JP3179987B2 - 汚れを落とし易い壁紙 - Google Patents

汚れを落とし易い壁紙

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JP3179987B2
JP3179987B2 JP30412294A JP30412294A JP3179987B2 JP 3179987 B2 JP3179987 B2 JP 3179987B2 JP 30412294 A JP30412294 A JP 30412294A JP 30412294 A JP30412294 A JP 30412294A JP 3179987 B2 JP3179987 B2 JP 3179987B2
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謙司 横山
洋史 山本
義彦 伊藤
実 今村
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Tokyo Gas Co Ltd
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Tokyo Gas Co Ltd
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】家屋等に使用される内装用の壁紙
に関するもので、特に汚れの付着したときその汚れを簡
単に落とせるものを対象とする。
【0002】
【従来技術】従来より壁紙は部屋の美観や雰囲気を高め
るため用いられている。壁紙は部屋の利用目的により適
宜彩色模様を施されたものが使用され、これにより雰囲
気を軟げている。このように雰囲気を高めるために用い
られている壁紙に汚れがつくことは好ましくなく簡単に
拭き掃除が可能なことが望ましいが従来の壁紙は汚れが
付着しやすい。
【0003】さらに汚染物質の種類によってはひどくこ
びりついたり、さらに壁紙の内部に浸透する場合があ
り、強い洗剤、溶剤を使っても落ちつかなかったり、壁
紙表面そのものがこれらの強い洗剤、溶剤で損傷された
りする場合がある。これを防止するために従来壁紙基材
の表面に各種プラスチック等でラミネートしたり、コー
ティングしたものがあるが、耐汚染性能に優れる弗素樹
脂フィルム2、中でもとりわけ性能の高い4フッ化エチ
レン系のフィルムをラミネートしたものはなかった。こ
れは4フッ化エチレン系フッ素フィルムが耐汚染性すな
わち非粘着性に優れるため、このフィルムを接着する技
術がなかったことに起因している。これは、前記軟質系
合成樹脂特に軟質ポリ塩化ビニール樹脂等では可塑剤と
してDOP(ジオクチルフタレート)等の可塑剤(例え
ば40〜60重量%)を含んでおり、これが樹脂成分中
を移動し表面に滲出し、ベトツキ,塵埃をとりつき汚れ
たり、また樹脂を成形するときに添加される(例えばス
テアリン酸等)が表面に滲出粉をふいたようになること
にも起因している。
【0004】
【解決すべき課題】本発明の目的は上記の壁紙の汚染し
にくく、汚れを落とし易い壁紙を作ることにある。
【0005】
【技術的手段】軟質の合成樹脂、織布または不織布など
の基材1に弗素樹脂フィルム2を熱ロール4により溶融
してラミネートするか、またはプライマー処理したり弗
素樹脂フィルムの接着面を放電加工処理などにより、臨
海表面張力を高くして接着性能を向上させた弗素樹脂フ
ィルム2を接着剤によりラミネートする汚染しにくく汚
れを落とし易い壁紙。
【0006】
【作用】弗素樹脂フィルム2,102表面に汚れが付着
しても乾いた布などで拭き取れば簡単に汚れを落とすこ
とができる。
【0007】
【効果】壁紙の表面に汚れが付着しても普通の壁紙と比
べ量がわずかで簡単に落とすことができる。また弗素樹
脂フィルムは耐薬品性、耐溶剤性が抜群なのでしつこい
汚れは、ベンジン、アルコール等の強い薬品、溶剤を使
って落とすことができ、壁紙表面を傷めることもない。
また、透明または半透明の弗素樹脂フィルムを用いるの
で、基材面の印刷模様が透視でき意匠性が高い。さらに
従来の壁紙と比べ表面が弗素樹脂フィルムにより強化さ
れているので、損傷しにくい。その拭き取り効果を示す
と次の通りである。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。ま
づ、図1〜3記載の第1実施例について説明する。図面
において、1は基材で、軟質の合成樹脂、織布、または
不織布などで作られる。1aは基材巻き戻しロールで、
多くの場合印刷されて巻かれている。2は弗素樹脂フィ
ルムで、フィルム巻き戻しロール2aに巻かれている。
【0009】フィルム巻き戻しロール2aから巻き戻さ
れた弗素樹脂フィルム2は、基材巻き戻しロール1aか
ら巻き戻されて基材1に熱ロール4により溶着される。
そして、引取りロール5に引き取られて巻取りロール6
に巻き取られる。弗素樹脂フィルム1は透明もしくは半
透明で、厚さ10〜50ミクロンのものが用いられる。
また4弗化エチレン系の弗素樹脂フィルム2を用いるこ
とが好ましい。
【0010】図2は本発明壁紙の断面を示す。図3は熱
ロール4としてエンボス熱ロールを用いてエンボス表面
Wを形成した場合を示す。このようにエンボス表面Wを
形成することにより本発明壁紙の意匠性を著しく向上す
ることができる。
【0011】次に図4,5に記載された第2実施例につ
いて説明する。図面において、101は第1実施例と同
様の材質の基材である。102はプライマー処理pされ
た弗素樹脂フィルムで、フィルム巻き戻しロール102
aに巻かれている。
【0012】103は接着剤塗布ロールで、基材巻き戻
しロール1aから巻き戻された基材101表面に接着剤
cを塗布する。そして、接合ロール105で基材101
に弗素樹脂フィルム102を接着する。この際、弗素樹
脂フィルム102はプライマー処理pあるいは放電加工
されているので弗素樹脂フィルム102は接着剤cとよ
く馴染み、基材101に確実に接着することができる。
【0013】かくして得た壁紙は、粗の表面に汚染物が
付着して、24時間以上経過した後でも乾布などで拭き
取れば、容易に汚れを落とすことができる。第2実施例
の冷間接着を採用すると、基材の痛みが少なく、ひいて
は意匠性を損なわない利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 熱間接着による壁紙の製造方法の説明図、
【図2】 熱間接着による壁紙の断面図、
【図3】 同じくエンボス表面を有する場合の断面図、
【図4】 冷間接着による壁紙の製造方法の説明図、
【図5】 同じくその断面図、
【符号の説明】
1:基材、2:弗素樹脂フィルム、2a:弗素樹脂フィ
ルム巻き戻しロール、3:壁紙、4:熱ロール、5:引
取りロール、6:巻取りロール、101:基材、101
a:巻き戻しロール、102:弗素樹脂フィルム、10
2a:弗素樹脂フィルム巻き戻しロール、103:壁
紙、104:接着剤塗布ロール、105:接着ロール、
106:引取りロール、107:巻取りロール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 義彦 埼玉県草加市瀬崎町1399−7 東京ガス 草加アパート143号 (72)発明者 今村 実 横浜市旭区四季美台51 (56)参考文献 特開 平7−238262(JP,A) 特開 平7−238270(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06N 7/00 - 7/04 B32B 27/12 B32B 27/16 B32B 27/30

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷模様が印刷された、軟質の合成樹
    どの基材1に、透明または半透明である弗素樹脂フィ
    ルム2を熱ロール4により溶融してラミネートするとと
    もに、エンボス表面を形成したことを特徴とする汚れを
    落とし易い壁紙。
  2. 【請求項2】 印刷模様が印刷された、織布または不織
    布などの基材1に、透明または半透明である弗素樹脂フ
    ィルム2を熱ロール4により溶融してラミネートすると
    ともに、エンボス表面を形成したことを特徴とする汚れ
    を落とし易い壁紙。
  3. 【請求項3】 印刷模様が印刷された、軟質の合成樹
    脂、織布または不織布などの基材1に、基材1への接着
    面をプライマー処理した透明または半透明である弗素樹
    脂フィルム2を接着剤によりラミネートするとともに、
    エンボス表面を形成したことを特徴とする汚れを落とし
    易い壁紙。
  4. 【請求項4】 印刷模様が印刷された、軟質の合成樹
    脂、織布または不織布などの基材1に、放電加工処理し
    透明または半透明である弗素樹脂フィルム2を接着剤
    によりラミネートするとともに、エンボス表面を形成し
    ことを特徴とする汚れを落とし易い壁紙。
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