JP2007198123A - 天井構造等のハンガー補強具及びこれを用いた天井構造 - Google Patents

天井構造等のハンガー補強具及びこれを用いた天井構造 Download PDF

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辰視 熊本
Shinichi Honda
信一 本田
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Abstract

【課題】 従来のハンガーに付加することで野縁受け等の長尺部材の脱落を防止する天井構造等のハンガー補強具を提供すること。
【解決手段】 天井構造等における長尺の構造材を支持部で支持することによりこの構造体を天井から垂下支持するハンガーを補強する。構造材11に上部から係合してこの構造材11の傾動を規制する切欠33を備える。切欠33を構造材11に係合させた状態でハンガー22に固定可能である。一対のフランジ32を有するチャンネル材を備え、切欠33はこれら一対のフランジ32に設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、天井構造等のハンガー補強具及びこれを用いた天井構造に関する。さらに詳しくは、天井構造等における長尺の構造材を支持部で支持することによりこの構造体を天井から垂下支持するハンガーを補強するための天井構造等のハンガー補強具及びこれを用いた天井構造に関する。
従来より、特許文献1の図2に示すように、野縁受等の長尺天井構造材はハンガーにより天井から垂下支持されている。
特開平08−135079号公報
しかし、図6〜8に示すように、地震等により水平荷重が作用すると、ハンガーの締め付けが開放され、野縁受けが脱落する虞があった。一方、施工後にハンガー自体を取り替えることは荷重が作用しているため、困難である。
かかる従来の実情に鑑みて、本発明は、従来のハンガーに付加することで野縁受け等の長尺部材の脱落を防止する天井構造等のハンガー補強具及びこれを用いた天井構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る天井構造等のハンガー補強具の特徴は、天井構造等における長尺の構造材を支持部で支持することによりこの構造体を天井から垂下支持するハンガーを補強するための天井構造等のハンガー補強具において、前記構造材に上部から係合してこの構造材の傾動を規制する切欠を備え、前記切欠を前記構造材に係合させた状態で前記ハンガーに固定可能であることにある。
同特徴によれば、切欠が長尺の構造材に係合し、さらにハンガーに取り付けられると、その構造材は水平荷重が作用してもハンガーに対して相対的に移動が規制される。その結果、ハンガーと長尺構造材との相対移動によるハンガー締め付けの緩みが抑制され、脱落が防止されることとなる。
一対のフランジを有するチャンネル材を備え、前記切欠はこれら一対のフランジに設けることが望ましい。係る場合、前記チャンネル材が各フランジにリップの設けられたリップ付きチャンネル材であってもよい。
前記フランジ及び/又はウエブがブレース材を取付可能であることが望ましい。また、前記リップにブレース材に対する取付部を設けても構わない。前記支持部が一対の挟持片により前記構造材を挟持することで支持してもよい。
さらに、上記のいずれかに記載の天井構造等のハンガー補強具を用いて天井構造を構成することができる。
上記本発明に係る天井構造等のハンガー補強具及びこれを用いた天井構造の特徴によれば、既存のハンガーを交換することなく、長尺部材の脱落を防止するための補強を簡易に施工しうるようになった。
本発明の他の目的、構成及び効果については、以下の発明の実施の形態の項から明らかになるであろう。
次に、適宜添付図面を参照しながら、本発明に係るハンガー補強具及びその取付構造並びにこれらを利用した天井構造について、さらに詳しく説明する。
図1はTバーとして構成された長尺の第一天井構造材11の直交方向における側面図であり、図2は図1のA方向視図である。図1,2に示すように、耐震用天井としてのシステム天井1にはブレース材41〜43が取り付けられる。
天井スラブから垂下された吊りボルト20に直吊ハンガー22で第一天井構造材11を支持している。その第一天井構造材11の上にジョイナー13で接続された第二天井構造材12を格子状に配置する。そして、その中に所定の大きさの天井材7や照明設備8などを載置する天井構造となっている。第一天井構造材11の頭部11aは、図1,3,4,9に示すように、直吊ハンガー22の支持部23をなす一対の挟持片24a,24bにより挟持されて支持される。そして、この直吊ハンガー22を覆うようにハンガー補強具30が取り付けられる。
図1〜4,5(c)に示すように、このハンガー補強具30は、ウエブ31及び一対のフランジ32,32を備えたチャンネル材よりなる。ウエブ31には一対の取付孔31a,31aが設けられている。このウエブ31と直吊ハンガー22のウエブ22とを対向させ、取付孔31aを介して固定ビス35によりハンガー補強具30を直吊ハンガー22に固定する。
フランジ32の下端部には、第一天井構造材11の頭部11aの幅とほぼ同一幅に形成した切欠33が設けられている。図3に示すように、一対の切欠33,33は直吊ハンガー22の挟持片24a,24bにより挟持され、締付ボルト25により締付固定された第一天井構造材11の頭部11aと係合する。
ここで、地震等による第一天井構造材11の傾動について説明する。
図6〜8は従来の直吊ハンガー22に第一天井構造材11が支持された状態で水平荷重が作用したときのハンガー22の状況である。図6の状態に対し、図7は水平荷重が作用した場合であり、第一天井構造材11の変形によりハンガー22の一方の挟持片24bが塑性変形し、この支持部23が開放される。そして、図8の如く、第一天井構造材11だけが元位置に戻ると、直吊りハンガー22はその支持部23が開放されたままであり、その結果、第一天井構造材11が脱落する。
これに対し、ハンガー22にハンガー補強具30を取り付けた状態を図9〜11に示す。図9に示す如く、補強具30の切欠33を第一天井構造材11の頭部11aに係合させた状態で、構造材11を直吊ハンガー22に支持する。この状態で水平荷重が作用すると、図10に示すように、第一天井構造材11はその長手方向に沿った軸周りの傾動を開始するが、切欠33により頭部11aの水平移動及び傾動が抑制される。そのため、挟持片24bは変形することなく、支持部23が開放されることはない。その後、図11の如く、構造材11が元位置に戻っても、構造材11は挟持片24a,24bにより挟持された状態を保つ。よって、水平荷重が作用しても、第一天井構造材11の傾動が切欠33により抑制され、挟持片24a,24bの変形が防止されて、天井構造材の脱落を防止することができる。また、ハンガー補強具30は、チャンネル材であるので、ハンガー22を取り外すことなく施工が容易となる。
次に、ハンガー補強具へのブレース材の取付について説明する。
天井の揺れに対し天井の固有周期を建物の固有周期より小さくして天井の揺れを抑制するため、ブレース材により天井スラブ又はその近傍と天井下地材、直吊ハンガー22又は吊りボルト20とを連結する。このブレース材の固定を溶接により行うと、強度にバラツキが生じ易く、火花が発生するため施工時の防火性が低下する。また、図5(b)に示す如き薄板状のハンガーへの固定では、ウエブ22aにしか取り付けることができず、天井の揺れを十分に抑制することが困難である。
一方、図1,2に示すように、ハンガー補強具30を用いたシステム天井1では、このハンガー補強具30にブレース材を取り付ける。例えば、図1に示すように、補強具30と直吊ハンガー22とが固定され、且つ第一天井構造材11の頭部11aが補強具30の切欠33と係合している状態において、構造材11の直交方向にブレース材41を補強具30のフランジ32にビス44により固定することができる。
また、図2に示すように、第一天井構造材11の長手方向と平行する方向にもブレース材を固定することができる。係る場合、補強具30のウエブ31に適宜間隔をおいてブレース42,43をビス45,46でそれぞれ固定する。このように、ハンガー補強具30のウエブ31及び一対のフランジ32,32を利用して、補強具30に第一天井構造材11の長手方向及び/又は直交方向に1又は複数のブレース材を取り付けることができ、天井の揺れを抑制することができる。
次に、ハンガー補強具の取り付け手順について説明する。図5(a)〜(c)に第一天井構造材11、直吊ハンガー22、ハンガー補強具30を示す。同図(d)に示すように、吊りボルト20にハンガー22を連結すると共に、支持部23をなす一対の挟持片24a,24bで構造材11の頭部11aを挟持する。そして、同図(d)〜(f)に示すように、補強具30の切欠33と頭部11aとを係合させた状態で、補強具30のウエブ31と直吊ハンガー22のウエブ22aとを密着させビス35により固定する。
最後に、本発明の他の実施形態の可能性について言及する。なお、上述の実施形態と同様の部材には同一の符号を附してある。
上記実施形態において、ハンガー補強具30はウエブ31と一対のフランジ32,32よりなるチャンネル材を用いた。しかし、チャンネル材は上記実施形態に限らず、例えばリップ付きチャンネル材により構成しても構わない。
図12、13に示すように、ハンガー補強具30’には一対のフランジ32,32に一対のリップ36,36が設けられており、このリップ36,36の隙間37が吊りボルト20の直径よりも幅広となるように形成されている。図13に示すように、この隙間37に吊りボルト20を挿通させて、補強具30’の切欠33を構造材11の上部から係合させる。また、リップ36にはハンガー22との取付孔36aが設けられており、この取付孔36aを介して固定ビス35によりハンガー22に固定される。
なお、リップ36に取付孔36aを設けたが、上記実施形態と同様にウエブ31に取付孔36aを設けても構わない。また、本実施形態においても、例えば図12に示す如く、ウエブ31及び一対のフランジ32,32にブレース材41’、43’が取付可能である。さらに、リップ36にブレース材を取り付けることも可能である。本実施形態において、ハンガー補強具30’の外面全てにブレース材が取付可能となり、より強固に天井の揺れを抑制することができる。
また、ハンガー補強具の形状や寸法等は、適宜ハンガーの形状等に応じて様々な改変が可能である。
本発明は、天井構造の他、ハンガーにより長尺の構造材を保持する取付構造体として利用することができる。
第一天井構造材の直交方向における側面図である。 図1のA方向視図である。 図1のB−B断面図である。 図2のC−C’断面図である。 (a)は第一天井構造材、(b)はハンガー、(c)はハンガー補強具の斜視図、(d)は位置関係を斜視図であり、(e)は取付状態を示す斜視図、(f)は(e)の内部を示した斜視図である。 ハンガーによる従来の取付構造を示す側面図である。 水平荷重が作用した状態を示す図6相当図である。 天井構造材だけが元位置に戻った状態を示す図6相当図である。 ハンガーによる本発明の取付構造を示す側面図である。 水平荷重が作用した状態を示す図9相当図である。 天井構造材が元位置に戻った状態を示す図9相当図である。 本発明の他の実施形態を示す図2相当図である。 本発明の他の実施形態を示す図5(e)相当図である。
符号の説明
1:天井構造(システム天井)、7:天井仕上材、8:照明設備、10:天井構造材、11:第一天井構造材、12:第二天井構造材、11a:頭部、13:ジョイナー、20:吊りボルト、21:ナット、22:直吊ハンガー、22a:ウエブ、22b:首部、23,23’:支持部、24a,b:挟持片、25:締付ボルト、30,30’,30’’:ハンガー補強具、31:ウエブ、31a:取付孔、32:フランジ、33:切欠、35:固定ビス、36:リップ、36a:取付孔、37:隙間、41〜43:ブレース材、44〜46:固定ビス

Claims (7)

  1. 天井構造等における長尺の構造材を支持部で支持することによりこの構造体を天井から垂下支持するハンガーを補強するための天井構造等のハンガー補強具であって、
    前記構造材に上部から係合してこの構造材の傾動を規制する切欠を備え、前記切欠を前記構造材に係合させた状態で前記ハンガーに固定可能であることを特徴とする天井構造等のハンガー補強具。
  2. 一対のフランジを有するチャンネル材を備え、前記切欠はこれら一対のフランジに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の天井構造等のハンガー補強具。
  3. 前記チャンネル材が各フランジにリップの設けられたリップ付きチャンネル材であることを特徴とする請求項2に記載の天井構造等のハンガー補強具。
  4. 前記フランジ及び/又はウエブがブレース材を取付可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の天井構造等のハンガー補強具。
  5. 前記リップにブレース材に対する取付部を設けたことを特徴とする請求項3に記載の天井構造等のハンガー補強具。
  6. 前記支持部が一対の挟持片により前記構造材を挟持することで支持するものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の天井構造等のハンガー補強具。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の天井構造等のハンガー補強具を用いた天井構造。
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JP2019173314A (ja) * 2018-03-27 2019-10-10 大和ハウス工業株式会社 補強部材

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