JP3173183B2 - 画像印刷装置 - Google Patents

画像印刷装置

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JP3173183B2
JP3173183B2 JP28130692A JP28130692A JP3173183B2 JP 3173183 B2 JP3173183 B2 JP 3173183B2 JP 28130692 A JP28130692 A JP 28130692A JP 28130692 A JP28130692 A JP 28130692A JP 3173183 B2 JP3173183 B2 JP 3173183B2
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暁 佐々木
健 加藤
道夫 住吉
栄 鎌田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザプリンタ等の電
子写真プリンタや電子写真複写機等の画像印刷装置に係
り、特に用紙に付着させたトナー像を該用紙に定着する
ための定着装置における最適保護制御に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真技術を利用した複写機やレーザ
プリンタ等の画像印刷装置は、用紙に付着させたトナー
像を該用紙に定着するために、対接して回転しながらそ
の間に用紙を通過させる2本の定着ローラを使用した定
着装置を備えている。モノクロ画像印刷装置における定
着装置では、前記2本の定着ローラのうちの片方(通常
はトナー像と接触する側)のローラ内にのみ加熱ヒータ
を配置する構成であるが、カラー画像印刷装置では2本
の定着ローラの両方に加熱ヒータを配置している。カラ
ー画像印刷装置において2本の定着ローラに加熱ヒータ
を配置する理由は、オフセット(用紙に付着すべきトナ
ーが定着ローラに付着する現象)の発生を防止するため
である。
【0003】2本の定着ローラのそれぞれに加熱ヒータ
を配置した定着装置において、各加熱ヒータをそれぞれ
独立に温度制御し、さらに異常加熱防止のための保護回
路を設けた制御装置を設置すれば技術的な問題は解決さ
れるが、高価な制御装置となる経済的問題が発生する。
【0004】図2は従来の定着装置の概略構造を示した
斜視図である。該定着装置は、その内側に第1のヒータ
100aを内蔵した定着ローラ103と、その内側に第
2のヒータを内蔵し前記定着ローラ103に圧接して配
置されたバックアップローラと、前記定着ローラ103
に近接して配置された第1の温度検出素子101aと、
前記バックアップローラ104に近接して配置された第
2の温度検出素子101b及び異常加熱防止用温度ヒューズ
102b等を備えている。
【0005】図3は該従来の定着装置における制御回路
を示しており、第1のヒータ100aは交流電力制御素子1
10a及び温度ヒューズ102aを直列に介在させて電
源10に接続され、第2のヒータ100bは交流電力制
御素子110bと前記温度ヒューズ102bを直列に介
在させて電源10に接続されている。そして温度制御処
理回路(図示せず)は、前記各温度検出素子101a,
101bから得られる検出信号に応じて各ヒータ100
a,100bへの通電量を独立に変えるように前記各交
流電力制御素子110a,110bを制御する。
【0006】このような構成の定着装置は、温度制御の
精度については問題ないが、次のような問題がある。 (1)制御回路の構成部品が多いために価格が高くな
る。 (2)制御回路の構成部品が多いために信頼性が低くな
る。 特に、(2)項については、温度ヒューズ102bがバ
ックアップローラ104側にだけ配置されてるので、該バ
ックアップローラ104に用紙の巻き付き等が生じた場
合には該バックアップローラ104の温度に正確に応動
することができず、安全性の確保に問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
特にカラー画像を印刷する画像印刷装置における定着装
置は、画像品質を確保する(カラートナーのオフセット
対策)ために定着ローラに対向して配置されるバックア
ップローラ側にもヒータを配置しているために、発煙及
び発火などのPL事故のポテンシャルが増加している。
しかしながら、これを制御回路で保障しようとすると回
路構成部品が多くなって価格が高くなると共に信頼性が
低下するという問題があった。
【0008】本発明の目的は、定着装置の温度制御精度
を低下させずに低価格及び高信頼性を実現することにあ
る。定着装置で異常加熱モードが発生する要因は、
(1)ヒータオン/オフ用交流電力制御素子の短絡モー
ドでの破壊、(2)ヒータの断線、(3)ヒータ温度制
御回路部品の故障(短絡/開放)、(4)定着装置内部
での用紙つまり等々であるが、何れのケースにおいても
PL事故を出さない制御装置を安価に構築することが必
要である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、互いに対向し
て回転しながらその間にトナー像が付着された用紙を通
過させて定着するローラ対を有し、前記ローラ対のうち
前記用紙のトナー像が付着した面が接触するローラを定
着ローラとなし、他方をバックアップローラとなすもの
であって、前記定着ローラに内蔵された第1のヒータ
と、前記バックアップローラに内蔵された第2のヒータ
と、前記定着ローラの近傍に配置された温度検出素子
と、前記温度検出素子の検出に基づいて前記定着ローラ
及び前記バックアップローラに温度差を付けるよう前記
第1のヒータ及び前記第2のヒータへの給電量を制御す
電力制御手段と、前記定着ローラ近傍に配置され温度
過上昇時に開路する第1のヒューズと、前記バックアッ
プローラ近傍に配置され温度過上昇時に開路する第2の
ヒューズを有し、前記第1の温度ヒューズ,前記第2
の温度ヒューズ,前記第1のヒータ,前記第2のヒータ
及び前記電力制御手段を直列に接続し、前記第1の温度
ヒューズ或いは前記第2の温度ヒューズの一方が開路し
た場合に、前記定着ローラ及び前記バックアップローラ
の何れも給電が遮断されるように構成したことを特徴と
する。
【0010】
【作用】本発明によれば、定着ローラとバックアップロ
ーラのそれぞれに近接して2つの温度ヒューズを設け
定着ローラとバックアップローラを加熱する2つのヒー
温度ヒューズ及び電力制御手段を直列に接続する
うにしたので、電力制御手段が短絡モードで破壊した場
でも何れかの温度ヒューズが開路して給電を停止する
ことができ、ローラに対する用紙の巻き付きや温度ヒュ
ーズの組込不良あるいは部品不良に対して安全性向上
することができる
【0011】また、2つのヒータを直列にして1つの交
流電力制御素子で給電量制御するので、回路構成部品が
減少して低価格で信頼性が向上すると共に、片方のヒー
タの断線等により他方のヒータに過剰な給電が行なわれ
るような不都合もなくなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図8は、情報処理装置300に接続されたカラー
レーザプリンタ200の要部断面を示している。このカ
ラーレーザプリンタ200の印写部は、矢印方向に定速
度で回動するように回動輪の周りに掛け巡らしたベルト
状の感光体211と、該感光体211の表面を一様に帯
電する帯電器212と、一様に帯電された感光体表面を
露光して該表面に静電潜像を形成する走査露光装置21
3と、静電潜像を現像してトナー像を形成する4つの現
像装置214,215,216,217と、(それぞれ
の現像器には、図示しない現像剤の有無を検知するセン
サを内蔵している。)トナー像転写後に感光体表面に残
留するトナーを除去するクリーナ219と、感光体表面
に残留する電荷を除去するイレーズランプ218とを備
える。
【0013】前記走査露光装置213は、半導体レーザ
213aからビデオデータに従って出力されるレーザ光
を集光レンズ213bで集光して平行なレーザビームと
し、ミラーモータ213cにより定速度回転されるポリ
ゴンミラー213dで該レーザビームを反射させること
により繰返し偏向ビームとし、該偏向ビームを投影レン
ズ213e及び折返しミラー213fを介して前記感光
体表面に照射してビームスポツトを形成し、該ビームス
ポツトの走査により感光体表面を露光する構成である。
【0014】前記走査露光装置213は、図9に示すよ
うに、各偏向走査においてビームスポツトが偏向走査開
始基準位置を通過するタイミングを検出するためにビー
ムデイテクタ213gを備え、該ビームデイテクタ21
3gから得られる信号を増幅器213hで増幅して偏向
走査開始基準検出信号BDT1として出力する。
【0015】現像装置214はイエロー色のトナーを現
像剤として使用する現像装置,現像装置215はマゼン
タ色のトナーを現像剤として使用する現像装置,現像装
置216はシアン色のトナーを現像剤として使用する現
像装置,現像装置217はクロ色のトナーを現像剤とし
て使用する現像装置であり、各現像装置はバイアス電圧
を制御することにより現像機能が付与または消失され
る。該バイアス電圧の制御は、静電潜像を形成するのに
使用したビデオデータの指定色に対応した現像装置が有
効に機能するように情報処理装置300からの指定信号
で行われる。
【0016】転写ドラム221は、感光体表面に形成し
た複数のトナー像を重合して1つのカラートナー像を完
成し、該カラートナー像を用紙に転写するために使用さ
れる。該転写ドラム221は前記感光体表面に接触しな
がら矢印方向に該感光体表面と同期した速度で回動する
ように駆動され、感光体表面と接触状態にある領域の転
写ドラム内側には該感光体表面のトナー像を該転写ドラ
ム表面に転写するための転写器222が設置される。ま
た、該転写ドラム221の表面に残留するトナーを除去
するために該表面に離接制御可能なクリーナ223を配
設している。
【0017】カセツト231は用紙232を収容し、給
紙ローラ233は該用紙232を抽出してレジストロー
ラ234まで供給する。レジストローラ234は、給紙
ローラ233により送られてきた用紙232の先端を抑
えて該用紙232の進行を停止し、整紙と送紙タイミン
グの調整を行う。
【0018】転写器241はレジストローラ234から
搬送されてきた用紙232が転写ドラム221と接触す
る領域で該用紙232の背面に転写電荷を与え、転写ド
ラム表面上のトナー像を該用紙232に転写する。
【0019】定着器251は、トナー像が転写された用
紙232を加熱ローラと加圧ローラの間を通過させて該
トナー像を該用紙232に溶着(定着)する構成であ
る。
【0020】排紙ローラ261は、トナー像が定着され
た用紙232を機外に排出するものである。
【0021】制御装置270は上位の情報処理装置30
0に接続されて該情報処理装置と制御情報や印字データ
(ビデオデータ)の授受を行い、該レーザプリンタ20
0内部の構成手段を制御して印字制御を実行する。
【0022】図5は本発明になる定着装置の概略斜視図
であり、図6は縦断側面図である。用紙232は定着装
置の2本のローラ間を通り機外に排出されるが、トナー
像側のローラ103を定着ローラ,該定着ローラ103
に対向して圧接配置されたローラ104をバックアップ
ローラと呼ぶ。それぞれのローラは、内部に配置された
ヒータ100a,100bによって設定加熱される構成
であり、万一の故障による異常加熱から製品の安全を確
保するために温度ヒューズ102a,102bを各々の
ローラに近接配置している。温度制御のために定着ロー
ラ103に近接して配置した温度検出素子101aによ
って温度検出が行なわれ、その検出信号に対応して設定
温度に保温すべく前記ヒータ100a,100bのオン
/オフ制御を行なう。これらは定着装置カバー105
a,105bで覆われる。
【0023】このような構成の定着装置を制御する制御
回路を図1に示す。ヒータの電源回路は、AC電源10
に直列に接続されたリレー接点112a,112bを介
して直列に接続された2本のヒータ100a,100b
と該ヒータと直列に接続された2個の温度ヒューズ10
2a,102b及び交流電力制御素子110aで構成さ
れている。電源回路中のオン/オフ手段には、異常加熱
発生時にヒータ100a,100bへの給電を遮断するリ
レー接点112a,112と、ローラ103,104
を設定温度に加熱・保温すべくヒータ100a,100
bへの給電をオン/オフ制御する交流電力制御素子11
0aの2系統がある。
【0024】交流電力制御素子110aによるオン/オ
フ制御について説明する。定着ローラ103に近接配置
された温度検出素子101aと分圧用抵抗122との抵
抗比に見合った検出信号電圧がコンパレータ115a,
115bの一方の入力端子に入力される。コンパレータ
115aの他方の入力端子には比較基準電圧Vaが入力
され、コンパレータ115bの他方の入力端子には比較
基準電圧Vbが入力されている。比較基準電圧Vaは、
図4に示した定着ローラ103の温度特性曲線の設定温
度Taに対応しており、比較基準電圧Vbは異常加熱検
知温度Tbに対応している。
【0025】定着ローラ103の表面温度が設定値より
低い場合にはコンパレータ115aの出力信号HONは
“H”レベルとなり、点弧回路116を介して交流電力
制御素子110aをオンさせるように制御し、ヒータ1
00a,100bに給電加熱する。また、定着ローラ1
03の表面温度が設定値より高い場合にはコンパレータ
115aの出力信号HONは“L”レベルとなり、点弧
回路116を介して交流電力制御素子110aをオフさ
せるように制御してヒータ100a,100bに対する
給電を停止する。このようにしてヒータ100a,10
0bへの給電のオン/オフ制御を繰返し、図4に示すよ
うに、定着ローラ103の表面温度を設定温度に加熱・
保温する制御を行なう。
【0026】1つの温度検出素子101aにより2本の
ヒータ100a,100bへの給電をオン/オフ制御し
て得られる温度制御精度(図11に示す)は、従来から
行なわれていた各々のヒータを個別に制御して得られる
制御精度(図10に示す)と比較しても大差ない。
【0027】次にACリレー接点112a,112bに
よるオン/オフ制御について説明する。前述した温度検
出素子101aから得られる検出信号電圧及び比較基準
電圧Vbの比較結果である信号HERRは、“H”レベ
ルのときに図4の異常温度Tb未満であることを意味
し、“L”レベルのときに異常温度Tb以上の温度にな
っていることを意味する。交流電力制御素子110aが
短絡モードで故障した場合などには、ヒータ100a,
100bに対する連続給電がなされるために、図4の曲
線bで示すごとく定着ローラ103の表面温度が上昇
し、遂には異常温度Tbに達する現象が発生する。この
ときコンパレータ115bの出力信号HERRは“L”レベ
ルとなるためにAND素子114の出力が“H”レベル
から“L”レベルに反転し、ACリレーコイル112c
を制御する駆動トランジスタ113をオフし、交流電力
制御素子110aの状態に拘らずヒータ100a,10
0bへの給電を遮断する。
【0028】次にCPU120による制御処理について
図7を参照して説明する。電源が投入されると、CPU
120はコンパレータ115bにおける出力信号HER
Rのレベルが“H”か“L”かをチェックする。出力信
号HERRは通常は“H”レベルであるので、CPU1
20はHCTL信号に“H”レベルを出力し、AND素
子114,トランジスタ113を経てリレーコイル11
2cを付勢してリレー接点112a,112bをオンに
する。“L”レベルになったときは異常時の処理を行な
うことになる(処理500〜502)。
【0029】次にコンパレータ115aの出力信号HO
N(“H”か“L”)をリードしてメモリ121に格納
し、CPU内部レジスタに通電時間管理値“ts”をセ
ットする。“ts”は、図4におけるヒータオン時間t
on及びヒータオフ時間toffより十分長い時間で、かつ
“ts”時間のあいだヒータを連続加熱しても定着装置
がダメージを受けないような時間である(処理503〜
505)。
【0030】ディレー時間“td”後に通電時間管理値
“ts−1”(デクリメント処理)を実行し、その後、
HON信号をリードしてその値をメモリ121に先(前
回)に格納した内容と比較する。先の格納内容と異なっ
ていればその内容を新しくメモリ121に格納し、前述
した処理504〜509を繰り返す。また、先のデータ
と同じであれば“ts−1”=0かどうかを調べる。
“ts−1>0”であれば再度処理506〜510を行
なう。経過時間が“ts”=0になった場合には異常時
の処理を行なう。
【0031】異常時と判断した場合は、CPU120は
HCTL信号に“L”レベルを出力し、AND素子11
4,トランジスタ113を経てリレーコイル112cを
消勢してリレー接点112a,112bをオフにし、ヒ
ータ100a,100bへの給電を遮断する。その後、
各アクチュエータ123をオフにし、ホストに異常を報
告する(処理510〜513)。
【0032】しかし、これらの保護動作は、温度検出素
子101aが正常な場合及びCPU120が正常に動作してい
る場合しか保証されないため、安全規格上は温度ヒュー
ズを設置することが必要である。
【0033】本発明においては定着ローラ103とバッ
クアップローラ104にそれぞれ近接配置した温度ヒュ
ーズ110a,110bを直列に接続して電源回路に挿
入することで安全性の向上を図っている。
【0034】該温度ヒューズ102a,102bは、交
流電力制御素子110aの短絡モードでの故障と温度検
出素子101aの故障と前記CPU120による通電時
間管理制御が該CPU120の暴走等で制御不能となる
状態が重なって発生したときに動作する。このような制
御不能状態では、ヒータ100a,100bは連続給電
モードとなって定着ローラ103とバックアップローラ
104は異常加熱されることになるので、図4の曲線c
の如くヒューズ溶断温度Tfまでこれらのローラ表面温
度が達したときに温度ヒューズ102a,102bの何
れかが溶断し給電を遮断し、装置の安全を確保する。
【0035】しかも温度ヒューズ102a,102b
は、各ローラ103,104にそれぞれ配置しており、
かつ直列に接続しているため、万一一方の温度ヒューズ
102a(102b)に不具合がある場合でも他方の温度ヒ
ューズ102b(102a)が動作することになるの
で、装置の安全を高い信頼性で確保することができる。
2つの温度ヒューズ102a,102bが正常状態であ
れば、片方のローラに用紙が巻き付いた場合等において
も他方ローラの温度ヒューズが動作して確実に装置の安
全確保を行なえる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、定着ローラとバックア
ップローラのそれぞれに近接して2つの温度ヒューズを
設け、定着ローラとバックアップローラを加熱する2つ
のヒータ温度ヒューズ及び電力制御手段を直列に接続
するようにしたので、電力制御手段が短絡モードで破壊
した場合でも何れかの温度ヒューズが開路して給電を停
止することができ、ローラに対する用紙の巻き付きや温
度ヒューズの組込不良あるいは部品不良に対して安全性
向上することができる
【0037】また、2つのヒータを直列にして1つの交
流電力制御素子で給電量制御するので、回路構成部品が
減少して低価格で信頼性が向上すると共に、片方のヒー
タの断線等により他方のヒータに過剰な給電が行なわれ
るような不都合もなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるカラーレーザプリンタにおける定
着装置の制御回路図である。
【図2】従来の定着装置の概略斜視図である。
【図3】従来の定着装置の制御回路図である。
【図4】本発明になるカラーレーザプリンタの定着装置
における温度特性曲線図である。
【図5】本発明になるカラーレーザプリンタの定着装置
の概略斜視図である。
【図6】本発明になカラーレーザプリンタの定着装置の
縦断側面図である。
【図7】本発明になるカラーレーザプリンタの定着装置
における温度制御処理フローチャートである。
【図8】本発明になるカラーレーザプリンタの縦断側面
図である。
【図9】本発明になるカラーレーザプリンタの光学系の
要部外観斜視図である。
【図10】従来の定着装置における温度制御時のローラ
表面温度特性曲線図である。
【図11】本発明になるカラーレーザプリンタの定着装
置における温度制御時のローラ表面温度特性曲線図であ
る。
【符号の説明】
100a,100b…ヒータ、101b…温度検出素
子、102a,102b…温度ヒューズ、103…定着
ローラ、104…バックアップローラ、110a…交流
電力制御素子、112a,112b…リレー接点、11
2c…リレーコイル、115a,115b…コンパレー
タ、116…点弧制御回路、120…CPU、200…カ
ラーレーザプリンタ、300…情報処理装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 健 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株式会社 日立製作所 情報映像メディ ア事業部内 (72)発明者 住吉 道夫 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株式会社 日立製作所 情報映像メディ ア事業部内 (72)発明者 鎌田 栄 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株式会社 日立製作所 情報映像メディ ア事業部内 (72)発明者 田所 裕幸 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株式会社 日立製作所 情報映像メディ ア事業部内 (56)参考文献 特開 平4−192284(JP,A) 実開 昭54−118149(JP,U) 実開 昭62−154469(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに対向して回転しながらその間にトナ
    ー像が付着された用紙を通過させて定着するローラ対を
    有し、前記ローラ対のうち前記用紙のトナー像が付着し
    た面が接触するローラを定着ローラとなし、他方をバッ
    クアップローラとなすものであって、前記定着ローラに
    内蔵された第1のヒータと、前記バックアップローラに
    内蔵された第2のヒータと、前記定着ローラの近傍に配
    置された温度検出素子と、前記温度検出素子の検出に基
    づいて前記定着ローラ及び前記バックアップローラに温
    度差を付けるよう前記第1のヒータ及び前記第2のヒー
    タへの給電量を制御する電力制御手段と、前記定着ロー
    ラ近傍に配置され温度過上昇時に開路する第1のヒュー
    ズと、前記バックアップローラ近傍に配置され温度過上
    昇時に開路する第2のヒューズを有し、 前記第1の温度ヒューズ,前記第2の温度ヒューズ,前
    第1のヒータ,前記第2のヒータ及び前記電力制御手
    を直列に接続し、前記第1の温度ヒューズ或いは前記
    第2の温度ヒューズの一方が開路した場合に、前記定着
    ローラ及び前記バックアップローラの何れも給電が遮断
    されるように構成したことを特徴とする画像印刷装置。
JP28130692A 1992-10-20 1992-10-20 画像印刷装置 Expired - Lifetime JP3173183B2 (ja)

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