JP3177571U - 洗濯物等の物干し補助具 - Google Patents
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Abstract
【課題】衣類は勿論のこと、シーツ等の横幅の大きい洗濯物等にも使用できると共に、いずれの場合も布地の前・後間に風通し用空間を形成して乾燥を早めることができ、かつ物干し竿が無くて物干ロープを用いて干す場合にも使用可能な、洗濯物等の物干し補助具を提供する。
【解決手段】洗濯物等の物干し補助具であって、上部に物干し竿1へ吊下げ用部2を、その下部に続く基部に、物干しロープやハンガー下部の横杆を係合可能な係合用孔8と、下部前・後方向へ開くように付勢された一対のアーム部11a、11bとを有し、かつ上記アーム部の各下部に左・右方向へ、空間形成用の横棒12a、12bを設ける。
【選択図】図2
【解決手段】洗濯物等の物干し補助具であって、上部に物干し竿1へ吊下げ用部2を、その下部に続く基部に、物干しロープやハンガー下部の横杆を係合可能な係合用孔8と、下部前・後方向へ開くように付勢された一対のアーム部11a、11bとを有し、かつ上記アーム部の各下部に左・右方向へ、空間形成用の横棒12a、12bを設ける。
【選択図】図2
Description
本考案は、洗濯物等の物干し補助具に関するもので、例えば洗濯物その他の物を干す場合に、風通しを良くして乾きを早くするために用いるものである。
洗濯物等を物干し竿や物干しロープに吊り掛けて干した場合に、布地の前・後の間隔、例えば衣類では前身頃と後身頃の間隔が物干し竿の直径分しか生じない。またハンガーを用いる場合は、ハンガーの棒状部の直径が小さいので、さらに布地の前・後の間隔がせまくなる。そのため、布地の前・後の間隔で風の通りが悪く、乾きが遅くなりがちである。そこで、洗濯物等を干す際に布地の前・後の間隔を広くし、風の通りを良くするための工夫を施したものが幾つか提案されている。
1)ハンガーに工夫をしたもの。
特開2001−162093号公報 これは、「物干し竿等に懸吊可能なフック体を有する衣類等の物干しハンガーであって、同形状または近似形状の一対のハンガー部と、各々のハンガーを接続する架橋部と、前記フック体脚部と該架橋部とを接合する間節部とから構成」されたものである。
2)洗濯ばさみに工夫を施したもの。
特開2011−408号公報 これは、「洗濯物を干すときに物干しハンガーに取り付けて洗濯物の乾きを速くするための補助具であって、鋏みピンチと、その鋏みピンチの左右の摘み部に固着したU字形線条体とからなる構成であり」、このU字形線条体を衣類の内側に入れて用いることで、衣類の前身頃と後身頃間を広くして通風を良くしようとするものである。
この使用状態は、例えば物干竿に被せられて挟持部で固定された長尺洗濯物の両側の先端辺をピンチでそれぞれ挟持することにより、単なる洗濯ばさみで用いた場合よりも広い空間部が形成されて風通しが良くなるし、洗濯物が地面等に着くことがなく汚れない、というものである。
上記特許文献1に記載のものは、例えば衣類はハンガー部に吊掛ければ、ハンガー部の横桟により布地の前・後間に間隔を開けて干すことができる。しかし、タオルのような偏平な洗濯物はハンガー部の横桟に吊掛けるが、その横桟の横幅は使用勝手から通常40cm程度と制約があるため、バスタオルやシーツ等のような横幅のあるものはそこに吊掛けて干すことができないし、ハンガーのフック部を物干し竿に引っかけた際にハンガー部の横杆の位置が物干し竿より通常15cmほど下方にくるため、シーツ等の長寸のものは下端縁が地面に着いて汚れてしまうことになる。
特許文献2や特許文献3に記載のものも、例えば衣類はハンガー部に吊掛ければ、二股状に間隔をもって設けた横桟により、布地の前身頃と後身頃・後間に間隔を開けて干すことができる。
しかし、タオルのような偏平な洗濯物はやはりハンガー部の横桟に吊掛けるが、横桟の横幅は通常40cm程度であるため、バスタオルやシーツ等のような横幅のあるものは吊掛けて干すことができない。またハンガー部の横桟の位置が、フック部を引掛けた物干し竿より通常15cmほど下方にくるため、やはりシーツ等の長寸のものは下端縁が地面に着いて汚れてしまうことになる。
特許文献4に記載のものは、例えば衣類はハンガー部の上段部分に吊掛け、下段部分を90度回動させることで、布地の前身頃と後身頃間に風通用の空間を持たせられる。しかしこれは、バスタオルやシーツのような偏平な洗濯物を、このハンガーでは干すことができない。特開2007−152054公報や実開平5−1476公報に記載のものも同様である。
特許文献5に記載のものは、ハンガーに吊掛けた衣類の内側にこのU字形線条体を入れて用いることで、衣類の前身頃と後身頃間を広くできて、洗濯物の乾きを速くできる。しかしこの補助具では、バスタオルやシーツのような偏平な洗濯物の乾燥に用いることはできない。
特許文献6に記載のものも、靴下やトランクス等の乾燥には役立つが、それだけであって、バスタオルやシーツのような偏平な洗濯物の乾燥に用いることはできない。
特許文献7に記載のものは、物干竿に被せられて挟持部で固定されたバスタオルやシーツ等の長尺洗濯物の両側をピンチでそれぞれ挟持して吊下げることで、布地間に広い空間が形成され風通しが良くなる。しかしこれは、バスタオルやシーツ等の長尺洗濯物の専用のような補助具であるし、これを物干竿を設置してある場所以外で、例えば物干ロープを用いる場合に使用できない。
本考案は、上記従来のものが有する問題点の解消を課題としたものである。即ち本考案の目的は、洗濯物等が衣類の場合は勿論のこと、バスタオルやシーツ等の長尺物を横幅の大きい洗濯物等でも吊下げて用いることができると共に、いずれの洗濯物等でも布地の前・後間に空間を形成して風通しがよく、乾燥を早めることができ、かつ 物干竿を設置してある場所以外に限らず、例えば物干ロープを用いて乾燥する場合にも使用できる、洗濯物等の物干し補助具を提供することにある。
本考案に係る洗濯物等の物干し補助具は、
上部に物干し竿1への吊下げ用部2を有し、その下部に続く基部4に、物干しロープ6やハンガー7下部の横杆13を係合可能な係合用孔8と、枢支部5により下部で前・後方向へ開き得る一対のアーム部11と、該アーム部11を開く方向へ付勢する弾性部材10とを有し、
かつ上記アーム部11の各下部に、空間形成用の横棒12を左・右方向へ設けてなるものである。
上部に物干し竿1への吊下げ用部2を有し、その下部に続く基部4に、物干しロープ6やハンガー7下部の横杆13を係合可能な係合用孔8と、枢支部5により下部で前・後方向へ開き得る一対のアーム部11と、該アーム部11を開く方向へ付勢する弾性部材10とを有し、
かつ上記アーム部11の各下部に、空間形成用の横棒12を左・右方向へ設けてなるものである。
上記構成を少し具体化した例で説明すれば、上部に、物干し竿1へ吊下げ用部としてリング状部2になり得る半リング状部3a,3bを有し、
該半リング状部3a,3bの各下部に続く基部4a,4bに、半リング状部3a,3bを前・後方向へ開閉可能とする枢支部5と、両基部4a,4bの対向面に物干しロープ6またはハンガー7の下部横杆13を係合可能な係合用孔8となり得る凹欠部9a,9bを有すると共に、半リング状部3a,3bが閉じる方向へ付勢する弾性部材10を有し、
かつ上記各基部4a,4bの各下部に、前・後方向へ続くアーム部11a,11bを有して、該各アーム部11a,11bの下部に、左・右方向へ空間形成用の横棒12a,12bを設けてなるものである。
該半リング状部3a,3bの各下部に続く基部4a,4bに、半リング状部3a,3bを前・後方向へ開閉可能とする枢支部5と、両基部4a,4bの対向面に物干しロープ6またはハンガー7の下部横杆13を係合可能な係合用孔8となり得る凹欠部9a,9bを有すると共に、半リング状部3a,3bが閉じる方向へ付勢する弾性部材10を有し、
かつ上記各基部4a,4bの各下部に、前・後方向へ続くアーム部11a,11bを有して、該各アーム部11a,11bの下部に、左・右方向へ空間形成用の横棒12a,12bを設けてなるものである。
上記構成で、左・右方向とは洗濯物等を干す人から見ての左・右の方向、換言すれば洗濯物等に対面した状態での左・右方向であり、前・後方向とはその人から見ての前・後の方向である(例えば図2,図3,図4参照)。通常は、物干し竿1と平行な方向が左・右方向で、前・後方向はそれと直角な方向であるが、ハンガー7を用いて干す場合に、そのフック部の向きによっては、物干し竿1と平行な方向が前・後方向となり、左・右方向はそれと直角な方向となる(例えば図10参照)。
また枢支部5は、短い横軸によって回動可能とすればよいが、既存の洗濯ばさみ同様に、両基部4a,4b間の当接部を支点として回動可能な枢支部としてもよい。弾性部材10は、半リング状部3a,3bを枢支部5で回動して、閉じる方向へ付勢するものであれば、ネジリコイル状バネでも、板状や棒状バネを湾曲させたものでもよく、その種類を問うものではない。これらによって、リング状部2や係合用孔8が枢支部5により開・閉可能としてある。
上記本考案に係る洗濯物等の物干し補助具によれば、次のような作用・効果を奏する。 イ)洗濯物等14として例えばバスタオルのような偏平状のものを干す場合。
まず本物干し補助具Aを、その吊下げ用部2で物干し竿1に吊り下げておき、その上からバスタオルのような洗濯物等14を、物干し竿1に被せるようにして吊り掛ければよい(例えば上記図2参照)。
まず本物干し補助具Aを、その吊下げ用部2で物干し竿1に吊り下げておき、その上からバスタオルのような洗濯物等14を、物干し竿1に被せるようにして吊り掛ければよい(例えば上記図2参照)。
この場合に本補助具Aは、前・後方向へ続く各アーム部11a,11bの下部に設けた空間形成用の横棒12a,12bが、物干し竿1の少し下方位置で前・後方向へ間隔をおいて並行状になっている(上記図2参照)。そのため、洗濯物等14は、物干し竿1の少し下方位置で前・後方向へ拡がることになるから、風通し用の空間15が形成されて(例えば上記図2参照)、乾燥を速く行うことができる。
ロ)次に、洗濯物等14としてシーツのような横幅が大きいものを干す場合。
この場合は複数個の本物干し補助具Aを、各吊下げ用部2で物干し竿1に少し間隔をおいて吊り下げておき(例えば図3参照)、その上からシーツのような洗濯物等14を、物干し竿1に被せるようにして吊り掛ければよい(例えば上記図3参照)。
この場合は複数個の本物干し補助具Aを、各吊下げ用部2で物干し竿1に少し間隔をおいて吊り下げておき(例えば図3参照)、その上からシーツのような洗濯物等14を、物干し竿1に被せるようにして吊り掛ければよい(例えば上記図3参照)。
これで、各補助具Aのアーム部11a,11b下部の空間形成用の横棒12a,12bが、物干し竿1の少し下方位置において、洗濯物等14を前・後方向へ拡げることになるから、洗濯物等14は両側端まで連通するような風通し用の空間15が形成されて、乾燥を速く行うことができる。
ハ)また、洗濯物等14として例えばシャツのようなものを干す場合。
本物干し補助具Aを、その基部4の円形状丸孔8を開いてハンガー7の下部の横杆13に嵌め入れて、吊り下げる(例えば図6参照)。そしてそのハンガー7にシャツのような洗濯物等14を吊り掛けて、ハンガー7上部のフック部で物干し竿1に吊り下げればよい(例えば図4参照)。
本物干し補助具Aを、その基部4の円形状丸孔8を開いてハンガー7の下部の横杆13に嵌め入れて、吊り下げる(例えば図6参照)。そしてそのハンガー7にシャツのような洗濯物等14を吊り掛けて、ハンガー7上部のフック部で物干し竿1に吊り下げればよい(例えば図4参照)。
これにより、ハンガー7に吊りかけられたシャツ等の洗濯物等14は、内部に入った本物干し補助具Aが、アーム部11a,11b下部の横棒12a,12bで、内側から前身頃と後身頃の間を拡げることになる(例えば上記図4参照)。そのため、シャツ等の洗濯物等14は、前身頃と後身頃がくっつくことなく風通し用の空間15が形成されて(例えば上記図4参照)、乾燥を速く行うことができる。
上記場合に、ハンガー7に予めシャツ等の洗濯物等14を吊り掛けておき、該洗濯物等14の下方から本物干し補助具Aを中に差し入れて、ハンガー下部の横杆13に吊り掛けるようにしてもよい。
なお、上記はいずれも物干し竿1に吊り下げて干す場合であるが、物干し竿1の代わりに物干しロープ6を用いる場合も同様であり、上記基部4の係合用孔8で物干しロープ6に係合させて吊り下げればよい(例えば図5参照)。また、上記のハンガー4でフック部の向きが異なる場合(例えば上記図10参照)には、上記での「前・後方向」が左・右方向に、「左・右方向」が前・後方向ということになる。
洗濯物等14の乾きを早めるようにするため、上部に物干し竿1へ吊下げ用部2を有し、その下部に続く基部4に、物干しロープ6やハンガー7下部の横杆13を係合可能な係合用孔8と、下部前・後方向へ開く一対のアーム部11とを設け、かつ上記アーム部11の各下部に左・右方向へ空間形成用の横棒12を設ける。
図1ないし図10は、本考案に係る物干し補助具Aの実施例を示し、対称状の2つの部材を前・後方向に対向する如く枢支部5で連結させて構成している。
1は、本物干し補助具Aの上部に形成されるリング状部を示し、前・後方向へ対向状の部材の各上部に形成した半リング状部3a,3bが、後記弾性部材10の付勢力で前後から当接することでリング状に形成され、本補助具Aを物干し竿1へ吊り下げ可能とする部分である。
4a,4bは上記半リング状部3a,3bの各下部に続く基部を示す。この基部4a,4bには、半リング状部3a,3bを前・後方向へ開閉可能とする枢支部5としての横軸を設けると共に、各基部4a,4bの対向側面に両者が当接時に係合用孔8を形成可能な凹欠部9a,9bを形成してある。この係合用孔8は、物干しロープ6またはハンガー7下部の横杆13を通挿可能な内径としてある。
10は弾性部材を示し、ここでは後記各アーム部11a,11bの下側面に、常時は該アーム部11a,11bが開く方向へ付勢しており、それは同時に上記半リング状部3a,3bが閉じてリング状部2を形成すると共に、半円弧状の凹欠部9a,9bが当接して係合用孔8となるように付勢している。ここでは板状バネを用いており、アーム部11a,11bの開閉時に引っ掛からぬように、長手方向へ摺動可能に掛止して設けてある。なお弾性部材10は、通常の洗濯ぱさみで用いられているコイル状その他のバネでもよい。
上記アーム部11a,11bは、上記各基部4a,4bの下部に続いて前・後方向へ斜め状に形成してある。そして、該アーム部11a,11bの下部には、本物干し補助具Aを物干し竿1に吊るした際に、それと並行状とになるように左・右方向へ空間形成用の横棒12a,12bを設けてある。
上記空間形成用の横棒12a,12bは、上記各アーム部11a,11bの下部に、ここでは別体で逆T字状部材16a,16bを設け、その横向き部分18a,18bに横棒12a,12bを摺動可能に設けてある。即ち、逆T字状部材16a,16bを、縦向き部分17a,17bで各アーム部11a 11bに沿って上下方向への位置を可変に摺動可能とし、また横向き部分18a,18bで横棒12a,12bを、最大で20cm程度から不使用時に短縮可能に摺動可能としてある。
この逆T字状部材16a,16bとアーム部11a,11bや空間形成用の横棒121a,12bとの摺動は、摩擦力で係止が可能なようにしてあるが、抜け止め防止の係止部(図示略)を設けてもよい。
本補助具Aの材質は、弾性部材10以外はここではポリプロピレン樹脂を用いたが、これに限るものではない。弾性部材10は、ここでは鋼製の板状バネを用いたが、それに限らず、ネジリコイル状バネでも、棒状バネを湾曲させたものでも、その他のものであってもよい。また上記で示した寸法は例示であって、これに限定するものではない。
なお、上記アーム部11a,11b下部の空間形成用の横棒12a,12bは、上記と異なり固定式としてもよいし、公知の手段を用いて着・脱可能式としてもよく、さらに回動式や折り曲げ式としてもよい(例えば図7,図8参照)。また、横棒12a,12bの伸縮を考えないのであれば、逆T字状部材16a,16bの横向き部分を、空間形成用の横棒12a,12bとしてもよい(例えば図9参照)。
上記実施例に係る物干し補助具の使用状態は、次のようになる。
イ)洗濯物等14として例えばバスタオルやシーツのような偏平状のものを干す場合。 この場合の本物干し補助具Aの使用方法は、両アーム部11a,11bを側方から手で握り、弾性部材10の付勢に抗して半リング状部3a,3bを前・後方向へ開いて、物干し竿1にリング状部2を嵌め入れて手を放す。これで、半リング状部3a,3bが、弾性部材10の付勢力で閉じて元のリング状となり、物干し竿1に吊り下げられる(例えば図2,図3参照)。
イ)洗濯物等14として例えばバスタオルやシーツのような偏平状のものを干す場合。 この場合の本物干し補助具Aの使用方法は、両アーム部11a,11bを側方から手で握り、弾性部材10の付勢に抗して半リング状部3a,3bを前・後方向へ開いて、物干し竿1にリング状部2を嵌め入れて手を放す。これで、半リング状部3a,3bが、弾性部材10の付勢力で閉じて元のリング状となり、物干し竿1に吊り下げられる(例えば図2,図3参照)。
この状態で、バスタオルのような洗濯物等14を物干し竿1に、本物干し補助具Aのリング状部2上方から被せるようにして吊り掛ければよい(例えば上記図2参照)。この場合に本補助具Aは、物干し竿1の少し下方位置で前・後方向へ続く各アーム部11a,11bを有し、かつその下部に設けた空間形成用の横棒12a,12bが前・後方向への間隔をおいて並行状になっている(上記図2参照)。そのため、物干し竿1に上から被せるように吊り掛けた洗濯物等14は、物干し竿1の少し下方位置で前・後方向へ拡がることになるから、風通し用の空間15が形成されて(例えば上記図2参照)、乾燥を速く行うことができる。
ロ)次に、洗濯物等14としてシーツのような横幅が大きいものを干す場合。
複数個の本物干し補助具Aの各リング状部2を、上記と同様にして物干し竿1の下方から嵌め入れて、物干し竿1上に間隔をおいて吊り下げる。そして、洗濯物等14を各リング状部2の上方から物干し竿1に被せるように吊り掛ければよい(例えば図3参照)。これで上記と同様に、物干し竿1の少し下方位置において、各補助具Aのアーム部11a,11b下部の空間形成用の横棒12a,12bが、洗濯物等14を前・後方向へ拡げることになるから、洗濯物等14は両側端まで連通するような風通し用の空間15が形成され、乾燥を速く行うことができる。
複数個の本物干し補助具Aの各リング状部2を、上記と同様にして物干し竿1の下方から嵌め入れて、物干し竿1上に間隔をおいて吊り下げる。そして、洗濯物等14を各リング状部2の上方から物干し竿1に被せるように吊り掛ければよい(例えば図3参照)。これで上記と同様に、物干し竿1の少し下方位置において、各補助具Aのアーム部11a,11b下部の空間形成用の横棒12a,12bが、洗濯物等14を前・後方向へ拡げることになるから、洗濯物等14は両側端まで連通するような風通し用の空間15が形成され、乾燥を速く行うことができる。
ハ)また、洗濯物等14として例えばシャツのようなものを干す場合。
本物干し補助具Aを、上記と同様に両アーム部11a,11bを握り、弾性部材10の付勢に抗して開いた凹欠部9a,9bで、円形状丸孔8をハンガー7の下部の横杆13に套合させて吊り下げておく。そしてそのハンガー7に、シャツのような洗濯物等14を吊り掛けて、上部のフック部を物干し竿1に吊り下げればよい(例えば上記図4参照)。
本物干し補助具Aを、上記と同様に両アーム部11a,11bを握り、弾性部材10の付勢に抗して開いた凹欠部9a,9bで、円形状丸孔8をハンガー7の下部の横杆13に套合させて吊り下げておく。そしてそのハンガー7に、シャツのような洗濯物等14を吊り掛けて、上部のフック部を物干し竿1に吊り下げればよい(例えば上記図4参照)。
これにより、ハンガー7に吊り掛けられたシャツのような洗濯物等14は、本物干し補助具Aの前・後の下方向で、アーム部11a,11b下部の横棒12a,12bが、内側から前身頃と後身頃の間を拡げることになる。そのため、シャツのようなの洗濯物等14は、前身頃と後身頃がくっつくことなく風通し用の空間15が形成されて(例えば上記図4参照)、乾燥を速く行うことができる。
上記場合に、ハンガー7に予めシャツような洗濯物等14を吊り掛けておき、該洗濯物等14の下方から本物干し補助具Aを差し入れて、ハンガー下部の横杆13に吊り掛けるようにしてもよい。これで上記と同様に、空間形成用の横棒12a,12bが、洗濯物等14の前身頃と後身頃の間を拡げて風通し用空間15を形成し、乾燥を早めることができる。
なお、上記はいずれも物干し竿1を用いて干す場合であるが、物干し竿1を用いずに物干しロープ6を用いる場合も同様である(例えば図5参照)。
上記の空間形成用の横棒12a,12bは、伸縮式、回動式、折り曲げ式等としてあれば(例えば上記図1,図8,図9参照)、この補助具Aの不使用時に嵩張らずに収納しておける。
洗濯物等14を干す場合に、衣類は勿論のこと、バスタオルやシーツ等の横幅の大きい洗濯物等に用いても、干した状態の布地の前・後間に空間15を形成して風通しを良くし、乾きを早めると共に、物干し竿に限らず物干ロープでも使用できる補助具を安価に製造可能とする。
A−物干し補助具
1−物干し竿
2−吊下げ用部,リング状部
3a,3b−半リング状部
4,4a,4b−基部
5−枢支部
6−物干しロープ
7−ハンガー
8−係合用孔
9a,9b−凹欠部
10−弾性部材
11,11a,11b−アーム部
12,12a,12b−横棒
13−下部横杆
14−洗濯物等
15−空間
16−逆T字状部材
17a,17b−縦向き部分
18a,18b−横向き部分
1−物干し竿
2−吊下げ用部,リング状部
3a,3b−半リング状部
4,4a,4b−基部
5−枢支部
6−物干しロープ
7−ハンガー
8−係合用孔
9a,9b−凹欠部
10−弾性部材
11,11a,11b−アーム部
12,12a,12b−横棒
13−下部横杆
14−洗濯物等
15−空間
16−逆T字状部材
17a,17b−縦向き部分
18a,18b−横向き部分
Claims (9)
- 上部に物干し竿1への吊下げ用部2を有し、その下部に続く基部4に、物干しロープ6やハンガー7下部の横杆13を係合可能な係合用孔8と、枢支部5により下部で前・後方向へ開き得る一対のアーム部11と、該アーム部11を開く方向へ付勢する弾性部材10とを有し、
かつ上記アーム部11の各下部に、空間形成用の横棒12を左・右方向へ設けてなる、洗濯物等の物干し補助具。 - 上部に、物干し竿1へ吊下げ可能なリング状部2になり得る半リング状部3a,3bを前・後方向へ対向状に有して、該半リング状部3a,3bの各下部に続く基部4a,4bに、半リング状部3a,3bを前・後方向へ開閉可能とする枢支部5と、各基部4a,4b対向面に物干しロープ6やハンガー下部の横杆13を係合可能な係合用孔8となり得る凹欠部9a,9bとを有すると共に、アーム部11a,11bを開き、半リング状部3a,3bや凹欠部9a,9bを閉じる方向へ付勢する弾性部材10を有し、
かつ上記各基部4a,4bの各下部に、前・後に斜め方向へ続くアーム部11a,11bを有して、該各アーム部11a,11bの下部に、左・右方向へ空間形成用の横棒12a,12bを設けてなる、請求項1に記載の洗濯物等の物干し補助具。 - 左・右方向への各空間形成用横棒12a,12bを、アーム部11a,11bの下部に固定的に設けた、請求項1又は2に記載の洗濯物等の物干し補助具。
- 左・右方向への各空間形成用横棒12a,12bを、アーム部11a,11bの下部で脱着可能に設けた、請求項1又は2に記載の洗濯物等の物干し補助具。
- 左・右方向への各空間形成用横棒12a,12bを、アーム部11a,11bまたはその下部で折り畳み可能に設けた、請求項1又は2に記載の洗濯物等の物干し補助具。
- 左・右方向への各空間形成用横棒12a,12bを、アーム部11a,11bの下部に回動可能に設けた、請求項1又は2に記載の洗濯物等の物干し補助具。
- 左・右方向への空間形成用各横棒12a,12bを、各アーム部11a,11bの下部で昇降可能に設けた、請求項1又は2に記載の洗濯物等の物干し補助具。
- 左・右方向への各空間形成用横棒12a,12bを、各アーム部11a,11b下部に設けた横向き部分18a,18bで左右方向へ伸縮可能に設けた、請求項1又は2に記載の洗濯物等の物干し補助具。
- 左・右方向への各空間形成用横棒12a,12bを、各アーム部11a,11bの下部に設けた逆T字状部材16a,16bの各横向き部分で行うようにさせた、請求項1又は2に記載の洗濯物等の物干し補助具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012003174U JP3177571U (ja) | 2012-05-29 | 2012-05-29 | 洗濯物等の物干し補助具 |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (2)
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KR20210115840A (ko) * | 2020-03-16 | 2021-09-27 | 박석인 | 세탁물 건조대용 홀더 |
JP2022052674A (ja) * | 2020-09-23 | 2022-04-04 | 麻知子 南 | 幅広伸縮ハンガー |
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2012
- 2012-05-29 JP JP2012003174U patent/JP3177571U/ja not_active Expired - Fee Related
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