JP3916111B2 - メダルプッシャーゲーム機 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、メダルやトークン類を用いて遊技が行われるメダルプッシャーゲーム機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
メダルプッシャーゲーム機はコイン(メダル)フォールゲーム機とも称され、ゲーム内容が誰にでも簡単に理解しやすいことから人気がある。メダルプッシャーゲーム機は、予め多数のメダルが堆積されたフィールド盤上でプッシャープレートを一定のストロークで往復移動させる構造となっている。遊技者はフィールド盤の適宜の箇所を狙い、しかもプッシャープレートが後退したタイミングを見計らって手持ちのメダルを投入してゲームが行われる。
【0003】
メダルプッシャーが後退したあとのフィールド盤の一部はメダルがない状態になっており、そこに遊技者が投入したメダルが載ると、次にプッシャープレートが往動してきたときにそのメダルがプッシャープレートによって押し出される。押し出されたメダルは、フィールド盤上に堆積されているメダルをさらに押し出すが、こうして次々と押し出されたメダルがフィールド盤の有効縁(多くは前縁と一致している)から落下すると、そのメダルは払い出しメダルとして遊技者に払い出される。
【0004】
上記ゲーム機に用いられるメダルは円板形状をしているため、プッシャープレートで押し出されたメダルがさらにその前方に堆積されているメダルを押し出そうとするときに、その押し出し方向が左右にも分散され、フィールド盤の前縁近傍ではメダルの移動量はわずかにものになる。したがって遊技者は、フィールド盤の前縁に接近した位置にメダルが堆積されているときに、その部分がうまく押し出されるような位置を狙ってメダルを投入してゲームを行うことになる。
【0005】
また、プッシャープレートの前進によって押し出されたメダルがフィールド盤の前縁に達する前に大きく側方に逸れると、フィールド盤の側縁から落下する。ここから落下したメダルはゲーム機側に回収され、遊技者に払い出されることはない。なお、フィールド盤の側縁の一部、多くは前縁から離れた奥側に受け板を設け、側縁からメダルが落下し過ぎないようにしたものもあるが、前縁近くの側縁から落下したメダルはやはりゲーム機側で回収するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、これまでのメダルプッシャーゲーム機はメダルを利用する他のゲーム機と比較してペイアウト率が低く、ほとんどの遊技者はゲームに勝つことができずにすぐに飽きられてしまうという欠点があった。ペイアウト率が低過ぎると管理者側に損失は生じないものの、上述の理由から遊技者が寄りつかなくなり、結局は収益を上げることができない。逆にペイアウト率が高過ぎると、ときとして管理者側で損失する場合も生じ、収益を安定に保つことが難しくなってくる。一般に、ペイアウト率を85〜95パーセント程度で維持することができれば、あるゲームサイクルの中ではゲームに勝つことができる遊技者も増え、またトータル的には管理者側でも安定した収益を上げることができるようになる。
【0007】
しかし、従来のメダルプッシャーゲーム機には、ペイアウト率を例えば上記範囲に設定してこれを維持するという観点がなく、フィールド盤,プッシャープレート,受け板のサイズなど、部品の機械的な寸法を経験的に管理してゲーム機を製造しているのが実情である。したがって、管理者側に損失が出ないように、ペイアウト率としては低いものにせざるを得なかった。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、ペイアウト率の設定及び調整機能をもたせることにより、遊技者に対してはゲームに勝つ機会を増やし、また管理者側に対しては安定的に収益を上げることができるようにしたメダルプッシャーゲーム機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、フィールド盤の前縁から落下した分のメダルが遊技者に払い出され、フィールド盤の側縁から落下したメダルはゲーム機本体側に回収されることに着目し、フィールド盤の側縁からメダルが落下する割合を可変することによって、ペイアウト率の調整を行うことができるようにしたものである。
【0010】
このため本発明においては、フィールド盤の側縁に達したメダルを受け止め、メダルが側縁から落下することを防ぐ調整板を設けるとともにこの調整板を移動自在とし、調整板の縁とフィールド盤の前縁との間のフィールド盤側縁に形成されるメダルの落下スペースを可変できるように構成してある。そして、遊技者によってプッシャープレート上あるいはフィールド盤に投入されたメダルの枚数と、フィールド盤の前縁から落下して遊技者に払い出された払い出しメダルの枚数をそれぞれ計数し、これらの計数値に基づいて調整板を移動調節するようにしたものである。
【0011】
また、フィールド盤の前縁にフィールド盤の上面から先端が突出するように移動自在に支持され、フィールド盤から突出した先端がメダルに対して上り傾斜を与える調整板と、この調整板を移動させフィールド盤からの突出高さを可変する調整板移動機構とを設け、投入メダルカウンタ及び払出しメダルカウンタの計数値に基づいて昇降制御することもまた、上記目的を達成する上で効果的な手段である。
【0012】
さらに、フィールド盤の側縁に、先端がフィールド盤の前縁側に向けられ、側縁に達したメダルを受け止めてメダルが側縁から落下することを防ぐ調整板を揺動自在に設け、調整板と側縁との間に形成される角度を可変できるように構成し、投入メダルカウンタ及び払出しメダルカウンタの計数値に基づいて調整板の角度調整を行うことでもペイアウト率の調整が可能である。なお、フィールド盤の前縁から落下したメダルの枚数を計数し、その計数値に応じた枚数のメダルを遊技者に払い出すために、ホッパーを利用するのが処理の迅速化を図るうえで有効である。
【0013】
【実施例】
本発明のメダルプッシャーゲーム機の外観を図1に示す。キャビネット2の奥に垂直に配置された遊技盤3が設けられ、その前面はメダル5が通過し得る間隔だけ離して設置された透明なガラス板6でカバーされている。遊技盤3の上方には、メダル5を一定の時間間隔あるいはランダムな時間間隔で一枚ずつ排出するメダルガイド7が設けられている。
【0014】
メダルガイド7から一枚ずつ排出されたメダル5はレール8で受け止められ、レール8上をその傾斜にしたがって遊技盤3の右方に転動する。後述するレールボタンを遊技者が操作すると、レール8は遊技盤3の表面から引っ込むようになっており、レール8が引っ込んだタイミングあるいはレール8の右端から外れて落下したときに、メダル5は遊技盤3上を流下する。遊技盤3には適宜の配列パターンで障害釘が植設され、遊技盤面上を流下するメダル5の経路は様々に変えられる。
【0015】
盤面を流下する過程で、メダル5がゲート9を通過したことがマイクロスイッチなどで検知されると電光式のルーレット10が駆動を開始し、光点が回転する。そして、ランダムな時間の経過の後に光点の回転が停止し、その停止位置に表示されているシンボルの種類によってゲーム上の特典が決められる。ルーレット10の下にメダルの貯留ボックス12が設けられ、盤面を流下して貯留ボックス12に達したメダルを20〜30枚程度貯留することができるようになっている。ここに蓄えられたメダル5は、ルーレット10の作動が停止して光点が所定のシンボルで停止したとき、いったん遊技盤3の内部に取り込まれた後、遊技者に払い出される。
【0016】
なお、貯留ボックス12に蓄えられたメダル5をそのまま遊技盤3の下方に落下させてもよく、さらにルーレット10の光点が停止した位置のシンボルに応じてこれらを選択することも可能である。遊技盤3の下方は開放されており、貯留ボックス12に入らなかったメダル5はその下に設けられているプッシャープレート15の上に落下する。
【0017】
プッシャープレート15は、フィールド盤16及びストッパプレート17とともにプッシャーゲーム部を構成する。プッシャーゲーム部では、ゲーム機本体部に固定されたフィールド盤16の上面でプッシャープレート15を前後に往復移動させ、フィールド盤16の上面に堆積されたメダル5を前縁16aから落下させることによってゲームが行われる。また、プッシャープレート15が後退したときには、プッシャープレート15上に堆積されたメダル5はストッパプレート17によって相対的に押し出され、プッシャープレート15の前縁からフィールド盤16上に落下する。
【0018】
フィールド盤16の前縁16aから落下したメダル5は、シュート20によってキャビネット2の内部に送られる。そして、後述するように落下メダルカウンタでその枚数が計数された後、同枚数のメダル5が払い出しホッパーによりメダル排出口21に払い出される。ここに払い出されたメダルが遊技者の獲得メダルとなる。また、詳しくは後述するように、フィールド盤16の側縁から落下したメダルはゲーム機側に回収されるが、フィールド盤16の側縁はカバー22によって遊技者からは見えないようにしてある。なお符号23は、遊技盤3及びプッシャーゲーム部を全体的に覆う透明なカバー23を示す。
【0019】
キャビネット2の前面下方に操作パネルが組み込まれ、この操作パネルにはメダル投入口24,コイン投入口25,レールボタン26,スピーカー27が設けられている。メダル投入口24からメダルを投入すると、その内部に設けられたメダルカウンタによって枚数が計数され、同数のメダルがキャビネット2内の送り込みホッパーによりメダルガイド7へと送られる。
【0020】
また、コイン投入口25から100円あるいは500円コインが投入されると、その金額に応じた枚数のメダルが同様にキャビネット2内の送り込みホッパーによってメダルガイド7に送られる。メダルガイド7は、遊技盤3の内部側に設置されたメダル収容バケットを含み、前記送り込みホッパーによって送られたメダルはメダル収容バケット内に貯留される。そして、遊技盤3の表側に現れているメダルガイド7にはメダルが一列に整列した状態で送り込まれる。
【0021】
メダルガイド7には、ゲームスタートとともにメダルを一枚ずつ落下させる排出機構と、排出されたメダルを一枚ずつ検知するメダルセンサとが設けられている。メダルの排出機構は、このゲーム機の作動を総括的に監視しているマイクロコンピュータによって制御される送りコントローラによって作動する。また、メダルセンサからの検知信号はマイクロコンピュータに入力され、ゲームのために遊技者が投入したメダルの枚数を把握するために計数される。なお、上述した排出機構及びメダルセンサを含むメダルガイド7としては、特開平9−56924号公報に記載された公知のものを用いることができる。
【0022】
レールボタン26を遊技者が押すと、その瞬間に遊技盤3の表側に突出していたレール8が遊技盤3の奥に完全に引っ込み、0.5秒程度の時間経過の後、再び元の位置に突出する。したがって、レール8の上をメダル5が転動していたときにレールボタン26が押されると、その時点でメダル5がレール8から落下して遊技盤3下方に流下する。このようなレール移動機構についても、前記公報記載の公知のものを用いることができる。
【0023】
スピーカ27からはゲームメッセージや効果音が発せられる。このゲーム機は、遊技者がメダルやコインを投入すると、遊技に用いられるメダルが自動的にメダルガイド7に送られた後、自動的にゲームスタートしてメダルが一枚ずつ排出されるため、その排出の度に「メダルが排出されます」などのメッセージを出すのがよい。そのほか、スピーカ27からは、ルーレット10が作動したときや停止したときなどに、適宜の電子音が発生される。
【0024】
図2にプッシャーゲーム部の要部を示す。なお、同図ではストッパプレート17及びプッシャープーレト15上のメダル、さらにカバー22については図示を省略してある。プッシャープレート15は、モータと、カム機構あるいはリンク機構とからなる移動機構によって、側板30,30をガイドにしてフィールド盤16の上面に接しながら矢印Q方向に往復移動する。
【0025】
フィールド盤16の前縁16aを経て落下したメダル5を受けるためにシュート20が設けられ、シュート20に入った分のメダルが遊技者に払い出される。それぞれの側板30は前方で折り曲げられ、左右対称に設けられた調整板31,32を移動自在に支持する支持部となっている。左方の調整板32は、ピンースロット係合による案内手段33により側板30に対して上下方向に移動自在となっている。
【0026】
調整板32にはナット34が固定され、このナット34には送りネジ35が螺合している。送りネジ35は、側板30に固定のモータ36の駆動によって回転し、その回転量に応じて調整板32が上下に移動する。調整板32の上縁32aは先端に向かって低く傾斜し、図示のようにフィールド盤16の側縁16bと交差した先端側の一部を、フィールド盤16の上面よりも下側に位置させることができるようになっている。
【0027】
モータ36により送りネジ35が回転すると調整板32は上下方向に移動し、これに伴って調整板32の上縁32aがフィールド盤16の側縁16bと交差する位置が前後方向にずれる。この結果、フィールド盤16の側縁16bにおいて、調整板32の上縁32aとフィールド盤16の前縁16aとの間に形成される落下スペースDが変化する。なお、右方の調整板31も全く同様の構成であるので、その説明は省略する。
【0028】
プッシャープレート15の前進に伴って押し出されたメダル5が、斜行して調整板32に当接した場合にはそのままフィールド盤16上に残るが、調整板32が存在していない領域、すなわち前記落下スペースDに達したときにはフィールド盤16の側縁16bから落下し、ゲーム機本体側に回収されることになる。結果的に、上記モータ36,送りネジ35及びナット34は、調整板32を移動させることによって、フィールド盤16の側縁16bに形成される落下スペースDを可変する調整板移動機構を構成する。
【0029】
なお、調整板31,32の下縁を先端に向けて高く傾斜させた場合でも、調整板31,32の上下移動により落下スペースDを変えることが可能である。また、各調整板の前縁を側縁16bと垂直に交差させることによって、調整板を前後方向に移動させて落下スペースDを変えることも可能である。
【0030】
調整板32にピン38が固定され、側板30に固定したポテンショメータ39の可動子に連結したフォーク40に係合している。したがって調整板32を移動させると、ポテンショメータ39からは、その抵抗値変化に伴う電気信号が得られるようになり、これにより調整板32の位置を識別することができる。なお、このようなポテンショメータを用いる代わりに、モータ36としてステッピングモータを用いれば、その駆動のために入力したパルスの個数に基づいて調整板の移動量を識別することが可能である。
【0031】
フィールド盤16の前縁部の要部断面を図3に示す。プッシャープレート15の移動方向に沿う垂直断面において、フィールド盤16の前縁16aは傾斜面16cに連なっている。傾斜面16cに支持板42が固定され、支持板42にはピン−スロット係合43により、調整板45が移動自在に取り付けられている。調整板45の立ち上げ片にナット46が固定され、このナット46にはモータ47によって回転される送りネジ48が螺合している。
【0032】
そして、モータ47の回転により調整板45を傾斜面16cに沿って昇降させ、その先端をフィールド盤16の上面よりも上に突出させることができるようになっている。調整板45の先端がフィールド盤16の上面よりも突出すると、図示のようにフィールド盤16の前縁16aの先に、調整板45により上り傾斜面が形成される。このため、プッシャープレート15が前進してメダル5を押し出したとき、前縁16aを越えたメダル5aは調整板45の上り傾斜にしたがってわずかに持ち上げられ、調整板45の先端を乗り越えてからシュート20に落下する。
【0033】
このように調整板45の先端がフィールド盤16の上面よりも突出すると、プッシャープレート15によって前縁16aに向かって押し出されるメダル5に対して負荷が加わるようになる。したがって、プッシャープレート15でメダル5を押し出したときのメダル5の進行方向成分中、フィールド盤16の側縁16bに向かう方向成分が確率的に増える。この結果、前述した落下スペースDから落下するメダル5の枚数が増えるようになり、その割合は調整板45を移動させることによって変えることが可能である。なお、この調整板45についても、側縁16bに設けた調整板32と同様、その移動位置を検知するためにポテンショメータが用いられているが図示は省略してある。
【0034】
図4は遊技盤3の上方に設けられているメダルガイド7の先端部の構造を概略的に示している。メダルガイド7は樋状に形成され、メダル5は一列に整列して保持される。メダル5を一枚ずつ排出することができるように、メダルガイド7の流下路内にはピン49a,49bが択一的に突出するようになっている。ピン49aが突出した状態ではメダル5の排出が禁止され、ピン49aが後退してピン49bが突出したときには最下部のメダル5だけが排出される。続いてピン49aが突出し、ピン49bが後退して一回のメダル排出動作が完了する。
【0035】
上記ピン49a,49bの動作は、送りコントローラによって制御されており、メダル5は一定時間あるいはランダムな時間間隔で自動的に一枚ずつ排出されるようになる。また、メダルガイド7の先端部にマイクロスイッチからなるメダルセンサ50が組み込まれ、メダルガイド7から排出されたメダル5を一枚ずつ検知する。この検知信号は、ゲーム中に遊技者が使用したメダルの枚数を監視するために、投入メダルカウンタ51で積算して計数される。
【0036】
図5にこのメダルプッシャーゲーム機に用いられている電気的構成の概略を示す。CPU55は、メモリ56とともにマイクロコンピュータを構成し、このゲーム機を全般的に制御する。メモリ56はROMとRAMとからなり、ROMには本ゲーム機の基本的なシーケンスプログラムや様々な割り込み信号によって実行される処理プログラムが格納され、RAMには上記プログラムの処理の過程で得られるデータ,フラグ,コマンドコードなどが書き込まれ、これらの情報はCPU55によって適宜に読み出される。
【0037】
以下、図5に示す電気的構成について、このメダルプッシャーゲーム機のゲームの流れに沿って説明する。ゲーム開始に先立ち、遊技者が手持ちのメダル5をメダル投入口24から投入すると、その枚数がメダルカウンタ58で計数され、その計数値がCPU55に入力される。この計数値をもとに送り込みホッパー59が作動し、同枚数のメダルがメダルガイド7に送られる。なお、コイン投入口25からコインが投入されたときには、コインセンサ60がコインの種類を識別し、コインの額に応じた枚数のメダルが送り込みホッパーによりメダルガイド7に送られる。
【0038】
スピーカ27からゲームスタートのメッセージが発せられ、CPU55からは一定時間ごとにメダルの排出コマンドが送りコントローラ61に入力される。送りコントローラ61は、図4に示すピン49a,49bを交互にメダルガイド7の通路内に突出,退避させ、これにより一枚ずつメダル5が排出される。メダルセンサ50はメダル5が1枚排出されるごとに投入メダルカウンタ51に検知信号を送り、投入メダルカウンタ51はこれを積算計数する。
【0039】
メダルガイド7から落下したメダル5はレール8の上を右方に転動する。遊技者はメダル5が適当な位置まで転動してきたときにレールボタン26を押圧操作する。これによりソレノイドなどからなるレールドライバ62が作動し、レール8が遊技盤3から引っ込み、メダル5はその位置から落下する。レール8から落下したメダル5は遊技盤3内を流下してゆき、あるものはゲート9を通過し、また貯留ボックス12で捕捉される。貯留ボックス12に入らなかったメダル5はプッシャープレート15上に落下する。
【0040】
ゲート9にはマイクロスイッチやフォトセンサなどからなるメダル通過センサ63が組み込まれ、メダルの通過が検知されるとそ検知信号をCPU55に入力する。CPU55はこの検知信号を受けてルーレットコントローラ65を作動させ、ルーレット10が作動を開始する。ルーレット10は、例えば図5に示すように、シンボル「☆」,「15」,「5」,「×」をリング状に配列した表示プレートを備え、表示プレートの奥で光点が回転してシンボルが順次に一個ずつ照明されるようになっている。
【0041】
そして、光点の回転が停止したときに、その停止位置がルーレット判定部66で識別され、停止した光点で照明されているシンボルの種類によって特典が決まる。シンボル「☆」で停止したときには、貯留部ドライバ67が作動して貯留ボックス12に溜められたメダルがいったん遊技盤3の奥に取り込まれ、その枚数が確認された後に同枚数のメダルがメダル排出口21に払い出される。また、シンボル「10」,「5」ではそれぞれの枚数のメダルが払い出され、シンボル「×」ではハズレとなる。なお、これらのメダル払い出しには、CPU55からのコマンドによって作動する払い出しホッパー68が用いられる。
【0042】
プッシャープレート15に落下したメダル5は、プッシャープレート15の後退によってストッパプレート17で押し出される。プッシャープレート15上にもメダル5が堆積しているから、ストッパプレート17によってメダルがプッシャープレート15上で押し出されると、プッシャープレート15の前縁側にあるメダルがフィールド盤16に落下する。続いてプッシャープレート15が前進すると、そのメダルがプッシャープレート15によって押し出され、フィールド盤16上に堆積しているメダル5を押すようになる。
【0043】
フィールド盤16の前縁16a側に位置していたメダル5までその押圧力が及び、前縁16aから上方に突出している調整板45を乗り越えると、メダル5はシュート20に落下する。シュート20の底部にはメダルを一枚ずつ整列して流下させる案内通路が設けられており、シュート20に落下したメダル5がこの案内通路を通るときに、落下メダルセンサ69によって一枚ずつ検知される。この検知信号はCPU55によって計数され、その計数値に応じて払い出しホッパー68の駆動が行われる。
【0044】
払い出しホッパー68によって、シュート20に落下した分のメダル5が排出口21に払い出される。払い出しホッパー68で払い出されるメダル5は、その払い出し通路内に設けられた払い出しカウンタ70によって積算して計数される。払い出しカウンタ70の計数値は、1ゲームが終了してもそのまま保存され、詳しくは後述するように、ゲームが順次に消化されてゆく過程で、実際に遊技者によって投入されたメダルの枚数と、実際に払い出されたメダルの枚数に基づいて、実績ペイアウト率を算出するときに用いられる。
【0045】
データ設定入力部72は、このメダルプッシャーゲーム機の特徴であるペイアウト率の設定及び調整用の初期設定データ入力のために用いられる。このデータ設定入力部72で設定されるデータの種類としては、基準ペイアウト率データ、実績ペイアウト率を確認するときのインターバルを決めるチェック間隔データ、実績ペイアウト率を基準ペイアウト率に近づける調整を行うときに、その調整態様を決めるためのデータがある。これらの入力データはCPU55内に用意されたEEPROM55aに書き込まれ、再びセットアップ操作を行わない限り、ゲーム機の電源をオフしてもそのまま保存される。
【0046】
基準ペイアウト率データは、このメダルプッシャーゲーム機をどの程度のペイアウト率で稼働させるかを決める基準となるデータで、例えば「90パーセント」のように具体的なパーセンテージの入力が行われる。チェック間隔データは、実際にこのメダルプッシャーゲーム機を稼働させた後に、実績ペイアウト率がどの程度になっているのかをチェックするタイミングを決めるためのもので、遊技者が使用したメダル枚数が一定枚数増えた時点をチェックタイミングとして決めることができる。
【0047】
例えば「投入枚数500」の入力を行った場合には、投入メダル枚数が500枚増えるごとに実績ペイアウト率データがチェックされるようになる。また、チェック間隔データとして遊技者に払い出されたメダルの枚数を用い、払い出し枚数が一定枚数に達するごとにチェックを行ったり、さらには一定時間が経過するごとにチェックを行うような設定にすることも可能である。
【0048】
ペイアウト率の調整態様データは、実績ペイアウト率の調整のために、調整板31,32,45のいずれをどの程度移動させるか、あるいはこれらをどのように組み合わせて移動させるかの調整態様を決めるデータとなる。なお、フィールド盤16の左右の側縁16bに形成される落下スペースDから落下したメダル5を、それぞれ個別に計数する機構を設けた場合には、その計数データをもとに、いずれの調整板を移動させるかをより適切に決めることが可能となる。
【0049】
ペイアウト率演算部73は、前述したチェック間隔データで決められるチェックタイミングごとに、投入メダルカウンタ51の計数値に対する払い出しカウンタ70の計数値の比率、すなわち実績ペイアウト率を算出する。この実績ペイアウト率データは、その都度CPU55によって読み込まれ、初期設定した基準のペイアウト率と比較される。そして、この比較結果に応じてCPU55はペイアウト率の調整処理を行う。
【0050】
CPU55は、さらに調整板31,32,45を移動させるモータ36,36,47を駆動する。調整板31,32,45の移動はそれぞれポテンショメータ75,39,76によって検知され、その検知信号はCPU55にフィードバックされる。したがって、各ポテンショメータ75,39,76からの電気信号に基づき、CPU55は各調整板31,32,45の位置及び、各モータを回転したときの調整板の移動量を識別することが可能となる。
【0051】
本発明を用いたメダルプッシャーゲーム機のペイアウト率調整作用について図6を参照して説明する。メダルプッシャーゲーム機を稼働させるに際し、まず電源の投入が行われる。電源投入が行われると5秒タイマーが作動し、タイマー作動中にペイアウト率のセットアップ操作入力の有無が監視される。5秒タイマーの計時が終わるまでの間にセットアップ操作入力が行われなかった場合には、引き続きそれまでの設定データが継続して用いられる。
【0052】
5秒タイマーの計時期間中にセットアップ操作入力があると、初期設定データの入力処理モードに移行する。初期設定データ入力処理では、前述のように、基準ペイアウト率データ,チェック間隔データ,調整態様データの新規設定及び更新が行われる。
【0053】
初期設定データの入力が完了し、あるいはセットアップ操作入力なしのまま5秒タイマーがタイムアップすると、自動的にゲーム開始モードに移行する。ゲーム開始モードになると、前述したとおり、遊技者がメダルやコインを投入することによって実際のゲームが開始される。そして、ゲームの経過とともに投入メダルカウンタ51及び払い出しカウンタ70の計数値が増えてゆく。
【0054】
チェック間隔データによって決められたチェックタイミングになると、CPU55は投入メダルカウンタ51及び払い出しカウンタ70からそれぞれの計数値を読み取ってペイアウト率演算部73に送る。ペイアウト演算部73は、これらの計数値から実績ペイアウト率を算出し、これをCPU55に入力する。CPU55は、入力された実績ペイアウト率と、EEPROM55aに記憶された基準ペイアウト率とを比較する。
【0055】
比較の結果、基準ペイアウト率と実績ペイアウト率との間に許容幅以上の差があった場合には調整板の移動処理が行われる。調整板の具体的な移動処理は、初期設定データ中の調整態様データにより様々に設定することが可能である。例えば最も単純な態様としては、許容幅を10パーセントとしたとき、基準ペイアウト率と実績ペイアウト率との間に10パーセントを越える相違があった場合には、調整板31,32,45を、現在のセット位置から一斉に一定量だけ移動させればよい。
【0056】
各調整板の移動方向は、実績ペイアウト率の方が大きかった場合には、調整板31,32についてはそれぞれを下方に移動させて落下スペースDを広げ、調整板45についてはこれを上昇させ、フィールド盤16の上面からの突出量を大きくする方向となる。もちろん、実績ペイアウト率の方が小さかった場合には、それぞれの調整板の移動方向は逆になる。
【0057】
上記移動処理により落下スペースDが広げられると、フィールド盤16の上面をメダル5が移動する過程で、フィールド盤16の側縁16bから落下するメダル5の枚数が増えるため、実績ペイアウト率が下方修正されるようになる。また、前縁16aからの調整板45の突出量が大きくなると、フィールド盤16の前縁16aに達した後、調整板45の先端を乗り越えるまでの間にメダル5に加わる抵抗が増し、プッシャープレート15による押し出し力でメダル5が進行するときに、フィールド盤16の側縁16b方向に向かってそこから落下する確率が高くなり、同様に実績ペイアウト率は下方修正される。結果的に、CPU55は、このゲーム機全体の作動を管理するだけでなく、データ設定入力部72及びペイアウト率演算部73とともに、投入メダルカウンタ51及び払い出しカウンタ70の計数値に基づいて調整板移動機構を作動させるための調整制御手段を構成する。
【0058】
チェック時期がくるごとに同様の処理(実績ペイアウト率を上方修正することも含む)が繰り返されることによって、実績ペイアウト率は基準ペイアウト率に近づいてゆき、最終的には実績ペイアウト率が基準ペイアウト率とほぼ同程度となり、調整板31,32,45は所定の位置に落ち着く。以後は、設定した基準ペイアウト率とほぼ等しい実績ペイアウト率のもとでこのメダルプッシャーゲーム機を稼働することができ、管理者側では安定した収益を得ながらも、遊技者側には十分な娯楽性を提供することができるようになる。
【0059】
また、基準ペイアウト率を途中で変更した場合でも、上記処理を行うことによって、実績ペイアウト率を変更後の基準ペイウト率に合わせることができる。さらに、実績ペイアウト率が基準ペイアウト率とほぼ等しくなった時点で、各ポテンショメータ75,39,76から得られる電気信号をそのときの基準ペイアウト率とともにメモリ56に保存しておけば、他のゲーム機についてはこのデータを利用して各調整板の最初のセット位置を決めることができる。
【0060】
なお、基準ペイアウト率と実績ペイアウト率とが相違しているとき、例えば次の表1に示すように、その相違幅Sに応じて調整板31,32の移動による落下スペースDの調整幅ΔD(右),ΔD(左)及び、調整板45の移動によるフィールド盤16からの突出量の調整幅ΔTを細かく設定することにより、実績ペイアウト率をより的確かつ迅速に基準ペイアウト率に収束させることができる。
【0061】
【表1】
【0062】
上記表1において、調整幅Sのプラス符号は実績ペイアウト率が基準ペイアウト率よりも大きいことを表し、各調整幅ΔD,ΔTのプラス符号はスペースD,突出量を増やす方向に調整することを表す。なお、相違幅Sの設定範囲や、各調整板の移動による調整幅ΔD、ΔTの具体的数値は一例として挙げたもので、これらについてはメダルプッシャーゲーム機の他の構成、例えばフィールド盤16の寸法,プッシャープレート15のストローク長、メダル5の寸法その他を考慮し、それぞれ適宜に変更することができる。
【0063】
以上のようにして調整板の移動処理を終えた後は、入力されたチェック間隔データに基づいて次のチェック時期の監視が行われ、チェック時期がくるごとに同様の処理が繰り返される。上記実施形態では、フィールド盤16の前縁16aと側縁16bに調整板45,31,32が設けられているが、例えば調整板45のみ、あるいは一対の調整板31,32、さらには調整板31,32のいずれか一方だけを用いても実績ペイアウト率の調整を行うことができる。したがって、初期設定データの入力時に移動調整の対象となる調整板を限定することはもちろん、移動調整しない調整板についてはその移動機構とともに省略することも可能である。
【0064】
なお、前縁16aに設けた調整板45と同様に先端に傾斜面を有するもの、すなわちメダル5の進行方向に対して上り傾斜を与える調整板については、前縁16aだけでなく側縁16bにも適用することができる。側縁16bにこのような調整板を設けた場合には、その先端の突出量が大きくなるとメダルが側縁16bを越えて落下しにくくなり、結果的に前縁16aに向かうメダルを増やし、実績ペイアウト率を高くする方向への調整を行うことができる。
【0065】
また、上述のメダルプッシャーゲーム機では、フィールド盤16の側縁16bから落下したメダルを全てゲーム機側に回収する構成であるが、例えば図7に示すように、シュート20の入り口を側縁16b側に回り込ませ、前縁16aと側縁16bとのコーナー部分から落下したメダルについてはシュート20に落下させるようにしてもよい。この場合には、ゲーム機側に回収されるメダルの落下スペースDは、調整板32の上縁32aとフィールド盤の前縁16aとの間のスペースEよりも狭くなるが、調整板31,32の移動により落下スペースDを増減できることに変わりはない。
【0066】
図8に揺動式の調整板80を用いた実施形態を示し、右側の構成は対称であるので同図には左側の構成だけを示してある。フィールド盤16の前縁16aは円弧状に形成されているが、直線はもとより他の曲線や折れ線であってもよい。
【0067】
フィールド盤16の側縁16bに揺動式の調整板80が設けられ、モータの駆動により調整板80は軸80aを中心に揺動し、側縁16bとの間になす角度θを可変することができるように構成されている。側縁16bからメダル5がその半径分以上突出する位置から、前縁16aまでの間が落下スペースDとなり、ここから落下したメダル5はゲーム機側に回収される。調整板80の角度θの増減に伴って落下スペースDが可変されるから、上述した実施形態と同様に、実績ペイアウト率の調整に用いることができる。
【0068】
同様の調整板80はフィールド盤16の右側縁にも対称に設けられる。左右の調整板を対称に角度調節する場合には、双方の揺動の方向が逆向きになる駆動伝達機構を用いることによって、これら駆動源となるモータを一個で共用することが可能である。また、角度調整量を監視するには、駆動伝達機構中に外周縁に沿って一定ピッチの信号穴あるいはスリットを形成したエンコード板を設け、その回転変位量をフォトセンサで監視すればよい。
【0069】
さらに、調整板8の下縁とフィールド盤16の上面との間に形成される隙間をメダル5の厚みよりも狭くし、同図に二点鎖線で示すように、調整板80をフィールド盤16の上面に入り込ませるようにすると、プッシャープレート15で押し出されるメダル5をフィールド盤16の側縁16側から中央側に寄せることができる。これによれば、調整板80により単にメダル5が側縁16bから落下することを防ぐだけでなく、この調整板80で積極的に実績ペイアウト率を高める方向にメダルの進行方向を調整することが可能となる。
【0070】
以上、図示した実施形態にしたがって本発明について説明してきたが、遊技盤3については様々な形態に変更することができる。最も単純なメダルプッシャーゲーム機では、遊技盤3に相当する構成がなく、メダル挿入用のスロットが手前側に形成されたメダルシュートが用いられている。そして、遊技者がメダルシュートの向きをマニュアル操作で決めた後、前記スロットからメダルを投入し、メダルを直接プッシャープレートあるいはフィールド盤に送り込む構造となっているが、メダルシュートにメダルの通過を検知するメダルセンサを設けるとともに、その検知信号を計数する投入メダルカウンタを用いれば、このようなメダルプッシャーゲーム機にも本発明を適用することができる。もちろん、プッシャープレートが2段,3段と複数段設けられているものにも等しく適用可能である。
【0071】
また、図示した実施態様においては、シュート20に落下した分のメダルを払い出し、その全ての枚数が払い出しカウンタ70で計数されるため、遊技盤3のルーレット10でシンボル「10」あるいはシンボル「5」の当たりが得られたときには、これによって払い出された枚数も払い出しカウンタ70で計数されることになる。したがって、ゲーム機全体の実績ペイアウト率をチェックする意味からは好都合であるが、特にプッシャーゲーム部における実績ペイアウト率に着目して調整板の移動調整を行う場合には、ルーレット10による払い出しメダルの枚数は、払い出しカウンタ70で計数しないようにすればよい。この場合、ルーレット10の当たり発生の確率は、プッシャーゲーム部の基準ペイアウト率を考慮したうえで、ルーレットコントローラ65によって制御すればよい。
【0072】
さらに、本発明の適用によりメダルプッシャーゲーム機の個々について、そのペイアウト率を安定に維持することができるようになれば、複数台のメダルプッシャーゲーム機の稼働をトータル的にメインコンピュータで管理し、このメインコンピュータによってゲーム機ごとの基準ペイアウト率の設定を行うことも可能となる。したがって、個々のゲーム機ごとの基準ペイアウト率に適当なバラツキをもたせ、全体的なペイアウト率が営業を考慮した適切なレベルになるように管理することも可能となる。
【0073】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明のメダルプッシャーゲーム機は、これまでのものと異なり、調整板を変位させて自動的にペイアウト率の管理を行うことができる構成となっているため、管理者側のみならず遊技者側にとっても好ましい態様で稼働させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のメダルプッシャーゲーム機の外観図である。
【図2】メダルプッシャーゲーム機のプッシャーゲーム部の要部斜視図である。
【図3】メダルプッシャーゲーム機のフィールド盤前縁側の要部断面図である。
【図4】メダルガイドの概略図である。
【図5】電気的構成の概略を示すブロック図である。
【図6】ペイアウト率調整処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】シュートの他の構成例を示す概略平面図である。
【図8】調整板の他の実施形態を示す概略平面図である。
【符号の説明】
2 キャビネット
3 遊技盤
5 メダル
15 プッシャープレート
16 フィールド盤
16a フィールド盤の前縁
16b フィールド盤の側縁
20 シュート
31,32,45,80 調整板
36 モータ
39,75,76 ポテンショメータ
Claims (4)
- メダルが堆積されるフィールド盤上でプッシャープレートを往復させ、プッシャープレートの往動により押し出されフィールド盤の前縁から落下した分のメダルを遊技者に払い出し、フィールド盤の側縁から落下したメダルをゲーム機側に回収するようにしたメダルプッシャーゲーム機において、
フィールド盤の前記側縁に達したメダルを受け止め、メダルが側縁から落下することを防ぐ調整板と、この調整板を移動させ、調整板の縁とフィールド盤の前縁との間のフィールド盤側縁に形成されるメダルの落下スペースを可変する調整板移動機構と、遊技者によって前記プッシャープレートまたはフィールド盤に投入されたメダルの枚数を計数する投入メダルカウンタと、遊技者に払い出されたメダルの枚数を計数する払い出しメダルカウンタと、投入メダルカウンタ及び払い出しメダルカウンタの計数値に基づいて前記調整板移動機構を作動させる調整制御手段とを備えたことを特徴とするメダルプッシャーゲーム機。 - メダルが堆積されるフィールド盤上でプッシャープレートを往復させ、プッシャープレートの往動により押し出されフィールド盤の前縁から落下した分のメダルを遊技者に払い出し、フィールド盤の側縁から落下したメダルをゲーム機側に回収するようにしたメダルプッシャーゲーム機において、
フィールド盤の前縁からフィールド盤の上面に突出させ得るように移動自在に設けられ、フィールド盤の上面から突出した先端がメダルに対して上り傾斜を与える傾斜面となった調整板と、この調整板を移動させフィールド盤からの先端の突出量を可変する調整板移動機構と、遊技者によって前記プッシャープレートまたはフィールド盤に投入されたメダルの枚数を計数する投入メダルカウンタと、遊技者に払い出されたメダルの枚数を計数する払い出しメダルカウンタと、投入メダルカウンタ及び払い出しメダルカウンタの計数値に基づいて前記調整板移動機構を作動させる調整制御手段とを備えたことを特徴とするメダルプッシャーゲーム機。 - メダルが堆積されるフィールド盤上でプッシャープレートを往復させ、プッシャープレートの往動により押し出されフィールド盤の前縁から落下した分のメダルを遊技者に払い出し、フィールド盤の側縁から落下したメダルをゲーム機側に回収するようにしたメダルプッシャーゲーム機において、
先端がフィールド盤の前縁側に向けられ、フィールド盤の前記側縁に達したメダルを受け止めてメダルが側縁から落下することを防ぐ調整板と、この調整板を揺動させ、調整板とフィールド盤の側縁とのなす角度を可変する調整板揺動機構と、遊技者によって前記プッシャープレートまたはフィールド盤に投入されたメダルの枚数を計数する投入メダルカウンタと、遊技者に払い出されたメダルの枚数を計数する払い出しメダルカウンタと、投入メダルカウンタ及び払い出しメダルカウンタの計数値に基づいて前記調整板揺動機構を作動させる調整制御手段とを備えたことを特徴とするメダルプッシャーゲーム機。 - フィールド盤の前縁から落下したメダルの枚数を計数する落下メダルカウンタと、この落下メダルカウンタの計数値に応じて遊技者へのメダルの払い出しを行う払い出しホッパーとを備えたことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載のメダルプッシャーゲーム機。
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