JP3178157B2 - 光ディスク再生装置 - Google Patents

光ディスク再生装置

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JP3178157B2 JP09498493A JP9498493A JP3178157B2 JP 3178157 B2 JP3178157 B2 JP 3178157B2 JP 09498493 A JP09498493 A JP 09498493A JP 9498493 A JP9498493 A JP 9498493A JP 3178157 B2 JP3178157 B2 JP 3178157B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク再生装置に
関し、特に、光ディスクのピット長のずれに起因した再
生信号の波形歪を補正してデータ再生を行う機能を有す
る光ディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、例えば光ディスク再生装置にお
いては、レーザ素子より光ディスクにレーザ光が照射さ
れ、その反射光が受光されて再生RF信号に光電変換さ
れる。そして、この再生RF信号は波形等化器を通し、
ないしは通さずに復調され、光ディスクに記録された情
報の再生が行われるようになっている。
【0003】このような装置における記録媒体として用
いられる光ディスクの表面上には、情報がピットと呼ば
れる情報単位で記録されている。上記ピットは図11に
示すように0と1に対応する2種類に類別される。上記
ピットは光ディスクにおいては射出生成器等の手段によ
り、光磁気ディスクにおいてはレーザ光の熱と磁気によ
り生成される。
【0004】上記ピットはその生成過程によりその長さ
の不均整が発生する。その不均整は、ディスク面上では
生成過程に依存し、ほぼ一定の値になる。
【0005】上記ピットの長さの不均整は、例えば図1
2に示すように、(A)に示す本来のピットの長さに対
して、(B)に示すように0ないしは1のいずれか一方
のみがその長さを延長するように不均整長Lが生じる。
ここでは、1と類別されたピットが長さLだけ長くなっ
た場合を示している。
【0006】そのため、上記ピットの長さの不均整は、
上記再生RF信号(所謂アイパターン)で観測した場
合、図13に示す本来のピットの長さで不均整が無い場
合の正負バランス点Aに対して、図14に示すように、
そのレベルの分布が偏った正負バランス点Bとして観測
される。このように再生RF信号は、ピットの長さの不
均整により、正負バランス点A,Bが変わると同時にレ
ベルが一方に圧縮され、もう一方は伸長される。これが
アシメトリと呼ばれる。
【0007】上記再生RF信号のレベルは、その不均整
量或いはアシメトリ量を媒介変数として、その信号レベ
ルを定義域とし、不均整がなかった場合の信号レベルを
関数値とした場合、図15及び図16に示すように、1
価関数が成立する。
【0008】すなわち、図13に示すレベルと及び図1
4に示すレベルの関係をあらわしたものが図15に示さ
れている。図13に示す信号レベルSL1 と図14上の
信号レベルSL2 はこのように1対1に対応する。上記
図13に示す信号レベルSL1 を第1の縦軸V1 にと
り、図14上の信号レベルSL2 を第2の縦軸V2 にと
ることにより、これらの対応関係を示したのが図15で
ある。また、例えば、上記図13上の信号レベルSL1
を縦軸で示し、図14に示す信号レベルSL2 を横軸で
示すことにより、これらの対応関係を示したのが図16
である。
【0009】従来、上記不均整を補正する装置として、
図17に示すように、量子化帰還器を用いた補正装置が
知られている。
【0010】この図17において、比較器64は、波形
等化器6から供給される再生RF信号と、抵抗65及び
コンデンサ66より供給される電圧とを比較する。上記
抵抗65及びコンデンサ66は低域通過フィルタを構成
し、上記比較器64から出力される比較出力を平滑化積
分し、この平滑化比較出力を不均整量として該比較器6
4に帰還する。これにより、上記不均整が補正される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
補正装置では、再生中にゴミや、トラック間ジャンプ、
極端な光学式媒体上での欠損に出会った場合、それによ
り補正装置の動作が撹乱されてしまうという欠点があ
る。特に量子化帰還器を用いた装置であった場合に回復
不可能な動作撹乱を受けてしまうことがある。
【0012】また、その補正を再生RF信号のレベル分
布の正負のバランスを取ることのみで行っていたので、
上記再生RF信号のレベル自身を用いた復調が困難であ
った。
【0013】また、従来の補正装置はアナログ回路で構
成されていたので、そのために自動調整が困難であっ
た。
【0014】そこで、本発明の目的は、上述のような実
情に鑑みて提案されたものであり、再生動作中の補正動
作の撹乱を防止し、光ディスクのピット長のずれに起因
した再生RF信号の波形歪を確実に補正できるようにし
た光ディスク再生装置を提供することにある。
【0015】また、本発明の他の目的は、補正を再生R
F信号のレベル分布の正負バランスを取ることのみでな
く、そのレベル自身の補正を行うことができるようにし
て、光ディスクのピット長のずれに起因した再生RF信
号の波形歪を確実に補正できるようにした光ディスク再
生装置を提供することにある。
【0016】さらに、本発明の他の目的は、再生RF信
号の波形歪の補正をディジタル処理により行うことがで
きるようにした光ディスク再生装置を提供することにあ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係る光ディスク再生装置は、光ディスク
のピット長のずれに起因した再生信号の波形歪量を検出
する波形歪検出処理手段と、該波形歪検出処理手段によ
り検出された波形歪量に基づいて再生信号の波形を補正
する補正処理手段と、データ再生前に上記波形歪検出処
理手段を動作させる制御手段とを備えることを特徴とす
るものである。
【0018】本発明に係る光ディスク再生装置におい
て、上記補正処理手段は、上記波形歪検出処理手段によ
り検出された波形歪量を再生信号から減算する減算手段
からなる。
【0019】また、本発明に係る光ディスク再生装置に
おいて、上記補正処理手段は、メモリテーブルからな
り、前記波形歪検出処理手段により検出された波形歪量
と再生信号のサンプル値をアドレスとして、補正後のサ
ンプル値を出力する。
【0020】
【作用】本発明に係る光ディスク再生装置では、光ディ
スクのピット長のずれに起因した再生信号の波形歪量を
波形歪検出処理手段により検出し、その波形歪量に基づ
いて補正処理手段により再生信号の波形を補正する。制
御手段は、データ再生前に上記波形歪検出処理手段を動
作させる。
【0021】減算手段からなる上記補正処理手段は、上
記波形歪検出処理手段により検出された波形歪量を再生
信号から減算することにより、再生信号の波形を補正す
る。
【0022】また、メモリテーブルからなる上記補正処
理手段は、上記波形歪検出処理手段により検出された波
形歪量と再生信号のサンプル値をアドレスとして、補正
後のサンプル値を出力する。
【0023】
【実施例】以下、本発明に係る光ディスク再生装置の実
施例について、図面に従い詳細に説明する。
【0024】本発明に係る光ディスク再生装置は、例え
ば図1に示すように構成される。この光ディスク再生装
置は、光ディスク1から光学ピックアップ2により得ら
れる再生RF信号が波形等化器3を介して供給される補
正処理部4及び波形歪検出処理部5と、上記波形歪検出
処理部5を動作させる制御部6を備えるとともに、上記
補正処理部4により補正処理を施した再生RF信号が供
給されるデータ抜き出し回路7を備えてなる。
【0025】上記光ディスク1は、図示しないスピンド
ルモータにより例えば一定の線速度で回転駆動されるよ
うになっている。
【0026】また、上記光学ピックアップ2は、レーザ
光源8からのレーザ光を透過し、上記光ディスク1によ
る反射光を反射するビームスプリッタ9を備え、上記ビ
ームスプリッタ9を透過したレーザ光を対物レンズ10
により集光して上記光ディスク1上に照射し、上記光デ
ィスク1からの反射光を上記ビームスプリッタ9を介し
て受光部11に導く構成となっている。上記受光部11
は、上記ビームスプリッタ9を介して供給される上記光
ディスク1からの反射光を受光し、その受光量に対応し
た信号レベルの電気信号を再生RF信号として出力す
る。
【0027】さらに、上記波形等化器3は、上記光学ピ
ックアップ2の受光部11から出力された再生RF信号
に波形等化処理を施し、波形等化処理済の再生RF信号
を上記補正処理部4に供給する。なお、この波形等化器
3は、必ず必要とされるものでなく、省略される場合も
ある。
【0028】そして、上記補正処理部4は、上記波形等
化処理済の再生RF信号の不均整分を補正し、補正処理
済の再生RF信号を上記データ抜き出し回路7に供給す
る。上記データ抜き出し回路7は、上記補正処理された
RF再生信号から同期信号を検出するとともに、再生R
F信号からデータを復調する。
【0029】ここで、上記補正処理部4は、例えば図2
に示すように、加算器12により構成される。この図2
において、上記制御部6はシステムの状態から上記波形
歪検出処理部5が動作すべき時期を判断しタイミング信
号を発生し、上記波形歪検出処理部5に供給する。ま
た、上記波形歪検出処理部5は、上記制御部6から供給
されるタイミング信号に応じて動作し、上記波形等化器
3から供給される波形等化処理済の再生RF信号の波形
歪量すなわち不均整量を測定する。この波形歪検出処理
部5により測定された再生RF信号の不均整量を示す不
均整量検出信号は、上記補正処理部4の加算器12に供
給される。そして、上記加算器12は、上記波形等化器
3から供給される波形等化処理済の再生RF信号と上記
波形歪検出処理部5から供給される不均整量検出信号を
逆極性で加算する。すなわち、上記加算器12は、上記
波形等化処理済の再生RF信号に対して、不均整量検出
信号を減算する減算手段として機能し、これにより波形
歪すなわち不均整の補正処理を施す。
【0030】また、上記制御部6は、例えば図3に示す
ようなタイミングで上記波形歪検出処理部5にタイミン
グ信号を発生する。この光ディスク再生装置は光ディス
ク1がt1 の時点で挿入されてからt2 の時点で定常状
態になり、上記制御部6は、上記時点t2 よりマージン
時間T1 をおいて上記波形歪検出処理部5の動作信号C
TL1 を時間T2 だけ出力する。また、上記制御部6
は、この光ディスク再生装置の起動時以外の任意時点t
3 に起動されると、上記時点t3 からマージン時間T3
をおいて上記波形歪検出処理部5の動作信号CTL2
時間T4 だけ出力する。
【0031】上記マージン時間T1 ,T3 はシステムの
安定性より決められた時間長さである。また、上記動作
信号CTL1 ,CTL2 の出力時間T2 ,T4 は上記波
形歪検出処理部5の測定時間より決められた時間であ
る。
【0032】なお、上記制御部6は、必ずしも任意時点
3 において起動できる必要はない。
【0033】また、上記補正処理部4は、図4に示すよ
うに不均整量逆変換テーブル演算器13と不均整量逆変
換テーブル14から構成とすることもできる。この図4
に示す補正処理部4おいて、上記不均整量逆変換テーブ
ル演算器13は、上記波形歪検出処理部5から供給され
る不均整量について、上記制御部6から供給されるタイ
ミング信号に従い、不均整が補正された対の演算を行
い、不均整量逆変換テーブル14にデータ値として書き
込む。この不均整量逆変換テーブル14からは上記不均
整量逆変換テーブル演算器13より供給されたテーブル
値が、上記波形等化器3から供給された再生RF信号を
アドレスとしてテーブル値、すなわち、不均整が補正さ
れた再生RF信号が読み出されデータ抜き出し回路7に
供給される。
【0034】この場合、上記制御部6は、システムの状
態から上記波形歪検出処理部5及び不均整量逆変換テー
ブル演算器13が動作すべき時期を判断しタイミング信
号を発生し、上記波形歪検出処理部5及び不均整量逆変
換テーブル演算器13に供給する。
【0035】具体的には、上記制御部6は、例えば図5
に示すようなタイミングで上記波形歪検出処理部5及び
不均整量逆変換テーブル演算器13にタイミング信号を
発生する。
【0036】この光ディスク再生装置は光ディスク1が
a の時点で挿入されてからtb の時点で定常状態にな
り、上記制御部6は、上記時点tb よりマージン時間T
a をおいて上記波形歪検出処理部5を動作させる動作信
号CTLa を時間Tb だけ出力し、さらに、その後演算
器マージン時間Tc をおいて不均整逆変換テーブル演算
器13にタイミング信号CTLb を時間Td だけ出力す
る。また、上記制御部6は、この光ディスク再生装置の
起動時以外の任意時点tc に起動されると、上記時点t
c からマージン時間Te をおいて上記波形歪検出処理部
5の動作信号CTLc を時間Tf だけ出力し、さらに、
その後演算器マージン時間Tg をおいて不均整逆変換テ
ーブル演算器13にタイミング信号CTLd を時間Th
だけ出力する。
【0037】上記マージン時間Ta ,Te はシステムの
安定性より決められた時間長さである。また、上記動作
信号CTLa ,CTLb の出力時間Tb ,Tf は上記波
形歪検出処理部5の測定時間より決められた時間であ
る。また、上記演算器マージン時間Tc ,Tg は上記不
均整逆変換テーブル演算器13の安定性より決められた
時間である。さらに、上記タイミング信号CTLb ,C
TLd の出力時間Td ,Th は上記不均整量逆変換テー
ブル演算器13の演算に要する時間より決められた時間
である。
【0038】なお、この場合にも、上記制御部6は必ず
しも任意時点tc において起動できる必要はない。
【0039】また、上記波形歪検出処理部5は、例えば
図6に示すようにアナログ回路で構成することができ
る。この図6に示す波形歪検出処理部5は、動作スイッ
チ15と、抵抗16a、コンデンサ16b及び演算増幅
器16cからなるアナログ積分器16で構成されてい
る。
【0040】上記動作スイッチ15は、上記波形等化器
3から供給される波形等化処理済の再生RF信号を、上
記制御部6より得られるタイミング信号により断続し、
上記アナログ積分器16に供給する。上記アナログ積分
器16は、上記動作スイッチ15を介して供給される再
生RF信号を積分することにより、上記再生RF信号の
不均整量を表す不均整量検出信号を生成して出力する。
【0041】ここで、上記動作スイッチ15は、上記ア
ナログ積分器16を動作させたい期間に導通し、他の期
間は遮断するように制御される。また、上記抵抗16a
及びコンデンサ16bは、測定に要する時間により決め
られる時定数を持つように設定される。
【0042】このようにアナログ回路で構成した波形歪
検出処理部5により得られる不均整量検出信号は、上述
の図2に示した上記補正処理部4の加算器12に供給さ
れる。この場合、上記加算器12は、図7に示すよう
に、アナログ演算器19により構成され、上記波形等化
器3から供給される波形等化処理済の再生RF信号か
ら、上記波形歪検出処理部5から供給される不均整量検
出信号を減算することにより、波形歪すなわち不均整の
補正処理を行う。
【0043】さらに、上記波形歪検出処理部5は、例え
ば図8に示すようにディジタル回路で構成することもで
きる。この図8に示す波形歪検出処理部5は、加算器2
0、レジスタ21及び乗算器22で構成されている。
【0044】この図8に示した波形歪検出処理部5で
は、図示しないA/D変換器により再生RF信号をディ
ジタル化したサンプル値を加算器20とレジスタ21で
累積加算する。これにより上記サンプル値の時間加算平
均値を得て、乗算器22で上記時間加算平均値に定数K
を掛けることにより不均整量を得る。
【0045】上記レジスタ22は、再生RF信号のサン
プリングタイミングに同期したクロックCKが供給さ
れ、これに同期し加算器20の加算出力値を保存する。
また、初期化信号RESET及びラッチ許可信号ENが
上述の制御部6より供給される。
【0046】上記乗数Kは上記レジスタ21に供給され
る上記制御部6からのラッチ許可信号ENの時間長さを
クロックCKの時間長さで割った値である。
【0047】上記制御部6は、図9に示すようなタイミ
ングで上記レジスタ21の初期化信号RESET及びラ
ッチ許可信号ENを発生する。上記初期化信号RESE
Tはタイミングで発生され、その長さはレジスタ21を
初期化するのに適当な長さである。また、上記ラッチ許
可信号ENは上記波形歪検出処理部5が不均整量を測定
するのに適当な時間長さのタイミングで発生される。
【0048】上記記レジスタ21の初期化信号RESE
T及びラッチ許可信号ENは、いずれも上述の不均整量
の測定時間T2 ,T4 ,Tb ,Tf を契機とし発生され
る。また、上記初期化信号RESET及びラッチ許可信
号ENは連続しなくてもよい。
【0049】また、上記不均整逆変換テーブル14は、
例えば図10に示すようにスイッチ23,25及びメモ
リ24で構成される。
【0050】図10において、上記メモリ24は再生R
F信号をアドレスADRとして出力値DATAを得るこ
とができるものである。上記スイッチ23は、図示しな
いA/D変換器により再生RF信号をディジタル化して
得られるサンプル値と上述の不均整量逆変換テーブル演
算器13により演算出力値とを切り換え選択し、アドレ
スADRとして上記メモリ24に供給する。また、上記
スイッチ25は不均整量逆変換テーブル演算器13から
供給される演算出力値を補正処理済のデータの書き込み
データとして上記メモリ24に供給するか、上記メモリ
24から読み出されるデータを補正処理済のデータとし
て上記データ抜き出し回路7に供給するかの選択を行う
手段である。
【0051】すなわち、読み出し開始以前の初期化時に
は、上記スイッチ23は上記メモリ24への書き込みア
ドレスとして上記不均整量逆変換テーブル演算器13か
らの不均整量を選択し、また、上記スイッチ25は上記
メモリ24への書き込みデータとして不均整量逆変換テ
ーブル演算器13により得られる補正処理済のデータを
選択する。そして、読みだし時点では、上記スイッチ2
3は上記メモリ24の読み出しアドレスとして波形等化
器6からの再生RF信号のサンプル値を選択し、また、
上記スイッチ25は上記メモリ24から読み出される補
正処理済のデータを選択する。
【0052】この場合、上記不均整逆変換テーブル演算
器13は上述の図16で示される不均整逆変換関数を演
算することにより不均整逆変換テーブル14に記録する
値を供給する手段として機能する。
【0053】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る光ディスク
再生装置では、制御手段によりデータ再生前に波形歪検
出処理手段を動作させて、光ディスクのピット長のずれ
に起因した再生信号の波形歪量を検出し、その波形歪量
に基づいて補正処理手段により再生信号の波形を補正す
るので、読み出し時における撹乱を受けにくくなり、さ
らに再生RF信号のレベル分布の正負バランスだけでな
く、レベルそのものを補正することができる。また、上
記補正処理手段は、上記波形歪検出処理手段により検出
された波形歪量を再生信号から減算することにより、再
生信号の波形を補正することがでできる。さらに、上記
補正処理手段は、上記波形歪検出処理手段により検出さ
れた波形歪量と再生信号のサンプル値をアドレスとする
メモリテーブルから補正後のサンプル値を出力すること
により、再生信号の波形を補正することがでできる。
【0054】従って、本発明によれば、再生動作中の補
正動作の撹乱を防止し、光ディスクのピット長のずれに
起因した再生RF信号の波形歪を確実に補正できるよう
にした光ディスク再生装置を提供することができる。ま
た、補正を再生RF信号のレベル分布の正負バランスを
取ることのみでなく、そのレベル自身の補正を行うこと
ができるようにして、光ディスクのピット長のずれに起
因した再生RF信号の波形歪を確実に補正できるように
した光ディスク再生装置を提供することができる。さら
に、再生RF信号の波形歪の補正をディジタル処理によ
り行うことができるようにした光ディスク再生装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ディスク再生装置の概略構成を
示すブロック図である。
【図2】上記光ディスク再生装置における補正処理部の
構成例を示すブロック図である。
【図3】上記光ディスク再生装置における制御部の動作
を説明するためのタイミング図である。
【図4】上記光ディスク再生装置における補正処理部の
他の構成例を示すブロック図である。
【図5】上記制御部の動作を説明するためのタイミング
図である。
【図6】上記光ディスク再生装置における波形歪検出処
理部の構成例を示すブロック図である。
【図7】上記光ディスク再生装置における上記補正処理
部を構成する加算器を示すブロック図である。
【図8】上記波形歪検出処理部の他の構成例を示すブロ
ック回路図である。
【図9】上記光ディスク再生装置における波形歪検出処
理部のレジスタに対する動作を説明するためのタイミン
グ図である。
【図10】上記光ディスク再生装置における不均整量逆
変換テーブルの構成例を示すブロック回路図である。
【図11】光ディスク上に形成されたピットの概略形を
示した概念図である。
【図12】ピットの不均整が起こった場合のピット長の
変化の概念図である。
【図13】不均整が起こらなかった場合の波形等化器か
ら得られる再生RF信号の概略形を示す図である。
【図14】不均整が起った場合の波形等化器から得られ
る再生RF信号の概略形を示す図である。
【図15】不均整が起こらない場合と不均整が起こる場
合の波形等化器から得られる再生RF信号のレベルの対
応関係を示す概念図である。
【図16】不均整が起こらない場合と不均整が起こる場
合の波形等化器から得られる再生RF信号のレベルの関
数関係を示す概念図である。
【図17】従来技術における不均整量を補正する回路と
しての量子化帰還器を用いた補正装置の概略構成を示す
ブロック回路図である。
【符号の説明】
1・・・光ディスク 2・・・光学ピックアップ 3・・・波形等化器 4・・・補正処理部 5・・・波形歪検出処理部 6・・・制御部 7・・・データ抜き出し回路 12・・・加算器 13・・・不均整量逆変換テーブル演算器 14・・・不均整量逆変換テーブル

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクのピット長のずれに起因した
    再生信号の波形歪量を検出する波形歪検出処理手段と、 該波形歪検出処理手段により検出された波形歪量に基づ
    いて再生信号の波形を補正する補正処理手段と、 データ再生前に上記波形歪検出処理手段を動作させる制
    御手段とを備えることを特徴とする光ディスク再生装
    置。
  2. 【請求項2】 前記補正処理手段は、前記波形歪検出処
    理手段により検出された波形歪量を再生信号から減算す
    る減算手段からなることを特徴とする請求項1記載の光
    ディスク再生装置。
  3. 【請求項3】 前記補正処理手段は、メモリテーブルか
    らなり、前記波形歪検出処理手段により検出された波形
    歪量と再生信号のサンプル値をアドレスとして、補正後
    のサンプル値を出力することを特徴とする請求項1記載
    の光ディスク再生装置。
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