JP2018015333A - 棚板用支柱 - Google Patents
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Abstract
Description
このような棚板用支柱には、棚板を十分な力で保持するための強度が求められ、特に重量物を載せたり、棚板を複数段にしたりする場合には棚板を安定した状態で支える必要がある。
また、特許文献2,3に記載された発明は、中空の角支柱を棚板間に設置して、貫通ボルトで固定するものである。
また、棚板間を貫通するようにねじ(ボルト)やビスが設けられるものであるため構造が複雑でその分、組付作業が煩雑化しコスト高にもなってしまう。
板状で立設される側面板(10)の上側,下側,奥側及び手前側の四周端部から右側に向けて天板(20),底板(30),後面板(40)及び前面板(50)がそれぞれ延び、内部が空洞で右側面が開放され、前記天板(20)及び底板(30)には前記棚板(500)に連結する締結部材を貫通するための穴(20H,30H)が形成されてなる本体部(100)と、
前記本体部(100)を右側から覆って開放した前記右側面を閉じて四角柱型にする、板状で着脱自在の蓋体(200)を備えることを特徴とする。
さらに、前記後面板(40)の右側端部も前方にL字状に折り曲げられるとともに、前記前面板(50)の右側端部も後方にL字状に折り曲げられ、
前記固定部材(400)は、前記天板(20)の折り曲げられた部位(20A)に前記蓋体(200)側に突出しない状態で設けられるとともに、
前記後面板(40)及び前面板(50)の右側への突出量(L2)は、前記天板(20)及び底板(30)の右側への突出量(L1)に前記蓋体(200)の厚み(200T)を加えた量であり、前記蓋体(200)で前記本体部(100)の右側面を閉じたときに、前記蓋体(200)は前記後面板(40)及び前面板(50)の折り曲げられた部位(40A,50A)と面一にされてなることを特徴とする。
さらに、前記後面板(40)の右側端部も前方にL字状に折り曲げられるとともに、前記前面板(50)の右側端部も後方にL字状に折り曲げられ、
前記固定部材(402)は、前記天板(20)の折り曲げられた部位(20A)に前記蓋体(200)側に一定量(Z)突出した状態で設けられるとともに、
前記後面板(40)及び前面板(50)の右側への突出量(L2)は、前記天板(20)の右側への突出量(L1)に前記一定量(Z)と前記蓋体(200)の厚み(200T)を加えた量であるとともに、前記底板(30)の右側への突出量(L1+Z)に前記蓋体(200)の厚み(200T)を加えた量であり、前記蓋体(200)で前記本体部(100)の右側面を閉じたときに、前記蓋体(200)は前記後面板(40)及び前面板(50)の折り曲げられた部位(40A,50A)と面一にされてなることを特徴とする。
前記後面板(40)と前記前面板(50)の上面には、前記天板(20)から離間しかつ前記天板(20)と面一でしかも前記棚板(500)に連結する締結部材を貫通するための穴(24H,25H)も形成されてなる後側補強天板(24)と前側補強天板(25)がそれぞれ設けられ、
前記後面板(40)と前記前面板(50)の下面には、前記底板(30)から離間しかつ前記底板(30)と面一でしかも前記棚板(500)に連結する締結部材を貫通するための穴(34H,35H)も形成されてなる後側補強底板(34)と前側補強底板(35)がそれぞれ設けられてなることを特徴とする。
前記前側補強天板(25)及び前記前側補強底板(35)は、前記側面板(10)及び前記前面板(50)のL字状に折り曲げられた部位(50A)の端部から離間した状態で前記前面板(50)に設けられてなることを特徴とする。
そして、その後、蓋体を取付けて本体部の開放した部分を閉じて四角柱型の棚板用支柱にすることで締結部材は本体部の内部に隠れるので特に美観性を悪くすることはない。
また、本体部の内部から上下に向かって締結部材を突出させて締結するだけで上下の棚板を連結することができるので、構造が簡単でしかも十分な強度を得ることができる。
固定部材として磁石を使用して蓋体の上部だけを固定するようにしたものは構造が極めて簡単で蓋体を本体部に対して着脱自在にすることができる。また、蓋体に指入れ用の穴を形成することで片手で簡単に蓋体を本体部から取外すことができる。
また、天板側に設けられた固定部材が蓋体側に一定量(Z)突出したものでは、後面板及び前面板の右側への突出量を、天板の右側への突出量に固定部材の突出量(Z)と蓋体の厚みを加えた量及び底板の右側への突出量に蓋体の厚みを加えた量として蓋体で本体部の右側面を閉じたときに蓋体は後面板及び前面板の折り曲げられた部位と面一にされてなるので美観性に優れる。
図1乃至図5を参照して、本発明の第一実施形態に係る棚板用支柱1について説明する。棚板用支柱1は本体部100と蓋体200からなり、図1は、本体部100から蓋体200を取外した状態,図2は蓋体200を閉じた状態を示している。また、図3は蓋体200を取外した状態(左側)と閉じた状態(右側)における縦断面図を示している。
棚板用支柱1は、図4及び図5に示されるように、上下に位置する棚板500,500間に設けられ両棚板500,500を連結するものである。
そして側面板10の上側,下側,奥側及び手前側の四周端部から右側に向けて天板20,底板30,後面板40及び前面板50がそれぞれ延びている。
これにより、本体部100は内部が空洞で右側面が開放された状態になっている。
蓋体200は、板状で本体部100に対して着脱自在にされている。
これにより、図2に示すように、蓋体200で本体部100の右側面を閉じたときに、蓋体200は後面板40及び前面板50の折り曲げられた部位40A,50Aと面一にされる。
これにより、棚板用支柱1と上側の棚板500とは天板20を貫通する木ねじNを介して二ケ所で固定され、棚板用支柱1と下側の棚板500とは底板30を貫通する木ねじNを介して二ケ所で固定される。
蓋体200の中央上部には使用者が指を差し入れることのできる大きさの指入れ用の穴200Hが形成されている。
磁石400は、天板20の折り曲げられた部位20Aの裏側、すなわち側面板10側に二ケ所設けられ、この二点だけで蓋体200の内面に当接して蓋体200を固定している。天板20の折り曲げられた部位20Aには穴20Cが形成され、その穴20Cに磁石400が側面板10側から差し込まれている。磁石400は天板20の折り曲げられた部位20Aから右側に突出しないように設けられている。
その後、蓋体200を磁石400を介して本体部100にワンタッチで取付けて、蓋体200で開放した本体部100の右側面部分を閉じて、全体として四角柱型の棚板用支柱1とする。
また、蓋体200も本体部100に対して表面に露出しない磁石400によって着脱自在に取付けられてなるので棚板用支柱1自体についても突出部などのない外観上見栄えよいものとすることができる。
蓋体200の横幅200Sを、後面板40のL字状に折り曲げられた部位40Aの端部と、前面板50のL字状に折り曲げられた部位50Aの端部との距離L3より僅かに狭く設定したので、蓋体200を本体部100に取付ける際の位置決めにすることができる。
次に、図6及び図7を参照して、本発明の第二実施形態に係る棚板用支柱1について説明する。
これは、第一実施形態で説明した棚板用支柱1に対して、上面側に天板20に加えて、後側補強天板24と前側補強天板25を設けるともに、下面側に底板30に加えて、後側補強底板34と前側補強底板35を設けて、全体的に棚板500を支持する強度を向上させたものである。
例えば、図9に示すように、蓋体200の下部に側面板10側に突出する脚部200Dを設けてそれによって形成された二又部を、底板30の上方に向けてL字状に折り曲げられた部位30Aに差し込むとともに、蓋体200の上部に形成した穴200Cを、天板20の下方に向けてL字状に折り曲げられた部位30Aに設けられたガスケット401に強い圧力でもって押し込むようにしてもよい。また、ガスケット401を本体部100側に設けるのではなく、図10に示すように、蓋体200側に設けるようにしてもよい。
また、本体部100に対して蓋体200を吸盤や面ファスナーを利用して取付けるようにしたり、バネを利用したり凹凸を設けることで嵌め込み式の構造にしてもよい。
10 側面板
20 天板
20A 天板のL字状に折り曲げられた部位
20C 穴
20H 穴
20S 天板の横幅
24 後側補強天板
24H 穴
25 前側補強天板
25H 穴
30 底板
30A 底板のL字状に折り曲げられた部位
30C 穴
30H 穴
30S 底板の横幅
34 後側補強底板
34H 穴
35 前側補強底板
35H 穴
40 後面板
40A 後面板のL字状に折り曲げられた部位
50 前面板
50A 前面板のL字状に折り曲げられた部位
100 本体部
200 蓋体
200C 穴
200D 脚部
200H 穴
200S 蓋体の横幅
200T 蓋体の厚み
400 磁石(固定部材)
401 ガスケット(固定部材)
402 磁石(固定部材)
500 棚板
K L型金具
N 木ねじ
Claims (9)
- 上下に位置する棚板間に設けられ両棚板を連結する棚板用支柱であって、
板状で立設される側面板の上側,下側,奥側及び手前側の四周端部から右側に向けて天板,底板,後面板及び前面板がそれぞれ延び、内部が空洞で右側面が開放され、前記天板及び底板には前記棚板に連結する締結部材を貫通するための穴が形成されてなる本体部と、
前記本体部を右側から覆って開放した前記右側面を閉じて四角柱型にする、板状で着脱自在の蓋体を備えることを特徴とする棚板用支柱。 - 前記蓋体は、前記本体部に対して固定部材を介して着脱自在に取付けられてなるとともに、前記固定部材は、前記蓋体が閉じられかつ前記両棚板が連結された際には前記本体部及び前記蓋体の表面から露出しないことを特徴とする請求項1に記載の棚板用支柱。
- 前記天板の右側端部は下方にL字状に折り曲げられるとともに、前記底板の右側端部も上方にL字状に折り曲げられ、
さらに、前記後面板の右側端部も前方にL字状に折り曲げられるとともに、前記前面板の右側端部も後方にL字状に折り曲げられ、
前記固定部材は、前記天板の折り曲げられた部位に前記蓋体側に突出しない状態で設けられるとともに、
前記後面板及び前面板の右側への突出量は、前記天板及び底板の右側への突出量に前記蓋体の厚みを加えた量であり、前記蓋体で前記本体部の右側面を閉じたときに、前記蓋体は前記後面板及び前面板の折り曲げられた部位と面一にされてなることを特徴とする請求項2に記載の棚板用支柱。 - 前記天板の右側端部は下方にL字状に折り曲げられるとともに、前記底板の右側端部も上方にL字状に折り曲げられ、
さらに、前記後面板の右側端部も前方にL字状に折り曲げられるとともに、前記前面板の右側端部も後方にL字状に折り曲げられ、
前記固定部材は、前記天板の折り曲げられた部位に前記蓋体側に一定量(Z)突出した状態で設けられるとともに、
前記後面板及び前面板の右側への突出量は、前記天板の右側への突出量に前記一定量(Z)と前記蓋体の厚みを加えた量であるとともに、前記底板の右側への突出量に前記蓋体の厚みを加えた量であり、前記蓋体で前記本体部の右側面を閉じたときに、前記蓋体は前記後面板及び前面板の折り曲げられた部位と面一にされてなることを特徴とする請求項2に記載の棚板用支柱。 - 前記天板の横幅及び前記底板の横幅は、前記後面板のL字状に折り曲げられた部位の端部と、前記前面板のL字状に折り曲げられた部位の端部との距離と同一か又はその距離より狭く、かつ前記天板及び前記底板は、前記後面板のL字状に折り曲げられた部位の端部と、前記前面板のL字状に折り曲げられた部位の端部との間に位置するように前記側面板に設けられ、
前記後面板と前記前面板の上面には、前記天板から離間しかつ前記天板と面一でしかも前記棚板に連結する締結部材を貫通するための穴も形成されてなる後側補強天板と前側補強天板がそれぞれ設けられ、
前記後面板と前記前面板の下面には、前記底板から離間しかつ前記底板と面一でしかも前記棚板に連結する締結部材を貫通するための穴も形成されてなる後側補強底板と前側補強底板がそれぞれ設けられてなることを特徴とする請求項3又は4に記載の棚板用支柱。 - 前記後側補強天板及び前記後側補強底板は、前記側面板及び前記後面板のL字状に折り曲げられた部位の端部から離間した状態で前記後面板に設けられ、
前記前側補強天板及び前記前側補強底板は、前記側面板及び前記前面板のL字状に折り曲げられた部位の端部から離間した状態で前記前面板に設けられてなることを特徴とする請求項5に記載の棚板用支柱。 - 前記蓋体の横幅は、前記後面板のL字状に折り曲げられた部位の端部と、前記前面板のL字状に折り曲げられた部位の端部との距離より僅かに狭く設定されてなることを特徴とする請求項3乃至6のうちいずれか一つに記載の棚板用支柱。
- 前記固定部材は、前記蓋体の内面に当接して蓋体を固定するための磁石であることを特徴とする請求項3乃至7のうちいずれか一つに記載の棚板用支柱。
- 前記蓋体には指入れ用の穴が形成されていることを特徴とする請求項1乃至8のうちいずれか一つに記載の棚板用支柱。
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- 2016-07-28 JP JP2016149007A patent/JP6800643B2/ja active Active
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