JP2003201636A - 被覆弾性糸の製造方法 - Google Patents
被覆弾性糸の製造方法Info
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Abstract
力で身体にフィットする衣服の素材となる被覆弾性糸を
安定した品質で効率良く製造することである。 【解決手段】 第1工程としてポリアミドマルチフィラ
メントの仮撚加工糸とポリウレタン弾性糸を2.6〜
3.5倍に伸長しながら引揃えた合糸状態で残留トルク
力が増大するように仮撚加工糸の解撚撚方向に合撚した
後、第2工程として合撚糸を2〜50%のオーバーフィ
ード率、ヒーター温度150〜220℃、セット時間
0.2〜0.9秒で弛緩走行させながら熱セットするポ
リアミドマルチフィラメントの被覆弾性糸の製造方法と
する。
Description
性糸と仮撚加工糸を用いて伸長性や嵩高性を改良した被
覆弾性糸の製造方法に関する。
レタン弾性糸を芯糸にして、ポリアミドマルチフィラメ
ントの仮撚加工糸を旋回して被覆するシングルカバード
撚糸(カバリング方法)で製造される場合が一般的であ
る。
糸とポリアミドマルチフィラメントの原糸を引揃えて仮
撚加工する無撚状芯/鞘の被覆弾性糸や、伸長されたポ
リウレタン弾性糸とポリアミドマルチフィラメント原糸
とが下撚を施された状態で下撚の撚方向と同方向に加撚
仮撚加工した被覆弾性糸が知られている。
なカバリング撚糸法は、鞘となるポリアミドマルチフィ
ラメント仮撚加工糸が、中空スピンドル旋回によるバル
ーン状緊張下でポリウレタン芯糸に巻き付く製法であ
り、マルチフィラメント仮撚加工糸の嵩高性を著しく損
ね、肌着やタイツなどの風合を硬くするという欠点を有
している。
過性向上などから仮撚加工糸の加撚撚方向と同方向に旋
回カバリングするため、仮撚加工糸の残留トルク力を著
しく低下させる結果になり、嵩高性も損ねることにな
る。また、このカバリング撚糸法は、ポリウレタン弾性
糸の走行状態を安定化するためにドラフトを2.9〜
3.5倍にする必要があるから、この被覆弾性糸は、高
伸長応力のものになり、特に編物品では伸縮パワーが強
すぎるという欠点がある。
ン弾性糸とポリアミドマルチフィラメント原糸の引揃え
仮撚加工の無撚状芯/鞘被覆弾性糸、および伸長された
ポリウレタン弾性糸とポリアミドマルチフィラメント原
糸に下撚を施した後で、仮撚加工した被覆弾性糸は、高
仮撚数条件で加撚・熱セットが同時に行われるため、ポ
リウレタン弾性糸の脆化や鞘糸の締め付けによるポリウ
レタン弾性糸の側面・断面の変型、傷発生などのダメー
ジがあってコアー切れの問題が起こり易かった。
が、加撚と同時に解撚されるため、加工時の加撚と解撚
張力変動が大きくなり、錘間および糸長方向の未解撚と
被覆斑などといった品質のバラツキが拡大する要因にな
る。
る消費者の要望としては、特殊なスポーツ衣料分野を除
き、フラットな外観美でソフトパワーで柔らかな風合で
絞め付けの弱い製品が好まれる傾向がある。一方、絞め
付けの強い商品は、着心地や健康面でも好ましくないの
で、避けられる傾向である。
は、鞘糸の締め付けと残留トルク力の減少から仮撚加工
糸の捲縮発現を押えて嵩高性を損ねる欠点となり、併せ
てストレッチパワーが強すぎるため風合が硬いなど着用
感の悪い被覆弾性糸となっていた。
および下撚を施した仮撚被覆弾性糸は、芯糸のポリウレ
タン弾性糸を伸長しながら、鞘糸と同時に仮撚加工する
製法であるため、ポリウレタン弾性糸の特性が不均一で
加工張力(T1/T2)および撚数変動が大きくなり、
被覆斑、コアー切れ、染着差、外観不良、寸法バラツキ
などの問題が発生しやすかった。
は、上記した問題点を解決して、鞘部のポリアミドマル
チフィラメント仮撚加工糸のクリンプ形態を柔らかな所
定形状にして芯糸を被覆し、これにより嵩高で柔らかな
風合があり、適度な締め付け力で身体にフィットする衣
服の素材となる被覆弾性糸を安定した品質で効率良く製
造することである。
ため、この発明においては、第1工程としてポリアミド
マルチフィラメントの仮撚加工糸とポリウレタン弾性糸
を伸長しながら引揃えた合糸状態で残留トルク力が増大
するように仮撚加工糸の解撚撚方向に合撚した後、第2
工程として合撚糸をオーバーフィードで弛緩走行させな
がら熱セットするポリアミドマルチフィラメントの被覆
弾性糸の製造方法としたのである。
フィラメント仮撚加工糸の残留トルク撚方向(仮撚の加
撚方向)に対しさらにトルク力を増大する仮撚の解撚方
向に合撚することにより、仮撚加工糸のクリンプ波形を
3次元的な形状から2次元的な傾向にクリンプ波形を変
えコイル状にせしめた鞘部で芯糸となるポリウレタン弾
性糸を2.6〜3.5倍に伸長しながら合撚する。
正な撚数と仮撚加工糸の残留トルク力の強弱に適合した
撚数を加算設定する前記の請求項2に記載した合撚数の
範囲を満足する。
糸またはS解撚加工糸であるポリアミドマルチフィラメ
ント仮撚加工糸と、ポリウレタン弾性糸とのZ合撚また
はS合撚であり、1m当りの撚数(T/m)が下記の数
2の式の範囲を満足する撚数である被覆弾性糸の製造方
法を採用することが好ましい。
は、第2工程の熱セットが、合撚糸を2〜50%範囲の
オーバーフィード率で走行供給しながら150〜220
℃の範囲の温度で熱セットしてポリアミドマルチフィラ
メント仮撚加工糸の捲縮形態をコイル状に発現させる熱
セットであることが好ましい。
フィード率で弛緩しながら供給し、所定温度のヒータ温
度でセット時間を好ましくは0.2〜0.9秒にするこ
とにより、仮撚加工糸の潜在化したクリンプ波形が円く
膨らんで高密度化されたコイル状捲縮の鞘部で芯糸を被
覆できるようになり、嵩高性に優れた被覆弾性糸が製造
できる。
率による低加工張力で熱セットするので、合撚された仮
撚加工糸のコイル状捲縮が顕著に現われ、併せて残留ト
ルク力の低下が小さくなる。ここでいう被覆弾性糸の残
留トルク撚数は、90〜330T/mの範囲であり、合
撚数およびオーバーフィード率、セット温度の条件を適
当に変更させることにより、強いトルク力の範囲まで設
定することができ、緻密で軟らかい風合や用途に適した
ストレッチ性を選択できる。
ながら以下に説明する。
ィラメント仮撚加工糸とポリウレタン弾性糸を伸長装置
付きリングツイスター合撚機で合撚を施す第1工程とこ
の合撚糸をオーバーフィード率で走行供給しながら熱セ
ットを施す第2工程からなる。
を模式的に示し、図2は第2工程の熱セットの一例を模
式的に示している。
チフィラメント仮撚加工糸Aは、予め巻かれたチーズ1
から引取られローラー7により軸方向に解舒される。仮
撚加工糸の解舒張力変動を均一にするリングテンサー2
により、テンサー出の張力を0.05〜0.15cN/
dtexの範囲になるように仮撚加工糸の繊度に合わせ
てリング個数を調整する。
ージ3は、回転自在軸に装着し、供給駆動ローラー4に
接圧した状態のサーフェス回転により周方向にポリウレ
タン弾性糸Bが解舒される。チーズ1から解舒された仮
撚加工糸Aとポリウレタン弾性糸Bとが合糸ガイド5で
引揃えられて糸条6となり、ネルソン式引取りローラ7
を経て、ポリウレタン弾性糸の供給駆動ローラー4とリ
ングツイスターのトラベラー9およびスピンドル10と
の間でポリウレタン弾性糸が2.6〜3.5倍にドラフ
トされる。ここでポリウレタン弾性糸Bは、第2工程の
熱セット後、4.0〜13.5dtexの範囲に入る原
糸が使用される。
と仮撚加工糸Aとの引揃え糸条6をスピンドル10の回
転とリングトラベラ−9の旋回によりYの合撚糸がパー
ン形状パッケージ8に巻かれる。ここでリングツイスタ
ーのスピンドル10の回転方向は、仮撚加工糸の残留ト
ルク力を増大せしめる仮撚加工糸の解撚方向に設定され
る。合撚撚数は、ポリウレタン弾性糸の伸長後繊度とポ
リアミドマルチフィラメント加工糸繊度の和および残留
トルク力を考慮してその撚数が設定される。
とポリウレタン弾性糸とが第1工程で合撚されたパーン
形状パッケージ8が、クリールペグに支持されている。
軸方向に解舒された合撚糸Yは、リングテンサー11で
張力変動を均一化し、供給ローラ12と引取りローラー
13との間でオーバーフィード率2.0〜50%の走行
状態にてヒーター14でセット温度150〜220℃、
セット時間0.2〜0.9秒の弛緩熱セットを施し、被
覆弾性糸Y’がチーズ巻きパッケージ15に巻き取られ
る。
ト温度、セット時間の加工条件領域が広くとれるため、
製造する被覆弾性糸の伸縮性、風合、嵩高性、寸法など
は需要者の要求に合うように設定できる。
ソフトな風合を望む場合は、合撚数を少な目にすると共
にポリウレタン弾性糸のドラフトを低めに設定し、併せ
て第2工程のオーバーフイード率を30〜50%の範囲
にして高めのセット温度にすると良い。熱セット温度
は、ナイロン6で150〜190℃、ナイロン66で1
60〜220℃の範囲が適用されるが、被覆弾性糸の高
伸縮応力を得る場合は低めの設定がよい。また熱セット
後における被覆弾性糸の残留トルク撚数の保持率は、合
撚前のポリアミドマルチフィラメント仮撚加工糸の55
〜85%という強いトルク力にできる。
覆弾性糸Y’は、前記した第1工程および第2工程の組
み合わせから鞘部の仮撚加工糸Aの個々のフィラメント
が強い残留トルクカによってコイル状へ変化した集合体
となって被覆密度が向上し、芯糸であるポリウレタン弾
性糸Bへの締め付け力が小さくなると共に芯糸の伸縮自
由度が高くなる。これにより特に編物では、一般のカバ
リング糸や無撚および有撚仮撚被覆弾性糸に比べて製品
着用時の機能性の面で一層快適性が向上する。
メントの捲縮波形が変化した有撚集束状であるため、個
々のフィラメントのスナール状捲縮が生地表面に突出す
る長さが短くなり、かつ数も少なくなる点でピリングお
よびスナッギングが良好になる。編織物の用途は、婦人
用インナー、タイツ、ソックス等の編物やソフトなスト
レッチ織物など、その他に要求される風合、伸び特性に
合わせることができる。
次の方法で測定した。
リアミドマルチフィラメント仮撚加工糸及び合撚/熱セ
ット後の被覆弾性糸において、糸の両端を合わせた時に
残留トルク力による旋回捻じりで糸の中央部に撚が形成
された撚数をいう。
実測繊度の0.2cNの荷重下で糸長1mの両端を測定
治具の上下クランプで固定し、測定治具を横方向に90
゜回転し水平にする。両クランプの中央(50cm)に
印を付け、測定繊度の2倍に対し0.0059cNの荷
量を掛け、両端クリンプを素早く中央に合わせ、回転が
停止するまで待ってその糸を検撚機で解撚し読みとった
回転数を残留トルク撚数[T/m]として表わす。
程度に接して平行に並べ両端を接着剤で固定する。この
試験片3枚を糸方向が交互になるように重ねて1組に
し、このように重ねた試験片から接着剤の部分を除いた
表面積(A)と質量(W)を測定すると共に、荷重によ
って変化する試験片の厚さを計り、次の数4の式により
算出する。
仮撚加工方法として、ポリアミドマルチフィラメントP
OY原糸69dtex40フィラメントのナイロン66
を用い、加工速度700m/分、セット温度190℃、
仮撚数3,800T/m、D/Y比2.1、加工ドラフ
ト1.24倍、巻取りフィード率−3.6%の加工条件
で一般的摩擦式フリクション仮撚機を使用し、単糸S
撚、Z撚の加工糸を製造した。
xでS、およびZ撚の残留トルク撚数はS撚165T/
m(変動率7.8%) 、Z撚173T/m(変動率
7.1%)であった。
のポリウレタン弾性糸を図1に示す第1工程のポリウレ
タン弾性糸のドラフト装置付きリングツイスター合撚機
を用い、加工速度24m/分、撚数300T/mポリウ
レタン弾性糸のドラフト3.1倍でリングテンサー後の
仮撚加工糸の張力は、5.2〜5.9cN、ポリウレタ
ン弾性糸のドラフト下の合撚状態では14.7〜15.
2cNであった。
糸のS撚(S加撚/Z解撚)に対して合撚時の撚方向は
Z撚を施し、鞘部となる仮撚加工糸は、オーバー解撚さ
れた状態の合撚糸が得られた。この合撚糸での残留トル
ク撚数は、S撚218T/m、Z撚212T/mで変動
率は各々S撚8.7%、Z撚9.6%であった。
に示す熱セット機を用いて加工速度125m/分、セッ
ト温度165℃、セット時間0.48秒、オーバーフィ
ード率28%、巻取りフィード率1.7%でリングテン
サー後の張力は、2.5〜2.9cNセットゾーンの張
力は、0.8〜1.2cNであった。
覆弾性糸の残留トルク撚数は、S撚115T/m(変動
率6.3%)Z撚117T/m(変動率6.1%)と高
い値が得られ、変動率も合撚上りより小さくなり均一化
した。 また被覆弾性糸の伸縮伸長率153.6%、伸縮
弾性率82.5%の値が得られ、後述するカバリング糸
より伸び特性はほぼ同等であるが、回復パワー面ではセ
ット効果により小さい値を示した。嵩高性を示す嵩高度
は、37.9[cm3/g]、嵩高圧縮率85.6%、嵩
高圧縮弾性率93.7%で後述する一般的カバリング糸
および無撚および有撚仮撚被覆弾性糸に比べて高い数値
が得られた。
トニー社製、フライス成型ガーメントレングス丸編機サ
ントニーS M88(8口給糸、13インチ、28G、針
数1,152本)で編成し、パドル染色機で通常の酸性
染料による染色を行なった。得られたインナーは、編面
がフラットで適度の伸縮性とソフトな風合を呈し、25
回の着用試験評価でもピリングおよびスナッギングの発
生もなく良好であった。ピリング試験はICI法による
5時間テストで経・緯とも4〜5級を得た。
tex40フィラメントのナイロン66ポリアミドマル
チフィラメント仮撚加工糸を鞘糸用としてカバリングの
前工程であるHボビン巻きを中越MT−S120で糸速
300m/分で行なった。この時の巻取り張力は、1
1.7cN/本で巻硬度は86゜であった。上記仮撚加
工糸のHボビンと芯糸となる22dtexのポリウレタ
ン弾性糸を用いて、カバリング機片岡BS−SDでスピ
ンドル回転数7200rpm、ドラフト3.1、撚数3
00T/mで実施例1とほぼ同一条件に設定し、シング
ルカバード被覆弾性糸を製造した。この時のバルーン止
めガイド上部の張力は、15.7cNであった。
性の点で従来から必然的に適用されている鞘糸の仮撚加
工糸S撚(S加撚/Z解撚)に対し、カバリング撚方向
は、S実撚を仮撚加工糸Z撚(Z加撚/S解撚)は、Z
実撚を施した。
残留トルク撚数が、S撚1.0T/m、Z撚1.5T/
mで変動率は、S撚7.4%、Z撚7.9%となり残留
トルク撚数は、この発明の合撚/熱セット被覆弾性糸よ
り著しく少なく、変動率も若干高い値を示した。さらに
伸縮特性面では、伸縮伸長率159.1%で合撚/熱セ
ット被覆弾性糸とほぼ同じであり、伸縮弾性率は、合撚
/熱セット被覆弾性糸の82.5%に比べ98.6%と
高い値を示しストレッチパワーが強すぎる被覆弾性糸と
なった。
は、嵩高度26.6[cm3/g]、嵩高圧縮率67.2%
嵩高圧縮弾性率81.6%で前記した本発明の被覆弾性
糸に比べて著しく低い値を示した。このカバリング被覆
弾性糸を実施例1と同様に婦人インナーに製品化した結
果、置寸がこの発明の被覆弾性糸を使った巾25.5c
m、丈50.0cmに対し、カバリング被覆弾性糸製品
は、巾18.0cm、丈42.0cmと小さく、風合が
硬目で着用感でも締め付けが強すぎる製品が得られた。
いた鞘糸用としてナイロン66ポリアミドマルチフィラ
メントPOY原糸69dtex40フィラメントと、芯
糸用として用いたポリウレタン弾性糸22dtexを
3.1倍に伸長しながら引揃え、両糸をピンタイプ仮撚
機で無撚状被覆弾性糸の比較糸を試作した。スピンドル
回転数475000rpm、仮撚数3,800T/m、
フィード率−15%、加工温度190°、巻取りフィー
ド率十5%での加撚張力は7.5〜9.5cN、解撚張
力21.5〜24.0cNであった。
ルク撚数は、S撚106T/m(変動率5.9%) 、
Z撚108T/m(変動率6.2%)で本被覆弾性糸よ
り若干少ない値を示した。また無撚状被覆弾性糸の伸縮
伸長率は136.7%、伸縮弾性率73.1 %、嵩高度
33.2[cm3/g]、嵩高圧縮率72.3%、嵩高圧縮
弾性率87.1%で伸縮特性および嵩高性はこの発明よ
り低い数値が得られた。
チフィラメント55.5dtex、40フィラメント延
伸糸の鞘糸用原糸と芯糸用のポリウレタン弾性糸22d
texを3.1倍に伸長しながら撚糸機で300T/m
のS撚、Z撚を試作した。
例1とほぼ同条件のスピンドル回転数475000rp
m、仮撚数3,800T/m、フィード率−3%、加工
温度190°巻取りフィード率+5%で仮撚加工を行っ
た。加工時の加撚張力は8.5〜10.5cN、解撚張
力は22.0〜24.5cNであった。仮撚加工の加撚
方向は前工程撚糸のS実撚に対しS加撚、Z実撚にはZ
加撚の仮撚加工を設定した。
留トルク撚数は、S撚52T/m(変動率7.1%)
、Z撚57T/m(変動率7.3%)で本発明の合撚
/熱セット被覆弾性糸に比べかなり少ない値を示した。
また、伸縮弾性率は128.6%、嵩高度28.1[c
m3/g]、嵩高圧縮率69.7%、嵩高圧縮弾性率77.
0%で、実施例1に比べ伸び特性も小さく嵩高性も劣
り、一部コアー切れが認められた。
明の製法では、ポリウレタン弾性糸のダメージが少なく
なり、被覆斑、コアー切れ、染着差などの問題がなく均
一な品質の被覆弾性糸が得られる。
覆弾性糸を用いた編・織物品は、一層のソフト風合、ソ
フトパワー、ソフトタッチが得られ、快適性を向上する
ことができる。また仮撚加工糸のスナール状クリンプ波
形からコイル状波形になるため外観がフラットになり衣
服品のピリング、およびスナッキングの面で良好とな
る。
ら、衣類品の洗濯収縮率が小さく経時変化による寸法面
でも安定性に優れ商品設計が容易となる。
上述したように仮撚加工糸の残留トルク力が増大する撚
方向の合撚と次工程の弛緩熱セットにより仮撚加工糸の
クリンプ波形を円く膨らんだコイル状の集束鞘部とした
ので、芯糸への締め付け力が弱く嵩高性と適度のストレ
ッチパワーが選択でき、鞘部のポリアミドマルチフィラ
メント仮撚加工糸のクリンプ形態を柔らかな所定形状に
して芯糸を被覆し、これにより嵩高なソフト風合と適度
なソフトパワーにフィットする均一な品質の被覆弾性糸
を安定した品質で効率よく製造できるという利点があ
る。
工程図
工程図
て示す側面図
Claims (3)
- 【請求項1】 第1工程としてポリアミドマルチフィラ
メントの仮撚加工糸とポリウレタン弾性糸を伸長しなが
ら引揃えた合糸状態で残留トルク力が増大するように仮
撚加工糸の解撚撚方向に合撚した後、第2工程として合
撚糸をオーバーフィードで弛緩走行させながら熱セット
するポリアミドマルチフィラメントの被覆弾性糸の製造
方法。 - 【請求項2】 第1工程の合撚が、Z解撚加工糸または
S解撚加工糸であるポリアミドマルチフィラメント仮撚
加工糸とポリウレタン弾性糸とのZ合撚またはS合撚で
あり、1m当りの撚数(T/m)が下記の数1の式の範
囲を満足する撚数である請求項1に記載の被覆弾性糸の
製造方法。 【数1】 - 【請求項3】 第2工程の熱セットが、合撚糸を2〜5
0%範囲のオーバーフィード率で走行供給しながら15
0〜220℃の範囲の温度で熱セットしてポリアミドマ
ルチフィラメント仮撚加工糸の捲縮形態をコイル状に発
現させる熱セットである請求項1または2に記載の被覆
弾性糸の製造方法。
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