JP3173283B2 - トロイダル型無段変速機 - Google Patents

トロイダル型無段変速機

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    • F16H15/02Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by friction between rotary members without members having orbital motion
    • F16H15/04Gearings providing a continuous range of gear ratios
    • F16H15/06Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B
    • F16H15/32Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line
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    • F16H15/38Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line with concave friction surface, e.g. a hollow toroid surface with two members B having hollow toroid surfaces opposite to each other, the member or members A being adjustably mounted between the surfaces
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トロイダル型無段変速
機、特に2個のトロイダル伝動ユニットを同軸に配置し
て具えた所謂ダブルキャビティー式トロイダル型無段変
速機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トロイダル型無段変速機は通常、例えば
特開平3−89066号公報に記載のトロイダル伝動ユ
ニットを主たる構成要素とする。そしてトロイダル型無
段変速機は、大きな伝動容量を要求される場合、トロイ
ダル伝動ユニットを2個、同軸に配して設け、図3乃至
図5に示す如きダブルキャビティー式トロイダル型無段
変速機に構成するのが常套である。
【0003】これら図3乃至図5に示すダブルキャビテ
ィー式トロイダル型無段変速機を概略説明するに、まず
トロイダル伝動ユニットは図3に明示されるように、同
軸に対向配置した入出力コーンディスク1,2と、これ
ら入出力コーンディスク間で摩擦係合により動力の受渡
しを行うパワーローラ3と、該パワーローラを個々に回
転自在に支持したトラニオン4とを具え、該トラニオン
を一端のピストン5により、パワーローラ回転軸線と直
交する首振り軸線方向へストロークさせて、パワーロー
ラの該首振り軸線周りの傾転を生起させ、これにより入
出力コーンディスク1,2間の伝動比を無段階に変化さ
せて変速を行うよう構成する。そしてダブルキャビティ
ー式トロイダル型無段変速機は図4および図5に明示す
る如く、かかる構成とした2個のトロイダル伝動ユニッ
ト6,7を共通な軸線O1 上に同軸に配置して構成す
る。
【0004】ところで、全てのパワーローラは傾転の同
期がとれていないと、パワーローラ毎に伝動比が異なっ
て伝動効率が悪くなるだけでなく、最悪の場合インター
ロック状態になってトロイダル型無段変速機を破損させ
るに至る。通常は、変速制御が油圧サーボによりなされ
て、全てのパワーローラは傾転の同期がとれた状態にあ
る。しかし、変速制御用の作動油がないにもかかわら
ず、トロイダル型無段変速機が回転するような場合、例
えばポンプが駆動されないエンジン停止中にもかかわら
ずトロイダル型無段変速機が回転する車両牽引中等にお
いては、油圧サーボによる同期が期待できない。
【0005】かかる場合の同期を補償するために通常、
各トロイダル伝動ユニットにおけるパワーローラ間の傾
転同期に関しては、例えば実開昭62−200852号
公報に記載された技術を用いて図3に明示する如く、対
応するトラニオン4間にワイヤ8をたすき掛け形式に掛
け渡して、当該傾転同期をとるようになし、前後トロイ
ダル伝動ユニット6,7間においてパワーローラの傾転
同期をとるに際しては、例えば同じく実開昭62−20
0852号公報に記載された技術および特開平5−39
831号公報に記載された技術を用いて図4および図5
に明示する如く、対応するトラニオン4間にワイヤ9を
たすき掛け形式に掛け渡して、当該傾転同期をとるよう
になすのが普通である。なお、ワイヤ9の掛け渡しに当
たっては、例えば特開昭63−67458号公報に記載
のようにして対応するトラニオン4にプーリ10を固着
し、これらプーリを介して当該掛け渡しを行うが、該プ
ーリ10とワイヤ9との係合を確実にするために、プー
リ10に巻きつくワイヤ9の箇所に夫々パイプを嵌着さ
せる等によって、ワイヤ9に大径部9aを設け、この大
径部を対応するプーリの窪み10aに係合させる。
【0006】ここで、ワイヤ8および9の上下配置関係
について付言する。ワイヤ8のたすき掛け交差部8aが
図3に示す如く、トロイダル型無段変速機の中心軸線O
1 を含む鉛直面内に位置することから、この鉛直面内に
おける下方障害物11を避けて交差部8aを位置させる
必要があるため、ワイヤ8は該下方障害物11の直上に
なる。ところで、ワイヤ9のたすき掛け交差部9bは図
4および図5に示すように、上記の制約を受けない位置
に存在するが、ワイヤ8の上方には最早ワイヤ9を位置
させるスペースがないことから、必然的にワイヤ9はワ
イヤ8の下方に配置することになる。
【0007】一方、トロイダル型無段変速機を車両に用
いる場合、駐車状態において駆動車輪をロックする、例
えば日産自動車(株)が昭和62年3月に発行した「R
E4R01A型オートマチックトランスミッション整備
要領書」の(3.オートマチックトランスミッションA
SSY分解・組み立て)の項に記載の如きパークロック
機構が不可欠である。このパークロック機構は図4およ
び図5に明示するように、変速機の比較的前方にあり運
転者の手動操作により回動されてマニュアル弁12をス
トロークさせるマニュアルプレート13に連結したパー
キングロッド14を具え、該パーキングロッド14の変
速機後方に延在した後端に設けられて、変速機の比較的
後方におけるパーキングポール15をカム作用によりパ
ークロック位置に回動させるパーキングアクチュエータ
16を有した構成にする。
【0008】ところでパーキングロッド14は、変速機
の前後方向に延在させるに当たって以下の配置にするこ
ととなる。つまり、トロイダル型無段変速機の変速機ケ
ース17は図3から明らかなように、下側を開口させた
形状にし、下側開口部に変速制御用のコントロールバル
ブを配置するが、この変速機ケース17を型成形する場
合の抜き勾配を考慮すると、変速機ケース内部は上方に
スペース的に余裕がなく、下方の方がパーキングロッド
14を延在させ易い。加えて、コントロールバルブは上
記の配置とするも、変速機の外寸を小さくする要求に鑑
みトロイダル伝動ユニット6,7にできるだけ接近させ
て配置するを要する。これらの観点から、変速機の前後
方向に延在させるに当たってパーキングロッド14は結
果として、図3乃至図5に示すようにワイヤ9を掛け渡
した両プーリ10に近接配置され、ワイヤ9に並置され
ることとなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来は、両プー
リ10との係合を確実にするために設けられたワイヤ9
の大径部9aを図5に実線で示すように、中央部が最高
速変速比と最低速変速比との間の中間変速比選択状態
で、両プーリ10の中心線を含む面M内に位置するよう
配置決定していたため、以下の問題を生じていた。
【0010】つまり、トロイダル型無段変速機が最低速
変速比を選択した状態では、トラニオン4およびプーリ
10の回転に伴ってワイヤ大径部9aが図5の点線で示
す位置に変位し、パーキングロッド14から遠去かるた
め問題はないものの、トロイダル型無段変速機が最高速
変速比を選択した状態では、トラニオン4およびプーリ
10の回転に伴ってワイヤ大径部9aがパーキングロッ
ド14に接近する時、図5の2点鎖線で示す位置に変位
し、プーリ10の外周接線からはみ出しパーキングロッ
ド14と干渉する恐れがある。
【0011】この問題解決に当たっては、従来の上記構
成を踏襲する限り、変速機ケースを大きくするしかな
く、避けるべきトロイダル型無段変速機の大型化を生ず
る。
【0012】本発明は、トロイダル型無段変速機のかか
る大型化を伴うことなしに、上記の問題を解消すること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的のため第1発明
は、同軸に対向配置した入出力コーンディスクと、これ
ら入出力コーンディスク間で摩擦係合により動力の受渡
しを行うパワーローラとよりなり、該パワーローラを自
己の回転軸線と直交する首振り軸線周りに傾転させて変
速を行うようにしたトロイダル伝動ユニットを2個、同
軸に配置して具え、これら前後トロイダル伝動ユニット
間でパワーローラ同士の傾転同期をとるためこれらパワ
ーローラ間にプーリを介して掛け渡したワイヤにパーキ
ングロッドが並置されたトロイダル型無段変速機におい
て、前記プーリと係合するよう前記ワイヤに設けられた
大径部が、最高速変速比と最低速変速比との間の中間変
速比選択状態で、前記両プーリの中心線を通る面に関し
前記パーキングロッドから遠い側にずれた位置となるよ
う、プーリに対するワイヤの前記掛け渡しを行ったこと
をことを特徴とするものである。
【0014】また第2発明によるトロイダル型無段変速
機は、上記大径部が、最も前記パーキングロッドに接近
する変速比選択状態においても、パーキングロッドの延
在方向に平行な前記プーリの外周接線からはみ出さない
よう、プーリに対するワイヤの前記掛け渡しを行ったこ
とをことを特徴とするものである。
【0015】
【作用】第1発明において前後トロイダル伝動ユニット
は個々に、パワーローラが入出力コーンディスク間で動
力の受渡しを行うことにより動力を伝達する。そしてト
ロイダル型無段変速機は、これら前後トロイダル伝動ユ
ニットの伝動作用により動力伝達を行う。ここで各パワ
ーローラを同期して同位相で、自己の回転軸線と直交す
る首振り軸線周りに傾転させると、入出力コーンディス
ク間の伝動比を無段階に変化させることができる。
【0016】ところで当該変速中、前後トロイダル伝動
ユニット間でパワーローラ同士の傾転同期をとるため、
これらパワーローラ間にプーリを介して掛け渡されたワ
イヤは、パワーローラの傾転に伴って掛け渡し経路に沿
い走行し、上記プーリと係合するようワイヤに設けられ
た大径部もそれに伴って、該ワイヤに並置されたパーキ
ングロッドに近づく方向へ変位する。しかして、これら
ワイヤ大径部が、最高速変速比と最低速変速比との間の
中間変速比選択状態で、上記両プーリの中心線を通る面
に関し前記パーキングロッドから遠い側にずれた位置と
なるよう、プーリに対するワイヤの前記掛け渡しを行っ
たことから、上記のワイヤ大径部が最もパーキングロッ
ドに接近した限界変速比選択状態でも、ワイヤ大径部が
パーキングロッドと干渉する事態を回避することができ
る。しかも、この作用効果が変速機ケースを大きくする
ことなしに達成され、トロイダル型無段変速機の大型化
を伴うことなしに、上記の作用効果を奏し得る。
【0017】なお第2発明においては、上記ワイヤ大径
部が最も前記パーキングロッドに接近する限界変速比選
択状態においても、パーキングロッドの延在方向に平行
な前記プーリの外周接線からはみ出さないよう、プーリ
に対するワイヤの前記掛け渡しを行ったことから、ワイ
ヤ大径部がパーキングロッドと干渉する事態を完全にな
くすことができて、前記第1発明の作用効果を一層確実
に達成することが可能となる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図1および図2は、最も好適な本発明トロイ
ダル型無段変速機の一実施例で、これら図中、図3乃至
図5におけると同様な部分を同一符号にて示す。
【0019】本例では特に図2に明示する如く、前後ト
ロイダル伝動ユニット6,7間においてパワーローラ4
同士の傾転同期をとるため、対応するトラニオン4間に
プーリ10を介してワイヤ9をたすき掛けに掛け渡すに
際し、この掛け渡しを以下の如くに行う。つまり、プー
リ10と係合するようワイヤ9に設けられた大径部9a
が、最高速変速比と最低速変速比との間の中間変速比
(図示例では1:1)選択状態で実線により示すよう
に、両プーリ10の中心線を通る面Mに関し、パーキン
グロッド14から遠い側にずれた位置となるよう、プー
リ10に対するワイヤ9の上記掛け渡しを行う。
【0020】なお、この際ワイヤ9に対する大径部9a
の位置は従前通りのままでよく、これらワイヤ大径部が
係合するようプーリ10に形成した窪み10aの位置を
対応した箇所に変更するプーリ10の回転方向取り付け
位置調整だけで対処し得る。勿論、プーリ10にワイヤ
9を掛け渡すに先立ち、大径部9aを対応位置にした状
態でワイヤ9をひねってたすき掛け状態にすることは言
うまでもない。
【0021】なお、中間変速比選択状態でワイヤ大径部
9aを面Mに関し、パーキングロッド14から遠い側に
ずらすに際しては、図示例の如くワイヤ大径部9aが2
点鎖線で示すように、最もパーキングロッド14に接近
する変速比(図示例では最高速変速比)選択状態におい
ても、パーキングロッド14の延在方向に平行なプーリ
10の外周接線Nからはみ出さないよう、ワイヤ大径部
9aを面Mに関してずらすのが最も良い。なお付言すれ
ば当該ずれの程度は、ワイヤ大径部9aが最もパーキン
グロッド14に接近した最高速変速比選択状態において
丁度プーリ外周接線Nに接する程度以上にする必要はな
い。
【0022】上記実施例の作用を次に説明する。トロイ
ダル型無段変速機は、前後トロイダル伝動ユニット6,
7を介した動力伝達中、各パワーローラ4を同期して同
位相で、自己の回転軸線と直交する首振り軸線周りに傾
転させることで、入出力コーンディスク1,2間の伝動
比を無段階に変化させることができる。
【0023】当該変速中、前後トロイダル伝動ユニット
6,7間でパワーローラ4同士の傾転同期をとるため、
これらパワーローラ間にプーリ10を介して掛け渡され
たワイヤ9は、パワーローラ4の上記傾転に伴って掛け
渡し経路に沿い走行し、プーリ10と係合するようワイ
ヤ9に設けられた大径部9aもそれに伴って変位する。
ここでワイヤ大径部9aは、トロイダル型無段変速機が
最低速変速比を選択した状態で図2の点線位置に変位
し、トロイダル型無段変速機が最高速変速比を選択した
状態で同図の2点鎖線位置に変位し、ワイヤ9に並置さ
れたパーキングロッド14に最も接近する。しかしてワ
イヤ大径部9aが、最高速変速比と最低速変速比との間
の中間変速比(1:1)選択状態で同図に実線により示
すごとく、両プーリの中心線を通る面Mに関しパーキン
グロッド14から遠い側にずれた位置となるよう、プー
リ10に対するワイヤ9の掛け渡しを行ったことから、
ワイヤ大径部9aが最もパーキングロッド14に接近し
た最高速変速比選択状態でも、ワイヤ大径部9aがパー
キングロッド14と干渉する事態を、変速機ケースの大
型化、従ってトロイダル型無段変速機の大型化に頼るこ
となく回避することができる。
【0024】なお特に図示例のごとく、ワイヤ大径部9
aが最もパーキングロッド14に接近する最高速変速比
選択状態において丁度、両プーリ10の外周接線Nに接
するよう、プーリ10に対するワイヤ9の掛け渡しを行
った構成では、ワイヤ大径部9aがパーキングロッド1
4と干渉する事態を完全になくすことができると共に、
ワイヤ大径部9aが最もパーキングロッド14から遠去
かる最低速変速比選択状態においても、ワイヤ大径部9
aがプーリ10の窪み10aから外れるといった弊害を
生ずることがない。
【0025】
【発明の効果】かくして第1発明のトロイダル型無段変
速機は、請求項1に記載の如く、変速中、前後トロイダ
ル伝動ユニット間でパワーローラ同士の傾転同期をとる
ため、これらパワーローラ間にプーリを介して掛け渡さ
れたワイヤの、プーリ係合用に設けられた大径部が、最
高速変速比と最低速変速比との間の中間変速比選択状態
で、両プーリの中心線を通る面に関しパーキングロッド
から遠い側にずれた位置となるよう、プーリに対するワ
イヤの掛け渡しを行った構成になることから、上記のワ
イヤ大径部が最もパーキングロッドに接近した限界変速
比選択状態でも、ワイヤ大径部がパーキングロッドと干
渉する事態を回避することができる。しかも、この作用
効果が変速機ケースを大きくすることなしに達成され、
トロイダル型無段変速機の大型化を伴うことなしに、上
記の作用効果を奏し得る。
【0026】なお第2発明のトロイダル型無段変速機に
おいては、請求項2に記載の如く、ワイヤ大径部が最も
パーキングロッドに接近する限界変速比選択状態におい
ても、パーキングロッドの延在方向に平行なプーリの外
周接線からはみ出さないよう、プーリに対するワイヤの
掛け渡しを行った構成になることから、ワイヤ大径部が
パーキングロッドと干渉する事態を完全になくすことが
できて、上記第1発明の作用効果を一層確実に達成する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるトロイダル型無段変速機の一実施
例を示す横断正面図である。
【図2】同例におけるトロイダル型無段変速機の底面図
である。
【図3】従来のトロイダル型無段変速機を例示する図1
と同様な横断正面図である。
【図4】同トロイダル型無段変速機を図3のA−A線上
で断面として矢の方向に見た断面図である。
【図5】同トロイダル型無段変速機の、図2におけると
同様な底面図である。
【符号の説明】
1 入力コーンディスク 2 出力コーンディスク 3 パワーローラ 4 トラニオン 5 ピストン 6 トロイダル伝動ユニット 7 トロイダル伝動ユニット 8 ワイヤ 9 ワイヤ 9a ワイヤ大径部 9b たすき掛け交差部 10 プーリ 10a 窪み 12 マニュアル弁 13 マニュアルプレート 14 パーキングロッド 15 パーキングポール 16 パーキングアクチュエータ 17 変速機ケース

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同軸に対向配置した入出力コーンディス
    クと、これら入出力コーンディスク間で摩擦係合により
    動力の受渡しを行うパワーローラとよりなり、該パワー
    ローラを自己の回転軸線と直交する首振り軸線周りに傾
    転させて変速を行うようにしたトロイダル伝動ユニット
    を2個、同軸に配置して具え、これら前後トロイダル伝
    動ユニット間でパワーローラ同士の傾転同期をとるため
    これらパワーローラ間にプーリを介して掛け渡したワイ
    ヤにパーキングロッドが並置されたトロイダル型無段変
    速機において、 前記プーリと係合するよう前記ワイヤに設けられた大径
    部が、最高速変速比と最低速変速比との間の中間変速比
    選択状態で、前記両プーリの中心線を通る面に関し前記
    パーキングロッドから遠い側にずれた位置となるよう、
    プーリに対するワイヤの前記掛け渡しを行ったことをこ
    とを特徴とするトロイダル型無段変速機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記大径部が、最も
    前記パーキングロッドに接近する変速比選択状態におい
    ても、パーキングロッドの延在方向に平行な前記プーリ
    の外周接線からはみ出さないよう、プーリに対するワイ
    ヤの前記掛け渡しを行ったことをことを特徴とするトロ
    イダル型無段変速機。
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