JP3177117U - 熱交換器用補修治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】チューブカラーの状態に依存することなく、確実に熱交換器を補修出来る熱交換器用補修治具を提供する。
【解決手段】管板9と、管板の貫通孔18に挿通されて貫通孔の軸線方向一方側に向かって延びる伝熱チューブ11と、伝熱チューブの外周面と貫通孔の内周面との間に配置され、伝熱チューブ及び管板に接合された管状のチューブカラー19と、を有して熱交換器用の補修治具を形成する。さらに、伝熱チューブに軸線方向他方側から挿入されるチューブ本体22と、チューブ本体の外周面から軸線方向一方側に向かうにしたがって漸次拡径して、管板における軸線方向他方側を向く面に溶接された拡径部23とを有するインサートチューブ21と、拡径部とチューブ本体との間の領域、及び、チューブ本体と伝熱チューブとの間の領域に充填される充填材29と、を備える。
【選択図】図6

Description

本考案は、一対の管板と、一対の管板間に並設された伝熱チューブとからなる所謂シェルアンドチューブ式の熱交換器を補修するための熱交換器用補修治具に関する。
国内の下水汚泥の発生量は年々増加しており、その多くが焼却処理されている。汚泥を焼却する汚泥焼却設備においては、汚泥ケーキを焼却する燃焼炉の排ガスが高温となることから、熱効率を高めるために熱回収が行われている。例えば、焼却炉の排ガスを空気予熱器によって燃焼炉の燃焼空気(流動空気)と熱交換することによって燃焼用空気の予熱を行い、省エネルギー化を図っている。
空気予熱器としては、例えばシェルアンドチューブ式と呼ばれる多管式熱交換器が採用されている。多管式熱交換器は、一対の管板間に多数の伝熱チューブが、その両端部が一対の管板にそれぞれ形成された貫通孔に挿入されて並設された構成である。
また、管板と伝熱チューブとの間には管状のチューブカラーが設けられている。そして、チューブカラーと伝熱チューブの外周面とがチューブカラーの端部のみで接合されている。
上記した空気予熱器では、伝熱チューブに高温の排ガスを通過させ、管板間に燃焼用空気を通過させることによって熱交換を実施している。
ところで、上述したような熱交換器においては、汚泥焼却設備の運転の一時的な過負荷や、材質の経年劣化、繰り返し熱応力などによって、伝熱チューブに熱延びが生じ、伝熱チューブ、又は溶接部に亀裂が発生して割れてしまうという問題があった。
このような亀裂の補修方法としては、特許文献1に記載されているような補修方法が知られている。この方法においては、伝熱チューブの下端に補足チューブを結合し、伝熱チューブを一端チューブカラーと縁切りした後、位置を上方にずらした上で溶接固定している。これにより、より長期間に亘って熱交換器の補修が可能となる。
また、別の補修方法としては、別途インサートチューブ121を用意する方法が知られている。この方法ではまず、図8に示すように、管板9の貫通孔18の内周面に溶接されたチューブカラー19の端面より内側まで伝熱チューブ11を切断する。次いで、図9に示すように、外周面にモルタルからなる充填材129を塗布したインサートチューブ121を伝熱チューブ11に挿入し、さらに充填材129をチューブカラー19と伝熱チューブ11との間に充填し、金属製のリング50を介してチューブカラー19とインサートチューブ121とを溶接している。
特開2001−12875号公報
しかしながら、特許文献1に記載の補修方法においては、伝熱チューブ及び補足チューブとチューブカラーとを溶接するため、チューブカラーがある程度健全でなければならない。よって、チューブカラーが部分的に破損していたり変形していたりする場合は、溶接が不可能、もしくは非常に困難となるという問題があった。
同様に、別の補修方法においてもチューブカラーが健全であることが求められるため、溶接が困難となる場合があった。
本考案は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、チューブカラーの状態に依存することなく、確実な熱交換器の補修を実現する熱交換器用補修治具を提供することにある。
上記課題を解決するために、この考案は以下の手段を提供している。
本考案の熱交換器用補修治具は、貫通孔が形成された管板と、該管板の前記貫通孔に挿通されて前記貫通孔の軸線方向一方側に向かって延びる伝熱チューブと、前記伝熱チューブの外周面と前記貫通孔の内周面との間に配置され、前記伝熱チューブ及び前記管板に接合された管状のチューブカラーと、を有する熱交換器用の補修治具であって、前記伝熱チューブに前記軸線方向他方側から挿入されるチューブ本体と、該チューブ本体の外周面から軸線方向一方側に向かうにしたがって漸次拡径して、前記管板における前記軸線方向他方側を向く面に溶接された拡径部とを有するインサートチューブと、前記拡径部と前記チューブ本体との間の領域、及び、前記チューブ本体と前記伝熱チューブとの間の領域に充填される充填材と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、インサートチューブがチューブカラーではなく管板に直接溶接されるため、チューブカラーの状態に依存することなくインサートチューブを固定することができる。また、充填材がチューブ本体と伝熱チューブとの間の領域に充填されるため、エアリークを確実に防止することができる。
上記熱交換器用補修治具において、前記充填材は、前記伝熱チューブと前記チューブカラーとの間の領域にも充填されることが好ましい。
上記構成によれば、伝熱チューブとチューブカラーとの相対的な移動が可能となるため、伝熱チューブが熱延びした場合に伝熱チューブにかかる応力を低減することができる。
上記熱交換器用補修治具において、前記チューブ本体の外周面の軸方向一方側には、前記伝熱チューブと前記インサートチューブとの間に介装されるリング状のパッキン部材が設けられていることが好ましい。
上記構成によれば、インサートチューブと伝熱チューブとの間のエアリークをより確実に防止することができる。
上記熱交換器用補修治具において、前記パッキン部材はグランドパッキンであることが好ましい。
上記熱交換器用補修治具において、前記チューブ本体の外周面であって、前記パッキン部材の軸線方向一方側には、前記パッキン部材の軸方向一方側への移動を制限する制限部材が設けられていることが好ましい。
上記構成によれば、パッキ部材の軸線方向一方側への抜けを防止することができる。
上記熱交換器用補修治具において、前記充填材はファイバーキャストであることが好ましい。
上記構成によれば、ファイバーキャストの柔軟性により、伝熱チューブが熱延びした場合に伝熱チューブにかかる応力を低減することができる。また、ファイバーキャストは耐火性も有するため、伝熱チューブの高温になった場合においても確実なシール性を発揮することができる。
本考案によれば、インサートチューブがチューブカラーではなく管板に直接溶接されるため、チューブカラーの状態に依存することなくインサートチューブが固定することができる。また、充填材がチューブ本体と伝熱チューブとの間の領域に充填されるため、エアリークを確実に防止することができる。
本考案の実施形態に係る熱交換器を備えた焼却施設のブロック図である。 本考案の実施形態に係る熱交換器の概略図である。 伝熱チューブと管板との接合部を示す断面図である。 本考案の実施形態に係るインサートチューブを示す断面図である。 本考案の実施形態に係る熱交換器用補修治具の断面図である。 熱交換器の補修について説明する図であって、補修治具を伝熱チューブに挿入する様子を示す図である。 熱交換器の補修について説明する図であって、補修治具が管板に溶接された状態を示す図である。 従来の熱交換器の補修方法を説明する図である。 従来の熱交換器の補修方法を説明する図である。
本考案の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、焼却施設は、焼却炉1と、熱交換器2と、排ガスダクト3A,3Bと、空気ダクト4A,4Bとを備える。排ガスダクト3Aは、焼却炉1からの排ガスを熱交換器2に供給するように焼却炉1と熱交換器2とを接続する。空気ダクト4Aは、熱交換器2に空気を供給する。熱交換器2は、排ガスと空気とを熱交換する。
熱交換により温度が低下した排ガスは、排ガスダクト3Bを経由して最終的に大気に放出される。空気ダクト4Bは、熱交換により温度が上昇した空気を焼却炉1に供給するように焼却炉1と熱交換器2とを接続する。焼却炉1に供給されるべき空気が熱交換器2によって暖められるため、焼却炉1は下水汚泥のような燃えにくい焼却対象物の焼却が可能である。
図2に示すように、熱交換器2は、上部ヘッダ6と、下部ヘッダ7と、上側管板8と、下側管板9と、シェル10と、複数の伝熱チューブ11を備える。排ガスダクト3Aは上部ヘッダ6に接続され、排ガスダクト3Bは下部ヘッダ7に接続されている。
シェル10は、上側管板8に固定されたシェル上部13と、下側管板9に固定されたシェル下部14と、シェル下部14をシェル上部13に接続するエキスパンジョンジョイント(不図示)を備える。上側管板8は、上部ヘッダ6内の上部ヘッダ内空間6aとシェル10に囲まれたシェル内空間10aとの間に設けられている。下側管板9は、シェル内空間10aと下部ヘッダ7内の下部ヘッダ内空間7aとの間に設けられている。
複数の伝熱チューブ11は、シェル内空間10aを上下に延びて上部ヘッダ内空間6aと下部ヘッダ内空間7aとを接続する。空気ダクト4Bは、シェル下部14に設けられた空気出入口14aに接続されている。空気ダクト4Aは、シェル上部13に設けられた空気出入口13aに接続されている。
焼却炉1から排ガスダクト3Aを通って上部ヘッダ内空間6aに排ガスが供給される。排ガスは、上部ヘッダ内空間6aから複数の伝熱チューブ11内を通って下部ヘッダ内空間7aに流れる。排ガスは下部ヘッダ内空間7aから排ガスダクト3Bを通って最終的に大気に放出される。
空気ダクト4Aを流れてきた空気は、空気出入口13aからシェル内空間10aに流入し、シェル内空間10aを流れた後、空気出入口14a及び空気ダクト4Bを通って焼却炉1に供給される。伝熱チューブ11内を流れる排ガスとシェル内空間10aを流れる空気とが伝熱チューブ11の壁面を介して熱交換される。
また、シェル内空間10aの空気の流れが伝熱チューブ11にできるだけ等しく当たるように、バッフルプレート17がシェル内空間10aに設けられている。
次に、下側管板9と、伝熱チューブ11との接続部の詳細について説明する。
図3に示すように、下側管板9(以下、管板9と呼ぶ)には、伝熱チューブ11を挿通させるための貫通孔18が形成されている。管板9の貫通孔18と伝熱チューブ11との間には、管状のチューブカラー19が設けられている。チューブカラー19は、溶接Wにより管板9に固定されている。
伝熱チューブ11は、チューブカラー19を貫通孔18との間に介在させる形で、貫通孔18に挿通されて、伝熱チューブ11の軸線方向上方(一方側)に延びている。伝熱チューブ11とチューブカラー19とは、チューブカラー19の下端部が伝熱チューブ11の下部の外周面に溶接(W2)されることで接合されている。
なお、以下、伝熱チューブ11の軸線方向を端に軸線方向と呼ぶ。
次に、本実施形態の熱交換器の補修に使用される熱交換器用補修治具20について説明する。
本実施形態の補修治具20(図5参照)は、図4に示すインサートチューブ21にグランドパッキン25を取り付け、さらに、インサートチューブ21の拡径部23にファイバーキャストからなる充填材29を充填したものである。
まず、図4を参照して、インサートチューブ21の詳細について説明する。
図4に示すように、インサートチューブ21は、円管形状のチューブ本体22と、チューブ本体22の外周面に設けられている拡径部23とから構成されている。チューブ本体22の外径は、伝熱チューブ11の内径よりも所定寸法小さく形成されている。
拡径部23は、チューブ本体22の外周面から軸線方向上方に向かうに従って漸次拡径するように形成されている。具体的には、拡径部23は、有底筒形状の部材の底部に、チューブ本体22を挿通させる貫通孔24が形成された形状であり、円筒部23aと底部23bとはなだらかに接続されている。
また、拡径部23の上端部は軸線方向上方から視て円形をなしており、その直径は管板9の貫通孔18の内径よりも大となるように形成されている。
拡径部23は、貫通孔24にチューブ本体22を挿通させ、貫通孔24の上方、下方のうち少なくとも一方を溶接することにより、チューブ本体22に接合されている。また、拡径部23の軸線方向上方の端部は、軸線方向から視て円形をなしている。これにより、拡径部23の内周面側であって、拡径部23とチューブ本体22との間には、後述する充填材29を充填するための凹部27が形成される。
なお、拡径部23は、所定の配管用キャップにチューブ本体22が挿通する貫通孔24を設けることで形成することができる。
チューブ本体22の軸線方向上方には、リング状のパッキン部材であるグランドパッキン25が上下方向(軸線方向)に隙間ないように巻き付けられている。グランドパッキン25としては、例えば炭素繊維グランドパッキンを採用することができる。炭素繊維を編みこんだグランドパッキンは摩擦係数が極めて小さい為、シール性能を長期間維持することができる。
また、チューブ本体22に巻き付けられた状態のグランドパッキン25の外径は、伝熱チューブ11の内径よりもやや大きくされている。即ち、グランドパッキン25が巻き付けられたチューブ本体22を伝熱チューブ11に挿入した際は、グランドパッキン25がやや圧縮されて、伝熱チューブ11とチューブ本体22との間をシールする。
グランドパッキン25のさらに上方には、金属製のリング26が点付け溶接されている。リング26は、グランドパッキン25の軸線方向上方への移動を制限する制限部材として機能する。
次に、本実施形態の熱交換器用補修治具20の使用方法について説明する。
まず、図5に示すように、インサートチューブ21の凹部27に、充填材29を充填することによって、補修治具20とする。充填材29は、拡径部23の上端よりも盛り上がるように充填する。充填材29としてはファイバーキャストが採用されている。ファイバーキャストは、セラミックファイバーと無機バインダー等を湿式混合したペースト状の不定形耐火材であり、狭い隙間にも入り込む柔らかい練り材である。
一方、亀裂が発生した伝熱チューブ11とチューブカラー19と間の溶接W2(図3参照)を例えばガウジングにより除去する。なお、伝熱チューブ11とチューブカラー19と間の溶接は、必ずしも除去する必要はない。
次いで、図6に示すように、補修治具20を軸線方向下方(他方側)から伝熱チューブ11に挿入し、拡径部23の上端部を管板9の軸線方向下方を向く面に突合わせる。これにより、図7に示すように、凹部27に充填された充填材29が、チューブ本体22と伝熱チューブ11との間、及び伝熱チューブ11とチューブカラー19との間に入り込む。即ち、チューブ本体22と伝熱チューブ11との間、及び伝熱チューブ11とチューブカラー19との間が充填材29によってシールされる。
次いで、拡径部23の上端部と、管板9とを溶接することによって、熱交換器2の補修作業が終了する。
なお、上記実施形態においては、下側管板9側の補修方法について説明したが、上側管板8の補修についても同様の方法で実施することができる。
上記実施形態によれば、インサートチューブ21がチューブカラー19ではなく管板9に直接溶接されるため、チューブカラー19の状態に依存することなくインサートチューブ21を固定することができる。また、充填材29がチューブ本体22と伝熱チューブ11との間の領域、及び伝熱チューブ11とチューブカラー19との間の領域に充填されるため、エアリークを確実に防止することができる。
また、従来のインサートチューブは、インサートチューブを挿入した後に、隙間に充填材を詰めていたが、本実施形態の補修方法では、事前に凹部27に充填材を詰めておくため、施工が容易となる。
また、チューブカラー19と伝熱チューブ11との間の溶接W2を除去する場合には、ファイバーキャストからなる充填材29の柔軟性により、伝熱チューブ11とチューブカラー19との相対的な移動が可能となる。これにより、伝熱チューブ11が熱延びした場合に伝熱チューブ11にかかる応力を低減することができる。
また、グランドパッキン25がインサートチューブ21と伝熱チューブ11との間に介装されるため、インサートチューブ21と伝熱チューブ11との間のエアリークをより確実に防止することができる。
また、チューブ本体22の外周面に、グランドパッキン25の移動を制限するリング26が設けられているため、グランドパッキン25軸線方向上方への抜けを防止することができる。
また、充填材29であるファイバーキャストは耐火性も有するため、伝熱チューブ11が高温になった場合においても確実なシール性を発揮することができる。
また、本実施形態の熱交換器2の構造においては、伝熱チューブ11と管板9との間にチューブカラー19が介在している。これにより、管板9とチューブカラー19とが内外面から強固に溶接される。その一方で、チューブカラー19と伝熱チューブ11とは、伝熱チューブ11同士の伸び差が発生した場合には、この溶接部が外れるように配慮されている。
また、伝熱チューブ11と管板9との間にチューブカラー19が介在していることによって、管板9の円周方向への伝熱チューブ11の熱伸びに対する保護の機能を有することができる。
また、本実施形態の熱交換器2は、高温使用故の材料の脆化が起きた際、補修時にチューブカラー19の一部を削除した後に溶接することができる。
なお、本考案の技術範囲は上記の実施形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。例えば、インサートチューブ21と伝熱チューブ11との間をシールする部材はグランドパッキンに限ることはなく、所定のパッキンを適宜採用することができる。
また、充填材としてのファイバーキャストに関しても、同様の機能を有するものであれば適宜採用することができる。
2 熱交換器
8 上側管板
9 下側管板
11 伝熱チューブ
18 貫通孔
19 チューブカラー
20 補修治具
21 インサートチューブ
22 チューブ本体
23 拡径部
25 グランドパッキン(パッキン部材)
26 リング(制限部材)
29 充填材(ファイバーキャスト)

Claims (6)

  1. 貫通孔が形成された管板と、
    該管板の前記貫通孔に挿通されて前記貫通孔の軸線方向一方側に向かって延びる伝熱チューブと、
    前記伝熱チューブの外周面と前記貫通孔の内周面との間に配置され、前記伝熱チューブ及び前記管板に接合された管状のチューブカラーと、を有する熱交換器用の補修治具であって、
    前記伝熱チューブに前記軸線方向他方側から挿入されるチューブ本体と、該チューブ本体の外周面から軸線方向一方側に向かうにしたがって漸次拡径して、前記管板における前記軸線方向他方側を向く面に溶接された拡径部とを有するインサートチューブと、
    前記拡径部と前記チューブ本体との間の領域、及び、前記チューブ本体と前記伝熱チューブとの間の領域に充填される充填材と、
    を備えることを特徴とする熱交換器用補修治具。
  2. 前記充填材は、前記伝熱チューブと前記チューブカラーとの間の領域にも充填されることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器用補修治具。
  3. 前記チューブ本体の外周面の軸方向一方側には、前記伝熱チューブと前記インサートチューブとの間に介装されるリング状のパッキン部材が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の熱交換器用補修治具。
  4. 前記パッキン部材はグランドパッキンであることを特徴とする請求項3に記載の熱交換器用補修治具。
  5. 前記チューブ本体の外周面であって、前記パッキン部材の軸線方向一方側には、前記パッキン部材の軸方向一方側への移動を制限する制限部材が設けられていることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の熱交換器用補修治具。
  6. 前記充填材はファイバーキャストであることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の熱交換器用補修治具。
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