JP3172951U - 天井下地の野縁と野縁受け交差部の耐震接合金物 - Google Patents

天井下地の野縁と野縁受け交差部の耐震接合金物 Download PDF

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Abstract

【課題】天井の崩落を防止するために、天井仕上材に作用する地震力を上部の筋交いまで伝達可能な接合金物を提供する。
【解決手段】鋼板厚さが2mm程度の薄板を六角形に切断する。4箇所のビス孔をあけ、谷折や山折してL字形構造で、野縁と野縁受け交差部の左用と右用の耐震接合金物が出来上がる。強い地震力が加わった場合に、接合金物が変形しないようにするための座屈防止のリブを設ける。
【選択図】図1

Description

本考案は、天井下地材の一部である野縁と野縁受を互いに固定するために用いられる固定金物に関する。
従来の天井仕上材は、吊ボルトの下部に取り付けたZ形のハンガーに野縁受を載せ、これからクリップで吊り下げた野縁の下方へビス留めしている。野縁を吊り下げているクリップは鉛直荷重のみを負担するが、地震時の水平力に対しては抵抗力がなく、野縁のクリップに引っ掛けるだけで滑る構造になっている。東北沖太平洋地震では、神奈川県にある「ミューザ川崎」に併設されている1997席を持つシンフォニーホールの大空間天井が、震度5弱の揺れで全面崩落した。
野縁受けより上部は、筋交いを野縁受けと吊ボルトの接点に合わせる接合金物(特許文献1)を使用すれば大きな揺れを防止できるが、その下にある野縁受と直交方向に通る野縁との留め方が従来通りであれば、非特許文献1に示す滑りが生じ、耐震性能は確保できない。
特許文献2によれば地震などによる揺れを受けても固定クリップが野縁及び野縁受から外れ難く取り付け作業も簡単で、野縁受の断面形状の選択の自由度も大きい固定クリップが示されている。しかしながら、特許文献2による発明では、前述の通り滑る構造になっているので、野縁と野縁受に水平力が加わった場合にずれが生じ、大空間天井では地震により崩落してしまう危険があった。
特許第4467592号公報 特開 2010−229785号公報
日本建築学会大会学術講演梗概集2010年9月 鋼製天井下地材の斜め方向静的戴荷時の挙動に関する実験
大地震のたびに屋根または、上階の床より組立材で骨組を吊り下げて天井材を取り付けているが、天井を構成している組立材の中で、野縁受に指で折り曲げて留めた吊金具のクリップの爪が、揺れるたびに徐々に開きが大きくなり、クリップより下に吊り下げている野縁と天井仕上材が崩落する災害が多数発生している。これは、天井面が揺れる地震力を野縁受けへスムーズに伝えられない吊り金具の構造に不備があるからである。従って、本考案の課題は、天井の崩落を防止するには、天井仕上材に作用する地震力を上部の筋交いまで伝達可能な接合金物を提供することである。
請求項1の考案によれば、従来の固定クリップに比べて、L字形金具を用いて野縁より厚いプレートとビスで固定することにより水平力が加わった場合でも滑ったり歪んだりすることがないので、耐震的になる。
請求項2の考案によれば、左右対称に2つの金具を用いることにより、どの方向から加わった水平力に対しても対処が可能になるので、より耐震的になる。
請求項3の考案によれば、野縁と野縁受の間を支えになるように座屈防止リブが配置されているので、水平力以外の力が加わった場合でも、野縁と野縁受の位置関係に変形が生じないのでより耐震的になる。
請求項4の考案によれば、取付け作業の際に位置決めし易くなることと、天井付近での高所作業において本考案の接合金物を落下させてしまう危険がなくなる。
本考案によれば、接合金物を野縁受と野縁が上下に重なる交差点へ当てがい、要所をタッピングビス留めして固定することにより、天井面に作用するXYZ方向の地震力を上部にバランスよく配置された筋交いへ伝達され、天井の崩落を防止することが可能となる。
本考案の実施形態を示す図である。 本考案の左側用展開図である。 本考案の右側用展開図である。 本考案の左側用の斜視図である。
以下に本考案の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
本考案の野縁と野縁受け交差部の左用耐震接合金物を、図2を使って説明する。鋼板厚さが2mm程度の薄板を、図2のような六角形に切断する。7から10のように4箇所のビス孔をあける。11の破線に沿って谷折し、12の破線に沿って谷折し、13の破線に沿って山折する。12と13の破線で折り曲げることにより座屈防止用の下側リブ5と上側リブ6が設けられるが、12と13の破線は反対に山折又は谷折してリブを設けてもよい。すると、図4に示すような野縁と野縁受け交差部の左用耐震接合金物が出来上がる。野縁と野縁受け交差部の右用耐震接合金物は、左用と同様に図3に示す鋼板を用いて左用と対象で作製し、一対とする。
下側リブ5と上側リブ6は強い地震力が加わった場合に本考案の接合金物が変形しないようにするための座屈防止のリブである。
屋内で一般に使用されている野縁受の下側に、直交方向に取り合う野縁やダブル野縁を強固に留めつける接合金物が必要なので、本考案である接合金物を図1のように用いてタッピングビスでビス留めして固定する。通常の必要強度の場合は一定間隔で配置されているダブル野縁にのみ本考案の接合金物で固定すれば十分な耐震性が得られる。
野縁受けと野縁の交差部に本考案の接合金物を取り付ける際に、取り付け作業が楽に正確に行い易くするため、野縁受けに載せ掛けるための野縁受かけと、野縁に載せ掛けるためのフックを設けた。
本考案によれば、大地震で大きな力が加わった場合でも野縁受と野縁の位置が変わらないので変形せずに筋交へ力を伝えることができ、天井の耐震性が向上する。また、通常の工事で用いられるタッピングビスを使用することで、従来と同様の野縁受や野縁を使用した場合でも対応できるため、従来のクリップから置き換えることが簡単である。
1 左用野縁と野縁受け交差部の耐震接合金物
2 右用野縁と野縁受け交差部の耐震接合金物
3 野縁受
4 野縁
5 下側リブ
6 上側リブ
7 ビス孔
8 ビス孔
9 ビス孔
10 ビス孔
11 谷折線
12 山折線又は谷折線
13 山折線又は谷折線
14 タッピングビス
15 野縁受かけ
16 フック

Claims (4)

  1. 野縁と野縁受を互いに固定するために、L字形の構造で野縁より厚いプレートにビス留めの孔を設けたことを特徴とする天井下地の野縁と野縁受け交差部の耐震接合金物
  2. 請求項1の接合金物において、左側用と右側用が対称に作られていることを特徴とする天井下地の野縁と野縁受け交差部の耐震接合金物
  3. 請求項1及び請求項2の接合金物において、座屈防止リブを設けたことを特徴とする天井下地の野縁と野縁受け交差部の耐震接合金物
  4. 請求項1から請求項3の接合金物において、取り付け易くするため、野縁受かけとフックを設けたことを特徴とする天井下地の野縁と野縁受け交差部の耐震接合金物
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