JP3175051U - 浮力用エアバック付き自動車 - Google Patents
浮力用エアバック付き自動車 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3175051U JP3175051U JP2012000598U JP2012000598U JP3175051U JP 3175051 U JP3175051 U JP 3175051U JP 2012000598 U JP2012000598 U JP 2012000598U JP 2012000598 U JP2012000598 U JP 2012000598U JP 3175051 U JP3175051 U JP 3175051U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- airbag
- water
- air bag
- automobile
- air cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Air Bags (AREA)
- Emergency Lowering Means (AREA)
Abstract
【課題】本考案は、津波襲来時や河川の大量増水時或いは運転を誤って自動車が水中に転落した場合、運転者がエアバックを膨らませて自動車を水中に没することがなく水面に浮上させて救助の待機が可能となる浮力用エアバック付き自動車を提供するにある。
【解決手段】自動車本体1の下部に、エアバック2を折り畳んだ状態で複数装着させ、且つ、このエアバック2を膨張させるエアボンベ3と、このエアボンベ3の開閉を操作する制御装置4とを少なくとも備える構造とする。またエアバック2が、密閉性を有すると共に前面が開閉自在であるエアバックケース5に収納されたものとしても良く、各エアバック2が、1本のエアボンベ3と管接続されたものとしても良い。更に自動車本体1にイカリ6を備えたものとするのが好ましい。
【選択図】図1
【解決手段】自動車本体1の下部に、エアバック2を折り畳んだ状態で複数装着させ、且つ、このエアバック2を膨張させるエアボンベ3と、このエアボンベ3の開閉を操作する制御装置4とを少なくとも備える構造とする。またエアバック2が、密閉性を有すると共に前面が開閉自在であるエアバックケース5に収納されたものとしても良く、各エアバック2が、1本のエアボンベ3と管接続されたものとしても良い。更に自動車本体1にイカリ6を備えたものとするのが好ましい。
【選択図】図1
Description
本考案は津波襲来時や河川の大量増水時或いは運転を誤って自動車が水中に転落した場合、自動車が水中に没することなく浮上可能な浮力用エアバック付き自動車に関する。
従来、エアバックを付けた自動車としてはハンドルの前に装着し、事故に遭遇した際に運転者が受ける衝撃力を緩和するためにエアバックが用いられている。一方、自動車の下部に浮き袋を入れて、自動車を水面に浮上させるものとして、特開2002−144885の自動車防水カバーの提案がある。これは、エンジンの下部に浮き袋を入れることにより、自動車全体がバランス良く浮上し、傾いて水が浸入しにくくなり、船で曳航出来るようにしたものである。この目的は、自動車が豪雨や洪水のため水没し、使用不可能になることを防止するための防水カバーの提案である。
この自動車防水カバーは、本考案の浮力用エアバック付き自動車とは対象が異なると共に目的及び手段も異なるものである。つまり、自動車防水カバーは駐車状態の自動車が対象であり、本考案のように運転中に、津波の襲来時や水害に遭遇した時或いは運転中に自動車が水中に転落する事故に遭った時に、運転者が自らエアバックを膨らませて自動車を水面に浮上させることは上記のものでは不可能であると共に自動車防水カバーを運転中に装着して自動車を浮上させることは困難であり、且つ、そのような記載や発想もないものであった。
本考案の目的は、津波襲来時や河川の大量増水時或いは運転を誤って自動車が水中に転落した場合、運転者がエアバックを膨らませて自動車を水中に没することがなく、水面に浮上させて救助の待機が可能となる浮力用エアバック付き自動車を提供するにある。
本考案は上記現状に鑑みて成されたものであり、つまり、自動車本体の下部に、エアバックを折り畳んだ状態で複数装着させ、且つ、このエアバックを膨張させるエアボンベと、このエアボンベの開閉を操作する制御装置とを少なくとも備える構造とする。またエアバックが、密閉性を有すると共に前面が開閉自在であるエアバックケースに収納されたものとしても良く、各エアバックが、1本のエアボンベと管接続されたものとしても良い。更に自動車本体にイカリを備えたものとするのが好ましい。
請求項1のように自動車本体(1)の下部に、エアバック(2)を折り畳んだ状態で複数装着させ、且つ、このエアバック(2)を膨張させるエアボンベ(3)と、このエアボンベ(3)の開閉を操作する制御装置(4)とを少なくとも備えることにより、津波襲来時や河川の大量増水時或いは運転を誤って自動車が水中に転落した場合、運転者がエアバックを膨らませて自動車本体(1)を水中に没することがなく水面に浮上させて救助の待機が可能となるため、津波や水害などの災害時に安全に避難することが出来るものとなると共に海や湖に転落した場合でも助かる可能性が大きなものとなる。
請求項2のようにエアバック(2)が、密閉性を有すると共に前面が開閉自在であるエアバックケース(5)に収納されることにより、自動車本体(1)の下部にエアバック(2)を装着させる際の作業性が良いものとなる。
請求項3に示すように各エアバック(2)が、1本のエアボンベ(3)と管接続されることにより、エアボンベ(3)の管理が簡単になる。
請求項4に示すように自動車本体(1)にイカリ(6)を備えることにより、適宜にイカリ(6)を投下すれば、自動車本体(1)は海上に漂流することなくその途中で停滞することが可能となり、より確実で且つ早めに救助されるものとなる。
本考案の実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。(1)は自動車本体であり、該自動車本体(1)としては、軽自動車,普通車,大形自動車等の一般的な自動車である。(2)は自動車本体(1)の下部の四隅に装着させると共に折り畳まれた状態の4つのエアバックであり、該エアバック(2)としては、従来の耐衝撃用エアバックと同構造のものを用いれば良い。またエアバック(2)の大きさとしては、自動車本体(1)に人が4人程度乗った際であっても水面に浮くだけの浮力が得られるものとする。又、前記エアバック(2)の材質としては、救命ボート等に使用される材料を用いれば良い。(3)はエアバック(2)を膨張させるエアボンベであり、該エアボンベ(3)としては1本用意し、トランクに収納しておくと良い。前記エアボンベ(3)は各エアバック(2)と後述する接続管(44)で管接続されている。
(4)はエアボンベ(3)の開閉を操作する制御装置であり、該制御装置(4)としては、エアボンベ(3)を開栓に操作するためのスイッチ(41)と、エアボンベ(3)の開閉を行う電磁弁(42)と、スイッチ(41)と電磁弁(42)を電気的に接続するための導線(43)と、電磁弁(42)が開栓された時に各エアバック(2)にエアが注入されるために接続した接続管(44)と、から成されている。前記スイッチ(41)としては、運転者が運転中に操作できる位置へ適宜に設けると共に自動車のバッテリーから操作電源が得られるように接続しておく。また前記接続管(44)としては、ゴム管を用いるのが良い。(5)は密閉性を有すると共に前面が開閉自在であるエアバックケースであり、該エアバックケース(5)には折り畳んだ状態でエアバック(2)が収納されている。また前記エアバックケース(5)が自動車本体(1)の下部に装着する際には、前面を外側に向けて装着させておく。
(6)は自動車本体(1)の下部に備えたイカリであり、該イカリ(6)はワイヤーと伴に収納ボックスに収納されており、運転席の近くに図示しないレバーやボタンによる操作部が設けられ、その操作部によって、収納ボックスを開口させ、イカリ(6)が投下される構造のものを用意しておくのが好ましい。またイカリ(6)は自動車本体(1)の下部ではなく、後部席の適宜場所にワイヤー付きのイカリ(6)を収納して置き、窓を開いてイカリ(6)を手で投入するような構造のものとしても良い。
次に本考案の使用方法について説明する。先ず始めに自動車で路上を走行中に地震が発生した時には、自動車本体(1)から降りて避難するのが好ましいが、地震による津波警報が発せられた場合や、目の前に河川などから水が道路に流入して来た場合には、自動車本体(1)から降りずに、なるべく河川や海から遠ざかるように走行させる。この時、津波が襲来して避難が困難になった際、運転者はスイッチ(41)を入れる。すると電磁弁(42)が開き、エアボンベ(3)の圧搾空気が瞬時に噴射され、その圧搾空気は接続管(44)を介してエアバック(2)の内部に注入される。この圧搾空気が注入されると、エアバック(2)が膨らむと共にその膨らむ力によって、エアバックケース(5)の前側が開かれ、エアバック(2)は外側に向って膨張する。そしてエアバック(2)の内部に圧搾空気が充填されると、図3に示すように自動車本体(1)の下部四隅に、略球状或いは略円盤状の浮き袋が配置された状態になる。このため、自動車本体(1)の下部には大きな浮力が得られ、水面に自動車本体(1)は浮くものとなる。この状態で救助を待てば良い。
尚、自動車本体(1)が浮上して流されている際にイカリ(6)を投下すると良い。このイカリ(6)を投下するタイミングとしては、津波で流される場合には、津波が海へ引き返す際に投下するのが良く、河川などが氾濫して道路に水が流入して来た場合には、エアバック(2)を膨らませると同時にイカリ(6)を投下するのが良い。
このように水面に浮上した状態で救助を待つことが出来るため、助かる確率が高くなる。更に運転を誤って道路等から海や湖等に自動車が転落した場合であっても、本考案品であれば水中に没することがなく浮上し、助かる可能性が大きなものとなるのである。
1 自動車本体
2 エアバック
3 エアボンベ
4 制御装置
5 エアバックケース
6 イカリ
2 エアバック
3 エアボンベ
4 制御装置
5 エアバックケース
6 イカリ
Claims (4)
- 自動車本体(1)の下部に、エアバック(2)を折り畳んだ状態で複数装着させ、且つ、このエアバック(2)を膨張させるエアボンベ(3)と、このエアボンベ(3)の開閉を操作する制御装置(4)と、を少なくとも備えたことを特徴とする浮力用エアバック付き自動車。
- 前記エアバック(2)が、密閉性を有すると共に前面が開閉自在であるエアバックケース(5)に収納された請求項1記載の浮力用エアバック付き自動車。
- 前記各エアバック(2)が、1本の前記エアボンベ(3)と管接続された請求項1又は2記載の浮力用エアバック付き自動車。
- 前記自動車本体(1)にイカリ(6)を備えた請求項1記載の浮力用エアバック付き自動車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012000598U JP3175051U (ja) | 2012-02-07 | 2012-02-07 | 浮力用エアバック付き自動車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012000598U JP3175051U (ja) | 2012-02-07 | 2012-02-07 | 浮力用エアバック付き自動車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3175051U true JP3175051U (ja) | 2012-04-19 |
Family
ID=48002135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012000598U Expired - Fee Related JP3175051U (ja) | 2012-02-07 | 2012-02-07 | 浮力用エアバック付き自動車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3175051U (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102941832A (zh) * | 2012-10-31 | 2013-02-27 | 段华伟 | 一种汽车防浸水装置及其实现方法 |
CN104260689A (zh) * | 2014-10-25 | 2015-01-07 | 陈建红 | 车用防水气垫 |
CN104908695A (zh) * | 2015-06-17 | 2015-09-16 | 同济大学 | 一种汽车防淹装置 |
CN106043197A (zh) * | 2016-08-25 | 2016-10-26 | 曹俏峰 | 一种汽车浮力气囊系统 |
JP2017119494A (ja) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | 計二 馬場 | 水害避難用三輪自転車 |
CN110126771A (zh) * | 2019-05-20 | 2019-08-16 | 武汉科技大学 | 一种车用防淹方法、装置及系统 |
CN113619738A (zh) * | 2021-08-25 | 2021-11-09 | 刘成龙 | 一种汽车防洪浮艇 |
-
2012
- 2012-02-07 JP JP2012000598U patent/JP3175051U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102941832A (zh) * | 2012-10-31 | 2013-02-27 | 段华伟 | 一种汽车防浸水装置及其实现方法 |
CN102941832B (zh) * | 2012-10-31 | 2015-02-18 | 段华伟 | 一种汽车防浸水装置及其实现方法 |
CN104260689A (zh) * | 2014-10-25 | 2015-01-07 | 陈建红 | 车用防水气垫 |
CN104908695A (zh) * | 2015-06-17 | 2015-09-16 | 同济大学 | 一种汽车防淹装置 |
JP2017119494A (ja) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | 計二 馬場 | 水害避難用三輪自転車 |
CN106043197A (zh) * | 2016-08-25 | 2016-10-26 | 曹俏峰 | 一种汽车浮力气囊系统 |
CN110126771A (zh) * | 2019-05-20 | 2019-08-16 | 武汉科技大学 | 一种车用防淹方法、装置及系统 |
CN113619738A (zh) * | 2021-08-25 | 2021-11-09 | 刘成龙 | 一种汽车防洪浮艇 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3175051U (ja) | 浮力用エアバック付き自動車 | |
WO2017012424A1 (zh) | 一种新型全自动汽车涉水救助系统 | |
US20130305977A1 (en) | Vehicle flotation system | |
CN205220633U (zh) | 汽车防水淹装置 | |
CN206765973U (zh) | 一种汽车落水漂浮控制系统 | |
ES2935294T3 (es) | Sistema automático de apertura de ventanas con sensor de agua | |
CN105711771A (zh) | 一种客船救生系统 | |
CN104875863A (zh) | 一种船舶防倾覆装置 | |
CN103909891A (zh) | 汽车防止高水位浸泡和沉没、路面淤阻救助办法 | |
JPH09164906A (ja) | 自動車の非常用エアバッグ装置 | |
CN104908693A (zh) | 落水汽车弹管救生器 | |
JP2015143085A (ja) | 自動車水没防止装置 | |
CN204172840U (zh) | 一种汽车入水保护装置及汽车 | |
KR20160024555A (ko) | 선박 침몰 방지용 에어백 | |
US7523713B2 (en) | Use of floatation material to support a vehicle in water | |
CN112092782A (zh) | 一种多功能汽车防水淹装置 | |
JP3223789U (ja) | 車両用浮力付与装置 | |
CN106882140A (zh) | 一种汽车落水应急系统 | |
CN106828386A (zh) | 一种汽车落水和碰撞防护装置 | |
JP6442653B2 (ja) | フロート、並びに該フロートを備えた車両。 | |
CN212267397U (zh) | 一种车辆溺水自救系统及具有该系统的车辆 | |
JP2007331698A (ja) | 車両の水没防止装置 | |
CN105151016A (zh) | 一种汽车防水安全设备 | |
KR100813685B1 (ko) | 소형선박의 자기직립형 부력장치 | |
CN111483423A (zh) | 一种汽车落水自救装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150328 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |