JP3173013B2 - ユニットスイング型エンジンのスイングケース構造 - Google Patents

ユニットスイング型エンジンのスイングケース構造

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JP3173013B2 JP40233590A JP40233590A JP3173013B2 JP 3173013 B2 JP3173013 B2 JP 3173013B2 JP 40233590 A JP40233590 A JP 40233590A JP 40233590 A JP40233590 A JP 40233590A JP 3173013 B2 JP3173013 B2 JP 3173013B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キックスタータ機
構を備えたユニットスイング型エンジンのスイングケー
ス構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スクータタイプの自動2輪車の多くには
ユニットスイング型エンジンが採用されている。
【0003】ユニットスイング型エンジンは、周知の通
り、エンジン部のクランクケースに連接されて後方に延
びるスイングケースの後端部に後輪を軸支しており、エ
ンジン部、スイングケース、後輪は、一体に構成され
て、エンジン部下方のピボット部を軸に上下に揺動し、
サスペンションアームの役割を果たす。スイングケース
内には、エンジン部の動力を後輪へ伝達するVベルト無
段変速機構等の動力伝達装置と発進クラッチと減速ミッ
ション、およびキックスタータ機構などが収容される。
【0004】また、スイングケースは、車幅方向内側に
位置して車幅方向外側に開口するケース本体と、このケ
ース本体の開口部に合わせられて開口部を閉塞するケー
スカバとからなり、ケース本体の前部がエンジン部のク
ランクケースに連接され、ケース本体の後部に後輪が軸
支される一方、ケースカバはケース本体の開口部周囲に
形成された複数の合わせ面締結ボスに複数のスクリュ部
材によって締結され、気密的に固定される。
【0005】このようなユニットスイング型エンジンを
キックで始動する場合、ライダは、スイングケース中央
部より車体側方に突出しているキックスタータシャフト
に固定されたキックスタータレバを足でキックし、キッ
クスタータ機構内のギヤ駆動を介してクランクシャフト
を回転させ、エンジンを始動させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来では、
ケース本体の開口部周囲に形成された複数の合わせ面締
結ボスの位置や、合わせ面の肉厚が、がキックスタータ
シャフトの位置とは無関係に設定されていたため、キッ
ク始動時にキックスタータシャフトを経てケースカバに
加わる強大なキック力がケース本体側に効率良く分散さ
れず、長期使用の間にケースカバが歪む等してキックス
タータシャフト周辺の耐久性が低下する懸念があった。
【0007】また、キックスタータシャフトが配置され
るスイングケース中央部は、もともと車輪の逆げ部があ
るためにくびれていて剛性が低く、上述した問題の発生
を一層助長していた。
【0008】スイングケースの剛性は、スイングケース
全体の肉厚を厚くしたり、補強材を追加することなどに
よって改善されるが、前述したようにスイングケースは
後輪を支えるサスペンションアームの役割をも兼ねてい
るので、全体的な肉厚増加や補強材の追加による重量の
増加は、そのままばね下重量の増加となり、好ましくな
い。
【0009】また、スイングケース(ケース本体)の後
部と車体フレームの後部との間にショックアブソーバが
連結されるので、ユニットスイング型エンジン全体が前
記ピボット部を軸に上下に揺動すると、スイングケース
にショックアブソーバからの強大な反力が加わることに
なる。したがって、スイングケース側の強度を充分に配
慮する必要がある。
【0010】本発明は、上記した問題点を考慮してなさ
れたもので、スイングケースの大きな重量増加を招かず
に、キックスタータシャフトの軸支部周辺を始めとする
スイングケース全体の剛性を高め、キックスタータ機構
各部への負担を軽減させて耐久性を高めるとともに作動
の安定化を図り、かつリヤショックアブソーバからの反
力にスイングケースが充分に耐え得るようにすることの
できるユニットスイング型エンジンのスイングケース構
造を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため、本発明に係るユニットスイング型エンジンのスイ
ングケース構造は、特許請求の範囲の請求項1に記載し
たように、エンジン部のクランクケースに連接されて後
方に延び、その後端部の一側に後輪を軸支するケース本
体と、このケース本体に合わせられ、ケース本体側の合
わせ面部に設けられた複数の合わせ面締結ボスにスクリ
ュ部材で締結されるケースカバとを備え、その内部に上
記エンジン部のクランクシャフトの回転を後輪へ伝達す
るVベルト無段変速機構を収容するとともに、エンジン
始動用のキックスタータ機構を備えたユニットスイング
型エンジンのスイングケース構造において、上記ケース
本体と上記ケースカバの合わせ面の車幅方向の位置を、
上記Vベルト無段変速機構のほぼ全体がケース本体側に
収納されるように設定するとともに、上記複数の合わせ
面締結ボスのうち、上記キックスタータ機構のキックス
タータシャフトよりも下方に位置する2つの合わせ面締
結ボスの間を結ぶケース本体の肉厚を、ケース本体の合
わせ面の他の部分の肉厚よりも厚くしたことを特徴とす
る。
【0012】また、本発明に係るユニットスイング型エ
ンジンのスイングケース構造は、請求項2に記載したよ
うに、エンジン部のクランクケースに連接されて後方に
延び、その後端部の一側に後輪を軸支するケース本体
と、このケース本体に合わせられ、ケース本体側の合わ
せ面部に設けられた複数の合わせ面締結ボスにスクリュ
部材で締結されるケースカバとを備え、その内部に上記
エンジン部のクランクシャフトの回転を後輪へ伝達する
Vベルト無段変速機構と発進クラッチを収容するととも
に、エンジン始動用のキックスタータ機構を備えたユニ
ットスイング型エンジンのスイングケース構造におい
て、上記ケース本体の後部にショックアブソーバの下端
を連結し、上記ケース本体と上記ケースカバの合わせ面
の車幅方向の位置を、上記Vベルト無段変速機構のほぼ
全体がケース本体側に収納され、かつ上記発進クラッチ
および上記キックスタータ機構の大部分が上記ケースカ
バ側に収納されるように設定するとともに、上記複数の
合わせ面締結ボスのうち、上記キックスタータ機構のキ
ックスタータシャフトよりも下方に位置する2つの合わ
せ面締結ボスの間を結ぶケース本体の肉厚を、ケース本
体の他の部分の肉厚よりも厚くしたことを特徴とする。
【0013】さらに、本発明に係るユニットスイング型
エンジンのスイングケース構造は、請求項3に記載した
ように、請求項1または2の構成において、前記複数の
合わせ面締結ボスの1つを前記キックスタータシャフト
の鉛直下部近傍に配置し、その後方に隣接する合わせ面
締結ボスとの間を結ぶケース本体下面部の肉厚を、ケー
ス本体の他の部分の肉厚よりも厚くした。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るユニットスイ
ング型エンジンのスイングケース構造の一実施例につい
て説明する。図3はユニットスイング型エンジンを搭載
したスクータタイプの自動2輪車である。
【0015】この自動2輪車1において、車体フレーム
2の中央下部にあるピボット部3には懸架ブラケット4
を介してユニットスイング型エンジン5がその水平支軸
廻りに上下揺動自在に枢支されている。ユニットスイン
グ型エンジン5の後部には後輪6が回転自在に軸支され
ており、ユニットスイング型エンジン5自身が後輪6の
サスペンションアームの役割を果たす。ユニットスイン
グ型エンジン5の後部上端と車体フレーム2の後部との
間にはショックアブソーバ7で連結され、走行時におけ
る後輪6の揺動ショックが緩衝されるようになってい
る。
【0016】図1は上記ユニットスイング型エンジン5
の左側面図、図2は平面図である。図2に示すように、
このユニットスイング型エンジン5において、エンジン
部10のクランクケース11に連接されたスイングケー
ス12は、クランクケース11側に一体に設けられて後
方に延び、その後端部の例えば右側に後輪6を軸支し、
後輪6の反対側、即ち左側が開口したケース本体13
と、このケース本体13の開口部に気密的に合わせら
れ、ケース本体13の開口部の周囲に形成された複数の
合わせ面締結ボス15…にスクリュ部材で締結されて開
口部を閉塞するケースカバ14とからなるケースであ
る。なお、図1ではケースカバ14が取り外された状態
が示されている。
【0017】そして、スイングケース12の内部には、
ドライブVプーリ16、ドリブンVプーリ17、Vベル
ト18、ドリブンシャフト19よりなるVベルト無段変
速機構20と、発進クラッチ21と、減速ミッション機
構22と、キックスタータ機構23(後述のキックスタ
ータレバ31を除く)とが収容されている。Vベルト無
段変速機構20は、ユニットスイング型エンジン用とし
て周知のもので、エンジン部10のクランクシャフト2
6の回転を無段階に変速して減速ミッション機構22に
伝達し、減速ミッション機構22はこれをさらに減速し
て後輪6に伝達する。
【0018】また、発進クラッチ21は、自動2輪車1
の発進時にドリブンVプーリ17の回転を徐々にドリブ
ンシャフト19に伝達して自動二輪車1を発進させる。
さらに、キックスタータ機構23はキックによりエンジ
ン部10の始動を行うものである。これらの機構類は、
ケース本体13にケースカバ14が被装されることによ
って外気より隔離される。
【0019】ところで、ケース本体13とケースカバ1
4の合わせ面P(図2参照)の車幅方向の位置は、Vベ
ルト無段変速機構20のほぼ全体(少なくともVベルト
18まで)と減速ミッション機構22の全体がケース本
体13側に収納される一方、発進クラッチ21のほぼ全
体と、キックスタータレバ31を除いたキックスタータ
機構23の大部分がケースカバ14側に収納されるよう
に設定されている。したがって、ケースカバ14の方が
ケース本体13よりも深く形成されている。また、ケー
ス本体13の後上部には連結ボス7a(図1参照)が設
けられ、ここに前記ショックアブソーバ7の下端が連結
される。
【0020】このユニットスイング型エンジン5におい
て、エンジン部10内におけるピストン24の往復運動
は、コンロッド25によってクランクシャフト26に伝
えられ、回転運動に変換される。スイングケース12内
部に片端が突出するクランクシャフト26の回転は、V
ベルト無段変速機構20と発進クラッチ21を経てドリ
ブンシャフト19に伝達され、減速ミッション機構22
により減速されてリヤアクスルシャフト27を回転さ
せ、リヤアクスルシャフト27の自由端に挿嵌された後
輪6が駆動される。
【0021】図1および図2に示すように、キックスタ
ータ機構23は、クランクシャフト26後部の軸受け2
8,29にクランクシャフト26と平行して軸架される
キックスタータシャフト30と、このシャフトがケース
カバ14より突出する部分に固定されたキックスタータ
レバ31と、キックスタータシャフト30に固着された
扇状のスタータドライブギヤ32と、クランクシャフト
26に軸装され、上記スタータドライブギヤ32に常時
噛合するスタータドリブンギヤ33、およびリターンス
プリング34などより構成される。
【0022】リターンスプリング34は例えば、内、外
二重のコイルよりなる強力なスプリングで、キックスタ
ータシャフト30に遊嵌され、2カ所のフック34a,
34bを有する。一方のフック34aは前記スタータド
ライブギヤ32に、また他方のフック34bはスイング
ケース12内のリターンスプリング係止ボス35に係止
される。このため、スタータドライブギヤ32およびこ
のギヤが固着されているキックスタータシャフト30、
さらにキックスタータレバ31は常に前方回転方向(図
1に向って左回転方向)にばね付勢されており、キック
スタータレバ31は、ケースカバ14の側方に突出する
ストッパ36によって後方水平位置に保たれる。
【0023】ところで、ケース本体13の開口部の周囲
に形成された複数の合わせ面締結ボス15のうち、キッ
クスタータ機構23のキックスタータシャフト30より
も下方に位置する2つの合わせ面締結ボス15の間にお
けるケース本体13の肉厚が、ケース本体13の他の部
分の肉厚よりも厚く設定されている。
【0024】具体的には、キックスタータシャフト30
と、リターンスプリング係止ボス35の軸間距離Lを、
鉛直下のケース本体13に投影した範囲13a内に1つ
の合わせ面締結ボス15aが配置され、その後方に隣接
する合わせ面締結ボス15bとの間を結ぶケース本体1
3の下面部13bの肉厚tが、ケース本体13の他の部
分の肉厚よりも厚く設定されている。なお、下面部13
bの前後における肉厚は、徐々に変化して他の部分に繋
がるようにされている。
【0025】キックスタータ機構23によってエンジン
部10を始動させる場合、ライダがキックスタータレバ
31を下方(矢印A)へキックすると、キックスタータ
シャフト30およびスタータドライブギヤ32が一体と
なって後方回転(図1に向って時計方向)し、スタータ
ドライブギヤ32は32′の位置まで移動する。そして
スタータドライブギヤ32に噛合するスタータドリブン
ギヤ33が、前方へ例えば1.5回転し、ワンウェイク
ラッチ37を介してクランクシャフト26が回転するこ
とによりエンジン部10が始動する。
【0026】このようにしてエンジン部10が始動され
るとき、キックスタータシャフト30は強大なキック力
によりケースカバ14の軸受29に強く押し付けられる
が、この荷重はキックスタータシャフト30のほぼ鉛直
下部にある合わせ面締結ボス15aによってケース本体
13の下面部13bに効率良く伝わり分散されるので、
ケースカバ14が歪むことはない。また、ケース本体1
3の下面部13bの肉厚が、ケース本体13の他の部分
の肉厚よりも厚くされているので、ケース本体13にキ
ック始動時のキック力が伝えられても、ケース本体13
が歪んだり、撓んだり、捩じれたりすることがない。
【0027】このため、キックスタータシャフト30を
支える軸受28,29が常に一直線上の位置を保ち、キ
ックスタータシャフト30が曲がったり、かじりついた
り、駆動ギア類が破損したりすることが無いので、キッ
クスタータ機構23の耐久性が高められる。
【0028】しかも、ケース本体13とケースカバ14
の合わせ面Pの位置が、Vベルト無段変速機構20のほ
ぼ全体がケース本体13側に収納されるように設定され
ており、ケース本体13の深さがケースカバ14よりも
深くなっているため、ケース本体13の捩じり剛性が一
段と高められている。したがって、上述のキック始動時
におけるキック力や、自動二輪車1の走行時におけるシ
ョックアブソーバ7からの強大な反力によるケース本体
13の歪みを効果的に防止することができる。なお、ケ
ース本体13を深くするとケース本体13の重量が増す
が、相対的にケースカバ14が浅くなって軽量になるの
で、スイングケース12の全体重量は増加しない。
【0029】また、ケース本体13を深く形成する程、
ケース本体13の剛性を高めることができるが、ケース
本体13をあまり深くしてしまうと、ケースカバ14を
ケース本体13から取り外してもVベルト無段変速機構
20に手が届きにくくなるため、メンテナンス性が悪く
なってしまう。よって、ケース本体13の剛性向上とV
ベルト無段変速機構20のメンテナンス性の両立を図る
には、Vベルト無段変速機構20のほぼ全体がケース本
体13側に収納される位置に合わせ面Pを設定するのが
望ましい。
【0030】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係るユ
ニットスイング型エンジンのスイングケース構造によれ
ば、スイングケースの大きな重量増加を招かずに、キッ
クスタータシャフトの軸支部周辺を始めとするスイング
ケース全体の剛性を高め、キックスタータ機構各部への
負担を軽減させて耐久性を高めるとともに作動の安定化
を図り、かつリヤショックアブソーバからの反力にスイ
ングケースが充分に耐え得るようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を採用したユニットスイング型エンジン
のケースカバを取り外した状態を示す左側面図であり、
本発明の一実施形態を示す図。
【図2】図1に示したユニットスイング型エンジンにケ
ースカバが装着された状態を示す平面図。
【図3】ユニットスイング型エンジンを備えたスクータ
タイプの自動2輪車の側面図。
【符号の説明】
5 ユニットスイング型エンジン 6 後輪 7 ショックアブソーバ 10 エンジン部 11 クランクケース 12 スイングケース 13 ケース本体 13b ケース本体下面部 14 ケースカバ 15,15a,15b 合わせ面締結ボス 20 Vベルト無段変速機構 21 発進クラッチ 23 キックスタータ機構 26 クランクシャフト 30 キックスタータシャフト t ケース本体下面部の肉厚 P ケース本体とケースカバの合わせ面

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン部のクランクケースに連接され
    て後方に延び、その後端部の一側に後輪を軸支するケー
    ス本体と、このケース本体に合わせられ、ケース本体側
    の合わせ面部に設けられた複数の合わせ面締結ボスにス
    クリュ部材で締結されるケースカバとを備え、その内部
    に上記エンジン部のクランクシャフトの回転を後輪へ伝
    達するVベルト無段変速機構を収容するとともに、エン
    ジン始動用のキックスタータ機構を備えたユニットスイ
    ング型エンジンのスイングケース構造において、上記ケ
    ース本体と上記ケースカバの合わせ面の車幅方向の位置
    を、上記Vベルト無段変速機構のほぼ全体がケース本体
    側に収納されるように設定するとともに、上記複数の合
    わせ面締結ボスのうち、上記キックスタータ機構のキッ
    クスタータシャフトよりも下方に位置する2つの合わせ
    面締結ボスの間を結ぶケース本体の肉厚を、ケース本体
    の合わせ面の他の部分の肉厚よりも厚くしたことを特徴
    とするユニットスイング型エンジンのスイングケース構
    造。
  2. 【請求項2】 エンジン部のクランクケースに連接され
    て後方に延び、その後端部の一側に後輪を軸支するケー
    ス本体と、このケース本体に合わせられ、ケース本体側
    の合わせ面部に設けられた複数の合わせ面締結ボスにス
    クリュ部材で締結されるケースカバとを備え、その内部
    に上記エンジン部のクランクシャフトの回転を後輪へ伝
    達するVベルト無段変速機構と発進クラッチを収容する
    とともに、エンジン始動用のキックスタータ機構を備え
    たユニットスイング型エンジンのスイングケース構造に
    おいて、上記ケース本体の後部にショックアブソーバの
    下端を連結し、上記ケース本体と上記ケースカバの合わ
    せ面の車幅方向の位置を、上記Vベルト無段変速機構の
    ほぼ全体がケース本体側に収納され、かつ上記発進クラ
    ッチおよび上記キックスタータ機構の大部分が上記ケー
    スカバ側に収納されるように設定するとともに、上記複
    数の合わせ面締結ボスのうち、上記キックスタータ機構
    のキックスタータシャフトよりも下方に位置する2つの
    合わせ面締結ボスの間を結ぶケース本体の肉厚を、ケー
    ス本体の他の部分の肉厚よりも厚くしたことを特徴とす
    るユニットスイング型エンジンのスイングケース構造。
  3. 【請求項3】 前記複数の合わせ面締結ボスの1つを前
    記キックスタータシャフトの鉛直下部近傍に配置し、そ
    の後方に隣接する合わせ面締結ボスとの間を結ぶケース
    本体下面部の肉厚を、ケース本体の他の部分の肉厚より
    も厚くした請求項1または2に記載のユニットスイング
    型エンジンのスイングケース構造。
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