JP3173002U - 自動車用ハンドルカバー - Google Patents
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Abstract
【課題】ハンドルにワンタッチで被せて取付けることができるとともに、ハンドルを握った感触がソフトで、ハンドルの外周面に密着し、ガタ付やズレがなく安定しており、しかも1種類の材質で安価に製造できると共に、伸縮性があるので軽自動車から大型の乗用車、トラックまでハンドルの外径に拘らず数種類の製品で幅広く対応することができる自動車用ハンドルカバーを提供するものである。
【解決手段】所定の長さに切断した、内外面にスキン層3を有するスポンジチューブ2の側面にチューブ長手方向に沿って1本のスリット4を形成すると共に、このスリット4を内周側に向けて円環状に曲げたチューブ両端部を一体に接着し、前記スリット4をハンドル挿入部5として、ここからハンドル7の外周に被せるようにしたものである。
【選択図】 図4
【解決手段】所定の長さに切断した、内外面にスキン層3を有するスポンジチューブ2の側面にチューブ長手方向に沿って1本のスリット4を形成すると共に、このスリット4を内周側に向けて円環状に曲げたチューブ両端部を一体に接着し、前記スリット4をハンドル挿入部5として、ここからハンドル7の外周に被せるようにしたものである。
【選択図】 図4
Description
本考案は、自動車用ハンドルカバーに関するものである。
自動車のハンドルを握った時に汗で滑らないようにすると共に、握った感触がソフトになるように車両用ハンドルの外周を覆うハンドルカバーとしては種々のものが開発されている。例えばカバー本体の一方の端側部に長尺方向に沿って形成された凸状或いは凹状の簡易ファスナ部材と、カバー本体の一方の端側部に長尺方向に沿って形成された凹状或いは凸状の簡易ファスナ部材とを備え、カバー本体は、幅方向の長さを車両ハンドルの外周長さより若干狭くして形成され、このカバー本体を車両用ハンドルの外周に巻き付けて簡易ファスナ部材同士を連結するハンドルカバーが開発されている(特許文献1)。
しかしながらこのハンドルカバーは車両用ハンドルの外周に巻き付けてからファスナ部材同士を連結して取付ける構造であり、構造が複雑で高価となり、しかもハンドルの外径に合わせて数種の製品を取り揃えておかなければならない問題がある。
またファスナを用いず、ハンドルの外周に被せて簡単に取付けられる構造のものもある。これはカバー本体が、ゴム製の内カバー部材と、この内カバー部材の外周面側を覆う厚手の布製生地からなる中間カバー部材と、この中間カバー部材の外周面側を覆う合成樹脂シート材製の外カバー部材から構成され、内カバー部材の内周面には、滑り止め凸部が突設されていると共に、前記外カバー部材の外周面に光触媒層を積層したハンドルカバーも開発されている(特許文献2)。
この構造はハンドルの外周から嵌め込めばよいので取付けが簡単で、内カバー部材がゴム製で、内周面に滑り止め凸部が突設されているのでハンドルに被せて取付けた時に弾性復元力により、内周面がハンドルの外周面に密着し、ガタ付いたりあるいはズレ動くようなことなく安定している。
しかしながらこの構造も内カバー部材と、厚手の布製生地からなる中間カバー部材と、合成樹脂シート材製の外カバー部材の3層で、構造が複雑で高価となり、しかも中間カバー部材が厚手の布製生地で形成されているので伸縮できずハンドルの外径に合わせて数種の製品を取り揃えておかなければならない問題がある。
本考案は上記問題を改善し、ハンドルにワンタッチで被せて取付けることができると共に、弾力性があるのでハンドルを握った感触がソフトで、ハンドルの外周面に密着し、ガタ付きやズレがなく安定しており、しかも1種類の材質で安価に製造できると共に、伸縮性があるので1種類の製品で、異なる外径のハンドルに対応することができる自動車用ハンドルカバーを提供するものである。
本考案の請求項1記載の自動車用ハンドルカバーは、所定の長さに切断した、内外面にスキン層を有するスポンジチューブの側面にチューブ長手方向に沿って1本のスリットを形成すると共に、このスリットを内周側に向けて円環状に曲げたスポンジチューブの両端部を一体に接着し、前記スリットをハンドル挿入部として、ここからハンドルの外周に被せるようにしたことを特徴とするものである。
本考案の請求項2記載の自動車用ハンドルカバーは、請求項1において、スポンジチューブがエチレンプロピレンゴム、またはシリコーンゴムを主成分として発泡させた材料で形成されていることを特徴とするものである。
本考案に係る請求項1記載の自動車用ハンドルカバーによれば、発泡したスポンジチューブを円環状にして接着するだけで製造でき、ハンドル挿入部を手で広げて、この内側にハンドルを挿入して被せるだけでワンタッチで取付けることができる。更にスポンジチューブは、内部が発泡して伸縮性があるので、軽自動車から大型の乗用車、トラックのハンドルまで外径が異なっても、スポンジチューブの内径が広がってしっかりハンドルの表面に密着してズレず、1種類の製品で外径の異なるハンドルに対応することができる。
またスポンジチューブは、内部が発泡して弾力性があり、表面にスキン層が形成されているのでハンドルを握った感触がソフトで、手に汗をかいても滑らず、更に内部が発泡して断熱性に優れているので、冬期にハンドルが冷えても握った感触が冷たくない。
また請求項2記載の自動車用ハンドルカバーによれば、スポンジチューブがエチレンプロピレンゴム、またはシリコーンゴムを主成分としているので、伸縮性や弾力性、断熱性に優れている。
以下本考案の実施の一形態を図1ないし図4を参照して詳細に説明する。図において1は自動車用ハンドルカバーを示すもので、2はスポンジチューブで、このスポンジチューブ2としては、例えばエチレンプロピレンゴムやシリコーンゴムを主成分として発泡させ、その内外面にスキン層3、3が形成されているチューブを用いる。このスポンジチューブ2は図2に示すようにその片側の側面にチューブ2の長手方向に沿って1本のスリット4を形成し、ここをハンドル挿入部5としている。このスリット4を形成したスポンジチューブ2をほぼハンドル7の外周の長さに切断して、図3に示すようにスリット4が内周側に位置するように円環状に曲げ、その両端部を接着剤8で一体に接着し、円環状の自動車用ハンドルカバー1を形成したものである。
上記構成の自動車用ハンドルカバー 1をハンドル7に取付ける場合、内側にスリット4で形成したハンドル挿入部5を手で広げて、この内側にハンドル7を挿入して被せるだけで伸びて図1および図4に示すようにワンタッチで取付けることができる。この自動車用ハンドルカバー1のスポンジチューブ2は、内部が発泡して伸縮性があるので、伸びてその内径が広がり、弛み部分がなくしっかりハンドル7の表面に密着してズレず、1種類の製品で外径の異なるハンドル7に対応することができる。例えばハンドル装着前の自動車用ハンドルカバー1の外径が28cmであるとすると、軽自動車から大型の乗用車、2トン以下のトラックのハンドル外径は37〜41cm程度の範囲であり、伸びてその内径が広がるので1種類の製品で幅広く対応することができる。また4トン以上のトラックのハンドル外径は45〜50cm程度の範囲であるが、ハンドル装着前の自動車用ハンドルカバー1の外径が36cmであるとすると、伸びてその内径が広がるので1種類の製品で広く対応することができる。つまり自動車用ハンドルカバー1の外径が28cmと36cmの2種類の製品を用意しておけば、軽自動車から大型のトラックまで全ての自動車のハンドルに装着することができる。
またスポンジチューブ2は、内部が発泡して弾力性があり、表面にスキン層3が形成されているのでハンドル7を握った感触がソフトで、手に汗をかいても滑らずにしっかりハンドル操作を行なうことができる。更に内部が発泡して断熱性に優れているので、冬期にハンドルが冷えても握った感触が冷たくない。更に自動車用ハンドルカバー1は、発泡したスポンジチューブ2を円環状にして接着するだけで製造できるので、複合したハンドルカバーに比べて製造が容易で安価である。
なお自動車用ハンドルカバー1は黒色や黄色、緑色など任意の色を選択することができ、また表面に模様を印刷しても良い。
1 自動車用ハンドルカバー
2 スポンジチューブ
3 スキン層
4 スリット
5 ハンドル挿入部
7 ハンドル
8 接着剤
2 スポンジチューブ
3 スキン層
4 スリット
5 ハンドル挿入部
7 ハンドル
8 接着剤
Claims (2)
- 所定の長さに切断した、内外面にスキン層を有するスポンジチューブの側面にチューブ長手方向に沿って1本のスリットを形成すると共に、このスリットを内周側に向けて円環状に曲げたスポンジチューブの両端部を一体に接着し、前記スリットをハンドル挿入部として、ここからハンドルの外周に被せるようにしたことを特徴とする自動車用ハンドルカバー。
- スポンジチューブがエチレンプロピレンゴム、またはシリコーンゴムを主成分として発泡させた材料で形成されていることを特徴とする請求項1記載の自動車用ハンドルカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011006426U JP3173002U (ja) | 2011-10-31 | 2011-10-31 | 自動車用ハンドルカバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011006426U JP3173002U (ja) | 2011-10-31 | 2011-10-31 | 自動車用ハンドルカバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3173002U true JP3173002U (ja) | 2012-01-19 |
Family
ID=48000304
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011006426U Expired - Fee Related JP3173002U (ja) | 2011-10-31 | 2011-10-31 | 自動車用ハンドルカバー |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3173002U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015077965A (ja) * | 2013-10-17 | 2015-04-23 | 厚昌 李 | ステアリングホイールカバーの製造方法 |
CN105523075A (zh) * | 2015-12-30 | 2016-04-27 | 芜湖馨源海绵有限公司 | 一种防滑方向盘套及其制备工艺 |
WO2021166538A1 (ja) * | 2020-02-21 | 2021-08-26 | 株式会社 三田 | クイックアタッチハンドルカバー |
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2011
- 2011-10-31 JP JP2011006426U patent/JP3173002U/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2015077965A (ja) * | 2013-10-17 | 2015-04-23 | 厚昌 李 | ステアリングホイールカバーの製造方法 |
CN105523075A (zh) * | 2015-12-30 | 2016-04-27 | 芜湖馨源海绵有限公司 | 一种防滑方向盘套及其制备工艺 |
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US11772699B2 (en) | 2020-02-21 | 2023-10-03 | The Mita Co., Ltd. | Quick attach steering wheel cover |
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