JP3172973B2 - センターディファレンシャル装置付4輪駆動車 - Google Patents

センターディファレンシャル装置付4輪駆動車

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JP3172973B2 JP30240691A JP30240691A JP3172973B2 JP 3172973 B2 JP3172973 B2 JP 3172973B2 JP 30240691 A JP30240691 A JP 30240691A JP 30240691 A JP30240691 A JP 30240691A JP 3172973 B2 JP3172973 B2 JP 3172973B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、センターディファレン
シャル装置を備えた4輪駆動車に関し、詳しくは、セン
ターディファレンシャル装置に付設される摩擦係合要素
の油圧制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、センターディファレンシャル装置
を備えた4輪駆動車として、駆動系にロックアップクラ
ッチを備えたトルクコンバータ付自動変速機にセンター
ディファレンシャル装置を組合せると共に、このセンタ
ーディファレンシャル装置を複合プラネタリギヤに構成
し、且つ複数の油圧多板クラッチ及びブレーキを備えた
摩擦係合要素を付設して、差動機能、前後輪トルク配分
機能を付与する以外に、前後輪のトルク配分を可変制御
したり、減速または増速機能を有する副変速機として利
用して、走行性能、操縦性、安定性、制動性等の向上を
図ることが、本件出願人により既に提案されている。こ
のような駆動系においては、自動変速機以外に油圧多板
クラッチやブレーキ装置に対しても油圧制御装置が必要
になるが、この油圧制御装置の構成やバルブボデーの配
置等は、種々のことを考慮して最適化することが要求さ
れる。
【0003】 従来、上記自動変速機付4輪駆動車の油
圧制御装置に関しては、例えば特開昭61−16777
1号公報の先行技術があり、自動変速機の後部にトラン
スファが配置される構成において、トランスファの下部
にオイルパンを有して油圧制御装置のバルブボディを装
着することが示されている。また、特公昭61−309
34号公報の先行技術では、自動変速機の後部にトラン
スファクラッチが配置される構成において、自動変速機
の油圧制御装置にトランスファクラッチを作動する電磁
切換バルブを一緒に設けることが示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記先行技
術の前者のものにあっては、トランスファの油圧制御装
置がオイルパンを有して下部に突出するので、パワーユ
ニットを弾性部材を介して車体に取付けるクロスメンバ
等の部材やエンジン排気管,排気浄化装置等と干渉する
おそれがある。このため、車体側の設計自由度が制限さ
れたり、車体フロアに関して4輪駆動車と2輪駆動車な
ど他の車種との互換性がなくなる等の不具合がある。ま
た後者のものにあっては、トランスファクラッチの油圧
制御系が自動変速機のものに一体化されるので、油圧制
御装置の他の車種に対する互換性がなくなり、生産上,
コスト上不都合である。
【0005】 本発明は、この点に鑑みてなされたもの
で、センターディファレンシャル装置に付設される摩擦
係合要素の油圧制御系を、他の車種との互換性を維持す
るように構成し、デッドスペースを利用して他の部材に
影響を与えないようにコンパクトに配置することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、自動変速機を備えトランスミッション
ケース後端側にトランスファケースが接合され、このト
ランスファケースにセンターディファレンシャル装置
、摩擦係合要素、前後輪へ動力伝達するドライブ
軸の端部が収容される4輪駆動車のトランスファ駆動
系において、前記自動変速機の出力軸の後側で同軸上に
設けられるセンターディファレンシャル装置のデフ出力
の一方を、前記出力軸に対して平行で且つトランスミッ
ションケース内の下方の一側に偏倚して設けたドライブ
軸に伝達し、トランスミッションケース後端接合面の下
端面より上方に位置するトランスファケース内で、前記
一方に偏倚配置されたドライブ軸の他側に余剰空間部を
設け、前記ケースの接合面側に向く立て壁部に前記摩擦
係合要素への油圧を制御するバルブボデーが取付られて
いるものである。
【0007】
【作用】上記構成に基づき、センターディファレンシャ
ル装置に付設される摩擦係合要素は、トランスミッショ
ンケース後端側に接合されるトランスファケース内で、
自動変速機の出力軸に対して平行で且つトランスミッシ
ョンケース内の下方の一側に偏倚配置されたドライブ軸
の他側に設けられた余剰空間部において前記ケースの接
合面側に向く立て壁部に取付られたバルブボデーにより
油圧制御され、これにより4輪駆動走行時にセンターデ
ィファレンシャル装置により前後輪へのトルク配分制御
や自動変速機の変速段以外の変速段を得る機能を発揮す
ると共に、上記のバルブボデーが、自動変速機の主変速
制御用バルブボデーから分離構成されているので、4輪
駆動車用自動変速機と2輪駆動車用自動変速機との互換
性が良好になる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1において、本発明が適用されるセンターディ
ファレンシャル装置付4輪駆動車として、エンジン、自
動変速機を車両前後方向に縦置き配置した第1の実施例
の駆動系について説明する。先ず、トルクコンバータケ
ース1、ディファレンシャルケース2の後部にトランス
ミッションケース3が接合し、トランスミッションケー
ス3の後部にトランスファケース4およびエクステンシ
ョンケース6が接合し、トランスミッションケース3の
下部にはオイルパン5が取付けられる。
【0009】符号10はエンジンであり、このエンジン
10のクランク軸11がトルクコンバータケース1内部
のロックアップクラッチ12を備えたトルクコンバータ
13に連結し、トルクコンバータ13からの入力軸14
がトランスミッションケース3内部の自動変速機30に
入力する。自動変速機30からの変速機出力軸15は入
力軸14と同軸上に出力し、この変速機出力軸15がト
ランスファケース4内部のセンターディファレンシャル
装置50に同軸上に連結する。
【0010】トランスミッションケース3内部におい
て、入,出力軸14,15に対してフロントドライブ軸
16が平行で、しかも入,出力軸14,15の軸心を通
る垂直線に対し一側に偏倚して配置されており、このフ
ロントドライブ軸16の後端はセンターディファレンシ
ャル装置50に一対のリダクションギヤ17,18を介
して連結し、フロントドライブ軸16の前端はディファ
レンシャルケース2内部のフロントディファレンシャル
装置19を介して前輪に伝動構成される。一方、センタ
ーディファレンシャル装置50の後部には油圧多板クラ
ッチ装置60が設けられて、この油圧多板クラッチ装置
60から出力するリヤドライブ軸20は、プロペラ軸2
1、リヤディファレンシャル装置22等を介して後輪に
伝動構成される。
【0011】自動変速機30は、2組のフロントプラネ
タリギヤ31,リヤプラネタリギヤ32により前進4段
と後進1段を得る構成である。即ち、入力軸14がリヤ
プラネタリギヤ32のサンギヤ32aに、フロントプラ
ネタリギヤ31のリングギヤ31bおよびリヤプラネタ
リギヤ32のキャリア32cが変速機出力軸15に連結
する。そしてフロントプラネタリギヤ31のキャリア3
1cと一体的な連結要素33と、リングギヤ32bとの
間に、第1のワンウエイクラッチ34、フォワードクラ
ッチ35が直列的に設けられ、連結要素33と固定部材
であるケース側との間に、第2のワンウエイクラッチ3
6、ローリバースブレーキ37が並列的に設けられる。
連結要素33とリングギヤ32bとの間には、オーバラ
ンニングクラッチ38がバイパスして設けてある。
【0012】また、サンギヤ31aと一体的な連結要素
39には、バンドブレーキ40が設けられ、入力軸14
と一体的な連結要素41およびキャリア31cと一体的
な連結要素42との間には、ハイクラッチ43が設けら
れる。更に連結要素39と41との間には、リバースク
ラッチ44が設けられている。
【0013】一方、自動変速機30の前方にはオイルポ
ンプ45が設置され、トルクコンバータ13のポンプイ
ンペラ側のドライブ軸46で常に駆動される。オイルパ
ン5の内部には各部の制御と潤滑を行うATオイルが溜
まっており、このオイルパンに変速制御用バルブボデー
47が水平に設置されて、上述の各クラッチ、ブレーキ
に給排油することにより選択的に係合するようになって
いる。
【0014】この自動変速機30の構成により、Dレン
ジまたは3レンジと2レンジの1速ではフォワードクラ
ッチ35が係合し、加速の場合は両ワンウエイクラッチ
34,36の作用で連結要素33と共にリングギヤ32
bをロックすることで、入力軸14からサンギヤ32
a,キャリア32cを介して変速機出力軸15に動力伝
達する。このとき、惰行時は第1のワンウエイクラッチ
34がフリーになり、オーバランニングクラッチ38を
係合して第1のワンウエイクラッチ34のフリー回転を
規制しても、第2のワンウエイクラッチ36がフリーに
なってエンジンブレーキは作用しない。1レンジの1速
では、ローリバースクラッチ37の係合でオーバランニ
ングクラッチ38を介してリングギヤ32bを常にロッ
クするため、エンジンブレーキが作用する。
【0015】Dレンジまたは3レンジと2レンジの2速
では、上記フォワードクラッチ35とバンドブレーキ4
0とが係合し、このバンドブレーキ40によりサンギヤ
31aをロックする。そこでキャリア31cとリングギ
ヤ32bとが、連結要素33、フォワードクラッチ3
5、第1のワンウエイクラッチ34を介して回転し、1
速時よりもリングギヤ32bが回転する分だけ増速した
動力が出力する。このとき減速時には、オーバランニン
グクラッチ38の係合により連結要素33とリングギヤ
32bとを連結状態に保つことで、エンジン側に逆駆動
力が伝達してエンジンブレーキが作用する。
【0016】Dレンジまたは3レンジの3速では、フォ
ワードクラッチ35とハイクラッチ43とが係合し、こ
のハイクラッチ43により入力軸14が連結要素41,
42、キャリア31c、連結要素33、フォワードクラ
ッチ35、第1のワンウエイクラッチ34を介してリン
グギヤ32bに連結する。このため、リヤプラネタリギ
ヤ32は一体化して、入力軸14と変速機出力軸15と
は直結する。このとき、減速時にオーバランニングクラ
ッチ38の結合で第1のワンウエイクラッチ34の空転
を規制することで、2速と同様にエンジンブレーキが作
用する。
【0017】Dレンジの4速では、上述に加えてバンド
ブレーキ40の係合でサンギヤ31aをロックする。こ
のため、フロントプラネタリギヤ31でハイクラッチ4
3によりキャリア31cに入力した動力でリングギヤ3
1bを増速することになり、これが変速機出力軸15に
伝達する。この場合は、第1、第2のワンウエイクラッ
チ34,36を介しないため常にエンジンブレーキが作
用する。
【0018】Rレンジでは、リバースクラッチ44の結
合でサンギヤ31aに入力軸14の動力が入力する。ま
た、ローリバースクラッチ37の係合で連結要素33と
共にキャリア31cをロックするため、フロントプラネ
タリギヤ31でリングギヤ31bに逆転してギヤ比の大
きい動力が出力し、この逆転動力が変速機出力軸15に
伝達して後進速になる。こうして、自動変速機30にお
いて前進4段後進1段の変速段が得られる。
【0019】図2において、センターディファレンシャ
ル装置50、油圧多板クラッチ装置60の部分について
説明する。先ず、変速機出力軸15の後方に第1、第2
の中間軸23,24を介してリヤドライブ軸20が同軸
上に配置される。また、変速機出力軸15には前輪側の
リダクションギヤ17が回転自在に嵌合し、これらの変
速機出力軸15、リダクションギヤ17及び第1、第2
の中間軸23,24の間に、センターディファレンシャ
ル装置50が同軸上に配置される。
【0020】センターディファレンシャル装置50は複
合プラネタリギヤに構成されるものであり、変速機出力
軸15に形成される第1のサンギヤ51と、第2の中間
軸24に形成される第2のサンギヤ53を有する。ま
た、キャリヤ55は左右のフランジ55a,55bをア
ーム55cにより一体化して成り、両フランジ55a,
55bの間に装架されたピニオン軸56に、軸方向に一
体形成される第1、第2のピニオン52,54がニード
ルベアリング27を介して回転自在に装着される。そし
て、第1のサンギヤ51に第1のピニオン52が、第2
のサンギヤ53に第2のピニオン54がそれぞれ噛合
い、トルク配分した動力を第2の中間軸24に出力する
ように構成される。
【0021】一方、第2の中間軸24の内部には更に第
1の中間軸23が遊嵌され、この第1の中間軸23の前
端で2つのサンギヤ51,53の間隙の箇所に連結部材
57が結合され、この連結部材57がキャリヤ55のア
ーム55cに一体的にスプライン結合して、差動制限等
の作用を行うようになっている。更に、キャリヤ55の
一方のフランジ55aにはリダクションギヤ17が、キ
ャリヤ55の動力を出力するように結合される。ここ
で、キャリヤ55の前方はそれと一体的なリダクション
ギヤ17がトランスミッションケース3の壁部3aでボ
ールベアリング26aにより支持され、後方はフランジ
55bのボス部55dの外周がトランスファケース4の
壁部4aによりボールベアリング26bで支持され、且
つ内周が第2の中間軸24に対しボールベアリング26
cで支持され、両端支持で回転自在に設置される。
【0022】このセンターディファレンシャル装置50
の構成により、第1のサンギヤ51に入力する動力を、
第1、第2のサンギヤ51,53と、第1、第2のピニ
オン52,54との歯車諸元によるトルク配分比でキャ
リヤ55と第2のサンギヤ53に伝達して、前後輪へ不
等トルク配分する機能を有する。また第1,第2のピニ
オン52,54の遊星回転により、旋回時の旋回半径の
差によって生じるキャリヤ55と第2のサンギヤ53と
の回転数差を吸収する差動機能を有する。
【0023】ここで、図4の略図を用いてセンターディ
ファレンシャル装置50の不等トルク配分機能について
詳記する。第1のサンギヤ51の入力トルクをTi、そ
の噛合いピッチ半径をrs1、キャリヤ55のフロント
側トルクをTF、第1,第2のピニオン52,54の噛
合いピッチ半径をrp1,rp2、第2のサンギヤ53
のリヤ側トルクをTR、その噛合いピッチ半径をrs2
とすると、 Ti=TF+TR (1) rs1+rp1=rs2+rp2 (2) が成立する。
【0024】また、第1のサンギヤ51と第1のピニオ
ン52との噛合点に作用する接線方向荷重Pは、キャリ
ヤ55に作用する接線方向荷重P1と、第2のサンギヤ
53と第2のピニオン54との噛合点に作用する接線方
向荷重P2との和に等しいので、次式が成立する。 P=Ti/rs1 P1=TF/(rs1+rp1) P2=TR/rs2 Ti/rs 1={(TF/(rs1+rp1)}+TR/rs2 (3) そこで、(1),(2)式を(3)式に代入して整理す
ると、以下のようになる。 TF=(1−rp1・rs2/rs1・rp2)×Ti TR=(rp1・rs2/rs1・rp2)×Ti
【0025】このことから、第1,第2のサンギヤ5
1,53と、第1、第2のピニオン52,54との噛合
いピッチ半径により、フロント側トルクTFおよびリヤ
側トルクTRの基準トルク配分比を自由に設定し得るこ
とがわかる。ここで、rs1、rp1、rp2、rs2
は各歯数Zs1、Zp1、Zp2、Zs2に置き換える
ことができ、Zp1=Zp2=21、Zs1=33、Z
s2=21とすると、 TF:TR=36.4:63.6 になる。従って充分に後輪偏重の基準トルク配分比に設
定し得る。
【0026】次に、センターディファレンシャル装置5
0を増速機として使用する場合について説明する。この
複合プラネタリギヤ式センターディファレンシャル装置
50では、第2の中間軸24を固定することで所定の増
速ギヤ比を得ることができ、この増速ギヤ比単独または
自動変速機30の所定の変速段との共動により更に第5
速に変速するようになっている。そこで、例えば第2速
の変速段を用いる場合について説明すると、第2速のギ
ヤ比i2、センターディファレンシャル装置50の増速
ギヤ比ipにより、第5速のギヤ比i5は以下のように
なる。 i5=i2・ip ここで、センターディファレンシャル装置50の歯車諸
元に上述のものを用いると、ip=(33−21)/3
3=0.363になり、例えばi2=1.545とする
と、i5=0.561になり、第4速よりギヤ比の小さ
い第5速が適正なギヤ比間隔で得られることになる。一
方、この第5速では、油圧多板クラッチ62を走行状態
や路面状況に応じて油圧を制御することで伝達トルクを
生じ、前後輪のトルク配分が制御可能な4輪駆動とな
る。
【0027】図3において、油圧多板クラッチ装置60
について説明する。先ず、第2の中間軸24とリヤドラ
イブ軸20の間に介設され、トルク伝達用の摩擦係合要
素としての油圧多板クラッチ61と、第1の中間軸23
とリヤドライブ軸20との間に介設され、差動制限とト
ルク移動用の摩擦係合要素としての油圧多板クラッチ6
2と、第2の中間軸24に設けられ、センターディファ
レンシャル装置50の差動機能を阻止してキャリヤ55
を増速回転させる摩擦係合要素としての第5速用ブレー
キ63とを有する。そして、これらの油圧多板クラッチ
61,62と第5速用ブレーキ63は、センターディフ
ァレンシャル装置50の直後において、第1中間軸23
等の周囲の径方向に3重に重合して同軸上に配置され
る。即ち、油圧多板クラッチ61,62は共にリヤドラ
イブ軸20に連結され、油圧多板クラッチ61と第5速
用ブレーキ63は共に第2の中間軸24に連結されるこ
とから、油圧多板クラッチ61が中間に配置され、この
油圧多板クラッチ61の外側に第5速用ブレーキ63
が、内側に油圧多板クラッチ62が配置される。
【0028】そこで、第2の中間軸24にドラム部材6
4がスプライン結合され、このドラム部材64の内側に
リヤドライブ軸20の前端に一体形成されるドラム部材
65が配置され、これらのドラム部材64,65の間に
油圧多板クラッチ61が設けられる。油圧多板クラッチ
61はドラム部材64,65の間にドライブプレート6
1aとドリブンプレート61bが交互に設けられ、ドラ
ム部材64の内部に油圧室61c、ピストン61d、リ
ターンスプリング61eが設けられ、第2の中間軸24
をリヤドライブ軸20に連結または遮断するように構成
される。
【0029】第5速用ブレーキ63は、ドラム部材64
とトランスファケース4との間に交互にドライブプレー
ト63aとドリブンプレート63bが設けられ、トラン
スファケース4の壁部4aの内部に油圧室63c、ピス
トン63d、リターンスプリング63eが設けられ、第
2の中間軸24を固定またはフリーにするように構成さ
れる。
【0030】油圧多板クラッチ62は、第1の中間軸2
3にスプライン結合するハブ部材66とドラム部材65
との間に、ドライブプレート62aとドリブンプレート
62bが交互に設けられる。また、固定側のエクステン
ションケース6のボス部6aの内部に、油圧室62c、
ピストン62d、リターンスプリング62eが、大きい
押圧力を発生すると共に、遠心油圧の影響のない状態で
油圧を正確に制御することが可能に設けられる。そし
て、このピストン62dがボールベアリング62f、押
圧部材62gを介してプレート側に連結され、可変制御
される差動制限トルクや伝達トルクを生じるように構成
される。尚、軸嵌合部にはブッシュ28が介設され、軸
同志や軸と他の部材との突き当て部にはスラストベアリ
ング25が介設されている。
【0031】これらの油圧多板クラッチ61,62及び
第5速用ブレーキ63は、変速制御用と分離して構成さ
れたセンターデフ制御用バルブボデー70により油圧制
御される。即ち、自動変速機30で前進4段後進1段に
変速される場合は、第5速用ブレーキ63を解放して油
圧多板クラッチ61を係合し、このとき後輪スリップ等
に応じて油圧多板クラッチ62に差動制限トルクを生じ
る。また、第4速で車速が設定値より上昇すると、逆に
第5速用ブレーキ63を係合して油圧多板クラッチ61
を解放し、このとき前輪スリップ等に応じて油圧多板ク
ラッチ62に伝達トルクを生じるようになっている。
【0032】以上、自動変速機30とセンターディファ
レンシャル装置50のDレンジと、Rレンジの各変速段
におけるクラッチ、ブレーキ動作をまとめて示すと、表
1のようになる。
【表1】 この表1において、○印はクラッチ,ブレーキの係合動
作を、●は油圧多板クラッチ62による差動制限トルク
の発生を、◎は油圧多板クラッチ62による前後輪への
駆動力配分制御をする場合の伝達トルク状態をそれぞれ
示す。
【0033】また各変速段におけるギヤ比、ギヤ比の
例、トルク配分率をまとめて示すと、表2のようにな
る。
【表2】 この表2において、α1はフロントプラネタリギヤ31
のサンギヤ31aの歯数Zs1とリングギヤ31bの歯
数Zr1の比で、α1=Zs1/Zr1、α2はリヤプ
ラネタリギヤ32のサンギヤ32aの歯数Zs2とリン
グギヤ32bの歯数Zr2の比で、α2=Zs2/Zr
2を示す。
【0034】フロントプラネタリギヤ31の各要素の回
転数の関係を示すと、次式のようになる。 Nr1+α1・Ns1=(1+α1)・Nc1 但し、α1=Zs1/Zr1 リヤプラネタリギヤ32の各要素の回転数の関係を示す
と、次式のようになる。 Nr2+α2・Ns2=(1+α2)・Nc2 但し、α2=Zs2/Zr2 ここで、フロントプラネタリギヤ31のリングギヤ31
bの回転数Nr1、サンギヤ31aの回転数Ns1、キ
ャリヤ31cの回転数Nc1であり、またリヤプラネタ
リギヤ32のリングギヤ32bの回転数Nr2、サンギ
ヤ32aの回転数Ns2、キャリヤ32cの回転数Nc
2である。
【0035】更に、油圧多板クラッチ装置の油圧制御系
について説明する。先ず、自動変速機の主変速制御用バ
ルブボデーと分離構成されたセンターデフ制御用バルブ
ボデー70が、図2に示すようにトランスファケース4
の内部に固着される。即ち、トランスファケース4内部
のトランスミッションケース接合面側ではフロントドラ
イブ軸16の端部が軸支されており、しかも図5に示す
ようにセンターディファレンシャル装置50の軸心に対
しフロントドライブ軸16が一側に偏倚していることか
ら、その他側にデッドスペースが設けられる。更にこの
デッドスペースはトランスミッションケース3の後部接
合面を後方に延長させたときの仮想面の内側に位置して
おり、この壁部4bにバルブボデー70が設置される。
このセンターデフ制御用バルブボデー70は図6に示す
ように、ケース壁部4bにロアバルブボデー70a
が、センターディファレンシャル装置50との干渉を避
けるように一部湾曲した細長い形状に一体形成され、こ
のロアバルブボデー70aに油圧回路溝71や制御弁
等が形成される。また、適宜貫通した孔72を有する仕
切り板70b、種々の弁等の部品73が装着されるアッ
パバルブボデー70cも同一の形状に形成され、これら
がロアバルブボデー70aにボルト74により締結さ
れる。
【0036】図7において、センターデフ制御用バルブ
ボデー70の油圧制御回路について説明する。先ず、変
速制御用バルブボデー47からライン圧PL とアキュム
レータ背圧Paの油路80,81が、センターデフ制御
用バルブボデー70に連通される。このバルブボデー7
0は油路80のライン圧PL が導入されるトランスファ
制御弁82、動力接断弁83、第5速変速弁84を有す
る。また、油路80のライン圧PL はパイロット弁85
に導入して所定のパイロット圧Ppを生じ、このパイロ
ット圧Ppが油路86によりデューティソレノイド弁8
7と、2つのON−OFFソレノイド弁88,89に導
かれる。デューティソレノイド弁87はデューティ信号
により所定の制御圧Pc1を生じて油路90によりトラン
スファ制御弁82に作用するのであり、これによりトラ
ンスファ制御弁82がライン圧PL を元圧として所定の
トランスファ圧Ptを生じ、このトランスファ圧Ptを
油路91により油圧多板クラッチ62に供給する。
【0037】ソレノイド弁88は電気信号によりON−
OFFの制御圧Pc2を生じて油路92により動力接断弁
83に作用するのであり、これにより動力接断弁83が
ライン圧PL を元圧とした作動圧Pbを生じて油路93
により油圧多板クラッチ61に供給する。この油路93
にはオリフィス94とチェック弁95が並列に設けら
れ、且つ油路81のアキュムレータ背圧Paを作用した
アキュムレータ96が連通しており、これにより作動圧
Pbの供給時にはショックを生じないように滑らかにク
ラッチ係合するようになっている。他のソレノイド弁8
9も同様に制御圧Pc3を油路97により第5速変速弁8
4に作用し、この第5速変速弁84の作動圧Pdを油路
98、オリフィス99とチェック弁100、アキュムレ
ータ101により第5速用ブレーキ63に供給するよう
に構成される。このような構成により、デューティ信号
で油圧多板クラッチ62の差動制限トルク等が可変制御
され、ON−OFF信号で油圧多板クラッチ61と第5
速用ブレーキ63が係合または解放されるようになる。
【0038】次に、この実施例の作用について説明す
る。先ず、エンジン10の動力はトルクコンバータ1
3、入力軸14を介して自動変速機30に入力し、2組
のフロントプラネタリギヤ31とリヤプラネタリギヤ3
2の作動、クラッチ44,43,35,38,36,3
4とブレーキ40,37の選択的係合により、Dレンジ
にシフトすると前進速の第1速ないし第4速に自動変速
され、Rレンジにシフトする場合は後進速になる。そし
てこの変速動力が、変速機出力軸15からセンターディ
ファレンシャル装置50の第1のサンギヤ51に入力し
て、トルク配分される。またこの場合は、センターデフ
制御用バルブボデー70の動力接断弁83により油圧多
板クラッチ装置60の油圧多板クラッチ61に作動圧P
bが供給されて係合し、センターディファレンシャル装
置50の第2のサンギヤ53がリヤドライブ軸20に連
結される。
【0039】ここでセンターディファレンシャル装置5
0の各歯車諸元により、例えばTF:TR=36.4:
63.6に設定されているため、変速動力の36.4%
がキャリヤ55に、63.6%が第2のサンギヤ53に
それぞれ配分して出力される。そして、キャリヤ55の
動力は、リダクションドライブギヤ17、リダクション
ドリブンギヤ18、フロントドライブ軸16、フロント
ディファレンシャル装置19を介して前輪に伝達する。
また第2のサンギヤ53の動力は、第2の中間軸24、
油圧多板クラッチ61、リヤドライブ軸20以降の後輪
に伝達し、後輪偏重の4輪駆動走行になり、このトルク
配分ではオーバステア気味になって回頭性、操縦性等が
良好になる。この4輪駆動走行の旋回時には、センター
ディファレンシャル装置50の第1、第2のピニオン5
2,54の遊星回転により、旋回時に生じる前後輪の回
転数差が吸収され、自由に旋回可能になる。
【0040】次いで、滑り易い路面走行時には、基準ト
ルク配分が後輪偏重のトルク配分のため、通常は後輪が
先にスリップする。するとこのとき、センターデフ制御
用バルブボデー70でトランスファ制御弁82のトラン
スファ圧Ptにより油圧多板クラッチ62の差動制限ト
ルクTcがスリップ状態に応じて制御される。そこでセ
ンターディファレンシャル装置50のキャリヤ55と第
2のサンギヤ53との間に、キャリヤ55、連結部材5
7、第1の中間軸23及び油圧多板クラッチ62による
他の伝動系路がバイパスして形成され、高回転の第2の
サンギヤ53の後輪側から低回転のキャリヤ55の前輪
側に、差動制限トルクTcに応じてトルクバイパスす
る。そこで、前輪寄りにトルク配分制御されて後輪スリ
ップが防止され、走破性を向上する。
【0041】このとき差動制限トルクTcが最大になる
と、第2のサンギヤ53とキャリヤ55との直結により
センターディファレンシャル装置50はロックして直結
式4輪駆動になり、前後輪の輪荷重配分に相当したトル
ク配分になる。こうして差動制限トルクTcを制御する
ことにより、後輪偏重と直結式との間でトルク配分が可
変制御されることになる。
【0042】一方、第4速の走行条件より更に高速にな
ると、自動変速機30が第2速の状態になる。また同時
にセンターデフ制御用バルブボデー70で動力接断弁8
3により油圧多板クラッチ61が解放され、第5速変速
弁84により第5速用ブレーキ63に作動圧Pdが供給
されて係合するのであり、これによりセンターディファ
レンシャル装置50の第2のサンギヤ53が固定して、
キャリヤ55が増速回転する。このため、自動変速機3
0が第2速の動力が、センターディファレンシャル装置
50で大幅に増速されてキャリヤ55以降の前輪に伝達
し、第4速よりギヤ比の小さいオーバドライブの第5速
に変速されて高速走行することが可能になるのであり、
この場合はアンダーステア気味になって高速安定性を向
上する。
【0043】このとき、走行状態や前輪スリップの状況
等に応じてセンターデフ制御用バルブボデー70のトラ
ンスファ制御弁82により、油圧多板クラッチ62に所
定のトランスファ圧Ptが供給される。すると、油圧多
板クラッチ62の伝達トルクTD が可変制御されて、キ
ャリヤ55から第1の中間軸23、油圧多板クラッチ6
2を介して後輪にもトルク伝達される。そこで、前輪ス
リップを防止すると共に、同様に前後輪のトルク配分が
制御可能な4輪駆動走行になる。
【0044】以上、本発明の実施例について説明した
が、これのみに限定されない。例えばロアバルブボデー
部70aをトランスファケース4とは別体に製作してバ
ルブボデー70として取付るようにしてもよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
センターディファレンシャル装置付4輪駆動車におい
て、センターディファレンシャル装置に付設される油圧
多板クラッチ装置の油圧を制御するバルブボデーが、自
動変速機の主変速制御用バルブボデーから分離構成され
ているので、4輪駆動車用自動変速機と2輪駆動車用自
動変速機との互換性が良好になる。また、分離構成され
たバルブボデーはトランスファケース内部で、一側に偏
倚して配置されたフロントドライブ軸の他側に生じる壁
のデッドスペースを利用して内蔵されているので、
ランスファケースがその接合面の下端部より下方側に拡
大させる必要がなく非常にコンパクトな構造になり、
体側の構造物との干渉が避けられるので車載上の制限も
なくなって設計自由度が増す。しかも、ロアバルブボデ
ー部はトランスファケースと一体に形成されるのでコス
ト的にも有利である。更に、バルブボデーには少なくと
も変速制御用のライン圧が導入され、このライン圧を用
いて自動変速機の有する変速段以外の変速段を得る変速
制御やセンターデフ制御をするように構成されるので、
構造が簡素化する。バルブボデーでは電気信号が入力す
る各種の弁により油圧多板クラッチ装置の油圧を制御す
るように構成されるので、種々の細かい制御を正確に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るセンターディファレンシャル装置
付4輪駆動車として、縦置き配置の実施例の全体を示す
スケルトン図である。
【図2】センターディファレンシャル装置と油圧多板ク
ラッチ装置の部分の拡大断面図である。
【図3】油圧多板クラッチ装置の部分の拡大断面図であ
る。
【図4】トルク配分状態,差動制限と直結用伝達トルク
の流れを説明する略図である。
【図5】センターデフ制御用バルブボデーの配置状態を
示す正面図である。
【図6】センターデフ制御用バルブボデーの構成を示す
分解斜視図である。
【図7】センターデフ制御用バルブボデーの油圧制御回
路の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
3 トランスミッションケース 4 トランスファケース 16 フロントドライブ軸 20 リヤドライブ軸 30 自動変速機 50 センターディファレンシャル装置 60 油圧多板クラッチ装置 70 センターデフ制御用バルブボデー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−137029(JP,A) 特開 昭61−167771(JP,A) 実開 平2−146262(JP,U) 実開 昭61−59957(JP,U) 実開 平3−62259(JP,U) 特公 昭61−30934(JP,B2)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動変速機を備えトランスミッションケ
    ス後端側にトランスファケースが接合され、このトラ
    ンスファケースにセンターディファレンシャル装置
    摩擦係合要素、前後輪へ動力伝達するドライブ軸の
    端部が収容される4輪駆動車のトランスファ駆動系に
    おいて、前記自動変速機の出力軸の後側で同軸上に設けられるセ
    ンターディファレンシャル装置のデフ出力の一方を、前
    記出力軸に対して平行で且つトランスミッションケース
    内の下方の一側に偏倚して設けたドライブ軸に伝達し、
    トランスミッションケース後端接合面の下端面より上方
    に位置するトランスファケース内で、前記一方に偏倚配
    置されたドライブ軸の他側に余剰空間部を設け、前記ケ
    ースの接合面側に向く立て壁部に前記摩擦係合要素への
    油圧を制御するバルブボデーが取付ら れていることを特
    徴とするセンターディファレンシャル装置付4輪駆動
    車。
  2. 【請求項2】記バルブボデーは、トランスファケー
    の余剰空間部に形成された垂直な壁部にロアバル
    ブボデーが一体に形成され、このロアバルブボデーに仕
    切り板を介してアッパバルブボデーを締結して構成さ
    れ、少なくとも自動変速機の主油圧制御装置のライン圧
    がバルブボデーに供給されることを特徴とする請求項1
    記載のセンターディファレンシャル装置付4輪駆動車。
  3. 【請求項3】上記バルブボデーは、少なくとも自動変速
    のライン圧を元圧として所定のパイロット圧を発生す
    るパイロット弁、前後輪へのトルク配分を可変制御す
    るトランスファ制御弁、動力を接断する動力接断弁
    、センターディファレンシャル装置から自動変速機の
    有する変速段以外の変速段を得る変速弁、これらの各
    弁を電気信号により作動するソレノイド弁を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載のセンターディファレンシ
    ャル装置付4輪駆動車。
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