JP3428208B2 - 鉄道車両用試験装置 - Google Patents

鉄道車両用試験装置

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JP3428208B2
JP3428208B2 JP02670595A JP2670595A JP3428208B2 JP 3428208 B2 JP3428208 B2 JP 3428208B2 JP 02670595 A JP02670595 A JP 02670595A JP 2670595 A JP2670595 A JP 2670595A JP 3428208 B2 JP3428208 B2 JP 3428208B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鉄道車両の動的な走
行試験を屋内で行う鉄道車両用試験装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】自動車の動的な走行性能試験を屋内で行
うものとして、シャシーダイナモメータが一般的に知ら
れている。このシャシーダイナモメータは、回転するロ
ーラを路面の代わりとして用い、ローラ上に試験車両の
駆動輪を載置して走行させ、動的試験を行うものであ
り、このときこのローラ軸に実際に路面上を走行するの
と同じ負荷(走行抵抗)を与え、実走行に近似した状態
で各種の測定を行うものである。
【0003】ところで、近年、鉄道車両における完成車
両の走行試験を自動車と同様に屋内で行いたいという要
求がある。しかし、単に自動車の試験装置を鉄道車両の
試験装置に採用した場合、次のような問題があった。即
ち、図34は鉄道車両の車輪をシャシーダイナモメータ
のローラ上に載置した場合を示し、1はピット5内で軸
受台6に回転自在に支持されたローラであり、ダイナモ
メータやフライホイール等の負荷装置に連結されてい
る。2は鉄道車両、3は台車であり、鉄道車両2を支持
するとともに、鉄道車両2に連結されている。4は台車
3に回転自在に支持された車輪であり、車輪4はローラ
1上に載置されている。7は床面8即ちピット5の上面
に設けられた軌条であり、鉄道車両2の車輪4を載置し
て車両2を試験装置まで案内する。軌条7はローラ1の
上面部分で切断されている。
【0004】上記構成において、軌条7とローラ1との
間には隙間9が存在し、車輪4がローラ1上に誘導され
る際に車輪4が隙間9を渡ることになり、隙間9に車輪
4が入ったとき脱出が困難であった。又、車輪4が隙間
9を脱出できたとしても鉄道車両2の重さが衝撃を伴っ
てローラ1に作用し、ローラ1等が破損されるという問
題があった。又、この破損を防止するためにローラ1等
の強度を上げようとすると、試験装置が大形になった。
【0005】そこで、クレーン等を用いて鉄道車両2を
ローラ1上に直接載置することも考えられたが、クレー
ンも含めてやはり設備が大形化してしまうという課題が
あった。又、特開昭51−27201号公報に示される
ように台車3及び車輪4のみをローラ1上に載置するこ
とも考えられるが、この場合は走行性能試験を充分に行
うことができなかった。
【0006】又、図35は他の従来装置の平面図を示
し、24はローラユニットであり、一対の軸受台6によ
り回転自在に支持された入力軸25に一対のローラ1が
固定され、一対のローラ1上に試験車両の駆動輪が載置
される。12は増速機であり、両端を軸受26,27に
より回転自在に支持された歯車軸28,29に相互に歯
合した大径歯車30と小径歯車31が固定されている。
又、入力軸25はカップリング32を介して歯車軸28
と連結されており、歯車軸29にはフライホイールやダ
イナモメータ等の負荷装置が連結されている。
【0007】上記装置においては、試験時に車両の駆動
輪を駆動すると、この回転はローラ1、入力軸25、カ
ップリング32、歯車軸28、大径歯車30、小径歯車
31、歯車軸29を介して増速され、負荷装置に入力さ
れて吸収される。ここで、増速機12は負荷装置の小形
化を図るために設けられているが、増速機12の設置ス
ペース、歯車軸28,29、軸受26,27、カップリ
ング32等を必要とし、やはり装置が大形化した。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来装
置においては、車輪4をローラ1上に載置する際に車輪
4が軌条7とローラ1の間の隙間9に落ち込んだ。又、
ローラ1の破損が生じ、これを防止するためには装置が
大形になった。又、その他の理由によっても装置が大形
化し、さらに鉄道車両2の車体抜きで試験を行った際に
は精度が良い試験を行うことができなかった。
【0009】この発明は上記のような課題を解決するた
めに成されたものであり、車輪の落ち込み、装置の大形
化及び破損を防止することができるとともに、走行試験
を精度良く行うことができる鉄道車両用試験装置を得る
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る鉄道車両用試験装置は、鉄道車両の車輪本体部を載置
して鉄道車両をローラの近傍まで案内する案内用軌条
と、ローラの内側に昇降自在に設けられ、上昇した際に
端部が案内用軌条の端部の内側に位置するとともに、鉄
道車両の車輪のフランジ部を支持して車輪をローラ上に
案内する誘導軌条を設け、鉄道車両の搬入、搬出時に誘
導軌条を案内用軌条及びローラとほぼ同じ高さまで上昇
させ、鉄道車両の試験時に誘導軌条を下降させるように
したものである。
【0011】請求項2に係る鉄道車両用試験装置は、上
記誘導軌条の昇降を誘導軌条の中央又は両端に設けた昇
降装置により行うものである。
【0012】請求項3に係る鉄道車両用試験装置は、誘
導軌条を中央で分割して一対の誘導軌条片を形成し、各
誘導軌条片の中央端を昇降装置により昇降自在に支持す
るとともに、各誘導軌条片の他端を回動自在に支持した
ものである。
【0013】請求項4に係る鉄道車両用試験装置は、誘
導軌条を保持部により保持し、この保持部に流体圧を注
入することにより誘導軌条を上昇させるものである。
【0014】請求項5に係る鉄道車両用試験装置は、誘
導軌条上に鉄道車両の車輪のフランジ部を載置した際
に、車輪の横振れを防止する車輪クランプ部を誘導軌条
に設けたものである。
【0015】請求項6に係る鉄道車両用試験装置は、鉄
道車両の車輪のフランジ部にリング状の補強材を取り付
け、誘導軌条がこの補強材を支持するようにしたもので
ある。
【0016】請求項7に係る鉄道車両用試験装置は、鉄
道車両の車輪の本体部を載置して鉄道車両をローラの近
傍まで案内する案内用軌条と、移動自在又は昇降自在に
設けられるとともに、鉄道車両の搬入時にローラと案内
用軌条の間に位置し、上記車輪の本体部を保持してロー
ラ上に誘導する誘導軌条を設け、鉄道車両の搬入、搬出
時に誘導軌条を案内用軌条及びローラとほぼ同じ高さま
で上昇又は案内用軌条とローラとの隙間を覆うように前
進させ、鉄道車両の試験時に誘導軌条を下降又は後退さ
せるようにしたたものである。
【0017】請求項8に係る鉄道車両用試験装置は、誘
導軌条を中央で分割して一対の誘導軌条片を形成し、各
誘導軌条片の中央端を回動自在に支持するとともに、各
誘導軌条片の他端を昇降装置により昇降自在に支持した
ものである。
【0018】請求項9に係る鉄道車両用試験装置は、ロ
ーラ及び負荷装置を前後方向に一対設け、一方のローラ
及び負荷装置を前後方向移動自在とするとともに、移動
側の誘導軌条片の長さをローラ等の移動範囲に対応でき
る長さにしたものである。
【0019】
【作用】この発明の請求項1においては、鉄道車両の車
輪が案内用軌条上に載置されてローラ近傍まで案内さ
れ、その後車輪のフランジ部が誘導軌条に支持されてロ
ーラまで運ばれる。
【0020】請求項2においては、誘導軌条はその中央
または両端に設けた昇降装置により昇降される。
【0021】請求項3においては、誘導軌条は中央で分
割されて一対の誘導軌条片が形成され、各誘導軌条片の
中央端が昇降自在に支持されるとともに、各誘導軌条片
の他端が回動自在に支持される。
【0022】請求項4においては、誘導軌条は保持部に
より保持され、この保持部に流体圧を注入することによ
り誘導軌条は上昇する。
【0023】請求項5においては、誘導軌条上に車輪の
フランジ部が載置された際に車輪クランプ部により車輪
の横振れが防止される。
【0024】請求項6においては、上記車輪のフランジ
部にリング状の補強材が設けられ、誘導軌条はこの補強
材を支持する。
【0025】請求項7においては、鉄道車両の車輪の本
体部が案内用軌条上に載置されてローラ近傍まで案内さ
れた後、車輪の本体部が誘導軌条に支持されてローラま
で運ばれる。
【0026】請求項8においては、誘導軌条は中央で分
割されて一対の誘導軌条片が形成され、各誘導軌条片の
中央端が回動自在に支持されるとともに、各誘導軌条片
の他端が昇降装置により昇降自在に支持される。
【0027】請求項9においては、ローラ及び負荷装置
が前後方向に一対設けられ、一方のローラ及び負荷装置
が前後方向移動自在に設けられるとともに、移動側の誘
導軌条片の長さがローラ等の移動範囲に対応した長さと
される。
【0028】
【実施例】
実施例1 以下、この発明の実施例を図面とともに説明する。図1
〜図3はこの発明の実施例1による鉄道車両用試験装置
の平面図、そのA−A線縦断正面図、及びB−B線縦断
側面図を示す。11は鉄道車両2の進行方向を示す矢印
であり、10は床面8上に鉄道車両2の進行方向に伸び
て設けられた案内用軌条である。案内用軌条10の先端
はローラ1の手前まで伸びている。12は一対のローラ
1を両側に支持した増速機であり、増速機12はまた両
側にフライホイール13及びダイナモメータ14が連結
されている。車輪4は本体部4aの内側に径方向に突出
したフランジ部4bを有している。15は断面L字状の
誘導軌条であり、ローラ1の内側に設けられるととも
に、中央部を油圧シリンダ16により上下動自在に支持
されている。又、誘導軌条15の端部は上昇した際に案
内用軌条10の端部内側に位置しており、車輪4のフラ
ンジ部4bを支持する。17はロードセルを内蔵し、試
験時のけん引力を測定するけん引力測定部であり、床面
8上に固定され、接続具18を介して鉄道車両2の固定
の役目もする。
【0029】上記構成において、鉄道車両2の搬入時に
は誘導軌条15を案内用軌条10とほぼ同じ高さまで上
昇させ、その端部を案内用軌条10の端部内側に位置さ
せ、接触させる。ここで、鉄道車両2の車輪4の本体部
4aを案内用軌条10上に載置し、鉄道車両2を案内用
軌条10上に走行させる。車輪4が案内用軌条10の端
部まで移動すると、車輪4のフランジ部4bが誘導軌条
15の端部上に載置され、この状態で移動して車輪4の
本体部4aがローラ1上に載置される。走行試験時には
車輪4と誘導軌条15が接触していると好ましくないの
で、誘導軌条15を油圧シリンダ16により下降させ
る。
【0030】実施例1においては、鉄道車両2の搬入時
にその車輪4のフランジ部4bを誘導軌条15によって
支持することにより、案内用軌条10上から誘導軌条1
5上へ、さらにはローラ1上へと車輪4の支持を円滑に
衝撃をあたえることなく移動させることができ、車輪4
はローラ1と案内用軌条10の間の隙間に落ち込まず、
ローラ1等は破損せず、ローラ1及びその支持機構等の
小形化が可能となった。又、鉄道車両2全体の試験を行
うので正確な走行試験を行うことができる。又、車輪4
の径が異なる場合にも、容易に対応することができる。
【0031】なお、誘導軌条15は断面L字形とした
が、車輪4のフランジ部4bを支持可能であればどのよ
うな形状でもよい。又、油圧シリンダ16に代わってエ
アシリンダや電動式ジャッキを用いてもよい。又、接続
具18は駆動力測定の精度を考慮すると剛性のある棒状
の部材が望ましいが、ワイヤ等でもよい。さらにけん引
力測定部17は鉄道車両2の固定のみを行うのであれば
ロードセルは不要であり、単にワイヤ等の適宜な固定手
段により固定すればよい。又、鉄道車両2の試験は軌条
上の走行試験であり、走行方向と直角な方向には拘束さ
れているため、試験時に自動車のように各方向に対する
固定を考慮する必要がない。
【0032】実施例2 実施例1では誘導軌条15の中央部を油圧シリンダ16
により支持したが、実施例2では図4(a),(b)に
示すように誘導軌条15の両端部を油圧シリンダ16に
より支持しており、これにより誘導軌条15の支持強度
を高めることができる。なお、必要に応じて誘導軌条1
5の垂直方向の動作をガイドするリニアモーションベア
リング等を設けるようにしてもよい。
【0033】実施例3 図5は実施例3による鉄道車両用試験装置の縦断側面図
を示し、この例ではやはり誘導軌条15の支持強度を高
めるために一対の誘導軌条15を共通の軌条受バー20
により支持し、この軌条受バー20の両端を一対の油圧
シリンダ16により上下動するようにしている。もちろ
ん、リニアモーションベアリング等を設けてもよい。
【0034】実施例4 図6(a),(b)は実施例4による誘導軌条21の正
面図及び要部斜視図を示し、誘導軌条21は中央で2分
割して誘導軌条片21a,21bを形成し、各誘導軌条
片21a,21bの一端はピット5内に設けた支点22
により回動自在に支持し、各誘導軌条片21a,21b
の他端には長孔を設ける。一方、油圧シリンダ16の先
端にはピン孔を設け、このピン孔にピン23を上記長孔
を介して挿通し、各誘導軌条片21a,21bと油圧シ
リンダ16を連結する。油圧シリンダ16の駆動により
各誘導軌条片21a,21bは支点22を中心に回動
し、誘導軌条片21は傾斜昇降することになり、実施例
1と同様の効果を有するとともに、誘導軌条21の支持
強度を高めることができる。又、昇降部は1個所で良
く、安価となる。
【0035】実施例5 図7は実施例5による鉄道車両用試験装置の一部の平面
図を示し、33は増速機であり、軸受34により回転自
在に支持された入力軸25を外部に突出させ、その両端
にローラ1を固着する。35は入力軸25に取り付けら
れた大径のカサ歯車、36は軸受37,38を介して回
転自在に支持された出力軸39に取り付けられた小径の
カサ歯車であり、カサ歯車35,36は歯合する。案内
用軌条10や誘導軌条15などは上記実施例と同様であ
る。ローラ1上に載置した鉄道車両2の車輪4を駆動す
ると、この回転はローラ1、入力軸25、カサ歯車3
5,36及び出力軸39を介して負荷装置に伝達され、
吸収される。実施例5では増速機33をローラ1と一体
的に構成し、部品を削減して小形化することができる。
なお、出力軸39には負荷装置の外にローラロックブレ
ーキやパルスピックアップ等が必要に応じて接続され
る。
【0036】実施例6 図8は実施例6による鉄道車両用試験装置の一部の平面
図を示し、40は増速機であり、軸受34により回転自
在に支持された入力軸25の両端を外部に突出させ、そ
の両端にローラ1を取り付ける。41は入力軸25に取
り付けられた大径の平歯車、42は軸受43を介して回
転自在に支持された中間軸44に取り付けられた平歯
車、45は軸受46を介して回転自在に支持された出力
軸47に取り付けられた小径の平歯車であり、平歯車4
1,42,45は歯合している。鉄道車両2の車輪4を
ローラ1上に載置して駆動すると、この回転はローラ
1、入力軸25、平歯車41,42,45、出力軸47
を介して負荷装置に伝達され、吸収される。実施例6に
おいても小形化が達成される。
【0037】実施例7 図9は実施例7による鉄道車両用試験装置の一部の平面
図を示し、48は増速機であり、出力軸47には平歯車
41と歯合する平歯車49が取り付けられるとともにカ
サ歯車35が取り付けられ、カサ歯車35と歯合するカ
サ歯車36が取り付けられた出力軸39が軸受37,3
8を介して回転自在に支持される。ローラ1上に載置さ
れた鉄道車両2の車輪4を駆動すると、この回転はロー
ラ1、入力軸25、平歯車41,49を介して出力軸4
7に伝えられるとともに、カサ歯車35,36を介して
出力軸39に伝えられる。従って、実施例7では小形化
が達成されるとともに、増速比及び位相が異なる2本の
出力軸39,47の使い分けによって種々の試験を行う
ことができる。
【0038】実施例8 図10は実施例8による鉄道車両用試験装置の一部の平
面図を示し、50は増速機であり、入力軸25を2本有
し、それぞれの両端にはローラ1が取り付けられてい
る。又、2本の入力軸25にはそれぞれ平歯車41が取
り付けられ、平歯車41間には出力軸47に取り付けら
れた平歯車49が歯合される。鉄道車両2の車輪4を4
個のローラ1上に載置して駆動すると、この回転は2本
の入力軸25及び2個の平歯車41を介して平歯車49
に伝えられ、出力軸47から負荷装置に伝えられて吸収
される。実施例8は小形化が達成可能であり、また鉄道
車両2のホイールベースが不変である場合に好適であ
り、また出力軸49からは大きな回転トルクが出力され
る。
【0039】実施例9 図11は実施例9による鉄道車両用試験装置の一部の平
面図を示し、2機の増速機12の入力軸25に一対のロ
ーラ1を連結するとともに、出力軸47にフライホイー
ル13及びダイナモメータ14を連結し、一方の増速機
12側を移動ベッド51上に搭載したものである。鉄道
車両2のホイールベースが変化する場合に好適であり、
もちろん小形化の効果を有する。
【0040】実施例10 図12〜図15は実施例10による鉄道車両用試験装置
の平面図、正面図、側面図、及び要部拡大側面図を示
し、52はピットカバー、53は増速機12とダイナモ
メータ14を接続するスプラインクラッチ、54はロー
ラ1等をロックするロック装置である。他の構成は上記
各実施例と同様であり、一対の軌条受バー20の両端を
それぞれ油圧シリンダ16により支持して昇降させ、そ
の上に載置された一対の誘導軌条15を昇降させる。
【0041】ここで、改めて鉄道車両2の搬入時の手順
を説明すると、まず鉄道車両2を案内用軌条10上にけ
ん引導入し、鉄道車両2の先端の車輪4を案内用軌条1
0の先端で停止させる。次に、4個の油圧シリンダ16
により一対の軌条受バー20を介して支持された一対の
誘導軌条15を上昇させ、誘導軌条15が車輪4のフラ
ンジ部4bを押し上げて車輪4が案内用軌条10から数
mm浮き上がったところで油圧シリンダ16の上昇を停
止させ、この位置で支持して車輪4をローラ1の直上ま
でけん引する。次に、けん引力測定部17により接続具
18を介して鉄道車両2を固定し、油圧シリンダ16を
下降させて車輪4をローラ1上に載置させ、さらに油圧
シリンダ16を下降させて誘導軌条15を下降させる。
鉄道車両2の搬出は、この逆の順序で行う。実施例10
においても鉄道車両2の搬入、搬出を円滑に行うことが
でき、装置の小形化を達成でき、しかも車輪4の径が異
なっても容易に対応することができる。
【0042】実施例11 図16は実施例11による鉄道車両用試験装置の縦断正
面図を示し、誘導軌条片21aの一端を案内用軌条10
の先端に回動自在に連結するとともに、誘導軌条片21
bの一端をピット5内に設けた支点22により回動自在
に支持し、誘導軌条片21a,21bの他端はピット5
内に設けた油圧シリンダ16により昇降させる。これに
より、誘導軌条片21a,21bを傾斜昇降させ、上記
各実施例と同様な効果を奏することができる。なお、誘
導軌条片21a,21bの他端間は車輪4が落ちないよ
うに極力近づけるが、この部分に別の固定軌条19を設
けてもよい。
【0043】実施例12 図17(a),(b)は実施例12による鉄道車両用試
験装置の縦断正面図及び側面図、図18(a),(b)
は同じく実施例12による鉄道車両用試験装置の要部拡
大正面図及び要部拡大側面図である。55はピット5内
に立設された支柱、56は支柱55上にローラ1の内側
で鉄道車両2の移動方向に取り付けられた保持部であ
り、保持部56にはエア流入孔56aが設けられ、また
上部を左右に仕切る左右仕切部56bが設けられる。保
持部56の上部には誘導軌条57が保持され、誘導軌条
57の下部には前後仕切部57aが設けられる。
【0044】鉄道車両2の搬入時においては、エア流入
孔56aからエアを流入し、このエアは保持部56の上
部の左右仕切部56b及び前後仕切部57aに囲まれた
部分に流入し、誘導軌条57を浮上させ、誘導軌条57
は車輪4のフランジ部4bを支持し、車輪4をローラ1
上に円滑に誘導する。又、誘導軌条57の上下動を簡単
な機構で行うことができ、またシールも簡単である。な
お、エアではなくその他の気体や油を用いてもよい。
【0045】実施例13 図19(a),(b)は実施例13による鉄道車両用試
験装置の要部縦断側面図及びエアバッグの斜視図であ
り、支柱55上に取り付けられた保持部58と誘導軌条
60との間にはエアバッグ59が収納され、そのエア流
入口59aは保持部58の側部に設けた孔58aから突
出されている。鉄道車両2の搬入時、エア流入口59a
からエアバッグ59内にエアを流入してエアバッグ59
を膨らませ、誘導軌条60を浮上させる。このようにエ
アとエアバッグ59を用いて誘導軌条60の全体を同時
に持ち上げるので、持上げ機構を簡単にすることがで
き、シールも容易である。なお、エア以外の流体を用い
てもよい。
【0046】実施例14 図20(a)〜(c)は実施例14による鉄道車両用試
験装置の要部側面図、保持部の斜視図、及びエア系統図
を示し、支柱55上に保持部61を取り付け、保持部6
1により誘導軌条62を保持する。保持部61にはエア
流入口61aを設け、エア流入口61aにエアを導入す
る。63はエア供給源であり、多数のしぼり(流路抵抗
体)64を介して多数のエア流入口61aにエアを供給
する。鉄道車両2の搬入時にエア流入口61aからエア
を導入し、誘導軌条62を浮上させる。上記実施例と同
様な効果を有する。
【0047】実施例15 図21は案内用軌条10の内側に上下動自在に設けた誘
導軌条65上の溝65aに車輪4のフランジ部4bを載
置した状態を示し、誘導軌条65は4本の油圧シリンダ
16を同期駆動して上下動させるが、この際載置した車
輪4がぐらついて不安定になることがあった。即ち、フ
ランジ部4bの幅は種々異なるため誘導軌条65の上面
の溝65aの幅はすべてのフランジ部4bが載置可能な
ように広めにしており、幅が狭いフランジ部4bの場合
には溝65aとの間に隙間が生じ、車輪4が横方向にぐ
らつくことがあった。このぐらつきは、特に車輪4の持
ち上げ時、あるいは鉄道車両2の固定時に生じた。
【0048】図22及び図23は実施例15による鉄道
車両用試験装置の縦断側面図及びその要部拡大図を示
し、誘導軌条65に車輪クランプ部66を設けたもので
ある。即ち、誘導軌条65の溝65aの内側壁に孔65
bが設けられ、孔65b内には回り止めキー65cが突
出形成される。又、孔65bの内端にはポテンショメー
タ67を有する油圧シリンダ68が取り付けられ、その
ピストン68aは孔65bに挿通されるとともに、回り
止めキー65cと係合している。そして、誘導軌条65
の溝65a上に車輪4のフランジ部4bを載置した際に
溝65aとの間に隙間が生じた際には、油圧シリンダ6
8を作動させてピストン68aの先端をフランジ部4b
に当接寸前まで駆動し、車輪4の横振れを防止する。こ
のように車輪4の種類が異なっても、鉄道車両2を安全
にローラ1上に載置することができる。なお、車輪クラ
ンプ部66は上記した他の実施例の誘導軌条にも適用す
ることができる。
【0049】実施例16 図24は実施例16による鉄道車両用試験装置の誘導軌
条65の縦断側面図を示し、69は溝65aの内側壁に
螺合されたねじであり、これにより車輪クランプ部66
を形成する。即ち、溝65a上に車輪4のフランジ部4
bを載置した際に溝65aとの間に隙間が生じた場合に
は、ねじ69を溝65aに対してねじむことにより車輪
4の横振れを防止することができる。
【0050】実施例17 図25は実施例17による鉄道車両用試験装置の車輪4
及び補強材の断面図を示し、図26(a)〜(d)は同
じく補強材の斜視図及びその要部拡大斜視図を示し、7
0は車輪4のフランジ部4bの外周に取り付けられたリ
ング状の補強材である。なお、案内用軌条10は図面の
都合上、上下逆となっている。補強材70は1リング2
分割構造となっており、半円部70a,70bからな
り、半円部70aの両端部にはねじ孔70cを設け、半
円部70bの両端部には図26(c)又は(d)に示す
ように挿通孔70dを設け、半円部70a,70bの両
端部を凹凸により組み合わせ、ボルトを挿通孔70dに
挿通した後ねじ孔70cに締め付けることにより一体化
し、フランジ部4bの外周に取り付ける。又、半円部7
0a,70bの内周には図26(c)又は(d)に示す
ようにフランジ部4bの外周に嵌合する溝70eを設け
る。
【0051】上記構成において、フランジ部4bの外周
形状は丸味を帯びており、このまま誘導軌条15上に載
置すると接触面積が不足して面圧が過多となり、誘導軌
条15あるいはフランジ部4b自体に損傷あるいは変形
が生じた。そこで、実施例17ではフランジ部4bの外
周にリング状の補強材70を取り付け、誘導軌条15と
の接触面積を増加しており、面圧が小さくなり、誘導軌
条15等の損傷を防ぐことができる。なお、図27は鉄
道車両2の車輪部分の正面図を示し、74は車軸、75
は軸受である。
【0052】実施例18 図28(a),(b)は実施例18による鉄道車両用試
験装置の車輪及び補強材の断面図、及び補強材の斜視図
を示し、71は車輪4のフランジ部4bの外周に取り付
けられたリング状の補強材であり、2リング2分割構造
となっており、外側リング71aと内側リング71bか
らなり、これらはボルト72及び蝶番73により一体化
される。又、外側リング71a及び内側リング71bも
それぞれ半円部71c〜71fに2分割されており、半
円部71c,71dは実施例17と同様に一体化されて
おり、半円部71e,71fは外側リング71aと一体
化されると同時に一体化される。
【0053】実施例18においても、補強材71を設け
たことにより誘導軌条15との面圧が減少し、誘導軌条
15等の損傷を防ぐことができる。又、2リング構造と
したことにより、フランジ部4bへの取り付けが容易と
なる。特に、車軸74の外側からの装着も可能となる。
【0054】実施例19 図29(a),(b)は実施例19による鉄道車両用試
験装置の要部平面図及び要部正面図を示し、図30は同
じく要部側面図を示す。76は鉄道車両2の車輪4の本
体部4aを載置して鉄道車両2をローラ1の近傍まで案
内する案内用軌条、77は支柱55上に設けられた架台
であり、架台77は案内用軌条76に対して傾斜してい
る。77aは架台77に設けられたガイド部、78は架
台77上に設けられたころがり軸受(又はすべり軸
受)、79はころがり軸受78上に移動可能に設けられ
た誘導軌条であり、その下部にはガイド部77aと係合
する突出部79aを有している。80は架台77に取り
付けられたシリンダであり、そのピストン部は誘導軌条
79と連結されている。
【0055】上記構成において、鉄道車両2の搬入時に
はシリンダ80により図示のように誘導軌条79を動か
してローラ1と案内用軌条76との間に位置させる。鉄
道車両2はその車輪4の平らな本体部4aが案内用軌条
76上を転動し、次に案内用軌条76と密接した誘導軌
条79上を移動し、ローラ1の頂部に達したところで停
止させ、あるいは誘導軌条79を動かしやすいようにロ
ーラ1の頂部を少し過ぎたところで停止させ、シリンダ
80により誘導軌条79を後退させる。ローラ1の頂部
を過ぎている場合には、車輪4を少し戻して頂部同志を
合わせる。
【0056】実施例19においても、車輪4を案内用軌
条76から誘導軌条79を介してローラ1上に円滑に移
動させることができ、装置の損傷を防ぎ、小形化するこ
とができる。又、精度の良い試験を行うことができる。
さらに、誘導軌条79上には車輪4の平らな本体部4a
を載置させるようにしたので、誘導軌条79の構造が簡
単となり、故障が少なくなる。
【0057】実施例20 図31(a)〜(c)は実施例20による鉄道車両用試
験装置の要部平面図、要部正面図、及び誘導軌条の側面
図を示し、81は車輪4の本体部4aを載置してローラ
1の近傍まで案内する案内用軌条、82は案内用軌条8
1に対してその長手方向に移動可能に設けられた誘導軌
条であり、ころがり軸受78を介して架台77に支持さ
れ、また架台77とのガイド部82aを有している。
道車両2の搬入時に誘導軌条82は案内用軌条81とロ
ーラ1の間の隙間をおおうように動かされ、車輪4の平
らな本体部4aは案内用軌条81上から誘導軌条82を
介してローラ1上に載置される。従って、実施例19と
同様の効果を有する。
【0058】実施例21 図32及び図33は実施例21による鉄道車両用試験装
置の縦断正面図及び要部拡大側面図を示す。83はロー
ラ1やフライホイール,ダイナモメータ(不図示)と共
に鉄道車両2の前後方向に移動可能に設けた増速機であ
り、試験を行う鉄道車両2の車輪4,4間隔に応じて増
速機83及びローラ1等を移動させることにより、車輪
4,4間隔の異なる各種の鉄道車両2の試験に対応でき
るよう構成されている。
【0059】増速機83は最大200mmの移動が可能
であり、ローラ1の中心間の間隔は1900〜2100
mmとなり、ローラ1の幅は60mmである。84はロ
ーラ1の外側に設けられた誘導軌条であり、中央で分割
されて一対の誘導軌条片84a,84bからなり、各誘
導軌条片84a,84bの中央端は固定支持部85によ
り回動自在に支持され、固定支持部85は固定された増
速機12のケースまたはピット5に立設された支柱によ
り支持されている。誘導軌条片84a,84bの他端は
案内用軌条10の端部近傍において油圧シリンダ16に
より昇降自在に支持されている。
【0060】また、誘導軌条片84bは、ローラ1及び
増速機83の前後方向の移動範囲に対応できるよう誘導
軌条片84aと比較して長く形成されている。
【0061】上記構成において、鉄道車両2の搬入時に
は、ローラ1及び増速機83の位置を試験する鉄道車両
の車輪4,4間隔に合わせて移動させた後に、油圧シリ
ンダ16により各誘導軌条片84a,84bを上昇さ
せ、最大10mm程度上昇させる。これにより、各誘導
軌条片84a,84bはローラ1の外側においてローラ
1の頂部と同じ高さかやや上位に位置するようになり、
鉄道車両の車輪4の本体部4aは案内用軌条10上を移
動し、さらに誘導軌条片84a,84b上を通ってロー
ラ1上に載置される。この後、油圧シリンダ16により
誘導軌条片84a,84bの他端は下降される。
【0062】実施例21においては、各誘導軌条片84
a,84bの中央端を共通の固定支持部85により支持
し、油圧シリンダ16は各誘導軌条片84a,84bの
外端を支持するようにしており、ローラ1間におけるス
ペースが小さい場合に有利となり、特に本実施例に示す
ような車輪4,4間隔に応じてローラ1及び増速機83
を調節できるような構成には有利である。
【0063】他の効果は上記各実施例と同様である。な
お、油圧シリンダ16の代りにエアシリンダを用いても
よい。又、誘導軌条片84a,84bをローラ1の外側
に設けて車輪4の本体部4aを載置するようにしたが、
ローラ1の内側に設けて車輪4のフランジ部4bを載置
するようにしてもよい。
【0064】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、鉄道車両の搬入時にその車輪は案内用軌条から誘導
軌条を介してローラ上に円滑に移動され、衝撃を発生し
ないので、車輪の隙間への脱落や装置の損傷は生じず、
装置を小形化することができる。又、車両全体の試験を
行うので、精度の良い試験を行うことができる。
【0065】又、請求項2によれば、誘導軌条をその中
央又は両端に設けた昇降装置により昇降させており、中
央に設けた場合には機構が簡単になり、両端に設けた場
合には誘導軌条の支持強度を高めることができる。
【0066】請求項3によれば、誘導軌条を中央で分割
して一対の誘導軌条片を形成し、各誘導軌条片の中央端
を昇降装置により昇降自在に支持し、他端を回動自在に
支持しており、昇降装置を簡単にすることができるとと
もに、誘導軌条の支持強度を高めることができる。
【0067】請求項4によれば、誘導軌条を保持部によ
り保持し、この保持部に流体圧を注入して誘導軌条を浮
上させるようにしており、誘導軌条の昇降を簡単な機構
で行うことができる。
【0068】請求項5によれば、誘導軌条上に車輪のフ
ランジ部が載置された際にこのフランジ部を横方向にク
ランプする車輪クランプ部を設けており、車輪の横振れ
を防止することができる。
【0069】請求項6によれば、車輪のフランジ部にリ
ング状の補強材を取り付け、誘導軌条はこの補強材を支
持して誘導するようにしたので、誘導軌条と補強材との
面圧が小さくなり、誘導軌条等の損傷を防ぐことができ
る。
【0070】請求項7によれば、鉄道車両の車輪の本体
部を案内用軌条上から誘導軌条上を介してローラ上に円
滑に移動することができるので、装置の損傷を防ぎ、装
置を小形で簡単な構成とすることができ、また精度の良
い試験を行うことができる。
【0071】請求項8によれば、誘導軌条を中央で分割
して一対の誘導軌条片を形成し、各誘導軌条片の中央端
を回動自在に支持するとともに、他端を昇降装置により
昇降自在に支持しており、誘導軌条の支持強度を高める
ことができるとともに、中央部のスペースが小さくな
る。
【0072】請求項9によれば、誘導軌条片を外端側で
昇降装置により昇降自在とし、かつローラ及び負荷装置
を一対設けてそのうちの一方を前後方向移動可能として
おり、車輪間隔が異なる各種の鉄道車両の試験に対応で
きるとともに、昇降装置が邪魔にならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による鉄道車両用試験装置
の平面図である。
【図2】図1のA−A線縦断平面図である。
【図3】図1のB−B線縦断平面図である。
【図4】実施例2による鉄道車両用試験装置の縦断正面
図及び縦断平面図である。
【図5】実施例3による鉄道車両用試験装置の縦断側面
図である。
【図6】実施例4による鉄道車両用試験装置の誘導軌条
の正面図及び要部斜視図である。
【図7】実施例5による鉄道車両用試験装置の一部の平
面図である。
【図8】実施例6による鉄道車両用試験装置の一部の平
面図である。
【図9】実施例7による鉄道車両用試験装置の一部の平
面図である。
【図10】実施例8による鉄道車両用試験装置の一部の
平面図である。
【図11】実施例9による鉄道車両用試験装置の一部の
平面図である。
【図12】実施例10による鉄道車両用試験装置の一部
の平面図である。
【図13】実施例10による鉄道車両用試験装置の一部
の正面図である。
【図14】実施例10による鉄道車両用試験装置の一部
の側面図である。
【図15】実施例10による鉄道車両用試験装置の要部
拡大側面図である。
【図16】実施例11による鉄道車両用試験装置の縦断
正面図である。
【図17】実施例12による鉄道車両用試験装置の縦断
正面図及び側面図である。
【図18】実施例17による鉄道車両用試験装置の要部
拡大正面図及び要部拡大側面図である。
【図19】実施例13による鉄道車両用試験装置の要部
縦断側面図及びエアバッグの斜視図である。
【図20】実施例14による鉄道車両用試験装置の要部
側面図、保持部の斜視図、及びエア系統図である。
【図21】この発明による鉄道車両用試験装置の縦断側
面図である。
【図22】実施例15による鉄道車両用試験装置の縦断
側面図である。
【図23】実施例15による鉄道車両用試験装置の要部
拡大縦断側面図である。
【図24】実施例16による鉄道車両用試験装置の要部
縦断側面図である。
【図25】実施例17による車輪及び補強材の断面図で
ある。
【図26】実施例17による補強材の斜視図及びその要
部拡大斜視図である。
【図27】鉄道車両の車輪部分の正面図である。
【図28】実施例18による車輪及び補強材の断面図で
ある。
【図29】実施例19による鉄道車両用試験装置の要部
平面図及び要部正面図である。
【図30】実施例19による鉄道車両用試験装置の要部
側面図である。
【図31】実施例20による鉄道車両用試験装置の要部
平面図、要部正面図、及び誘導軌条の側面図である。
【図32】実施例21による鉄道車両用試験装置の縦断
正面図である。
【図33】実施例21による鉄道車両用試験装置の要部
拡大側面図である。
【図34】従来装置の縦断正面図である。
【図35】他の従来装置の平面図である。
【符号の説明】
1…ローラ 2…鉄道車両 4…車輪 4a…本体部 4b…フランジ部 10,76,81…案内用軌条 13…フライホイール 14…ダイナモメータ 15,21,57,60,62,65,79,82,8
4…誘導軌条 16,68…油圧シリンダ 20…軸条受バー 21a,21b,84a,84b…誘導軌条片 22…支点 55…支柱 56,58,61…保持部 56a,59a,61a…エア流入孔 59…エアバッグ 65a…溝 65b…孔 66…車輪クランプ部 68a…ピストン 69…ねじ 70,71…補強材 85…固定支持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 甘利 昌利 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式 会社明電舎内 (72)発明者 池田 正喜 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式 会社明電舎内 (72)発明者 滝沢 勉 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式 会社明電舎内 (72)発明者 橋詰 健男 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式 会社明電舎内 (56)参考文献 特開 昭51−27201(JP,A) 特開 平6−263033(JP,A) 実開 昭52−113901(JP,U) 実開 平2−41144(JP,U) 実開 昭52−69707(JP,U) 実開 平6−56750(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 17/08 G01M 17/007

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転自在に支持されたローラ上に鉄道車
    両の本体部の内側にフランジ部を有する車輪を載置し、
    鉄道車両を駆動した際のローラの動力をローラに連結さ
    れた負荷装置により吸収し、鉄道車両の走行試験を行う
    鉄道車両用試験装置において、鉄道車両の車輪の本体部
    を載置して鉄道車両を上記ローラの近傍まで案内する案
    内用軌条と、上記ローラの内側に昇降自在に設けられ、
    上昇した際に端部が案内用軌条の端部の内側に位置する
    とともに上記車輪のフランジ部を支持して上記車輪を上
    記ローラ上に誘導する誘導軌条とを備え、鉄道車両の搬
    入、搬出時に誘導軌条を案内用軌条及びローラとほぼ同
    じ高さまで上昇させ、鉄道車両の試験時に誘導軌条を下
    降させるようにしたことを特徴とする鉄道車両用試験装
    置。
  2. 【請求項2】 誘導軌条の昇降を誘導軌条の中央又は両
    端に設けた昇降装置により行うことを特徴とする請求項
    1記載の鉄道車両用試験装置。
  3. 【請求項3】 誘導軌条を中央で分割して一対の誘導軌
    条片を形成し、各誘導軌条片の中央端を昇降装置により
    昇降自在に支持するとともに、各誘導軌条片の他端を回
    動自在に支持したことを特徴とする請求項1記載の鉄道
    車両用試験装置。
  4. 【請求項4】 誘導軌条を保持部により保持し、この保
    持部に流体圧を注入して誘導軌条を上昇させることを特
    徴とする請求項1記載の鉄道車両用試験装置。
  5. 【請求項5】 誘導軌条上に鉄道車両の車輪のフランジ
    部を載置した際に車輪の横振れを防止する車輪クランプ
    部を誘導軌条に設けたことを特徴とする請求項1〜4の
    いずれかに記載の鉄道車両用試験装置。
  6. 【請求項6】 上記車輪のフランジ部にリング状の補強
    材を取り付け、上記誘導軌条がこの補強材を支持するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記
    載の鉄道車両用試験装置。
  7. 【請求項7】 回転自在に支持されたローラ上に鉄道車
    両の本体部の内側にフランジ部を有する車輪を載置し、
    鉄道車両を駆動した際のローラの動力をローラに連結さ
    れた負荷装置により吸収し、鉄道車両の走行試験を行う
    鉄道車両用試験装置において、鉄道車両の車輪の本体部
    を載置して鉄道車両を上記ローラの近傍まで案内する案
    内用軌条と、移動自在又は昇降自在に設けられるととも
    に、鉄道車両の搬入時に上記ローラと案内用軌条の間に
    位置し、上記車輪の本体部を支持して上記ローラ上に誘
    導する誘導軌条とを備え、鉄道車両の搬入、搬出時に誘
    導軌条を案内用軌条及びローラとほぼ同じ高さまで上昇
    又は案内用軌条とローラとの隙間を覆うように前進さ
    せ、鉄道車両の試験時に誘導軌条を下降又は後退させる
    ようにしたことを特徴とする鉄道車両用試験装置。
  8. 【請求項8】 誘導軌条を中央で分割して一対の誘導軌
    条片を形成し、各誘導軌条片の中央端を回動自在に支持
    するとともに、各誘導軌条片の他端を昇降装置により昇
    降自在に支持したことを特徴とする請求項1又は7記載
    の鉄道車両用試験装置。
  9. 【請求項9】 上記ローラ及び負荷装置を鉄道車両の前
    後方向に一対設け、一方のローラ及び負荷装置を前後方
    向移動自在に構成するとともに、移動側の誘導軌条片の
    長さをローラ等の移動範囲に対応できる長さに構成した
    ことを特徴とする請求項8記載の鉄道車両用試験装置。
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