JP3180077B2 - 撚り線機の弓ガイド板及びその製造方法 - Google Patents

撚り線機の弓ガイド板及びその製造方法

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JP3180077B2
JP3180077B2 JP05665098A JP5665098A JP3180077B2 JP 3180077 B2 JP3180077 B2 JP 3180077B2 JP 05665098 A JP05665098 A JP 05665098A JP 5665098 A JP5665098 A JP 5665098A JP 3180077 B2 JP3180077 B2 JP 3180077B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属線や被覆線な
どを撚るバンチャー型撚り線機に使用される弓ガイド板
及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8はバンチャー型撚り線機の概略構造
を示すものであり、一対の円板1,2を対向して配置す
ると共に各円板1,2に設けた筒状の軸3,4によって
各円板1,2を上下方向に回転駆動できるようにしてあ
る。一方の円板1の軸3には軸方向に沿う一対のスリッ
ト5が設けてあり、この各スリット5にそれぞれガイド
プーリ6が取り付けてある。他方の円板2には軸4から
円板2にかけて一対のスリット7が設けてあり、この各
スリット7にそれぞれガイドプーリ8が取り付けてあ
る。またこの一対の円板1,2の間に巻取りロール9が
配置してある。各円板1,2の外周の2箇所に固定部1
0,11が突出して設けてあり、この固定部10,11
には通孔12が穿設してある。そして、円板1,2の固
定部10,11間に弓ガイド板Aが取り付けてある。弓
ガイド板Aは弓状に反らせて両端部をそれぞれ固定部1
0,11にボルト止めすることによって取り付けられて
いるものである。各弓ガイド板Aの内側の長手方向の複
数箇所には道糸用リング13が取り付けてある。
【0003】上記のように形成される撚り線機にあっ
て、複数本束ねた金属線や被覆線など線材14はガイド
プーリ6から一方の円板1の固定部10の通孔12を通
して弓ガイド板Aの内側に供給され、この線材14は弓
ガイド板Aの内側の道糸用リング13を通って他方の円
板2の固定部11の通孔12に通され、そしてガイドプ
ーリ8を通った後、回転駆動される巻取りロール9に巻
き取られるようになっている。このとき、弓ガイド板A
は円板1,2の回転駆動と共に回転されているので、こ
の回転に伴って線材14に撚りが掛けられて巻取りロー
ル9に巻き取られるものであり、巻取りロール9と平行
に移動する線ガイド15によって線材14は巻取りロー
ル9に均一に巻き取られるようになっている。線材14
は一対のガイドプーリ6、一対のガイドプーリ8、一対
の弓ガイド板Aのうち一方のみに通すようにして使用さ
れるが、このように一対の各部材を用いるのは、高速回
転の際のバランスを保つためである。
【0004】ここで、上記の弓ガイド板Aとしては、ス
テンレス板で作製したもの、バネ鋼で作製したもの、ガ
ラスエポキシ樹脂成形品で作製したものが使用されてい
る。そしてこれらのものは平板状に作製されており、こ
れを弓形に曲げながら円板1,2の固定部10,11に
両端部をボルト止めすることによって、取り付けを行な
うようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ステンレス製
のものや、バネ鋼製のものは、重量が重いために、肉厚
を薄くする必要があり、回転数が2000〜3000r
pm程度に上昇して空気抵抗が増大するにつれて、弓ガ
イド板Aの振動が激しくなり、回転が不安定になるおそ
れがあるという問題がある。
【0006】またガラスエポキシ樹脂成形品は、ガラス
布を基材とし、この基材にエポキシ樹脂を含浸させて硬
化させることによって製造されているが、このようなガ
ラスエポキシ樹脂成形品の弓ガイド板Aは基材がガラス
布であるために、比重が比較的重く、引張強度の比強度
が低い。すなわち、ガラスエポキシ樹脂成形品はこのよ
うに比重が比較的重いために、弓ガイド板Aの厚みを厚
く形成することができず、引張強度が弱くなって、15
00rpm以上の回転数で回転させると、弓ガイド板A
の中央部に遠心力が集中して弓ガイド板Aが破断するお
それがあるという問題がある。
【0007】さらに、上記のように、従来の弓ガイド板
Aは平板状のものを弓形に曲げながら取付けを行なう必
要があって、取り付けの作業が困難であるという問題が
ある。
【0008】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、軽量に且つ強度高く形成することができ、しかも
取り付けの作業が容易になる撚り線機の弓ガイド板及び
その製造方法を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
撚り線機の弓ガイド板は、炭素繊維のトウの周りに炭素
繊維の織布を巻き付けて形成される基材に、不飽和ポリ
エステル樹脂を主成分とする樹脂組成物が含浸硬化され
て成ることを特徴とするものである。
【0010】本発明の請求項2に係る撚り線機の弓ガイ
ド板は、炭素繊維のスリーブ状織布の内側に炭素繊維の
トウを入れて形成される基材に、不飽和ポリエステル樹
脂を主成分とする樹脂組成物が含浸硬化されて成ること
を特徴とするものである。
【0011】また請求項3の発明は、炭素繊維のトウを
平行に平面に引き揃え、これを熱可塑性樹脂繊維で融着
一体化したものを用いることを特徴とするものである。
【0012】また請求項4の発明は、基材に樹脂組成物
が含浸硬化されていると共に弓状に成形されて成ること
を特徴とするものである。
【0013】本発明の請求項5に係る撚り線機の弓ガイ
ド板の製造方法は、炭素繊維のトウの周りに炭素繊維の
織布を巻き付けて形成される基材に、不飽和ポリエステ
ル樹脂を主成分とする樹脂組成物を含浸し、底面が長手
方向に弓状に凹湾曲した溝状に形成される成形凹部にこ
の樹脂含浸基材を配置すると共に、樹脂含浸基材を押さ
え型で押さえながら樹脂含浸基材の樹脂組成物を硬化さ
ることを特徴とするものである。
【0014】本発明に係る請求項6の撚り線機の弓ガイ
ド板の製造方法は、炭素繊維のスリーブ状織布の内側に
炭素繊維のトウを入れて形成される基材に、不飽和ポリ
エステル樹脂を主成分とする樹脂組成物を含浸し、底面
が長手方向に弓状に凹湾曲した溝状に形成される成形凹
部にこの樹脂含浸基材を配置すると共に、樹脂含浸基材
を押さえ型で押さえながら樹脂含浸基材の樹脂組成物を
硬化させることを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0016】本発明において基材としては、炭素繊維を
用いることができるものであり、炭素繊維の織布や、ト
ウ(多数の繊維を束ねたもの)を基材として用いること
ができるものである。織布としては、平織りなどのシー
ト状のものの他に、組紐を織る手法で織ったスリーブ状
のものを用いることができる。
【0017】織布は、直径7〜12μmのフィラメント
を3000本程度集束させた糸を、縦糸と横糸としてい
ずれも14〜26本/インチの打ち込み本数で織ったも
のが好ましい。織布を基材として用いて樹脂組成物を含
浸させるにあたって、目の詰まった織布を用いるのが好
ましく、引張強度の高い弓ガイド板Aを得ることができ
るが、打ち込み本数が上記より多くなり過ぎると、糸の
曲がりが大きくなって逆に必要とする弾性率が得られな
くなる。また打ち込み本数が上記より小さいと、目開き
が大きくなって樹脂溜まりやボイドの原因となる。
【0018】また、織布としてスリーブ状に織ったもの
を用いる場合、糸がスリーブの軸方向に対して20〜3
0°の角度で傾斜するように織り、糸の打ち込み本数は
20〜28本/インチに設定するのが好ましい。従って
直径が32mmのスリーブの場合は、打ち込み本数を7
9〜111本に設定するのがよい。
【0019】繊維のトウを基材として用いる場合、トウ
を一定方向に引き揃えてそのまま用いる他、この一定方
向に引き揃えて平面状にしたトウの片面あるいは両面に
トウの繊維よりも低融点の熱可塑性繊維を重ね、熱可塑
性繊維を加熱溶融することによって、一定方向に引き揃
えたトウを融着一体化するようにしてもよい。この場
合、トウを縦糸、低融点熱可塑性繊維を横糸として平織
し、熱可塑性繊維を加熱溶融してトウを融着一体化する
ようにしてもよい。このように一定方向に引き揃えたト
ウを融着一体化することによって、トウがばらばらにな
ることがなくなり、成形の際の取り扱いが容易になるも
のである。
【0020】本発明において上記の基材に含浸する樹脂
組成物として、不飽和ポリエステル樹脂を主成分とする
ものを用いるものである。弓ガイド板Aに要求される特
性は引張強度であり、このような引張強度を得るために
含浸する樹脂組成物の樹脂成分として不飽和ポリエステ
ル樹脂を用いるものである。なかでも特に高い引張強度
を期待することができるビスフェノール型不飽和ポリエ
ステル樹脂を用いるのが好ましい。このビスフェノール
型不飽和ポリエステル樹脂としては次の構造式を繰り返
し単位とするものを用いることができる。
【0021】
【化1】
【0022】上記の不飽和ポリエステル樹脂に硬化剤、
必要に応じて硬化促進剤や充填材を配合し、これを混合
することによって、樹脂組成物を調製することができ
る。
【0023】図2は成形型の一例を示すものであり、上
面が開口する成形凹部18を設けた成形下型19と、成
形凹部18に嵌合される押さえ型20とから形成してあ
る。成形下型19は弓状に反った金属製チャンネル材で
形成してあって、成形凹部18は底面が長手方向に弓状
に凹湾曲した溝状に形成してあり、成形凹部18の長手
方向の両端は開口させてある。成形下型19は成形凹部
18と同じ弓状に反った形状に形成してある。図3はこ
の成形型を組み込んだ成形装置の一例を示すものであ
り、枠体21の下枠22の上に束材23によって成形下
型19を設置し、また上枠24の下面に複数本の油圧シ
リンダー25を下向きに固定すると共に各油圧シリンダ
ー25のロッド26の下端間にベース材27を取り付
け、ベース材27の下面に束材28を介して押さえ型2
0が取り付けてある。
【0024】次に、弓ガイド板Aの成形について説明す
る。まず細長く形成した基材30に樹脂組成物を含浸さ
せ、この樹脂含浸基材30を成形下型19の成形凹部1
8に入れ、油圧シリンダー25を作動させて押さえ型2
0を下動させて成形凹部18の上部内に嵌め入れ、図4
に示すように押さえ型20で樹脂含浸基材30を0.1
〜2.0kg/cm2程度の圧力で加圧しながら、40
〜170℃程度の温度で、0.2〜2時間加熱すること
によって、樹脂組成物を硬化させる。このように加圧す
る際に、基材30に余分に含浸されている樹脂組成物は
成形凹部18の両端の開口部から流出される。そしてこ
のように樹脂組成物を硬化させた後、押さえ型20を上
動させて成形凹部18を開くことによって、図1に示す
ような、長手方向に弓形状に反った形状に成形された弓
ガイド板Aを得ることができるものである。
【0025】ここで、基材30としてトウを用いる場合
は、引き揃えたトウの上下両面に織布を重ねて必要な厚
みにし、これに樹脂組成物を含浸させるようにするもの
である。また基材30としてスリーブ状織布を用いる場
合は、このスリーブ状織布の内側に織布やトウを入れて
必要な厚みにし、これに樹脂組成物を含浸させるように
するものであり、またスーブ状織布の内側に他のスリー
ブ状織布を入れ、さらに他のスリーブ状織布を入れるよ
うにして複数枚のスリーブ状織布を入れ子状態に重ねて
必要な厚みにし、これに樹脂組成物を含浸させるように
することもできる。
【0026】また、基材30に樹脂組成物を含浸した
後、この樹脂含浸基材30をPETなどのフィルム31
で包み、この状態で樹脂含浸基材30を成形凹部18に
入れて成形を行なうようにすることができる。フィルム
31は成形後に剥がして除去される。このとき基材30
の長手方向の両端部ではフィルム31を閉じておかず、
図3に示すように成形下型19の両端からフィルム31
の端部を出した状態で成形を行なうものであり、成形の
際に余分な樹脂組成物をフィルム31の両端から流出さ
せるようにしておくのが好ましい。このようにフィルム
31で樹脂含浸基材30を包んだ状態で成形を行なうこ
とによって、樹脂組成物で成形下型19や押さえ型20
が汚れたり、成形された弓ガイド板Aを成形凹部18か
ら脱型することが困難になったりすることがなくなるも
のである。
【0027】上記のようにして成形した弓ガイド板A
に、道糸用リング13を取り付けるための孔33を等間
隔でドリル加工すると共に円板1,2の固定部10,1
1に取り付けるための孔34を両端部にドリル加工し、
さらに両側の端縁を切削加工して空気抵抗を少なくする
ための尖端部35を形成して、図1(c)のように仕上
げることができる。図1のものでは長手方向の中央部が
端部よりも幅狭の形状になるように弓ガイド板Aを形成
するようにしたが、全長に亘って幅寸法が一定になるよ
うに形成してもよい。
【0028】そして、孔33によって弓ガイド板Aに道
糸リング13を取り付け、図8の撚り線機の円板1,2
の間にこの弓ガイド板Aを配設すると共に孔34に通し
たボルトで円板1,2の固定部10,11に弓ガイド板
Aの両端部を固定することによって、弓ガイド板Aを撚
り線機に取り付けることができるものである。このと
き、弓ガイド板Aは弓形状に湾曲して成形されているた
めに、湾曲させるように曲げながらこの取り付けの作業
を行なうような必要がなくなり、撚り線機への取り付け
の作用が容易になるものである。また、弓ガイド板Aの
基材は炭素繊維から形成されており、ガラス繊維の密度
が2.73g/cm3に対して、炭素繊維の密度は1.
8g/cm3というように、炭素繊維の密度はガラス繊
維の密度りも小さい。従って炭素繊維を基材とする弓ガ
イド板Aは板厚を厚く形成しても重量を軽量に形成する
ことができるものであり、つまり弓ガイド板Aの比強度
を高くすることができるものであり、大きな回転数で回
転駆動させても弓ガイド板Aが破断したりするようなお
それがなくなるものである。
【0029】また、弓ガイド板Aの内面には耐摩耗性の
高い金属板などで形成される保護プレート36を取り付
けるのが好ましい。保護プレート36は、エポキシ樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂、フェノール樹脂等をアラ
ミド繊維の基材等に含浸硬化させて成形したFRP板で
形成することもできるものであり、この場合は樹脂にア
ルミナ粉体、炭化珪素粉体、ダイヤモンド粉体、窒化ホ
ウ素粉体などの耐摩耗性の高い充填材を50〜80重量
%程度含有させるようにするのが好ましい。さらに保護
プレート36は、炭素繊維の基材に上記の樹脂を含浸硬
化させて成形したFRP板の表面にステンレス、クロ
ム、ニッケル、セラミックを溶射した板などを使用する
こともできる。保護プレート36の厚みは0.1〜1.
0mm程度が好ましく、これ以上の厚みになると弓ガイ
ド板Aの重量が重くなって負荷が大きくなる。この保護
プレート36を弓ガイド板Aに取り付けるにあたって、
接着剤もしくは両面テープを用いて行なうと、保護プレ
ート36が摩耗して使用できなくなったときに保護プレ
ート36だけを取り替えてガイド板Aを繰り返し使用す
ることができる。
【0030】図5は上記の保護プレート36を弓ガイド
板Aの内面に取り付けた状態を示すものであり、保護プ
レート36の表面には道糸用リング13がリング押さえ
37によって取り付けてある。リング押さえ37は弓ガ
イド板Aの孔33にボルト38を通してナット39を螺
結することによって弓ガイド板Aに固定するようにして
ある。
【0031】図6は弓ガイド板Aの他の態様を示すもの
であり、このものでは保護プレート36の幅方向の中央
部を半円形に屈曲してガイド溝部41が設けてある。そ
して弓ガイド板Aの内面には長手方向に沿って浅い凹溝
42が凹設してあり、凹溝42の幅方向の中央部に長手
方向に沿って半円型断面の収容溝43が凹設してある。
この収容溝43にガイド溝部41を収容した状態で浅い
凹溝42にはめ込んで弓ガイド板Aに保護プレート36
を取り付けることができるものであり、このものでは弓
ガイド板Aから保護プレート36が突出しないので、弓
ガイド板Aを回転させるときに保護プレート36で空気
抵抗が増加することを防ぐことができるものである。
【0032】このような浅い凹溝42や収容溝43を設
けた弓ガイド板Aは図7のようにして成形することがで
きる。すなわち、図7(a)に示すように押さえ型20
の下面に保護プレート36と同じものを型板44として
取り付け、この押さえ型20で成形下型19の成形凹部
18内の樹脂含浸基材30を加圧して成形を行なうこと
によって、図7(b)のように型板44の厚みで浅い凹
溝42が、ガイド溝部41で収容溝43が形成された弓
ガイド板Aを成形することができるものである。そして
弓ガイド板Aの端縁を切削加工して尖端部35を形成す
ると共に保護プレート36や道糸用リング13を押さえ
るリング押さえ37を取り付けることによって、図6の
ように仕上げることができるものである。
【0033】
【実施例】次に本発明を実施例によって具体的に説明す
る。
【0034】(実施例1) 径8μmのPNA系炭素繊維のフィラメント3000
本を一束にしたものを縦糸及び横糸とし、縦糸及び横糸
をそれぞれ12.5本/インチの打ち込み本数で平織し
て作製した炭素繊維の織布(三菱レーヨン株式会社製
「TR3110」)を用い、この炭素繊維の織布を縦糸
が長手方向になるように長さ2m、幅22cmの寸法で
切断して帯状の基材30cを作製した。そして直径7μ
mのPNA系炭素繊維のフィラメントを24000本束
ねて作製したトウ(東邦レーヨン株式会社製「HTA2
4K」)を50本、幅5cmになるように引き揃えて並
べて基材30dとし、この基材30dの周りに上記の基
材30cを図9のように2周巻き付けて幅50mm、長
さ2mの基材30を作製した。
【0035】一方、ビスフェノール型不飽和ポリエステ
ル樹脂(日本ユピカ株式会社製「ユピカ5834」)1
00重量部に硬化剤としてメチルエチケトンパーオキサ
イド(MEKPO:火薬アクゾ社製「カヤメック」)
1.5重量部を加えて混合することによって不飽和ポリ
エステル樹脂組成物を調製した。そしてこの不飽和ポリ
エステル樹脂組成物を入れたバットに上記の基材30を
浸漬し、基材30の重量の1.5倍の圧力を加えて基材
30に不飽和ポリエステル樹脂組成物を含浸させた。
【0036】次に、この樹脂含浸基材30をPETフィ
ルム31の上に置いてPETフィルム31で包み、PE
Tフィルム31が剥がれないようにPETフィルム31
を両面粘着テープで止めた。ここでPETフィルム31
の長手方向の両端部は閉じずに開けてある。
【0037】そしてこれを図3の成形下型19の成形凹
部18に入れ、押さえ型20によって0.5kg/cm
2の圧力で押さえながら、50℃で1時間成形して、厚
み4.7mm、幅50mm、長さ2mの弓状に湾曲し
た、樹脂含有率が51重量%の弓ガイド板Aを得た。
【0038】(実施例) 直径7μmの炭素繊維フィラメントを12000本束ね
た炭素繊維トウで形成した炭素繊維糸を96本、軸方向
に対する傾斜角24°になるようにスリーブ状に織った
直径32mmのスリーブ状織布(東邦レーヨン株式会社
製「BCK−7296−24」)を基材30gとして用
いた。このスリーブ状の基材30gを炭素繊維糸の傾斜
角が大きくなるように直径を拡げた状態で、直径7μm
の炭素繊維フィラメントを24000本束ねた炭素繊維
トウ(東邦レーヨン株式会社製「HTA−24」)を5
0本引き揃えたものを基材30hとして、図10(a)
のようにスリーブ状の基材30gに入れ、次にスリーブ
状基材30gをその長手方向に引っ張って図10(b)
に示すように炭素繊維糸の傾斜角度が小さくなるように
径を縮め、幅50mm、長さ2mの基材30を作製し
た。
【0039】後は、この基材30に実施例1と同様にし
て不飽和ポリエステル樹脂組成物を含浸させ、さらに実
施例1と同様にして成形して、厚み4.7mm、幅50
mm、長さ2mの弓状に湾曲した、樹脂含有率が51重
量%の弓ガイド板Aを得た。
【0040】(実施例) 直径7μmの炭素繊維フィラメントを6000本束ねた
炭素繊維トウを縦糸として12本/インチの打ち込み本
数で、ナイロン40番単子を横糸として3本/インチの
打ち込み本数で平織すると共に加熱処理することによっ
て、炭素繊維トウをナイロン繊維で融着一体化した炭素
繊維−ナイロン繊維交織布(東邦レーヨン株式会社「U
W−6401」)を用い、この交織布を炭素繊維トウが
長手方向になるように長さ2m、幅48mmの寸法で切
断して帯状の基材30hを作製した。この基材30hを
12枚重ね、実施例と同じ炭素繊維のスリーブ状織布
(東邦レーヨン株式会社製「BCK−7296−2
4」)の基材30gに図10(a)(b)と同様に入れ
て、幅50mm、長さ2mの基材30を作製した。
【0041】後は、この基材30に実施例1と同様にし
て不飽和ポリエステル樹脂組成物を含浸させ、さらに実
施例1と同様にして成形して、厚み4.7mm、幅50
mm、長さ2mの弓状に湾曲した、樹脂含有率が52重
量%の弓ガイド板Aを得た
【0042】(比較例1) ガラス繊維織布にエポキシ樹脂ワニス(溶剤アセトン)
を含浸し、これを110℃の熱風乾燥炉に4.5分を要
して通過させて乾燥することによって、プリプレグを得
た。このプリプレグを1m×2mの寸法に切断し、これ
を12枚積層してステンレス鏡面板に挟むと共に、さら
にこれを120℃にセットした加圧プレス熱板に挟み、
成形圧力30kgf/cm2で約30分成形した後、熱
板のセット温度を145℃に上昇させ、成形圧力を50
kgf/cm2に変更して約1時間成形を行ない、この
後に30℃に冷却して取り出すことによって、1m×2
m×4.73mmのガラスエポキシ積層板を得た。そし
てこれを幅48mm、長さ1650mmの寸法に切断し
て、平板状の樹脂含有率が32重量%の弓ガイド板Aを
得た。
【0043】
【表1】
【0044】上記のようにして得た実施例1〜及び比
較例1の弓ガイド板Aについて、外観を観察し、またJ
IS K 6911に基づいて密度を、JIS K 7
073に基づいて引張強さと引張弾性率をそれぞれ測定
した。これらの結果及び、引張強さを密度で除した比強
度、引張弾性率を密度で除した比弾性率を表に示す。
【0045】
【表2】
【0046】表にみられるように、各実施例のもの
は、比較例のものよりも比強度が高いことが確認され
る。
【0047】また、上記の実施例1〜及び比較例1で
得た弓ガイド板Aに孔33,34や尖端部35等の加工
をして、幅48mm、長さ1650mmに仕上げ、さら
に図5のように幅25mm、厚み0.2mm、長さ16
50mmの金属板製の保護プレート36、道糸用リング
13、リング押さえ37を取り付け、これをバンチャー
型撚り線機に取り付けて耐久性の試験をした。耐久性の
試験は、回転数を表に設定し、24時間回転を継続し
た後の弓ガイド板Aの状態を観察することによって行な
った。異常がない場合をOKとして結果を表に示す。
【0048】尚、比較例1のものでは、屈曲させながら
バンチャー型撚り線機に取り付ける必要があるため、取
り付けの作業に手間取ったが、各実施例のものでは屈曲
させる必要がないので、取り付けの作業は容易であっ
た。
【0049】
【表3】
【0050】表にみられるように、各実施例のもの
は、耐久性に優れるものであった。
【0051】
【発明の効果】上記のように本発明に係る撚り線機の弓
ガイド板は、炭素繊維のトウの周りに炭素繊維の織布を
巻き付けて形成される基材に、あるいは炭素繊維のスリ
ーブ状織布の内側に炭素繊維のトウを入れて形成される
基材に、不飽和ポリエステル樹脂を主成分とする樹脂組
成物を含浸硬化させて弓ガイド板を形成するようにした
ので、基材の炭素繊維はガラス繊維よりも密度が小さ
く、弓ガイド板を軽量に且つ比強度高く形成することが
できるものである。
【0052】しかも弓ガイド板は弓形状に成形してある
ので、取り付けにあたって弓形状に曲げる必要がなく、
取り付けの作業が容易になるものである。
【0053】また本発明に係る撚り線機の弓ガイド板の
製造方法は、炭素繊維のトウの周りに炭素繊維の織布を
巻き付けて形成される基材に、あるいは炭素繊維のスリ
ーブ状織布の内側に炭素繊維のトウを入れて形成される
基材に、不飽和ポリエステル樹脂を主成分とする樹脂組
成物を含浸し、底面が長手方向に弓状に凹湾曲した溝状
に形成される成形凹部にこの樹脂含浸基材を配置すると
共に、樹脂含浸基材を押さえ型で押さえながら樹脂含浸
基材の樹脂組成物を硬化させるようにしたので、上記の
ような弓形状の弓ガイド板を容易に製造することができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る弓ガイド板の実施形態の一例を示
すものであり、(a)は正面図、(b)は平面図、
(c)はイ−ロ線拡大断面図である。
【図2】同上の成形型の実施形態の一例を示す斜視図で
ある。
【図3】同上の成形装置の実施形態の一例を示す正面図
である。
【図4】同上の成形状態を示す断面図である。
【図5】同上の弓ガイド板の実施形態の一例の断面図で
ある。
【図6】同上の弓ガイド板の実施形態の一例の断面図で
ある。
【図7】(a)は同上の成形状態を示す断面図、(b)
は成形して得られた弓ガイド板の拡大した断面図であ
る。
【図8】撚り線機の概略断面図である。
【図9】弓ガイド板の製造の一例を示す斜視図である。
【図10】弓ガイド板の製造の一例を示すものであり、
(a),(b)はそれぞれ斜視図である。
【符号の説明】
18 成形凹部 20 押さえ型 30 基材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土田 大輔 大阪府堺市築港新町2丁5番 リグナイ ト株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−247861(JP,A) 特開 平10−245787(JP,A) 実開 昭58−170141(JP,U) 実開 昭54−14030(JP,U) 実開 平4−60331(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D07B 1/00 - 9/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭素繊維のトウの周りに炭素繊維の織布
    を巻き付けて形成される基材に、不飽和ポリエステル樹
    脂を主成分とする樹脂組成物が含浸硬化されて成ること
    を特徴とする撚り線機の弓ガイド板。
  2. 【請求項2】 炭素繊維のスリーブ状織布の内側に炭素
    繊維のトウを入れて形成される基材に、不飽和ポリエス
    テル樹脂を主成分とする樹脂組成物が含浸硬化されて成
    ることを特徴とする撚り線機の弓ガイド板。
  3. 【請求項3】 炭素繊維のトウを平行に平面に引き揃
    え、これを熱可塑性樹脂繊維で融着一体化したものを
    いることを特徴とする請求項1又は2に記載の撚り線機
    の弓ガイド板。
  4. 【請求項4】 基材に樹脂組成物が含浸硬化されている
    と共に弓状に成形されて成ることを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれかに記載の撚り線機の弓ガイド板。
  5. 【請求項5】 炭素繊維のトウの周りに炭素繊維の織布
    を巻き付けて形成される基材に、不飽和ポリエステル樹
    脂を主成分とする樹脂組成物を含浸し、底面が長手方向
    に弓状に凹湾曲した溝状に形成される成形凹部にこの樹
    脂含浸基材を配置すると共に、樹脂含浸基材を押さえ型
    で押さえながら樹脂含浸基材の樹脂組成物を硬化させる
    ことを特徴とする撚り線機の弓ガイド板の製造方法。
  6. 【請求項6】 炭素繊維のスリーブ状織布の内側に炭素
    繊維のトウを入れて形成される基材に、不飽和ポリエス
    テル樹脂を主成分とする樹脂組成物を含浸し、底面が長
    手方向に弓状に凹湾曲した溝状に形成される成形凹部に
    この樹脂含浸基材を配置すると共に、樹脂含浸基材を押
    さえ型で押さえながら樹脂含浸基材の樹脂組成物を硬化
    させることを特徴とする撚り線機の弓ガイド板の製造方
    法。
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