JP3175230U - 折畳みベッド - Google Patents
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Abstract
【課題】十分な剛性を確保しつつ、ベッド質量及び製造コストを低減する折畳みベッドを提供する。
【解決手段】第1寝台部2Aと第2寝台部2Bとが折畳み可能に連結された折畳みベッド1である。第1寝台部2Aは、第1マット部5Aと第1ベッド枠6Aとを含む。第2寝台部2Bは、第2マット部5Bと第2ベッド枠6Bとを含む。第1、第2マット部5A、5Bは、一対の縦材11と一対の横材12とを含む剛性フレーム枠8を有する。第1、第2ベッド枠6A、6Bは、ベッド幅方向の両側でベッド長さ方向にのびかつ互いに連結されていない一対の縦枠材13、13と、縦枠材13の外端13o側で連結される端側脚14とを含む。一対の縦枠材13、13に剛性フレーム枠8を跨らせて固着する。
【選択図】図1
【解決手段】第1寝台部2Aと第2寝台部2Bとが折畳み可能に連結された折畳みベッド1である。第1寝台部2Aは、第1マット部5Aと第1ベッド枠6Aとを含む。第2寝台部2Bは、第2マット部5Bと第2ベッド枠6Bとを含む。第1、第2マット部5A、5Bは、一対の縦材11と一対の横材12とを含む剛性フレーム枠8を有する。第1、第2ベッド枠6A、6Bは、ベッド幅方向の両側でベッド長さ方向にのびかつ互いに連結されていない一対の縦枠材13、13と、縦枠材13の外端13o側で連結される端側脚14とを含む。一対の縦枠材13、13に剛性フレーム枠8を跨らせて固着する。
【選択図】図1
Description
本考案は、十分な剛性を確保しつつ、ベッド質量及び製造コストを低減しうる折畳みベッドに関する。
従来、就寝者の上半身と下半身とがそれぞれ載置される一対の寝台部が、略逆V字状に折り畳み可能に連結された折畳みベッドが知られている(例えば、下記特許文献1参照)。このような折畳みベッドは、コンパクトに折り畳んで収納できるため、部屋のスペースを有効に活用できる。
しかしながら、上記のような折畳みベッドは、例えば、多数の金属製の枠材等から構成されるため、ベッド質量や製造コストが増大しやすいという問題があった。
本考案は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、互いに連結されていないベッド枠の一対の縦枠材に、マット部の剛性フレーム枠を跨らせて固着することを基本として、十分な剛性を確保しつつ、ベッド質量及び製造コストを低減しうる折畳みベッドを提供することを主たる目的としている。
本考案のうち請求項1記載の考案は、ベッド長さ方向の一端側に配置される第1寝台部、ベッド長さ方向の他端側に配置される第2寝台部、及び前記第1寝台部と前記第2寝台部とを互いに連結する連結部を有し、前記第1寝台部と前記第2寝台部とが水平に展開される展開状態、及び略逆V字状に折り畳まれる収納状態の間で折畳み可能に連結された折畳みベッドであって、前記第1寝台部は、就寝者の上半身側が載置される第1マット部と、この第1マット部を支持する第1ベッド枠とを含み、前記第2寝台部は、就寝者の下半身側が載置される第2マット部と、この第2マット部を支持する第2ベッド枠とを含み、前記第1マット部及び前記第2マット部は、それぞれ、ベッド幅方向両側でベッド長さ方向にのびる一対の縦材と、この一対の縦材の間を継いでベッド幅方向にのびる一対の横材とを含む平面視略矩形状の剛性フレーム枠を含み、前記第1ベッド枠及び前記第2ベッド枠は、それぞれ、ベッド幅方向の両側でベッド長さ方向にのびかつ互いに連結されていない一対の縦枠材と、前記縦枠材のベッド長さ方向の外端側で該縦枠材と回動自在に連結されかつ下方にのびる端側脚とを含み、しかも、前記一対の縦枠材に前記剛性フレーム枠を跨らせて固着することを特徴とする。
また、請求項2記載の考案は、前記連結部は、前記第1ベッド枠の前記縦枠材と、前記第2ベッド枠の前記縦枠材とが向き合う各内端を前記折り畳み可能に連結する一対の枢結部と、該一対の枢結部を連結するとともに下方にのびて床面に接地する一対の中間脚とを具え、前記第1寝台部の前記端側脚と前記中間脚との間には、前記第1ベッド枠の前記縦枠材と実質的に平行にのびる第1リンクが掛け渡され、前記第2寝台部の前記端側脚と前記中間脚との間には、前記第2ベッド枠の前記縦枠材と実質的に平行にのびる第2リンクが掛け渡される請求項1記載の折畳みベッドである。
また、請求項3記載の考案は、前記第1リンク及び前記第2リンクは、バネ弾性を有しないロッドからなる請求項2記載の折畳みベッドである。
また、請求項4記載の考案は、前記中間脚は、前記一対の枢結部からそれぞれベッド幅方向内側にのびる横部分と、該横部分に連なりかつ下方にのびる縦部分とが滑らかな円弧で接続された曲げ材からなる一対の中間脚本体、及び該中間脚本体の前記縦部分を継ぐ継ぎ材からなる請求項2又は3記載の折畳みベッドである。
また、請求項5記載の考案は、前記端側脚は、前記縦枠材から下方にのびる縦部分と、該縦部分の下部に連結されて水平にのびる横部分とを有する逆T字状の一対の端側脚本体、及び該一対の端側脚本体の前記縦部分間を継ぐ継ぎ材からなる請求項2乃至4のいずれかに記載の折畳みベッドである。
また、請求項6記載の考案は、前記横部分の両端には、ベッド長さ方向にのみ転動する車輪が回動自在に枢支されている請求項5記載の折畳みベッドである。
本考案の折畳みベッドは、ベッド長さ方向の一端側に配置される第1寝台部、ベッド長さ方向の他端側に配置される第2寝台部、及び前記第1寝台部と前記第2寝台部とを互いに連結する連結部を有する。これらの第1寝台部及び第2寝台部は、水平に展開される展開状態と、略逆V字状に折り畳まれる収納状態との間で折畳み可能に連結される。
また、第1寝台部は、就寝者の上半身側が載置される第1マット部と、この第1マット部を支持する第1ベッド枠とを含む。一方、第2寝台部は、就寝者の下半身側が載置される第2マット部と、この第2マット部を支持する第2ベッド枠とを含む。
第1マット部及び前記第2マット部は、それぞれ、ベッド幅方向両側でベッド長さ方向にのびる一対の縦材と、この一対の縦材の間を継いでベッド幅方向にのびる一対の横材とを含む平面視略矩形状の剛性フレーム枠を含む。
また、第1ベッド枠及び前記第2ベッド枠は、それぞれ、ベッド幅方向の両側でベッド長さ方向にのびかつ互いに連結されていない一対の縦枠材と、前記縦枠材のベッド長さ方向の外端側で該縦枠材と回動自在に連結されかつ下方にのびる端側脚とを含む。
さらに、一対の縦枠材には、剛性フレーム枠が跨って固着される。これにより、本考案の折畳みベッドは、従来の折畳みベッドのように、一対の縦枠材間を継ぐ横材を設けることなく、各寝台部の剛性を確保できる。従って、本考案の折畳みベッドは、部品点数を削減でき、ひいては、ベッド質量及び製造コストを低減しうる。
以下、本考案の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1に示されるように、本実施形態の折畳みベッド(以下、単に「ベッド」ということがある。)1は、ベッド長さ方向の一端側S1に配置される第1寝台部2A、ベッド長さ方向の他端側S2に配置される第2寝台部2B、及び第1寝台部2Aと第2寝台部2Bとを互いに連結する連結部3を有する。これらの第1寝台部2A及び第2寝台部2Bは、水平に展開される展開状態(図2に示す)と、略逆V字状に折り畳まれる収納状態(図3に示す)との間で、折畳み可能に連結される。
図1に示されるように、本実施形態の折畳みベッド(以下、単に「ベッド」ということがある。)1は、ベッド長さ方向の一端側S1に配置される第1寝台部2A、ベッド長さ方向の他端側S2に配置される第2寝台部2B、及び第1寝台部2Aと第2寝台部2Bとを互いに連結する連結部3を有する。これらの第1寝台部2A及び第2寝台部2Bは、水平に展開される展開状態(図2に示す)と、略逆V字状に折り畳まれる収納状態(図3に示す)との間で、折畳み可能に連結される。
前記第1寝台部2Aは、就寝者の上半身側が主に載置される第1マット部5Aと、この第1マット部5Aを支持する第1ベッド枠6Aとが設けられる。一方、第2寝台部2Bは、就寝者の下半身側が主に載置される第2マット部5Bと、この第2マット部5Bを支持する第2ベッド枠6Bとが設けられる。
図4に拡大して示されるように、前記第1マット部5A及び前記第2マット部5Bには、図1に示す第1ベッド枠6A及び第2ベッド枠6Bにそれぞれ固着される剛性フレーム枠8、該剛性フレーム枠8の上面側で固着される軟質のマット体9、及び該剛性フレーム枠8と該マット体9とを包囲するカバー10がそれぞれ含まれる。
前記剛性フレーム枠8は、第1マット部5Aを構成する第1剛性フレーム枠8Aと、第2マット部5Bを構成する第2剛性フレーム枠8Bとを含む。
これらの第1、第2剛性フレーム枠8A、8Bは、ベッド幅方向両側で、ベッド長さ方向にのびる一対の縦材11、11と、この一対の縦材11、11の間を継いでベッド幅方向にのびる一対の横材12、12とを含み、平面視略矩形状に形成される。これらの縦材11及び横材12は、例えば、断面略円形状の金属管から形成される。
さらに、第1剛性フレーム枠8A及び第2剛性フレーム枠8Bには、一対の縦材11、11と一対の横材12、12とが囲む空間内に、マット体9を支持する桟材15aやネット材15b等の保持具15が設けられる。
本実施形態の第1剛性フレーム枠8Aの縦材11、11は、一端側S1に配される一方の縦材11a、他端側S2に配される他方の縦材11b、及び該一方の縦材11aと該他方の縦材11bとを連結するリクライニング機構11cを含む。このリクライニング機構11cは、例えばラチェット式のものが採用される。
また、一方の縦材11a及び他方の縦材11bのうち、他方の縦材11bのみが第1ベッド枠6A(図1に示す)に固着される。これにより、第1剛性フレーム枠8Aは、一方の縦材11aを、他方の縦材11bに対して所定の角度で保持できるため、図2に示されるように、就寝者の頭部の高さを調節できる。
図4に示されるように、前記マット体9は、第1剛性フレーム枠8Aに固着される第1マット体9Aと、第2剛性フレーム枠8Bに固着される第2マット体9Bとから構成される。
これらの第1、第2マット体9A、9Bは、例えば、平面視略矩形状に形成され、第1、第2剛性フレーム枠8A、8Bに、接着剤やボルト等の固着具(図示省略)によって、それぞれ固定される。また、第1、第2マット体9A、9Bには、例えば、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、又はポリウレタン等の軟質かつ非吸湿性のものが好適に採用できる。
前記カバー10は、第1マット部5Aを構成する第1カバー10Aと、第2マット部5Bを構成する第2カバー10Bとを含む。
これらの第1、第2カバー10A、10Bは、各第1、第2剛性フレーム枠8A、8Bと各第1、第2マット体9A、9Bとがそれぞれ一体となった状態で、これらの外表面の少なくとも一部、本実施形態では全体を包囲する布材からなる。このようなカバー10A、10Bは、各剛性フレーム枠8A、8B及び第1、第2マット体9A、9Bを隠蔽でき、ベッドの美観性を向上しうる。
図1及び図2に示されるように、前記第1ベッド枠6A及び前記第2ベッド枠6Bは、それぞれ、ベッド幅方向の両側に配される一対の縦枠材13、13と、前記縦枠材13、13のベッド長さ方向の外端13o、13o側に連結されかつ下方にのびる端側脚14とを含む。
前記一対の縦枠材13、13は、第1ベッド枠6Aを構成する一対の第1縦枠材13A、13Aと、第2ベッド枠6Bを構成する一対の第2縦枠材13B、13Bとを含む。これらの一対の第1縦枠材13A、13A及び一対の第2縦枠材13B、13Bは、それぞれ、ベッド長さ方向にのび、かつベッド幅方向で互いに連結されていない。
図5に示されるように、各第1、第2縦枠材13A、13Bは、上側を向く上面13a、下側を向く下面13b、及び上面13aと下面13bとを継ぐ一対の側面13c、13cを有する断面略矩形の金属管から形成される。
また、第1、第2縦枠材13A、13Bには、前記外端13o、13o側に、一対の側面13c、13c間をベッド幅方向で貫通する外側孔部13e、13eがそれぞれ設けられる。さらに、図6に示されるように、第1、第2縦枠材13A、13Bには、互いに向き合う各内端13i、13i側に、一対の側面13c、13c間をベッド幅方向で貫通する内側孔部13g、13gがそれぞれ設けられる。
図1及び図2に示されるように、一対の第1縦枠材13A、13Aには、第1剛性フレーム枠8Aが、ベッド幅方向に跨って配置される。そして、第1縦枠材13Aと第1剛性フレーム枠8Aの縦材11とが例えばボルト等の固着具(図示省略)によって強固に固定される。
さらに、一対の第2縦枠材13B、13Bにも、第2剛性フレーム枠8Bがベッド幅方向に跨って強固に固着される。
これにより、一対の第1縦枠材13A、13A及び一対の第2縦枠材13B、13Bは、第1、第2剛性フレーム枠8A、8Bにそれぞれ一体に固着されるため、従来のベッドのように、各一対の縦枠材13A、13A及び13B、13B間を継ぐ横材を設けることなく、各寝台部2A、2Bの十分な剛性を確保できる。従って、本考案のベッド1は、部品点数を削減でき、ひいては、ベッド質量及び製造コストを低減しうる。
前記端側脚14は、第1縦枠材13Aの前記外端13o側に配される第1端側脚14Aと、第2縦枠材13Bの前記外端13o側に配される第2端側脚14Bが含まれる。
図5に示されるように、前記第1端側脚14A及び前記第2端側脚14Bは、各第1、第2縦枠材13A、13Bにそれぞれ連結される一対の端側脚本体17、17と、該一対の端側脚本体17、17間を継ぐ継ぎ材18とからなる。
前記各端側脚本体17は、各第1、第2縦枠材13A、13Bから下方にのびる縦部分21と、該縦部分21の下部に連結されて水平にのびる横部分22とを有し、逆T字状に形成される。
前記縦部分21は、例えば、断面略楕円形状の金属筒からなり、その上部にベッド幅方向に貫通する孔部21hが設けられる。この孔部21hは、縦部分21のベッド長さ方向の外端13o側に偏って配置される。
また、孔部21hには、第1、第2縦枠材13A、13Bの各外側孔部13eとともに、ボルト23a及びナット23b等からなる水平軸23が挿通される。これにより、縦部分21は、第1、第2縦枠材13A、13Bに、水平軸回りに回動可能に連結される。従って、端側脚本体17は、床面への接地を維持したまま、前記展開状態(図2に示す)と前記収納状態(図3に示す)との間で、縦枠材13を水平軸回りに回動させることができる。
さらに、第1端側脚14Aの縦部分21は、第1縦枠材13Aのベッド幅方向外側で連結されるとともに、第2端側脚14Bの縦部分21が、第2縦枠材13Bのベッド幅方向内側で連結される。これにより、第1、第2端側脚14A、14Bは、ベッド幅方向で位置ずれして配置されるため、前記収納状態(図3に示す)において、互いに衝突するのを抑制できる。
また、本実施形態では、第1端側脚14Aの縦部分21に、前記展開状態(図2に示す)において、縦枠材13を回動不能に固定する固定手段24が設けられる。この固定手段24は、前記孔部21hのベッド長さ方向の内側で縦部分21を貫通する第1孔部24a、前記展開状態において第1孔部24aと連通し、かつ縦枠材13を貫通する第2孔部24b、及び第1孔部24aと第2孔部24bとの中に取り外し可能に挿入されるピン24cを含む。
このような固定手段24は、前記展開状態(図2に示す)において、ピン24cが第1孔部24a及び第2孔部24bに挿入されることにより、縦枠材13の縦部分21に対する回動を阻止できる。従って、固定手段24は、前記展開状態を安定して維持するのに役立つ。
前記横部分22は、前記縦部分21が固着される上面22a、及び該上面22aのベッド幅方向の両端から下方にのびる一対の側面22b、22bを含み、断面略コ字状に形成される。さらに、横部分22には、そのベッド長さ方向の両端に、一対の側面22b、22bに把持され、かつ水平軸回りに回動自在に枢支される一対の車輪25、25が設けられる。
これにより、横部分22は、一対の車輪25、25がベッド長さ方向に大きく離間して配置されるため、ベッド1の荷重を安定して支持しうる。さらに、車輪25、25は、一対の側面22b、22bに把持されるため、ベッド幅方向にブレることなく、ベッド長さ方向にのみ転動できる。これにより、使用者は、前記展開状態(図2に示す)と前記収納状態(図3に示す)との間の折畳み・展開操作を、スムーズかつ軽快に行うことができる。
さらに、本実施形態では、一対の側面22b、22bに、一対の車輪25、25間で上方に凹む凹部26が設けられる。このような凹部26は、一対の車輪25、25をベッド長さ方向に大きく離間させつつ、横部分22を軽量化することができ、ベッド質量を低減しうる。
前記継ぎ材18は、例えば、断面略円形状の金属管から形成される。この継ぎ材18は、第1、第2縦枠材13A、13Bよりも下方に配置され、かつその両端が、一対の端側脚本体17、17の各縦部分21、21に固着される。また、継ぎ材18には、ベッド幅方向の中央に、上方に立ち上がる立上片18pが設けられる。この立上片18pには、ベッド幅方向に貫通する孔部18hが設けられる。
このような継ぎ材18は、一対の端側脚本体17、17を一体に固定することができる。従って、継ぎ材18は、第1、第2端側脚14A、14Bの強度を向上させることができるとともに、一対の端側脚本体17、17の回動に対して同期をとることができるため、前記展開状態(図2に示す)と前記収納状態(図3に示す)との間の折畳み・展開操作を、スムーズに行うことができる。
図6に示されるように、前記連結部3は、第1縦枠材13A及び第2縦枠材13Bの各内端13i、13iを折り畳み可能に連結する一対の枢結部31、31と、該一対の枢結部31、31を連結するとともに下方にのびて床面に接地する一対の中間脚32と、該一対の枢結部31、31からベッド幅方向外側に突出する一対のハンドル33、33とを含む。
前記各枢結部31は、第1、第2縦枠材13A、13Bの各下面13b側に配置される下枢結部31Aと、各上面13a側に配置される上枢結部31Bとを含む。
前記下枢結部31Aは、前記中間脚32から上方へ突出し、かつベッド幅方向で離間して配置される一対の一対の側板部31Ab、31Abからなる。
一対の側板部31Ab、31Abは、第1、第2縦枠材13A、13Bのベッド幅方向の両側を覆って配置される。さらに、一対の側板部31Ab、31Abには、そのベッド長さ方向の両側に、ベッド幅方向で連通する一対の孔部31Ah、31Ahが設けられる。この孔部31Ah、31Ahは、第1、第2縦枠材13A、13Bの前記各内側孔部13g、13gと連通する。
前記上枢結部31Bは、前記展開状態において、第1、第2縦枠材13A、13Bの各上面13aを覆う上板部31Ba、及び該上板部31Baのベッド幅方向両端から下方にのびる一対の側板部31Bb、31Bbを含み、略コ字状に形成される。
この一対の側板部31Bb、31Bbは、第1、第2縦枠材13A、13B及び下枢結部31Aを、ベッド幅方向の両側で覆って配置される。また、一対の側板部31Bb、31Bbには、下枢結部31Aの各孔部31Ah、31Ah、及び第1、第2縦枠材13A、13Bの前記各内側孔部13g、13gと連通する一対の孔部31Bh、31Bhが設けられる。
このような枢結部31は、上枢結部31Bの各孔部31Bh、31Bh、下枢結部31Aの各孔部31Ah、31Ah及び第1、第2縦枠材13A、13Bの各内側孔部13g、13gに、ボルト35a及びナット35b等から構成される一対の水平軸35、35がそれぞれ挿入される。これにより、枢結部31は、第1、第2縦枠材13A、13Bを、前記展開状態(図2に示す)と前記収納状態(図3に示す)との間で水平軸回りに回動自在に枢支できる。
また、下枢結部31A及び上枢結部31Bは、第1、第2縦枠材13A、13Bの上面13a及び一対の側面13c、13cを覆って強固に把持できるため、就寝時や、前記展開状態と前記収納状態との間の折畳み・展開操作において生じがちなグラつきを抑制でき、連結強度を高めうる。
前記中間脚32は、前記一対の枢結部31から床面側にのびる一対の中間脚本体36、36と、該中間脚本体を継ぐ継ぎ材37からなる。
前記一対の中間脚本体36、36は、一対の下枢結部31A、31Aからそれぞれベッド幅方向内側にのびる横部分36aと、該横部分36aに連なりかつ下方にのびる縦部分36bとが滑らかな円弧で接続された曲げ材から形成される。また、縦部分36bの下端には、滑り止めようのゴム脚36bgが設けられている。
このような一対の中間脚本体36、36は、縦部分36bが、第1、第2縦枠材13A、13Bよりもベッド幅方向内側に配置されるため、例えば、図3に示される収納状態において、第1縦枠材13Aと該中間脚本体36との間、及び第2縦枠材13Bと該中間脚本体36との間に、使用者の腕や指が挟まれるのを防ぎ、安全性を向上できる。
前記継ぎ材37は、例えば、断面略円形状の金属管から形成される。この継ぎ材37は、第1、第2縦枠材13A、13Bよりも下方に配置され、かつその両端が、前記一対の中間脚本体36、36の各縦部分36bに固着される。
また、継ぎ材37には、そのベッド幅方向の中央から上方に立ち上がり、かつベッド長さ方向の両側に突出する立上片37pが設けられる。この立上片37pには、その両端に、ベッド幅方向に貫通する一対の孔部37h、37hが設けられる。
このような継ぎ材37は、一対の中間脚本体36、36を一体に固定することができる。従って、継ぎ材37は、中間脚32の強度を向上させることができるとともに、各中間脚本体36、36がそれぞれ独立して揺動するのを防ぐことができるため、前記展開状態(図2に示す)を安定して維持することができる。さらに、本実施形態では、一対の中間脚本体36、36間を、1本の継ぎ材37のみで連結しているため、従来のベッドに比べて部品点数を削減しうる。
図1及び図2に示されるように、第1端側脚14Aと中間脚32との間に、第1縦枠材13Aと実質的に平行にのびる第1リンク41Aが掛け渡される。
図5及び図6に示されるように、この第1リンク41Aは、バネ弾性を有しないロッドからなる。また、第1リンク41Aの両端には、水平面内において、ベッド長さ方向の内側に折り曲げられたフック41Af、41Afが設けられる。
このフック41Af、41Afは、前記継ぎ材18の各孔部18h(図5に示す)、及び前記継ぎ材37の孔部37h(図6に示す)に、水平軸回りに回動可能に枢支される。これにより、図2に示されるように、第1リンク41Aは、第1端側脚14A、中間脚32、及び第1縦枠材13Aとともに、平行リンク機構を形成できる。
また、図1及び図2に示されるように、第2端側脚14Bと前記中間脚32との間には、第2縦枠材13Bと実質的に平行にのびる第2リンク41Bが掛け渡される。
図5及び図6に示されるように、この第2リンク41Bも、第1リンク41Aと同様にロッドからなり、その両端にフック41Bf、41Bfが設けられる。このフック41Bfは、前記継ぎ材18の孔部18h(図5に示す)、及び前記継ぎ材37の孔部37h(図6に示す)に、水平軸回りに回動可能に枢支される。これにより、図2に示されるように、第2リンク41Bは、第2端側脚14B、中間脚32、及び第2縦枠材13Bとともに、平行リンク機構を形成できる。
図7に示されるように、第1リンク41A及び第2リンク41Bは、前記展開状態(図2に示す)と前記収納状態(図3に示す)との間で、中間脚32、第1端側脚14A、及び第2端側脚14Bを平行(垂直方向)に維持することができるため、前記折畳み・展開操作を安定して行うことができる。
また、第1リンク41A及び第2リンク41Bは、従来の引張バネと比べて、その構造を簡素化できるため、ベッド質量及び製造コストを低減しうる。しかも、第1リンク41A及び第2リンク41Bは、従来のように、引張バネの付勢によって、端側脚14が床から離間して跳ね上がることもないため、前記折畳み・展開操作をより安定して行うことができる。
図6に示されるように、前記一対のハンドル33、33は、中間脚本体36の横部分36aの下端に固着され、かつベッド幅方向外側にのびる略リング状に形成される。このようなハンドル33は、使用者が把持することにより、前記折畳み・展開操作を、容易かつ安全に行なうことができる。
以上、本考案の特に好ましい実施形態について詳述したが、本考案は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
1 折畳みベッド
2A 第1寝台部
2B 第2寝台部
5A 第1マット部
5B 第2マット部
6A 第1ベッド枠
6B 第2ベッド枠
8 剛性フレーム枠
13 縦枠材
2A 第1寝台部
2B 第2寝台部
5A 第1マット部
5B 第2マット部
6A 第1ベッド枠
6B 第2ベッド枠
8 剛性フレーム枠
13 縦枠材
Claims (6)
- ベッド長さ方向の一端側に配置される第1寝台部、ベッド長さ方向の他端側に配置される第2寝台部、及び前記第1寝台部と前記第2寝台部とを互いに連結する連結部を有し、
前記第1寝台部と前記第2寝台部とが水平に展開される展開状態、及び略逆V字状に折り畳まれる収納状態の間で折畳み可能に連結された折畳みベッドであって、
前記第1寝台部は、就寝者の上半身側が載置される第1マット部と、この第1マット部を支持する第1ベッド枠とを含み、
前記第2寝台部は、就寝者の下半身側が載置される第2マット部と、この第2マット部を支持する第2ベッド枠とを含み、
前記第1マット部及び前記第2マット部は、それぞれ、ベッド幅方向両側でベッド長さ方向にのびる一対の縦材と、この一対の縦材の間を継いでベッド幅方向にのびる一対の横材とを含む平面視略矩形状の剛性フレーム枠を含み、
前記第1ベッド枠及び前記第2ベッド枠は、それぞれ、ベッド幅方向の両側でベッド長さ方向にのびかつ互いに連結されていない一対の縦枠材と、前記縦枠材のベッド長さ方向の外端側で該縦枠材と回動自在に連結されかつ下方にのびる端側脚とを含み、
しかも、前記一対の縦枠材に前記剛性フレーム枠を跨らせて固着することを特徴とする折畳みベッド。 - 前記連結部は、前記第1ベッド枠の前記縦枠材と、前記第2ベッド枠の前記縦枠材とが向き合う各内端を前記折り畳み可能に連結する一対の枢結部と、該一対の枢結部を連結するとともに下方にのびて床面に接地する一対の中間脚とを具え、
前記第1寝台部の前記端側脚と前記中間脚との間には、前記第1ベッド枠の前記縦枠材と実質的に平行にのびる第1リンクが掛け渡され、
前記第2寝台部の前記端側脚と前記中間脚との間には、前記第2ベッド枠の前記縦枠材と実質的に平行にのびる第2リンクが掛け渡される請求項1記載の折畳みベッド。 - 前記第1リンク及び前記第2リンクは、バネ弾性を有しないロッドからなる請求項2記載の折畳みベッド。
- 前記中間脚は、前記一対の枢結部からそれぞれベッド幅方向内側にのびる横部分と、該横部分に連なりかつ下方にのびる縦部分とが滑らかな円弧で接続された曲げ材からなる一対の中間脚本体、及び該中間脚本体の前記縦部分を継ぐ継ぎ材からなる請求項2又は3記載の折畳みベッド。
- 前記端側脚は、前記縦枠材から下方にのびる縦部分と、該縦部分の下部に連結されて水平にのびる横部分とを有する逆T字状の一対の端側脚本体、及び該一対の端側脚本体の前記縦部分間を継ぐ継ぎ材からなる請求項2乃至4のいずれかに記載の折畳みベッド。
- 前記横部分の両端には、ベッド長さ方向にのみ転動する車輪が回動自在に枢支されている請求項5記載の折畳みベッド。
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JP2012000764U JP3175230U (ja) | 2012-02-14 | 2012-02-14 | 折畳みベッド |
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JP2012000764U Expired - Fee Related JP3175230U (ja) | 2012-02-14 | 2012-02-14 | 折畳みベッド |
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KR101435160B1 (ko) | 2014-03-28 | 2014-08-29 | 제트스타 주식회사 | 다기능 간이침대 |
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2012
- 2012-02-14 JP JP2012000764U patent/JP3175230U/ja not_active Expired - Fee Related
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