JP3175550B2 - 画像送信装置および画像通信装置 - Google Patents

画像送信装置および画像通信装置

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JP3175550B2 JP23459495A JP23459495A JP3175550B2 JP 3175550 B2 JP3175550 B2 JP 3175550B2 JP 23459495 A JP23459495 A JP 23459495A JP 23459495 A JP23459495 A JP 23459495A JP 3175550 B2 JP3175550 B2 JP 3175550B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像情報を読み取って
送信する画像送信装置、受信した画像を表示、プリント
するための画像受信装置、およびそれらの装置を組み合
わせた画像通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置として、ファクシミ
リ装置が知られている。ファクシミリ装置では、受信し
た画像をプリントするだけであるので、受信した画像が
上下逆さまや90度回転していてもあまり問題とならな
いが、受信した画像が編集されたものであっても最終結
果しか分からない。近年、パーソナルコンピュータにフ
ァクシミリ機能を付加し、送信あるいは受信した画像を
その表示装置に表示するものやファクシミリに表示装置
が付いたものが出てきている。これらの表示機能を持っ
たファクシミリ装置では、画像が上下逆さまである場合
には、非常に見にくくなる。これを考慮して特開平4−
150142号公報に見られるように受信側で上下反転
を指示して、表示できるものもある。また、受信側で反
転表示する代わりに、送信側で倒立した画像を正立させ
た後に送信することも行われている(特開平5−488
71号公報)。
【0003】また、一般に、画像通信装置において、上
述の画像の反転に限らず、受信側の処理能力に合わせて
画像の拡大や縮小、色付けその他の編集の一部を受信側
で処理し表示出力することも従来行われている。例えば
特開平5−12388号公報記載の装置においては、画
像処理装置(送信側)において作成した描画命令とパラ
メータとを含む画像データに対しその描画命令の処理を
行ってイメージデータにして出力装置(受信側)に送
り、出力装置でその受信したイメージデータの表示やプ
リントを行うが、出力装置が描画命令の処理機能即ち画
像データの編集機能を有している場合には、画像処理装
置は画像データにおける描画命令やパラメータを出力装
置の機能で処理できる命令やパラメータに変更して出力
装置へ送り、出力装置でその命令の処理を行い、表示や
プリントを行う。この従来技術においては、画像の編集
を画像処理装置と出力装置で分担することにより、画像
処理装置の負担を少なくし、出力指示時に高速な応答が
得られるようにしている。
【0004】また、ファクシミリ装置の送信側での手間
を省くために、ファクシミリサーバがある。これは電子
的に作成された文書を一度プリンタでプリントし、それ
をファクシミリ装置で読み取ることはせずに、直接ワー
クステーションから、ファクシミリサーバに送り、相手
先の電話番号を指定できるものである(富士ゼロック
ス、「GlobalView/ViewPointファ
クシミリプリント操作説明書」)。
【0005】また、ファクシミリ装置による文書の送信
においては、送信宛先等を表示した送信案内票(カバー
シート)を付けることが行われている。ファクシミリ送
信用の文書を電子的に蓄積し、上記の送信案内票の情報
を文字認識技術を用いて読み取り、それに含まれる宛先
を利用して電子メールで送信することが提案されている
(XEROX DISCLOSURE JOURNAL
誌,Vol.18,No.1 January/Feb
ruary 1933,P73)。
【0006】なお、一般に、画像データの通信において
は、画像データにその属性を表すヘッダを付与したデー
タ形式とすることが行われている(例えば、特開平5−
167756号公報)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のような受信側で
上下反転を指示して表示する方法では、受信側のユーザ
ーの判断で表示された画像の回転を指示する必要があ
る。特に、文書を複数の場所に送る場合には、複数のユ
ーザーの手を煩わせることになる。また、原稿に縦長の
ページと横長のページとが混在している文書をファクシ
ミリで送信する場合には、ディスプレイ上で見やすくす
るためには、90度単位の回転(右回転あるいは左回
転)が必要となるが、従来の技術においては90度単位
の回転は考慮されていない。さらに、プリント時には方
向がバラバラになってしまうこともある。
【0008】前記特開平5−12388号公報記載の装
置においては、その出力装置では処理は自動的に行われ
ユーザの手を煩わせることはないが、画像処理装置は、
それにネットワークを介して接続される複数の出力装置
のそれぞれの画像編集機能を把握するとともに、それぞ
れのための命令変換機能も用意しなければならず、装置
が複雑となってしまう。
【0009】また、ファクシミリ送信票からメールアド
レスを認識し、メールにより送信する前記従来技術で
は、ファクシミリ送信票の形式を一定としなければなら
ず、また、その認識のための装置を必要とする。
【0010】また、従来の技術においては、受信した文
書が編集されたものであっても最終結果しか分からず、
その編集履歴を知ることはできなかった。
【0011】また、一般にオフィスなどではファクシミ
リ装置は共同で使用されるので、受信者から離れた位置
に設置されている場合があり、そのような場合には自分
宛の受信があっても気づくのが遅れてしまうことがあっ
た。
【0012】本発明は、これらの従来技術の欠点を除去
することを課題とするものである。即ち、本発明は、受
信側で適切な表示をするための判断や操作をユーザに煩
わせることの少ないようにすることを目的とする。ま
た、本発明は、送信側の装置においても受信側の装置に
おいても上記目的を達成するために付加する装置の構成
が簡単となるようにすることを目的とする。また、本発
明は、受信側でプリント出力するときに用紙の方向が一
定となり揃え直す必要がないようにすることを目的とす
る。更に、本発明は、受信した文書がどのような編集経
過により作成されたかという履歴を分かり易く出力する
ことを目的とする。更に、本発明は、受信人が、自分宛
にファクシミリ受信があったことを速やかに知ることが
できるようにすることを目的とする。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)の画
像送信装置は、画像を入力する画像入力手段と、その画
像入力手段により入力された画像に対して回転を指示す
るための指示手段と、前記画像入力手段により入力され
た画像に対して前記指示手段から回転指示があったと
き、その回転指示情報に対応して必要に応じ180度回
転処理を施す画像回転手段と、その画像回転手段により
画像に回転が施された場合、回転指示情報を回転後の画
像に対する回転指示情報に変更する回転情報変更手段
と、その回転情報変更手段により変更された回転指示情
報を前記画像入力手段により入力され必要に応じて前記
画像回転手段で回転処理を施された画像に付与して送信
を行う送信手段とを備えている。
【0017】また、本発明(請求項2)の画像通信装置
は、画像を入力する画像入力手段と、その画像入力手段
により入力された画像に対して回転を指示するための指
示手段と、前記画像入力手段により入力された画像に対
して前記指示手段から回転指示があったとき、その回転
指示情報に対応して必要に応じ180度回転処理を施す
画像回転手段と、その画像回転手段により画像に回転が
施された場合、回転指示情報を回転後の画像に対する回
転指示情報に変更する回転情報変更手段と、その回転情
報変更手段により変更された回転指示情報を前記画像入
力手段により入力され必要に応じて画像回転手段で回転
処理を施された画像に付与して送信を行う送信手段と、
画像およびその画像に対する画像回転を指示するための
画像回転指示情報を受信する受信手段と、前記受信手段
により受信された前記画像に対して前記画像回転指示情
報に基づいて画像編集する画像編集手段と、前記画像編
集手段により画像編集された画像を表示する表示手段と
を具備する。
【0018】また、本発明(請求項)の画像通信装置
は、送信側に、画像を入力する画像入力手段と、前記画
像入力手段により入力された画像に対して画像編集を指
示するための指示手段と、前記指示手段による指示に基
づいて画像編集の経過を表す画像編集情報を前記画像入
力手段により入力された画像に付与して送信を行う送信
手段を設ける。受信側に、画像および画像編集の経過を
表す画像編集情報を受信する受信手段と、前記受信手段
により受信された前記画像に対して前記画像編集情報を
前記画像編集の経過に沿って段階的に編集処理する画像
編集手段と、前記画像編集手段により段階的に画像編集
された画像を、編集された部分が区別できるように可視
化する出力手段とを具備する。
【0019】
【0020】
【作用】本発明の画像送信装置において、送信手段は、
画像入力手段により入力した画像を送信する際に、受信
側でどのように送信画像を編集して表示すればよいかを
指示する画像編集情報を画像データと共に送信する。そ
の画像編集情報には、例えば、画像の回転、拡縮、色付
け、一部の置換、追加、削除、変更、複写などの編集の
種類やその位置を指示する指示情報やそれらの組合せに
よる画像の編集の経過(履歴)などを示す情報がある。
【0021】各画像が受信側で受信されたとき、画像の
向きが正しく表示されるようにするためには、画像編集
情報として画像の頁の回転を送信する。ユーザは画像の
各頁毎に、例えば、90度左回転、90度右回転、18
0度回転、非回転(0度回転)などを、入力された画像
の方向を見て、指示手段により指示する。送信手段から
送信するデータの形式は、例えば図3(a)のように画
像データの頁ヘッダの中に編集を指示する部分(回転方
向を指示する部分)を設けたものとすることができる。
【0022】また、上記に例示したものにおいては、受
信側に90度左回転、90度右回転、180度回転等の
複数の回転の処理を行う機能を必要とする。これを簡略
化するために、本発明(請求項)では、受信側では9
0度右回転(あるいは90度左回転)の機能を付加する
だけでよいように、送信側で画像データの方向に応じて
必要なものに180度の回転を施しておく。90度左回
転(あるいは90度右回転)は、180度回転した後に
90度右回転(あるいは90度左回転)したものと同じ
である。90度左回転(あるいは90度右回転)がユー
ザによって指示された入力画像(図8の「4頁」の画像
84)を180度回転させた画像(図8の「4頁」の画
像85)を送信画像とするようにすれば、回転指示情報
は90度右回転(あるいは90度左回転)とすることが
できる(図8の「4頁」の画像84、85参照)。ま
た、180度回転がユーザによって指示された天地逆さ
まの画像(図8の「3頁」の画像83)を180度回転
させた画像(図8の「3頁」の画像87)を送信画像と
することにより回転指示情報は非回転とすることができ
る。従って、ユーザの指示手段による回転の指示が18
0度回転および90度左回転(あるいは90度右回転)
のときには、画像回転手段により180度回転を行う。
そして、画像回転情報変更手段は、その180度回転し
た画像に対しての回転指示情報を設定する。これにより
回転指示情報は90度右回転するか否かの情報のみとな
る。送信手段は、入力画像を画像回転手段を介して受け
取り、画像回転情報変更手段により設定された回転指示
情報を付加して送信する。
【0023】また、元となる入力画像に対して編集加工
を施した画像を送信したい場合には、編集加工を施した
結果の画像を送るのではなく、元となる入力画像とそれ
に対する編集加工の施し方の情報を画像編集情報として
送信することができる。例えば、図12に示すように、
入力画像1201の一部を他の図形1207、1209
で置き換えた画像1202、1203を送信したい場合
に、その画像1202、1203に代えて、加工の材料
となる画像データ1206、1207、1209と、画
像編集情報1210、1211を送信手段により送信す
る。
【0024】画像受信装置においては、受信手段が画像
送信装置からの画像および画像編集情報を受信し、画像
編集手段は受信された画像に対して画像編集情報に基づ
いて画像編集し、表示手段はその画像編集された画像を
表示する。画像編集情報が画像回転である場合には、こ
の表示のために、従来技術ならばユーザが画面を見て正
立する画像方向であるか否か判断し、横方向や天地が逆
の方向であるとき即ち正立する画像方向でないときには
適宜の回転の指示を与えるという操作が必要であった
が、本発明ではそのようなユーザの操作の負担は解消さ
れる。
【0025】また、画像編集が画像回転であり、受信情
報が前述の必要に応じて180度回転を行った画像とそ
れに対する90度回転の有無を指示する回転指示情報か
らなるものである場合には、受信装置は、その回転指示
情報に従って一方向の90度回転のみを行って表示をす
るので、その一方向の90度回転の機能を付加するだけ
でよい。また、プリント時に文書の方向が2方向になる
ので、プリントした用紙を回転させて揃える必要がなく
なる。
【0026】また、画像編集情報が、例えば、画像の回
転、拡縮、色付け、一部の置換、追加、削除、変更、複
写…などの一連の指示情報群からなる編集経過を表すも
のである場合においては、受信側では、画像情報に付加
して送られてきた画像編集情報に基づいて画像編集した
画像を表示する。これによれば、画像を複数回使用する
場合には1回だけ送ればよく、また余白部分を送る必要
がないので、通信量の削減が期待できる。また、画像編
集情報を段階的に処理し、各段階毎に色もしくは階調を
付けるなどの編集部分を区別しやすくなるような処理を
施して表示装置あるいはプリンタ等の出力装置により可
視化出力する態様(請求項)では、文書の変更の経過
(履歴)や変更の概要を見ることができる。
【0027】以上に説明した画像送信装置と画像受信装
置とを一体に構成することにより画像通信装置として、
画像の送受信を行うことができる。
【0028】
【0029】
【実施例】
(実施例1)図1は実施例1の装置の概略の機能を示す
ブロック図である。この装置は、図1に示すように、複
数の画像通信装置11、12が通信路13を介して接続
されている。画像通信装置11は、送信装置の部分と受
信装置の部分からなっている。その送信装置の部分は、
画像を入力するイメージスキャナ等の画像入力部111
と、その画像入力部111により入力された画像に対し
て画像編集を指示するための画像編集指示部112と、
その画像編集指示部112により指示された画像編集指
示情報を画像入力部111により入力された画像に付与
して所望の相手の画像通信装置12へ送信する送信部1
13とを有している。また、受信装置の部分は、他の画
像通信装置12から送られてくる画像およびその画像に
対する画像編集を指示するための画像編集指示情報を受
信する受信部114と、その受信部114により受信さ
れた前記画像に対して前記画像編集指示情報に基づいて
画像編集する画像編集部115と、その画像編集部11
5により画像編集された画像を表示する表示部116と
を有している。画像通信装置12も画像通信装置11と
同じ機能を有している。
【0030】図2は各画像通信装置11、12のハード
ウェアの概略の構成を示すものであり、CPU21、メ
モリ22、イメージスキャナ23、プリンタ24、キー
ボード25、表示装置26、外部記憶装置27、通信機
28等からなっている。イメージスキャナ23は図1の
画像入力部111として用いられ、キーボード25は画
像編集指示部112として用いられる。送信部113の
入力画像に対して画像編集指示情報を付与する処理はC
PU21とメモリ22とによって行われ、その送信は通
信機28によって行われる。また、受信部114は通信
機28の受信機能に対応し、画像編集部115の編集処
理はCPU21とメモリ22とによって行われ、表示部
116の表示は表示装置26によって行われる。
【0031】図3(a)は本実施例の通信データのデー
タ構造を示すものである。通信データは全頁数、圧縮形
式などからなる通信文書ヘッダ31と、頁ヘッダ32を
有する画像データ33の頁群からなっている。各頁ヘッ
ダ32には、頁サイズ、符号化サイズの他に頁回転方向
のような画像編集指示情報が付加されている。図3
(b)には従来の通信データの構造を示すが、これには
本実施例のような画像編集指示情報は含まれていない。
【0032】以上のように構成された本実施例の画像通
信装置における画像入力から送信までの処理動作につい
て図4のフローにより説明する。まず、1頁ずつ画像情
報を画像入力部(スキャナ)111から読み込み、頁毎
の画像データを作成する(ステップS401)。このと
き、頁ヘッダ32も生成する(ステップS402)。頁
ヘッダの「頁回転方向」のフィールドには初期値として
回転しないことを表す情報を設定する。最後の頁を読み
取った後(ステップS403)、全体の通信文書ヘッダ
31を作成する(ステップS404)。次に、この文書
の1頁目から画像を表示部(表示装置)116に表示す
る。即ち、変数「頁数」に1を設定し(ステップS40
5)、その「頁数」の頁の画像を表示する。ユーザーは
これを見て、画像が逆さまであったり、左方向あるいは
右方向へ90度回転しているかどうかを判断し、回転し
ている場合には画像編集指示部112(キーボード2
5)より回転の方向を指示し、正常な向きであった場合
には次頁を指示する。送信部113の処理部においては
ユーザからのこれらの指定があったかどうかを判定し
(ステップS407)、指定があったときにはそれが回
転指定か否かを判定する(ステップS408)。その判
定により回転指定であったときには、頁ヘッダの回転方
向のフィールドの値を左方向回転または右方向回転に修
正し(ステップS410)、それに従った画像の回転を
行って再表示する。再表示において、ユーザは正常な向
きであると認識した場合には、次頁指定を行う。それに
応じて、変数「頁数」をインクリメントし(ステップS
409)、その変数「頁数」の指定する頁(即ち次頁)
を表示する。このようにして最後の頁まで方向を指定し
終了する。その後文書が送信される(ステップS41
1)。この例では、文書単位で読み込み、表示、送信の
順に行っているが、頁単位で読み込み、表示した後、文
書を送信することもできる。
【0033】次に、画像を受信し、表示するまでの処理
について図5のフローにより説明する。まず、文書を受
信し(ステップS501)、文書ヘッダを読む(ステッ
プS502)。次に変数頁数に1を設定し(ステップS
503)、その頁数(最初の頁)の頁ヘッダを読み込み
(ステップS504)、続いて画像データを読み込む
(ステップS505)。この画像データをヘッダの回転
方向に則して回転し、表示する(ステップS506)。
次頁が指示されたか終了が指示されたかを判定し(ステ
ップS507)、次頁が指示された場合には、変数頁数
をインクリメントし(ステップS508)、ステップS
504へ戻り次頁の頁ヘッダと画像データを読んで同様
の処理を行う。また、終了を指示された場合には処理を
終了する。
【0034】実施例1によれば、編集指示例えば表示し
て回転させるユーザの指示動作は1回行うだけでよく、
特に、複数のところに送る文書や、保存しておいて繰り
返し見ることが多い文書の場合は、手間が省け、表示し
回転して再表示というような編集のための繰り返し動作
がなくなり、ユーザの操作の負担が軽減する。
【0035】(実施例2)実施例1では画像入力部で入
力した画像に画像編集指示情報として画像回転指示情報
を付加して送信し、受信側でその画像回転指示情報に従
って受信画像を回転して表示するが、本実施例では、入
力した画像に必要に応じて回転(編集)処理を施すとと
もに、その回転処理を施した画像に対する画像回転情報
を作成し、これらを送信するように構成したものであ
る。そのための機能ブロックを図6に示す。図1の実施
例1に比べて、画像回転部617と画像回転情報変更部
618が追加されている。即ち、実施例2の装置は、画
像を入力する画像入力部611と、その画像入力部61
1により入力された画像に対してユーザが回転を指示す
るための画像回転指示部612と、画像入力部611に
より入力された画像に対して画像回転指示部616から
回転指示があった場合に、その回転指示情報に対応して
必要に応じ回転処理を施す画像回転部617と、その画
像回転部617により画像に回転が施された場合に、回
転指示情報を回転後の画像に対する回転指示に変更する
回転情報変更部618と、その画像回転情報変更部61
8により変更された回転指示情報を画像入力部611に
より入力され必要に応じて画像回転部617で回転処理
を施された画像に付与して送信を行う送信部613と、
前記受信部614により受信された画像に対して前記回
転指示情報に従って回転を行う画像回転部615と、そ
の画像回転部615により回転された画像を表示する表
示部616とを具備したものである。
【0036】図7に実施例2における画像入力から送信
までの処理のフローを示す。図4に対し、破線で囲んで
ある部分(ステップS710〜ステップS716)が追
加されている。その他の部分(ステップS701〜ステ
ップS709、ステップS717)は図4と同じである
ので、その追加部分だけを説明する。ユーザが、画像回
転指示部612から指定する種類としては、本実施例で
は、左回転(90度回転)、180度回転、右回転(2
70度回転)、および次頁指定(非回転)がある。ユー
ザが画像回転指示部612により指定した指定内容が回
転指定であるかを判定し(ステップS708)、回転指
定であったとする。そうするとその回転指定が右回転指
定であるか否かを判定し(ステップS710)、右回転
指定であるときには画像の回転は行わずに、頁ヘッダの
頁回転方向のフィールドの値を初期値の非回転から回転
に変更し(ステップS711)、ステップS704の処
理へ移る。ステップS710の判定で右回転指定でない
と判定されたときには、180度回転指定か否かを判定
する(ステップS712)。その判定の結果、180度
回転を指定されたとの判定であった場合は、画像データ
を180度回転し(ステップS713)、必要があれ
ば、頁ヘッダの符号化サイズを変える。頁ヘッダの回転
方向は、初期値(非回転)のままにする(ステップS7
14)。再表示を行えば、最初の画像と比べれば、18
0度回転している。ステップS712の判定の結果、1
80度回転指定でないと判定された場合即ち左回転を指
定された場合は、画像データを180度回転し(ステッ
プS715)、頁ヘッダの回転方向を右回転とする(ス
テップS716)。これにより、回転方向に画像を回転
して再表示を行えば、最初の画像と比べて左に回転した
画像となる。
【0037】この結果スキャンした画像データの方向と
送信する画像データの方向は図8で示すようになる。図
8の左側に、画像入力部611(スキャナ)から読みと
った4頁分の画像データの方向が示されており、右側に
通信するときの画像データの方向が示されている。1頁
目は読みとった画像81は正しい方向であるので、画像
の回転は行わず、また頁ヘッダの回転の指定は非回転と
なる。2頁目はユーザは右回転を指定し、この場合は画
像82の回転は行わず、頁ヘッダの指定は回転とする。
3頁目は入力された画像83が逆さまであるので、ユー
ザは180度回転を指定し、通信するときの画像データ
は180度回転の結果正しい方向となったもの87であ
り、従って回転の指定は非回転とする。4頁目は読みと
った画像データ84の方向は左回転により正しい方向と
なるので、ユーザは左回転を指定する。その処理におい
ては、画像を180度回転する。そうすると図8の右側
に示す4頁目の画像88となる。この画像は右回転すれ
ば正しい方向の画像となるので、回転を指定して送信す
る。
【0038】このように、本実施例では、送信側で、回
転すぺき画像は常に一定方向となるように回転を施した
画像に、その画像に対し回転するか否かを示す頁ヘッダ
を付加して送信し、受信側では頁ヘッダの指示する回転
(右回転)指示に従って、受信画像を単一の方向に回転
させればよいので、受信側の構成が簡単となる。また、
プリント時に文書の方向が2方向になるので、プリント
した用紙を回転させて揃える必要がなくなる。
【0039】(実施例3)図9は実施例3の装置の概略
の機能を示すブロック図である。この装置は、複数の画
像通信装置91、92が通信路93を介して接続されて
いる。画像通信装置91は、送信装置の部分と受信装置
の部分からなっている。その送信装置の部分は、画像を
入力するイメージスキャナ等の画像入力部911と、そ
の画像入力部911により入力された画像に対して画像
編集を指示するための画像編集指示部912と、その画
像編集指示部912により指示された画像編集指示情報
に従って、画像入力部911により入力された画像に対
して画像やテキストの追加、削除、変更、複写などの様
々な編集を施す画像編集部917と、その画像編集部9
17の編集の内容や経過等を含む画像編集履歴情報を記
憶する画像編集履歴情報保持部918と、入力画像およ
び画像編集履歴情報を含む編集情報を図10に示すよう
な一定の通信形式のデータにして所望の相手の画像通信
装置92へ送信する送信部913とを有している。ま
た、受信装置の部分は、他の画像通信装置92から送ら
れてくる編集情報を受信する受信部914と、その受信
部914により受信された編集情報における画像編集履
歴情報に基づいて画像編集する画像編集部915と、そ
の画像編集部915により画像編集された画像を表示す
る表示部916とを有している。画像通信装置92も画
像通信装置91と同じ機能を有している。
【0040】実施例3の画像通信装置における画像入力
から送信までの処理動作について図11のフローにより
説明する。まず、1頁ずつ画像情報を画像入力部(スキ
ャナ)911から読み込み、頁毎の画像データを作成す
る(ステップS1101)。このとき、頁ヘッダ102
も生成する(ステップS1102)。ただし、編集情報
の項は空とする。最後の頁を読み取った後(ステップS
1103)、全体の文書ヘッダ101を作成する(ステ
ップS1104)。次に、この文書の1頁目から画像を
表示部(表示装置)916に表示する。即ち、変数「頁
数」に1を設定し(ステップS1105)、その「頁
数」の頁の画像を表示する。ユーザーはこれを見て、キ
ーボードやマウスを用いて画像のレイアウトを変えた
り、テキストを挿入したりといった編集を行う(ステッ
プS1106)。編集情報変更部918は、編集があっ
たかどうかを判定し(ステップS1107)、編集があ
ったときにはこれらの編集作業を頁ヘッダ102の編集
情報の部分に挿入するステップS1108)。これによ
り編集の履歴の情報が生成保持されることになる。ステ
ップS1107の判定でその頁について編集がなされな
かったと判定されたときには、次の頁の指定があるかを
判定する(ステップS1109)。次頁指定がなされて
いれば、変数「頁数」をインクリメントし(ステップS
1110)、その変数「頁数」の指定する頁(即ち次
頁)を表示する。このようにして最後の頁まで編集指定
とそれに応じた編集が終了する。もその後文書が送信さ
れる(ステップS1111)。この例では、文書単位で
読み込み、表示、編集、送信の順に行っているが、頁単
位で読み込み、表示、編集して、全てのページ処理後、
文書を送信することもできる。
【0041】このようにして編集を行ったときに送信す
るデータの例を図12に示す。図12(a)にはスキャ
ナから読み取った画像1201とその画像に対して送信
するまでに編集した編集の内容(履歴)を示している。
スキャナから読み取った画像の一部即ち文字「C」の画
像部分を文字「D」の画像に置換して1頁目の画像12
02とし、文字「C」の画像部分を文字「E」の画像に
置換して2頁目の画像1203とする編集を行ったこと
を示している。同図(b)は同図(a)の編集を行った
画像の送信データの形式の例を示している。送信データ
は、文書の全頁に対する文書ヘッダ1204と、各頁ご
との頁ヘッダ1205、1208と、スキャナから読み
取った画像1201と同一の画像1206と、編集に用
いた画像1207、1209からなっている。1頁目の
頁ヘッダ1205は、その詳細は図10に示すように頁
サイズ1021と、編集情報1022と、符号化された
画像データのサイズ・ポインタからなるが、その編集情
報1022の項には、この図12の例の場合は編集の種
類が置換であることおよび置換の位置等を示す情報が保
持され、符号化ポインタ・サイズの項1023には画像
データ1206と画像データ1207のサイズとそれら
の画像データへのポインタが保持される。2頁目の頁ヘ
ッダ1208には、同様にして、その編集情報の項に
は、編集の種類が置換であることおよび置換の位置等を
示す情報が保持され、符号化ポインタ・サイズの項には
画像データ1207のサイズとそれらの画像データへの
ポインタが保持される。2頁目以降では編集対象の入力
画像1206は、1頁目のものと同じであるので重複し
て送信することはしない。
【0042】次に、実施例3において、画像を受信し、
表示するまでの処理について図13のフローにより説明
する。まず、文書を受信し(ステップS1301)、文
書ヘッダを読み込む(ステップS1302)。次に変数
頁数に1を設定し(ステップS1303)、その頁数
(最初の頁)の頁ヘッダを読み込み(ステップS130
4)、続いて画像データを読み込む(ステップS130
5)。この画像データをヘッダの編集情報に則して編集
し、表示する(ステップS1306)。次頁が指示され
たか終了が指示されたかを判定し(ステップS130
7)、次頁が指示された場合には、変数頁数をインクリ
メントし(ステップS1308)、ステップS1304
へ戻り次頁の頁ヘッダと画像データを読んで同様の処理
を行う。また、終了を指示された場合には処理を終了す
る。
【0043】実施例3によれば、1つの画像に対して若
干の編集を行った複数の画像を作成して、送信するよう
な場合には、1つの元となる画像と編集した部分の情報
だけを送ればよいので、データの通信量を大幅に削減す
ることができる。また、余白等の無駄な部分を送る必要
がない。
【0044】(実施例3の変形例1)以上に説明した図
13の例では、受信した画像データを表示装置で表示し
て見るようにしているが、表示装置に代えてプリンタ等
にプリントして出力するようにしてもよい。図14にそ
の場合の処理例を示す。即ち、文書を受信し(ステップ
S1401)、文書ヘッダを読み込む(ステップS14
02)。次に最初の頁の頁ヘッダを読み込み(ステップ
S1403〜4)、続いて画像データを読み込む(ステ
ップS1405)。この画像データをヘッダの編集情報
に則して編集し、プリントする(ステップS140
6)。順次、次頁の頁ヘッダと画像データを読んで同様
の処理を行い、最終ページまでこの処理を繰り返す。
【0045】(実施例3の変形例2)また、実施例3に
おいて、受信側で画像を表示する場合に、編集情報の示
す編集の推移に従って段階的に画像を表示するように構
成することができる。図15は受信した画像データを表
示装置で表示して見るようにする処理の例を示すもので
ある。文書を受信し(ステップS1501)、文書ヘッ
ダを読む(ステップS1502)。次に最初の頁の頁ヘ
ッダを読み込み(ステップS1503〜4)、続いて画
像データを読み込む(ステップS1505)。この画像
データをまず表示する(ステップS1506)。次にユ
ーザーの指示により、編集情報から最初に編集を行った
ところを読み出し、その処理を施した画像を表示する。
順次、ユーザーの指示により、編集情報を解釈して表示
するといった工程を、編集情報がなくなるまでか、次の
ページ表示の指示が来るまで続ける(ステップS150
6〜7)。この例によれば、文書の変更履歴および変更
の概要を見ることができる。
【0046】(実施例3の変形例3)また、実施例3に
おいて、受信側で画像を表示する場合に、編集情報の示
す編集の推移に従って段階的に画像を表示し、しかも各
段階毎に色もしくは階調を付けて出力するように構成す
ることができる。即ち、図16にその処理例を示す。文
書を受信し(ステップS1601)、文書ヘッダを読む
(ステップS1602)。次に最初の頁の頁ヘッダを読
み込み(ステップS1603〜4)、続いて画像データ
を読み込む(ステップS1605)。まず、編集情報か
ら最初に編集を行ったところを読み出し(ステップS1
606)、その処理を施した画像に色を付けて表示する
(ステップS1607)。編集情報がなくなるまで、順
次、編集情報を解釈して色を付けて表示する(ステップ
S1607〜9)。このとき、削除したものは同系色ま
たは同一色に、また、新規追加したものや、コピーした
もの、移動したものもそれぞれ同系色または同一色にて
表示することにより、その画像をどのように編集したか
がわかりやすい。また、白黒しか対応していない場合、
階調を付けて表示する。この例では、文書の変更履歴を
色や階調による表示によって表すことができるので、よ
り分かりやすい受信画像の表示が可能となる。
【0047】(実施例3の変形例4)テキストなど送信
と受信側双方で持っているデータの挿入が有る場合に
は、送信側で、テキストを挿入したことを示す編集情報
を付加し、送信する。受信側では、その編集情報を解釈
して、フォントなどから画像に展開して表示、もしくは
プリントする。テキストなどの挿入がある場合の通信デ
ータの例を図17に示す。図17(a)にはスキャナか
ら読み取った画像にテキストを挿入する編集を施した場
合を示しており、この場合の送信データの頁ヘッダの編
集情報の項には、同図(b)に示すように、編集情報サ
イズと、編集の種類としてテキスト追加であること、追
加した位置を示す位置情報、テキストのフォント種類、
大きさ、データを設定する。このようにすれば、テキス
トや図形など相手側で画像を生成できる部分を送る必要
がなくなる。
【0048】(実施例4)以後に説明する実施例は、受
信側がネットワークに構成され、そのネットワーク上で
電子メールシステムが稼働しており、受信者がその電子
メールシステムの利用者として登録されている場合に、
本発明を適用した例を示すものである。図18(a)
は、この実施例4の概略の構成を示すものである。画像
通信装置であるファクシミリ装置1801から送信され
たデータは公衆回線1802を介して宛先の受信側のネ
ットワーク1807に接続されたファクシミリサーバ1
803で受信される。ネットワーク1807には、利用
者が操作を行うワークステーション1804、利用者間
の電子メール管理を行うメールサーバ1805、プリン
ト要求に応じてプリント処理を行うプリントサーバ18
06などが接続されている。ワークステーション180
4は図9に示す第3の実施例の画像通信装置91あるい
は92の機能を備えているものとする。
【0049】図19はファクシミリ装置1801から送
信されるデータ構造を示すものである。これは、図10
のデータ構造における通信文書ヘッダに、受信人のネッ
トワークのメールアドレス1911とプリントサーバ名
1912を追加した構造に相当する。
【0050】ファクシミリ装置1801における画像入
力から送信までの処理動作について図20のフローによ
り説明する。まず、1頁ずつ画像情報を読み込み、頁毎
の画像データを作成するとともに(ステップS200
1)、頁ヘッダ192も生成する(ステップS200
2)。ただし、編集情報の項は空とする。最後の頁を読
み取った後(ステップS2003)、画像の編集を行う
(ステップS2004)。この画像の編集では、図11
のステップS1105〜S1110の処理を行う。即
ち、図11に示すように、変数「頁数」に1を設定し
(ステップS1105)、その「頁数」の頁の画像を表
示する。ユーザーはこれを見て、キーボードやマウスを
用いて画像のレイアウトを変えたり、テキストを挿入し
たりといった編集を行う(ステップS1106)。編集
情報変更部918は、編集があったかどうかを判定し
(ステップS1107)、編集があったときにはこれら
の編集作業を頁ヘッダ102の編集情報の部分に挿入す
る(ステップS1108)。これにより編集の履歴の情
報が生成保持されることになる。ステップS1107の
判定でその頁について編集がなされなかったと判定され
たときには、次の頁の指定があるかを判定する(ステッ
プS1109)。次頁指定がなされていれば、変数「頁
数」をインクリメントし(ステップS1110)、その
変数「頁数」の指定する頁(即ち次頁)を表示する。こ
のようにして最後の頁まで編集指定とそれに応じた編集
が終了する。編集が終了すると、ファクシミリの宛先の
電話番号を入力する(ステップS2005)。次に宛先
の受信人が受信側ネットワークの電子メールの加入者で
ありメールアドレスを保有するものかを確認し、もしメ
ールアドレスが有れば、そのメールアドレスを入力する
(ステップS2006〜2007)。また、受信側のネ
ットワークにプリントサーバが有れば、そのプリントサ
ーバ名を入力する(ステップS2008〜2009)。
そして、これらの各入力に基づいて全体の通信文書ヘッ
ダ191を作成する(ステップS2010)。その後文
書が送信される(ステップS2011)。この例では、
文書単位で読み込み、表示、編集、送信の順に行ってい
るが、頁単位で読み込み、表示、編集して、全てのペー
ジ処理後、文書を送信することもできる。
【0051】次に、ファクシミリサーバ1803により
画像を受信し、プリントサーバで文書のプリントを行い
あるいはワークステーションに文書を転送するまでの処
理について図21のフローにより説明する。まず、文書
を受信し(ステップS2101)、通信文書ヘッダを読
み込む(ステップS2102)。受信人のメールアドレ
スが通信文書ヘッダに書かれていれば、受信した文書の
画像データおよび編集情報をメールアドレスで指定され
るワークステーションの受信人に送る(ステップS21
04)。これにより受信人はワークステーションで、図
13のフローに示すような処理で文書を表示して見るこ
とができる。通信文書ヘッダ中にメールアドレスが設定
されていなければ、プリントサーバ1806で文書のプ
リントを行う(ステップS2105)。その文書のプリ
ントは、図14のステップS1403〜S1408で詳
述したのと同様の処理により行うことができる。この実
施例4によれば、文書ヘッダにメールアドレスが設定さ
れているときには、そのメールアドレスを利用した受信
人との連絡を併用するので、受信人へより速く情報が伝
達されることになる。
【0052】(実施例4の変形例1)図22は、実施例
4の受信側の処理手順の一部を変更した例を示すもので
ある。この変形例では、文書を受信し(ステップS22
01)、文書ヘッダを読み込み(ステップS220
2)、受信した文書画像をプリントする(ステップS2
203)。文書ヘッダにメールアドレスが書かれている
かを調べ(ステップS2204)、書かれていた場合に
は、そのメールアドレスに、ファックスが届いたことを
知らせるメールを送信するようにしたものである。この
例によれば、受信側のネットワークが文書を蓄積できな
いシステムであっても、受信人にはファックスが来たこ
とがわかる。
【0053】(実施例4の変形例2)図22は、実施例
4の受信側の処理手順の一部を変更した更に他の例を示
すものである。この変形例では、文書を受信し(ステッ
プS2301)、文書ヘッダを読み込む(ステップS2
302)。文書ヘッダにメールアドレスが書かれている
かを調べ(ステップS2303)、書かれていなかった
場合には、受信した文書画像をプリントする(ステップ
S2204)。文書ヘッダにメールアドレスが書かれて
いた場合には、次に文書ヘッダにプリントサーバ名が書
かれているかを調べる(ステップS2305)。プリン
トサーバ名が書かれていなかった場合には、受信した文
書画像をファクシミリサーバのプリント機能によりプリ
ントし(ステップS2206)、メールアドレスに、フ
ァックスが届いたことを知らせるメールを送信する(ス
テップS2208)。プリントサーバ名が書かれていた
場合には、そのプリントサーバでプリントを行い(ステ
ップS2207)、メールアドレスに、ファックスが届
いたことを知らせるメールを送信する(ステップS22
08)。この例によれば、受信人にはファックスが来た
ことがわかるとともに、受信人に最も近いプリンタを指
定してファックスすることができる。
【0054】(実施例5)図18(b)は、ネットワー
クに接続された画像送信装置において、送信時に送信と
は別回線で接続されたネットワークの受信人のメールア
ドレスを指定し、送信したことを受信人のメールアドレ
スに通知するようにした実施例の構成を示すものであ
る。ワークステーション1811、ファクシミリサーバ
1812、メールサーバ1813等が接続された第1の
ネットワークと、メールサーバ1818、プリントサー
バ1820等を有する第2のネットワーク1824と
が、ゲートウェイ1814、1819、回線1816を
介して接続可能にネットワークが構成されている。第2
のネットワークの近くには、それとは独立したファクシ
ミリ装置1817があり、第1のネットワークのファク
シミリサーバ1812と公衆回線1815を介して通信
可能である。
【0055】画像入力から送信までの処理動作について
図24のフローにより説明する。まず、1頁ずつ画像情
報を読み込み、頁毎の画像データを作成するとともに
(ステップS2401)、頁ヘッダを生成する(ステッ
プS2402)。最後の頁を読み取った後(ステップS
2403)、画像の編集を行う(ステップS240
4)。この画像の編集では、前に説明した図11のステ
ップS1105〜S1110の処理を行う。編集が終了
すると、ファクシミリの宛先の電話番号を入力する(ス
テップS2405)。次に宛先の受信人が受信側ネット
ワークの電子メールの加入者でありメールアドレスを保
有するものかを確認し、もしメールアドレスが有れば、
そのメールアドレスを入力する(ステップS2406〜
S2407)。そして、これらの各入力に基づいて全体
の通信文書ヘッダを作成する(ステップS2408)。
前記入力した相手先電話番号のファクシミリ装置へ文書
を送信する(ステップS2409)。その送信終了後
に、指定されたメールアドレスにファックスを送信した
旨のメールを送信する(ステップS2410〜S241
1)。この例では、既存のシステム構成で、受信人はフ
ァックスが来たことがわかる。
【0056】
【発明の効果】本発明(請求項1〜)によれば、送信
側で画像にその画像を編集する編集情報を付加して送信
するようにしたので、受信側ではその編集情報に従って
画像を自動的に編集し、所望の画像を得ることができ
る。例えば、編集情報が回転の方向と有無を表すもので
あるときには、受信側では常に正立した画像で表示する
ことができ、しかも正立画像を表示させるようにするた
めの受信者の判断や操作は不要である。また、例えば、
編集情報を編集の経過を表すものとして構成したたとき
には、受信側では編集の履歴を段階的に表示することが
でき、受信者は編集履歴を知ることができる。
【0057】また、本発明(請求項1、2)によれば、
送信側では画像データの180度回転処理と右回転(あ
るいは左回転)の指示情報の作成を行い、受信側では、
右回転(あるいは左回転)表示のみの機能を付加するだ
けでよいので、受信側の構成が簡単となる。また、表示
して回転させるユーザの指示動作は1回行うだけでよ
く、特に、複数のところに送る文書や、保存しておいて
繰り返し見ることが多い文書の場合は、手間が省け、表
示し回転して再表示というような編集のための繰り返し
動作がなくなり、ユーザの操作の負担が軽減する。ま
た、プリント出力時に文書の方向が2方向になるので、
プリントした用紙を回転させて揃える必要がなくなる。
【0058】また、本発明(請求項)によれば、送信
側で画像とそれに対する編集の過程を表す画像編集情報
を送り、受信側で画像編集情報に基づき編集後の画像を
生成するので、データの通信量を大幅に削減することが
できる。また、余白等の無駄な部分を送る必要がない。
更に、本発明(請求項)によれば、画像編集情報に従
って編集の経過を段階的に出力するので、文書の変更履
歴および変更の概要を見ることができる。
【0059】
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の機能ブロック図、
【図2】 実施例1の通信装置のハードウェアの構成例
を示す図、
【図3】 (a)は本発明の通信データのデータ構造の
例、(b)は従来例の通信データのデータ構造の例を示
す図、
【図4】 実施例1における画像入力から送信までの処
理のフローを示す図
【図5】 実施例1における画像の受信から表示までの
処理のフローを示す図、
【図6】 実施例2の機能ブロック図、
【図7】 実施例2における画像入力から送信までの処
理のフローを示す図
【図8】 画像の回転および頁ヘッダの設定を説明する
ための図、
【図9】 実施例3の機能ブロック図、
【図10】 実施例3の通信データのデータ構造の例、
【図11】 実施例3における画像入力から送信までの
処理のフローを示す図、
【図12】 (a)は、送信時の編集を説明するための
図、(b)は送信データの構造を示す図、
【図13】実施例3における画像の受信から表示までの
処理のフローを示す図、
【図14】実施例3における画像の受信から表示までの
処理のフローの他の例を示す図、
【図15】実施例3における画像の受信から表示までの
処理のフローの更に他の例を示す図、
【図16】実施例3における画像の受信から表示までの
処理のフローの更に他の例を示す図、
【図17】 (a)は、送信時の編集を説明するための
図、(b)は送信データの構造を示す図、
【図18】 (a)は、実施例4の概略の構成を示す
図、(b)は、実施例5の概略の構成を示す図、
【図19】 送信データの構造を示す図、
【図20】 実施例4における画像入力から送信までの
処理のフローを示す図、
【図21】 実施例4における画像の受信時の処理のフ
ローを示す図、
【図22】 実施例4における画像の受信時の処理のフ
ローの他の例を示す図、
【図23】 実施例4における画像の受信時の処理のフ
ローの更に他の例を示す図、
【図24】 実施例5における画像の送信時の処理のフ
ローを示す図。
【符号の説明】
11…第1の通信装置、111…画像入力部、112…
画像編集指示部、113…送信部、114…受信部、1
15…画像編集部、116…表示部、12…受信装置、
12…第2の通信装置、13…通信路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/38 - 1/393 G06T 3/60

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を入力する画像入力手段と、 前記画像入力手段により入力された画像に対して回転を
    指示するための指示手段と、 その画像入力手段により入力された画像に対して前記
    示手段から回転指示があったとき、その回転指示情報に
    対応して必要に応じ180度回転処理を施す画像回転手
    段と、前記 画像回転手段により画像に回転が施された場合、回
    転指示情報を回転後の画像に対する回転指示情報に変更
    する回転情報変更手段と、前記 回転情報変更手段により変更された回転指示情報
    を、前記画像入力手段により入力され必要に応じて前記
    画像回転手段で回転処理を施された画像に付与して送信
    を行う送信手段と、を具備したことを特徴とする画像送
    信装置。
  2. 【請求項2】 画像を入力する画像入力手段と、 前記画像入力手段により入力された画像に対して回転を
    指示するための指示手段と、前記 画像入力手段により入力された画像に対して前記
    示手段から回転指示があったとき、その回転指示情報に
    対応して必要に応じ180度回転処理を施す画像回転手
    段と、前記 画像回転手段により画像に回転が施された場合、回
    転指示情報を回転後の画像に対する回転指示情報に変更
    する回転情報変更手段と、前記 画像回転情報変更手段により変更された回転指示情
    報を、前記画像入力手段により入力され必要に応じて
    画像回転手段で回転処理を施された画像に付与して送
    信を行う送信手段と、 画像およびその画像に対する回転指示情報を受信する受
    信手段と、 前記受信手段により受信された画像に対して前記回転指
    示情報に従って回転を行う画像回転手段と、 前記画像回転手段により回転された画像を表示する表示
    手段とを具備したことを特徴とする画像通信装置。
  3. 【請求項3】 送信側に、 画像を入力する画像入力手段と、前記画像入力手段によ
    り入力された画像に対して画像編集を指示するための指
    示手段と、前記指示手段による指示に基づく画像編集の
    経過を表す画像編集情報を前記画像入力手段により入力
    された画像に付与して送信を行う送信手段とを具備し、 受信側に、 画像および画像編集の経過を表す画像編集情報を受信す
    る受信手段と、前記受信手段により受信された前記画像
    に対して前記画像編集情報の前記画像編集の経過に沿っ
    て段階的に編集処理する画像編集手段と、前記画像編集
    手段により段階的に画像編集された画像を、編集された
    部分が区別できるように可視化する出力手段とを具備し
    たことを特徴とする画像通信装置。
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