JP7207718B2 - スライド錠 - Google Patents
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Description
また、点接触とは、錠本体と衝撃減衰体(以下、本段落では「両要素」という。)とが、微小領域で当接することを意味し、少なくとも一方の要素に突出部を設けること、又は両要素の少なくとも一方に曲面(例えば、凸状曲面)を設けること等により実現することができる。
この場合において、両要素が広範な当接領域で当接するいわゆる面接触をしなければよく、複数個所での点接触がなされること、及び複数条(複数本)での線接触がなされるものであってもよい。
例えば、扉体が室外側(個室空間の室外側[外側])のみに開扉されるタイプの扉体の場合には、係合部は不要である。他方、室内側(個室空間の室内側[内側])に開扉されるタイプの扉体の場合には係合部が必要となる。
[個室空間]
図1に示すように、本実施形態における本スライド錠Sが取り付けられる個室空間は、壁から垂直方向に設置されている2枚の横仕切りパネル(図示せず)と、入口部を形成するために所定の開口を設けた状態で、当該横仕切りパネルと直交する向きに設置されている左右の前面パネル2(右パネルは図示せず)(支持体)により、平面視で長方形形状の一区画のスペースに区切られている。そして、入口部には、開き扉であるドアパネル1(扉体)が、戸尻側の端部において軸釣装置等を用いて支持されることにより、室外側にのみ開扉されるように回動自在に取り付けられている。
図2及び図3に示すように、本スライド錠Sは、錠本体10と、スライド体20を主要部としており、錠本体10は、ドアパネル1の室内側の面に設けられている。
錠本体10は、取付部11と位置規制補助部15から構成されている。
取付部11は、側面視で略H字状に形成されているとともに、凹陥部12bを有し、上面視で凹状である樹脂成型体であり、幅方向の上下の両側面に、長さ方向に沿って、平行である細長の係合溝11aが設けられている。取付部11の凹陥部12bの両側には、取付孔12cが形成されており、当該取付孔12cにネジ19を用いて、ドアパネル1に取付部11が取り付けられている。
スライド体20は、ステンレス製であるリップ溝形の細長形状であり、両端部に、スライド範囲規制手段と衝撃減衰手段を兼用している端部キャップ25が嵌装されている。
後記端部キャップ25は、スライド体20の端部を閉塞するとともに、取付部11の端部と当接することにより、その移動を規制し、当該スライド体20の施錠位置と解錠位置間での摺動ストロークを制限する役割を果たしている。すなわち、両側の端部キャップ25は、スライド体20の施錠位置と解錠位置に対応するように設けられている。
この端部キャップ25は、中空部25d(受入空間部)を有する直方体形状であり(この部分を「本体部25a」という。)、一方の端面は、断面形状より若干大きい矩形形状である端板25bで閉塞されている。また、端板25bと本体部25aの接合部には顎部25cが形成されている(図4)。
続いて、本スライド錠Sの動作について説明する。なお、以下の説明において、本スライド錠Sは、動作可能な状態で、ドアパネル1に取り付けられていることを前提とする。
このとき、錠本体10の前面パネル2側の端面が、スライド体20に設けられている他方の端部キャップ25に当接することになるが、両要素は上記と同様の動作を奏することになる。
本スライド錠Sによれば、端部キャップ25が突出部26aと長溝26bから構成される衝撃減衰手段を備えており、弾性変形が可能となるように形成されているため、錠本体10の取付部11が端部キャップ25に当接した場合において、効果的に当接力を低減させることができる。したがって、衝突音の発生の抑制及び構成部材の破損等を防止することができる。
1 ドアパネル(扉体)
2 前面パネル
10 錠本体
11 取付部
11a 係合溝
11b 室内側部
13 案内突起(突出部)
15 位置規制補助部
16 板状体
16c ストッパ
17 付勢体
20 スライド体
21a 空間部
21b 端溝部
21d 突当て段部
25 端部キャップ(衝撃減衰体、スライド範囲規制手段)
25a 本体部
25b 端板
25c 顎部
25d 中空部(受入空間部)
26a 突出部
26b 長溝
26c 補助突出部
26d 爪条部
Claims (1)
- 扉体に取り付けられる錠本体と、
前記錠本体に摺動可能に案内されて、前記扉体の縁から隣接する支持体方向に出没するスライド体と、を備え、
前記スライド体の先端が、前記隣接する支持体に係止されることにより施錠されるスライド錠において、
前記スライド体は、予め定められている施解錠位置間でのスライド移動を行わせるためのスライド範囲規制手段を有し、
前記錠本体及び前記スライド体の少なくとも一方は、前記錠本体と前記スライド範囲規制手段との当接時に発生する衝撃を減衰させる衝撃減衰手段を備えており、
前記衝撃減衰手段は、前記スライド体の端部に取り付けられている衝撃減衰体を備え、
前記当接時において、前記錠本体及び前記衝撃減衰体が、少なくとも一点での点接触又は少なくとも一条での線接触をすることが可能となるように構成されているものであり、
前記錠本体は、前記衝撃減衰体と接触する側における少なくとも一方の端部に突出部を有するとともに、
前記衝撃減衰体は、前記錠本体側に前記突出部の受入空間部を有しており、
前記突出部が、前記受入空間部に挿抜自在に構成されていることを特徴とするスライド錠。
Priority Applications (1)
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JP2019053942A JP7207718B2 (ja) | 2019-03-21 | 2019-03-21 | スライド錠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019053942A JP7207718B2 (ja) | 2019-03-21 | 2019-03-21 | スライド錠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2020153167A JP2020153167A (ja) | 2020-09-24 |
JP7207718B2 true JP7207718B2 (ja) | 2023-01-18 |
Family
ID=72558080
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019053942A Active JP7207718B2 (ja) | 2019-03-21 | 2019-03-21 | スライド錠 |
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JP (1) | JP7207718B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5423097U (ja) * | 1977-07-19 | 1979-02-15 | ||
JPH10306527A (ja) * | 1997-05-06 | 1998-11-17 | Uchida Yoko Co Ltd | 自閉式引戸を備えた自立設置型パーテイション |
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JP2020153167A (ja) | 2020-09-24 |
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