JP3177127B2 - プレキャストコンクリート道路側溝蓋版 - Google Patents
プレキャストコンクリート道路側溝蓋版Info
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Description
械施工に適合するよう大型化をも可能とし、且つ路面か
らの雨水の排水が早く、歩行者に安全で車両等の走行に
よるガタツキ音が生じにくく、必要に応じ取り外しが容
易なものを得るための、プしキャストコンクリート蓋版
およびその設置工法に関する。
現場での人力設置に適合するように、長さ50cm程度
の比較的小型の平板状とし、これを連続設置するもので
あるが隣接蓋版との接合端面の一部分を切欠いて、人力
施工時の手掛りと同時に設置後の路面排水呑口を形成し
ている。
にあっては、隣接蓋版との接合端面切欠部によって、路
面排水呑口を形成しているため、各呑口が独立して不連
続となり、路面排水が均等に処理されず、これを改善す
るには、各呑口を大きくするか又は、蓋版1枚毎の長さ
をさらに縮小して、小刻みに設けることが必要となる
が、この場合には蓋版上面の歩行者の安全を損なう懸念
がある。また、蓋下面と側溝支承面とに例えば、1〜2
mmといった僅少な不陸があっても、車両走行によるガ
タツキ音が生じやすい欠点がある。本発明はこれらの問
題点を解決し、蓋版の大型化を図ると同時に、路面排水
を巾の狭い連続する呑口で均等に処理し、さらに蓋版下
面と側溝支承面とに不陸が生じても、なじみやすいよう
可撓性のある構造とし、機械施工に適合する蓋版とその
施工方法を得ることを目的としている。
に、本発明の道路側溝蓋においては、スパン内の適宜部
分で1cmないし数cm幅に左右に分離し、十分に左右
の鉄筋コンクリート蓋内部に埋着固定された複数の形鋼
製やプラスチック構造材等の弾性固定梁のみで連結され
た合成構造とするもので、蓋厚さよりも固定梁断面の高
さを例えば1/2〜1/3以下とし、梁上面を蓋上面よ
り下った位置とすることによって、分離開口部分が連続
状態の雨水流入口となる。そして、蓋上面の載荷重によ
って、分離開口部分に生ずる曲げモーメントやせん断力
に対しては、必要な断面値の形鋼等の弾性固定梁が負担
するのであるが、この場合蓋全体がスパン方向に僅少に
弾性をもったものになる。さらに、スパンと直角方向の
蓋の長さについて、側溝本体に対応し、又は機械施工に
適合するように長大とする場合には、長さ方向に2枚な
いし数枚のユニットを相互にわずかな、例えば1cm程
度の間隔をとって、長さ方向の通しの補強筋をそのまま
露出連結するか、形鋼やプラスチック構造材等の埋込連
結によって長さ方向に一体吊上げが可能な範囲内で柔構
造とした長大な1個の蓋版に成型するものである。この
ように、左右に分離して固定梁で連結し、1枚の蓋で長
さ方向に連続状態の雨水流入口をもち、且つスパン方向
の必要強度と弾力性を有するものとなる。さらに、現場
の施工条件に応じ、この1枚の蓋版を長さ方向に数ユニ
ット連結して、連続状態の雨水流入口をもった長大な1
個の柔構造の蓋版とする。
内で左右に分離しているため、相互の平面上の高さが、
固定されずに可撓性を有し、側溝の支承部とよくなじみ
均等な圧着状態が得やすいものとなる。また、分離部分
の曲げモーメントやせん断力は、固定梁が負担するの
で、コンクリート蓋版厚を減少しても全体の強度低下と
ならない。そして、スパンの適宜の箇所に長さ方向の切
れ目のない連続状態の雨水流入口が形成される。なお、
機械施工や側溝本体に適合するように、数ユニット連結
して、例えば1個の長さ2m、4mなどの長大な蓋版に
製作して用いる場合においても、長さ方向に柔構造とな
っていて、側溝の長手方向の不陸に対してもなじみやす
く、均等な圧着状態を得ることが容易となる。
図1において基礎材(12)の上に設置した現場打コン
クリート道路側溝(10)の両側壁上部小段支承部(1
1)、(11)に蓋版(1)を布設した状態を示す。こ
の実施例においては、蓋版(1)はスパン中央部で左右
に分離し、複数の弾性固定梁(2)のみで連結された合
成構造であり、測溝の延長方向に切れ目のない連続状態
の雨水流入口(3)が形成されている。そして、図1、
2、3、4、5に示すように蓋版(1)の上面は雨水流
入口(3)に向けて雨水流入しやすいように左右から傾
斜面としている。また弾性固定梁(2)の上面は、蓋版
(1)の上面よりも下った位置にあるため、雨水流入口
(3)には、均等に雨水が流入するものである。また、
図2、4、6に示すように弾性固定梁(2)は分離した
左右の蓋版の中に十分な埋込状態に固定され、且つ補強
鉄筋(4)、(5)と溶接によってアンカー碇着されて
いる。なお、図5、6は蓋版(1)、(1)を2ユニッ
ト補強筋(5)を露出連結し一定間隔(6)を保って、
1個の大型蓋版(20)としたものである。また、図
7、8は上面フラット蓋版(1)において、雨水流入口
(3)をスパンの一方寄りに設けたものであり、図8は
それを2ユニット練結して1個の大型蓋版(20)とし
た場合を示している。また図9は、L形状に形成し、一
方に縁石部分(7)を設けた蓋版(1)の実施例であ
る。そして図10、11は、U字溝(8)に蓋版(1)
ないし大型蓋版(20)を布設したものである。
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。雨
水流入口が連続状態に形成されることにより、路面排水
が道路延長に沿って連続して均等になされるので、道路
機能に支障が生じることがない。そして、蓋版と側溝の
左右支承部分相互の不陸がある場合においても、弾性固
定梁を介して左右に若干の可能性をもって分離された蓋
版がよくなじんで圧着しやすいので、上面の走行車両等
によるガタツキ音の発生を抑制するものとなる。さら
に、スパンと直角の長さ方向に、数ユニット連結して1
個の柔構造大型蓋版に形成して用いる場合においては、
側溝の長手方向の不陸に対してもなじみやすく、均等な
圧着状態と同時にユニット連結部分で相互保持状態とな
ってガタツキ音の防止と偏荷重や衝撃の吸収による蓋版
及び側溝の破損防止となるだけでなく、機械施工に適
し、設置及び取り外しにおける労力軽減に資するもので
ある。そのうえ、蓋版自体が工場生産に合致した形状の
ため、容易に製造でき、安価な供給が可能であり、工業
的に効果の大きい発明である。
る。
る。
を示す一部切欠斜視図である。
の通しの補強筋をそのまま露出連結して1個に成型した
大型蓋版の斜視図である。
の斜視図である。
した大型蓋版の斜視図である。
の斜視図である。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】「スパン内の適宜部分で、スパンと直角方
向に連続状態の雨水流入口(3)となる一定の間隔を保
って左右に分離し、十分に左右の鉄筋コンクリート蓋版
内部に固着固定された複数の弾性固定梁(2)で連結し
た側溝蓋版(1)を少なくとも2枚以上前記スパンと直
角方向に相互にわずかな一定の間隔(6)を有して連結
するものにおいて、前記連結された複数の側溝蓋版
(1)内の前記スパンと直角方向の補強鉄筋が前記側溝
蓋版間(6)で露出すると共に、前記各側溝蓋版(1)
内の各弾性固定梁(2)が前記補強鉄筋に固着されてい
ることを特徴とするプレキャストコンクリート側溝大型
蓋版(20)。」 - 【請求項2】「機械施工に適合した長さに側溝を分割す
る第1の工程と、 前記第1工程で分割された長さの側溝の蓋版として、ス
パン内の適宜部分で、スパンと直角方向に連続状態の雨
水流入口(3)となる一定の間隔を保って左右に分離
し、十分に左右の鉄筋コンクリート蓋版内部に固着固定
された複数の弾性固定梁(2)で連結した側溝蓋版
(1)を少なくとも2枚以上前記スパンと直角方向に相
互にわずかな一定の間隔(6)を有して連結するものに
おいて、前記連結された複数の側溝蓋版(1)内の前記
スパンと直角方向の補強鉄筋が前記側溝蓋版間(6)で
露出すると共に、前記各側溝蓋版(1)内の各弾性固定
梁(2)が前記補強鉄筋に固着されていることを特徴と
するプレキャストコンクリート側溝大型蓋版(20)を
複数個用意する第2の工程と、 前記第2の工程で得られた複数個のプレキャストコンク
リート側溝大型蓋版(20)を順次側溝に設置する第3
の工程と、 よりなることを特徴とするプレキャストコンクリート側
溝蓋版設置工法。」
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15079795A JP3177127B2 (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | プレキャストコンクリート道路側溝蓋版 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15079795A JP3177127B2 (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | プレキャストコンクリート道路側溝蓋版 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08311980A JPH08311980A (ja) | 1996-11-26 |
JP3177127B2 true JP3177127B2 (ja) | 2001-06-18 |
Family
ID=15504648
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15079795A Expired - Fee Related JP3177127B2 (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | プレキャストコンクリート道路側溝蓋版 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3177127B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103306209A (zh) * | 2013-07-05 | 2013-09-18 | 中铁三局集团有限公司 | 预制桥梁混凝土浇筑防雨施工方法及其装置 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3190619B2 (ja) * | 1998-07-16 | 2001-07-23 | 株式会社ヤマックス | コンクリート製排水溝ブロックの蓋 |
JP2011174352A (ja) * | 2010-02-25 | 2011-09-08 | Masatake Oshima | 上面スリット付暗渠側溝 |
JP2011179226A (ja) * | 2010-03-01 | 2011-09-15 | Kfc Ltd | トンネルの水路構造体及びトンネル構造 |
-
1995
- 1995-05-16 JP JP15079795A patent/JP3177127B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH08311980A (ja) | 1996-11-26 |
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