JP3124016U - 折り畳みベッド - Google Patents

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Abstract

【課題】取扱い性に優れるため、高齢者、子供などでも安心して使用できるとともに、狭小スペースにも上手く収納しうる折り畳みベッドを提供する。
【解決手段】第1、第2のベッド枠体は、第1、第2の載置枠を受ける第1、第2の基枠と、該第1、第2の基枠に回動可能に取り付けられる支脚部とからなり、かつこの支脚部は前後にのびかつ両端に距離を隔ててキャスタを設けた台枠と、この台枠から立ち上がる支柱部を具え、かつその上端が前記第1、第2の基枠の各外端部分に枢支されるとともに、前記枢結部は、前記水平展開状態において、前記支脚部の下端と等しい高さの下端を有する中間脚部を具え、かつ前記第1のベッド枠体、第2のベッド枠体が非平行な逆V字状態の不完全折り畳み状態において、第1、第2のベッド枠体の折り畳みを阻止する角度規制手段を設けたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、折り畳み状態での安定性及び安全性に優れるとともに、コンパクトに収納できる折り畳みベッドに関する。
逆V字状に折り畳み可能な折り畳みベッドは、未使用時はコンパクトに収納できて、利便性が高いことから広く使用されている。本出願人は図11に示すように、第1、第2のベッド枠体a、aを回動可能に連結するとともに、この第1、第2のベッド枠体a、aの両側部に、キャスタを取付けた水平部b、及びこの水平部bの中央から上へのびる支柱部dからなる逆T字枠eを枢着した折り畳みベッドを提案している(例えば、特許文献1参照)。
この折り畳みベッドは、逆T字枠eによって支持されたまま、第1、第2のベッド枠体a、aが回動することによって、ベッドとしての展開状態と、収納時の折り畳み状態とを変化可能に構成され、便利に取扱いできるものである。
特開2004−358203号公報
しかしながら、折り畳み状態の第1、第2のベッド枠体a、aを安定して支持するために、逆T字枠eの水平部bを長く形成する必要がある。そのため展開状態において、水平部bの外側端がベッド枠体aよりも、折り畳み方向へ距離La食み出すとともに、折り畳み状態において、水平部bの外側端がマットの外向き最大位置よりも距離Lb食み出す結果を招き、歩行の邪魔になるとともに、家具の隙間など狭い空間へ収納出来ないなどの不具合を生じることがあり、更なる改善が求められていた。
本考案は、第1のベッド枠体、第2のベッド枠体が非平行な逆V字状態の不完全折り畳み状態において、第1、第2のベッド枠体の折り畳みを阻止する角度規制手段を設けることを基本とし、取扱い性に優れるため、高齢者、子供などでも安心して使用できるとともに、狭小スペースにも上手く収納しうる折り畳みベッドの提供を課題としている。
前記目的を達成するために、請求項1に係る考案では、上半身を受けるマットの第1の載置枠を支持する第1のベッド枠体と、下半身を受けるマットの第2の載置枠を支持する第2のベッド枠体と、前記第1のベッド枠体、第2のベッド枠体の向き合う各内端間を継ぐ枢結部とを含み、第1のベッド枠体、および第2のベッド枠体が水平展開状態と逆V字状態との間で折れ曲がり可能に連結した折り畳みベッドであって、前記第1、第2のベッド枠体は、前記第1、第2の載置枠を受ける第1、第2の基枠と、該第1、第2の基枠に回動可能に取り付けられる支脚部とからなり、かつこの支脚部は前後にのびかつ両端に距離を隔ててキャスタを設けた台枠と、この台枠から立ち上がる支柱部を具え、かつその上端が前記第1、第2の基枠の各外端部分に枢支されるとともに、前記枢結部は、前記水平展開状態において、前記支脚部の下端と等しい高さの下端を有する中間脚部を具え、かつ前記第1のベッド枠体、第2のベッド枠体が非平行な逆V字状態の不完全折り畳み状態において、第1、第2のベッド枠体の折り畳みを阻止する角度規制手段を設けたことを特徴とする。
請求項2に係る考案では、前記角度規制手段は、前記中間脚部から各外向きにのび、折り曲げの際に、接近する第1のベッド枠体及び第2のベッド枠体の裏面に当接することにより、枠体間がなす角度を3゜〜15゜の不完全折り畳み状態に維持する当接片であり、請求項3に係る考案においは、前記台枠は、その外側端が、水平展開状態の第1、第2の基枠の前、後端よりも内側、かつ不完全折り畳み状態の前記マットの外向き最大位置よりも内側に配置されることを特徴とする。
請求項4に係る考案では、前記第1の載置枠は、非傾動かつ就寝者の臀部を受ける臀支持枠部と、この臀支持部の前端部で、第1のベッド枠体に第1の枠体枢支点において枢着されるとともに上半身を受ける上半身支持枠部とを含み、この上半身支持枠部を前記第1の枠体枢支点まわりに傾動させる第1の駆動器を、前記第1のベッド枠体に設けたことを特徴とする。
請求項5に係る考案では、前記第2の載置枠は、就寝者のももを受けかつ前端部が前記第2のベッド枠体に第2の枠体枢支点において枢着される第1の脚支持部と、前端部が該第1の脚支持部の後端部に折り曲げ可能に取り付けられ、かつ就寝者のふくらはぎを受ける第2の脚支持部とを含み、前記第2の脚支持部と第2のベッド枠体とを、第1の脚支持部と略同長さのレバーにより接続して、前記レバー、前記第1の脚支持部、第2の脚支持部、及第2のベッド枠体によって平行クランク機構を形成するとともに、第2の脚支持部を平行に持上げる第2の駆動器を第2のベッド枠体に設けたことを特徴とする。
請求項6に係る考案では、前記水平展開状態、又は不完全折り畳み状態にある第1のベッド枠体、第2のベッド枠体の動作を阻止するロック手段を設け、また請求項7に係る考案では、前記ロック手段は、挿通孔を有し第1又は第2のベッド枠体に形成された支持板と、前記挿通孔及び支脚部の支柱部に挿通する固定ピンとを具えることを特徴とする。
請求項1に係る考案においては、第1、第2のベッド枠体の折り畳みを阻止する角度規制手段を設けていることから、収納時などにおいて、第1のベッド枠体、及び第2のベッド枠体が、平行に重なり合う角度にまで折り畳まれることが阻止されて、互いに非平行な逆V字状態の不完全折り畳み状態に維持できる。従って、床面に対する接地巾が広く確保されることから、キャスタによる移動の際に段差を乗り越える時、或いは急に停止させる場合などでも、安定して直立姿勢を維持しうるため、取扱い性を向上できるとともに転倒による危険性がなくなり、高齢者、子供などでも安心して使用できる。
また折り畳み状態での直立安定性が得られることから支脚部を比較的コンパクトに形成することが可能となり、全体の軽量化を図ることができるとともにスマートな外観に形成できる。更には水平展開状態及び逆V字状態の何れにおいても、支脚部が外に食み出す割合が小さくなることから、これに足を引っ掛けて転倒したりすることが防止できるために安全性が一層高まり、或いは細長い隙間にも収納ができるため、使い勝手に優れる。
請求項2に係る考案のように、中間脚部から各外向きにのびて、折り曲げの際に、接近する第1のベッド枠体及び第2のベッド枠体の裏面に当接して不完全折り畳み状態を維持する当接片によって角度規制手段を形成すると、簡単な構成で折り畳み角度を確実に維持しうることから、折り畳み動作の高い信頼性が得られ、メンテナンスを殆ど必要としない。更に前記当接片によって、不完全折り畳み状態における枠体間の角度を3゜〜15゜とすると、直立状態での高い安定性を維持できるとともに、折り畳み状態におけるコンパクト性を損なうことなく小さく収納できる。
請求項3に係る考案のように、台枠の外側端を、水平展開状態の第1、第2の基枠の前、後端よりも内側、かつ不完全折り畳み状態のマットの外向き最大位置よりも内側に配置すると、台枠の出っ張りがなくなることから躓きを防止できるとともに収納性を損なうこともなく、しかも折り畳み状態における安定性を損なうこともない。
請求項4に係る考案のように、臀支持部の前端部に上半身を受ける上半身支持枠部を枢着するとともに、この上半身支持枠部を傾動させる第1の駆動器を設けると、適度な傾きのリクライニング状態が得られることから、例えば読書、食事、音楽鑑賞などの際には、上半身支持枠部に凭れる楽な姿勢をとりながら、長時間の使用にも疲れを感じることなく快適に使用できる。
請求項5に係る考案のように、第2の載置枠に、レバー、第1の脚支持部、第2の脚支持部、及第2のベッド枠体によって平行クランク機構を形成するとともに、第2の脚支持部を平行に持上げる第2の駆動器を設けると、就寝者は下肢を適度な高さに支えることにより、足側から頭部に向けて高さを段階的に下降させた姿勢をとることができるため、足裏などの血流を心臓へと還流し易くなることから、血行が促進されて、疲労回復、健康増進効果が得られる。しかも前記の如く平行クランク機構を形成するため、構造が簡単となるとともに第2の脚支持部を滑らかに昇降動作できる。
請求項6に係る考案のように、水平展開状態、又は不完全折り畳み状態にある第1のベッド枠体、第2のベッド枠体の動作を阻止するロック手段を設けると、自重などにより独りでに水平展開状態に戻ろうとする力が作用しても、展開方向への動きが阻止されて、不完全折り畳み状態を維持できることから、安全性が確保できて信頼性に優れる。
請求項7に係る考案のように、挿通孔を有し第1又は第2のベッド枠体に形成された支持板と、前記挿通孔及び支脚部の支柱部に挿通する固定ピンとを具えたロック手段を設けると、不完全折り畳み状態にある第1のベッド枠体、第2のベッド枠体の展開動作が固定ピンによって確実に阻止されるとともに、固定ピンの挿入、引き抜きによってロック手段を簡単に操作できる。
以下、本考案の実施の一形態を、図示例とともに説明する。図1に示すように、折り畳みベッド1は、前後に各々配される第1、第2のベッド枠体4、7と、この第1、第2のベッド枠体4、7の向き合う内端間を継ぐ枢結部8と、第1、第2のベッド枠体に支持される第1、第2の載置枠3、6と、第1、第2のベッド枠体4、7の折り畳みを阻止する角度規制手段14とを具える。なお本明細書では、就寝者の上半身を支持する側を前、下半身を支持する側を後とする。
前記第1のベッド枠体4は、図1、2に示すように、第1の基枠4Aと、この第1の基枠4Aの前端部に巾方向に離れて取付けられる一対の支脚部9、9とからなる。前記第1の基枠4Aは、平面視で矩形状或いはコ字状(本形態では、矩形状)に形成した外枠31と、この外枠31の内側で前後方向、巾方向にのびる補強材32a、32bとを一体に固着して形成される。前記補強材32aの前部の下面には、図5に示すように、支持板40が垂下して形成される。また外枠31は、実質的にベッド長さの略半分の長さ(例えば900〜1000mm)を有する。更に本形態の第1の基枠4Aには、外枠31の前端部から上にのびる宮板33が取付けられるとともに、両側部に第1の基枠4Aの側面を覆う化粧板34が取付けられる。
前記支脚部9は、図5に示すように、前後にのびる台枠11と、この台枠11の中央から立ち上がる支柱部12とを含んで逆T字状をなし、さらに台枠11の前後端部にキャスタ10が設けられる。なお前記支柱部12は、上部に突起42が突設されるとともに、受け孔44を穿設している。前記補強材32aの支持板40に挿通した支持軸41(ボルト)を、支柱部12上端部を軸着することにより、支脚部9が第1の基枠4Aに回動可能に取付けられる。しかして図5(A)に示すように、床面Fにキャスタ10を載置して支持された支脚部9の突起42が、前記支持板40に係合することによって、第1の基枠4Aは水平に支持される。また図5(B)に示すように、前記支持軸41を支点として第1の基枠4Aが回動し、突起42が支持板40の異なる箇所に係合することによって、第1の基枠4Aは傾斜した姿勢で支持される。また一対の支脚部9、9の支柱部12、12間には、継ぎ棒51が架け渡され、支脚部9、9を一体化している。
前記第2のベッド枠体7は、前記の第1のベッド枠体4と同様に構成され、第2の基枠7Aと、この第2の基枠7Aの後端部に取付けられる一対の支脚部9、9とからなる。そしてこの第2の基枠7Aは、外枠31の内側に補強材32a、32bを架け渡して形成され、本形態では、側面及び後面が化粧板34によって覆われている。更には第1のベッド枠体4同様に、一対の支脚部9、9の支柱部12、12が、外枠31の後端部に軸着されている。なお第1、第2の基枠4A、7Aに枢着される各一対の支脚部9、9は、ベッド巾方向に対して第2のベッド枠体7のものが外側に配置され、そのためベッドの折り畳み時に相互の干渉が防止されている。
前記枢結部8は、図3、4に示すように、ベッド巾方向に隔設される上開口溝型状の連結具35、35と、この連結具35、35間を継ぐ継ぎ軸36と、この継ぎ軸36から下へのびる一対の中間脚部13、13とからなる。前記連結具35は、平行に立つフランジ35F、35Fを有し、このフランジ35F、35F間に、前記第1、第2の基枠4A、7Aの互いに向き合う内端部が挿入されるとともに、各々がフランジ35F、35F間架け渡されたピン37によって枢支される。このようにして、第1のベッド枠体4と、第2のベッド枠体7とが、図6に示すような水平展開状態と、図7に示すような逆V字状態との間で、折れ曲がり可能に連結される。
前記中間脚部13は、円柱状をなすとともに、下端部に円形の受板38が設けられている。そして一対の中間脚部13、13の間には、中央で山型に折れ曲がり、その頂点が継ぎ軸36に固着される継ぎ材39が架け渡され、枢結部8を補強している。
前記第1の載置枠3は、図1に示すように、前記第1のベッド枠体4上に支持されて、上半身を受けるマット2が載置される。なおこのマットは、ウレタンフォーム、ポリエチレンフォームなどのスポンジを袋状のカバーで覆ったものが用いられる。また本形態の第1の載置枠3は、図8に示すように、就寝者の臀部を受ける臀支持枠部16と、就寝者の上半身を受ける上半身支持枠部18とからなり、前後に隔設された横長板46を前後にのびる継ぎ木50で連結してすのこ様に構成される。臀支持枠部16は、第1のベッド枠体4の後部に固着され、上半身支持枠部18は、臀支持枠部16の前端部に配置された第1の枠体枢支点17において枢着される。
本形態の第1のベッド枠体4は、第1の駆動器19が取付けられ、この第1の駆動器19としては、電動直線運動器19Aが好適に採用される。また本形態の電動直線運動器19Aは、電動機を含む本体部、及びボールネジ機構を用いて電動機の正転、逆転により本体部から伸び縮み自在に構成されたロッド47を具えた電動式シリンダが例示される。そして、ロッド47が上半身支持枠部18の下端部下方にのびるアーム48先端を押し引きすることにより、上半身支持枠部18が第1の枠体枢支点17を中心として傾動する。しかして図10に示すように、第1の駆動器19を駆動して上半身支持枠部18を自在に傾動させることにより、例えば読書、食事、音楽鑑賞などの際に、各々の好適な傾きにリクライニングさせることによって、上半身支持枠部18に凭れて楽な姿勢をとりながら、長時間の使用にも疲れを感じることなく快適に使用することができる。
前記第2の載置枠6は、第1の載置枠3同様、前記第2のベッド枠体7上に支持されて、下半身を受けるマット5が載置される。また本形態の第2の載置枠6は、図9に示すように、就寝者のももを受ける第1の脚支持部21と、就寝者のふくらはぎを受ける第2の脚支持部22とからなり、前記第1の載置枠3と同様、すのこ様に形成される。第1の脚支持部21は、第2のベッド枠体7の前端部に第2の枠体枢支点20において枢着され、この第1の脚支持部21の後端部に、前記第2の脚支持部22が折り曲げ可能に取り付けられる。
さらに第2の脚支持部22の後部と第2のベッド枠体7との間には、第1の脚支持部21と略同長さを有し、かつ平行に並ぶレバー23が架け渡される。その結果、このレバー23、第1、第2の脚支持部22、及び第2のベッド枠体7によって平行クランク機構24が形成される。
本形態の第2のベッド枠体7は、第1の駆動器19と同様、電動直線運動器19Aからなる第2の駆動器25が取り付けられる。そして、電動直線運動器19Aのロッド47が第2の脚支持部22の前部下方にのびるアーム49先端を押し引きすることにより、第1の脚支持部21とレバー23とが平行を維持しつつ傾動するとともに、第2の脚支持部22が水平状態を維持しつつ平行に昇降する。しかして図10に示すように、就寝者は足側から頭部に向けて高さを段階的に下降させた姿勢をとることができるため、足裏などの血流を心臓へと還流し易くなる結果、血行が促進されて、疲労回復、健康増進の効果が得られる。しかも構造がシンプルな平行クランク機構24を形成するため、第2の脚支持部22を滑らかに昇降動作できる。
前記角度規制手段14は、本形態では図3、4に示すように、前後を向いて中間脚部13の中位に水平に取り付けられた横棒状の当接片15を用いて構成される。この当接片15は、前後長さが、例えば150〜500mm程度、好ましくは200〜350mm程度に形成される、しかもその前後端部が、逆V字状に折り畳まれる第1、第2のベッド枠体4、7の補強材32aの裏面に当接する位置に配置される。そのため第1、第2のベッド枠体4、7が折り畳まれる際に、当接片15がつっかえ棒となることから、第1、第2のベッド枠体4、7が平行に重なり合う角度にまで折り畳まれることが阻止され、非平行な不完全折り畳み状態が維持される。従って図7に示すように、第1、第2のベッド枠体4、7は、床面に対する接地巾が広く維持されるため、キャスタ10による移動の際に段差を乗り越える時、或いは急に停止させる場合などにおいても、安定して直立姿勢を維持できるため、取扱い性が向上するとともに転倒による危険性がなくなり、高齢者、子供などでも安心して使用できる。
また折り畳み状態での直立安定性が得られることから支脚部9を比較的コンパクトに形成することが可能となり、全体の軽量化を図ることができるとともにスマートな外観に形成できる。更には水平展開状態及び不完全折り畳み状態の何れにおいても、支脚部9の台枠11の端部が外に食み出す割合が小さくなり、そのためこれに足を引っ掛けて転倒したりすることを防止できることから安全性が一層高まり、或いは細長い隙間にも収納ができるため、使い勝手に優れる。
しかも接近する第1のベッド枠体及び第2のベッド枠体の裏面に当接する当接片15によって不完全折り畳み状態を維持できるため、簡単な構成によって折り畳み角度を確実に維持できることから、折り畳み動作の信頼性を向上できるとともに、メンテナンスを殆ど必要としない点で好ましい。
本形態では図7に示すように、当接片15が補強材32aの裏面に当接することによって折り畳みを規制される第1、第2のベッド枠体4、7の枠体間の角度αが例えば、3°〜20°程度、好ましくは7°〜15°、本形態では10°としている。3°未満では、不完全折り畳み状態における安定性が不足し、逆に20°を超えると、不完全折り畳み状態におけるコンパクト性が損なわれて収納がやり難くなる。
前記の如く角度規制手段14によって、折り畳み状態での安定性が向上することから、支脚部9の台枠11を短く形成することが可能となる。そこで台枠11の長さは、例えば、150〜400mm程度、好ましくは180〜300mmに形成され、本形態では220mmとしている。同時に本形態では、図6に示すように、水平展開状態において、台枠11は外端部が、前記第1、第2の基枠4A、7Aの前、後端よりも内側に配置される。詳細には、台枠11は外端部が、第1の基枠4Aに取り付けられる宮板33よりも距離L1内側(後方)に配置され、第2のベッド枠体7では、第2の基枠7Aに取り付けられる化粧枠34よりも距離L2内側(前方)に配置される。しかも図7に示すように、不完全折畳み状態において、台枠11は外端部が、マットの外向き最大位置よりも折り畳み方向に距離L3内側に配置される。従って台枠11の出っ張りがなくなることから、誤ってこれに躓くことを防止できるとともに狭い隙間へ収納することも可能であり、しかも折り畳み状態における安定性を損なうこともない。なお前記L1、L2、L3は各々0〜50mmの範囲に形成される。
更に本形態では、図5(A)(B)に示すように、前記第1のベッド枠体4の支持板40に一対の挿通孔45、46が穿設され、しかもこの挿通孔45、46は、各々前記水平展開状態、不完全折り畳み状態において、前記支柱部12の受け孔44に合致する位置に配置される。そして、図5(A)に示すように、挿通孔45及び受け孔44に棒状の固定ピン43を挿通すると、水平展開状態にある第1、第2のベッド基枠4A、7Aの前、後端部に使用者が腰掛けるなどしても不意に折り畳まれることなく、水平展開状態を維持できる。又、図5(B)に示すように、挿通孔46及び受け孔44に固定ピン43を挿通すると、前記不完全折り畳み状態にある第1のベッド枠体4が、自重、振動などの作用によって水平展開状態に戻ろうとする力が働いても、固定ピン43によりその動きが阻止されて不完全折り畳み状態が維持されて、安全性を確保できる。しかも、固定ピン43の挿入、引き抜き操作によって、簡単、かつ確実に水平展開状態、或いは不完全折り畳み状態を維持、解除できる点で好ましい。このように本形態では、挿通孔45を設けた支持板40と、支柱部12の受け孔44と、固定ピン43とでロック手段26が形成される。そしてこのロック手段26は、第2のベッド枠体7に設けることもできる。
尚、叙上の説明は本考案の実施の形態を例示したものである。従って本考案の技術的範囲はこれに何ら限定されるものではなく、前記した実施の形態の他にも、各種の変形例が含まれる。
本考案の一実施の形態を例示する分解斜視図である。 その平面図である。 その要部拡大斜視図である。 さらにその拡大斜視図である。 支脚部の斜視図であり、(A)は展開状態を示し、(B)は不完全折り畳み状態を例示する。 展開状態の正面図である。 不完全折り畳み状態の正面図である。 第1のベッド枠体及び第1の載置枠を例示する正面図である。 第2のベッド枠体及び第2の載置枠を例示する正面図である。 使用状態を例示する正面図である。 従来例の正面図である。
符号の説明
1 折り畳みベッド
2 上半身を受けるマット
3 第1の載置枠
4 第1のベッド枠体
5 下半身を受けるマット
6 第2の載置枠
7 第2のベッド枠体
8 枢結部
9 支脚部
10 キャスタ
11 台枠
12 支柱部
13 中間脚部
14 角度規制手段
15 当接片
16 臀支持枠部
17 第1の枠体枢支点
18 上半身支持枠部
19 第1の駆動器
20 第2の枠体枢支点
21 第1の脚支持部
22 第2の脚支持部
23 レバー
24 平行クランク機構
25 第2の駆動器
26 ロック手段

Claims (7)

  1. 上半身を受けるマットの第1の載置枠を支持する第1のベッド枠体と、下半身を受けるマットの第2の載置枠を支持する第2のベッド枠体と、前記第1のベッド枠体、第2のベッド枠体の向き合う各内端間を継ぐ枢結部とを含み、第1のベッド枠体、および第2のベッド枠体が水平展開状態と逆V字状態との間で折れ曲がり可能に連結した折り畳みベッドであって、
    前記第1、第2のベッド枠体は、前記第1、第2の載置枠を受ける第1、第2の基枠と、該第1、第2の基枠に回動可能に取り付けられる支脚部とからなり、
    かつこの支脚部は前後にのびかつ両端に距離を隔ててキャスタを設けた台枠と、この台枠から立ち上がる支柱部を具え、かつその上端が前記第1、第2の基枠の各外端部分に枢支されるとともに、
    前記枢結部は、前記水平展開状態において、前記支脚部の下端と等しい高さの下端を有する中間脚部を具え、
    かつ前記第1のベッド枠体、第2のベッド枠体が非平行な逆V字状態の不完全折り畳み状態において、第1、第2のベッド枠体の折り畳みを阻止する角度規制手段を設けたことを特徴とする折り畳みベッド。
  2. 前記角度規制手段は、前記中間脚部から各外向きにのび、折り曲げの際に、接近する第1のベッド枠体及び第2のベッド枠体の裏面に当接することにより、枠体間がなす角度を3゜〜15゜の不完全折り畳み状態に維持する当接片であることを特徴とする請求項1記載の折り畳みベッド。
  3. 前記台枠は、その外側端が水平展開状態の第1、第2の基枠の前、後端よりも内側、かつ不完全折り畳み状態の前記マットの外向き最大位置よりも内側に配置されることを特徴とする請求項1又は2記載の折り畳みベッド。
  4. 前記第1の載置枠は、非傾動かつ就寝者の臀部を受ける臀支持枠部と、この臀支持部の前端部で、第1のベッド枠体に第1の枠体枢支点において枢着されるとともに上半身を受ける上半身支持枠部とを含み、
    この上半身支持枠部を前記第1の枠体枢支点まわりに傾動させる第1の駆動器を、前記第1のベッド枠体に設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の折り畳みベッド。
  5. 前記第2の載置枠は、就寝者のももを受けかつ前端部が前記第2のベッド枠体に第2の枠体枢支点において枢着される第1の脚支持部と、前端部が該第1の脚支持部の後端部に折り曲げ可能に取り付けられ、かつ就寝者のふくらはぎを受ける第2の脚支持部とを含み、
    前記第2の脚支持部と第2のベッド枠体とを、第1の脚支持部と略同長さのレバーにより接続して、前記レバー、前記第1の脚支持部、第2の脚支持部、及第2のベッド枠体によって平行クランク機構を形成するとともに、第2の脚支持部を平行に持上げる第2の駆動器を第2のベッド枠体に設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の折り畳みベッド。
  6. 前記水平展開状態、又は不完全折り畳み状態にある第1のベッド枠体、第2のベッド枠体の動作を阻止するロック手段を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の折畳みベッド。
  7. 前記ロック手段は、挿通孔を有し第1又は第2のベッド枠体に形成された支持板と、前記挿通孔及び支脚部の支柱部に挿通する固定ピンとを具えることを特徴とする請求項6記載の折畳みベッド。
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