JP3179229B2 - 筆記具におけるコレクター構造を備える軸体と中継芯の固着方法 - Google Patents

筆記具におけるコレクター構造を備える軸体と中継芯の固着方法

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JP3179229B2 JP02924593A JP2924593A JP3179229B2 JP 3179229 B2 JP3179229 B2 JP 3179229B2 JP 02924593 A JP02924593 A JP 02924593A JP 2924593 A JP2924593 A JP 2924593A JP 3179229 B2 JP3179229 B2 JP 3179229B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コレクター構造を備え
る軸体と中継芯とを有する筆記具、例えば、筆ペン、水
性ボールペン、マーキングペン等の筆記具におけるコレ
クター構造を備える軸体と中継芯とを簡単かつ確実に固
着する固着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コレクター構造を備える軸体と中
継芯とを固着する場合、コレクター構造を備える軸体内
に中継芯を接着して固着するか、或いは、コレクター構
造を備える軸体内に中継芯を直接圧入して固着してい
る。
【0003】しかしながら、上記前者のコレクター構造
を備える軸体内に中継芯を接着することによる固着で
は、固着に時間を要し、製造工程が煩雑となる問題点が
あり、しかも、製造コストが高くなる点に問題点があ
る。また、上記後者のコレクター構造を備える軸体内に
中継芯を直接圧入することによる固着では、コレクター
構造を備える軸体と中継芯との寸法精度にバラツキがあ
る場合には、確実な固着が困難であり、中継芯が抜け易
いという問題点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決するものであり、筆記具におけるコレクター構
造を備える軸体と中継芯とを簡単かつ確実に固着する固
着方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の問
題点を解決するために鋭意検討を行った結果、コレクタ
ー構造を備える軸体と中継芯とを直接固着することな
く、コレクター構造を備える軸体と中継芯とを特定形状
の継手部材を介在させて固着することにより、上記目的
の筆記具におけるコレクター構造を備える軸体と中継芯
の固着方法を得ることに成功して本発明を完成するに至
ったのである。
【0006】すなわち、本発明の筆記具におけるコレク
ター構造を備える軸体と中継芯の固着方法は、弾性部を
有する筒状の継手部材内に、中継芯を挿通して中継芯の
嵌合部に該継手部材を嵌合せしめ、この嵌合した継手部
材と中継芯とを、外周にコレクター構造を備える筒状の
軸体内に連続して設けられる継手部材嵌合孔と中継芯挿
通孔に嵌合、挿通せしめて該軸体内の継手部材嵌合孔に
嵌合した継手部材の弾性によりコレクター構造を備える
軸体と中継芯とを固着することを特徴とする。前記筒状
の継手部材は、弾性部にすり割り部を有すると共に、弾
性部の外周面に軸体との嵌合部を有し、弾性部の内周面
に中継芯との嵌合部を備えることが好ましい。
【0007】以下に、本発明方法の内容を説明する。本
発明方法の対象となる筆記具は、コレクター構造を備え
る軸体と中継芯とを有する筆記具が対象となり、例え
ば、筆ペン、水性ボールペン、マーキングペン等が挙げ
られる。
【0008】本発明方法で用いる継手部材は、コレクタ
ー構造を備える軸体と中継芯とを固着するための筒状の
部材であり、この継手部材内は中空構造であり、この中
空部は中継芯を挿通する挿通孔となっている。この筒状
の継手部材の周面部は、外力が作用した場合に内径方向
に縮小し、その外力が解除されたときには弾性力により
元の状態に復元する構造(弾性部)となっている。この
筒状の継手部材の弾性部は、上述の如く弾性作用を有す
る周面構造であればよく、例えば、この弾性部の構造と
しては、すり割り部を有する略円筒形状の周面構造等が
挙げられる。また、この弾性部の内周面には、中継芯と
の嵌合部を備えると共に、その外周面にはコレクター構
造を備える軸体との嵌合部を備えている。
【0009】本発明方法は、上記構成の弾性部を有する
筒状の継手部材内に中継芯を挿通して中継芯の嵌合部に
該継手部材を嵌合せしめ、この嵌合した中継芯と継手部
材とをコレクター構造を備える筒状の軸体内に連続して
設けられる継手部材嵌合孔と中継芯挿通孔に嵌合、挿通
せしめて該継手部材の弾性によりコレクター構造を備え
る軸体と中継芯とを固着するものである。
【0010】
【実施例】次に、本発明方法の実施の一例を図面に基づ
いて説明する。本実施例は、本発明方法を筆ペンに適用
した場合である。図1は、筆ぺンのコレクター構造を備
える軸体と中継芯とを固着した状態の一例を示す部分縦
断面図であり、図6は、その途中の状態、すなわち、継
手部材と中継芯との嵌合状態の一例を示す部分縦断面図
である。図2〜図5は、本発明方法に用いる継手部材、
中継芯、コレクター構造を備える軸体の一例を示す部分
縦断面図等である。
【0011】本発明方法に用いる継手部材10は、図2
及び図3に示されるように、略円筒形状であり、その内
部は後述の中継芯20を挿通する挿通孔11となってい
る。この筒状の継手部材10の周面部には、外力が作用
した場合に内径方向に縮小し、その外力が解除されたと
きには弾性力により元の状態に復元する構造(以下、
「弾性部」という)12を備え、この弾性部12は、複
数(3個)のすり割り部13を有する。また、この弾性
部12の内周面には、嵌合用環状突起からなる中継芯と
の嵌合部14を備えると共に、その外周面には嵌合用環
状突起からなるコレクター構造を備える軸体との嵌合部
15を備えている。
【0012】本発明方法に用いる中継芯20は、図4に
示されるように、上記継手部材10の嵌合部14と嵌合
する環状の嵌合溝からなる嵌合部21を備えている。ま
た、中継芯20の先端には、穂先22が接着により固着
されている。
【0013】本発明方法に用いる軸体30は、図5に示
されるように、コレクター構造を備える軸体であり、こ
のコレクター構造を備える軸体30内には、上記継手部
材10を嵌合する継手部材嵌合孔31と上記中継芯20
を挿通する中継芯挿通孔32とが連接されている。継手
部材嵌合孔31には、継手部材10が嵌合された場合
に、継手部材10の抜け止めをする環状の抜け止め突起
部33を有する。また、該嵌合孔31の内径aは、継手
部材10の嵌合用環状突起からなる嵌合部15の外径b
よりも小さく(a<bに)設計されている。なお、34
は、嵌合孔31内部で継手部材10の抜け止めをする環
状の抜け止め突起部である。
【0014】本発明方法は、まず、図6に示すように、
継手部材10の挿通孔11に穂先22を固着した中継芯
20を挿通し、嵌合用環状突起からなる嵌合部14と環
状の嵌合溝からなる嵌合部21とを嵌合させて継手部材
10と中継芯20とを嵌合させる。この嵌合部13と嵌
合部21との嵌合状態は、継手部材10の弾性部12が
若干内径方向に縮小できる程度の余裕をもたせた嵌合と
なっている。
【0015】次いで、この嵌合させた継手部材10と中
継芯20とをコレクター構造を備える軸体30内に連接
した継手部材嵌合孔31と中継芯挿通孔32に夫々嵌
合、挿通させて、継手部材10の弾性部12の弾性によ
り中継芯20とコレクター構造を備える軸体30とを固
着させる(図1参照)。すなわち、嵌合する継手部材1
0の嵌合部15の外径bが、嵌合孔31の内径aよりも
大きく(a<bに)設計されていても、中継芯20を嵌
合した継手部材10をコレクター構造を備える軸体30
内の嵌合孔31,挿通孔32に嵌合、挿通すれば、弾性
部12の内周面及び外周面の嵌合用環状突起からなる嵌
合部14,15が弾性部12の弾性作用により縮小さ
れ、上記嵌合部14が中継芯20の嵌合部21に隙間な
く嵌合し、それと同時に嵌合用突起からなる嵌合部15
はコレクター構造を備える軸体30内の環状の抜け止め
突起部33により抜け止めされて中継芯20とコレクタ
ー構造を備える軸体30とを確実に固着させる。
【0016】
【発明の効果】本発明方法によれば、弾性部を有する筒
状の継手部材内に中継芯を挿通して中継芯の嵌合部に該
継手部材を嵌合せしめ、この嵌合した継手部材と中継芯
とを、外周にコレクター構造を備える筒状の軸体内に連
続して設けられる継手部材嵌合孔と中継芯挿通孔に嵌
合、挿通せしめて該軸体内の継手部材嵌合孔に嵌合した
継手部材の弾性によりコレクター構造を備える軸体と中
継芯とを固着することができるので、従来の中継芯とコ
レクター構造を備える軸体とを圧入又は接着により固着
する方法に較べて、コレクター構造を備える軸体と中継
芯とを簡単かつ確実に固着することができる。また、筒
状の継手部材において、弾性部にすり割り部を有すると
共に、弾性部の外周面に軸体との嵌合部を有し、弾性部
の内周面に中継芯との嵌合部を備えた構造の継手部材を
用いて、コレクター構造を備える軸体と中継芯とを固着
すれば、コレクター構造を備える軸体と中継芯とを更に
簡単かつ確実に固着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の一例を示すものであり、筆記具に
おけるコレクター構造を備える軸体と中継芯とを固着し
た状態を示す部分縦断面図である。
【図2】本発明方法に用いる継手部材の一例を示す部分
縦断面図である。
【図3】図2の継手部材におけるすり割り部の横断面図
である。
【図4】本発明方法に用いる中継芯の一例を示す部分縦
断面図である。
【図5】本発明方法に用いるコレクター構造を備える軸
体の一例を示す部分縦断面図である。
【図6】本発明方法の途中の状態を示すものであり、継
手部材と中継芯との嵌合状態の一例を示す部分縦断面図
である。
【符号の説明】
10 継手部材 12 弾性部 13 すり割り部 14 中継芯との嵌合部 15 コレクター構造を備える軸体との嵌合部 20 中継芯 30 コレクター構造を備える軸体

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性部を有する筒状の継手部材内に、中
    継芯を挿通して中継芯の嵌合部に該継手部材を嵌合せし
    め、この嵌合した継手部材と中継芯とを、外周にコレク
    ター構造を備える筒状の軸体内に連続して設けられる継
    手部材嵌合孔と中継芯挿通孔に嵌合、挿通せしめて該軸
    体内の継手部材嵌合孔に嵌合した継手部材の弾性により
    コレクター構造を備える軸体と中継芯とを固着すること
    を特徴とする筆記具におけるコレクター構造を備える軸
    体と中継芯の固着方法。
  2. 【請求項2】 前記筒状の継手部材は、弾性部にすり割
    り部を有すると共に、弾性部の外周面に軸体との嵌合部
    を有し、弾性部の内周面に中継芯との嵌合部を備える請
    求項1記載の筆記具におけるコレクター構造を備える軸
    体と中継芯の固着方法。
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