JP3177421B2 - 4−メトキシ−2,2’,6’−トリメチルジフェニルアミンの製造法 - Google Patents

4−メトキシ−2,2’,6’−トリメチルジフェニルアミンの製造法

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感熱記録紙及び感
圧記録紙用の発色剤製造の中間体として有用な4−メト
キシ−2,2’,6’−トリメチルジフェニルアミンの
工業的に改良された製造法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】発明者
らは4−メトキシ−2,2’,6’−トリメチルジフェ
ニルアミン(以下、DMDPAと略する)の製造法とし
て2,6−ジメチルシクロヘキサノンと2−メチル−4
−メトキシアニリンとを反応させて製造する方法(特開
60−192949号公報)を考案し、さらにこの方法
はDMDPAの選択率が悪いなどの欠点があるので、発
生する水素及び水を反応系外に放出しつつ反応させるこ
とで選択率を向上させた改良法(特願平6−27880
5号)を提案した。
【0003】しかし、この反応を工業化すべくスケール
アップを検討したところ、期待されたDMDPAの選択
率が得られなかった。選択率の低下はDMDPAの得量
低下のみならずDMDPAの純度低下を生じ最終製品で
ある感熱記録紙及び感圧記録紙用の発色剤の品質低下を
もたらす恐れがある。特に主要副生物の4−メトキシ−
2,2’−ジメチルジフェニルアニリン(以下、K体と
略する)はDMDPAと沸点が近似しており、蒸留によ
るDMDPAとの分離は困難であるのでK体生成は直接
DMDPAの品質低下につながる。そこで工業化した場
合に予想される選択率の低下に対応する手段を確立する
必要がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、先ずこの
特願平6−278805号の方法を用いて、工業化した
場合に何故選択率が低下するのかを検討した。ここで、
特願平6−278805号の方法を用いた反応方法を簡
単に述べる。
【0005】脱水精留塔2、凝縮器3、分液槽4、及び
圧力調整弁5を備えた反応機1を反応装置として使用す
る。反応機1内で生成した蒸気を脱水精留塔2を経て凝
縮器3で凝縮させ、分液槽4に受入れ後、分液された上
層部の一部をポンプ8を使用し反応機1内の液中に戻す
仕組みとなっている。また、反応系内の圧力を一定に保
つために分液槽上部に圧力調整弁5を取り付けてある。
この反応機に予め2,6−ジメチルフェノール、イソフ
タル酸、5%Pd/C(含水率50重量%)、トルエン
を所定量仕込む。反応液温度を上げ、滴下槽6内の4−
メトキシ−2−メチルアニリン、2,6−ジメチルシク
ロヘキサノンの混合溶液を15時間かけて滴下する。4
−メトキシ−2−メチルアニリンの滴下開始と共に生成
した水蒸気は脱水精留塔2よりトルエンと共に留出を始
め、凝縮器3で冷却され、分液槽4でトルエンと水とを
分離する。分液槽4では水は下層側に、トルエンは上層
側にためられ、上層部のトルエンは分液器よりオーバー
フローし、脱水精留塔より反応液中に戻す。同時に発生
した水素は圧力調整弁5を用いて反応系外へ連続的に放
出する。ここでのトルエンの役割は反応で生成する水を
共沸により取り除くことである。
【0006】この反応方法で選択性低下の原因を追求し
たところ、水素及び水の反応系外の放出速度の低下がそ
の原因であることを発見した。この放出速度を上げるた
めの手段をさらに検討した結果、放出速度を上げる一つ
の手段は攪拌効果を高めることであった。しかし、製造
スケールまでスケールアップした時にその必要とする攪
拌動力は多大なものとなり、その使用電力から経済的な
デメリットが生じる。
【0007】これにかわる効果的な方法を見いだす為
に、反応条件を再度見直し、数多くの反応を行い、鋭意
検討した結果、脱水の目的で反応液内に添加してある有
機溶媒(非水系共沸脱水剤)の還流戻しの位置を反応液
中にするだけで高選択率で目的生成物が得られることを
見いだし、本発明に到達した。
【0008】即ち、本発明は、脱水素触媒、非水系共沸
脱水剤の存在下、2,6−ジメチルシクロへキサノンと
2−メチル−4−メトキシアニリンとを発生する水素及
び水を反応系外に放出しつつ加熱反応させるDMDPA
の製造方法において、還流有機溶媒(非水系共沸脱水
剤)を反応液100重量部に対し9重量部/hr以上、
反応液中に供給することを特徴とする方法である。
【0009】本発明において有機溶媒(非水系共沸脱水
剤)の戻し位置は反応液中である場合においてのみ高選
択率でDMDPAが得られた。しかし、有機溶媒(非水
系共沸脱水剤)の戻し位置が反応機内の気相部、あるい
は脱水精留塔の塔頂部の場合には選択率の低下が見られ
た。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明方法は、酸触媒存在下、2
−メチル−4−メトキシアニリンと2,6−ジメチルシ
クロヘキサノンとの脱水反応により中間体であるシッフ
塩基が生成し、続いて、中間体を脱水素触媒により接触
的に脱水素し、それにより生成した水素をシッフ塩基生
成時に副成した水とともに反応系外に放出しながら目的
生成物である4−メトキシ−2,2’,6’−トリメチ
ルジフェニルアミンを得る一連の2つの反応を一工程で
行うものである。
【0011】本発明方法に使用される2,6−ジメチル
シクロヘキサノンは公知の水素化触媒を用いて2,6−
ジメチルフェノールを水素化することにより容易に製造
できる。
【0012】本発明に使用される2−メチル−4−メト
キシアニリンは公知の水素化触媒を用いてo−ニトロト
ルエンを酸性条件下、メタノールを溶媒として用いて水
素化することにより容易に製造できる。
【0013】本発明方法に使用される2,6−ジメチル
シクロヘキサノンと2−メチル−4−メトキシアニリン
のモル比については、2,6−ジメチルシクロヘキサノ
ンと2−メチル−4−メトキシアニリンのモル比が2:
1〜1:2の間にあれば良いが、好ましくは2:1〜
1:1、さらに好ましくは1.1:1〜1.5:1が良
く、これ以下でもこれ以上でも選択率が低下し好ましく
ない。
【0014】本発明の方法において使用される触媒は、
通常好適な水素化還元反応触媒は脱水素反応にも適する
ためこれらの水素化還元反応触媒を使用する。具体的に
は、ラネーニッケル、還元ニッケルもしくはニッケル担
体触媒、ラネーコバルト、還元コバルトもしくはコバル
ト担体触媒、ラネー銅、還元銅もしくは銅担体触媒、周
期律表第8族の貴金属触媒もしくはその貴金属が担体と
して、炭素、アルミナ、炭酸バリウム等に担持された触
媒、レニウム−炭素等のレニウム触媒、銅−クロム酸化
物触媒等が挙げられる。これらの触媒のうち、好ましく
はパラジウムであり、特に炭素、アルミナ及びマグネシ
ア等の担体に担持されたパラジウム担持触媒が好まし
い。その使用量は2−メチル−4−メトキシアニリン1
グラム原子に対し金属原子として通常0.001〜0.
2グラム原子、好ましくは0.004〜0.1グラム原
子が良い。
【0015】本発明方法では、有機アミン化合物、アル
カリ金属化合物、アルカリ土類金属化合物を助触媒とし
て添加するのが好ましい。有機アミン化合物としては、
ジエチレントリアミン、ペンタメチルジエチレントリア
ミン、トリブチルアミン、ジアミルアミン、トリアミル
アミン、テトラエチレンペンタミン、トリエタノールア
ミン、アミノエチルエタノールアミン等が挙げられる
が、中でもペンタメチルジエチレントリアミンが好まし
い。アルカリ金属化合物、アルカリ土類金属化合物とし
ては、アルカリ金属、アルカリ土類金属の水酸化物、炭
酸塩、重炭酸塩等が使用できる。具体的には、水酸化リ
チウム、水酸化ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化
カルシウム、水酸化マグネシウム、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム、炭酸水素ナトリウム等が挙げられるが、中
でも水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムが好ましい。
これら助触媒は1種又は2種以上を混合して用いる。こ
れら助触媒は前記脱水素触媒とは別に反応系へ添加して
も良く、又貴金属担持触媒を製造した後、溶液から追加
担持することによって調整した触媒を使用しても良い。
この助触媒の使用量は触媒金属に対し、2重量%以上あ
れば良く、好ましくは5〜150重量%である。これよ
り多くなると反応速度が低下傾向にあり、逆に少ない場
合は収率が悪化する傾向にある。特に、これら塩基は2
−メチル−4−メトキシアニリンの脱アンモニア反応の
抑制効果が認められる。
【0016】本発明方法において、2−メチル−4−メ
トキシアニリンの装入方法は、一括装入でも滴下装入で
も特に問題はないが、好ましくは滴下装入であり、滴下
することで、高選択率、高収率で4−メトキシ−2,
2’,6’−トリメチルジフェニルアミンが得られる。
その際、2,6−ジメチルシクロヘキサノンとの混合液
として滴下するのが収率及び操作性の面からも有利であ
る。
【0017】反応温度は通常150〜300℃で、好ま
しくは180〜250℃の範囲で選ばれる。これ以下だ
と反応速度が遅くなり、これ以上だと選択率が悪くなり
好ましくない。
【0018】本発明方法において反応圧は特に限定され
るものではないが、常圧〜4.0kg/cm2Gが好ま
しい。これ以上の反応圧では生成物の選択率が低下し、
好ましくない。加圧下においては、その反応圧は、その
反応に不活性な気体を封入しても良いし、基質、溶媒の
蒸気圧をもってしても良い。
【0019】本発明の方法に使用される反応溶媒は、技
術上公知の溶媒であれば特に問題はないが、2,6−ジ
メチルフェノールを使用すればその一部を2,6−ジメ
チルシクロヘキサノンに変換させてから2,6−ジメチ
ルシクロヘキサノンの2,6−ジメチルフェノール溶液
としてそのまま本発明方法に使用できるので特に好まし
い。
【0020】本発明方法においては、非水系共沸脱水剤
の存在下に反応を実施する。非水系の共沸脱水剤とは、
例えばベンゼン、トルエン、キシレン、クメン等が挙げ
られる。本発明方法において、脱水反応時に生成する水
は、ベンゼン、トルエン等の非水系の共沸脱水剤を用い
て生成水を反応系外へ取り除くと脱水速度が大きくな
り、且つ、高収率で目的物が得られ好ましい。その際、
系内含水量を1%以下とすればよいが、好ましくは0.
3%以下、特に好ましくは0.1%以下に保ちながら反
応することにより高収率で目的物を得ることができる。
【0021】本発明方法において、脱水反応の触媒とし
て酸を使用しなくても本発明は効果を発揮するので特に
問題はないが、酸を使用すると脱水速度が大きくなるの
で好ましい。酸触媒の具体的な例としては、塩酸、硫
酸、硝酸、燐酸などの無機酸、酢酸、フェニル酢酸、ト
リフロロ酢酸、プロピオン酸、酪酸、オクチル酸、ラウ
リン酸、蟻酸、安息香酸及びその核置換体、フェニルス
ルホン酸及びその核置換体、シュウ酸、フタル酸(o
−,m−,p−)、トリメリット酸、ピロメリット酸な
どの有機酸が挙げられるが特に限定されるものではな
い。好ましくは安息香酸、オクチル酸、トリフロロ酢
酸、フタル酸、ピロメリット酸等の有機酸が好ましい。
その使用量は4−メトキシ−2−メチルアニリンに対し
0.5〜20重量%、好ましくは1〜10重量%であ
る。
【0022】生成した4−メトキシ−2,2’,6’−
トリメチルジフェニルアミンは反応終了後の混合物を蒸
留、晶析、抽出等の常法に従って処理することにより得
られる。例えば反応終了液をろ過し、触媒を分離、回収
する。この回収触媒は再使用できる。ろ液を濃縮し、溶
媒を回収する。その溶媒はそのまま反応系へ戻す。釜内
の4−メトキシ−2,2’,6’−トリメチルジフェニ
ルアミンは蒸留、晶析等により精製分離する。
【0023】本発明において非水系共沸脱水剤の液中供
給の場合は、分液槽よりポンプを使用し、液中に定量的
に供給する。なお、供給量は反応液100重量部に対し
9重量部/hr以上であり、好ましくは17重量部/h
r以上である。また9重量部/hr未満ではその効果は
小さい。但し、蒸発し非水系共沸脱水剤の一部を反応
機に戻すため、非水系共沸脱水剤留出量を非水系共沸脱
水剤の戻し量以上に確保できるよう加熱を行う必要があ
る。
【0024】本発明の方法において有機溶媒(非水系共
沸脱水剤)の果たす役割つぎのように考えられる。反応
液温度は200℃から220℃で行われることから、有
機溶媒(非水系共沸脱水剤)蒸気が発生し、脱水精留塔
を経て凝縮器で凝縮され、分液槽に受入れ後、分液され
た上層部の有機溶媒(非水系共沸脱水剤)の一部を反応
機内の液中に供給する。そうした場合、反応液は有機溶
媒(非水系共沸脱水剤)の沸点以上であり、有機溶媒
(非水系共沸脱水剤)は即座に蒸気となり、液中より揮
発することになる。この時に液中より生成してくる水及
び水素を同伴し系外へ排出させていると考えられる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の方法を実施例、及び比較例に
よって具体的に説明する。 実施例1 脱水精留塔2、凝縮器3、分液槽4、及び圧力調整弁5
を備えたステンレス製200リットル反応機1を反応装
置として準備した。反応機1内で生成した蒸気を脱水精
留塔2を経て凝縮器3で凝縮させ、分液槽4に受入れ
後、分液された上層部の一部をポンプ8を使用し反応機
1内の液中に戻す仕組みとなっている。また、反応系内
の圧力を一定に保つために分液槽上部に圧力調整弁5を
取り付けてある。この反応機に予め2,6−ジメチルフ
ェノール44.0kg、イソフタル酸0.48kg、日
本エヌ・イー・ケムキャット社製5%Pd/C(含水率
50重量%)5.27kg、トルエン8.0kgを仕込
み、分液槽(50リットル)にはトルエンを反応機1に
戻す管7まで装入した。系内のガス相を窒素で置換し、
内圧を1.0kg/cm2Gにした後、攪拌300rp
m(攪拌単位動力1.3kw/m3)を始め、徐々に昇
温した。圧力1.0kg/cm2Gでは反応液の沸点が
200℃であった。200℃まで反応液温度を上げ、圧
力を1.0kg/cm2Gに保ったところに滴下槽6内
の4−メトキシ−2−メチルアニリン32.9kg
(0.24mol)、2,6−ジメチルシクロヘキサノ
ン37.0kg(0.26mol)の混合溶液を15時
間かけて滴下した。4−メトキシ−2−メチルアニリン
の滴下開始と共に生成した水蒸気は脱水精留塔2よりト
ルエンと共に留出を始め、凝縮器3で冷却され、分液槽
4でトルエンと水とを分離した。分液槽4では水は下層
側に、トルエンは上層側にためられ、上層部のトルエン
の一部は分液槽より反応機1内の液中に5kg/hrで
戻した。トルエンの蒸発量は5kg/hr以上の30k
g/hrとなるように加熱をコントロールした。従っ
て、残りのトルエン戻り量25kg/hrは分液器より
オーバーフローし、脱水精留塔より反応液中に戻した。
同時に発生した水素は内圧が1.0kg/cm2Gに保
たれるように圧力調整弁5を用いて反応系外へ連続的に
放出した。滴下終了後、さらにこの温度及び内圧を保っ
たまま2時間攪拌を続けた。次いで反応機1を冷却し、
反応混合液より5%Pd/Cをろ別した。ろ液の一部を
採取しガスクロマトグラフィーにより分析したところ、
4−メトキシ−2−メチルアニリンの転化率は100
%、4−メトキシ−2,2’,6’−トリメチルジフェ
ニルアミンの収率は94.0%であった。またK体選択
率は痕跡量であった。
【0026】実施例2 トルエンの戻しを反応機内の液中供給量10kg/h
r、脱水精留塔への供給量20kg/hrにして実施例
1と同様に反応、処理した。実施例1と同様に分析した
ところ4−メトキシ−2,2’,6’−トリメチルジフ
ェニルアミンの選択率は95.0%であった。またK体
選択率は痕跡量であった。
【0027】比較例1 トルエンの戻しを反応機内の液中へ供給量3kg/h
r、脱水精留塔への供給量27kg/hrにして実施例
1と同様に反応、処理した。実施例1と同様に分析した
ところ4−メトキシ−2,2’,6’−トリメチルジフ
ェニルアミンの選択率は85.0%であった。またK体
選択率は6.8%であった。
【0028】比較例2 トルエンの戻し位置を反応機内の気相部へ変更し供給量
10kg/hr、脱水精留塔への供給量20kg/hr
にして実施例1と同様に反応、処理した。実施例1と同
様に分析したところ4−メトキシ−2,2’,6’−ト
リメチルジフェニルアミンの選択率は84.0%であっ
た。またK体選択率は6.8%であった。
【0029】比較例3 トルエンの戻しを脱水精留塔のみにし供給量30kg/
hrにして実施例1と同様に反応、処理した。実施例1
と同様に分析したところ4−メトキシ−2,2’,6’
−トリメチルジフェニルアミンの選択率は85.0%で
あった。またK体選択率は6.0%であった。次に実施
例及び比較例の結果を表1に示す。
【0030】
【表1】 注)トルエン供給と選択率の関係(トルエンの戻し量は
反応液100重量部として換算してある)
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、従来技術では達成され
なかった工業化スケールにおける4−メトキシ−2,
2’,6’−トリメチルジフェニルアミンの高収率、高
選択率での製造ができるようになり本発明の意義は大き
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いた設備の模式図である
【符号の説明】
1.反応機 2.脱水精留塔 3.凝縮器 4.分液槽 5.圧力調整弁 6.滴下槽 7.トルエン戻し管 8.循環ポンプ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−193949(JP,A) 特開 平1−224343(JP,A) 特開 昭61−218560(JP,A) 特開 昭61−100529(JP,A) 特開 昭62−149648(JP,A) 特開 平7−173111(JP,A) 特開 平7−89906(JP,A) 特開 平7−48325(JP,A) 特公 昭63−19503(JP,B2) 欧州特許出願公開535484(EP,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 217/92 B01J 23/44 C07C 213/02 C07B 61/00 300

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱水素触媒、非水系共沸脱水剤の存在
    下、2,6−ジメチルシクロへキサノンと2−メチル−
    4−メトキシアニリンとを発生する水素及び水を反応系
    外に放出しつつ加熱反応させる4−メトキシ−2,
    2’,6’−トリメチルジフェニルアミンの製造法にお
    いて、非水系共沸脱水剤を反応液100重量部に対し9
    重量部/hr以上、反応液中に供給することを特徴とす
    る方法。
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