JP3171901B2 - 不揮発性メモリカードの書換え方法 - Google Patents

不揮発性メモリカードの書換え方法

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JP3171901B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気的に消去、書込みお
よび読出しが可能な不揮発性メモリであるフラッシュE
EPROMで構成されるメモリカードおよびそのメモリ
カードのデータ書換え方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フラッシュEEPROMは、書換えの目
的で使用するとき、RAMとは異なり既にデータが書込
まれている状態では、チップ全体を消去した後に書込ま
なければならない。図7に示すようにチップ内のある領
域のデータを書換える場合、従来、図6のフローチャー
トに示すように、書換え要求が来たときに、書換えデー
タを含むチップを検索し(ステップ601)、書換えデ
ータを含むチップの全データを記憶装置に読出して退避
しておき(ステップ602)、書換えデータを含むチッ
プを消去する(ステップ603)。ステップ602で退
避しておいたデータの先頭から書換えデータの直前まで
を記憶装置から読出して、ステップ603で消去したチ
ップに書込み(ステップ604)、書換えデータをステ
ップ603で消去したチップに書込み(ステップ60
5)、ステップ602で退避しておいたデータの書換え
データの直後から最後までを、記憶装置から読出してス
テップ603で消去したチップに書込む(ステップ60
6)方法が知られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のフラッ
シュEEPROMメモリカードの構成およびメモリカー
の書換え方法では、書換えデータを含むチップの全デ
ータを退避しておく記憶装置を必要とし、書換えの途中
で電源が切れたりする事によって、書換えデータのみな
らず書換えデータを含むチップの他のデータも失われて
しまうという課題があった。
【0004】そこで、本発明の目的は、従来のこのよう
な課題を解決するために、書換えデータを含むチップの
全データを退避しておく記憶装置を不要とし、かつ、書
換えの途中で電源が切れたりする事によって、データが
失われてしまうことを防止する不揮発性メモリカードお
よび不揮発性メモリカードの書換え方法を提供すること
である。
【0005】上記目的を達成するために、本発明の不揮
発性メモリカードを、メモリチップを特定する論理アド
レスと、データの書込みを開始したことを示す書込み開
始情報と、データの書込みが完了したことを示す書込み
完了情報とを格納する制御領域と、データを格納するデ
ータ領域とを有する少なくとも一つの不揮発性メモリ
と、初期状態においてメモリ内容が消去された少なくと
も一つの予備の不揮発性メモリとを有する構成とした。
また、上記目的を達成するために、本発明の不揮発性メ
モリカードの書換え方法を、不揮発性メモリカードを構
成している複数の不揮発性メモリチップそれぞれに、該
メモリチップを特定するための論理アドレスとデータの
書込みを開始したことを示す書込み開始情報と前記デー
タの書込みを完了したことを示す書込み完了情報とを格
納する制御領域と、データを格納するデータ領域とを設
けた前記不揮発性メモリカードにおいて、初期設定時
に、前記複数の不揮発性メモリチップの中の少なくとも
一つのメモリチップを予備メモリチップとしてあらかじ
め消去しておき、書換え要求が発生したときに書換え
られるべきデータを有するメモリチップを前記論理アド
レスを基に検索するとともに、前記予備メモリチップを
検索し、前記書換えられるべきデータを有するメモリ
チップの書込み開始情報に特定の演算を施し、該演算結
果を前記予備メモリチップの書込み開始情報を格納する
領域に書込み、前記書換えられるべきデータを有する
メモリチップのデータ領域の先頭から書換えられるべき
データの直前までのデータを、前記予備メモリチップの
対応する領域にコピーし、書換えデータを前記予備メモ
リチップのデータ領域に書込み、前記書換えられるべき
データを有するメモリチップのデータ領域の書換えられ
るべきデータの直後から最後までのデータを、前記予備
メモリチップにコピーし、前記書換えられるべきデータ
を有するメモリチップの論理アドレスを前記予備メモリ
チップの論理アドレスを格納する領域に書込み、前記
書き換えられるべきデータを有するメモリチップの書込
み完了情報に前記特定の演算を施し、該演算結果を前記
予備メモリチップの書込み完了情報を格納する領域に書
込み、前記書換えられるべきデータを有するメモリチ
ップを消去し、次の予備メモリチップとする手順から構
成した。さらに、前記手順を実行せず乃至を行う
前に、(イ)それぞれの前記論理アドレスが消去状態に一
致しているかをすべてのメモリチップに関して調べ、
(ロ)前記論理アドレスが消去状態に一致しているメモリ
チップが存在する場合には、該メモリチップの全領域が
完全に消去されているかどうかを調べ、(ハ)該メモリチ
ップの全領域が完全に消去されていない場合には、該メ
モリチップの全領域を消去して予備メモリチップとする
手順、および、(イ)それぞれの前記論理アドレスが消去
状態に一致しているかをすべてのメモリチップに関して
調べ、(ロ)前記論理アドレスが消去状態に一致している
メモリチップが存在しない場合には、それぞれのメモリ
チップの書込み開始情報と書込み完了情報とが一致して
いるかどうかを調べ、(ハ)前記書込み開始情報と書込み
完了情報とが一致していないメモリチップが存在する場
合には、該メモリチップを消去して予備メモリチップと
、前記手順乃至を実行し、(ニ) 前記書込み開始
情報と書込み完了情報とが一致していないメモリチップ
が存在しない場合には、同じ論理アドレスを有するメモ
リチップが存在するかどうかを調べ、(ホ)前記同じ論理
アドレスを有するメモリチップが存在する場合には、古
い書込み開始情報もしくは書込み完了情報を有するメモ
リチップを消去して予備メモリチップとし、前記手順
乃至を実行する手順を有する構成とした。
【0006】
【作用】上記のようなフラッシュEEPROMメモリカ
ード書換え方法においては、フラッシュEEPROMメ
モリカード内に消去済みチップをあらかじめ用意してお
き、まず書換えデータを含むチップの書込み開始番号
を、例えばインクリメントして消去済みチップの書込み
開始番号領域に書込む。そして、書換えデータを含むチ
ップの書換えない領域のデータを消去済みチップにコピ
ーするとともに、書換えデータを消去済みチップに書込
む。次に、書換えデータを含むチップの書込み完了番号
を例えばインクリメントして消去済みチップの書込み完
了番号領域に書込む。最後に、書換えデータを含むチッ
プを消去する。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、本発明に係わるフラッシュEEPRO
Mメモリカードを書換えるシステムのブロック図であ
る。入力装置1は、フラッシュEEPROMメモリカー
ド7を書換えるためのデータを入力する。CPU2は、
システムの動作手順を記憶してあるROM3あるいはR
AM4の命令を入力し、各種演算処理を実行し、フラッ
シュEEPROMメモリカード7に対するデータの読出
しや書込みを制御する。RAM4は、前記の機能以外に
もCPU2が各種演算処理を実行するためのデータ領域
としても使われる。出力装置5は、フラッシュEEPR
OMメモリカード7の内容を表示したりする。6はバス
である。フラッシュEEPROMメモリカード7は、複
数のフラッシュEEPROMメモリチップ8から構成さ
れている。フラッシュEEPROMメモリチップ8は、
論理アドレスと書込み開始番号と書込み完了番号を含む
制御領域9と通常のデータを格納するデータ領域10に
分けて管理する。
【0008】図2、図3と図4を用いて本発明の動作を
説明する。図2は、フラッシュEEPROMメモリカー
ド7のメモリマップである。図3は、本発明によってフ
ラッシュEEPROMメモリカード7を書換えた時のメ
モリマップである。図4は、本発明の動作手順を示すフ
ローチャートである。LA1,LA2,・・・LAn
は、書換えデータを含むチップを特定するための論理ア
ドレスである。WS1,WS2,・・・WSnは、書込
みを開始したことを示す書込み開始番号、WE1,WE
2・・・WEnは、書込みを完了したことを示す書込み
完了番号である。D1,D2・・・Dnは、データであ
る。
【0009】書込みを始める以前に論理アドレスは、フ
ラッシュEEPROMメモリカード7の中で一義に決ま
る値に初期設定されていなければならない。さらに書込
み開始番号と書込み完了番号は、チップ内である一定の
関係、例えば等しくなるように初期設定されていなけれ
ばならない。この時にフラッシュEEPROMメモリカ
ード7内のチップ20をあらかじめ消去しておく。この
消去済みチップ20の論理アドレスと書込み開始番号と
書込み完了番号は、消去後のある特定のパターンにな
る。図2と図3では、消去後の特定パターンは、全ビッ
トが”1”となる場合を示しており、これをall
“F”と表わしてある。
【0010】図4のフローチャートに沿って本発明の動
作手順を説明する。図1の入力装置から書換えデータが
入力されると、図1のCPU2は、書換えデータを含む
チップを、チップ内の論理アドレスを基に検索する(ス
テップ401)。図2の例でチップ21が所望の書換え
データを含むチップであり、論理アドレスLA2と書込
み開始番号WS2と書込み完了番号WE2を持っている
とする。チップ内の論理アドレスが消去済みの場合には
ある特定のパターンになっていることを基に、消去済み
チップを検索する(ステップ402)。書換えデータを
含むチップ21内の書込み開始番号WS2にある特定の
演算、例えばインクリメントとかデクリメントした結果
を消去済みチップ20の書込み開始番号に書込む(ステ
ップ403)。
【0011】図3(a)のチップ20のWS2’がステ
ップ403で書込まれた書込み開始番号である。書換え
データを含むチップ21内のデータ領域の先頭から書換
えデータの直前までのデータを、消去済みチップ20の
データ領域にコピーする(ステップ404)。図1のC
PU2から送られる書換えデータを消去済みチップ20
に書込む(ステップ405)。書換えデータを含むチッ
プ21内のデータ領域の書換えデータの直後から最後ま
でのデータを、消去済みチップ20にコピーする(ステ
ップ406)。書換えデータを含むチップ21の論理ア
ドレスLA2を消去済みチップ20の論理アドレスに書
込む(ステップ407)。
【0012】図3(a)のチップ20のLA2がステッ
プ407で書込まれた論理アドレスである。書換えデー
タを含むチップ21の書込み完了番号にステップ403
で行なったのと同じ演算を施した結果を、消去済みチッ
プ20の書込み完了番号に書込む(ステップ408)。
図3(a)のチップ20のWE2’がステップ408で
書込まれた書込み完了番号である。書換えデータを含む
チップ21を消去する(ステップ409)。図3(a)
にチップ21がステップ409で消去された状態を示
す。
【0013】以上の手順によって図2のチップ21内に
存在したデータD2は、図3(a)のチップ20内に書
換えられて移動しデータD2’となる。新しく書換えら
れたチップ20はチップ21が消去される前に持ってい
たのと同じ論理アドレスを持っているので、データD
2’を正しく読出すことができる。ここでさらに、図3
(a)の状態からチップ22内のデータを書換える要求
が来たとする。図4の動作手順を繰り返すと図3(b)
の結果となる。つまり図3(a)に示す論理アドレスL
An、書込み開始番号WSnと書込み完了番号WEnを
もつチップ22のデータは、図3(b)のチップ21に
移る。ここで書込み開始番号はWSn’に、書込み完了
番号はWEn’に変わる。ただし論理アドレスLAnは
元のままであるので正しくデータを読出すことができ
る。その後、チップ22が消去され、次の書換えの際に
使われる。
【0014】以上の説明の中で、図4のステップ401
とステップ402の順序が逆になってもなんら問題はな
い。また、図4のステップ404〜ステップ407の順
序も入れ替わってもやはり問題はない。さらに、図4の
ステップ409のチップを消去する処理は、ステップ4
08の直後に行なわれなければならない制約はなく、次
の書換えまでの期間の任意の時期に行なわれれば充分で
ある。従って、書換え要求に対して図4のステップ40
8まで実行して終了し、CPU2は次の書換え要求まで
の期間の暇な時に、ステップ409のチップの消去を行
なえばよい。これによって、書換えに要する時間は、見
かけ上ステップ409のチップの消去の時間だけ短縮さ
れる。上述の実施例では消去済みチップを一つ用意する
方法としたが、複数の消去済みチップを用意してもよ
い。
【0015】以上の動作の説明によって明らかなよう
に、書換えのデータを含むチップは、書換えが完了する
までは消去されない。また、書換え動作中に電源が切れ
てしまってもチップがEEPROMで構成されているの
で、データが失われることがなくなる。図5は、書換え
動作中に電源が切れたりした後の回復手順を示すフロー
チャートである。
【0016】書換え動作中に電源が切れたりした後、電
源を入れ直してから最初の書換えまでの期間に、全ての
チップについて論理アドレスが消去後のパターンと一致
しているかを調べる(ステップ501)。論理アドレス
が消去後のパターンと一致している場合には(ステップ
502)、図4のステップ409のチップの消去の処理
の間に電源が切れた可能性があるので、該当チップに対
して消去確認を行なう(ステップ503)。
【0017】消去確認で該当チップが正しく消去されて
いないと判定された場合には(ステップ504)、該当
チップを消去し直す(ステップ505)。ステップ50
2で消去後のパターンと一致する論理アドレスが見つか
らなかった場合には、図4のステップ403〜ステップ
408の書換え動作中に電源が切れた可能性がある。書
換え動作中に電源が切れた場合、図4の書換えの処理を
行なっていれば、書込み開始番号と書込み完了番号が一
致しなくなる。従って、書込み開始番号と書込み完了番
号が一致しないチップを検索する(ステップ506)。
ステップ506の検索で書込み開始番号と書込み完了番
号が一致してないチップを発見した場合には(ステップ
507)、発見したチップを消去する(ステップ50
8)。
【0018】これにより書込み途中のチップは消去され
て再利用可能となる。この時には図4のステップ409
の消去の処理がなされる以前に電源が切られた訳である
から、書換えを行なおうとしていたチップは元のままで
残っている。図4のステップ408からステップ409
の処理に移る間に電源が切られた場合には、論理アドレ
スが同じチップが存在し、チップ内では書込み開始番号
と書込み完了番号が一致していることになる。
【0019】従ってこのような場合を想定して、論理ア
ドレスが同じチップを検索し(ステップ509)、論理
アドレスが同じチップが存在している場合には(ステッ
プ510)、二つのチップの内書込み開始番号もしくは
書込み完了番号が、図4のステップ403もしくはステ
ップ408の演算において古いと判断されるチップを消
去する。この場合には、書換え処理後の結果が残る。
【0020】なお、図5のステップ506、ステップ5
07とステップ508の処理と、ステップ509、ステ
ップ510とステップ511の処理の順序を入れ換えて
もかまわない。以上により、書換え動作中に電源が切ら
れても書換え途中のチップのデータは失われることはな
く復帰できる。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上説明したようにフラッシ
ュEEPROMメモリカード内に消去済みのチップをあ
らかじめ用意し、書換えの度に書換えの完了したチップ
を消去して次の書換えのための準備とする方法により、
書換えデータを含むチップの全データを退避しておく記
憶装置が不要になる。かつ、消去する処理が書換え完了
後に行えるようになったので、書換えの途中で電源が切
れたりする事によってもデータが失われないという効果
がある。さらに、チップを消去するタイミングが、書込
み完了後から次の書込み要求までのCPUの空いている
任意のタイミングでよくなるために、一つの書換え要求
に対するする書換え処理時間が、見かけ上チップを消去
する処理を除いた分だけ短くなるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフラッシュEEPROMメモリカード
を書換えるシステムのブロック図である。
【図2】フラッシュEEPROMメモリカードの構成を
示すメモリマップである。
【図3】本発明によって書換えを行なった後のフラッシ
ュEEPROMメモリカードの構成を示すメモリマップ
である。
【図4】本発明の動作手順を示すフローチャートであ
る。
【図5】本発明の書換え動作中に電源が切れた後の回復
動作を示すフローチャートである。
【図6】従来の動作を示すフローチャートである。
【図7】メモリチップ内のデータ領域を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 入力装置 2 CPU 3 ROM 4 RAM 5 出力装置 6 バス 7 フラッシュEEPROMメモリカード 8 フラッシュEEPROMメモリチップ 9 制御領域 10 データ領域 20,21,22 メモリチップ LA1,LA2,LAn 論理アドレス WS1,WS2,WSn,WS2’,WSn’ 書込み
開始番号 WE1,WE2,WEn,WE2’,WEn’ 書込み
完了番号 D1,D2,Dn,D2’,Dn’ データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−159894(JP,A) 特開 昭59−58699(JP,A) 特開 昭63−305444(JP,A) 実開 昭63−163543(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 12/16 G06F 12/06 520 G06F 9/06 G11C 17/00 601 G11C 29/00 601 - 603

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不揮発性メモリカードを構成している複
    数の不揮発性メモリチップそれぞれに、該メモリチップ
    を特定するための論理アドレスとデータの書込みを開始
    したことを示す書込み開始情報と前記データの書込みを
    完了したことを示す書込み完了情報とを格納する制御領
    域と、データを格納するデータ領域とを設けた前記不揮
    発性メモリカードにおいて、初期設定時に、 前記複数の不揮発性メモリチップの中
    の少なくとも一つのメモリチップを予備メモリチップと
    してあらかじめ消去しておき、 書換え要求が発生したときに書換えられるべきデータ
    を有するメモリチップを前記論理アドレスを基に検索す
    るとともに、前記予備メモリチップを検索し、 前記書換えられるべきデータを有するメモリチップの
    書込み開始情報に特定の演算を施し、該演算結果を前記
    予備メモリチップの書込み開始情報を格納する領域に書
    込み、 前記書換えられるべきデータを有するメモリチップの
    データ領域の先頭から書換えられるべきデータの直前ま
    でのデータを、前記予備メモリチップの対応する領域に
    コピーし、書換えデータを前記予備メモリチップのデー
    タ領域に書込み、前記書換えられるべきデータを有する
    メモリチップのデータ領域の書換えられるべきデータの
    直後から最後までのデータを、前記予備メモリチップに
    コピーし、前記書換えられるべきデータを有するメモリ
    チップの論理アドレスを前記予備メモリチップの論理ア
    ドレスを格納する領域に書込み、 前記書換えられるべきデータを有するメモリチップの
    書込み完了情報に前記特定の演算を施し、該演算結果を
    前記予備メモリチップの書込み完了情報を格納する領域
    に書込み、 前記書換えられるべきデータを有するメモリチップを
    消去し、次の予備メモリチップとする手順から構成され
    ることを特徴とする不揮発性メモリカードの書換え方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項に記載の不揮発性メモリカード
    の書換え方法において、初期設定時に前記それぞれの不
    揮発性メモリチップの前記書込み開始情報と前記書込み
    完了情報とを等しく設定する手順を有することを特徴と
    する不揮発性メモリカードの書換え方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の不揮発性メモ
    リカードの書換え方法において、前記手順を実行せず
    前記乃至を行う前に、 (イ)それぞれの前記論理アドレスが消去状態に一致して
    いるかをすべてのメモリチップに関して調べ、 (ロ)前記論理アドレスが消去状態に一致しているメモリ
    チップが存在する場合には、該メモリチップの全領域が
    完全に消去されているかどうかを調べ、 (ハ)該メモリチップの全領域が完全に消去されていない
    場合には、該メモリチップの全領域を消去して予備メモ
    リチップとする手順を実行することを特徴とする不揮発
    性メモリカードの書換え方法。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の不揮発性メモ
    リカードの書換え方法において、前記手順を実行せず
    前記乃至を行う前に、 (イ)それぞれの前記論理アドレスが消去状態に一致して
    いるかをすべてのメモリチップに関して調べ、 (ロ)前記論理アドレスが消去状態に一致しているメモリ
    チップが存在しない場合には、それぞれのメモリチップ
    の書込み開始情報と書込み完了情報とが一致しているか
    どうかを調べ、 (ハ)前記書込み開始情報と書込み完了情報とが一致して
    いないメモリチップが存在する場合には、該メモリチッ
    プを消去して予備メモリチップとし、前記手順乃至
    を実行し、 (ニ)前記書込み開始情報と書込み完了情報とが一致して
    いないメモリチップが存在しない場合には、同じ論理ア
    ドレスを有するメモリチップが存在するかどうかを調
    べ、 (ホ)前記同じ論理アドレスを有するメモリチップが存在
    する場合には、古い書込み開始情報もしくは書込み完了
    情報を有するメモリチップを消去して予備メモリ チップ
    とし、前記手順乃至を実行する手順を有することを
    特徴とする不揮発性メモリカードの書換え方法。
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