JP3179061B2 - コンクリート型枠用ノロ止め材 - Google Patents
コンクリート型枠用ノロ止め材Info
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Description
において、コンクリート打設時に壁型枠や柱型枠の下面
とコンクリート床面の隙間から漏れ出すコンクリートノ
ロを止めるためのノロ止め材に関する。
込む場合、型枠を配置する位置に沿って桟木を配設し、
その桟木の上に型枠を載置、固定するが、コンクリート
床面は平坦に仕上がっておらず、不陸部分があるため
に、桟木のレベル調整をする必要がある。その作業は桟
木を配置するコンクリート床面の適宜位置のレベルを測
定して、高さの低いところには、樹脂製板状のスペーサ
ーや小片に切断した薄ベニア等を適宜枚数重ねるなどし
てレベル調整していた。すなわち、それら調整具を入れ
ていないところには、隙間が生じてしまい、その隙間か
らコンクリートノロが漏れ出していた。
ロを防止するためには、図5に示すような合成樹脂製に
より断面略L状に形成された長尺物のノロ止め材を使用
して、図6に示すように、ノロ止め材の垂辺を桟木の内
側面に沿うように、底辺をコンクリートスラブに沿うよ
うに取付けて、コンクリートスラブと桟木の隙間を閉塞
することで、コンクリートノロの発生を防止していた。
ノロ止め材をコンクリートの不陸部分に取り付ける場合
や、型枠の建込み後、セパレータの締め付けにより、ノ
ロ止め材の垂辺が内側、すなわち、打設するコンクリー
ト側に撓んで膨らんだ状態になってしまい、そのまま、
コンクリートを打設することで、コンクリートに食いつ
いた状態になり、型枠の解体時に、ノロ止め材が部分的
に壁面に残り、取り外すのに非常に手間になる。しか
も、壁面の仕上がりも悪くなり、モルタルで補修するな
どの追加作業を行わなければならないなどの問題点を有
していた。
題に鑑みなされたもので、その目的は、コンクリートノ
ロを確実に防止することができると共に、コンクリート
壁面に食いついて、残ることなく、簡単に取り外しがで
きるノロ止め材を提供することにある。
の内側、長手方向に沿って折曲部を設けて、ノロ止め材
本体が長手方向に向かって断面略コの字状に折曲げ自在
になることを特徴とする。また、前記折曲部を可撓性を
有する軟質樹脂材により形成したこと、あるいは、前記
折曲部を長手方向に並列する複数の溝からなることを特
徴とする。
面に沿って配置し、かつ、適宜間隔でレベル調整に使用
する調整具と共に釘止めされたノロ止め材本体を、それ
ら調整具に載置する桟木の内側の垂辺から上辺に沿うよ
うに略コの字状に折り曲げて、桟木の上面に載置する型
枠と共に、釘止めして固定することができる。すなわ
ち、略コの字状に折り曲げたノロ止め材本体の底辺はコ
ンクリート床面に固定され、垂辺はコンクリート床面と
桟木との隙間から桟木の内側、垂辺に架けて配置し、上
辺は桟木の上面と型枠の間に介在して、釘止めにより固
定された状態になるために、コンクリート床面の不陸部
分に取付けても、また、取り付け後、セパレータの締め
付け等によっても、ノロ止め材自体が、打設するコンク
リート側に撓んで膨らんだ状態になることがなくなるな
ど、前記従来の課題を解消するものである。
に説明する。図1は本発明の実施例を示す斜視図、図2
は本発明の実施例の折曲げ状態を示す斜視図である。1
はノロ止め材本体であり、その内側の長手方向に沿って
折曲部2を設けるが、折曲部2は可撓性を有する軟質樹
脂により、その両側辺3、3は硬質樹脂により一体的に
形成する。また、折曲部2と両側辺3、3、すなわち、
ノロ止め材本体1全体を可撓性を有する軟質樹脂により
一体的に形成してもよい。しかし、上記のように両端を
硬質樹脂で形成したほうが、ノロ止め材の取り扱い上好
適であるが、範囲を限定するものではない。
ンクリート床面に配する際に、その床面に付した墨線が
見える程度以上の透明度を持つようにすることで、ノロ
止め材の取り付け作業がより好適になるなどは本発明よ
り容易に推考することができる。折曲部2の両端と両側
辺3、3の境目部分4、4を定規の代わりになるよう
に、例えば、表示線を設けたり、あるいは、折曲部2の
両端と両側辺3、3に異なった着色を付けたりすること
により、ノロ止め材をコンクリート床面の墨線に合わせ
て取り付ける際の作業が容易になり、しかも、施工精度
も向上する。
明する。図3は本発明の実施例の使用状態を示す使用状
態図である。コンクリート床面Aに付した墨線Bに、ノ
ロ止め材本体1の折曲部2の両端と両側辺3、3のどち
らか一方の境目部分4を合わせておき、その上で、レベ
ル調整を適宜間隔で行い、必要な場所に調整具Cを適当
枚数、釘止め固定する。それら調整具C上に桟木Dを載
置し、釘止め固定した後、ノロ止め材本体1の折曲部2
を、桟木Dの内側、垂辺から上面に沿って折り曲げて、
壁型枠Eを載置して、一緒に桟木Dに釘止め固定する。
コンクリート打設、養生後、桟木Dと共に、解体し、転
用して使用することもできる。
あり、ノロ止め材本体11の折曲部12を長手方向に並
列する複数の溝15・・により形成したもので、桟木に
沿うようにそれら複数の溝15・・部分の適所を折り曲
げて取り付けることができるものである。溝15・・の
形状は、特に限定することなく、凹状でも、V字状でも
よく、要は、折曲部12の適所でコの字状に折り曲げで
きればよい。
ンクリート型枠用ノロ止め材によれば、略コの字状に折
り曲げたノロ止め材本体の底辺はコンクリート床面に固
定され、垂辺はコンクリート床面と桟木との隙間から桟
木の内側、垂辺に架けて配置し、上辺は桟木の上面と型
枠との間に介在して、釘止めにより固定された状態にな
る。すなわち、コンクリート床面と桟木との隙間を完全
に閉塞するために、コンクリートノロの発生を確実に防
止することができ、作業能率の向上を図ることができ
る。ノロ止め材の上辺が桟木の上面と型枠の間に介在し
て、釘止めにより固定されるので、コンクリート床面の
不陸部分に取付けても、また、取り付け後、セパレータ
の締め付け等によっても、ノロ止め材自体が打設するコ
ンクリート側に撓んで膨らんだ状態になることがなくな
るために、コンクリート壁面に食いついて、残ることな
く、簡単に取り外しができる。したがって、解体作業の
作業能率の改善を図ることができると共に、補修作業な
どの作業を省力化することができるなど、実用上有効な
コンクリート型枠用ノロ止め材を得ることができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 薄板状のノロ止め材本体の内側、長手方
向に沿って折曲部を設けて、ノロ止め材本体が長手方向
に向かって断面略コの字状に折曲げ自在になることを特
徴とするコンクリート型枠用ノロ止め材。 - 【請求項2】 前記折曲部を可撓性を有する軟質樹脂材
により形成したことを特徴とする請求項1に記載のコン
クリート型枠用ノロ止め材。 - 【請求項3】 前記折曲部が長手方向に並列する複数の
溝からなることを特徴と請求項1に記載のコンクリート
型枠用ノロ止め材
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25602498A JP3179061B2 (ja) | 1998-08-25 | 1998-08-25 | コンクリート型枠用ノロ止め材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25602498A JP3179061B2 (ja) | 1998-08-25 | 1998-08-25 | コンクリート型枠用ノロ止め材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000064608A JP2000064608A (ja) | 2000-02-29 |
JP3179061B2 true JP3179061B2 (ja) | 2001-06-25 |
Family
ID=17286865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25602498A Expired - Fee Related JP3179061B2 (ja) | 1998-08-25 | 1998-08-25 | コンクリート型枠用ノロ止め材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3179061B2 (ja) |
-
1998
- 1998-08-25 JP JP25602498A patent/JP3179061B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000064608A (ja) | 2000-02-29 |
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