JP3173023B2 - 難燃性樹脂組成物 - Google Patents

難燃性樹脂組成物

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JP3173023B2
JP3173023B2 JP04217391A JP4217391A JP3173023B2 JP 3173023 B2 JP3173023 B2 JP 3173023B2 JP 04217391 A JP04217391 A JP 04217391A JP 4217391 A JP4217391 A JP 4217391A JP 3173023 B2 JP3173023 B2 JP 3173023B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、成形収縮が小さく、耐
衝撃性、摺動性、難燃性に優れた難燃性樹脂組成物に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ギヤー、軸受けなどの摺動部
材の材料として、ポリオキシメチレン、ナイロン6、ナ
イロン6,6などが知られている。これらの材料は、優
れた摺動性を有するが、成形時の成形収縮が大きく、そ
のため寸法安定性に劣り、大型あるいは肉厚の成形品で
はヒズミ、変形が生じる。従って、このことが、これら
の材料を寸法精度が要求される用途、大型あるいは肉厚
が要求される用途の成形品の成形材料とするときの大き
な支障となっている。上記の材料からなるギヤ、軸受け
などの摺動部材は、電気製品、複写機、各種機械、OA
機器などに使用されているが、最近、使用中の火災防止
の面から難燃性が必要となっている。難燃性を付与する
一般的な方法は、難燃剤を添加することにある。前記ポ
リオキシメチレンは、燃えやすく、難燃剤を添加しても
充分な難燃効果が得られない。また、ナイロン6、ナイ
ロン6,6においても、難燃性が未だに充分ではない。
このように、成形収縮が小さく、かつ耐衝撃性、摺動
性、難燃性に優れた樹脂は存在していなかったといって
よい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の従来
技術の課題を背景になされたもので、成形収縮が小さ
く、耐衝撃性、摺動性、難燃性を兼ね備えた難燃性樹脂
組成物を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記(イ)成
分100重量部に対して、(ロ)難燃剤1〜30重量
部、(ハ)アンチモン化合物0〜15重量部を含有する
ことを特徴とする難燃性樹脂組成物を提供するものであ
る。 (イ)一般式R1 n SiO(4-n)/2 (式中、R1 は置換
または非置換の1価の炭化水素基であり、nは0〜3の
整数を示す)で表される構造単位を有するオルガノシロ
キサン(I)90〜99.8重量%と、化2
【化2】 (式中、R2 は水素原子または炭素数1〜6のアルキル
基を示す)で表される不飽和基とアルコキシシリル基と
を合わせ持つグラフト交叉剤(II) 10〜0.2重量%
とを縮合させて得られる変性ポリオルガノシロキサン
(III)5〜80重量部に、少なくとも1種のビニル系モ
ノマー(IV)(ただし、カルボキシル基含有ビニルモノ
マーおよびエポキシ基含有ビニルモノマーを除く)95
〜20重量部〔ただし、(III)+(IV) =100重量
部〕を重合して得られ、かつグラフト率が10重量%以
上であるポリオルガノシロキサン系熱可塑性樹脂。
【0005】本発明の(イ)成分を構成するオルガノシ
ロキサン(I)は、前記一般式で表される構造単位を有
するものであり、直鎖状、分岐状または環状構造を有す
るが、好ましくは環状構造を有するオルガノシロキサン
である。このオルガノシロキサン(I)の有する置換ま
たは非置換の1価の炭化水素基としては、例えばメチル
基、エチル基、プロピル基、ビニル基、フェニル基、お
よびそれらをハロゲン原子またはシアノ基で置換した置
換炭化水素基などを挙げることができる。また、前記平
均組成式中、nの値は0〜3の整数である。オルガノシ
ロキサン(I)の具体例としては、ヘキサメチルシクロ
トリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサ
ン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチル
シクロヘキサシロキサン、トリメチルトリフェニルシク
ロトリシロキサンなどの環状化合物のほかに、直鎖状あ
るいは分岐状のオルガノシロキサンを挙げることができ
る。
【0006】なお、このオルガノシロキサン(I)は、
あらかじめ縮合された、例えばポリスチレン換算の重量
平均分子が500〜10,000程度のポリオルガノシ
ロキサンであってもよい。また、オルガノシロキサン
(I)が、ポリオルガノシロキサンである場合、その分
子鎖末端は、例えば水酸基、アルコキシ基、トリメチル
シリル基、ジメチルビニルシリル基、メチルフェニルビ
ニルシリル基、メチルジフェニルシリル基などで封鎖さ
れていてもよい。
【0007】また、本発明の(イ)成分に使用されるグ
ラフト交叉剤(II)は、前記一般式で表される不飽和基
とアルコキシシリル基とを合わせ持つ化合物である。前
記一般式のR2 としては、水素原子または炭素数1〜6
のアルキル基であるが、水素原子または炭素数1〜2の
アルキル基が好ましく、さらに好ましくは水素原子また
はメチル基である。これらの化合物としては、具体的に
はp−ビニルフェニルメチルジメトキシシラン、1−
(m−ビニルフェニル)メチルジメチルイソプロポキシ
シラン、2−(p−ビニルフェニル)エチレンメチルジ
メトキシシラン、3−(p−ビニルフェノキシ)プロピ
ルメチルジエトキシシラン、3−(p−ビニルベンゾイ
ロキシ)プロピルメチルジメトキシシラン、1−(o−
ビニルフェニル)−1,1,2−トリメチル−2,2−
ジメトキシジシラン、1−(p−ビニルフェニル)−
1,1−ジフェニル−3−エチル−3,3−ジエトキシ
ジシロキサン、m−ビニルフェニル−〔3−(トリエト
キシシリル)プロピル〕ジフェニルシラン、〔3−(p
−イソプロペニルベンゾイルアミノ)プロピル〕フェニ
ルジプロポキシシラン、2−(m−ビニルフェニル)エ
チルメチルジメトキシシラン、2−(o−ビニルフェニ
ル)エチルメチルジメトキシシラン、1−(p−ビニル
フェニル)エチルメチルジメトキシシラン、1−(m−
ビニルフェニル)エチルメチルジメトキシシラン、1−
(o−ビニルフェニル)エチルメチルジメトキシシラン
などのほか、これらの混合物を挙げることができる。
【0008】グラフト交叉剤(II) としては、好ましく
はp−ビニルフェニルメチルジメトキシシラン、2−
(p−ビニルフェニル)エチルメチルジメトキシシラ
ン、3−(p−ビニルベンゾイロキシ)プロピルメチル
ジメトキシシランであり、さらに好ましくはp−ビニル
フェニルメチルジメトキシシランである。このグラフト
交叉剤の使用割合は、(I)成分と(II) 成分の合計量
中、0.2〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%
であり、0.2重量%未満では得られる変性ポリオルガ
ノシロキサン(III)とビニル系モノマー(IV) とのグラ
フト重合において高いグラフト率が得られず、その結
果、変性ポリオルガノシロキサン(III)とグラフトされ
たビニル系(共)重合体間の界面接着力が低下し、層状
剥離が生じて得られる(イ)ポリオルガノシロキサン系
熱可塑性樹脂に充分な衝撃強度が得られない。一方、グ
ラフト交叉剤(II) の割合が10重量%を超えると、グ
ラフト率は増大するが、グラフトされたビニル系(共)
重合体の重合がグラフト交叉剤(II) の増加とともに低
下し、このビニル系(共)重合体が低分子量となり、そ
の結果、充分な衝撃強度が得られない。
【0009】変性ポリオルガノシロキサン(III)は、前
記オルガノシロキサン(I)とグラフト交叉剤(II) と
を、例えばアルキルベンゼンスルホン酸などの乳化剤の
存在下にホモミキサーなどを用いて剪断混合し、縮合さ
せることによって製造することができる。この乳化剤
は、オルガノシロキサン(I)の乳化剤として作用する
ほか縮合開始剤となる。この乳化剤の使用量は、(I)
成分および(II) 成分の合計量に対して、通常、0.1
〜5重量%、好ましくは0.3〜3重量%程度である。
なお、この際の水の使用量は、(I)成分および(II)
成分100重量部に対して、通常、100〜500重量
部、好ましくは200〜400重量部である。また、縮
合温度は、通常、5〜100℃である。
【0010】なお、変性ポリオルガノシロキサン(III)
の製造に際し、得られる樹脂の耐衝撃性を改良するため
に、第3成分として架橋剤を添加することもできる。こ
の架橋剤としては、例えばメチルトリメトキシシラン、
フェニルトリメトキシシラン、エチルトリエトキシシラ
ンなどの3官能性架橋剤、テトラエトキシシランなどの
4官能性架橋剤を挙げることができる。この架橋剤の添
加量は、オルガノシロキサン(I)およびグラフト交叉
剤(II) の合計量に対して、通常、10重量%以下、好
ましくは5重量%以下程度である。なお、このようにし
て得られる変性ポリオルガノシロキサン(III)のポリス
チレン換算重量平均分子量は、通常、30,000〜
1,000,000、好ましくは50,000〜30
0,000程度である。
【0011】次に、このようにして得られる変性ポリオ
ルガノシロキサン(III)に、ビニル系モノマー(IV)
(ただし、カルボキシル基含有ビニルモノマーおよびエ
ポキシ基含有ビニルモノマーを除く) をグラフト重合
することにより、グラフト共重合体〔グラフトされてい
ないビニル系(共)重合体を含む〕を含有する(イ)ポ
リオルガノシロキサン系熱可塑性樹脂が得られる。な
お、本発明で規定する(イ)ポリオルガノシロキサン系
熱可塑性樹脂とは、変性ポリオルガノシロキサン(III)
の存在下にビニル系モノマー(IV) をグラフト重合して
得られるグラフト系のグラフト共重合体のほか、該グラ
フト共重合体と(IV)成分の(共)重合体との混合物で
あってもよい。
【0012】本発明に使用されるビニル系モノマー(I
V) としては、例えばスチレン、α−メチルスチレン、
p−メチルスチレン、モノブロモスチレン、ジブロモス
チレン、トリブロモスチレン、クロルスチレン、スチレ
ンスルホン酸ナトリウムなどの芳香族ビニル化合物;メ
チルメタクリレート、エチルメタクリレート、2−エチ
ルヘキシルメタクリレート、ブチルメタクリレート、ア
リルメタクリレートなどのメタクリル酸エステル化合
物;メチルアクリレート、エチルアクリレート、ブチル
アクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート、ジメ
チルアミノエチルメタクリレートなどのアクリル酸エス
テル化合物;アクリロニトリル、メタクリロニトリルな
どのシアン化ビニル化合物;エチレン、プロピレンなど
のオレフィン;ブタジエン、イソプレン、クロロプレン
などの共役ジオレフィン;マレイミド、N−メチルマレ
イミド、N−エチルマレイミド、N−プロピルマレイミ
ド、N−イソプロピルマレイミド、N−シクロヘキシル
マレイミド、N−フェニルマレイミド、N−(p−ブロ
モフェニル)マレイミド、トリブロモフェニルマレイミ
ド、N−(p−クロルフェニル)マレイミドなどのマレ
イミド系化合物;および酢酸ビニル、塩化ビニル、塩化
ビニリデン、トリアリルイソシアヌレートなどが挙げら
れ、これらは単独であるいは混合して使用される。
【0013】これらのビニル系モノマー(IV) のうち、
好ましくは芳香族ビニル化合物、(メタ)アクリル酸エ
ステル化合物、シアン化ビニル化合物、マレイミド系化
合物である。このうち、芳香族ビニル化合物としては、
好ましくはスチレン、α−メチルスチレン、p−メチル
スチレンであり、(メタ)アクリル酸エステル化合物と
しては、好ましくはメチルメタクリレートであり、シア
ン化ビニル化合物としては、好ましくはアクリロニトリ
ル、メタクリロニトリルであり、マレイミド系化合物と
しては、好ましくはマレイミド、N−フェニルマレイミ
ド、N−シクロヘキシルマレイミド、トリブロモフェニ
ルマレイミドである。なお、ビニル系モノマー(IV)
中、シアンビニル化合物を含有する場合には、該シアン
化ビニル化合物の含有率は50重量%以下が好ましい。
【0014】変性ポリオルガノシロキサン(III)にビニ
ル系モノマー(IV) をグラフト重合する際の仕込み組成
は、(III)成分5〜80重量部、好ましくは10〜60
重量部、さらに好ましくは10〜40重量部、(IV) 成
分が95〜20重量部、好ましくは90〜40重量部、
さらに好ましくは90〜60重量部〔ただし、(III)+
(IV) =100重量部〕であり、(III)成分が5重量部
未満では充分な摺動性、耐衝撃性が得られず、一方(II
I)成分が80重量部を超えると成形時の成形収縮が大き
くなり、成形加工性が低下する。
【0015】このようにして得られる(イ)ポリオルガ
ノシロキサン系熱可塑性樹脂のグラフト率は、10重量
%以上、好ましくは20重量%以上、さらに好ましくは
30重量%以上程度である。(イ)ポリオルガノシロキ
サン系熱可塑性樹脂のグラフト率が10重量%未満で
は、得られる組成物の成形時の成形収縮が大きくなり、
さらに外観不良、衝撃強度の低下が生じる。このグラフ
ト率は、重合開始剤の量および種類、重合温度、重合方
法などを適宜選択することにより、調整することができ
る。
【0016】なお、(イ)ポリオルガノシロキサン系熱
可塑性樹脂の製造時に用いる変性ポリオルガノシロキサ
ン(III)の平均粒子径は、好ましくは5,000Å以
下、さらに好ましくは4,000Å以下、特に好ましく
は3,000Å以下である。この平均粒子径が5,00
0Åを超えると、摺動性が充分でなく、また成形時の成
形収縮が大きくなるので好ましくない。この平均粒子径
は、使用する変性ポリオルガノシロキサン(III)の粒子
径を選択することで、調整することができる。なお、使
用する変性ポリオルガノシロキサン(III)の粒子径は、
該(III)成分の製造時に攪拌条件を選択することによ
り、調整することができる。
【0017】本発明に使用される(イ)ポリオルガノシ
ロキサン系熱可塑性樹脂を製造するに際しては、例えば
変性ポリオルガノシロキサン(III)にビニル系モノマー
(IV) を通常のラジカル重合によってグラフト重合し、
グラフト共重合体を含有する組成物として得られる。こ
こで、ラジカル重合開始剤の種類によっては、前述のよ
うにアルキルベンゼンスルホン酸により酸性となってい
る変性ポリオルガノシロキサン(III)のラテックスを、
アルカリで中和する必要がある。このアルカリとして
は、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナ
トリウム、炭酸水素ナトリウム、トリエタノールアミ
ン、トリエチルアミンなどが用いられる。また、ラジカ
ル重合開始剤としては、例えばクメンハイドロパーオキ
サイド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイ
ド、パラメンタンハイドロパーオキサイドなどの有機ハ
イドロパーオキサイド類からなる酸化剤と、含糖ピロリ
ン酸鉄処方、スルホキシレート処方、含糖ピロリン酸鉄
処方/スルホキシレート処方の混合処方などの還元剤と
の組み合わせによるレドックス系の開始剤;過硫酸カリ
ウム、過硫酸アンモニウムなどの過硫酸塩;アゾビスイ
ソブチロニトリル、ジメチル−2,2′−アゾビスイソ
ブチレート、2−カルバモイルアザイソブチロニトリル
などのアゾ化合物;ベンゾイルパーオキサイド、ラウロ
イルパーオキサイドなどの有機過酸化物などを挙げるこ
とができ、好ましくは前記レドックス系の開始剤であ
る。これらのラジカル重合開始剤の使用量は、使用され
るビニル系モノマー(IV) 100重量部に対し、通常、
0.05〜5重量部、好ましくは0.1〜3重量部程度
である。
【0018】この際のラジカル重合法としては、乳化重
合あるいは溶液重合によって実施することが好ましい。
乳化重合に際しては、公知の乳化剤、前記ラジカル開始
剤、連鎖移動剤などが使用される。ここで、乳化剤とし
ては、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリ
ル硫酸ナトリウム、ジフェニルエーテルジスルホン酸ナ
トリウム、コハク酸ジアルカリエステルスルホン酸ナト
リウムなどのアニオン系乳化剤、あるいはポリオキシエ
チレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンアルキル
アリルエーテルなどのノニオン系乳化剤の1種または2
種以上を挙げることができる。乳化剤の使用量は、ビニ
ル系モノマー(IV) に対して、通常、0.5〜5重量%
程度である。連鎖移動剤としては、t−ドデシルメルカ
プタン、オクチルメルカプタン、n−テトラデシルメル
カプタン、n−ヘキシルメルカプタンなどのメルカプタ
ン類;四塩化炭素、臭化エチレンなどのハロゲン化合物
が、ビニル系モノマー(IV) に対して、通常、0.02
〜1重量%使用される。乳化重合に際しては、ラジカル
重合開始剤、乳化剤、連鎖移動剤などのほかに、必要に
応じて各種電解質、pH調整剤などを併用して、ビニル
系モノマー(IV) 100重量部に対して、通常、水を1
00〜500重量部と、前記ラジカル重合開始剤、乳化
剤、連鎖移動剤などを前記範囲内の量を使用し、重合温
度5〜100℃、好ましくは50〜90℃、重合時間
0.1〜10時間の条件で乳化重合される。なお、乳化
重合の場合は、オルガノシロキサン(I)とグラフト交
叉剤(II) との縮合によって得られる、変性オルガノポ
リシロキサン(III)を含有するラテックスに、ビニル系
モノマー(IV) およびラジカル開始剤を加えることによ
って実施することもできる。
【0019】一方、溶液重合の場合は、変性ポリオルガ
ノシロキサン(III)およびビニル系モノマー(IV) を、
有機溶媒に溶解し、これにラジカル開始剤、必要に応じ
て連鎖移動剤、各種添加剤を加えてラジカル重合させ
る。この溶液重合で使用される有機溶媒としては、トル
エン、n−ヘキサン、シクロヘキサン、クロロホルム、
テトラヒドロフランなどが挙げられる。溶液重合に際し
ては、ラジカル重合開始剤、必要に応じて連鎖移動剤な
どを併用して、ビニル系モノマー(IV) 100重量部に
対して、通常、有機溶媒を80〜500重量部と、前記
ラジカル重合開始剤、連鎖移動剤などを前記範囲内の量
を使用し、重合温度5〜150℃、好ましくは50〜1
30℃、重合時間1〜10時間の条件で溶液重合され
る。この溶液重合の場合は、乳化重合の場合よりも不純
物を著しく減少することができる。本発明に使用される
(イ)ポリオルガノシロキサン系熱可塑性樹脂は、乳化
重合により製造した場合、通常の塩凝固法により凝固さ
せ、得られた粉末を水洗したのち、乾燥することによっ
て精製される。また、溶液重合の場合、水蒸気蒸溜によ
って未反応のモノマーと溶媒を留去したのち、得られる
樹脂の塊を細かく砕いて乾燥することによって精製され
る。
【0020】次に、本発明に使用される(ロ)難燃剤と
しては、一般のゴム、樹脂などの重合体に使用される難
燃剤を使用することができる。(ロ)難燃剤としては、
ハロゲン含有化合物、リン含有化合物、チッ素含有化合
物、ケイ素含有化合物などが挙げられる。これらの難燃
剤について、例えば以下に列挙するものが挙げられる。
すなわち、(ロ)難燃剤としては、まずテトラブロモビ
スフェノールA、テトラブロモビスフェノールA−ビス
(2−ヒドロキシエチルエーテル)、テトラブロモビス
フェノールA−ビス(2,3−ジブロモプロピルエーテ
ル)などのテトラブロモビスフェノールA誘導体、ヘキ
サブロモジフェニルエーテル、オクタブロモジフェニル
エーテル、デカブロモジフェニルエーテル、ビス(トリ
ブロモフェノキシ)エタン、ヘキサブロモシクロドデカ
ンなどが挙げられる。
【0021】また、(ロ)難燃剤として、例えばモノブ
ロモフェノール、トリブロモフェノール、ペンタブロモ
フェノール、トリブロモクレゾール、ジブロモプロピル
フェノール、テトラブロモビスフェノールS、塩化シア
ヌルなどを、重合により、あるいはこれらと上記ハロゲ
ン化合物の群から選ばれた1種以上のハロゲン化合物と
の共重合により得られたオリゴマー型ハロゲン化合物が
使用できる。さらに、(ロ)難燃剤として、テトラブロ
モビスフェノールAのポリカーボネートオリゴマー、テ
トラブロモビスフェノールAとビスフェノールAとのポ
リカーボネートオリゴマー、テトラブロモビスフェノー
ルSのポリカーボネートオリゴマー、テトラブロモビス
フェノールSとビスフェノールSとのポリカーボネート
オリゴマーなどが挙げられる。
【0022】さらに、化3で表されるハロゲン化エポキ
シオリゴマーなどが挙げられる。
【化3】 〔式中、mは平均重合度で1〜100であり、Xは独立
に水素原子、塩素原子または臭素原子を示し、i、j、
k、pはそれぞれ1〜4の整数であり、R3 およ
【化4】 (ここで、Yは臭素原子もしくは塩素原子、qは0〜5
の整数を示す)である〕。なお、共重合体型難燃剤を前
記(イ)成分または配合することのある他の重合体に共
重合しておくこともできる。この共重合体型難燃剤とし
ては、例えばジブロモスチレン、ブロモスチレン、トリ
ブロモスチレン、クロロスチレン、ジクロロスチレン、
トリクロロスチレンなどが挙げられ、好ましくはジブロ
モスチレンである。
【0023】次に、本発明に使用される(ハ)アンチモ
ン化合物としては、例えば三酸化アンチモン、四酸化ア
ンチモン、五酸化アンチモン、アンチモン酸ナトリウ
ム、リン酸アンチモンなどが挙げられるが、好ましくは
三酸化アンチモン、アンチモン酸ナトリウムである。
【0024】本発明の難燃性樹脂組成物の組成割合は、
(イ)ポリオルガノシロキサン系熱可塑性樹脂100重
量部に対し、(ロ)難燃剤1〜30重量部、好ましくは
2〜25重量部、(ハ)アンチモン化合物0〜15重量
部、好ましくは0.5〜10重量部である。(ロ)難燃
剤が1重量部未満では、充分な難燃性が得られず、一方
30重量部を超えると耐衝撃性、摺動性が低下するので
好ましくない。また、(ハ)アンチモン化合物が15重
量部を超えると、同様に耐衝撃性、摺動性が低下するの
で好ましくない。
【0025】本発明の難燃性樹脂組成物は、必要に応じ
て各種の難燃助剤、摺動付与剤、他の重合体などを添加
することができる。例えば、難燃助剤としては、酸化
鉄、ホウ砂、メタホウ酸バリウム、酸化ジルコニアなど
の1種または2種以上を用いることができる。難燃助剤
の配合量は、0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜
5重量%である。摺動付与剤としては、ポリテトラフル
オロエチレンなどのポリフッ化エチレン;二硫化モリブ
デンなどの硫化モリブデン;ナイロン6、ナイロン6,
6、ナイロン4,6などのナイロン;ポリオキシメチレ
ン、ワラストナイト、チタン酸カリウム、マイカ、カー
ボンファイバー、炭化ケイ素ウィスカーなどが挙げられ
る。これらの摺動付与剤の添加効果を高めるための配合
量は、(イ)ポリオルガノシロキサン系熱可塑性樹脂1
00重量部に対して、0.5〜40重量部である。他の
重合体としては、例えばポリブタジエン、ブタジエン−
スチレン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重
合体、ポリイソプレン、天然ゴムなどのジエン系ゴム;
アクリルゴム、エチレン−プロピレン共重合体、エチレ
ン−プロピレン−ジエン共重合体、塩素化ブチルゴム、
塩素化ポリエチレンなどのオレフィン系ゴム;スチレン
−ブタジエンブロック共重合体、スチレン−ブタジエン
−スチレンブロック共重合体、スチレン−ブタジエン−
スチレンラジアルテレブロック共重合体などの芳香族ビ
ニル−共役ジエン系ブロック共重合体;該ブロック共重
合体の水素化物;ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ
スチレン、スチレン−アクリロニトリル共重合体、ゴム
強化ポリスチレン(HIPS)、アクリロニトリル−ブ
タジエン−スチレン樹脂(ABS樹脂)、アクリロニト
リル−エチレンプロピレン−スチレン樹脂(AES樹
脂)、メタクリル酸メチル−ブタジエン−スチレン樹脂
(MBS樹脂)、アクリロニトリル−ブタジエン−メタ
クリル酸メチル−スチレン樹脂、アクリロニトリル−n
−ブチルアクリレート−スチレン樹脂(AAS樹脂)、
ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリブチルテレフタレート、ポリアセター
ル、ポリアミド、エポキシ樹脂、ポリフッ化ビニリデ
ン、ポリスルホン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、P
PS樹脂、ポリエーテルエーテルケトン、PPO樹脂、
スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−無
水マレイン酸共重合体、ゴム変性PPO樹脂、スチレン
マレイミド系共重合体、ゴム変性スチレン−マレイミ
ド系共重合体、ポリアミド系エラストマー、ポリエステ
ル系エラストマーなどが挙げられる。さらに、本発明の
難燃性樹脂組成物には、必要に応じてガラス繊維、金属
繊維、全芳香族ポリアミド繊維などの繊維状充填剤、そ
の他の各種顔料、難燃剤、安定剤、帯電防止剤などを添
加することができる。本発明の難燃性樹脂組成物の配合
方法は特に制限されるものではないが、例えばヘンシェ
ルミキサー、タンブラーなどで混合し、さらにバッチニ
ーダー、バンバリーミキサー、単軸または2軸スクリュ
ー押し出し機で溶融混合する方法などが挙げられる。
【0026】
【実施例】以下、実施例を挙げ、本発明をさらに具体的
に説明する。なお、実施例中の部および%は、特に断ら
ない限り重量部および重量%である。また、実施例中、
各種の測定項目は、下記に従った。平均粒子径 分散粒子の平均粒子径は、あらかじめ乳化状態で合成し
たラテックスの粒子径がそのまま樹脂中の分散粒子の粒
子径を表すことを電子顕微鏡で確認したので、ラテック
ス中の分散粒子の粒子径を光散乱法で測定した。測定機
器は、大塚電子(株)製、LPA−3100を使用し、
70回積算でキュムラント法を用い、粒子径を計算し
た。グラフト率 材料1gを精秤採取し、これにアセトン20ccを加え、
10時間振とうさせ、その後、回転数20,000rp
mの遠心分離機を用いて可溶分と不溶分を分離し、不溶
分を真空乾燥機で乾燥し、不溶分(X)を得た。一方、
重合組成と重合転化率から不溶分(X)中のゴム量
(R)を算出し、次式よりグラフト率を求めた。 グラフト率(%)=〔(X)−(R)〕×100/(R)
【0027】極限粘度 前記可溶分を真空乾燥機を用いて乾燥し、溶媒であるメ
チルエチルケトンに溶解し、30℃の温度条件によりウ
ベローデ型粘度計で測定した。アイゾット衝撃強度 ASTM D256にて、1/4″、23℃、ノッチ付
きの試験条件で測定した。単位は、kg・cm/cmである。動摩擦係数 鈴木式摺動試験機を使用し、相手材としてはスチール
(S45C)を用いた。試験片は、外径25.6mm、内
径20.0mmの中空円筒状のものを用い、相手材も同様
の形状のものを用いた。動摩擦係数の測定条件は、室温
23℃、湿度50%の雰囲気中で荷重5kg、走行速度
3.75cm/秒で測定した。動摩擦係数は、次式によっ
て算出する。 μ=〔3×F×(r2 2 −r1 2 )〕/〔P×(r2 3 −r1 3 )〕 (式中、μは動摩擦係数、Fはロードセルに与える力、
Pは荷重、Rはロードセルまでのアーム長、r1 は内
径、r2 は外径を表す。)難燃性 難燃性の試験は、Underwriters Laboratories Inc. Sub
ject-94 (UL-94) で評価した。すなわち、規格による垂
直試験において、1/8″×1/2″×5″の試験片を
5本用いて、それぞれについてブンゼンバーナーによる
10秒間の着火を2回行い、炎の持続時間の平均が5秒
以下(各10秒以下)で、消炎後の燃焼光の消滅が10
秒以下、延焼性滴下のないものをV−0とし、燃焼持続
時間が平均25秒以下(各30秒以下)で、燃焼滴下の
ないものをV−1、あるものをV−2とし、燃焼性を示
した。
【0028】参考例1(変性ポリオルガノシロキサンR
−1の製造)p−ビニルフェニルメチルジメトキシシラ
ン1.5部およびオクタメチルシクロテトラシロキサン
98.5部を混合し、これをドデシルベンゼンスルホン
酸2.0部を溶解した蒸溜水300部中に入れ、ホモミ
キサーにより3分間撹拌して乳化分散させた。この混合
液を、コンデンサー、チッ素導入口および撹拌機を備え
たセパラブルフラスコに移し、撹拌混合しながら90℃
で6時間加熱し、5℃で24時間冷却することによって
縮合を完結させた。得られた変性ポリオルガノシロキサ
ン(III)中のオクタメチルシクロテトラシロキサンの縮
合率は92.8%であった。この変性ポリオルガノシロ
キサン(III)ラテックスを炭酸ナトリウム水溶液でpH
7に中和した。得られた変性ポリオルガノシロキサン
(III)ラテックスの平均粒子径は、2,800Åであっ
た。
【0029】参考例2(ポリオルガノシロキサン系熱可
塑性樹脂A−1〜5の製造)攪拌機を備えた内容積7リ
ットルのガラス製フラスコに、イオン交換水100部、
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.5部、水酸
化カリウム0.01部、t−ドデシルメルカプタン0.
1部および参考例1の変性ポリオルガノシロキサンラテ
ックスと各種ビニル系モノマーからなるバッチ重合成分
を加え、攪拌しながら昇温した。温度が45℃に達した
時点で、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム0.1部、
硫酸第1鉄0.003部、ホルムアルデヒドナトリウム
スルホキシラート・二水塩0.2部およびイオン交換水
15部よりなる活性剤水溶液、ならびにジイソプロピル
ベンゼンヒドロパーオキサイド0.1部を添加し、1時
間反応を続けた。
【0030】その後、イオン交換水50部、ドデシルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウム1部、水酸化カリウム0.
02部、t−ドデシルメルカプタン0.1部、ジイソプ
ロピルベンゼンヒドロパーオキサイド0.2部および表
1に示す割合の各種ビニル系モノマーよりなるインクレ
メント重合成分の混合物を3時間にわたって連続的に添
加し、反応を続けた。添加終了後、さらに攪拌しながら
1時間反応を続けたのち、2,2−メチレン−ビス−
(4−エチレン−6−t−ブチルフェノール)0.2部
を添加し、反応生成物をフラスコより取り出した。次い
で、塩化カリウム2部を用いて生成物を凝固させ、脱
水、水洗、乾燥を行って、粉末状の熱可塑性樹脂A−1
〜5を回収した。表1に、重合転化率、グラフト率、極
限粘度〔η〕を示す。
【0031】
【表1】
【0032】参考例3 表2に示すビニル系モノマーを、イオン交換水100
部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム1部、過硫
酸カリウム1部を使用し、70℃で乳化重合させたの
ち、塩化カリウム2部を用いて凝固させ、脱水、水洗、
乾燥を行って粉末状のビニル系(共)重合体を得た。
【0033】
【表2】
【0034】実施例1〜9、比較例1〜2 表3〜4に示す配合処方で、各成分を、内径40mmの
押し出し機で温度230℃にて溶融混練りし、ペレット
を作製した。このペレットを5oz射出成形機〔東芝
(株)製、IS−80A〕を用い、成形温度230℃で
成形して試験片を作製し、その物性を評価した。結果を
表3(実施例1〜6)、表4(実施例7〜9、比較例1
〜2)に示す。
【0035】
【表3】
【0036】
【表4】
【0037】
【発明の効果】本発明の難燃性樹脂組成物は、成形収縮
が小さく、かつ充分な耐衝撃性、難燃性および摺動性を
兼ね備えており、電気製品、複写機、OA機器などのギ
ヤ、軸受け、ローラに好適に使用でき、さらに耐汚染性
にも優れていることから、電気製品、複写機、OA機器
などのハウジング、カバーなどに好適に使用でき、工業
的意義は極めて大である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神谷 明 東京都中央区築地二丁目11番24号 日本 合成ゴム株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−18444(JP,A) 特開 平2−138360(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 51/08 C08K 3/22 C08K 5/02 C08L 83/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(イ)成分100重量部に対して、
    (ロ)難燃剤1〜30重量部、(ハ)アンチモン化合物
    0〜15重量部を含有することを特徴とする難燃性樹脂
    組成物。 (イ)一般式R1 n SiO(4-n)/2 (式中、R1 は置換
    または非置換の1価の炭化水素基であり、nは0〜3の
    整数を示す)で表される構造単位を有するオルガノシロ
    キサン(I)90〜99.8重量%と、化1 【化1】 (式中、R2 は水素原子または炭素数1〜6のアルキル
    基を示す)で表される不飽和基とアルコキシシリル基と
    を合わせ持つグラフト交叉剤(II) 10〜0.2重量%
    とを縮合させて得られる変性ポリオルガノシロキサン
    (III)5〜80重量部に、少なくとも1種のビニル系モ
    ノマー(IV)(ただし、カルボキシル基含有ビニルモノ
    マーおよびエポキシ基含有ビニルモノマーを除く)95
    〜20重量部〔ただし、(III)+(IV) =100重量
    部〕を重合して得られ、かつグラフト率が10重量%以
    上であるポリオルガノシロキサン系熱可塑性樹脂。
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