JP3172874B2 - トイレブース用ドア錠 - Google Patents

トイレブース用ドア錠

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JP3172874B2
JP3172874B2 JP12470398A JP12470398A JP3172874B2 JP 3172874 B2 JP3172874 B2 JP 3172874B2 JP 12470398 A JP12470398 A JP 12470398A JP 12470398 A JP12470398 A JP 12470398A JP 3172874 B2 JP3172874 B2 JP 3172874B2
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slide bar
guide
door lock
stopper pin
toilet booth
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JPH11324455A (ja
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純三 立野
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UNION CO.,LTD.
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トイレブースの
扉に取り付けられ、トイレブースの内側から施錠するト
イレブース用ドア錠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トイレブースの扉の内側表面に取り付け
られる案内具と、前記案内具に案内されて扉の縁から出
没するスライドバーと、ブースパネルに取り付けられ、
スライドバーの先部と係合する係合具とからなるトイレ
ブース用ドア錠は従来からあった。
【0003】この種のトイレブース用ドア錠は、主に公
共施設等のトイレブースに取り付けられており、丈夫に
作られているが使用頻度が高いためにスライドバー部分
が壊れることがあり、交換作業が必要となっていた。
【0004】しかし、ドア錠の交換作業は面倒であり、
交換に時間がかかるという問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明では、
上記の問題点を解決し、ドア錠が壊れたときに簡単にス
ライドバー部分を交換できるようにしたトイレブース用
ドア錠を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのためこの発明では、
トイレブースの扉1の内側面に取り付けられた案内具2
と、前記案内具2を溝内に嵌入し、案内具2に案内され
て扉1の縁から出没するスライドバー3と、ブースパネ
ル4に取り付けられ、スライドバー3が扉1の縁から突
出したときにスライドバー3の溝の先部と係合する係合
具5とを有するトイレブース用ドア錠であって、バネ22
により付勢され、頭部が出没するストッパピン23を案内
具2に設け、前記ストッパピン23の頭部を嵌入し、スラ
イドバー3の移動範囲を規制する長溝34をスライドバー
3に設け、さらにスライドバー3において長溝34の端部
に切り欠き35を設け、この切り欠き35にドライバーのよ
うなものを挿入してストッパピン23の頭部を押し下げて
スライドバー3を長溝34より外せるようにしたトイレブ
ース用ドア錠とした。
【0007】前記案内具2のスライドバー3と接する部
分に合成樹脂製のローラー21を設け、スライドバー3が
ローラー21の上を摺動するようにすることが好ましい。
このようにすれば、スライドバー3がローラー21により
スムーズに摺動するだけでなく、ローラー21が合成樹脂
製であるのでスライドバー3を摺動させたときに音がし
なくなる。
【0008】またさらに、ストッパピン23の頭部に当た
り用ゴム23b を設けることが好ましい。このようにすれ
ば、スライドバー3が摺動して、ストッパピン23が長溝
34の端に当たっても音がしなくなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0010】図1は、この発明のドア錠の使用状態を示
す斜視図、図2はスライドバーと案内具の分解斜視図、
図3はスライドバーを裏側から見た状態を示す斜視図、
図4は開錠状態を示す断面図、図5は施錠状態を示す断
面図である。
【0011】図示の通り、この発明のトイレブース用ド
ア錠は、トイレブースの扉1の内側面に取り付けられた
案内具2と、前記案内具2に案内されて扉1の縁から出
没するスライドバー3と、ブースパネル4に取り付けら
れ、スライドバー3の先部と係合する係合具5とからな
るものである。
【0012】以下、各部品毎に詳細に説明する。案内具
2は、図2に示すように、案内具本体20と、案内具本体
20に取り付けられた二つのローラー21と、コイルバネ22
により付勢され、案内具本体20の表面から頭部が出没す
るストッパピン23と、ローラー21とストッパピン23を案
内具本体20内から出ないように押さえる蓋板24と、案内
具2をトイレブースの扉1に取り付けるための二本の取
付ネジ25からなる。
【0013】案内具本体20は、取付ネジ25を挿通可能な
取付ネジ挿通穴27と、取付ネジ挿通穴27と同芯に形成さ
れたドーナツ形のローラー嵌入穴28と、ストッパピン23
を嵌入するストッパピン嵌入穴29を形成している。スト
ッパピン嵌入穴29は、表面側の径より内部の径が少し大
きくなったものである。さらに、案内具本体20にはロー
ラー21の径と上下幅が略同一のガイド部26を形成してい
る。
【0014】ローラー21は、ポリアセタール樹脂(ジュ
ラコン)やポリアミド樹脂(ナイロン)等の丈夫で滑り
の良い合成樹脂で形成されたものであり、ドーナツ形を
しており、案内具本体20のローラー嵌入穴28に回動自在
に嵌入されている。
【0015】ストッパピン23は、ストッパピン嵌入穴29
の内部を図示前後方向に移動可能になっており、鍔部23
a がストッパピン嵌入穴29に形成された段部29a と係合
することによりストッパピン嵌入穴29の外に飛びださな
いようになっている。さらに、ストッパピン23の頭部に
は当たり用ゴム23b が嵌められており、当たり用ゴム23
b としては、この実施例ではOリングを使用している。
【0016】蓋板24は、ローラー21やストッパピン23が
案内具本体20より脱落しないように止めるための板であ
り、前記案内具本体20と同様に取付ネジ25を挿通可能な
取付ネジ挿通穴24a を形成している。
【0017】スライドバー3は、スライドバー本体30
と、スライドバー本体30に嵌入された金属製のガイドレ
ール31からなり、前記案内具2がガイドレール31内を摺
動するようになっている。
【0018】ガイドレール31は、図3に示すように、略
コ字形の金具であり、対向面の両端部には突起32,32が
内側に向けて形成され、さらに対向面の内部には段部3
3,33が形成されている。そして、案内具2のガイド部2
6が突起32,32と段部33,33との間に入り、案内具2に
より案内されて摺動するようになっている。
【0019】さらに、スライドバー3の内側には楕円形
の長溝34が形成されており、ストッパピン23の頭部を嵌
入してスライドバー3の移動範囲を規制するようになっ
ている。
【0020】さらに、長溝34の端部には、切り欠き35を
設けており、そこからドライバーの先を挿入し、ストッ
パピン23の頭部を押さえることができるようになってい
る。
【0021】係合具5は、扉1と隣合うブースパネル4
に取り付けられており、係合具5の頭部50と軸部51は別
体になっている。さらに、軸部51は、軸部51を貫通する
ネジ52によりブースパネル4に取り付けられ、頭部50は
軸部51の側面に形成された雄ねじ部と螺合するようにな
っている。頭部50は大径部53と小径部54からなり、施錠
時には大径部53が前記ガイドレール31の突起32,32と段
部33,33との間に入り、係合するようになっている。
【0022】スライドバー3は、案内具2により案内さ
れて摺動するが、案内具2にはローラー21を設けている
ので、スムーズに摺動するようになっている。さらに、
ローラー21は合成樹脂で形成されており、スライドバー
3を摺動させたときにゴロゴロという音がしないように
なっている。
【0023】この発明のトイレブース用ドア錠を施錠す
るには、スライドバー3を、図5に示すように、図示右
側に移動させる。
【0024】すると、係合具5の頭部50がスライドバー
3のガイドレール31の中に入り、施錠状態になる。そし
て、スライドバー3は、長溝34の長さだけ移動し、スト
ッパピン23の頭部と長溝34の端とが当たって止まる。こ
のとき、ストッパピン23の頭部に当たり用ゴム23b が嵌
められているので、音がしない。
【0025】スライドバー3を、図4に示すように、図
示左側に移動させると、係合具5がスライドバー3のガ
イドレール31の外に出て、解錠状態になる。そして、ス
ライドバー3は、長溝34の長さだけ移動し、ストッパピ
ン23の頭部と長溝34の端とが当たって止まる。このと
き、ストッパピン23の頭部と長溝34とが当たるが、スト
ッパピン23の頭部に当たり用ゴム23b が嵌められている
ので、音がしない。
【0026】スライドバー3が壊れた場合は、図4の解
錠状態にしてから、長溝34の端部の切り欠き35から、ド
ライバーの先を入れて、ストッパピン23の頭部を押さ
え、ストッパピン23を案内具本体20内に没入させる。
【0027】すると、スライドバー3の移動範囲を規制
しているものが無くなるので、スライドバー3を図示左
側に移動させると外れる。
【0028】スライドバー3を取り付けるときは、前記
と逆に行う。以上が実施例であり、係合具5の頭部50
は、スライドバー3のガイドレール31と当たっても音が
しないように、ポリアセタール樹脂(ジュラコン)やポ
リアミド樹脂(ナイロン)等の合成樹脂で形成されたも
のとすることが好ましい。
【0029】
【発明の効果】この発明では、上述のように構成されて
おり、切り欠き35からドライバのようなものを挿入して
ストッパピン23の頭部を押し下げれば、長溝34とストッ
パピン23とは係合しなくなり、スライドバー3の移動範
囲を規制しているものが無くなるので、簡単にスライド
バー3を交換できる。
【0030】前記案内具2のスライドバー3と接する部
分に合成樹脂製のローラー21を設け、スライドバー3が
ローラー21の上を摺動するようにすれば、スライドバー
3がスムーズに摺動するだけでなく、摺動時に音がしな
くなるので、前記の効果に加え高級感のするものとな
る。
【0031】またさらに、ストッパピン23の頭部に当た
り用ゴム23b を設ければ、スライドバー3が摺動してス
トッパピン23が長溝34に当たっても音がしなくなるの
で、前記の効果に加え高級感のするものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のトイレブース用ドア錠の使用状態を
示す斜視図である。
【図2】この発明のトイレブース用ドア錠のスライドバ
ーと案内具の分解斜視図である。
【図3】この発明のトイレブース用ドア錠のスライドバ
ーを裏側から見た状態を示す斜視図である。
【図4】この発明のトイレブース用ドア錠の開錠状態を
示す断面図である。
【図5】この発明のトイレブース用ドア錠の施錠状態を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 扉 2 案内具 3 スライドバー 4 ブースパネル 5 係合具 21 ローラー 22 バネ 23 ストッパピン 23b 当たり用ゴム 34 長溝 35 切り欠き

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トイレブースの扉(1)の内側面に取り
    付けられた案内具(2)と、前記案内具(2)を溝内に
    嵌入し、案内具(2)に案内されて扉(1)の縁から出
    没するスライドバー(3)と、ブースパネル(4)に取
    り付けられ、スライドバー(3)が扉(1)の縁から突
    出したときにスライドバー(3)の溝の先部と係合する
    係合具(5)とを有するトイレブース用ドア錠であっ
    て、バネ(22)により付勢され、頭部が出没するストッ
    パピン(23)を案内具(2)に設け、前記ストッパピン
    (23)の頭部を嵌入し、スライドバー(3)の移動範囲
    を規制する長溝(34)をスライドバー(3)に設け、さ
    らにスライドバー(3)において長溝(34)の端部に切
    り欠き(35)を設け、この切り欠き(35)にドライバー
    のようなものを挿入してストッパピン(23)の頭部を押
    し下げてスライドバー(3)を長溝(34)より外せるよ
    うにしたことを特徴とするトイレブース用ドア錠。
  2. 【請求項2】 案内具(2)のスライドバー(3)と接
    する部分に合成樹脂製のローラー(21)を設け、スライ
    ドバー(3)がローラー(21)の上を摺動するようにし
    たことを特徴とする請求項1記載のトイレブース用ドア
    錠。
  3. 【請求項3】 ストッパピン(23)の頭部に当たり用ゴ
    ム(23b )を設けたことを特徴とする請求項1又は2に
    記載のトイレブース用ドア錠。
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JPH11324455A JPH11324455A (ja) 1999-11-26
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