JP3176629B2 - ろう付け方法 - Google Patents
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Description
めの予成形フィレットを含むろう付けジョイントによっ
て、2つの要素を接合する方法及び該方法によって接合
された要素からなる装置に関する。本発明は、ブレース
バー(受け棒)とコリオリ効果流量計の流管を、流管の
曲げ応力が減少し、ブレースバーの曲げ応力が増大する
ように、接合する場合に特に応用可能である。
ことは周知であり、そのようなプロセスは、接合すべき
2つの要素の表面に材料を付与する工程と、上記要素に
対して高温ろう付け作業を行い、ろう付け材料を融解し
て上記2つの要素を接合する工程とを備えている。ろう
付け作業においては、フィレットが使用される。しかし
ながら、要素が運動又は振動を受けない用途において
は、フィレットに依存することなく、要素を接合するこ
とができる。与えられる応力を分配するために、フィレ
ットは必要とされない。この場合には、ろう付け材料が
加熱されて、接合すべき表面の上に流れ、2つの要素を
互いに保持するに十分な接合部を形成する。要素が振動
を受ける用途においては、接合すべき表面の交差部に位
置するフィレットを含む接合部を形成することが望まし
い。上記フィレットは、接合される表面の交差部におけ
る応力集中を減少させる。
から成るフィレットを形成する際に注意を払う必要があ
る。ろう付けフィレットは、適正な断面積と、各々の要
素の表面を比較的円滑で中断のない状態で接合する、内
側に凹型の表面を有する必要がある。ろう付けフィレッ
トはまた、空隙、並びに、その表面のクラックすなわち
亀裂を有してはならない。
素にろう付け材料を付与し、次に、該要素に真空ろう付
け作業を施すことにより、形成される。これにより、ろ
う付け材料が融解して、2つの要素の間に接合部を形成
する。通常、このプロセスは、満足すべきものである
が、その結果生ずるフィレットは常に理想的であるとは
限らず、接合された要素が振動を受ける用途に使用する
ためには、適さないことがある。振動は、フィレットに
クラックを形成することがある。そのようなクラック
は、接合された要素の中に入り、そのような要素の損傷
を生じさせることがある。
形成される。フィレットを含む材料には、顕微鏡的な穴
が存在することがある。フィレットは、人間の目には見
えない表面の小さなクラックを有することがある。これ
らの穴及びクラックは拡大し、構造的な欠陥を生ずるこ
とがある。クラックの発生を生ずる他の欠陥は、フィレ
ットが不十分な断面積を有するか、あるいは、フィレッ
トの縁部が接合された要素の表面に出会う円滑で連続的
な遷移部をもたらさない表面の輪郭を有することであ
る。
フィレットに潜んでいる可能性がある。例えば、要素の
一方が、コリオリ質量流量計の流管である場合のよう
に、接合された要素が振動を受ける用途においては、潜
在的な欠陥が成長して伝播することがある。そのような
場合には、空隙又は表面クラックの如き、初期の顕微鏡
的な欠陥が、成長し伝播することがある。この場合に
は、そのような欠陥は、ミクロクラックからマクロクラ
ックへ変化する。このマクロクラックは、その伝播を継
続し、接合された要素の一方を構成する材料の中へ伸長
し、最終的には、要素の故障、並びに、その要素が一部
である構造の破損を生ずる。
は、ろう付け作業が完了した後にろう付けに存在する可
能性のある欠陥に関しては、予測不能であり制御不能で
ある。オペレータは、ろう付けフィレットが空隙すなわ
ち細孔あるいは表面クラックを有しないようにする完全
な制御を持たない。また、オペレータは、形成されたフ
ィレットの正確な寸法、断面積、あるいは、輪郭を完全
に制御することはできない。オペレータの制御は、欠陥
がなく、必要とされる断面積及び輪郭を有するフィレッ
トが形成されるように期待して、ろう付け材料を付与す
ることに限られる。この目的は通常達成される。しかし
ながら、上記目的は、時として達成されず、形成された
フィレットが、厳しい用途には適さないことがある。幾
つかの場合には、フィレットは満足すべきものに思われ
るが、顕微鏡的な欠陥を有する場合があり、そのような
欠陥は、最終的には、接合された要素が部品である装置
を使用する際に、破損を生ずる。通常、満足すべき欠陥
が得られるが、そのような結果は、常に満足すべきもの
ではなく、接合された要素は、欠陥のあるフィレットに
よって、適さないものと見なされることがある。
間に形成されるフィレットに依存する要素を接合するこ
とは、現在は問題があると見ることができる。
業の前に形成されるフィレットを用いることによって、
上述の問題を解決して、接合技術の分野における技術的
な前進を図るものである。
を第2の要素(802)に接合するための方法であって、
前記第1の要素は、その対向両側を第1の表面(813)
と第2の表面(814)によって接合された端縁面を備え
てなり、該方法が、前記第1の要素の一方の側の前記端
縁面に隣接して第1のフィレットを画成するフィレット
状部分を材料(807)に形成するために、前記第1の要
素(801)の前記第1の表面(813)に凹所を形成すると
ともに、前記第1の要素の前記第2の表面(814)に突
出部(809)を形成して前記第1の要素の反対側の前記
端縁面に隣接して第2のフィレットを画成することによ
りフィレット状材料部分を形成せしめる工程と、 前記フィレットの表面と前記第1の要素(801)の前
記端縁面とを前記第2の要素(802)の表面(804)に当
接させることにより前記第1及び第2の要素を一体的な
らしめる接合工程と、 前記第1及び第2の要素を互いに接合し、前記フィレ
ットの前記表面と前記第1の要素の前記端縁面を、前記
第2の要素の前記表面を接合する工程と、を備えること
を特徴とする方法を提供する。
及び第2の要素(802)を備え、前記第1の要素が対向
両側の第1の表面(813)と第2の表面(814)で接合さ
れた端縁面を有する装置であって、 前記第1の要素の第1の表面(813)にあって該第1
の要素の一方の側で前記端縁面に隣接した第1のフィレ
ットを画成するフィレット状材料部分(807)を形成し
てなる凹部(806)、及び前記第1の要素の第2の表面
(814)上にあって前記第1の要素の反対側で前記端縁
面に隣接して第2のフィレットを画成するフィレット状
材料部分を形成してなる突出部(809)と、 前記第2の要素(802)の協働面(804)に当接された
前記フィレットの第1の面及び前記第1の要素(801)
の前記端縁面と、 前記フィレットの前記第1の面、及び、前記第1の要
素の前記端縁面を、前記第2の要素の前記協働面に接合
する接合手段を備えること、を特徴とする装置を提供す
る。
ースバーの如き、一対の要素が、接合されるべき要素の
一方に形成された予成形フィレットを用いて、互いに接
合される。打ち抜き作業が、ブレースバーの一方の表面
に凹所を形成し、これと同時に、打ち抜き作業を受ける
部分の直ぐ反対側で、ブレースバーの反対側の表面に突
出部を形成する。ブレースバーの材料は、該ブレースバ
ーの一方の表面の凹所の付近に、理想的なフィレットの
輪郭及び断面を有する。ブレースバーの反対側の表面の
突出した部分も、理想的なフィレットの断面及び輪郭を
有する。コリオリ流管は、ブレースバーの穴に挿入さ
れ、ろう付け材料が、ブレースバー及び流管に塗布され
て、ブレースバー及び流管に高温の真空ろう付け作業が
施されると、接合された接合部が形成される。その結果
生ずる接合された接合部は、予成形されたフィレットを
含み、該フィレットは、流管に直ぐ隣接するブレースバ
ーの両面に、ブレースバーの材料を含む。この設計にお
いては、ろう付け材料は、接合機能を果たし、一方、予
成形されたフィレットは、負荷を分配する役割を果た
す。
は、押し出し部が形成され、該押し出し部は、流管の外
側面及び上記穴の内側面が、ろう付け作業の間にろう付
けペーストがその中に流れるに十分な距離だけ、分離さ
れる。
表面を有する2つの要素を互いにろう付けする際にも適
用することができる。上記要素は、一方の要素の一側部
が、打ち抜き作業を受けて凹所が形成され、また、対応
する突出部が要素の反対側の側部に形成される時に形成
されるフィレットによって、その交差する表面で互いに
接合することができる。上記凹所に隣接する材料の部分
は、上記要素の一方の表面のためのフィレットを備え、
一方、突出する材料は、上記要素の上記他方の表面のた
めのフィレットを備える。
ことにより、空隙及び表面クラックの如き欠陥を事前に
検査することのできる、周知のフィレット材料を使用す
ることが可能となる。これにより、接合された接合部の
寿命を短くし、また、互いに接合された構造要素の最終
的な破損を生ずることのある任意の欠陥を有するろう付
け材料から成るフィレットを用いることにより得ること
のできる接合部に比較して、改善されたろう付け接合部
が提供される。
ることができ、また、ろう付け作業によって形成された
接合部の早期の破損を生ずることのある欠陥がないよう
に検査することのできる、予成形フィレットを使用し
て、要素を互いに接合することにより、本発明が、上述
の従来技術の欠点及び問題を解消することは理解されよ
う。
を読むことにより、より良く理解されようが、 図1は、欠陥を有するフィレットで互いに接合された
2つの要素を示しており、 図2は、ブレースバー自体からなる予成形フィレット
を用いて本発明により互いに接合された、ブレースバー
及び管を示しており、 図3は、平坦な要素が予成形フィレットを用いてどの
ように互いに接続されるかを示しており、 図4は、本発明の教示に従って、その流管及びブレー
スバーが効果的に接合されているコリオリ流量計を示し
ている。
従来技術のろう付け作業によって形成されるフィレット
すなわちすみ肉を示している。図1は、4つの別個のフ
ィレット105、106、107、108によって、管102に接合さ
れる要素101を示している。
中実である適正な断面117と、その端部115、116が、要
素101の下面と管102の左側の面との間の円滑な遷移部に
存在するように、十分に大きな半径を有する外側面とを
有しているからである。フィレット108は、要素101の下
面と管102の右側の面とを接合している。フィレット108
は、適正な半径及び断面積を有している。しかしなが
ら、フィレット108には欠陥があり、その理由は、フィ
レットが、空隙(細孔)118等を含んでいるからであ
る。フィレット106は、要素101の上面を管102の左側の
面に接合する。フィレット106は、望ましいものではな
く、その理由は、このフィレットは、不均一な輪郭を有
し、顕微鏡的なクラックを含んでいるからである。要素
101の上面と管102の右側の面とを接合するフィレット10
7には欠陥があり、その理由は、このフィレットは、不
適当な断面を有していると共に、該フィレットと要素10
1、102の表面との間の遷移部が急激であるからである。
フィレット105は、接合するに用いるのに適当であり、
その理由は、このフィレットが欠陥を有していないから
である。フィレット106の表面欠陥、及び、フィレット1
08の空隙欠陥は、要素101及び管102が振動を受けた場合
に、時間経過と共に、両フィレットの中にクラックを発
生させることがある。そのようなクラックは、管101の
中へ伝播し、該管を損傷させることがある。フィレット
107は、不適当な断面、並びに、要素101、102の表面の
間の過度に急激な遷移部を有している。上記フィレット
によって形成される接合部は、一方又は両方の要素10
1、102に早期のクラックを生じさせることがある。
て形成され、該プロセスにおいては、最初にろう付け材
料が、要素101、102の表面の交差部に付与され、フィレ
ット105、106、107、108を形成する。オペレータは、技
量及び技術によって、理想的なフィレットを形成しよう
として、ろう付けペーストを塗布することができるが、
その結果生ずるフィレットの品質は、真空接合作業で使
用される材料のために、変動する。品質、タイプ、及
び、特性が変動するフィレットが生ずる。時として、理
想的なフィレット105が生ずる。その外の場合には、オ
ペレータが技量及び精度をもってろう付け材料を塗布し
ても、フィレットの欠陥を有するフィレット106、107又
は108が生ずる。
おいては、管802がブレースバー801に接合されている。
ブレースバー801は、管802を収容するための、穴を有し
ている。ブレースバー801は、その製造の間に、その穴
の付近の底面に打ち抜き作用すなわちパンチング作用を
受ける。この打ち抜き作用は、ブレースバー801の下面8
13に凹所806を形成する。この打ち抜き作用も、穴の付
近のブレースバーの上面814を変形させ、これにより、
ブレースバーのこの部分の突出する材料809が、図2に
示すように、上方へ押される。打ち抜き作業の後に、溝
806の材料807は、理想的なフィレットの全体的な形態を
有し、一方、突出する材料809も、理想化されたフィレ
ットの特性及び輪郭を有する。次に、ろう付けペースト
が、管802及びブレースバー801の接合面の外側に塗布さ
れて、高温の真空ろう付け作業を施され、この作業にお
いて、要素802、801が、永続的に接合される。管802の
表面804が、フィレット材料807によって、ブレースバー
801の穴の内側面に接合され、一方、管802の表面804
も、フィレット材料809によって、ブレースバー801に接
合される。これらの予成形されたフィレットは、理想的
な接合部をもたらし、該接続部は、上記要素が振動を受
けることがあるので、そのような要素の寿命の間に、破
損に対して最大の保護をもたらす。
き円形の要素に接合することに限定されない。必要に応
じて、本発明の原理及び教示するところを、第1の平坦
な要素と第2の要素との間の交差部が、直線的あるいは
不規則な表面である場合に、上記第1の要素を上記第2
の要素に接合することにも、等しく応用することができ
る。
したのと同様な態様で互いに接合された、2つの要素90
2、901を示している点が異なる。要素901には、打ち抜
きプレス作業を施し、この作業において、下面913に溝9
06が形成される。これにより、上方の材料が変形して、
フィレット909から突出する。溝906の左側の部分は、理
想化されたフィレットの形態を有する材料907を備えて
いる。これらの要素は、ろう付けペーストで覆われ、該
ろう付けペーストは、要素901の底面のフィレット907、
並びに、要素901の上面のフィレット909によって、要素
を互いに接合する。
管の側方脚部134、134′、131、131′は、本発明の教示
するところにしたがい、ブレースバー140、140′に効果
的に接合することができる。コリオリ流量計装置は周知
である。従って、以下においては、図4のコリオリ流量
計装置の作用を簡単に要約する。
れ、入口101に供給される。そこから、物質は、マニホ
ールド部分150を通り、平行な2つの流管の左側の脚部1
31、131′を通って上昇し、側方脚部134、134′を通っ
て下降して、出口マニホールド150に入り、流管装置の
出口101′に到達する。出口101′は、図示しない導管に
接続することができる。ドライバ180が、流管を互いに
位相外れで振動させ、これにより、位相外れ振動、及
び、流管を通る物質の並流の複合が、コリオリのねじれ
運動を生じ、このコリオリのねじれ運動は、センサ170
L、170Rによって検知されて、導線165R、165Lを介し
て、流量計の電子回路20に与えられ、該電子回路は、流
量計の流管を通る物質に関する流量情報を発生する。
1′、134、134′は、ドライバ180の影響を受けて、互い
に位相外れで振動し、その際に、ブレースバー140、14
0′の軸線W、W′は、流管の位相外れの振動に関する
枢動点である。ブレースバーの下方の流管の部分は、マ
ニホールド120、120′に接続されていて、ドライバ180
によって誘起される位相外れ振動に関する限り、振動し
ない。ブレースバー、及び、該ブレースバーと流管との
間の接合部の設計は、問題のない満足すべき流量計の作
動にとって重要である。ブレースバーの中の枢動点の周
囲の流管の側方脚部の撓みが、応力を発生し、この応力
は、問題のない流量計の作用をもたらすために、制御さ
れ且つ最小にされなければならない。本発明によって提
供されるフィレットは、位相外れ振動によって発生した
応力を、流管からブレースバーへ伝達することにより、
流量計の問題のない作動を可能とする。図2に関して
は、ブレースバーの下方部分に設けられる凹型のフィレ
ット807が、ブレースバー201に関する流管802の振動に
対する柔軟性を与える。図2に示す如き、ブレースバー
の頂部に設けられる凸型のフィレット809は、流管とブ
レースバーの頂部との間の接続部に対して剛性を与え、
位相外れ振動及びコリオリの曲げによる運動を良好に吸
収する。図4に示すコリオリ流量計のブレースバーに設
けられる、図2に示す如き、凸型のフィレット809、及
び、凹型のフィレット807を用いることにより、ろう付
け材料から成るフィレットが、流管及びブレースバーを
接合するために使用される従来の接合技術に比較して、
流管の応力を低減する。
ースバーを流管に効果的に接合することのできるタイプ
のコリオリ流量計に関するこれ以上の情報に関しては、
1985年1月1日に発行された、米国特許第4,491,025号
(James E.Smith et al.)を参照されたい。Smith et a
l.の流量計のブレースバー16、16′は、本発明のフィレ
ットを用いて、流管14、14′に効果的に接合することが
できる。
施例に限定されるべきものではなく、本発明の請求の範
囲及び原理内の他の変更例及び変形例を包含すること
は、明確に理解しなければならない。従って、本明細書
において使用される用語「接合作業」は、金属が加熱さ
れて流動し、2又はそれ以上の金属の間に固体接合部を
形成する、総てのプロセスを含む。そのようなプロセス
は、ハンダ付け、溶接、及び、ろう付けを含む。
Claims (8)
- 【請求項1】第1の要素(801)を第2の要素(802)に
接合するための方法であって、前記第1の要素はその対
向両側を第1の表面(813)と第2の表面(814)によっ
て接合された端縁面を備えてなり、該方法が、 前記第1の要素の一方の側の前記端縁面に隣接して第1
のフィレットを画成するフィレット状部分を材料(80
7)に形成するために、前記第1の要素(801)の前記第
1の表面(813)に凹所(806)を形成するとともに、前
記第1の要素の前記第1の表面(813)の該凹所(806)
の反対側において前記第2の表面(814)に突出部(80
9)を同時に形成して前記第1の要素の反対側の前記端
縁面に隣接して第2のフィレットを画成することにより
フィレット状材料部分を形成せしめる工程と、 前記第1のフィレット及び第2のフィレットの表面と前
記第1の要素(801)の前記端縁面とを前記第2の要素
(802)の表面(804)に当接させることにより前記第1
及び第2の要素を一体化せしめる接合工程と、 前記第1のフィレット及び第2のフィレットの表面と前
記第1の要素の前記端縁面を、前記第2の要素の前記表
面に接合する工程と、 からなることを特徴とする接合方法。 - 【請求項2】請求項1の接合方法において、前記接合工
程が、真空ろう付け作業からなり、該方法が、 前記フィレットの前記表面、前記第1の要素の前記端縁
面、並びに、前記第2の要素の前記表面に、ろう付けペ
ーストを塗布する工程を含むこと、 を特徴とする接合方法。 - 【請求項3】請求項2の接合方法において、前記第1及
び第2のフィレットの各々が、前記第2の要素の前記表
面(804)に当接するように第1の表面と、 前記第1の要素と前記第2の要素の前記表面(804)と
を結んで円滑な遷移部を提供するような半径を有する第
2の凹面を有すること を特徴とする接合方法。 - 【請求項4】請求項1の接合方法において、前記凹所及
び前記突出部が、打ち抜き作業によって形成されるこ
と、を特徴とする接合方法。 - 【請求項5】請求項1の接合方法において、前記第2の
要素が、管状の要素(802)からなり、前記第1の要素
が、前記管状の要素を収容するための穴を有する平坦な
要素(801)からなり、 前記形成する工程が、 前記第1の平坦な要素(801)の第1の表面(813)に円
形の凹所(806)を形成するとともに、 前記第1の平坦な要素の前記第2の表面(814)に円形
の突出部(809)を形成して、前記第1及び第2のフィ
レットが前記第1の平坦な要素の反対側の前記穴の周囲
に形成されることからなり、 前記管状の要素を前記平坦な要素の前記穴へ挿入し、こ
れにより、前記第1及び第2のフィレットの内側面、及
び、前記穴の内側面が前記管状の要素の協働する外側面
に当接され、 前記接合工程は、前記フィレット及び前記管状の要素に
接合作業を施し、前記穴の内側面及び前記フィレット
が、前記管状の要素の前記協働する外側面に接合される
ようにする工程を含むこと、 を特徴とする接合方法。 - 【請求項6】請求項1の接合方法において、前記第1の
要素は、コリオリ効果流量計(図10)のブレースバー
(140′、140)であり、 前記第2の要素が、前記コリオリ効果流量計の流管(13
1、131′)であり、 前記ブレースバーは、前記第1の要素の前記端縁面を規
定するとともにブレースバーに前記流管が接合されるに
先立ち挿入される穴を有し、前記流管が前記穴に挿入さ
れると該流管の一部分がコリオリ効果流量計の動作中振
動させられ、前記流管の前記一部分が第2のフィレット
を画成するフィレット状材料部分を形成した突出部とし
てブレースバーの同じ側から突出してなること、 を特徴とする接合方法。 - 【請求項7】第1の要素(801)及び第2の要素(802)
を備え、前記第1の要素がその対向両側の第1の表面
(813)と第2の表面(814)で接合された端縁面を有す
る装置であって、 前記第1の要素の第1の表面(813)にあって該第1の
要素の一方の側で前記端縁面に隣接した第1のフィレッ
トを画成するフィレット状材料部分(807)を形成して
なる凹部(806)、及び、前記第1の要素の前記第1の
表面に前記凹部(806)の反対側において第2の表面(8
14)上にあって前記第1の要素の反対側で前記端縁面に
隣接して第2のフィレットを画成するフィレット状材料
部分を同時に形成してなる突出部(809)と、 前記第2の要素(802)の協働面(804)に当接してなる
前記第1及び第2のフィレットの第1の面及び前記第1
の要素(801)の前記端縁面と、 前記第1及び第2のフィレットの前記第1の面及び前記
第1の要素の前記端縁面を、前記第2の要素の前記協働
面(804)に接合する接合手段と、 を備えることを特徴とする装置。 - 【請求項8】請求項7の装置において、前記第1の要素
が穴を貫設した平坦な要素(801)からなり、前記第2
の要素が前記穴に挿通される管状の要素(802)からな
り、 前記第1の平坦な要素の前記第1の表面(813)にある
前記凹部が前記穴の周囲の円形の凹部(806)からなっ
ていて、これにより、前記第1のフィレットが円形で前
記平坦な第1の要素の一方の側で前記端縁に隣接した前
記穴を囲繞しており、 前記第1の平坦な要素の前記第2の表面(814)にある
前記突出部が前記穴の周囲の円形の突出部(809)から
なり、これにより、前記第2のフィレットが円形で、前
記平坦な第1の要素の反対の側で前記端縁に隣接した前
記穴を囲繞しており、 前記筒状の第2の要素が前記穴内に配置されて、前記各
フィレットの半径方向の内側表面と前記穴の内側表面と
が前記筒状の要素の協働外表面(804)に対面してお
り、 前記平坦な第1の要素と前記筒状の第2の要素とが、前
記フィレットの前記内側表面と前記平坦な要素の前記穴
とを前記筒状の要素の前記協働外表面に接合させる手段
により、一体に接合されること、 を特徴とする装置。
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