JP3175011B2 - 仮撚被覆弾性糸 - Google Patents
仮撚被覆弾性糸Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光沢を有する仮撚
被覆弾性糸に関する。
被覆弾性糸に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、被覆弾性糸の製造方法とし
て、伸長された弾性糸と熱可塑性合成フィラメント糸を
芯/鞘状に引揃えて仮撚加工する方法は、例えば、特公
昭49−9427号、特公昭50−28536号公報、
特開昭60−231836号公報などにより知られてい
る。
て、伸長された弾性糸と熱可塑性合成フィラメント糸を
芯/鞘状に引揃えて仮撚加工する方法は、例えば、特公
昭49−9427号、特公昭50−28536号公報、
特開昭60−231836号公報などにより知られてい
る。
【0003】また、先撚りを付与した後、仮撚加工する
方法も、例えば、特公昭42−25511号公報、特開
昭48−33143号公報などにより知られている。
方法も、例えば、特公昭42−25511号公報、特開
昭48−33143号公報などにより知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
仮撚加工法による仮撚被覆弾性糸にあっては、今日のス
ポーツ衣料や、高級化指向のインナーウエアー分野にお
いて、仮撚被覆弾性糸を用いた製品は、さらに快適に、
しかも審美性を追求されており、前記の仮撚加工方式に
より被覆弾性糸では、リワインド工程で芯糸の弾性糸が
切断され易いために糸染めができないという問題点を有
していた。また、先撚りを付与した前記の公知の技術で
は製品の審美性、特に光沢感に欠けるものであった。
仮撚加工法による仮撚被覆弾性糸にあっては、今日のス
ポーツ衣料や、高級化指向のインナーウエアー分野にお
いて、仮撚被覆弾性糸を用いた製品は、さらに快適に、
しかも審美性を追求されており、前記の仮撚加工方式に
より被覆弾性糸では、リワインド工程で芯糸の弾性糸が
切断され易いために糸染めができないという問題点を有
していた。また、先撚りを付与した前記の公知の技術で
は製品の審美性、特に光沢感に欠けるものであった。
【0005】また、既存のカバーリング撚糸、あるいは
合撚方式の被覆弾性糸はなお一層光沢感が未達であり、
高品質で、審美性を有する弾性糸入りの2ウエイトリコ
ットに対応しきれなくなっている。
合撚方式の被覆弾性糸はなお一層光沢感が未達であり、
高品質で、審美性を有する弾性糸入りの2ウエイトリコ
ットに対応しきれなくなっている。
【0006】本発明の目的は、このような従来の欠点を
排除し、準備工程でしごかれてもズレたり、引掛ったり
せず、スムーズな解舒、走行性を付与し、さらに光沢に
富んだ被覆弾性糸の提供を目的とするとともに、さらに
伸長回復性と被覆性に優れた編地を実現し得る仮撚被覆
弾性糸を提供せんとするものである。
排除し、準備工程でしごかれてもズレたり、引掛ったり
せず、スムーズな解舒、走行性を付与し、さらに光沢に
富んだ被覆弾性糸の提供を目的とするとともに、さらに
伸長回復性と被覆性に優れた編地を実現し得る仮撚被覆
弾性糸を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成は、伸長された弾性糸を芯糸に配し、
その周囲をトータルデニールが30〜210Dである異
形断面合成繊維マルチフィラメント糸にて被覆した仮撚
被覆弾性糸において、該仮撚被覆弾性糸には先撚りと、
加撚方向が上記先撚りと同一方向である仮撚加工が施さ
れてなり、かつ、 先撚り数TW(T/M)が、80<TW<500 光沢度G(45°−45°)が、 5.5<G(45°−45°) であることを特徴とする仮撚被覆弾性糸である。
めの本発明の構成は、伸長された弾性糸を芯糸に配し、
その周囲をトータルデニールが30〜210Dである異
形断面合成繊維マルチフィラメント糸にて被覆した仮撚
被覆弾性糸において、該仮撚被覆弾性糸には先撚りと、
加撚方向が上記先撚りと同一方向である仮撚加工が施さ
れてなり、かつ、 先撚り数TW(T/M)が、80<TW<500 光沢度G(45°−45°)が、 5.5<G(45°−45°) であることを特徴とする仮撚被覆弾性糸である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施例に基づい
て本発明の仮撚被覆弾性糸を説明する。
て本発明の仮撚被覆弾性糸を説明する。
【0009】図1は本発明の仮撚被覆弾性糸の一例を示
す概略側面図を示し、図2は図1のX−X′断面概略図
である。
す概略側面図を示し、図2は図1のX−X′断面概略図
である。
【0010】図1において、弾性糸1は被覆弾性糸の芯
糸を形成し、異形断面を有する合成繊維マルチフィラメ
ント糸2が弾性糸1の周りを撚回しており、仮撚加工に
よっても捲縮はほとんど付与されておらず、スナールや
ループ形成のない比較的ストレートに近い粗い捲縮状態
で弾性糸1を被覆している。
糸を形成し、異形断面を有する合成繊維マルチフィラメ
ント糸2が弾性糸1の周りを撚回しており、仮撚加工に
よっても捲縮はほとんど付与されておらず、スナールや
ループ形成のない比較的ストレートに近い粗い捲縮状態
で弾性糸1を被覆している。
【0011】ここで、異形断面を有する合成繊維マルチ
フィラメント糸2の先撚り数は、80〜500T/Mの
範囲とすることが重要である。撚数が500T/Mを越
えると、被覆弾性糸としての光沢度の低下が顕著となる
ばかりか、細糸・スナール(ビリ)やコアー切れ(弾性
糸の糸切れ)を発生し易い。また、80T/Mより少な
いと、弾性糸の芯糸の先撚り(合撚)が不足のため、仮
撚加工時の糸走行が不安定となり、糸切れが多発した
り、仮撚による捲縮発現のバラツキとなって糸条の長手
方向に捲回部の移動(ズレ)によって粗密を生じ、比較
的細かな捲縮部と粗い捲縮部の混在する捲縮形態を生じ
易い。
フィラメント糸2の先撚り数は、80〜500T/Mの
範囲とすることが重要である。撚数が500T/Mを越
えると、被覆弾性糸としての光沢度の低下が顕著となる
ばかりか、細糸・スナール(ビリ)やコアー切れ(弾性
糸の糸切れ)を発生し易い。また、80T/Mより少な
いと、弾性糸の芯糸の先撚り(合撚)が不足のため、仮
撚加工時の糸走行が不安定となり、糸切れが多発した
り、仮撚による捲縮発現のバラツキとなって糸条の長手
方向に捲回部の移動(ズレ)によって粗密を生じ、比較
的細かな捲縮部と粗い捲縮部の混在する捲縮形態を生じ
易い。
【0012】図2において、弾性糸1の周りを撚回する
異形断面を有する合成繊維マルチフィラメント糸2は、
弾性糸1に対し一方に偏った部分に偏在している。ま
た、鞘を構成する合成繊維マルチフィラメント糸の各単
繊維は離散することなく比較的集束している。図2に示
す如く鞘部を構成する最外層に存在する合成繊維マルチ
フィラメントを外径とする仮想円を描くとその円は小さ
く、このことは被覆性が良好であることを示しているも
のである。
異形断面を有する合成繊維マルチフィラメント糸2は、
弾性糸1に対し一方に偏った部分に偏在している。ま
た、鞘を構成する合成繊維マルチフィラメント糸の各単
繊維は離散することなく比較的集束している。図2に示
す如く鞘部を構成する最外層に存在する合成繊維マルチ
フィラメントを外径とする仮想円を描くとその円は小さ
く、このことは被覆性が良好であることを示しているも
のである。
【0013】図3は、従来のカバーリング方式によっ
て、異形断面を有する合成繊維マルチフィラメント糸を
仮撚加工した後、シングルカバーリング方式で得られた
被覆弾性糸の概略側面図を示し、図4は図3のY−Y′
断面概略図を示す。
て、異形断面を有する合成繊維マルチフィラメント糸を
仮撚加工した後、シングルカバーリング方式で得られた
被覆弾性糸の概略側面図を示し、図4は図3のY−Y′
断面概略図を示す。
【0014】図3において、弾性糸1′は被覆弾性糸の
芯糸を形成し、異形断面を有する合成繊維のウーリー糸
2′が弾性糸1′の周りを撚回して被覆していること
は、図1に示す本発明の被覆弾性糸と大略同一である
が、本発明の仮撚被覆弾性糸とは、ウーリー糸2′の捲
縮性状が全く異なっている。すなわち、異形断面を有す
る合成繊維のウーリー糸2′の捲縮形状は、通常の仮撚
加工にて付与されたものと同様の細かなウーリー状の捲
縮であって、十分な嵩高性を有しているのである。
芯糸を形成し、異形断面を有する合成繊維のウーリー糸
2′が弾性糸1′の周りを撚回して被覆していること
は、図1に示す本発明の被覆弾性糸と大略同一である
が、本発明の仮撚被覆弾性糸とは、ウーリー糸2′の捲
縮性状が全く異なっている。すなわち、異形断面を有す
る合成繊維のウーリー糸2′の捲縮形状は、通常の仮撚
加工にて付与されたものと同様の細かなウーリー状の捲
縮であって、十分な嵩高性を有しているのである。
【0015】さらに、図4において、弾性糸1′の周り
を撚回する異形断面を有する合成繊維のウーリー糸2′
は、弾性糸1に対し一方に偏った部分に偏在している
が、各単繊維は集束することなく離散している。図2に
示す如く鞘部を構成する最外層に存在するウーリー単繊
維を外径とする仮想円を描くとその円ははるかに大き
く、このことは被覆性が甘いことを示しているものであ
る。
を撚回する異形断面を有する合成繊維のウーリー糸2′
は、弾性糸1に対し一方に偏った部分に偏在している
が、各単繊維は集束することなく離散している。図2に
示す如く鞘部を構成する最外層に存在するウーリー単繊
維を外径とする仮想円を描くとその円ははるかに大き
く、このことは被覆性が甘いことを示しているものであ
る。
【0016】図5は、本発明の一実施例よりなる仮撚被
覆弾性糸の光沢度を他の被覆弾性糸と比較したものであ
る。
覆弾性糸の光沢度を他の被覆弾性糸と比較したものであ
る。
【0017】図5において、Aは本発明の一実施例であ
る異形断面を有するポリアミドマルチフィラメント糸か
らなる仮撚被覆弾性糸であり、その光沢度G(45°−
45°)は8.0である。Bは比較例として用いた丸断
面を有するポリアミドマルチフィラメント糸からなる被
覆弾性糸であり、その光沢度G(45°−45°)は
4.7である。なお、いずれも先撚り数200T/M
(Sより)、仮撚加工条件は、ともに同一で、1ヒータ
ー/スピンドル方式により、ヒーター温度180℃、仮
撚数2760T/M、フイード率−1.74%(ヒータ
ー長1m、糸速90m/min)で行なったものであ
る。
る異形断面を有するポリアミドマルチフィラメント糸か
らなる仮撚被覆弾性糸であり、その光沢度G(45°−
45°)は8.0である。Bは比較例として用いた丸断
面を有するポリアミドマルチフィラメント糸からなる被
覆弾性糸であり、その光沢度G(45°−45°)は
4.7である。なお、いずれも先撚り数200T/M
(Sより)、仮撚加工条件は、ともに同一で、1ヒータ
ー/スピンドル方式により、ヒーター温度180℃、仮
撚数2760T/M、フイード率−1.74%(ヒータ
ー長1m、糸速90m/min)で行なったものであ
る。
【0018】ここで、光沢特性を表わす光沢度は次によ
って定義される。 (光沢度)試料片を5cm×5cmの台紙に糸を均一に
数層巻きつけ、繊維軸に直角に光源照射面積0.2cm
2 を照射し、光源の入射角を45°と定め、受光角を4
5°の一定方向に固定して、45°−45°と表示す
る。(他に入射角45°、受光角20°を合せ測定し、
45°−20°と表示する。) 次のように光沢度を表示する。
って定義される。 (光沢度)試料片を5cm×5cmの台紙に糸を均一に
数層巻きつけ、繊維軸に直角に光源照射面積0.2cm
2 を照射し、光源の入射角を45°と定め、受光角を4
5°の一定方向に固定して、45°−45°と表示す
る。(他に入射角45°、受光角20°を合せ測定し、
45°−20°と表示する。) 次のように光沢度を表示する。
【0019】光沢度:G値(45°−45°) ここに用いた試験法は、JIS Z 8741光沢計U
GV−4K(スガ試験機社製) 同様に、光沢度G(45°−20°)を測定した結果、
前記した本発明の一実施例よりなる仮撚被覆弾性糸は1
31.5であり、比較例(丸断面のナイロン糸)の被覆
弾性糸は77.5であった。つまり、光沢度G(45°
−20°)においても、異形断面を有するポリアミドマ
ルチフィラメント糸からなるものが、丸断面を有するポ
リアミドマルチフィラメント糸からなるものに比べて約
1.7倍であった。
GV−4K(スガ試験機社製) 同様に、光沢度G(45°−20°)を測定した結果、
前記した本発明の一実施例よりなる仮撚被覆弾性糸は1
31.5であり、比較例(丸断面のナイロン糸)の被覆
弾性糸は77.5であった。つまり、光沢度G(45°
−20°)においても、異形断面を有するポリアミドマ
ルチフィラメント糸からなるものが、丸断面を有するポ
リアミドマルチフィラメント糸からなるものに比べて約
1.7倍であった。
【0020】さらに参考までに、A′は本発明に用いた
異形断面ポリアミドマルチフィラメント糸(原糸の意
味)の光沢度G(45°−45°)が21.0であるこ
とを示し、B′は丸断面のポリアミドマルチフィラメン
ト糸光沢度G(45°−45°)が8.5であることを
示す。異形断面糸の方が丸断面糸に比べて約2.5倍弱
であった。同様に光沢度G(45°−20°)はそれぞ
れ460,174.5であり、2.6倍強であった。
異形断面ポリアミドマルチフィラメント糸(原糸の意
味)の光沢度G(45°−45°)が21.0であるこ
とを示し、B′は丸断面のポリアミドマルチフィラメン
ト糸光沢度G(45°−45°)が8.5であることを
示す。異形断面糸の方が丸断面糸に比べて約2.5倍弱
であった。同様に光沢度G(45°−20°)はそれぞ
れ460,174.5であり、2.6倍強であった。
【0021】ここでは光沢度G(45°−45°)より
も光沢度G(45°−20°)の方が受光量としては大
であることと、原糸から仮撚被覆弾性糸に糸加工される
ことによって光沢度は減少することが判明した。
も光沢度G(45°−20°)の方が受光量としては大
であることと、原糸から仮撚被覆弾性糸に糸加工される
ことによって光沢度は減少することが判明した。
【0022】これら先撚り加工前後の関係は、本発明の
異形断面を有する合成繊維マルチフィラメント糸は元
来、異形断面糸であるがため、光輝度であって、仮撚加
工した後の光沢度が比較例の丸断面を有する合成繊維フ
ィラメント糸(原糸)と同等レベルにあることが分る。
異形断面を有する合成繊維マルチフィラメント糸は元
来、異形断面糸であるがため、光輝度であって、仮撚加
工した後の光沢度が比較例の丸断面を有する合成繊維フ
ィラメント糸(原糸)と同等レベルにあることが分る。
【0023】また既存のカバーリング撚糸による被覆弾
性糸においては、カバード糸(鞘糸)として本発明の異
形断面を有するポリアミドマルチフィラメント糸を用
い、通常の仮撚加工の如く完全ウーリー化を狙ったもの
でなく、光沢本位の甘撚や高めのフイード率、低めのヒ
ーター温度条件等を施したにもかかわらず、被覆弾性糸
の光沢度G(45°−45°)は5.0程度であり、ウ
ーリーナイロン糸光沢度G(45°−20°)は72の
低い値しか得られなかった。
性糸においては、カバード糸(鞘糸)として本発明の異
形断面を有するポリアミドマルチフィラメント糸を用
い、通常の仮撚加工の如く完全ウーリー化を狙ったもの
でなく、光沢本位の甘撚や高めのフイード率、低めのヒ
ーター温度条件等を施したにもかかわらず、被覆弾性糸
の光沢度G(45°−45°)は5.0程度であり、ウ
ーリーナイロン糸光沢度G(45°−20°)は72の
低い値しか得られなかった。
【0024】つまり、本発明の仮撚被覆弾性糸の特徴
は、芯部に弾性糸を有し、鞘糸が異形断面を有する合成
繊維マルチフィラメント糸で構成された先撚りを有する
仮撚方式の被覆弾性糸でありながら、鞘糸の捲縮形状が
比較的ストレートに近い微弱な捲縮が付与され、弾性糸
を緊迫な状態に被覆しているために、異形断面から発す
る光沢は先撚りで、かつ仮撚加工を受けていながら光輝
性に富んでいる点において、いかなる既存のカバーリン
グ撚糸に比べても優れている。
は、芯部に弾性糸を有し、鞘糸が異形断面を有する合成
繊維マルチフィラメント糸で構成された先撚りを有する
仮撚方式の被覆弾性糸でありながら、鞘糸の捲縮形状が
比較的ストレートに近い微弱な捲縮が付与され、弾性糸
を緊迫な状態に被覆しているために、異形断面から発す
る光沢は先撚りで、かつ仮撚加工を受けていながら光輝
性に富んでいる点において、いかなる既存のカバーリン
グ撚糸に比べても優れている。
【0025】本発明で用いられる弾性糸には、ポリウレ
タン弾性糸、ポリエステル弾性糸、ポリアミド弾性糸が
含まれるが、なかんずくポリウレタン弾性糸(スパンデ
ックス)が広く用いられる。
タン弾性糸、ポリエステル弾性糸、ポリアミド弾性糸が
含まれるが、なかんずくポリウレタン弾性糸(スパンデ
ックス)が広く用いられる。
【0026】また、本発明において、異形断面を有する
合成繊維マルチフィラメント糸は、ポリアミド、ポリエ
ステル、ポリアクリルマルチフィラメント糸であり、そ
の断面形状は、正三角形、もしくは二等辺三角形が好ま
しい。しかも、変形度の大きい五角断面であったり、I
型の扁平糸であってもよい。
合成繊維マルチフィラメント糸は、ポリアミド、ポリエ
ステル、ポリアクリルマルチフィラメント糸であり、そ
の断面形状は、正三角形、もしくは二等辺三角形が好ま
しい。しかも、変形度の大きい五角断面であったり、I
型の扁平糸であってもよい。
【0027】また、トータルデニールは30〜210D
であり、アウターウエアー用(水着等)には50〜21
0D、インナーウエア用には30〜70Dが好ましい。
単糸デニールは通常1.0〜6.0デニールであればよ
く、またこれらのデニールミックスであってもよい。
であり、アウターウエアー用(水着等)には50〜21
0D、インナーウエア用には30〜70Dが好ましい。
単糸デニールは通常1.0〜6.0デニールであればよ
く、またこれらのデニールミックスであってもよい。
【0028】次に、本発明の仮撚被覆弾性糸の製造方法
を説明する。
を説明する。
【0029】本発明の仮撚被覆弾性糸は、伸長された弾
性糸と、光沢度G(45°−45°)が15以上である
異形断面を有する合成繊維マルチフィラメント糸とを引
揃えた状態で80〜500T/Mの先撚りを施し、次い
で仮撚係数が16000〜22000、仮撚セット温度
が140〜185℃の範囲であり、かつ仮撚加撚方向が
先撚り方向と同一方向になるように加撚−熱固定−解撚
の仮撚加工を施すことによって製造することが好まし
い。
性糸と、光沢度G(45°−45°)が15以上である
異形断面を有する合成繊維マルチフィラメント糸とを引
揃えた状態で80〜500T/Mの先撚りを施し、次い
で仮撚係数が16000〜22000、仮撚セット温度
が140〜185℃の範囲であり、かつ仮撚加撚方向が
先撚り方向と同一方向になるように加撚−熱固定−解撚
の仮撚加工を施すことによって製造することが好まし
い。
【0030】上記の仮撚被覆弾性糸の製造方法におい
て、前述の通り本発明の被覆弾性糸に用いる異形断面を
有する合成繊維マルチフィラメント糸の原糸の光沢度G
(45°−45°)が15以上とすることが好ましい。
て、前述の通り本発明の被覆弾性糸に用いる異形断面を
有する合成繊維マルチフィラメント糸の原糸の光沢度G
(45°−45°)が15以上とすることが好ましい。
【0031】また、先撚り工程での撚数(TW )は80
〜500T/Mの範囲とし、かつドラフト倍率が1.5
〜4.5で捲回させることが好ましい。
〜500T/Mの範囲とし、かつドラフト倍率が1.5
〜4.5で捲回させることが好ましい。
【0032】さらに、加撚−熱固定−解撚の仮撚工程
で、加撚の方向は先撚りと同一方向とするものである。
で、加撚の方向は先撚りと同一方向とするものである。
【0033】本発明においては、後記する仮撚係数Kが
16000〜22000の範囲を満たし、かつ仮撚セッ
ト温度が140〜185℃とする条件を充足することが
好ましい。
16000〜22000の範囲を満たし、かつ仮撚セッ
ト温度が140〜185℃とする条件を充足することが
好ましい。
【0034】ここで、本発明において、仮撚加工に用い
る仮撚係数Kは、次式で定義する。 (仮撚係数Kの定義)本発明で用いる異形断面を有する
合成繊維マルチフィラメント糸のデニール(D)と、仮
撚数(T)は、次の関係にある。
る仮撚係数Kは、次式で定義する。 (仮撚係数Kの定義)本発明で用いる異形断面を有する
合成繊維マルチフィラメント糸のデニール(D)と、仮
撚数(T)は、次の関係にある。
【0035】T=K(ρ/D)1/2 ただし、ρ:繊維の比重 D:仮撚係数 次に、本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。
【0036】図6は、仮撚係数Kと仮撚セット温度Hの
関係で加工条件の範囲を示す説明図である。
関係で加工条件の範囲を示す説明図である。
【0037】図6において、[A]の領域では、捲縮が
ほとんどなく、光沢は良好であっても、撚の崩れた糸形
態になり、もはや仮ヨリ糸とはいえない。[B]の領域
は、本発明の条件範囲にあり、光沢、風合とも絹様風合
に最も近いものが得られる。[C]の領域では、光沢の
減少はもちろんのこと、捲縮が細かく、糸の断面変形も
極度に進み、さらには一部弾性糸並びに異形断面を有す
る合成繊維マルチフィラメント糸の融着が進行して表面
品位が悪い。[D]の領域では、光沢は減少し、かつ捲
縮が細かく、普通の丸断面を有する合成繊維マルチフィ
ラメント糸の仮撚加工条件に近いため、光沢は低下し、
嵩高でソフト風合となる。[E]の領域では、もはや融
着部分がほとんどで、一部糸切れする。
ほとんどなく、光沢は良好であっても、撚の崩れた糸形
態になり、もはや仮ヨリ糸とはいえない。[B]の領域
は、本発明の条件範囲にあり、光沢、風合とも絹様風合
に最も近いものが得られる。[C]の領域では、光沢の
減少はもちろんのこと、捲縮が細かく、糸の断面変形も
極度に進み、さらには一部弾性糸並びに異形断面を有す
る合成繊維マルチフィラメント糸の融着が進行して表面
品位が悪い。[D]の領域では、光沢は減少し、かつ捲
縮が細かく、普通の丸断面を有する合成繊維マルチフィ
ラメント糸の仮撚加工条件に近いため、光沢は低下し、
嵩高でソフト風合となる。[E]の領域では、もはや融
着部分がほとんどで、一部糸切れする。
【0038】すなわち、本発明において、仮撚係数Kが
16000未満では原糸ライクとなって風合が出ず、好
ましくない。
16000未満では原糸ライクとなって風合が出ず、好
ましくない。
【0039】また、仮撚セット温度が140℃より低い
と、風合は原糸ライクで捲縮発現がほとんどなく、好ま
しくない。また逆に185℃を越えると断面変形が大き
くなること、および弾性糸の一部と異形断面を有する合
成繊維マルチフィラメント糸との間で融着が生じる。
と、風合は原糸ライクで捲縮発現がほとんどなく、好ま
しくない。また逆に185℃を越えると断面変形が大き
くなること、および弾性糸の一部と異形断面を有する合
成繊維マルチフィラメント糸との間で融着が生じる。
【0040】上記したように、伸長された弾性糸と異形
断面を有する合成繊維マルチフィラメント糸を先撚りす
ることは、後工程で仮撚加工することによって、両者が
一体に仮撚され、同時に仮撚方向が先撚り方向と同一で
あることが相乗効果となって、捲縮付与ならびに断面変
形を抑制するように働く。その際、先撚り数が500T
/Mより低いことと、異形断面を有する合成繊維マルチ
フィラメント糸(原糸)の光沢度G(45°−45°)
が15以上であることが光沢を有する被覆弾性糸を得る
ために好ましい条件である。
断面を有する合成繊維マルチフィラメント糸を先撚りす
ることは、後工程で仮撚加工することによって、両者が
一体に仮撚され、同時に仮撚方向が先撚り方向と同一で
あることが相乗効果となって、捲縮付与ならびに断面変
形を抑制するように働く。その際、先撚り数が500T
/Mより低いことと、異形断面を有する合成繊維マルチ
フィラメント糸(原糸)の光沢度G(45°−45°)
が15以上であることが光沢を有する被覆弾性糸を得る
ために好ましい条件である。
【0041】さらに、加撚−熱固定−解撚工程からなる
仮撚加工条件として、仮撚係数Kが16000〜220
00、仮撚セット温度が140〜185℃の範囲を選択
することによって、通常の弾性糸入りのカバーリング撚
糸、あるいはまた、弾性糸と合成繊維フィラメント糸の
引揃え仮撚加工、または先撚り解撚方向仮撚加工等では
得ることのできない優れた光沢を備えた被覆弾性糸を得
ることができる。
仮撚加工条件として、仮撚係数Kが16000〜220
00、仮撚セット温度が140〜185℃の範囲を選択
することによって、通常の弾性糸入りのカバーリング撚
糸、あるいはまた、弾性糸と合成繊維フィラメント糸の
引揃え仮撚加工、または先撚り解撚方向仮撚加工等では
得ることのできない優れた光沢を備えた被覆弾性糸を得
ることができる。
【0042】本発明の仮撚被覆弾性糸から編地を編成す
る際に、芯部に弾性糸を有し、鞘部の異形断面を有する
合成繊維マルチフィラメント糸の捲縮形状が比較的にス
トレートに近く、弾性糸を緊迫な状態に被覆しているた
めに、準備工程での通過性がスムースである。また、得
られた編地表面は平滑で、優れた絹様光沢が得られる。
る際に、芯部に弾性糸を有し、鞘部の異形断面を有する
合成繊維マルチフィラメント糸の捲縮形状が比較的にス
トレートに近く、弾性糸を緊迫な状態に被覆しているた
めに、準備工程での通過性がスムースである。また、得
られた編地表面は平滑で、優れた絹様光沢が得られる。
【0043】次に、本発明を実施例によって具体的に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0044】
【実施例】[実施例1]艶消し剤を含まない異形断面ナ
イロン糸70デニール、48フィラメント(ナイロン
6、比重ρ=1.14、光沢度G(45°−45°)=
21.0、東レ株式会社製、登録商標“ナイロンヨック
ス”)と、ポリウレタン弾性糸としてタイプ127c、
20デニール(東レ・デュポン(株)製、登録商標“オ
ペロン”)をドラフト率3.2倍、先撚り数200T/
M、S撚に設定して、弾性糸積極供給装置付リング撚糸
機で合撚し、続いて、1ヒータ/スピンドルタイプ仮撚
機で、仮撚数、ヒータ温度は表1の通りに設定して仮撚
被覆弾性糸を得た。
イロン糸70デニール、48フィラメント(ナイロン
6、比重ρ=1.14、光沢度G(45°−45°)=
21.0、東レ株式会社製、登録商標“ナイロンヨック
ス”)と、ポリウレタン弾性糸としてタイプ127c、
20デニール(東レ・デュポン(株)製、登録商標“オ
ペロン”)をドラフト率3.2倍、先撚り数200T/
M、S撚に設定して、弾性糸積極供給装置付リング撚糸
機で合撚し、続いて、1ヒータ/スピンドルタイプ仮撚
機で、仮撚数、ヒータ温度は表1の通りに設定して仮撚
被覆弾性糸を得た。
【0045】表1から明らかなように、得られた仮撚被
覆弾性糸の光沢度G(45°−45°)はいずれも7.
6〜8.1の範囲にあり、優れた光沢を有するものであ
った。
覆弾性糸の光沢度G(45°−45°)はいずれも7.
6〜8.1の範囲にあり、優れた光沢を有するものであ
った。
【0046】得られた仮撚被覆弾性糸を28ゲージ、イ
ンターロック組織の丸編機で編成し、染色整理加工した
結果、編地表面の滑らかな光沢に富んだストレッチ性の
良好な、水着用途に好適な編地を得た。
ンターロック組織の丸編機で編成し、染色整理加工した
結果、編地表面の滑らかな光沢に富んだストレッチ性の
良好な、水着用途に好適な編地を得た。
【0047】
【表1】 ★
【0048】
【表2】 ★[実施例2]異形断面ナイロン糸70デニール、24
フィラメント、タイプ108(東レ株式会社製、登録商
標“アミック”)、および丸断面ナイロン糸50デニー
ル、40フィラメント、タイプ200(東レ株式会社
製、登録商標“ロイヤルソフィー”)、ナイロン70デ
ニール、34フィラメント、タイプ304(東レ(株)
製、登録商標“ミラコスモ”)と、ポリウレタン弾性糸
はタイプ127cおよび154c、20デニール(東レ
・デュポン(株)製、登録商標“オペロン”)を実施例
1と同一工程で、製造条件は表2のとおりに設定して、
仮撚被覆弾性糸を得た。
フィラメント、タイプ108(東レ株式会社製、登録商
標“アミック”)、および丸断面ナイロン糸50デニー
ル、40フィラメント、タイプ200(東レ株式会社
製、登録商標“ロイヤルソフィー”)、ナイロン70デ
ニール、34フィラメント、タイプ304(東レ(株)
製、登録商標“ミラコスモ”)と、ポリウレタン弾性糸
はタイプ127cおよび154c、20デニール(東レ
・デュポン(株)製、登録商標“オペロン”)を実施例
1と同一工程で、製造条件は表2のとおりに設定して、
仮撚被覆弾性糸を得た。
【0049】表2から明らかなように、異形断面を有す
るナイロンを使用した仮撚被覆弾性糸は良好な光沢を与
えるが、丸断面使いのものはほとんど光沢が失われてい
る。 [実施例3]異形断面ポリエステル糸75−48−S9
75(75D、48フィラメント)、比重ρ=1.38
2、光沢度G(45゜−45゜)32.0、東レ株式会
社製(登録商標“シルック”)、異形断面ポリエステル
糸75−36−R905(75D、36フィラメン
ト)、比重ρ=1.382、光沢度G(45゜−45
゜)24.5、東レ株式会社製、登録商標スーパーブラ
イト“シルック”III )、および異形断面アクリルフィ
ラメント糸75−40−SM(75D、40フィラメン
ト)、比重ρ=1.14、光沢度G(45゜−45゜)
14.5、三菱レイヨン株式会社製、登録商標“シルパ
ロン”、“ゼニフアー”と、ポリウレタン弾性糸は実施
例2と同一のものを用いて、かつ同一工程で製造条件は
表3のとおりに設定して、仮撚被覆弾性糸を得た。
るナイロンを使用した仮撚被覆弾性糸は良好な光沢を与
えるが、丸断面使いのものはほとんど光沢が失われてい
る。 [実施例3]異形断面ポリエステル糸75−48−S9
75(75D、48フィラメント)、比重ρ=1.38
2、光沢度G(45゜−45゜)32.0、東レ株式会
社製(登録商標“シルック”)、異形断面ポリエステル
糸75−36−R905(75D、36フィラメン
ト)、比重ρ=1.382、光沢度G(45゜−45
゜)24.5、東レ株式会社製、登録商標スーパーブラ
イト“シルック”III )、および異形断面アクリルフィ
ラメント糸75−40−SM(75D、40フィラメン
ト)、比重ρ=1.14、光沢度G(45゜−45゜)
14.5、三菱レイヨン株式会社製、登録商標“シルパ
ロン”、“ゼニフアー”と、ポリウレタン弾性糸は実施
例2と同一のものを用いて、かつ同一工程で製造条件は
表3のとおりに設定して、仮撚被覆弾性糸を得た。
【0050】表2から明らかなように、異形断面を有す
るポリエステル糸およびアクリルフィラメント糸を使用
した仮撚被覆弾性糸は良好な光沢を与える。
るポリエステル糸およびアクリルフィラメント糸を使用
した仮撚被覆弾性糸は良好な光沢を与える。
【0051】
【表3】 ★
【0052】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、下
記のような効果を奏することができる。 イ)伸長され
た弾性糸と異形断面を有する合成繊維マルチフィラメン
トを先撚りを付与してから仮撚加工することによって、
得られる仮撚被覆弾性糸は、先撚りの付与のため、鞘糸
の異形断面の合成繊維マルチフィラメントが仮撚での断
面変形が抑制され、捲縮発現が進展せず、比較的ストレ
ートに近い捲縮となって弾性糸を緊密に被覆する。
記のような効果を奏することができる。 イ)伸長され
た弾性糸と異形断面を有する合成繊維マルチフィラメン
トを先撚りを付与してから仮撚加工することによって、
得られる仮撚被覆弾性糸は、先撚りの付与のため、鞘糸
の異形断面の合成繊維マルチフィラメントが仮撚での断
面変形が抑制され、捲縮発現が進展せず、比較的ストレ
ートに近い捲縮となって弾性糸を緊密に被覆する。
【0053】その結果、準備工程での通過性がスムース
で良い。得られた編物表面も平滑性に富んでいる。
で良い。得られた編物表面も平滑性に富んでいる。
【0054】ロ)しかも、先撚りが500T/M未満に
あることと、異形断面を有する合成繊維マルチフィラメ
ント糸(原糸)で、光沢度G(45゜−45゜)が15
以上のものを使用し、さらに加撚方向が先撚りと同一方
向であるように仮撚加工することにより、仮撚被覆弾性
糸の光沢度G(45゜−45゜)が5.5以上と光沢に
富んだものとなる。
あることと、異形断面を有する合成繊維マルチフィラメ
ント糸(原糸)で、光沢度G(45゜−45゜)が15
以上のものを使用し、さらに加撚方向が先撚りと同一方
向であるように仮撚加工することにより、仮撚被覆弾性
糸の光沢度G(45゜−45゜)が5.5以上と光沢に
富んだものとなる。
【0055】その結果、該仮撚被覆弾性糸100%使い
丸編物で極めて表面平滑で、光沢に富んだものとなり、
あたかも2−ウエイトリコットに酷似したものを得るこ
とができる。さらに、綿交編であっても、絹様光沢を発
するために、レディース・インナーに好適である。
丸編物で極めて表面平滑で、光沢に富んだものとなり、
あたかも2−ウエイトリコットに酷似したものを得るこ
とができる。さらに、綿交編であっても、絹様光沢を発
するために、レディース・インナーに好適である。
【図1】本発明の仮撚被覆弾性糸の概略側面図である。
【図2】図1のX−X′断面概略図である。
【図3】従来のカバーリング方式によって得られた被覆
弾性糸の概略側面図である。
弾性糸の概略側面図である。
【図4】図3のY−Y′断面概略図である。
【図5】本発明の仮撚被覆弾性糸の光沢度と、他の比較
の被覆弾性糸の光沢度とを比較して示すグラフである。
の被覆弾性糸の光沢度とを比較して示すグラフである。
【図6】仮撚係数Kと仮撚セット温度Hの関係で加工条
件の範囲を示す説明図である。
件の範囲を示す説明図である。
1,(1′):弾性糸 2:異形断面を有する合成繊維マルチフィラメント糸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−80635(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D02G 3/26 D02G 3/04 D02G 3/32
Claims (1)
- 【請求項1】伸長された弾性糸を芯糸に配し、その周囲
をトータルデニールが30〜210Dである異形断面合
成繊維マルチフィラメント糸にて被覆した仮撚被覆弾性
糸において、該仮撚被覆弾性糸には先撚りと、加撚方向
が上記先撚りと同一方向である仮撚加工が施されてな
り、かつ、 先撚り数TW(T/M)が、80<TW<500 光沢度G(45°−45°)が、 5.5<G(45°−45°) であることを特徴とする仮撚被覆弾性糸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35076098A JP3175011B2 (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | 仮撚被覆弾性糸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35076098A JP3175011B2 (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | 仮撚被覆弾性糸 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1310790A Division JP2935044B2 (ja) | 1990-01-22 | 1990-01-22 | 仮撚被覆弾性糸およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11241240A JPH11241240A (ja) | 1999-09-07 |
JP3175011B2 true JP3175011B2 (ja) | 2001-06-11 |
Family
ID=18412689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35076098A Expired - Fee Related JP3175011B2 (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | 仮撚被覆弾性糸 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3175011B2 (ja) |
-
1998
- 1998-11-24 JP JP35076098A patent/JP3175011B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11241240A (ja) | 1999-09-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |