JP3175587B2 - 車両拘束装置 - Google Patents

車両拘束装置

Info

Publication number
JP3175587B2
JP3175587B2 JP12605696A JP12605696A JP3175587B2 JP 3175587 B2 JP3175587 B2 JP 3175587B2 JP 12605696 A JP12605696 A JP 12605696A JP 12605696 A JP12605696 A JP 12605696A JP 3175587 B2 JP3175587 B2 JP 3175587B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
under test
center
central axis
restraining
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP12605696A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09304237A (ja
Inventor
勇志 大橋
達也 鷺山
陽一 舟橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP12605696A priority Critical patent/JP3175587B2/ja
Publication of JPH09304237A publication Critical patent/JPH09304237A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3175587B2 publication Critical patent/JP3175587B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被試験車両を試験
装置であるシャシダイナモ上に拘束するための車両拘束
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両拘束装置を使って被試験車両をシャ
シダイナモメータ(以下、単に「シャシダイナモ」と略
す)の仮想路面上に拘束し、被試験車両にヨーイング運
動等を再現させて車両走行性能を試験することが行われ
ている。このようなシャシダイナモの形式には種々ある
が、例えば仮想路面としてローラを用いたローラ式のシ
ャシダイナモの場合、被試験車両がヨーイング運動する
とタイヤがローラから外れてしまうので、ヨーイング運
動については試験することができない。これに対し、仮
想路面としてフラットベルトを用いたベルト式のシャシ
ダイナモの場合には、接地面積が広いので被試験車両が
ヨーイング運動してもタイヤがフラットベルトから外れ
るといったことはない。従って、最近では、ヨーイング
運動についても試験可能であるベルト式のシャシダイナ
モを用いるのが主流になりつつある。
【0003】ここで、前述した如く、シャシダイナモを
用いて試験を行う際には被試験車両をシャシダイナモに
拘束するための車両拘束装置が必要となるが、既に本件
出願人により車両拘束装置の一例が提案されており(特
開平8−43264号公報参照)、この車両拘束装置を
上述したベルト式のシャシダイナモに対して適用するこ
とも考えられる。以下、この車両拘束装置の構成につい
て簡単に説明する。
【0004】図8に示されるように、この車両拘束装置
100は、試験室に矢印A方向(車両前後方向に相当)
に沿ってスライド可能に設置される装置基部102と、
この装置基部102の上面中央に立設された支持部10
4と、この支持部104に片持ち支持された連結部10
6と、を含んで構成されている。支持部104は装置基
部102の上面に設けられたレール108に沿って矢印
B方向(車両幅方向に相当)へスライド可能に支持され
ており、又連結部106は支持部104の側面に設けら
れたレール110に沿って矢印C(車両上下方向に相
当)方向へスライド可能に構成されている。
【0005】さらに、上述した連結部106の先端部に
は、ボールジョイント112を介して取着部114が取
り付けられている。図9(B)に拡大して示されるよう
に、ボールジョイント112はシャフト部112A並び
にこのシャフト部112Aの下端部及び上端部に一体形
成された下側球部112B及び上側球部112Cから成
り、下側球部112Bは連結部106に一体的に設けら
れた下側収容部116に回転自在に収容されている。一
方、取着部114は、上側球部112Cを収容する上側
収容部114Aと、この上側収容部114Aから立設さ
れた螺子部114Bと、この螺子部114Bの上端部に
固定部材118の相対移動により拡縮可能に設けられた
チャック114Cと、を含んで構成されている。
【0006】上記構成によれば、図10に示される如
く、シャシダイナモ120のローラ122(仮想路面)
上に被試験車両124を載置させた後、車両拘束装置1
00の装置基部102を車両前後方向へ又支持部104
を車両幅方向へ更に連結部106を車両上下方向へ適宜
スライドさせながら、取着部114を被試験車両124
のトルクボックス穴126内へ挿入する(図9(A)参
照)。その後、固定部材118を螺子部114Bに沿っ
て下方へ相対移動させることにより、チャック114C
を拡径させてトルクボックス穴126に係合させる(図
9(B)参照)。この結果、被試験車両124をシャシ
ダイナモ120のローラ122上に拘束することができ
る。しかも、ボールジョイント112を使って被試験車
両124を拘束することから取着部114は三次元的に
運動することが可能である。
【0007】このことから、上記構成の車両拘束装置1
00を用いれば、被試験車両124のヨーイング運動に
対する追従性も得られ、その意味ではこの車両拘束装置
100をフラットベルト式のシャシダイナモ120に対
して適用することも考えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の車両拘束装置100を用いた場合、ボールジョイン
ト112を用いて取着部114を三次元的に運動させる
構成であることから、ヨーイング運動に対する追従性
(再現性)に一定の限度がある。このため、上記車両拘
束装置100による拘束の仕方で必要かつ充分であると
いう場合もあれば、上記車両拘束装置100による拘束
の仕方では不充分であるという場合も生じ得る。つま
り、被試験車両124が比較的大きなヨーイング運動を
した場合には、上記車両拘束装置100では追従しきれ
ない可能性があり、この場合結果的には車両拘束装置1
00によって被試験車両124を拘束することとなり、
本来生じ得るヨーイング運動を制限することになる。上
述したことから、被試験車両124が比較的大きなヨー
イング運動をした場合にも追従できるように拘束したい
という要望がある。
【0009】本発明は上記事実を考慮し、被試験車両が
比較的大きなヨーイング運動をした場合にも追従するこ
とができる車両拘束装置を得ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、被試験車両を試験装置であるシャシダイナモ上に拘
束するための車両拘束装置であって、略車両幅方向に沿
って延出されるアーム部及びこのアーム部に設けられ被
試験車両が備える被係合手段に係合される係合手段を含
む拘束アームと、この拘束アームのアーム部と回転可能
に連結され、かつ第1中心軸回りに車両水平面内で回転
可能とされた連結手段と、試験室の所定部位に支持さ
れ、かつ第2中心軸回りに車両水平面内で回転可能とさ
れた支持手段と、連結手段の第1中心軸及び支持手段が
備える第3中心軸を回転中心として連結手段と支持手段
とを連結すると共に、支持手段の第2中心軸及び連結手
段が備える第4中心軸を回転中心として連結手段と支持
手段とを連結する平行リンクと、を有することを特徴と
している。
【0011】請求項2記載の本発明に係る車両拘束装置
は、請求項1に記載の発明において、連結手段における
第1中心軸及び第4中心軸を略車両前後方向に沿って別
個独立に移動させることで、被試験車両の重心位置から
第4中心軸までの距離を当該重心位置から拘束アームに
よる拘束位置までの距離に等しくさせかつ第1中心軸を
当該重心位置を通る略車両幅方向線上に位置させる調整
を可能とする調整手段を設けた、ことを特徴としてい
る。
【0012】請求項3記載の本発明に係る車両拘束装置
は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、支持
手段における第2中心軸回りの回転量を制御すること
で、被試験車両のヨーイング方向の運動量を制御するヨ
ーイング運動制御手段を設けた、ことを特徴としてい
る。
【0013】請求項1記載の本発明によれば、車両拘束
装置の拘束アームにおける係合手段が被試験車両の被係
合手段に係合されることによって、被試験車両は試験装
置であるシャシダイナモ上に拘束される。この拘束状態
では、連結手段にあっては第1中心軸回りに車両水平面
内で回転可能であり、又支持手段にあっては第2中心軸
回りに車両水平面内で回転可能である。さらに、連結手
段と支持手段とは、平行リンクによって、連結手段の第
1中心軸及び支持手段が備える第3中心軸並びに支持手
段の第2中心軸及び連結手段が備える第4中心軸を各々
回転中心として相互に連結されている。
【0014】ここで、試験中に被試験車両が比較的大き
なヨーイング運動をした場合には、その際の変位が拘束
アームを介して連結手段に伝達される。このため、連結
手段は拘束アームの変位量に応じて第1中心軸回りに車
両水平面内で回転し、この回転変位が平行リンクを介し
て支持手段に伝達される。従って、支持手段は平行リン
クによる変位量に応じて第2中心軸回りに車両水平面内
で回転する。この結果、被試験車両が比較的大きなヨー
イング運動をした場合にも、それに応じて支持手段が回
転することにより、当該ヨーイング運動は規制されるこ
となく再現される。
【0015】すなわち、本発明では、上述した構成にお
ける支持手段と連結手段とを平行リンクによって連結す
ることで、被試験車両のヨーイング運動に対する追従性
(別言すれば、ヨーイング運動の再現性)を向上させて
いる。
【0016】請求項2記載の本発明によれば、調整手段
を付加したことにより、被試験車両の重心位置を基準と
したヨーイング運動を再現することが可能となる。すな
わち、被試験車両の重心位置は車種ごとに一定であり、
この重心位置は充分な精度で予め把握することができ
る。また、拘束アームによる被試験車両の拘束位置(即
ち、係合手段と被係合手段との係合位置)も車種ごとに
一定である。これらのことから、被試験車両の重心位置
から拘束アームによる被試験車両の拘束位置までの距離
は容易に計測可能である。そこで、被試験車両の重心位
置から連結手段の第4中心軸までの距離が前記計測され
た距離と等距離になるように第4中心軸を略車両前後方
向に移動させ、かつ、第1中心軸を略車両前後方向に移
動させて双方の距離の中間点である被試験車両の重心位
置を通る略車両幅方向線上に位置させれば、被試験車両
の重心位置基準のヨーイング運動が再現されることにな
る。
【0017】請求項3記載の本発明によれば、ヨーイン
グ運動制御手段を付加したことにより、支持手段におけ
る第2中心軸回りの回転量が制御される。すなわち、試
験中に被試験車両のヨーイング運動が実際のそれよりも
若干過大に再現されたと思われる場合には、ヨーイング
運動制御手段によって過大分が生じない程度に支持手段
の第2中心軸回りの回転が規制される。逆に、試験中に
被試験車両のヨーイング運動が実際のそれよりも若干過
少に再現されたと思われる場合には、ヨーイング運動制
御手段によって過少分が補完される程度に支持手段の第
2中心軸回りの回転が増幅される。従って、実車走行状
態に極めて近いかたちで、被試験車両のヨーイング運動
を試験室で再現することが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図7を用いて、本発
明の一実施形態を説明する。
【0019】図2には、試験装置であるベルト式のシャ
シダイナモ10が備える4つのフラットベルト12上に
被試験車両14の各車輪が載置された状態が示されてい
る。なお、各フラットベルト12は前後一対の前輪用ロ
ーラ16又は前後一対の後輪用ローラ18にそれぞれ巻
き掛けられており、各々仮想路面を構成するものであ
る。
【0020】上述した図において、Gで示されるのが被
試験車両14の重心位置である。この重心位置Gを通る
車両前後方向(X軸方向)線回りの回転モーメントMX
によって被試験車両14がモーメント作用方向に回転す
るのがローリング運動であり、又重心位置Gを通る車両
幅方向(Y軸方向)線回りの回転モーメントMY によっ
て被試験車両14がモーメント作用方向に回転するのが
ピッチング運動であり、更に重心位置Gを通る車両上下
方向(Z軸方向)線回りの回転モーメントMZによって
被試験車両14がモーメント作用方向に回転するのがヨ
ーイング運動である。本実施形態は、以下の説明からも
判るように、主としてヨーイング運動に着目したもので
ある。
【0021】図1には、被試験車両14を拘束するため
の車両拘束装置20の概略構成が車両下面側から観て示
されている。この図に示されるように、車両拘束装置2
0は被試験車両14の両サイドにそれぞれ配設されてい
るが、いずれの車両拘束装置20の構成も同一であるの
で、以下片側に配置された車両拘束装置20の構成につ
いて説明することにする。
【0022】車両拘束装置20は、試験室の所定部位
(被試験車両14に対して側部前方側)に設置されかつ
所定の形状に形成された支持部22を備えている。支持
部22における後端部内側の部位は、試験室の所定部位
から張り出された支柱24の先端部に回転可能に連結さ
れている(以下、支持部22における後端部内側の部位
と支柱24の先端部との連結軸を「支持部側基準中心軸
26」と称す)。
【0023】また、支持部22の側方には、シャフト2
8A及び制御ユニット28Bから成るヨーイング運動制
御ユニット28が配設されている。なお、シャフト28
Aはその軸線方向が車両幅方向となるように配置されて
おり、その先端部は支持部22の前端部内側の部位に回
転可能に連結されている(以下、支持部22における前
端部内側の部位と支柱24の先端部との連結軸を「シャ
フト連結軸30」と称す)。上述したヨーイング運動制
御ユニット28は、シャフト28Aの軸方向移動を許容
するに過ぎない第1モード、シャフト28Aの移動量を
油圧又は空気圧等で意図的に制限する第2モード、シャ
フト28Aの移動量を油圧又は空気圧等で意図的に増幅
させる第3モード、及びシャフト28Aの軸方向移動を
停止させて固定的に保持する第4モードのいずれかに選
択的に制御されるようになっている。
【0024】上述した支持部22の後方側(即ち、被試
験車両14の車両幅方向外側)には、所定の形状に形成
された連結部32が配置されている。連結部32におけ
る前端部内側の部位には、車両前後方向を長手方向とす
る第1長孔34が形成されている。さらに、連結部32
における中間部外側の部位には、車両前後方向を長手方
向とする第2長孔36が第1長孔34に対して平行に形
成されている。
【0025】上記構成の支持部22と連結部32とは、
内側に配置された第1リンク38及び外側に配置された
第2リンク40から成る平行リンク42によって連結さ
れており、この点に本実施形態の主たる特徴がある。
【0026】第1リンク38は、大径のアウタリンク3
8Aに対して小径のインナリンク38Bが挿入及び退出
することにより伸縮可能に構成されている。同様に、第
2リンク40は、アウタリンク40Aに対してインナリ
ンク40Bが挿入及び退出することにより伸縮可能に構
成されている。
【0027】また、第1リンク38の一端部は、前述し
た支持部22に回転可能に連結されている。なお、当該
一端部は当該支持部22の支持部側基準中心軸26を共
用して連結されている。これに対し、第1リンク38の
他端部は、連結部32の第1長孔34内にスライド可能
に配置された連結部側補助中心軸44に回転可能に連結
されている。さらに、第2リンク40の一端部は、支持
部22における後端部外側の部位に回転可能に連結され
ている(以下、支持部22における後端部外側の部位と
第2リンク40の一端部との連結軸を「支持部側補助中
心軸46」と称す)。これに対し、第2リンク40の他
端部は、連結部32の第2長孔36内にスライド可能に
配置された連結部側基準中心軸48に回転可能に連結さ
れている。
【0028】また、上述した連結部32における後端部
内側の部位からは、拘束アーム50が車両幅方向内側に
向けて張り出されている。図3に拡大して示されるよう
に、拘束アーム50は、被試験車両14の車両幅方向に
沿って延出される板状のアーム部52と、このアーム部
52の先端部に立設された摺動ピン54と、この摺動ピ
ン54に被嵌された取付用ハウジング56と、によって
構成されている。
【0029】取付用ハウジング56は、被試験車両14
のフロアパネル58の所定位置に既設されているトルク
ボックス穴60内へ挿入可能な略楕円筒形状に形成され
ている。なお、トルクボックスは、一般にモノコックボ
ディー車の下面所定部位(車両の両側部下面でかつ後輪
の前側付近)に既設されており、貨車、トレーラによる
輸送時の固縛部材としても利用されるものである。さら
に、取付用ハウジング56の前端部及び後端部には、ボ
ルト挿通孔62を備えた舌片状のフランジ64が互いに
離反する方向へそれぞれ延出されている。これに対応し
て、フロアパネル58の所定位置にもボルト挿通孔66
が形成されており、双方のボルト挿通孔62、66を同
軸上に位置させてボルト68及びナット70で締結する
ことにより取付用ハウジング56がフロアパネル58に
固定されるようになっている。
【0030】また、上述した取付用ハウジング56のハ
ウジング内周面には一対のキー72が形成されており、
これに対応して取付用ハウジング56が被嵌される摺動
ピン54の外周面にも一対のキー溝74が形成されてい
る。これにより、取付用ハウジング56は、ボールスプ
ライン軸として機能するようになっている。なお、取付
用ハウジング56の内周面と摺動ピン54の外周面との
間には、所定の隙間76(0.5mm〜1.0mm程度
のクリアランス)が設定されている。
【0031】さらに、上述した拘束アーム50のアーム
部52の基端部は、アーム連結軸78(図1参照)を介
して連結部32における後端部内側の部位に回転可能に
連結されている。
【0032】次に、本実施形態の作用並びに効果につい
て説明する。最初に、車両拘束装置20を用いた被試験
車両14の拘束手順について説明する。
【0033】まず、図2に示される如く、被試験車両1
4がシャシダイナモ10の各フラットベルト12上に載
置される。次に、図1に示される如く、被試験車両14
が車両拘束装置20によって拘束される。具体的には、
図3に示される如く、拘束アーム50の摺動ピン54及
び取付用ハウジング56の本体上部を被試験車両14の
トルクボックス穴60内へ挿入させる。次いで、取付用
ハウジング56のボルト挿通孔62とフロアパネル58
のボルト挿通孔66とが同軸上に位置されるように両者
を位置決めし、ボルト68及びナット70によって取付
用ハウジング56をフロアパネル58に固定する。これ
により、被試験車両14は車両拘束装置20によってシ
ャシダイナモ10のフラットベルト12上に拘束された
状態となる。
【0034】次に、被試験車両14の重心位置と車両拘
束装置20における連結部32の回転中心位置との調整
がなされる。具体的な調整作業は、以下の如くして行わ
れる。被試験車両14の重心位置Gは車種ごとに一定で
あり、この重心位置Gは充分な精度で予め把握されてい
る。なお、被試験車両20の重心位置Gは、例えば荷重
検出法(被試験車両を水平に保持した状態で、当該被試
験車両の各車輪の下方に配置された荷重計によって荷重
分布を計測し、所定の算出式から重心位置を算出する方
法)によって容易に把握することができる。また、拘束
アーム50による被試験車両14の拘束位置(即ち、摺
動ピン54とトルクボックス穴60との係合位置)も、
車種ごとに一定である。これらのことから、被試験車両
14の重心位置から拘束アーム50による被試験車両1
4の拘束位置までの距離は容易に計測可能である。従っ
て、まず、被試験車両14の重心位置Gから拘束アーム
50による被試験車両14の拘束位置までの距離L
1 (図1参照)が計測される。
【0035】次いで、第1リンク38のアウタリンク3
8Aに対するインナリンク38Bの挿入量(即ち、第1
リンク38のリンク長)を調整することで、連結部32
の第1長孔34内に位置される連結部側補助中心軸44
を車両前後方向へスライドさせて、被試験車両14の重
心位置Gから連結部側補助中心軸44までの距離L
2が、前述した距離L1 に等しくなるように調整する。
さらに、同様にして、第2リンク40のリンク長を調整
することで、連結部32の第2長孔36内に位置される
連結部側基準中心軸48を、距離L1 及び距離L2 の中
点である被試験車両14の重心位置Gを通る車両幅方向
線上に位置させる。これにより、被試験車両14の重心
位置と車両拘束装置20における連結部32の回転中心
位置との調整がなされる。なお、この調整作業は、手動
で行うことも可能であるし、又自動的に行うことも可能
である。
【0036】次に、実際にシャシダイナモ10上での試
験が行われる。ここで、図4に示される如く、被試験車
両14が重心位置Gを通るZ軸回りの回転モーメントM
Z によって比較的大きなヨーイング運動をした場合に
は、その際の変位が車両拘束装置20の拘束アーム50
を介して連結部32のアーム中心軸78に伝達される。
このため、連結部32は、拘束アーム50の変位量に応
じて連結部側基準中心軸48回りに車両水平面内で回転
し、この回転変位が平行リンク42を介して支持部22
に伝達される。従って、支持部22は、平行リンク42
による変位量に応じて支持部側基準中心軸26回りに車
両水平面内で回転する。なお、このとき、ヨーイング運
動制御ユニット28をシャフト28Aの軸方向移動を許
容するに過ぎない第1モードにセットしておくことによ
り、シャフト28Aはシャフト中心軸30の変位に応じ
て図4の矢印P方向へ移動して、支持部22の回転変位
に追従(許容)する。この結果、試験中に被試験車両1
4が比較的大きなヨーイング運動をした場合にも、それ
に応じて平行リンク42を媒介とした車両拘束装置20
が全体的に回転変位することにより、当該ヨーイング運
動は規制されることなく再現される。
【0037】また、シャシダイナモ10のフラットベル
ト12上での被試験車両14のヨーイング運動が実際の
それよりも若干過大に再現されたと思われる場合には、
ヨーイング運動制御ユニット28をシャフト28Aの移
動量を油圧又は空気圧等で意図的に制限する第2モード
にセットすることにより、過大分が生じない程度に支持
部22の支持部側基準中心軸26回りの回転が規制され
る。逆に、試験中に被試験車両14のヨーイング運動が
実際のそれよりも若干過少に再現されたと思われる場合
には、ヨーイング運動制御ユニット28をシャフト28
Aの移動量を油圧又は空気圧等で意図的に増幅する第3
モードにセットすることにより、過少分が補完される程
度に支持部22の支持部側基準中心軸26回りの回転が
増幅される。
【0038】なお、本実施形態に係る車両拘束装置20
を用いれば、上述したヨーイング運動の他に車両幅方向
への運動に対しても追従することが可能である。すなわ
ち、被試験車両14の車両幅方向(Y軸方向)への移動
量を試験する場合には、図5に示される如く、ヨーイン
グ運動制御ユニット28をシャフト28Aの軸方向移動
を停止させて固定的に保持する第4モードにセットする
ことにより、支持部22の支持部側基準中心軸26回り
の回転が拘束される。このため、被試験車両14が車両
幅方向(Y軸方向)へ移動すれば、連結部32が平行リ
ンク42を介して支持部側基準中心軸26及び支持部側
補助中心軸46回りに回転して、当該移動が規制される
ことなく再現される。
【0039】さらに、付言すれば、上述した取付用ハウ
ジング56と摺動ピン54との間には前述した如く所定
の隙間76が設定されているため、被試験車両14のピ
ッチング運動及びローリング運動に対しても先に説明し
た従来技術程度には再現可能(追従可能)である。
【0040】このように本実施形態の車両拘束装置20
では、試験室の所定部位に回転可能に支持される支持部
22と拘束アーム50が回転可能に連結される連結部3
2とを、平行リンク42によって連結する構成としたの
で、被試験車両14のヨーイング運動に対する追従性
(別言すれば、ヨーイング運動の再現性)を向上させる
ことができる。このため、本実施形態の車両拘束装置2
0を用いれば、被試験車両14が比較的大きなヨーイン
グ運動をした場合にも追従することができる。
【0041】また、本実施形態によれば、平行リンク4
2を使って被試験車両14を拘束状態とするので、支持
部22の支持部側基準中心軸26回りの回転を拘束する
ことにより、被試験車両14の車両幅方向(Y軸方向)
への運動に対する追従性(再現性)も得られる。
【0042】さらに、本実施形態によれば、車両拘束装
置20に第1リンク38及び第2リンク40を伸縮させ
ることにより、被試験車両14の重心位置に対する連結
部32の回転中心位置を調整することができるようにし
たので、重心位置を基準とした被試験車両14のヨーイ
ング運動を再現させることができる。このため、試験精
度を向上させることができ、被試験車両14の車両運動
性能(特には操縦安定性)を正確に把握することができ
る。
【0043】また、本実施形態では、車両拘束装置20
にヨーイング運動制御ユニット28を付加したので、試
験上での被試験車両14のヨーイング運動と実際のそれ
との間に生じたずれを解消することができ、これにより
実車走行状態に極めて近いかたちで、被試験車両14の
ヨーイング運動を試験室で再現することができる。この
ため、試験精度をより一層向上させることができる。こ
の効果は、別の見方をすれば、本実施形態における車両
拘束装置20は、被試験車両14に意図的にヨーイング
運動を再現させることができるという意味で試験装置と
しても機能することを意味する。
【0044】なお、本実施形態では、ボールスプライン
軸として機能する取付用ハウジング56を用いたが、こ
れに限らず、図6に示される如く、単純に、トルクボッ
クス穴60と同一形状かつ一回り径が小さい摺動ピン5
4を当該トルクボックス穴60に挿入する構成を採って
もよい。この場合、摺動ピン54の外周面にテフロン加
工等の低摩擦加工を施しておくのが好ましい。
【0045】また、本実施形態では、第1リンク38及
び第2リンク40のリンク長を調整することで被試験車
両14の重心位置Gに対する連結部32の回転中心位置
を調整する構成を採ったが、これに限らず、以下の構成
を採ってもよい。すなわち、図7に示されるように、こ
の構成では、第1リンク38及び第2リンク40のリン
ク長を可変させる代わりに、第1リンク80と支持部2
2との連結中心となる支持部側基準中心軸26が、車両
前後方向を長手方向として形成された第3長孔82に沿
ってスライド可能に収容されている。従って、この構成
の場合には、支柱26の固定端側も車両前後方向(矢印
Q方向)に沿ってスライド可能に支持される必要があ
る。さらに、第2リンク84と支持部22との連結中心
となる支持部側補助中心軸46が、車両前後方向を長手
方向として形成された第4長孔86に沿ってスライド可
能に収容されている。従って、本実施形態においても第
1リンク80及び第2リンク82といった平行リンク8
8を用いている点で図1に示される構成と同様である
が、この構成では第1リンク80及び第2リンク82の
リンク長は変えずにその支持点(支持部側基準中心軸2
6及び支持部側補助中心軸46)をスライド可能に構成
した点で相違するものである。この構成によっても、図
1に示される構成と同様の作用、効果が得られる。
【0046】さらに、本実施形態では、被試験車両14
が備える被係合手段としてトルクボックス穴60を利用
したが、これに限らず、被試験車両14に既設されてい
る重量軽減孔やブラケット等を利用してもよい。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の本発
明に係る車両拘束装置は、略車両幅方向に沿って延出さ
れるアーム部及びこのアーム部に設けられ被試験車両が
備える被係合手段に係合される係合手段を含む拘束アー
ムと、この拘束アームのアーム部と回転可能に連結さ
れ、かつ第1中心軸回りに車両水平面内で回転可能とさ
れた連結手段と、試験室の所定部位に支持され、かつ第
2中心軸回りに車両水平面内で回転可能とされた支持手
段と、連結手段の第1中心軸及び支持手段が備える第3
中心軸を回転中心として連結手段と支持手段とを連結す
ると共に、支持手段の第2中心軸及び連結手段が備える
第4中心軸を回転中心として連結手段と支持手段とを連
結する平行リンクと、を有するので、被試験車両が比較
的大きなヨーイング運動をした場合にも追従することが
できるという優れた効果を有する。
【0048】また、請求項1記載の本発明によれば、平
行リンクを使って被試験車両を拘束する構成としたの
で、支持手段の第2中心軸回りの回転を拘束することに
より、平行リンクを介して連結手段を車両幅方向へ変位
させることができる。このため、本発明に係る車両拘束
装置によれば、被試験車両の車両幅方向への運動につい
ても、規制されることなく再現させることができるとい
う優れた効果も得られる。
【0049】請求項2記載の本発明に係る車両拘束装置
は、請求項1に記載の発明において、連結手段における
第1中心軸及び第4中心軸を略車両前後方向に沿って別
個独立に移動させることで、被試験車両の重心位置から
第4中心軸までの距離を当該重心位置から拘束アームに
よる拘束位置までの距離に等しくさせかつ第1中心軸を
当該重心位置を通る略車両幅方向線上に位置させる調整
を可能とする調整手段を設けたので、被試験車両の重心
位置を基準としたヨーイング運動を再現することが可能
となり、これにより試験精度を向上させることができる
という優れた効果を有する。
【0050】請求項3記載の本発明に係る車両拘束装置
は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、支持
手段における第2中心軸回りの回転量を制御すること
で、被試験車両のヨーイング方向の運動量を制御するヨ
ーイング運動制御手段を設けたので、実車走行状態に極
めて近いかたちで、被試験車両のヨーイング運動を試験
室で再現することが可能となり、これにより試験精度を
一層向上させることができるという優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る車両拘束装置を示す概略構成
図である。
【図2】図1に示される被試験車両がシャシダイナモの
フラットベルト上に載置された状態を示す斜視図であ
る。
【図3】図1に示される拘束アームの摺動ピン及びトル
クボックス穴を中心に示す斜視図である。
【図4】被試験車両がヨーイング運動をした場合の車両
拘束装置の作動を示す作動図である。
【図5】被試験車両がY軸移動した場合の車両拘束装置
の作動を示す作動図である。
【図6】図2に示される取付用ハウジングを用いない構
成を示す斜視図である。
【図7】図1に示される調整機構の別の実施形態を示す
概略構成図である。
【図8】従来の車両拘束装置を示す斜視図である。
【図9】被試験車両のトルクボックス穴への拘束の仕方
を示す作動説明図である。
【図10】被試験車両が図8に示される車両拘束装置に
よって拘束された状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 シャシダイナモ 14 被試験車両 20 車両拘束装置 22 支持部(支持手段) 26 支持部側基準中心軸(第2中心軸) 28 ヨーイング運動制御ユニット(ヨーイング運動
制御手段) 32 連結部(連結手段) 34 第1長孔(調整手段) 36 第2長孔(調整手段) 38 第1リンク(調整手段) 40 第2リンク(調整手段) 42 平行リンク 44 連結部側補助中心軸(第4中心軸) 46 支持部側補助中心軸(第3中心軸) 48 連結部側基準中心軸(第1中心軸) 50 拘束アーム 52 アーム部 54 摺動ピン(係合手段) 60 トルクボックス穴(被係合手段) 82 第3長孔(調整手段) 86 第4長孔(調整手段) 88 平行リンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−43264(JP,A) 特表 平4−502667(JP,A) 大橋勇志、外二名,”四輪シャシダイ ナモにおける車両拘束装置”,自動車技 術,社団法人自動車技術会,平成8年7 月1日,第50巻,第7号,p.74−79 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 17/00 - 17/10 JICSTファイル(JOIS)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被試験車両を試験装置であるシャシダイ
    ナモ上に拘束するための車両拘束装置であって、 略車両幅方向に沿って延出されるアーム部及びこのアー
    ム部に設けられ被試験車両が備える被係合手段に係合さ
    れる係合手段を含む拘束アームと、 この拘束アームのアーム部と回転可能に連結され、かつ
    第1中心軸回りに車両水平面内で回転可能とされた連結
    手段と、 試験室の所定部位に支持され、かつ第2中心軸回りに車
    両水平面内で回転可能とされた支持手段と、 連結手段の第1中心軸及び支持手段が備える第3中心軸
    を回転中心として連結手段と支持手段とを連結すると共
    に、支持手段の第2中心軸及び連結手段が備える第4中
    心軸を回転中心として連結手段と支持手段とを連結する
    平行リンクと、 を有することを特徴とする車両拘束装置。
  2. 【請求項2】 連結手段における第1中心軸及び第4中
    心軸を略車両前後方向に沿って別個独立に移動させるこ
    とで、被試験車両の重心位置から第4中心軸までの距離
    を当該重心位置から拘束アームによる拘束位置までの距
    離に等しくさせかつ第1中心軸を当該重心位置を通る略
    車両幅方向線上に位置させる調整を可能とする調整手段
    を設けた、 ことを特徴とする請求項1に記載の車両拘束装置。
  3. 【請求項3】 支持手段における第2中心軸回りの回転
    量を制御することで、被試験車両のヨーイング方向の運
    動量を制御するヨーイング運動制御手段を設けた、 ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両拘
    束装置。
JP12605696A 1996-05-21 1996-05-21 車両拘束装置 Expired - Lifetime JP3175587B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12605696A JP3175587B2 (ja) 1996-05-21 1996-05-21 車両拘束装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12605696A JP3175587B2 (ja) 1996-05-21 1996-05-21 車両拘束装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09304237A JPH09304237A (ja) 1997-11-28
JP3175587B2 true JP3175587B2 (ja) 2001-06-11

Family

ID=14925551

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12605696A Expired - Lifetime JP3175587B2 (ja) 1996-05-21 1996-05-21 車両拘束装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3175587B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009111011A1 (en) 2008-03-03 2009-09-11 Mts Systems Corporation Restraint system for vehicles
JP5141609B2 (ja) * 2008-08-08 2013-02-13 株式会社明電舎 トルクボックス穴代用治具および車両固定装置
JP5141651B2 (ja) * 2009-08-04 2013-02-13 株式会社明電舎 車両固定構造
JP5880655B1 (ja) * 2014-10-03 2016-03-09 株式会社明電舎 車両拘束装置
WO2015087770A1 (ja) * 2013-12-11 2015-06-18 株式会社明電舎 振動減衰装置
JP5880656B2 (ja) * 2013-12-11 2016-03-09 株式会社明電舎 車両拘束装置
KR101832377B1 (ko) 2013-12-11 2018-02-26 메이덴샤 코포레이션 차량 구속 장치
JP6032322B1 (ja) * 2015-05-15 2016-11-24 株式会社明電舎 車両拘束装置

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
大橋勇志、外二名,"四輪シャシダイナモにおける車両拘束装置",自動車技術,社団法人自動車技術会,平成8年7月1日,第50巻,第7号,p.74−79

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09304237A (ja) 1997-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3617231B2 (ja) 車両試験装置及び車両試験方法
ES2592328T3 (es) Banco de pruebas funcional de vehículos
CN110720032B (zh) 用于机动车的测功机测试的方法和系统
US5633464A (en) Loading assembly for a vehicle spindle test fixture
JP3175587B2 (ja) 車両拘束装置
JPH08507152A (ja) フォーカスド・リンクを有するタイヤ試験装置
JP2013156087A (ja) タイヤ試験装置
US3948080A (en) Apparatus for testing the traction properties of pneumatic tires
US7117730B2 (en) Method and device for simulating slip on vehicle test benches
JP6543027B2 (ja) タイヤ路上試験装置
JPH0843264A (ja) 車両拘束装置
JP7451475B2 (ja) 自動車試験システム
JP6660497B2 (ja) タイヤ路上試験装置
JP2002131189A (ja) 車両拘束装置
JP2009085810A (ja) サスペンションのアライメント測定・調整装置
JP6843165B2 (ja) タイヤ路上試験装置
JP7463039B2 (ja) シャーシダイナモメータ
JP5320051B2 (ja) 車両拘束装置
JPH0443804Y2 (ja)
JP2000155076A (ja) シャシーダイナモメータ
JP3428208B2 (ja) 鉄道車両用試験装置
JPH01141311A (ja) 車輪検査装置
JPH044194Y2 (ja)
Warfford et al. A facility for the measurement of heavy truck chassis and suspension kinematics and compliances
JP2572868Y2 (ja) タイヤ試験機

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090406

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090406

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100406

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100406

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110406

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120406

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120406

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130406

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140406

Year of fee payment: 13

EXPY Cancellation because of completion of term