JP3179609B2 - シェル鋳型接合装置 - Google Patents

シェル鋳型接合装置

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JP3179609B2
JP3179609B2 JP00014093A JP14093A JP3179609B2 JP 3179609 B2 JP3179609 B2 JP 3179609B2 JP 00014093 A JP00014093 A JP 00014093A JP 14093 A JP14093 A JP 14093A JP 3179609 B2 JP3179609 B2 JP 3179609B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上型と下型の半割状に
なっている上下一対のシェル鋳型の合わせ面に接着剤を
介在させて、両鋳型を背面側から押圧して、両鋳型を接
合するシェル鋳型接合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シェル鋳型接合装置としては、例えば、
実開昭61−182647号公報に記載されたものがあ
る。同公報記載の装置は、上下シェル鋳型の合わせ面を
基準面として下型シェル鋳型に凹部を設け、この凹部に
側方から自在に係脱し得る係止部材を備えている。この
係止部材を下型シェル鋳型の上方に配置した後、下型シ
ェル鋳型を押し上げ、係止部材に係合させることによ
り、上下シェル鋳型の位置決めが行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載の装置においては、下型シェル鋳型に設けられた
凹部に側方から係脱する係止部材を必要とするため、構
造が複雑になるとともに、係止部材と下型シェル鋳型の
動きを同期させなければならず、装置の作動の制御も複
雑にならざるを得ない。
【0004】また、下型シェル鋳型の下面に当接し、下
方から下型シェル鋳型を押し上げる押し上げ手段によ
り、下型シェル鋳型を押し上げ、係止部材に係合させる
際に、下型シェル鋳型の肉厚が必ずしも一定ではないの
で、係止部材の下型シェル鋳型への係合の度合いが常に
一定ではないという問題があった。このため、上下シェ
ル鋳型を支持する支持力が不足し、上下シェル鋳型を保
持している間に、これらの上下シェル鋳型が自重でたわ
んでしまい、ひいては、上下シェル鋳型の内部に形成さ
れている部品形成用キャビティーも歪んでしまうことが
あった。
【0005】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、複雑な構成を伴うことなく、また、下型の
肉厚のばらつきの影響を受けることなく、十分な力でシ
ェル鋳型を支持して鋳型の平面度を確保することができ
るシェル鋳型接合装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明に係るシェル鋳型接合装置は、上型および下
型を備えこれらの型の合わせ面に接着剤を介在させてこ
れらの型を圧接接合させるシェル鋳型接合装置であっ
て、前記下型の背面側から上型との合わせ面まで貫通す
る貫通孔と、前記下型の背面側から前記貫通孔に挿入さ
れ、前記上型との合わせ面に当接する支持手段と、前記
下型の背面を押圧する第2押圧手段とを有する下型支持
機構と、前記支持手段に対応する位置で前記上型の背面
に当接して該上型を押圧し前記支持手段とともに前記上
型を挟持する第1押圧手段と、前記第2押圧手段に対応
する位置で前記上型の背面を押圧する第3押圧手段とを
有する上側押圧機構とを備えている。
【0007】本発明の好ましい態様によれば、下型の背
面に当接して該下型を支持する補助支持手段が前記支持
手段の近傍に設けられている。
【0008】
【実施例】図1乃至図3に本発明に係るシェル鋳型接合
装置の一実施例を示す。図1はシェル鋳型接合装置の全
体概略図である。シェル鋳型接合装置10は上型12を
押圧する上型押圧機構14を備えている。上型押圧機構
14はシリンダー装置16により上下方向に昇降自在に
設けられており、上型12から離れている第一位置(図
1に示す位置)と、第一位置から下降して上型12を下
型18に対して押圧する第二位置との間を移動し得るよ
うにされている。
【0009】シリンダー装置16にはプレート20が取
り付けられており、このプレート20が第一センサ22
と第二センサ24との間を上下動することにより、上型
押圧機構14の第一位置と第二位置との間における上下
動が制御される。図2は上型12と下型18とを挟持し
ようとしている上型押圧機構14と下型支持機構26の
部分拡大図である。
【0010】上型12と下型18とは、それらの合わせ
面28に接着剤が塗布された状態で接合され、下型支持
機構26に支持されている。図2に示すように、下型1
8には、その厚さ方向において貫通する、すなわち、下
型18の背面18Aから上型12の合わせ面28まで貫
通する貫通孔30が下型18の長さ方向に沿って所定間
隔で複数個設けられている。
【0011】下型支持機構26には、貫通孔30の位置
に合わせて、支持柱32が設けられている。この支持柱
32は貫通孔30に挿入され、上型12と下型18との
合わせ面28に当接する。また、支持柱32には、貫通
孔30の周囲において、下型18を下方から支持する補
助支持柱34が取り付けられている。この補助支持柱3
4は上下方向に昇降自在に形成されている。
【0012】上型押圧機構14には、支持柱30に対応
する位置において、第一押圧用ピラー36が設けられて
いる。この第一押圧用ピラー36は、上型押圧機構14
がその第二位置に移動してきたときに、上型12に当接
し、上型12を押圧することにより、支持柱32ととも
に上型12を挟持する。さらに、支持柱32の両側に
は、下型18を支持する第二押圧用ピラー38が配置さ
れている。この第二押圧用ピラー38は上下方向に昇降
自在に形成されており、上型12と下型18とが支持柱
32に支持されたときに、必要な高さだけ上昇して、下
型18をその下面18Aにおいて支持する。
【0013】上型押圧機構14には、第二押圧用ピラー
38に対応する位置に第三押圧用ピラー40が設けられ
ている。第三押圧用ピラー40は、上型押圧機構14が
その第二位置に下降してきたときに、第二押圧用ピラー
38とともに上型12及び下型18の双方を挟持し、接
合させる。これらの支持柱32及び第二押圧用ピラー3
8並びに、第一及び第三押圧用ピラー36、40は、図
3に示すように、上型12と下型18の長さ方向に延び
る左右両側縁部に沿って並列的に配置されている。左右
両側縁部に配置された支持柱及び各押圧用ピラーの間に
おいて、上型12と下型18とにより部品形成用のキャ
ビティー42が形成されている。溶湯はこのキャビティ
ー42の内部に導き入れられ、所望の部品が鋳造され
る。
【0014】以上の構成からなる本シェル鋳型接合装置
は次のように作動する。当初、上型押圧機構14はその
第一位置にあり、また、支持柱32に取り付けられてい
る補助支持柱34および下型支持機構26に設けられて
いる第二押圧用ピラー38は収縮した状態にある。この
状態において、相互に重なり合った上型12と下型18
とが支持柱32の上に載せられる。
【0015】上型12と下型18との合わせ面28には
予め接着剤が塗布されているが、この段階では、両鋳型
はまだ完全には接合されていない。上型12と下型18
とが、支持柱32が貫通孔30に挿入されるように、支
持柱32の上に載せられると、補助柱34及び第二押圧
用ピラー38が上昇し、下型18の下面18Aに当接す
る。この状態では、支持柱32が上型12の下面を、補
助支持柱34および第二押圧用ピラー38が下型18の
下面18Aを支持している。
【0016】次いで、上型押圧機構14がその第一位置
から第二位置に下降する。この上型押圧機構14の第二
位置への下降により、第一押圧ピラー36は支持柱32
とともに、また、第三押圧用ピラー40は第二押圧用ピ
ラー38とともに、上型12及び下型18を挟持し、押
圧することにより、上型12及び下型18を完全に接合
させる。
【0017】上側押圧機構14は、第二位置に下降して
から所定時間経過後に、上昇し、その第一位置に戻る。
その後、相互に接合された上型12と下型18とが取出
され、両鋳型の接合の一サイクルが終了する。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るシェル鋳型
接合装置は、装置の構成を複雑にすることなく、さら
に、下型の肉厚のばらつきの影響を受けることなく、十
分な力でシェル鋳型を支持し、鋳型の平面度を確保する
ことができる。
【0019】さらに、下型に設けられた貫通孔に支持手
段を挿入することにより、下型をある程度の精度で位置
決めすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシェル鋳型接合装置の全体的な概
略図である。
【図2】図1のシェル鋳型接合装置の部分的な拡大図で
ある。
【図3】図2の3−3線における断面図である。
【符号の説明】
10 シェル鋳型接合装置 12 上型 14 上型押圧機構 16 シリンダー装置 18 下型 20 プレート 22 第一センサ 24 第二センサ 26 下型支持機構 28 合わせ面 30 貫通孔 32 支持柱 34 補助支持柱 36 第一押圧用ピラー 38 第二押圧用ピラー 40 第三押圧用ピラー 42 キャビティー
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22C 9/02 103 B22C 13/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上型および下型を備えこれらの型の合わ
    せ面に接着剤を介在させてこれらの型を圧接接合させる
    シェル鋳型接合装置であって、 前記下型の背面側から上型との合わせ面まで貫通する貫
    通孔と、 前記下型の背面側から前記貫通孔に挿入され、前記上型
    との合わせ面に当接する支持手段と、前記下型の背面を
    押圧する第2押圧手段と、を有する下型支持機構と、 前記支持手段に対応する位置で前記上型の背面に当接し
    て該上型を押圧し前記支持手段とともに前記上型を挟持
    する第1押圧手段と、前記第2押圧手段に対応する位置
    で前記上型の背面を押圧する第3押圧手段と、を有する
    上側押圧機構と、 を備えていることを特徴とするシェル鋳型接合装置。
  2. 【請求項2】前記下型の背面に当接して該下型を支持す
    る補助支持手段が前記支持手段の近傍に設けられてい
    る、請求項1に記載のシェル鋳型接合装置。
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