JP3369214B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP3369214B2
JP3369214B2 JP13997992A JP13997992A JP3369214B2 JP 3369214 B2 JP3369214 B2 JP 3369214B2 JP 13997992 A JP13997992 A JP 13997992A JP 13997992 A JP13997992 A JP 13997992A JP 3369214 B2 JP3369214 B2 JP 3369214B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、可変表示装置の表示結
果が予め定めた表示結果となったことに基づいて特別入
賞装置に打玉の入賞を可能とし、その特別入賞装置に入
賞した打玉が特別領域に導かれたことに基づいて特定遊
技状態を発生し、その特定遊技状態が継続しているとき
に、可変入賞球装置を遊技者にとって有利な状態にする
動作を繰り返し行うことが可能な弾球遊技機に関するも
のである。 【0002】 【従来の技術】従来、予め定めた特定遊技状態が継続し
ているときに、可変入賞球装置を遊技者にとって有利な
状態にする動作を繰り返し行うことが可能な弾球遊技機
として、例えば、特定遊技状態が継続しているときに遊
技盤上の始動入賞口への打玉の入賞に基づいて可変入賞
球装置を開放する動作を繰り返し行うことが可能な弾球
遊技機が市場に多数提案されていた。このような弾球遊
技機の中には、可変表示装置を備え、その可変表示装置
の表示結果が予め定めた表示結果(以下、特定表示結果
という)となったときに、前記特定遊技状態の発生を容
易にしたものも提案されていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記した可変表示装置
を備えた弾球遊技機にあっては、可変表示装置が特定表
示結果を導出する確率が一定に設定されているため、一
度特定表示結果が導出されて次の特定表示結果が表示さ
れるまでの周期がほぼ一定となり、遊技に抑揚がなく、
遊技者に飽きられ易いという問題があった。本発明は、
上記した問題点に鑑みなされたもので、その目的とする
ところは、遊技に抑揚を持たせて遊技者の興趣を盛り上
げることができる弾球遊技機を提供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、可変表示装置の表示結果が
予め定めた表示結果となったことに基づいて特別入賞装
置に打玉の入賞を可能とし、その特別入賞装置に入賞し
た打玉が特別領域に導かれたことに基づいて特定遊技状
態を発生し、その特定遊技状態が継続しているときに、
可変入賞球装置を遊技者にとって有利な状態にする動作
を繰り返し行うことが可能な弾球遊技機において、該弾
球遊技機には、前記特別入賞装置の内部に設けられ且つ
前記特別領域に導かれた打玉が導かれることのない特定
通過口を打玉が通過したという第1の条件と、前記特定
遊技状態に関連する予め定めた第2の条件のいずれか
条件が成立したときに、前記可変表示装置が前記予め定
めた表示結果を導出する確率を向上させる確率向上手段
を備えたことを特徴とするものである。 【0005】 【作用】特別入賞装置の内部に設けられ且つ特別領域に
導かれた打玉が導かれることのない特定通過口を打玉が
通過したという第1の条件と、特定遊技状態に関連する
予め定めた第2の条件のいずれかの条件が成立したとき
に、可変表示装置が予め定めた表示結果を導出する確率
が向上せしめられるため、次回の特定遊技状態となるま
での周期が変化するので、遊技に抑揚を与え、遊技者の
興趣を盛り上げることができる。 【0006】 【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。まず、図1及び図2を参照して、実施例
に係る弾球遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の遊技
盤1の構成について説明する。図1は、遊技盤1の正面
図であり、図2は、遊技盤1の背面図である。図におい
て、遊技盤1のほぼ円状に設けられた誘導レール2の内
側が遊技領域3として構成され、該遊技領域3のほぼ中
央に特別入賞装置30が配置されている。特別入賞装置
30は、可変表示装置を構成する複数(2つ)の可変表
示器32a,32bと、特別領域50と、を含み、可変
表示器32a,32bの表示結果が予め定めた特定表示
結果となったことに関連して特別入賞装置30に導かれ
た入賞玉が特別領域50に誘導されて後述する特別入賞
玉検出器52をONさせたときに、特定遊技状態の一種
である権利発生遊技状態を生起せしめるようになってい
る。なお、特別入賞装置30の構成については、後に詳
述する。 【0007】また、遊技領域3には、複数の入賞口4、
7、14a,14b(この14a,14bは、正確な意
味で入賞口ではない)、16、18a,18b、19
a,19b、20a,20bと、ランプを内蔵する風車
ランプ23a,23bと、風車(符号なし)と、サイド
ランプ24a,24bと、アウト口26と、障害釘(符
号なし)等とがそれぞれ配設されている。まず、複数の
入賞口のうち、入賞口4は、特別入賞装置30の上部に
一対の玉受部材5a,5bを有する可変入賞球装置4を
構成するものであり、玉受部材5a,5bは、ソレノイ
ド6によって開閉される。ところで、玉受部材5a,5
bは、後に詳述する通過口14a,14bに打玉が通過
して特別入賞装置30に設けられる可変表示器32a,
32bが予め定めた特定表示結果となったときに、所定
時間(例えば、1.5秒)開放し、その開放中に受け入
れた入賞玉を特別入賞装置30に導くようになってい
る。 【0008】また、特別入賞装置30の下方に設けられ
る入賞口7は、長方形状の入賞領域8をソレノイド10
によって駆動される開閉板9で開閉駆動する可変入賞球
装置7を構成するもので、上記した権利発生遊技状態中
に後述する始動入賞口16に打玉が入賞したことに基づ
いて一定時間(例えば、9.8秒)が経過するか、又は
その一定時間の経過前に所定個数(例えば、10個)の
入賞玉が発生するまで開放する。このため、可変入賞球
装置7には、1回の開放中に受け入れられた入賞玉を検
出する入賞玉検出器11と、該入賞玉検出器11によっ
て検出された入賞玉数を表示する入賞個数表示LED1
2と、開閉板9の開放状態又は他の遊技状態を表示する
アタッカーランプ13とが内蔵されている。 【0009】上記した可変入賞球装置7の左右に配置さ
れる入賞口14a,14bは、通過口14a,14bと
言われるもので、通過玉検出器15a,15bを内蔵し
ている。しかして、打玉が通過口14a,14bを通過
して通過玉検出器15a,15bをONさせたときに
は、前記可変表示器32a,32bの変動を開始させ、
一定時間(例えば、5.0秒以上)が経過したときに、
表示結果を導出させるものである。なお、通過口14
a,14bは、通過した打玉を再度遊技領域3に放出さ
せるものであるが、これを入賞口として形成しても良
い。また、可変入賞球装置7の下方に配置される入賞口
16は、始動入賞口16と言われるもので、この始動入
賞口16に入賞した入賞玉は、遊技盤1の裏面側に設け
られる始動入賞玉検出器17によって検出される。しか
して、上記した権利発生遊技状態中に打玉が始動入賞口
16に入賞して始動入賞玉検出器17をONさせると、
上記したように可変入賞球装置7の開閉板9を所定期間
開放する。なお、権利発生遊技状態中でないときに打玉
が始動入賞口16に入賞した時には、単なる入賞として
扱われる。 【0010】ここで、権利発生遊技状態における遊技内
容を簡単に説明すると、前記したように、可変表示器3
2a,32bの表示結果が予め定められた表示結果とな
って打玉が特別領域50に誘導され特別入賞玉検出器5
2をONさせると、権利発生遊技状態(制御的には、特
別装置が作動すると言う)となる。そして、権利発生遊
技状態が継続しているときに、打玉が始動入賞口16に
入賞して始動入賞玉検出器17をONさせると、開閉板
9が上述した開放動作を行う。そして、そのような開放
動作は、権利発生遊技状態が継続している限り、打玉が
始動入賞口16に入賞する毎に繰り返される。ただし、
権利発生遊技状態の継続は、権利発生遊技状態中に再度
可変表示器32a,32bの表示結果が予め定められた
表示結果となって打玉が特別領域50に誘導され特別入
賞玉検出器52をONさせたとき、又は、始動入賞口1
6に所定個数(例えば、16個)の打玉が入賞したとき
に終了するようになっている。 【0011】なお、始動入賞口16への入賞は、「所定
個数−1」個までの入賞玉が記憶され、その記憶値に基
づいて開閉板9が開放動作されるが、所定個数に達して
権利発生状態が消滅した時には、所定個数に達した時点
での開放動作(それが16回以下の開閉動作であって
も)が終了した後には、以降の開放動作が行われない。
したがって、始動入賞口16への入賞と開閉板9の開放
動作とが交互に行われることが望ましいが、本実施例に
おいては、可変入賞球装置7の下方に始動入賞口16が
配置され、可変入賞球装置7の開閉板9の開放中には、
始動入賞口16に打玉が入賞し難い配置関係となってい
るので、始動入賞口16への入賞と開閉板9の開放動作
とが交互に行われる可能性が高くなっている。 【0012】一方、特別入賞装置30の左右側方に配置
される入賞口18a,18bは、肩入賞口18a,18
bと言われるもので、その内部に肩ランプ21a,21
bを内蔵している。また、通過口14a,14bの斜め
左右側方に設けられる入賞口19a,19bは、袖入賞
口19a,19bと言われるもので、その内部に袖ラン
プ22a,22bを内蔵している。更に、始動入賞口1
6の左右両側に配置される入賞口20a,20bは、単
に打玉を入賞させる通常の入賞口20a,20bを構成
するものである。上記した各入賞口のうち、始動入賞口
16と入賞口20a,20bへの打玉の入賞に基づいて
払い出される景品玉数は、他の入賞口への入賞に基づい
て払い出される景品玉数(例えば、15個)よりも少な
くなる(例えば、7個)ように設定されている。 【0013】遊技領域3に設けられる風車のうち、前記
可変入賞球装置4の左右側方に設けられる風車ランプ2
3a,23bは、前記した肩ランプ21a,21b、袖
ランプ22a,22b、及び遊技領域3の両端部に設け
られるサイドランプ24a,24b等共に、権利発生遊
技状態中等に所定の態様で表示制御されるようになって
いる。なお、それらのランプと同じ機能を有するものと
して遊技領域3の外周を飾るレール飾りランプ25や、
弾球遊技機1の上部を飾る遊技効果ランプ82(図示し
ない;図8に符号を表示)がある。また、遊技領域3の
最下方には、いずれの入賞口又は入賞装置にも入賞しな
かったアウト玉を回収するアウト口26が設けられてい
る。また、遊技領域3の入口部分の誘導レール2には、
一旦遊技領域3に打ち出された打玉が誘導レール2内に
逆流しないようにするため、逆流防止装置27が取り付
けられている。 【0014】一方、遊技盤1の裏面には、図2に示すよ
うに、入賞玉集合カバー体28が取り付けられ、その入
賞玉集合カバー体28には、上記した各入賞口に入賞し
た入賞玉所定の径路に沿って流下させる入賞通路が形成
されている。また、上記した始動入賞口16及び入賞口
20a,20bに対応する入賞玉集合カバー体28に
は、誘導開口29が開設されてそれらの入賞口に入賞し
た入賞玉を図示しない機構板に形成された第2入賞玉集
合樋上に導くようになっている。 【0015】次に、遊技領域3の中央に配置される特別
入賞装置30の構成について図3乃至図7を参照して説
明する。図3は、特別入賞装置30の正面図であり、図
4は、特別入賞装置30の断面図であり、図5は、特別
入賞装置30の一部を破断した斜視図であり、図6及び
図7は、特別入賞装置30の入賞空間35内の構造を示
す部分斜視図である。図において、特別入賞装置30
は、前記遊技盤1の表面に取り付けられる取付基板31
を有し、その取付基板31の上部後方に入賞空間35が
形成され、該入賞空間35の下部前方の突出部に可変表
示器32a,32bと飾り表示器33と通過記憶表示L
ED34とが設けられている。この通過記憶表示LED
34は、可変表示器32a,32bの変動中に前記通過
口14a,14bを通過した打玉を記憶表示するもの
で、可変表示器32a,32bの変動権を留保するもの
である。 【0016】しかして、可変表示器32a,32bは、
7セグメントLEDで構成されて、0〜9の10種類の
数字を順次変動表示するようになっている。そして、そ
れらの停止時の図柄の組合せ(表示結果)が同一数字の
ゾロ目の組合せとなったときには、特定表示結果が表示
されたと判定されて前記したように玉受部材5a,5b
を一定時間開放する。また、この特定表示結果が導出さ
れる確率は、権利発生遊技状態に関連しない第1の条
件、又は権利発生遊技状態に関連する第2の条件のいず
れかが成立したときに通常の低確率(例えば、1/6
0)から高確率(例えば、1/6)に変化するように制
御される。本実施例においては、第1の条件の成立とし
て、打玉が特別入賞装置30に設けられる特定通過口5
4を通過して特定通過玉検出器56をONさせたことが
設定され、第2の条件の成立として、奇数回目の権利発
生遊技状態が終了したことが設定されている。なお、高
確率から低確率への移行は、上記したいずれの条件によ
って高確率となったときでも、次の権利発生遊技状態の
発生時に行われるように設定されている。 【0017】なお、上記した飾り表示器33は、直接遊
技とは関係ないが、本実施例においては、常時0〜9を
可変表示しており、前記した第1の条件の成立に基づく
高確率によって権利発生遊技状態となったときに、いず
れかの数値を表示して停止し、その権利発生遊技状態
(後に詳述するように2回目の権利発生遊技状態)の終
了に基づいて再度可変表示を開始させるように制御され
る。そして、この飾り表示器33は、遊技場においてサ
ービス提供のために使用することもできる。即ち、上記
した第1の条件の成立に基づく権利発生遊技状態時にお
いて、遊技場で予め定めた数値と同一の数値が飾り表示
器33に停止表示されたときに、権利発生遊技状態で獲
得した景品玉を使用して継続して当該パチンコ遊技機又
は他の遊技機で遊技を行えるサービスを提供し、逆に、
予め定めた数値と異なる数値が飾り表示器33に停止表
示されたときに、権利発生遊技状態で獲得した景品玉を
一旦所望の景品に交換させ、当該景品玉で継続して遊技
を行うサービスを受けれないようにする。もちろん、他
の種類のサービス提供のために使用しても良い。 【0018】また、可変表示器32a,32bの上方に
形成される入賞空間35の開口縁を囲むように障害突片
36が取付基板31の前方に突設されている。そして、
この障害突片36によって遊技領域3を落下する打玉が
直接的に入賞空間35に侵入しないようにしている。な
お、障害突片36の上部には、上部前飾板40が取り付
けられている。 【0019】ところで、前記入賞空間35には、前記可
変入賞球装置4の玉受部材5a,5bによって受け止め
られた入賞玉が玉通路37によって誘導される。しかし
て、玉通路37によって誘導された入賞玉は、後方から
前方に向かって下り傾斜する上部玉転動板38上を流下
するが、上部玉転動板38のほぼ中央に隆起される振分
突起39の影響で多少左右に振り分けられて転動し、そ
の流下端から落下する。上部玉転動板38から落下した
入賞玉は、通常の位置で前方から後方に向けて傾斜する
回転板41に導かれる。回転板41は、その前方に突起
42が突設され、上部玉転動板38から落下する入賞玉
が前方に転動しないようにしている。また、回転体41
は、権利発生遊技状態が継続している間、常時回転制御
される。このため、モータ43(図4参照)と歯車44
a〜44c(図5参照)を介して連結されている。更
に、回転板41の通常位置を検出するために、モータ4
3の近傍には、カムスイッチ63(図示しない;ただ
し、図8に符号を表示)が設けられている。 【0020】上記した回転板41の流下端には、複数の
昇降部材45a〜45cが臨み、その最下点で回転板4
1を転動してきた入賞玉を載置して上方に移動させる。
しかして、昇降部材45a〜45cは、図4に示すよう
に、その後部に連結される昇降連結杆46a〜46c
(46cは、図示されない)が図示しないモータ49
(図8に符号のみ表示)で回転せしめられる回転カム部
材48a〜48c(48cは、図示されない)によって
間欠的に揺動されるレバー47a〜47c(47cは、
図示されない)と係合することにより、上下摺動するよ
うになっている。なお、本実施例においては、モータ4
9は、電源投入時から常時回転せしめられるので、昇降
部材45a〜45cも常時上下動している。 【0021】上記した昇降部材45a〜45cに載置さ
れて上昇した入賞玉は、前記上部玉転動板38の下部に
後方に向かって開設された3つの領域50、51a,5
1bに誘導される。3つの領域のうち、中央の昇降部材
45bに載置された入賞玉が受け入れられる領域50
は、特別領域50を構成し、その流下途中に特別入賞玉
検出器52が臨設されている。そして、この特別入賞玉
検出器52は、前記したように、権利発生遊技状態の発
生又は消滅を検出するものである。また、左右の昇降部
材45a,45cに載置された入賞玉が受け入れられる
領域51a,51bは、通常領域51a,51bを構成
し、単に入賞として処理するものである。なお、図6及
び図7に示すように、左右の昇降部材45a,45c
は、同時に昇降するが、中央の昇降部材45bだけは、
それらと交互に昇降するようになっている。なお、上記
した説明では、特別領域として中央の特別領域50を固
定したものを示したが、例えば、後述する飾りLED6
1を点灯移動させ、可変入賞球装置4の開成時にその移
動を停止させ、その停止したLEDに対応する領域を特
別領域と設定するようにして、特別領域が変化するもの
でも良い。この場合において、左右の昇降部材45a,
45bに対応する領域51a,51bのいずれかが特別
領域となったときの方が、中央の昇降部材45bに対応
する領域50が特別領域となったときに比較して、入賞
玉が誘導され易い。 【0022】また、上記した昇降部材45a〜45cへ
の入賞玉の載置は、回転板41を転動する入賞玉と昇降
部材45a〜45cが最下降したタイミングとがうまく
一致しなければならないが、これがうまく一致しないと
きには、回転板41を転動してきた入賞玉は、左右の昇
降部材45a,45cの側方から下方に落下して、下部
玉転動板53に到達する。下部玉転動板53は、入賞空
間35の前後から中央部分に向けて下り傾斜しており、
その下り傾斜した最下点に特定通過口54と通常通過口
55a,55bとが区画されている。特定通過口54
は、中央に形成され、その流下途中に特定通過玉検出器
56が設けられ、一方、通常通過口55a,55bは、
特定通過口54の左右に設けられている。しかして、権
利発生遊技状態となっていないときに入賞玉が特定通過
口54を通過したときには、前記したように第1の条件
が成立したとして、可変表示器32a,32bが特定表
示結果となる確率を低確率から高確率に移行させる。ま
た、入賞玉が通常通過口55a,55bを通過したとき
には、通常の入賞玉として処理される。 【0023】なお、前記した回転板41から下部玉転動
板53までの間の前面は、透明板57で覆われており、
その透明板57の中央に振分突起58(図4参照)が後
方に向かって突設されている。この振分突起58は、前
方の下部玉転動板53に落下した打玉が前記特定通過口
54に誘導されるのを邪魔するように作用するものであ
る。 【0024】特別入賞装置30の構成は、概ね上記した
ものであるが、これ以外にも特別入賞装置30には、情
報表示用のLED及び装飾用のLEDが設けられてい
る。具体的には、図3に示すように、上部玉転動板38
の上方後面壁には、直接的には、権利発生中における前
記始動入賞口16への入賞玉数を表示する回数表示LE
D59が複数個(8個)設けられている。この回数表示
LED59は、間接的には可変入賞球装置7の前記開閉
板9の開放回数を表示するものである。この表示動作に
ついては、後に詳述する。また、前記特別領域50及び
通常領域51a,51bの後方壁にも飾りLED60
(以下、飾りLED−Aという)が設けられ、前記昇降
部材45a〜45cの左右後面壁に飾りLED61(以
下、飾りLED−Bという)が設けられている。また、
特別入賞装置30に設けられる上記した検出器、ソレノ
イド、モータ、LED等の電気的部品の配線は、特別入
賞装置30の後端部に取り付けられる中継端子板62に
設けられるコネクタに接続されている。 【0025】以上、特別入賞装置30を含むパチンコ遊
技機の遊技盤1の構成について説明してきたが、それら
の遊技装置は、図8に示す遊技制御回路によって制御さ
れる。図8は、遊技制御回路をブロック構成で示す回路
図であり、MPU、ROM、RAM、入出力回路を含む
基本回路70によって制御される。しかして、基本回路
70は、スイッチ回路71を介して入賞玉検出器11、
通過玉検出器15a,15b、始動入賞玉検出器17、
特別入賞玉検出器52、特定通過玉検出器56、及びカ
ムスイッチ63からの検出信号が入力され、アドレスデ
コード回路72から基本回路70及びスイッチ回路71
にチップセレクト信号が与えられる。また、電源投入時
に初期リセット回路73から基本回路70にリセット信
号が与えられ、所定時間毎に定期リセット回路74から
基本回路70に定期リセット信号が与えられる。 【0026】一方、基本回路70からは、以下の装置及
び回路に制御信号が与えられる。即ち、音回路75を介
してスピーカに音声信号が与えられる。また、基本回路
70からは、外部に大当り信号(本実施例の場合は、権
利発生信号)を出力する大当り情報出力回路76に駆動
信号が与えられる。また、LED回路77を介して可変
表示器32a,32b、飾り表示器33、通過記憶表示
LED34、入賞個数表示LED12、回数表示LED
59、及び飾りLED−A,Bに表示制御信号が与えら
れ、ソレノイド回路78を介してソレノイド6、10に
駆動信号を与え、モータ回路79を介してモータ43、
49に駆動信号が与えている。更に、ランプ回路80を
介してレール飾りランプ25、風車ランプ23a,23
b、サイドランプ24a,24b、袖ランプ22a,2
2b、肩ランプ21a,21b、及び遊技効果ランプ8
2に表示制御信号が送られる。なお、上記した装置や回
路には、電源回路81から各種の電圧を有する電力が供
給されている。 【0027】以上、説明した遊技制御回路の具体的な動
作の一例を図9乃至図24に示すタイミングチャート及
び説明図を参照して説明する。まず、図9乃至図11を
参照して、遊技の進行にほとんど関係ない動作について
説明する。図9は、電源投入以後の昇降部材45a〜4
5c(昇降板と表示)の動作を示すタイミングチャート
であり、図10は、電源投入時の回転板41の動作を示
すタイミングチャートであり、図11は、飾り表示器3
3の動作を示すタイミングチャートである。 【0028】図9において、昇降板45a〜45cは、
左右の昇降板45a,45cと中央の昇降板45bとが
3秒の周期で交互に上下動を行い、これらは、電源投入
後、継続的に行われる。なお、昇降板45a〜45cの
昇降速度を任意に変更できるようにしておき、これによ
って特別領域50への入賞率を調節できるように構成し
ても良い。 【0029】図10において、回転板41は、電源投入
時に回転を開始し、1回転したところ(カムスイッチ6
3が作動したところ)で停止して、そのままの状態を維
持する。その後、回転板41が動作するのは、権利発生
遊技状態中だけである。なお、回転板41を常時回転し
ておき、可変表示器32a,32bの表示結果に基づい
て停止したり、あるいは停止させなかったりして、特別
領域50や特定通過口54等への入賞率を異ならせるよ
うにしても良い。 【0030】図11において、飾り表示器33(図柄3
3と表示)は、電源投入時から常時可変表示させてお
き、1回目の権利発生遊技状態の発生(特別装置の作動
と表示)と同時に停止して、0〜9までのいずれかの数
値を表示した状態を維持し、その後、2回目の特別装置
の作動停止と同時に可変表示を開始する。なお、1回目
の特別装置の作動と2回目の特別装置の作動とが比較的
短い時間間隔で生ずるのは、後に詳述するように、第1
の条件の成立に基づく高確率によって1回目の特別装置
が作動したときである。また、図示の動作例では、図柄
33の停止を1回目の特別装置の作動時としているが、
他のタイミングで図柄33を停止させるようにしても良
い。 【0031】次に、図12及び図14乃至図16を参照
して可変表示器32a,32bの可変表示動作について
説明する。図12は、通過口14a,14bを打玉が通
過したときの可変表示器32a,32bの可変表示制御
を示すタイミングチャートである。図14乃至図16
は、打玉が通過口14a,14bを通過したときに決定
される当り図柄の選択方法を説明する説明図である。 【0032】図において、通過口14a,14bに打玉
が通過して通過玉検出器15a,15bをONさせ、通
過信号P1が導出されると、その通過信号P1の立ち上
がり時に低確率時であればランダムAから、高確率時で
あればランダムBからそれぞれ1つの値が抽出される。
ランダムAは、図14に示すように、低確率時に当り図
柄か否かを決定するためのランダム数であり、電源投入
後「0〜59」の60通りの数値が0.002秒毎に刻
々と変動しており、ランダムBは、同じく図14に示す
ように、高確率時に当り図柄か否かを決定するためのラ
ンダム数であり、電源投入後「32,16,8,4,
2,1」の6通りの数値が0.002秒毎に刻々と変動
している。また、図12に示すように、通過信号P1導
出後、0.000秒又は0.002秒経過したときにラ
ンダムC1及びランダムC0から1つの値が抽出され
る。このランダムC1及びランダムC0は、それぞれ可
変表示器32a,32bに表示される図柄を決定するも
ので、図14に示すように、ランダムC1の場合には、
「0〜9」までの10通りの数値が0.002秒毎に及
び割り込み処理余り時間中に刻々と変化し、ランダムC
0の場合には、「0〜9」までの10通りの数値がラン
ダムC1の桁上げ毎に刻々と変化している。 【0033】しかして、図15及び図16に示すよう
に、ランダムA又はランダムBから抽出された数値が例
えば、「1」であるときには、当りと判断され、その時
抽出されたランダムC1の値に対応した図柄を可変表示
器32a,32bに表示する。一方、ランダムA又はラ
ンダムBから抽出された数値が「1」以外のときには、
外れと判断され、その時抽出されたランダムC1とラン
ダムC0の値がそのまま可変表示器32a,32bに表
示される図柄となる。ただし、偶然当り図柄と一致した
場合には、ランダムC0に「1」を加算して、外れ図柄
にして表示するようになっている。 【0034】上記したように、通過信号P1の導出時
に、可変表示器32a,32bに表示される図柄が当り
か否かが決定されると共に、停止時に表示される図柄も
決定され、それらの決定が終了した後(本実施例におい
ては、通過信号P1導出後0.008秒〜0.010秒
経過後)、可変表示器32a,32bの変動が同時に開
始される。しかして、一方の可変表示器32aの変動表
示においては、基本時間(5.080秒)の間、1図柄
の変動時間が0.040秒で1周期が0.400秒に設
定されて、基本時間が経過すると、停止図柄がセットさ
れて停止図柄と一致したところで、その変動表示が停止
される。一方、他方の可変表示器32bの変動表示にお
いては、基本時間として最初に停止する可変表示器32
aの変動が停止するまでの時間に0.600秒が加算さ
れた時間が設定され、その基本時間の間1図柄の変動時
間が0.040秒で1周期が0.400秒に設定されて
変動表示している。そして、基本時間終了後、停止図柄
がセットされて停止図柄と一致したところで、その変動
表示が停止される。 【0035】上記のようにして可変表示器32a,32
bが変動表示を停止した以降の遊技が図17及び図18
に示される。図17は、停止図柄が当りとなった場合の
可変入賞球装置4の動作を示すタイミングチャートであ
り、図18は、停止図柄が外れとなった場合であって通
過記憶がある場合の可変表示器32a,32bの変動表
示態様を示すタイミングチャートである。そこで、先に
図18を参照して、外れの場合について説明すると、2
つの可変表示器32a,32bの変動表示が停止した
後、一定時間(1.000秒)が経過した時点で確認の
ため、停止図柄の組合せが当りであるか否かの判定が行
われる。その結果、外れと判定されたときには、一定時
間(1.008秒)の経過後に再度可変表示器32a,
32bの変動表示を開始する。 【0036】次に図17を参照して、当りの場合につい
て説明すると、2つの可変表示器32a,32bの変動
表示が停止した後、一定時間(1.000秒)が経過し
た時点で確認のため、停止図柄の組合せが当りであるか
否かの判定が行われる。その結果、当りと判定されたと
きには、判定後直ちに可変入賞球装置4の一定時間
(1.504秒)の開放動作が行われる。そして、開放
時間の経過した後において、通過記憶がある場合には微
少時間(0.008秒)経過したときに可変表示器32
a,32bの変動表示が開始される。なお、可変入賞球
装置4の上記した開放設定時間においては、一般的に1
個又は2個の打玉しか受け入れることしかできないが、
確実に1個を受け入れるため、比較的長い時間(例え
ば、6秒)を設定して開放し、1個受け入れた時点で閉
じるか又は1個を除く入賞玉を特別入賞装置30に導か
ないようにしても良い。 【0037】上記のように可変入賞球装置4の開放中に
受け入れられた打玉が特別入賞装置30内の常時昇降動
作している昇降部材45a〜45cのうち中央の昇降部
材45bに載置されて特別領域50に入賞して特別入賞
玉検出器52をONさせると、権利発生遊技状態とな
る。そして、この権利発生遊技状態になると、図19に
示すように、特別入賞装置30に設けられる回転板41
が一定の周期(9.600秒)で回転せしめられる。こ
のため、権利発生遊技状態が継続している最中に入賞空
間35に受け入れられた入賞玉が中央の昇降部材45b
に載置される可能性が極めて低くなり、これがため、再
度の特別領域50への入賞玉の入賞に基づく権利消滅す
ることを(いわゆるパンク現象といわれている)を極め
て低く抑えることができる。また、このパンク現象を確
実に防止するために、昇降部材45bに入賞玉を誘導し
ない位置で回転板41を停止させるか、あるいは昇降部
材45bを停止させるようにしても良い。 【0038】また、権利発生遊技状態中に遊技領域3を
落下する打玉が始動入賞口16に入賞して始動入賞玉検
出器17をONさせると、図13に示すように、始動信
号S1が導出される。図13は、始動入賞口16に打玉
が入賞したときの可変入賞球装置7の開閉板9の動作を
示すタイミングチャートである。図において、始動信号
S1が導出されると、開閉板9が連続して一定時間
(9.800秒)開放される。そして、この開放時間を
含めてそれより僅かに長い時間(0.024秒だけ長
い)が経過するまでの間に打玉が始動入賞口16に入賞
しても、それに基づく開放が直ちに行われることはな
く、開閉板9の開放動作が終了した後に、権利発生遊技
状態が継続していることを条件として、始動入賞口16
への入賞に基づく開閉板9の開放動作が行われる。ただ
し、本実施例においては、前記したように、始動入賞口
16への打玉の入賞と開閉板9の開放動作とが交互に行
われる可能性が高いため、概ね定められた繰り返し回数
だけ開閉板9を開放することができる。 【0039】ところで、可変表示器32a,32bが権
利発生遊技状態の発生に大きく関与する特定表示結果を
導出する確率が高確率時と低確率時では、特定表示結果
が表示される確率が大きく異なるが、本実施例におい
て、この確率の変動は、図20及び図21に示すように
制御される。図20は、確率の変動が権利発生遊技状態
の発生又は消滅に関連しない第1の条件、即ち、特定通
過口54に入賞玉が通過したことに基づいて確率の変更
が行われる様子を示すタイミングチャートであり、図2
1は、確率の変動が権利発生遊技状態の発生又は消滅に
関連する第2の条件、即ち、奇数回目の権利発生遊技状
態が終了したことに基づいて確率の変更が行われる様子
を示すタイミングチャートである。 【0040】まず、図21を参照して、第2の条件の成
立に基づいて確率の変更が行われる場合について説明す
ると、電源投入後、最初の権利発生遊技状態の終了(特
別装置の作動停止)までは、低確率による可変表示動作
が行われるが、最初の特別装置の作動停止に基づいて低
確率から高確率に変更される。このため、2回目の権利
発生遊技状態が極めて短い周期で生起する可能性があ
る。そして、2回目の権利発生遊技状態が生起すると、
高確率から低確率に変更されるが、2回目の権利発生遊
技状態が終了しても、今度は、低確率から高確率への変
更が行われない。つまり、本実施例においては、一度権
利発生遊技状態になると、短い周期で権利発生遊技状態
が2回出現し、以後、その動作を繰り返すように制御さ
れるものである。なお、1回目の権利発生遊技状態の終
了によって高確率に変更され、その高確率の変更が、上
記した2回目ばかりでなく、3回目、4回目も継続され
るようにしても良い。つまり、高確率から低確率への変
更又は低確率から高確率への変更は、任意の権利発生遊
技状態の発生又は終了に関連づければ良く、必ずしも、
上記した実施例のように制御する必要はない。 【0041】次に、図20を参照して、第1の条件の成
立に基づいて確率の変更が行われる場合について説明す
ると、低確率による可変表示動作が行われている遊技状
態において、特別入賞装置30の特定通過口54に入賞
玉が通過して特定通過玉検出器56をONさせて特定信
号Q1を導出すると、それまでの低確率が高確率に変更
される。このため、特定信号Q1の導出後比較的早い段
階で最初の権利発生遊技状態が生起せしめられる可能性
が高くなる。しかして、最初の権利発生遊技状態が生起
すると、高確率から低確率に変更されるが、その最初の
権利発生遊技状態が終了すると、第2の条件が成立した
こととなるので、再度低確率から高確率に変更される。
このため、2回目の権利発生遊技状態が極めて短い周期
で生起する可能性がある。そして、2回目の権利発生遊
技状態が生起すると、高確率から低確率に変更される
が、2回目の権利発生遊技状態が終了しても、今度は、
低確率から高確率への変更が行われない。 【0042】このように、本実施例においては、権利発
生遊技状態に関連しない予め定めた第1の条件、又は権
利発生遊技状態に関連する予め定めた第2の条件のいず
れかが成立したときに、可変表示器32a,32bが予
め定めた表示結果を導出する確率が向上せしめられるた
め、次回の権利発生遊技状態となるまでの周期が変化す
るので、遊技に抑揚を与え、遊技者の興趣を盛り上げる
ことができる。特に、本実施例においては、権利発生遊
技状態に関連しない予め定めた第1の条件が成立したと
きにも確率の向上がなされるので、権利発生遊技状態が
一度も発生しなくても、権利発生遊技状態となる可能性
を高めることができるので、遊技者の興趣をより引く付
けることができる。 【0043】次に、図22〜図24を参照して、各遊技
状態に応じて表示される可変表示器32a,32bやラ
ンプ、LED、及びスピーカの動作について簡単に説明
する。なお、図中、二重丸印は、変動状態を示し、丸印
は、点灯状態を示し、丸印の中にバツがある表示は、点
滅状態を示す。 【0044】まず、電源を投入した通常の遊技状態で
は、可変表示器32a,32b(以下、図柄32a,3
2bと称す)及び個数表示LED12が「0」を点灯表
示し、回数表示LED59及び飾りLED−Aが512
msの間隔で点滅表示し、飾り表示器33が400ms
の周期で変動表示し、飾りLED−Bが2048msで
点灯移動し、アタッカーランプ13、肩ランプ21a,
21bが200msの間隔で点滅表示し、高確率時に遊
技効果ランプ82が200msの間隔で、サイドランプ
24a,24b及び風車ランプ23a,23bが800
msの間隔でそれぞれ点滅する。また、スピーカは、全
く駆動されない。 【0045】次に、打玉が通過口14a,14bを通過
したときには、図柄32a,32bが400msの周期
で変動表示する。記憶表示LED34は、記憶数に応じ
て左側から順に点灯する。また、回数表示LED59、
図柄33、個数表示LED12、飾りLED−A、飾り
LED−B、及びアタッカーランプ13、肩ランプ21
a,21bは、上記した動作と全く同じであり、他の遊
技盤1上のランプ類は、作動しない。 【0046】また、図柄32a,32bが回転中(変動
中)のときには、飾りLED−Aの点滅が200msと
速くなるだけで、他は、上記の通過時と同じである。た
だし、スピーカからは、効果音Bが発生され、停止時に
は、効果音Cが発生される。 【0047】図柄32a,32bの停止後、判定される
までの短い時間(1.000秒)においては、図柄32
a,32bに停止した図柄を点灯表示し、飾りLED−
Aが作動しないことを以外は、図柄32a,32bの回
転中と同じである。 【0048】図柄32a,32bの停止後、当り図柄が
表示されているときには、可変入賞球装置4が駆動され
るが、その可変入賞球装置4の駆動中には、飾りLED
−A及びレール飾りランプ25が極めて速い点滅(60
ms)動作をし、スピーカから効果音Dが発生される以
外は、上記判定中と同じである。 【0049】可変入賞球装置4の開放に基づいて権利発
生遊技状態が生起した場合、即ち、特別装置が作動して
いる間、図柄32a,32bは、上記したいずれかの状
態を示し、回数表示LED59が最初「0」を表示し、
始動口入賞がある毎に1〜7個目までは、左から順に消
灯し、8個目は、すべてが256ms間隔で点滅し、9
〜15個目までは、右から順に点灯し、16個目は、す
べてが512ms間隔で点滅する。また、図柄33も最
初の特別装置作動から2回目の特別装置の作動停止まで
停止した図柄を点灯表示する。飾りLED−A,Bは、
200ms間隔で点滅し、遊技効果ランプ82、アタッ
カーランプ13、肩ランプ21a,21bが200ms
で点滅し、レール飾りランプ25、サイドランプ24
a,24b、風車ランプ23a,23bが800ms間
隔で点滅する。また、特別装置の作動開始時には、効果
音Eが発生され、作動の継続時には、効果音Fが発生さ
れる。 【0050】上記した特別装置の作動中において、打玉
が始動入賞口16へ入賞して可変入賞球装置7が開放さ
れたときには、個数表示LED12が入賞個数を表示
し、飾りLED−A,B、レール飾りランプ25、袖ラ
ンプ22a,22b、アタッカーランプ13、肩ランプ
21a,21bが100msの間隔で点滅表示し、遊技
効果ランプ82が200msで点滅表示し、サイドラン
プ24a,24b、風車ランプ23a,23bが800
ms間隔で点滅表示すると共に、効果音Gを発生する。
ただし、特別装置の作動停止時では、効果音Hが発生さ
れる。 【0051】また、図柄32a,32bが同一図柄とな
らなかったときには、アタッカーランプ13と肩ランプ
21a,21bとが80msの間隔で点滅し、効果音I
が発生される。 【0052】また、確率が高確率となっているとき、及
び特定通過口54を打玉が通過したときは、電源投入時
とほとんど同じである。 【0053】また、異常発生時には、図柄32aが
「E」を表示し、図柄32bが「−」を表示し、図柄3
3が異常の種類に応じた数値1〜7のいずれかを表示す
る。また、記憶表示LED34と回数表示LED59と
個数表示LED12と飾りLED−Bとが異常発生前の
状態を保持すると共に飾りLED−Aが消灯し、アタッ
カーランプ13及び肩ランプ21a,21bが点灯し、
効果音Aも発生される。なお、異常発生の種類は、E−
0が特別入賞玉検出器52の短絡又は断線、E−1が始
動入賞玉検出器17の短絡又は断線、E−2が入賞玉検
出器11の短絡又は断線、E−4が通過玉検出器15a
の短絡又は断線、E−5が通過玉検出器15bの短絡又
は断線、E−6が特定通過玉検出器56の短絡又は断
線、E−7が開閉板9の開放中に入賞玉検出器11から
の入賞信号がないとき、をそれぞれ表示している。 【0054】以上、実施例について説明してきたが、本
実施例によれば、権利発生遊技状態に関連しない予め定
めた第1の条件、又は権利発生遊技状態に関連する第2
の条件のいずれかが成立したときには、可変表示装置を
構成する可変表示器32a,32bが特定表示結果を導
出する確率が向上せしめられるため、次回の権利発生遊
技状態となるまでの周期が変化するので、遊技に抑揚を
与え、遊技者の興趣を盛り上げることができる。 【0055】なお、上記した実施例においては、高確率
に移行するための特定遊技状態に関連する予め定めた第
2の条件として、特定遊技状態が終了したという条件を
示したが、他の条件、例えば、特定遊技状態が発生した
という条件、可変表示装置を使用して特定組合せが成立
した後に打玉を特定遊技状態を生起せしめる特定領域に
誘導するものにおいて、特定組合せが成立したという条
件、あるいは、可変表示装置を使用して特定組合せが成
立したときに特定遊技状態となるものにおいて、可変表
示開始前又は可変表示開始後に特定組合せで停止表示す
べき乱数が抽出されたという条件であっても良い。ま
た、高確率に移行するための特定遊技状態に関連しない
予め定めた第1の条件として、特別入賞装置内に設けら
れる特定通過口を通過したという条件とを示したが、他
の条件、例えば、可変表示装置が当りと異なる確率向上
用図柄を表示したという条件、遊技領域上又は入賞球装
置内の所定の通過口や入球口に打玉が入ったという条
件、可変表示装置が所定期間(時間、回数を含む)特定
組合せを表示していないという条件、ある時点からの打
込玉数と補給玉数との差玉数又は出玉率が所定値に達し
たという条件、及び確率変動用に変動表示される可変表
示器が予め定めた組合せとなったという条件であっても
良い。 【0056】また、上記した実施例においては、通常の
確率に戻る(低確率に移行する)条件として、特定遊技
状態が発生したという条件を示したが、可変表示装置の
表示結果が特定組合せ以外の予め定めた表示結果(この
表示結果を導出するための乱数を抽出したときを含む)
となったとき、遊技盤上又は入賞球装置内の所定の通過
口又は入球口に打玉が入ったとき、高確率へ移行したと
きから所定期間(例えば、所定時間が経過する期間、可
変表示装置の所定回数の可変表示動作が経過する期間、
それらのいずれか早い方の期間が経過するまで、可変表
示装置の特定組合せの発生回数が所定値に達する期間
等)が経過したとき、ある時点からの打込玉数と補給玉
数との差玉数又は出玉率が所定値に達したとき、という
条件であっても良い。 【0057】また、上記した実施例では、可変表示器3
2a,32bが当り図柄となったときに権利発生遊技状
態としないものであるが、可変表示器32a,32bの
表示が特定表示結果となったときに、そのことに基づい
て直ちに権利発生遊技状態とするものでも良い。例え
ば、通過口14a,14bを打玉が通過したときに可変
入賞球装置4を短い時間間隔で1回又は2回開放し、そ
の開放中に受け入れられた入賞玉が中央の昇降部材45
bに載置して特別入賞玉検出器52をONさせたとき
に、可変表示器32a,32bに表示結果を導出させ、
その導出結果が予め定めた表示結果であるときに、権利
発生遊技状態とする。以下、第1の条件と第2の条件と
は、上記した実施例と同じであっても良い。 【0058】更に、上記した実施例においては、可変表
示装置として主として7セグメントLEDで構成された
ものを示したが、他の可変表示器(例えば、ドットマト
リックス、LCD、ドラム、円盤等)で構成されたもの
でも良い。また、可変入賞球装置4と特別入賞装置30
とが一体的に形成されたもの、又は特別入賞装置30と
可変入賞球装置7とが一体的に形成されたものでも良
い。更に、上記した実施例では、特定遊技状態として権
利発生遊技状態を生起せしめる遊技内容のものを示した
が、可変表示装置を備えてこれにより特定遊技状態を生
起せしめる遊技内容を有する弾球遊技機であれば、どの
ような弾球遊技機であっても良い。 【0059】 【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、特別入賞装置の内部に設けられ
且つ特別領域に導かれた打玉が導かれることのない特定
通過口を打玉が通過したという第1の条件と、特定遊技
状態に関連する予め定めた第2の条件のいずれかの条件
が成立したときに、可変表示装置が予め定めた表示結果
を導出する確率が向上せしめられるため、次回の特定遊
技状態となるまでの周期が変化するので、遊技に抑揚を
与え、遊技者の興趣を盛り上げることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】実施例に係る弾球遊技機の遊技盤の正面図であ
る。 【図2】遊技盤の背面図である。 【図3】遊技盤に設けられる特別入賞装置の正面図であ
る。 【図4】特別入賞装置の断面図である。 【図5】特別入賞装置の一部を破段した斜視図である。 【図6】特別入賞装置の内部構造を示す部分斜視図であ
る。 【図7】特別入賞装置の内部構造を示す部分斜視図であ
る。 【図8】遊技動を制御する制御回路のブロック図であ
る。 【図9】特別入賞装置に設けられる昇降部材の動作を示
すタイムミングチャートである。 【図10】特別入賞装置に設けられる回転体の電源投入
時の動作を示すタイミングチャートである。 【図11】特別入賞装置に設けられる飾り表示器の動作
を示すタイミングチャートである。 【図12】可変表示装置を構成する可変表示器の動作を
示すタイミングチャートである。 【図13】権利発生遊技状態中における始動入賞口に入
賞に基づく可変入賞球装置の動作を示すタイミングチャ
ートである。 【図14】可変表示器の表示結果が当りを決定するとき
に使用されるランダム数を説明するための説明図であ
る。 【図15】低確率時における当りを決定するための説明
図である。 【図16】高確率時における当りを決定するための説明
図である。 【図17】可変表示器の表示結果が当りとなったときの
可変入賞球装置の動作を示すタイミングチャートであ
る。 【図18】可変表示器の表示結果が外れとなって通過記
憶がある場合における可変表示器の動作を示すタイミン
グチャートである。 【図19】権利発生遊技状態中における回転体の動作を
示すタイミングチャートである。 【図20】第1の条件に基づいて確率変更が実行される
様子を示すタイミングチャートである。 【図21】第2の条件に基づいて確率変更が実行される
様子を示すタイミングチャートである。 【図22】各遊技状態におけるLED、ランプ、スピー
カの動作状態の一部を示す一覧表図である。 【図23】各遊技状態におけるLED、ランプ、スピー
カの動作状態の一部を示す一覧表図である。 【図24】各遊技状態におけるLED、ランプ、スピー
カの動作状態の一部を示す一覧表図である。 【符号の説明】 1 遊技盤 4 可変入賞球装置 7 可変入賞球装置 16 始動入賞口 30 特別入賞装置 32a,32b 可変表示器(可変表示装置) 50 特別領域 54 特定通過口 70 基本回路

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 可変表示装置の表示結果が予め定めた表
    示結果となったことに基づいて特別入賞装置に打玉の入
    賞を可能とし、その特別入賞装置に入賞した打玉が特別
    領域に導かれたことに基づいて特定遊技状態を発生し、
    その特定遊技状態が継続しているときに、可変入賞球装
    置を遊技者にとって有利な状態にする動作を繰り返し行
    うことが可能な弾球遊技機において、 該弾球遊技機には、前記特別入賞装置の内部に設けられ
    且つ前記特別領域に導かれた打玉が導かれることのない
    特定通過口に打玉が通過したという第1の条件と、前記
    特定遊技状態に関連する予め定めた第2の条件のいずれ
    の条件が成立したときに、前記可変表示装置が前記
    め定めた表示結果を導出する確率を向上させる確率向上
    手段を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
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