JP3173364U

JP3173364U - 板状体のコーナー部に取り付けるコーナーカバー

Info

Publication number: JP3173364U
Application number: JP2011006857U
Authority: JP
Inventors: 伊智郎柴田
Original assignee: ACTA CO., LTD.
Current assignee: ACTA CO., LTD.
Priority date: 2011-11-21
Filing date: 2011-11-21
Publication date: 2012-02-02
Anticipated expiration: 2021-11-21

Abstract

【課題】板状体のコーナー部にコーナーカバーを取り付け取り外しの際に板状体のコーナー部を損傷させることのないコーナーカバーを提供する。
【解決手段】板状体２のコーナー部３に取り付けるコーナーカバー１において、コーナーカバー１は縁押さえフレーム４と縁押さえフレーム４の一方の側面に一体に設けられた板状体２の表面を押さえる押さえ板５とからなり、縁押さえフレーム４は、板状体２のコーナー部３の縁を押さえるための縦の縁押さえ片６と横の縁押さえ片７でＬ字形に形成され、縦の縁押さえ片６と横の縁押さえ片７のいずれか一方の縁押さえ片６又は７の内側に板状体２のコーナー部３の縁に突き刺す固定用針８が直角に設けられているコーナーカバー。
【選択図】図２

Description

本考案は、画板、表示パネルなどの板状体のコーナー部を損傷しないようにコーナー部に取り付けるコーナーカバーに関する。

画板、回覧板、厚紙板、表示パネルなどの板状体を取り扱ったり、搬送する際に、板状体のコーナー部を傷つけないようにコーナー部を補強したり保護したりするため、コーナー部にコーナーカバーが取り付けられている（特許文献１、２参照）。

前記特許文献１には、板材の角隅部に角金具を強固に噛み込むように取付けた厚板紙が記載されている。

また、前記特許文献２には、厚紙類やプラスチック類の板状体のコーナー部を挟んで補強金具を取り付けたクリップ板状体が記載されている。

図３は板状体の四隅に従来のコーナーカバーを取り付けた板状体の斜視図であり、図３において、コーナーカバー１１が板状体１２の四つのコーナー部１３にそれぞれ取り付けられている。コーナーカバー１１は断面コ字形の溝１４を有し、コーナー部１３の縁に合わせてＬ字形に形成されている。コーナーカバー１１は、溝１４内に板状体１２のコーナー部１３が押し込まれて固定される。

実開昭６１−８１９８２号公報特開２００２−１３７５８４号公報

前記各特許文献に示す断面コ字形の溝を有するＬ字形のコーナーカバーは、板状体のコーナー部を溝内に押し込んで固定するため、取り付け取り外しの際に板状体のコーナー部の表面が傷ついたり崩れたりして損傷することがあった。

そこで、本考案は、板状体のコーナー部にコーナーカバーを取り付け取り外しの際に板状体のコーナー部を損傷させることのないコーナーカバーを提供するものである。

本願請求項１に記載の考案は、板状体のコーナー部に取り付けるコーナーカバーにおいて、前記コーナーカバーは、前記板状体の前記コーナー部の縁を押さえるための縦の縁押さえ片とこの縦の縁押さえ片に直交する横の縁押さえ片でＬ字形に形成された縁押さえフレームと、前記縁押さえフレームの一方の側面に一体に設けられた板状体の表面を押さえる押さえ板とからなり、前記縦の縁押さえ片と前記横の縁押さえ片のいずれか一方の縁押さえ片の内側に前記板状体の前記コーナー部の縁に突き刺す固定用針が直角に設けられていることを特徴とする板状体のコーナー部に取り付けるコーナーカバーである。

本願請求項２に記載の考案は、前記固定用針が複数間隔をおいて設けられていることを特徴とする請求項1に記載の板状体のコーナー部に取り付けるコーナーカバーである。

本願請求項３に記載の考案は、前記押さえ板の外側面に装飾用デザインが施されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の板状体のコーナー部に取り付けるコーナーカバーである。

本考案は、縁押さえフレームの内側は開放されており且つ板状体のコーナー部の縁にコーナーカバーの固定用針を突き刺して固定するので、板状体のコーナー部を押し込んで挟む必要がなくなり板状体のコーナー部の表示面が傷ついたり崩れたりして損傷するのを防止することができる。

また、本考案のコーナーカバーは、コーナー部をコーナーカバーへ押し込む必要がないので、コーナーカバーの取り付け作業が簡単にできる。

また、本考案は、押さえ板の外側面に装飾用デザインを施すことにより見映えをよくすることができ、例えば、表示パネルの場合、装飾面を表示面側に持ってくれば、搬送後に、コーナーカバーを外すことなく掲示することが可能である。

本考案のコーナーカバーの斜視図である。本考案のコーナーカバーを取り付けた板状体の斜視図である。四隅に従来のコーナーカバーを取り付けた板状体の斜視図である。

図１は本考案のコーナーカバーを内側から見た斜視図であり、図２は本考案のコーナーカバーを板状体に取り付けた状態を示す斜視図である。図1に示す本考案のコーナーカバー１は、図２に示すように、板状体２の四つのコーナー部３に取り付けられる。

図1に示すように、コーナーカバー１は、縁押さえフレーム４と、この縁押さえフレーム４の一方の側面（図1において外側の側面）に一体に設けられた押さえ板５とから構成され、縁押さえフレーム４の内側は押さえ板がないので開放されている。

縁押さえフレーム４は板状体２のコーナー部３の縁を押さえるために縦の縁押さえ片６と横の縁押さえ片７でＬ字形に形成され、押さえ板５は板状体２の表面を押さえるために、平板状に形成されている。表示用パネルなどに取り付けるコーナーカバー１は、見映えをよくするために押さえ板５の外側面に装飾用のデザインを施してもよい。

Ｌ字形の縁押さえフレーム４を構成する縦の縁押さえ片６と横の縁押さえ片７のいずれか一方の縁押さえ片（図1においては横の縁押さえ片７に固定用針８が直角に設けられている。固定用針８は強固に固定するため複数設けることが好ましい。

固定用針８を板状体２に突き刺してコーナーカバー１を固定するので、コーナーカバー１の材質は、金属や硬質樹脂などの硬い材質を使用し、板状体２は、固定用針８が突き刺し可能な厚紙板や発泡プラスチック板などを使用する。

次に、本考案のコーナーカバーの板状体への取り付け手順について説明する。

図２において、コーナーカバー１の固定用針８のない縁押さえ片６（又は７）の端を板状体２のコーナー部３の縁に当てるとともに、押さえ板５を板状体２の表面に接触させ、コーナーカバー１を板状体の縁と表面に沿って移動させて固定用針８が形成された縁押さえ片７（又は６）を板状体２のコーナー部３の縁に当てて固定用針８を板状体２の縁へ突き刺すと、コーナーカバー１が板状体２のコーナー部３に固定されて取り付けられる。

前記の手順により、板状体２の四隅のコーナー部３にコーナーカバー１が固定されて取り付けられる。

１：コーナーカバー２：板状体
３：コーナー部４：縁押さえフレーム
５：押さえ板６：縦の縁押さえ片
７：横の縁押さえ片８：固定用針
１１：コーナーカバー１２：板状体
１３：コーナー部１４：溝

Claims

板状体のコーナー部に取り付けるコーナーカバーにおいて、
前記コーナーカバーは、前記板状体の前記コーナー部の縁を押さえるための縦の縁押さえ片とこの縦の縁押さえ片に直交する横の縁押さえ片でＬ字形に形成された縁押さえフレームと、前記縁押さえフレームの一方の側面に一体に設けられた板状体の表面を押さえる押さえ板とからなり、
前記縦の縁押さえ片と前記横の縁押さえ片のいずれか一方の縁押さえ片の内側に前記板状体の前記コーナー部の縁に突き刺す固定用針が直角に設けられていることを特徴とする板状体のコーナー部に取り付けるコーナーカバー。
前記固定用針が複数間隔をおいて設けられていることを特徴とする請求項1に記載の板状体のコーナー部に取り付けるコーナーカバー。
前記押さえ板の外側面に装飾用デザインが施されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の板状体のコーナー部に取り付けるコーナーカバー。