JP3173292U - タオル地運動補助具 - Google Patents

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Abstract

【課題】手軽に使用でき、場所も占有せず、健康を回復する為の運動を行う為に有用な運動補助具を提供する。
【解決手段】タオル地から成る矩形形状の本体部100と、本体部の長辺を半分に折り畳んで吊り下げることを可能とする吊り下げ部110を有し、吊り下げ部を本体部の両短辺にそれぞれ設け、本体部長辺の長さは本体部を両手で握った場合に運動に適した適当な間隔で握ることが可能な長さとし、本体部の厚みは本体部を両手で握った場合に握りやすく手に良い感触を与える程度の厚みとする。
【選択図】図1

Description

本考案は、老人や病後の人が健康維持やリハビリのために、体操やストレッチをするときに使用され、運動に合わせて体の姿勢を補助することを可能とするタオル地からなる運動補助具に関する。
近年は、食料状況の向上や、変化、また自動車の普及等の理由により、生活習慣の変化により、所謂糖尿病や高血圧、高脂質を起因とする病気により健康を害している人が増加している。これらの人々が健康を取り戻す有用な手段として、適切な運動がある。
実開平06―48456
しかしながら、これらの人々は一般的に、筋力の低下等により、単純な運動であっても、それを実行することが困難な場合が多い。
このような場合を考慮して、種々の運動補助具が販売されているが、高価であったり、場所を占有してしまい、運動に使用するとき以外に有用でないものが多い。
そこで、本考案の目的は、手軽に使用でき、場所も占有せず、これらの人々が健康を取り戻す運動を行う際に有用な運動補助具を提供することにある。
請求項1に記載された考案は、タオル地運動補助具であって、
タオル地から成る矩形形状の本体部と、前記本体部の長辺を半分に折り畳んで吊り下げることを可能とする吊り下げ部とを有し、
前記吊り下げ部は、前記本体部の両短辺にそれぞれ設けられ、
前記本体部長辺の長さは、前記本体部を両手で握った場合に運動に合わせた適当な間隔で握ることが可能な長さであり、
前記本体部の厚みは、前記本体部を両手で握った場合に握りやすく手に良い感触を与える程度の厚みであり、
運動中の体の姿勢の安定に有用であり運動の効果を向上させ得ることを特徴とする。
請求項2に記載された考案は、タオル地運動補助具であって、
タオル地から成る矩形形状の本体部を有し、
前記本体部長辺の長さは、前記本体部を両手で握った場合に運動に合わせた適当な間隔で握ることが可能な長さであり、
前記本体部の厚みは、前記本体部を両手で握った場合に握りやすく手に良い感触を与える程度の厚みであり、
運動中の体の姿勢の安定に有用であり運動の効果を向上させ得ることを特徴とする。
請求項3に記載された考案は、請求項1または2に記載のタオル地運動補助具であって、
前記本体部は、短辺は略25cm、長辺は略120〜130cmの細長の矩形状であることを特徴とする。
請求項4に記載された考案は、請求項1または2に記載のタオル地運動補助具であって、
前記本体部の厚みは、2mm〜5mmであることを特徴とする。
請求項5に記載された考案は、タオル地運動補助具であって、
タオル地から成る矩形形状の本体部と、前記本体部の長辺を半分に折り畳んで吊り下げることを可能とする吊り下げ部とを有し、
前記吊り下げ部は、前記本体部の両短辺にそれぞれ設けられ、
前記本体部は、短辺は略25cm、長辺は略120〜130cmの細長の矩形状であり、
前記本体部の厚みは、2mm〜5mmであり、
運動中の体の姿勢の安定に有用であり運動の効果を向上させ得ることを特徴とする。
本考案に係るタオル地運動補助具によれば、近年の食料状況の向上や、変化、また自動車の普及等の理由による生活習慣の変化により、増加しつつある糖尿病や高血圧、高脂質を起因とする病気により健康を害している人々が健康を取り戻すための適切な運動の効果を向上させ得る。
具体的には、病気により健康を害している人が手の動作に障害があり、リハビリに有効な体操を行う動作が困難である場合に、本考案に係るタオル地運動補助具の適当な場所を病気により健康を害している人が両手で握って両手の間隔を肩幅より少し広くすることにより両手を安定させ、リハビリに有効な体操を行う動作の可能性を向上させ得る。
また、本考案に係るタオル地運動補助具の適当な場所を病気により健康を害している人が両手で握って両手の間隔を肩幅より少し広くすることにより両手を安定させることにより体(特に、上半身)を安定させることができ、リハビリに有効な体操を行う動作の可能性を向上させ得る。
本考案に係るタオル地運動補助具の説明用斜視図である。 本体部の短辺を半分に折り畳んだ状態を示す本考案に係るタオル地運動補助具の説明用斜視図である。 本考案のタオル地運動補助具の吊り下げ部の説明用斜視図である。 人が本考案のタオル地運動補助具を使用しながら体操をしている様子を示す説明用斜視図である
以下図面に基づいて、タオル地運動補助具の実施の形態を説明する。
(実施の形態)
図1に示された本考案に係るタオル地運動補助具は、タオル地で作成され体操等の軽い運動をするときの運動補助具として使用される。細長の矩形状を有する本体部100と、前記本体部の両短辺にそれぞれ設けられる吊り下げ部110を有する。101は本体部長辺であり、102は本体部短辺であり、103は本考案に係るタオル地運動補助具を使用する際に、短辺102を半分に折り畳んだ場合の線である。
前記本体部の形状は細長の矩形形状であるが、前記本体部長辺101の長さは、使用者が前記本体部を両手で握った場合に、運動に合わせた適当な間隔で握ることが可能な長さである。通常大人が使用する場合に、長辺101の長さは略120〜130cm、短辺102の長さは略25cmのものが使い勝手が良く望ましい。
また前記本体部の厚みは、使用者が前記本体部を両手で握った場合に、握りやすく手に良い感触を与える程度の厚みである。通常大人が使用する場合には、前記本体部の厚みは2mm〜5mmのものが望ましい。
体操等の運動をする際に、本考案のタオル地運動補助具を使用して運動を行うことにより簡単に運動中の手や体の姿勢を安定させることが可能となり、本考案のタオル地運動補助具は運動補助具として有効なものと考えられる。
また、立って運動できる人はもちろん、立って運動をすることが困難な人であっても、椅子に座った状態で、本考案のタオル地運動補助具を使用することにより自分の障害の程度や体力に応じた運動をすることが可能となる。本考案のタオル地運動補助具の特徴の一つに、当該タオル地運動補助具は場所をとらず、身近に置いておくことができ、日常的に、いつでも、簡単に使用できることがある。このように日常生活のなかで簡単に使えて楽に運動できることにより、自然と、毎日少しずつでも運動をする習慣がつき、運動による継続的な効果が期待できる。
例えば、公共テレビで放映されている、昔からある所謂ラジオ体操は、健康に関心の高い中高年の間で、現在でも根強い支持のある体操であって、健康維持のために毎日ラジオ体操をする人も多い。
当該ラジオ体操にはラジオ体操第1とラジオ体操第2とがあり、
ラジオ体操第1の構成は、1.のびの運動、2.腕を振って脚を曲げ伸ばす運動、3.腕を回す運動、4.胸をそらす運動、5.体を横に曲げる運動、6.体を前後に曲げる運動、7.体をねじる運動、8.腕を上下に伸ばす運動、9.体を斜め下に曲げ、胸をそらす運動、10.体を回す運動、11.両足で飛ぶ運動、12.腕を振って脚を曲げのばす運動、13.深呼吸の運動、からなる。
当該ラジオ体操第1のうち、1.のびの運動や、6.体を前後に曲げる運動を行う場合には、本考案のタオル地運動補助具を適当な間隔で両手で握りながら実施すると、体のバランスがとり易いため、肩や腕に不自由がある人でも運動しやすい。また、同様に、7.体をねじる運動や、10.体を回す運動の場合にも、本考案のタオル地運動補助具を適当な間隔で両手で握りながら実施すると、体が安定して運動し易い効果がある。
また、第2ラジオ体操の体操の構成は、1.全身をゆする運動、2.腕とあしを曲げのばす運動、3.腕を前から開き、回す運動、4.胸をそらす運動、5.体を横にまげる運動、6.体を前後に曲げる運動、7.体をねじる運動、8.片あしとびと駆け足あしぶみ運動、9.体をねじりそらせて斜め下にまげる運動、10.体を倒す運動、11.両足で飛ぶ運動、12.腕を振ってあしを曲げのばす運動、13.深呼吸の運動、からなる。当該ラジオ体操第2の、5.体を横にまげる運動や、6.体を前後に曲げる運動を行う場合において、本考案のタオル地運動補助具を適当な間隔で両手で握りながら実施すると、本考案に係るタオル地運動補助具を使用することにより、体を保持できて運動を行い易い。また、同様に、7.体をねじる運動や、9.体をねじりそらせて斜め下にまげる運動の場合においては本考案に係るタオル地運動補助具を使用することにより体のバランスをとりやすく、体の重心を意識して体操に適した姿勢を保ちやすくなりえる。
また、体力の弱い老人や病後の人の場合には、本考案のタオル地運動補助具は軽いので体に負担が掛からず、また簡単に使用できることは有益である。その結果、ラジオ体操のような負荷の少ない軽い運動であっても、本考案のタオル地運動補助具を使用して毎日少しずつ体を動かす習慣がつき、健康維持に大いに有効である。
さらに、本考案のタオル地運動補助具は使用するときに使用者は本体部のタオルを握り締めるが、本体部がタオル地であることにより、手に非常に好い感触が与えられると同時に、手の適度な握力運動になると考えられる。この点は特に体力の弱い老人や病後の人の場合には、手の適度な握力運動によって、同時に脳の働きも活性化されるため、総合的な健康維持に貢献できると考えられる。
図2に示すように、本考案のタオル地運動補助具を使用する際には、本体部の短辺を半分に折り畳んだ状態で使用される。
図4は、人が本考案のタオル地運動補助具を使用して体操をしている様子を示す説明用斜視図である。なお、図4は使用の例示であって、本考案のタオル地運動補助具は運動に合わせて種々の使い方が可能である。
図4に示すように、本考案のタオル地運動補助具が使用者の体の背中や肩甲骨や腰等の接触している面に及ぼす効果は、タオル地の特徴である柔らかさや弾力によって、本考案のタオル地運動補助具が使用者に接触する部分は使用者に柔らかく優しい感触を与えるものであり、一般の金属等の健康器具が使用者に与える冷たく硬い感触とは大いに異なるものである。また、ゴムバンドや単なる紐のような運動補助具と比較すると本考案のタオル地運動補助具は、体との接触面積が大きいので運動補助具を握った場合の安定感が増すと考えられる。
また、ゴムのような伸縮性のある素材と比べると、本考案のタオル地運動補助具を握る手の感覚で握ったり、両手で引っ張る力のコントロールができるため、使い勝手が良い。特に、体力の弱い老人や病後の人のような腕や足の力が弱っていたり、体の姿勢が良くないなどの場合には、扱い易くやさしい感触の本考案のタオル地運動補助具は運動の補助に有効であると考えられる。
図3は、本考案のタオル地運動補助具の吊り下げ部の説明用斜視図である。該吊り下げ部は前記本体部の両短辺にそれぞれ設けられる。例えば、適当な長さの布製の紐の両端を両短辺に縫い付けて構成する。該吊り下げ部によって、細長の本考案のタオル地運動補助具を洗濯したり、または保管する際に、本体部長辺を半分の長さに畳んで吊り下げることができ場所を取らず、洗濯後に乾したり、保管しておく際に便利である。但し図3の吊り下げ部の形状は例示であって、これに限るものではない。また、本考案のタオル地運動補助具は、該吊り下げ部を有しない構造のものも可能である。
本考案に係るタオル地運動補助具が普及することにより、タオル地運動補助具の材料であるタオル地の用途・需要が拡大し、織物産業の維持・発展に寄与し得る。
100 本体部
101 本体部長辺
102 本体部短辺
103 本体部短辺の中線
110 吊り下げ部
120 タオル地運動補助具使用者

Claims (5)

  1. タオル地から成る矩形形状の本体部と、前記本体部の長辺を半分に折り畳んで吊り下げることを可能とする吊り下げ部とを有し、
    前記吊り下げ部は、前記本体部の両短辺にそれぞれ設けられ、
    前記本体部長辺の長さは、前記本体部を両手で握った場合に運動に合わせた適当な間隔で握ることが可能な長さであり、
    前記本体部の厚みは、前記本体部を両手で握った場合に握りやすく手に良い感触を与える程度の厚みであり、
    運動中の体の姿勢の安定に有用であり運動の効果を向上させ得ることを特徴とするタオル地運動補助具。
  2. タオル地から成る矩形形状の本体部を有し、
    前記本体部長辺の長さは、前記本体部を両手で握った場合に運動に合わせた適当な間隔で握ることが可能な長さであり、
    前記本体部の厚みは、前記本体部を両手で握った場合に握りやすく手に良い感触を与える程度の厚みであり、
    運動中の体の姿勢の安定に有用であり運動の効果を向上させ得ることを特徴とするタオル地運動補助具。
  3. 前記本体部は、短辺は略25cm、長辺は略120〜130cmの細長の矩形状であることを特徴とする請求項1または2に記載のタオル地運動補助具。
  4. 前記本体部の厚みは、2mm〜5mmであることを特徴とする請求項1または2に記載のタオル地運動補助具。
  5. タオル地から成る矩形形状の本体部と、前記本体部の長辺を半分に折り畳んで吊り下げることを可能とする吊り下げ部とを有し、
    前記吊り下げ部は、前記本体部の両短辺にそれぞれ設けられ、
    前記本体部は、短辺は略25cm、長辺は略120〜130cmの細長の矩形状であり、
    前記本体部の厚みは、2mm〜5mmであり、
    運動中の体の姿勢の安定に有用であり運動の効果を向上させ得ることを特徴とするタオル地運動補助具。







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