても、そ
のフィールドテーブル18内のメダルが溢れて誤ってメ
ダル獲得口15や筐体1の内部へに落ち込むことはな
い。
【0037】メダル回収板62は、その上端部において
ネジ80によって支持部材81に固着されている。回収
板の固着部分には長穴82が開けられていて、ネジ80
を締め付ける際に回収板62のフィールドテーブル18
に対する高さ位置、特に回収板62の先端高さ位置を調
節することができる。この位置調節により、メダル43
の回収が始まる限界位置、すなわちメダルの許容限界量
を調節できる。
【0038】図2において、筐体1の上面であってゲー
ムステージ2a及び2cの両脇の部分に左右一対の穴6
6が形成されている。これらの穴には、図11に示すよ
うに、透明カバー6の下端に吊り下げられた支え棒67
が収納される。矢印Hのように、カバー6をゲームステ
ージ2a側の1点を支点として持ち上げれば、ゲームス
テージ2c側のカバー6の端部が上方へ開き、支え棒6
7が筐体1の上方へ現れる。カバー6を上方へ開ききっ
た状態で支え棒67の下端を筐体1の上面の適所に引っ
掛ければ、作業者が手を離しても支え棒67に支えられ
てカバー6が片開き状態に保持される。この状態で、作
業者によってカバー6の内部のフィールド上の各種の保
守作業が行われる。以上は、ゲームステージ2c側のカ
バー6を開く場合の説明であるが、もう一方の側、すな
わちゲームステージ2a側のカバー6も同様にして開く
ことができる。
【0039】図12は、本実施例に使用される電気制御
系の一例の要部を示している。ここに示す制御装置68
は、例えばマイクロコンピュータによって構成され、筐
体1(図1)の内部の適所に設置される。制御装置68
を機能ブロック的に示せば、図示の通り、メダルカウン
ト回路70と、各ゲームステージ2a〜2dに対応して
設けられるボーナス発生回路73と、同じく各ゲームス
テージ2a〜2dに対応して設けられるパターンラッチ
回路71と、電飾板58(図8)の周部LED59を点
滅させるための一定周期のパルス信号SL を出力するL
EDパターン作成回路74と、そしてボーナスゲームを
演算するボーナスゲーム演算部72とを有している。
【0040】メダルカウント回路70は、各ゲームステ
ージ2a〜2dに設けたメダルセンサ56(図8)から
のメダル検知信号を受け取ってカウント信号を出力す
る。ボーナス発生回路73は、一定周期のパルス信号で
あるボーナスタイミング用基準信号SB を作成してそれ
をパターンラッチ回路71へ送ると共にメダルカウント
部70からのカウント信号とそのボーナスタイミング用
基準信号SB とが時間的に一致したときにボーナス発生
信号SH をボーナスゲーム演算部72へ向けて出力す
る。メダルカウント回路70の出力カウント信号はコイ
ンカウンタ76にも送られる。このコインカウンタ76
は筐体1(図1)の内部の適所に配置されるものであっ
て、カウント信号が入るたびに数値表示を1ずつカウン
トアップしてゆく形式のカウンタである。保守管理者
は、このコインカウンタ76のカウントアップ値を確認
することにより、プレイヤによって本ゲーム機の中に何
枚のメダルが投入されたかを確認できる。
【0041】パターンラッチ回路71は、LEDパター
ン作成回路74からのパルス信号SL 及びボーナス発生
部73からのパルス信号SB を受け取って、それらの各
信号を後段のLEDドライバ75を作動させるのに適合
した周期間隔でラッチして出力する。そして、周部LE
D59及び中心部LED60は、パターンラッチ回路7
1の出力信号に基づいて点滅発光する。
【0042】ボーナス発生回路73からのボーナス発生
信号SH を受け取るボーナスゲーム演算部72には、各
ゲームステージ2a〜2dのそれぞれに設けた第1ボタ
ン4及び第2ボタン5が入力装置として接続され、そし
て、各ゲームステージ2a〜2dに対応したアーム用モ
ータ38及びバケット用モータ34が出力装置として接
続されている。このボーナスゲーム演算部72は、ボー
ナス発生信号SH を受け取ることによりボーナスゲーム
の演算を開始し、所定のメモリ内に記憶されている手順
に従ってアーム用モータ38及びバケット用モータ34
の動作を制御する。
【0043】以下、上記構成より成るメダル落としゲー
ム機についてその動作を説明する。図1及び図3におい
て、プレイヤは各ゲームステージ2a〜2dの前に立
つ。フィールドテーブル18の中には10,000程度
の多量のメダル43が収容され、その状態でテーブル用
モータ54によって駆動されてフィールドテーブル18
がタワー7のまわりを周回移動する。この周回移動によ
り、多量のメダル43は固定テーブル8の下で流れるよ
うに循環移動する。これを見るプレイヤは、少量のメダ
ルがゲームフィールドに置かれていた従来のメダル落と
しゲーム機の場合と比較して、より一層ゲームに熱中で
きる。また、多量の流れるメダルを観客に見せることに
より、より多くの観客をゲームに引き込むことができ
る。
【0044】テーブル用モータ54が作動するとき、フ
ィールドテーブル18が周回移動するのと同時に、図3
に矢印M,Nで示すように2個の移動テーブル9が固定
テーブル8の上で個々に進退移動する。プレイヤは、予
め与えられたメダルをメダル投入用レール39のメダル
投入口44に1個ずつ投入し、移動テーブル9の上に1
個又は複数個のメダル43を供給する。このとき、図8
に示す電飾板58では、5個の周部LED59が個々に
黄色で点滅し、そして中心部LED60が所定の周期間
隔で赤色に点滅する。この中心部LED60の赤色の発
光タイミングは、その赤色発光時にメダル43がレール
先端のメダルセンサ56によって検知されるとボーナス
ゲームが付与されることを表示するものである。
【0045】(通常のメダル落としゲーム)今、ボーナ
スゲームが発生しない通常のゲーム内容について説明す
ると、次の通りである。すなわち、図1においてメダル
投入用レール39を通してプレイヤによって供給された
メダル43が、移動テーブル9の上の適切でない位置に
落下したとする。すると、移動テーブル9が進退移動を
繰り返しても、固定テーブル8上のメダル43はテーブ
ル上に残ったままか、あるいはフィールドテーブル18
内へ落下するなどして、メダル獲得口15(図2)へは
入らない。従って、メダル取出し口3へも払い出されな
い。
【0046】一方、メダル投入用レール39を通して供
給されたメダル43が移動テーブル9上の適切な位置に
落下すると、その移動テーブル9がタワー7方向へ後退
移動するとき、そのタワー7の根元部分によって押され
て1枚又は数枚のメダル43が固定テーブル8上へ落下
する。その後、移動テーブル9の移動方向がプレイヤ側
へ向かう前進移動に転ずると、固定テーブル8上のメダ
ル43が移動テーブル9の先端に押され、そのメダルの
うちの1個又は数個がメダル獲得口15へ落下する。こ
うして落下したメダルはメダル取出し口3へ滑り落ちて
プレイヤに払い出される。
【0047】プレイヤは、図8において、メダル投入用
レール39を矢印Gのように左右方向へ希望する角度だ
け回転移動することにより、メダル43の落下位置を変
化させることができる。
【0048】(ボーナスゲーム)図8において、電飾板
58の中心部LED60の発光タイミングと、投入され
たメダル43がメダルセンサ56によって検知されるタ
イミングとが一致すると、図12においてボーナス発生
回路73においてボーナス発生信号SH が発生し、その
信号に基づいてボーナスゲーム演算部72による演算に
従ったボーナスゲームが実行される。またこのとき、図
8の周部LED59が黄色発光から赤色発光へと色変化
し、ボーナスゲームが付与されたことをプレイヤに知ら
せる。
【0049】ボーナスゲームが付与されると、ゲームス
テージ2a〜2d内の第1ボタン4及び第2ボタン5の
ボタン押圧動作が有効となり、例えば、第1ボタン4を
押すとアーム用モータ38(図7)が1回転してアーム
37が1回のリフティング動作を行う。つまり、バケッ
ト33が上方の待機位置Eから下方のすくい上げ位置F
まで降下し、そこで少しの間停止した後、さらにそのす
くい上げ位置Fから待機位置Eへと復動して動作を終了
する。また、バケット33がすくい上げ位置Fまで降下
したとき、バケット用モータ34が作動してバケット3
3が下方位置へ回転移動してフィールドテーブル18内
のメダル43をすくい上げる。このときにすくい上げる
ことができるメダル枚数は、メダル43の堆積状態に応
じて種々に変化する。
【0050】バケット33がメダル43をすくい上げた
状態で移動テーブル9の上の待機位置Eまで移動してそ
こに停止すると、プレイヤが第2ボタン5を押すことを
条件として、バケット用モータ34が復動回転してバケ
ット33が上方位置へと回転移動し、これにより、バケ
ット33内のメダル43が移動テーブル9の上へ落下す
る。バケット33内には複数枚のメダル43がすくい上
げられる可能性が高いので、移動テーブル9上には複数
枚のメダルが供給される可能性が高く、よって、移動テ
ーブル9の進退移動によってかなり多くのメダルがプレ
イヤの元に払い出される可能性が高い。
【0051】(メダルの溢れ防止処理)図1において、
各ゲームステージ2a〜2dに立ったプレイヤは、メダ
ル投入用レール39からゲーム機内へと次々にメダルを
投入する。すると、図3においてフィールドテーブル1
8内のメダル43の量が次第に増えてゆく。何らの措置
も講じておかないと、フィールドテーブル18からあふ
れ出るメダル43がメダル獲得口15へ入り込んでプレ
イヤの元に払い出されてしまい、ゲームが成り立たなく
なるおそれがある。
【0052】しかしながら本実施例では、図10に示す
ように、フィールドテーブル18の側壁部、特に外側の
側壁部にメダル溢れ防止装置61を配設して、フィール
ドテーブル18から溢れるメダル43をメダル回収板6
2及びホッパ64を介して筐体内部のメダルボックス6
5の中へ回収するようにした。従って、プレイヤによっ
てメダルが次々と供給される場合でも、安定してゲーム
を継続できる。しかも、メダル溢れ防止装置61は、フ
ィールドテーブル18のまわりに1個設置すれば十分で
あるので、ゲーム機全体の形状を徒に大型化することも
なく、また、無駄な経費もかからない。
【0053】以上、好ましい実施例を挙げて本発明を説
明したが、本発明はその実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載した技術的範囲内で種々に改
変できる。例えば、ゲームステージの数は4個に限定さ
れず、1個又は4個以外の複数個とすることができる。
また、メダル運搬装置32(図7)は、フィールドテー
ブル内のメダルを移動テーブル等の上へ運ぶことができ
る構成でありさえすれば、図7に示した構成以外の任意
の構成を採用できる。
【0054】
【発明の効果】請求項1記載のメダル落としゲーム機に
よれば、フィールドテーブル内には多量のメダルが溜め
られ、さらにその溜められた多量のメダルがフィールド
テーブルの周動回転に従って固定テーブル及び移動テー
ブルの下方位置で流れるように循環移動する。これを見
るプレイヤは、多量のメダルを目の前にすることによ
り、より多くのメダルを獲得しようとしてゲームに熱中
できる。すなわち、プレイヤのプレイ意欲を高めるディ
スプレイ効果を得ることができる。また、メダル運搬手
段をプレイヤの操作又は所定のプログラムに従った適宜
のタイミングで動作することにより、ゲームが多様化し
てプレイヤにとっての楽しさが増大する。
【0055】また、ボーナスゲームとしてメダル運搬手
段を利用するので、ボーナスとして移動テーブルなどの
上に払い出されるメダルの数が画一的でなくバラバラと
なり、よって、ホッパなどのメダル払出し装置を用いた
従来の画一的なメダル払出し方法では実現できない、多
様化したボーナスゲームをプレイヤに提供できる。ま
た、ボーナスゲームに際してホッパなどのメダル払出し
装置が不要となるので、メダル落としゲーム機を安価且
つ小型に作製できる。
【0056】請求項2記載のメダル落としゲーム機によ
れば、プレイヤによるメダルの投入の仕方に応じてボー
ナスゲームの発生タイミングが決定されるので、プレイ
ヤはボーナスゲームを獲得するように、いろいろと工夫
しながらメダルを投入することになり、その結果、ゲー
ムが多様化してより一層面白くなる。
【0057】請求項3記載のメダル落としゲーム機によ
れば、簡単な構成で、しかも見る者に強い興味を誘起で
きるメダル運搬構造を提供できる。
【0058】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るメダル落としゲーム機の一実施例
を示す斜視図である。
【図2】同メダル落としゲーム機の平面図である。
【図3】図2におけるIII−III線に従った側面断
面図である。
【図4】図1に示すメダル落としゲーム機の要部、特に
テーブルユニットの一例を示す分解斜視図である。
【図5】図1に示すメダル落としゲーム機の要部、特に
フィールドテーブルの一例を示す斜視図である。
【図6】フィールドテーブルを支持する2軸キャスタを
示す斜視図である。
【図7】図1に示すメダル落としゲーム機の要部、特に
メダル運搬装置の一例を示す側面図である。
【図8】図1に示すメダル落としゲーム機の要部、特に
メダル投入装置の一例を示す斜視図である。
【図9】同メダル投入装置の断面図である。
【図10】図1に示すメダル落としゲーム機の要部、特
にメダルの溢れを防止するためのメダル溢れ防止装置を
示す斜視図である。
【図11】図1に示すメダル落としゲーム機のカバー開
閉時の様子を模式的に示す図である。
【図12】図1に示すメダル落としゲーム機の電気制御
系の一実施例を示す回路ブロック図である。
【符号の説明】
1 筐体 2a,2b,2c,2d ゲームステージ 3 メダル取出し口 4 第1ボタン(第1操作手段) 5 第2ボタン(第2操作手段) 6 透明カバー 7 タワー 8 固定テーブル 9 移動テーブル 10 テーブルユニット 11 機枠 15 メダル獲得口 17 ローラ 18 フィールドテーブル 19 中央部開口 20 メダル収納用凹部 21 底板 22 底板の中央部開口 23 突起壁 25 駆動プーリ 26 2軸キャスタ 32 メダル運搬装置 33 バケット 37 アーム(バケット移動手段) 39 メダル投入用レール 43 メダル 44 メダル投入口 45 メダル落下口 48 メダル選別用長穴 56 メダルセンサ 58 電飾板 59 周部LED 60 中心部LED 61 メダル溢れ防止装置 62 メダル回収板 64 メダル回収用ホッパ 65 メダルボックス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 康生 東京都大田区多摩川2丁目8番5号 株 式会社ナムコ内 (72)発明者 徳野 直哉 東京都大田区多摩川2丁目8番5号 株 式会社ナムコ内 (72)発明者 大阿久 晋 東京都大田区多摩川2丁目8番5号 株 式会社ナムコ内 (72)発明者 松本 仁一 東京都大田区多摩川2丁目8番5号 株 式会社ナムコ内 (56)参考文献 実開 昭62−157593(JP,U) 実開 昭50−104787(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 9/00 A63F 9/30

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置不動の固定テーブルと、その固定テ
    ーブル上で往復進退移動する移動テーブルと、固定テー
    ブルの先端近傍に設けたメダル獲得口と、固定テーブル
    又は移動テーブル上にメダルを導くメダル投入手段とを
    有するメダル落としゲーム機において、 メダルを収容した状態で移動するフィールドテーブル
    と、 フィールドテーブル内のメダルを移動テーブル又は固定
    テーブル上に運ぶメダル運搬手段と、ボーナスタイミングを生成するボーナス発生部と、 そのボーナスタイミングに応じてボーナスゲームを演算
    するボーナスゲーム演算部とを設け、 上記ボーナス演算部はボーナスゲームとして上記メダル
    運搬手段を動作させる ことを特徴とするメダル落としゲ
    ーム機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 メダル投入手段に投
    入されたメダルを検知するメダルセンサを設け、上記ボ
    ーナス発生部はそのメダルセンサによるメダルの検知タ
    イミングに基づいてボーナスタイミングを生成すること
    を特徴とするメダル落としゲーム機。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、 メダル
    運搬手段は、メダルを拾うために動作するバケットと、
    バケットを固定テーブル又は移動テーブルの上方位置と
    フィールドテーブルの直上位置との間で移動させるバケ
    ット移動手段とを有しており、さらにボーナスゲームを
    実行するための第1操作手段及び第2操作手段の少なく
    とも2つの操作手段を設け、そして上記ボーナスゲーム
    演算部は、第1操作手段の出力信号に基づいて上記バケ
    ット移動手段を作動させ、さらに第2操作手段の出力信
    号に基づいてバケットを開閉動作させることを特徴とす
    るメダル落としゲーム機。
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