JP3175281B2 - デジタルオーディオ信号記録装置 - Google Patents

デジタルオーディオ信号記録装置

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JP3175281B2
JP3175281B2 JP08416992A JP8416992A JP3175281B2 JP 3175281 B2 JP3175281 B2 JP 3175281B2 JP 08416992 A JP08416992 A JP 08416992A JP 8416992 A JP8416992 A JP 8416992A JP 3175281 B2 JP3175281 B2 JP 3175281B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタルオーディオテ
ープレコーダ(DAT)などのデジタルオーディオ信号
記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルオーディオ信号の記録を行うD
ATが各種開発されている。この場合、DATにて磁気
テープにデジタルオーディオ信号を記録するときに、各
種サブコードの記録も同時に記録できるようにしてあ
る。このサブコードにより記録される情報としては、例
えば記録される音楽の各曲の先頭部分や終了部分の情報
などがあり、これらの情報により自動的な各曲の頭出し
などを可能としている。
【0003】これらの各曲の先頭部分や終了部分を示す
サブコードは、録音操作を行う者が手動操作で対応した
箇所に記録させることも考えられるが、各曲の先頭部分
や終了部分を自動的に検出して、自動的に対応した箇所
にサブコードが記録されるようにした方が、使い勝手が
良い。このため、記録されるオーディオ信号の曲間検出
を自動的に行って、自動的に各曲の先頭部分などのサブ
コードが同時に記録されるようにすることが考えられ
る。
【0004】これらのサブコード記録などを実現するた
めに、記録されるオーディオ信号の曲間を自動的に検出
することができる従来のDATの構成の一例を図7に示
すと、図中1は記録されるアナログオーディオ信号の入
力端子を示し、この入力端子1に得られるアナログオー
ディオ信号をアナログ/デジタル変換器2に供給し、デ
ジタルオーディオ信号に変換する。そして、アナログ/
デジタル変換器2が出力するデジタルオーディオ信号を
記録・再生処理部3に供給し、記録用の信号処理をす
る。そして、記録処理が行われたデジタルオーディオ信
号をテープ記録・再生部4に供給し、磁気ヘッドにより
磁気テープ(図示せず)に記録させる。なお、デジタル
オーディオ信号入力端子を備えたDATの場合には、こ
のデジタルオーディオ信号入力端子に得られるデジタル
オーディオ信号を直接記録・再生処理部3に供給し、記
録させる。
【0005】また、テープ記録・再生部4で磁気テープ
より再生したデジタルオーディオ信号を記録・再生処理
部3に供給し、再生用の信号処理をする。そして、再生
処理された再生デジタルオーディオ信号をデジタル/ア
ナログ変換器5に供給し、変換されたアナログオーディ
オ信号を出力端子6に供給する。なお、入力端子1に得
られるオーディオ信号をテープ記録・再生部4で磁気テ
ープに記録しているときにも、記録中のデジタルオーデ
ィオ信号を記録・再生処理部3からデジタル/アナログ
変換器5に供給し、アナログオーディオ信号に変換して
出力端子6から出力させ、記録モニタができるようにし
てある。
【0006】ここで、記録・再生処理部3での記録処理
及び再生処理と、テープ記録・再生部4でのテープへの
記録やテープからの再生は、マイクロコンピュータで構
成される中央制御装置(CPU)9で制御される。この
中央制御装置9には、操作キー11と表示パネル12と
が接続してあり、操作キー11の操作に基づいて記録や
再生の制御を行うと共に、表示パネル12に現在の記録
状態や再生状態を表示させる。
【0007】また、アナログ/デジタル変換器2が出力
する記録されるデジタルオーディオ信号をデジタル検出
回路7に供給し、このデジタル検出回路7でデジタルオ
ーディオ信号より信号レベルをデジタル的に検出し、検
出データを中央制御装置9に供給する。そして、中央制
御装置9では、この検出データに基づいて入力信号のピ
ークレベル表示などの各種メータ表示を、表示パネル1
2で行っている。
【0008】さらに、デジタル/アナログ変換器5が出
力するアナログオーディオ信号をアナログレベル検出回
路14に供給し、オーディオの交流信号を整流ピークホ
ールドし、直流電圧に変換する。この信号をコンパレー
タ8に供給し、アナログオーディオ信号のレベルをコン
パレータ8で基準電位と比較する。そして、コンパレー
タ8での比較結果を中央制御装置9に供給する。中央制
御装置9では、コンパレータ8の比較結果に基づいて曲
間の検出を行う。即ち、コンパレータ8で基準電位以下
のオーディオ信号レベルが検出されたとき、この基準電
位以下のレベルが続く時間をカウントし、この時間が所
定時間以上(例えば3秒以上)あるとき、曲間であると
判断する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このようにして行われ
る曲間の検出は、アナログオーディオ信号レベルが無音
状態に相当するレベルになることが、所定時間以上続く
ことを検出して行われるが、実際には無音状態の判断を
正確に行うのは困難であった。即ち、完全な無音状態に
相当する無信号レベルよりも若干高いレベルをコンパレ
ータ8の基準電位とし、この基準電位以下のレベルを検
出するようしているが、実際のオーディオ信号には無音
状態であっても何らかのノイズがあり、また音楽の種類
によっては曲の途中であっても一時的に無音状態なるこ
とがあり、無音状態と判断できる基準電位や時間を正確
に設定するのは困難であった。
【0010】本発明はかかる点に鑑み、曲間の判断が簡
単な構成で正確に行えるデジタルオーディオ信号記録装
置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、例えば図1に
示すように、デジタル化されたオーディオ信号を所定の
記録媒体に記録するデジタルオーディオ信号記録装置に
おいて、デジタル化されたオーディオ信号の音量レベル
を検出するレベル検出回路7と、曲間を判定するための
条件が設定された制御手段10とを設け、検出回路7で
のレベル検出データに基づいて制御手段10が曲間の検
出を行うようにしたものである。
【0012】また、この場合に、制御手段10での曲間
判定として、音量レベルの判定範囲を複数設け、この複
数の範囲での検出結果に基づいて判定するようにしたも
のである。
【0013】さらにまた、この場合に、制御手段10で
の曲間を判定するための条件を可変にしたものである。
【0014】
【作用】本発明によると、制御手段に設定された条件に
基づいて音量レベルから曲間が判定されるので、実際の
音楽に基づいた種々の条件を決めることで、正確な曲間
の検出が可能になる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1〜図3を参
照して説明する。この図1〜図3において、図7に対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。
【0016】本例においては、従来例として図7に示し
たDATと同様にデジタルオーディオ信号の記録・再生
が行われるDATとしたもので、マイクロコンピュータ
で構成される中央制御装置(CPU)10が、記録・再
生処理部3とテープ記録・再生部4での記録処理及び再
生処理を制御する。そして、デジタル検出回路7でデジ
タルオーディオ信号より信号レベルをデジタル的に検出
し、検出データを中央制御装置10に供給する。そし
て、中央制御装置10では、この検出データに基づいて
入力信号のピークレベル表示などの各種メータ表示を、
表示パネル12で行わせると共に、信号レベルの検出デ
ータに基づいて記録時に入力オーディオ信号の曲間検出
を行う。この中央制御装置10での曲間検出のために、
中央制御装置10にタイマ回路13が接続してある。そ
して、中央制御装置10では、予め設定された条件に基
づいて、デジタル検出回路7の検出データとタイマ回路
13のカウントデータとに従って、曲間の検出を行う。
【0017】次に、この中央制御装置10での曲間検出
状態について説明すると、本例では図2に示すように曲
間検出用の基準レベルとしてレベルAとレベルB(レベ
ルA<レベルB)の2種類のレベルが中央制御装置10
内のプログラムにデータとして設定してある。さらに、
タイマ回路13がカウントする時間データとして、数秒
程度の時間T0が設定してある。そして、中央制御装置
10での曲間の判断動作としては、検出された信号レベ
ルがレベルAより低くなった時点(a点)から、このレ
ベルAよりも若干高いレベルBを越えた時点(b点)ま
での時間t1 が、予め設定された時間T0よりも長いと
き、曲間であると判断する。
【0018】ここで、この曲間の判断動作を図3のフロ
ーチャートを参照して説明すると、まずデジタルオーデ
ィオ信号の記録が開始されると、タイマ回路のカウント
値のリセットを行う(ステップ101)。そして次に、
デジタル検出回路7で検出した左チャンネルL,右チャ
ンネルRのオーディオ信号レベルの平均値を算出し(ス
テップ102)、この平均値がレベルB以上か否か判断
する(ステップ103)。そして、平均値がレベルB以
下であるときには、次に平均値がレベルA以下か否か判
断する(ステップ104)。ここで、平均値がレベルA
以下であるときには、タイマ回路13がカウント中か否
か判断し(ステップ105)、カウント中でないときに
はカウントを開始させる(ステップ106)。そして、
カウントを開始させた後、次の処理タイミングでステッ
プ102の平均値算出動作に戻る。
【0019】また、ステップ104で平均値がレベルA
より大きいと判断したときと、ステップ105でタイマ
回路13がカウント中であると判断したときには、次の
処理タイミングでステップ102の平均値算出動作に戻
る。
【0020】また、ステップ103で平均値がレベルB
以上と判断したときには、タイマ回路13によるカウン
ト動作を停止させ、カウント値を保持させる(ステップ
111)。そして、この保持されたカウント値t1 (時
間データ)が、上述した設定時間T0以上か否か判断す
る(ステップ112)。このとき、カウント値が設定時
間T0以下であるときには、タイマ回路13のカウント
値をリセットさせる(ステップ113)。そして、次の
処理タイミングでステップ102の平均値算出動作に戻
る。
【0021】また、ステップ112でカウント値が設定
値以上であると判断したときには、曲間であると判断し
て、タイマ回路13のカウント値をリセットさせた後
(ステップ121)、曲間を設定させる処理を行う(ス
テップ122)。この曲間を設定させる処理としては、
例えば曲間の直前のオーディオ信号の記録位置に、曲の
終了部分を示すサブコードを挿入すると共に、曲間の直
後のオーディオ信号の記録位置に、曲の先頭部分を示す
サブコードを挿入する。そして、次の処理タイミングで
ステップ102の平均値算出動作に戻る。
【0022】このようにして曲間の検出を行うことで、
図2に示すように入力オーディオ信号のレベルがレベル
Aより低くなってからレベルBを越えるまでの時間t1
が設定時間T0以上であるとき、曲間であると判断され
る。
【0023】このようにして曲間が検出できることで、
従来のDATにおいて、曲間検出のために必要であった
アナログオーディオ信号レベルのアナログレベル検出回
路およびコンパレータ(図7のアナログレベル検出回路
14、コンパレータ8)が不要になり、それだけ構成を
簡単にすることができる。また、デジタル検出回路7に
よるデジタル信号レベル検出は、表示パネル12でのメ
ータ表示のために必要であるので、デジタル信号レベル
検出のために新たな回路を付加する必要がなく、この点
からも構成を簡単にすることができる。そして、本例に
よる曲間検出では、無音状態を検出する閾値であるレベ
ルA,レベルBの設定と、この閾値以下のレベルが続く
時間t0 とを、プログラム処理で設定するようにしたの
で、変更が容易に行え、実際のオーディオ信号に応じた
最適なレベルなどを設定することができ、最適な検出条
件による良好な曲間検出が可能になる。
【0024】なお、上述実施例においては、レベルA以
下になることと、レベルB以上になることだけで曲間を
検出するようにしたが、より複雑な条件を設定するよう
にしても良い。次に、この場合の例を図4及び図5を参
照して説明すると、検出レベルとして図4に示すように
設定する。即ち、上述した一実施例と同様に無音状態を
検出する閾値としてレベルA,レベルBを設定すると共
に、このレベルA,レベルBの間に、レベルCとレベル
D(レベルC<レベルD)を設定する。また、タイマ回
路13内に第1のタイマと第2のタイマとの2組のカウ
ント回路を構成し、第1のカウント時間t1 と第2のカ
ウント時間t2 との2組のデータを曲間の判断に使用す
る。ここで、第1のタイマのカウント時間t1 は、検出
された信号レベルがレベルAより低くなった時点(a
点)から、レベルBを越えた時点(b点)までの時間で
あり、第2のタイマのカウント時間t2 は、検出された
信号レベルがレベルCより低くなった時点(c点)か
ら、レベルDを越えた時点(d点)までの時間である。
そして、それぞれのカウント時間t1 ,t2 が予め設定
された時間T1,T2よりも長いとき、曲間であると判
断する。なお、ここでは上述した一実施例で説明したレ
ベルA,レベルBと設定時間T0とによる曲間検出も同
時に行うものとし、ここでの設定時間T1は設定時間T
0よりも短くする。
【0025】ここで、このときの曲間の判断動作を図5
のフローチャートを参照して説明すると、まずデジタル
オーディオ信号の記録が開始されると、タイマ回路の第
1,第2のカウント値のリセットを行う(ステップ20
1)。そして次に、デジタル検出回路7で検出した左チ
ャンネルL,右チャンネルRのオーディオ信号レベルの
平均値Xを算出し(ステップ202)、この平均値Xが
レベルB以上か否か判断する(ステップ203)。そし
て、平均値XがレベルB以下であるときには、次に平均
値XがレベルD以上か否か判断する(ステップ20
4)。さらに、平均値XがレベルD以下であるときに
は、次に平均値XがレベルC以下か否か判断する(ステ
ップ205)。ここで、平均値がレベルC以下であると
きには、タイマ回路13内の第2のタイマがカウント中
か否か判断し(ステップ206)、カウント中でないと
きにはカウントを開始させる(ステップ207)。そし
て、ステップ206でカウント中であった場合と、ステ
ップ207でカウントが開始された場合には、次に平均
値XがレベルA以下か否か判断する(ステップ20
4)。そして、平均値XがレベルD以下であるときに
は、タイマ回路13内の第1のタイマがカウント中か否
か判断し(ステップ209)、カウント中でないときに
はカウントを開始させる(ステップ210)。そして、
そして、ステップ209でカウント中であった場合と、
ステップ210でカウントが開始された場合には、次の
処理タイミングでステップ202の平均値算出動作に戻
る。
【0026】また、ステップ205で平均値Xがレベル
C以上であると判断したときと、ステップ208で平均
値XがレベルA以上であると判断したときにも、次の処
理タイミングでステップ202の平均値算出動作に戻
る。
【0027】また、ステップ204で平均値Xがレベル
D以上であると判断したときには、第2のタイマによる
カウント動作を停止させ、カウント値t2 を保持させる
(ステップ211)。そして、この保持されたカウント
値t2 が、上述した設定時間T2以上か否か判断する
(ステップ212)。このとき、カウント値が設定値T
2以下であるときには、第2のタイマのカウント値t2
をリセットさせる(ステップ213)。そして、次の処
理タイミングでステップ202の平均値算出動作に戻
る。
【0028】また、ステップ212でカウント値t2
設定値T2以上であると判断したときには、第2のタイ
マのカウント値t2 をリセットさせた後(ステップ21
4)、補助フラグを中央制御装置10内のメモリに設定
させる処理を行う(ステップ215)。そして、次の処
理タイミングでステップ202の平均値算出動作に戻
る。
【0029】また、ステップ203で平均値Xがレベル
B以上であると判断したときには、第1,第2のタイマ
によるカウント動作を停止させ、カウント値t1 ,t2
を保持させる(ステップ221)。そして、このとき第
1のタイマで保持されたカウント値t1 が、設定時間T
0以上か否か判断する(ステップ222)。さらに、ス
テップ222でカウント値t1 が設定時間T0以下であ
る場合には、設定時間T1以上か否か判断する(ステッ
プ223)。ここで、設定時間T1以下である場合に
は、第1,第2のタイマによるカウント値t1 ,t2
リセットさせ(ステップ224)、次の処理タイミング
でステップ202の平均値算出動作に戻る。
【0030】また、ステップ223でカウント値t1
設定時間T1以上であると判断したときには、補助フラ
グが中央制御装置10内のメモリに設定されているか否
か判断する(ステップ231)。ここで、補助フラグが
設定されていない場合には、ステップ224に移って、
第1,第2のタイマによるカウント値t1 ,t2 をリセ
ットさせ、次の処理タイミングでステップ202の平均
値算出動作に戻る。
【0031】また、ステップ231で補助フラグが設定
されている場合には、曲間であると判断して、補助フラ
グをリセットさせると共に(ステップ232)、第1,
第2のタイマによるカウント値t1 ,t2 をリセットさ
せた後(ステップ233)、曲間を設定させる処理を行
う(ステップ234)。
【0032】さらに、ステップ222でカウント値t1
が設定時間T0以上であると判断したときにも、曲間で
あると判断して、第1,第2のタイマによるカウント値
1,t2 をリセットさせた後(ステップ233)、曲
間を設定させる処理を行う(ステップ234)。
【0033】そして、ステップ234で曲間が設定され
た後は、次の処理タイミングでステップ202の平均値
算出動作に戻る。
【0034】このようにして曲間の判断動作を行うこと
で、上述実施例で説明したような入力オーディオ信号レ
ベルとレベルA,レベルBとの比較による曲間の検出が
行われると共に、図4に示すように、入力オーディオ信
号レベルとレベルA,レベルBとの比較と、入力オーデ
ィオ信号レベルとレベルC,レベルDとの比較との、2
重の範囲設定による検出での曲間の検出が行われること
で、より正確な曲間検出が可能になる。即ち、図2で説
明したようなレベルA,レベルBとの比較だけで曲間と
は検出できない場合でも、レベルAよりも僅かに高いレ
ベルが所定時間続く場合には曲間と検出される。従っ
て、より精度の高い曲間判定が可能になる。
【0035】また上述実施例では、判定レベルA,B,
C,Dや設定時間T0,T1,T2を固定された値とし
たが、記録される音楽の種類により変化させるようにし
ても良い。即ち、中央制御装置10内のメモリに判定レ
ベルA,B,C,Dや設定時間T0,T1,T2を複数
種類用意しておき、記録される音楽の種類、例えばジャ
ズ,クラシック,歌謡曲などの種類に適切なレベルや時
間を選択させて、曲間の判定を行うようにしても良い。
【0036】或いは、記録装置(DAT)の使用者が判
定レベルA,B,C,Dや設定時間T0,T1,T2を
自由に設定できるようにしても良い。例えば、図2の例
のように、オーディオレベルと判定レベルA,Bとの比
較と、カウント値t1 と設定時間T0との比較により、
曲間の判定を行う場合に、それぞれの値(レベルA,
B,カウント値t1 )を、図6のフローチャートに示す
ように変更できるようにしても良い。即ち、操作キー1
1の操作があったとき(ステップ301)、中央制御装
置10でこのキー操作が曲間判定の設定を変更させるキ
ーの操作が否か判断し(ステップ102)、曲間判定の
設定を変更させるキー操作であるときには、中央制御装
置10の制御で設定変更が行われることを表示パネル1
2に表示させる(ステップ303)。そして、このとき
のキー操作が、曲間であると判定される時間の設定を変
更させる指令であるか否か判断し(ステップ304)、
時間の変更である場合には、表示パネル12に時間変更
であることを表示させる(ステップ305)。そして、
変更される時間データの入力操作が行われると(ステッ
プ306)、表示パネル12に入力された時間を表示さ
せる(ステップ307)。
【0037】そして、この時間設定が終了した後と、ス
テップ304で時間の設定でないと判断したときには、
曲間であると判定されるレベルの設定を変更させる指令
であるか否か判断し(ステップ311)、レベルの変更
である場合には、表示パネル12に検出レベル変更であ
ることを表示させる(ステップ312)。そして、変更
されるレベルAの入力操作(ステップ313)及びレベ
ルBの入力操作(ステップ314)が行われると、表示
パネル12に入力されたレベルA,Bを表示させる(ス
テップ315)。
【0038】そして、このレベル設定が終了した後と、
ステップ311でレベルの設定でないと判断したときに
は、表示パネル12での設定変更の表示を停止させ(ス
テップ321)、変更された設定値による曲間検出を開
始させる(ステップ322)。
【0039】このようにして設定の変更ができること
で、記録される音楽に応じた最適な曲間検出が可能にな
り、より精度の高い曲間検出ができる。
【0040】なお、上述実施例ではDATに適用した
が、他のデジタルオーディオ信号の記録装置にも適用で
きることは勿論である。
【0041】
【発明の効果】本発明によると、制御手段に設定された
条件に基づいて音量レベルから曲間が判定されるので、
実際の音楽に基づいた種々の条件を決めることで、正確
な曲間の検出ができる。
【0042】この場合、音量レベルの判定範囲を複数設
け、この複数の範囲での検出結果に基づいて判定するよ
うにしたことで、より精度の高い曲間検出が可能にな
る。
【0043】さらに、曲間を判定するための条件を可変
にしたことで、記録される音楽の種類や記録状態などに
応じた適切な曲間検出が可能になり、この点からもより
精度の高い曲間検出が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】一実施例の説明に供する特性図である。
【図3】一実施例の説明に供するフローチャート図であ
る。
【図4】本発明の他の実施例の説明に供する特性図であ
る。
【図5】他の実施例の説明に供するフローチャート図で
ある。
【図6】他の実施例の説明に供するフローチャート図で
ある。
【図7】従来の記録装置の一例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 アナログオーディオ信号入力端子 2 アナログ/デジタル変換器 7 デジタル検出回路 10 中央制御装置 13 タイマ装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−198482(JP,A) 特開 昭61−198484(JP,A) 特開 昭63−247943(JP,A) 特開 昭61−208656(JP,A) 特開 昭56−114142(JP,A) 実開 昭60−44233(JP,U) 実開 昭63−47490(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 15/087 G11B 27/22

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された複数チャンネルからなるデジ
    タルオーディオ信号の、上記複数チャンネルの平均信号
    レベルを演算する演算手段と、 上記平均信号レベルに関する第1の閾値と上記第1の閾
    値より高いレベルを有する第2の閾値とからなる閾値条
    件と、上記閾値条件に応じた所定の時間条件とを記憶す
    る記憶手段と、 上記演算手段により演算された平均信号レベルと上記記
    憶手段が記憶する上記閾値条件とを比較するレベル比較
    手段と、 上記レベル比較手段による比較に基づいて、上記演算手
    段により演算された上記平均信号レベルが、上記第1の
    閾値より低いレベルになる時点から上記第2の閾値を越
    える時点までの時間を計数する時間計数手段と、 上記時間計数手段により計数される時間と、上記記憶手
    段が記憶する上記時間条件とを比較して、上記計数され
    る時間が上記時間条件と合致する場合は上記デジタルオ
    ーディオ信号における曲間であると判別する曲間判別手
    段と、 上記曲間判別手段による曲間判別に基づいて、上記デジ
    タルオーディオ信号と曲間を示すサブコードとを記録媒
    体に記録する記録手段とを備えるデジタルオーディオ信
    号記録装置。
  2. 【請求項2】 外部からのキー操作による入力を受ける
    ためのキー入力手段をさらに備え、 上記キー入力手段における外部からのキー操作に応じ
    て、上記記憶手段が記憶する上記閾値条件又は/及び上
    記時間条件が可変されることを特徴とする請求項1記載
    のデジタルオーディオ信号記録装置。
  3. 【請求項3】 上記記憶手段は、上記閾値条件及び上記
    時間条件をそれぞれ複数記憶するものとし、 外部からのキー操作による入力を受けるためのキー入力
    手段をさらに備え、 上記キー入力手段における外部からのキー操作に応じ
    て、上記記憶手段がそれぞれ複数記憶する閾値条件又は
    /及び時間条件が選択的に変更されることを特徴とする
    請求項1記載のデジタルオーディオ信号記録装置。
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