JP3171779B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP3171779B2 JP1191696A JP1191696A JP3171779B2 JP 3171779 B2 JP3171779 B2 JP 3171779B2 JP 1191696 A JP1191696 A JP 1191696A JP 1191696 A JP1191696 A JP 1191696A JP 3171779 B2 JP3171779 B2 JP 3171779B2
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康史 ▲鶴▼井
大 堀中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記録
装置に関し、特に、プリンター、コピア等のハードコピ
ー装置、及びこれらが組込まれるワープロセッサ、ファ
クシミリ等の情報端末、通信端末機器に関する。更に、
本発明は、織物、金属、プラスチック製品への印刷装置
にも関する。
【0002】
【従来の技術】SAW(Surface Acoust
ic Wave)の伝搬面上に液体を配置すると弾性表
面波が液体中に放射され、その励振出力を大きくすれば
液体の微小粒子が飛翔する現象をSAWストリーミング
現象と言う。
【0003】特開平6−64173号公報には、磁性イ
ンクと磁界発生手段とを用いてSAWストリーミング現
象を応用したインクジェット記録装置の構成が記載され
ている。これによると、発生した磁界によって磁性イン
クが引き付けられるため、SAW表面でのインクの形が
安定し、SAWストリーミングによる微小インク滴の飛
翔方向が一定となる。
【0004】図16は、特開平6−64173号公報に
示された装置の概略図である。インク容器9の中に、S
AWデバイス2の一端を浸し、磁界発生手段4によって
磁性インクを引きつけ、メニスカス8aを形成してい
る。SAW電極3により駆動し、メニスカス部8aから
滴をとばして記録するよう構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】磁気的手段による方法
では、必要な磁界を発生させるための電流回路又は永久
磁石が必要で、このことはマルチノズルヘッドを構成す
る場合、特に小型化という面で不利である。
【0006】さらに、磁性インクに必要な強磁性体微粒
子は一般に可視光に対して不透明であるため、混色によ
る中間色表現には不向きである。しかも液体インクとし
て安定に分散させるために特別な分散安定化剤を必要と
し、インク調製においても制約が多く、不利である。
【0007】本発明は、磁気的手段を不要として装置を
小型化し、高品位のカラー印刷を可能にするインクジェ
ット記録装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的は、微少滴を
吐出孔より噴射して記録媒体に情報を記録するインク
ェット記録装置であって、表面にインクを導入するよう
に形成された親水部分と、該親水部分の周辺に設けら
れ、上記親水部分と共にメニスカス形状を規定する撥水
処理された部分とを有するSAWデバイスと、上記メニ
スカスに近接した部分に前記SAWデバイスを駆動する
駆動手段とを備え、前記駆動手段は、前記吐出孔の両側
に前記SAWデバイスを駆動するための電極を有してお
り、該電極間の寸法及び前記SAWデバイスの寸法は前
記吐出孔付近で前記電極により発生された二つの波の位
相が同じになるように構成されていることを特徴とする
請求項1に記載のインクジェット記録装置によって解決
される。
【0009】上述の目的は、オリフィスからインクを吐
出させるための手段を有するオンデマンド型インクジェ
ットヘッドを備えてなるインクジェット記録装置におい
前記オリフィスからインクを吐出させるための手段
とは別に、インク室から前記オリフィスへとインクを導
くインク流路の途中に設けられたSAWデバイスと、
記SAWデバイスと前記インク流路を挟んで対向して設
けられた弾性板と、前記SAWデバイスを駆動する駆動
手段とを備えており、前記駆動手段にて前記SAWデバ
イスを駆動する時間を変えて吐出されるインク滴の体
積を変えるよう構成したことを特徴とする請求項2に記
載のインクジェット記録装置によって解決される。
【0010】上述の目的は、オリフィスからインクを吐
出させる手段が、インク流路に設けられるヒータであ
とを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録
装置によって解決される。
【0011】上述の目的は、微少滴を吐出孔より噴射し
て記録媒体に情報を記録するインクジェット記録装置で
あって、表面にインクを導入するように形成された親水
部分と、該親水部分の周辺に設けられ、上記親水部分と
共にメニスカス形状を規定する撥水処理された部分とを
有するSAWデバイスと、上記メニスカスに近接した部
分に前記SAWデバイスを駆動する駆動手段とを備え、
前記SAWデバイスは、圧電材料からなる平板を短冊状
に分離して配列したマルチチャンネルSAWデバイスで
り、分離されたSAWデバイスの間に低弾性部材が設
けられていることを特徴とする請求項4に記載のインク
ジェット記録装置によって達成される。
【0012】上述の目的は、前記駆動手段は、滴を吐出
するよう前記SAWデバイスを駆動した後、残留波を打
ち消す反対位相の波を発生するよう2回目の駆動を行う
ことを特徴とする請求項5に記載のインクジェット記録
装置によって解決される。
【0013】
【作用】 請求項1に記載のインクジェット記録装置にお
いては、インク供給部から出たインクはSAWデバイス
表面に形成した撥水領域を避け、親水部分に沿って移動
し、行き止まりの領域でメニスカスを形成する。駆動手
段によりSAWデバイスに発生した波はここでインクに
伝搬し、メニスカス表面から微小滴が放出される。ここ
で、二つの互いに独立に駆動可能なSAWが、吐出孔の
中央付近で垂直成分に関して同位相で干渉し、微小滴を
発生、吐出する。
【0014】請求項2に記載のインクジェット記録装置
においては、オリフィスからインクを吐出させるための
手段を有するオンデマンド型インクジェットヘッドを備
えてなるインクジェット記録装置において、SAWデバ
イスが、オリフィスからインクを吐出させるための手段
とは別に、インク室からオリフィスへとインクを導くイ
ンク流路の途中に設けられ、弾性板が、SAWデバイス
とインク流路を挟んで対向して設けられ、駆動手段が、
SAWデバイスを駆動し、吐出されるインク滴の体積
が、駆動手段にてSAWデバイスを駆動する時間を変え
て構成される。SAWデバイス表面と、弾性に挟まれ
たインク流路にあるインクには弾性表面付近の進行波
であるレイリー波が伝わり、反動としてインクには反対
方向に押し進める力が生じる。これは超音波モータと同
様の原理である。
【0015】一般のオンデマンドヘッドのインク供給路
に応用した場合、インク滴吐出後のノズルオリフィス部
へのインク再充填時にSAWを駆動すればインク供給が
加速され、短時間で次の噴射の準備が完了する。さら
に、どれだけの時間駆動するかによってノズル先端部の
再補充状態が異なるので吐出ドットサイズの変調も可能
となる。
【0016】請求項3に記載のインクジェット記録装置
においては、オリフィスからインクを吐出させる手段
が、インク流路に設けられるヒータを用いることができ
る。
【0017】請求項4に記載のインクジェット記録装置
においては、各チャンネルのSAWデバイスが互いに分
離され、間に低弾性部材が設けられているので駆動時に
発生する音響波が伝搬して隣接するチャンネルに影響を
与えることがない。
【0018】請求項5に記載のインクジェット記録装置
においては、反射残留が打ち消されて不要な微小滴の吐
出が抑制される。さらに、次の滴吐出のための駆動が短
時間で可能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明のインクジェット記
録装置の第1の実施の形態を、図を参照しながら説明す
る。
【0020】図1から図3はそれぞれ、本実施の形態の
ヘッドの外観、カバープレート、カバーを取り除いたヘ
ッドの裏面の構成を示す図である。
【0021】図4は、図1に示したヘッド内部のインク
の流れを示す断面図である。インクは、インクカートリ
ッジ21から図5は、図1から図3に示したヘッドを含
むインク記録装置全体の構成示す図である。ヘッドはキ
ャリッジ37に搭載され、プラテン35により規定され
る記録紙34の被記録部分と約1mm隔てた位置に保持さ
れ、キャリッジシャフト36上を走査してデータを記録
する。
【0022】127.8°Y軸カットしたLiNbO3
(ニオブ酸リチウム)の板の表面に電子ビーム蒸着によ
りPt(白金)電極24及び25を形成し、SAWデバ
イス22とする。本実施の形態では電極間ピッチは40
0μmである。
【0023】カバープレート23はデバイス22の表面
を保護する蓋としての役割を担い、吐出孔27を有して
いる。従来のインクジェット技術で用いられるノズルオ
リフィスと同様に吐出液滴の大きさが孔径に影響される
ことはない。
【0024】このSAWデバイス22の一端にインク供
給穴30をフッ酸によるエッチングにより開け、インク
カートリッジを取り付ける。インクカートリッジ21内
にはウレタンフォームに含浸したインクが入っている。
SAWデバイス22の電極側にスペーサ31を介してL
iNbO3 26板を固定してインク供給路とする。スペ
ーサ31の厚さは20μmである。
【0025】SAWデバイス表面はインクを導入する親
水部分29をテープと、微細部はフィルムレジストで覆
い、パターン露光、現象後、CVDによりパリレンを1
μm厚でコートする。なお、パリレンは、日本パリレン
(株)の「ポリパラキシリレン」の略称である。この後
テープをはがし、硬化レジストを溶剤で除去する。テー
プによってカバーされていた部分から剥離する。パリレ
ンは極めて撥水性が強く、インクに対しても化学的に安
定である。撥水処理としてはこの他にもシリコーン系、
フッソ系の樹脂材料が適用可能である。除去方法として
は、全面コートした後、親水部分だけを、エキシマレー
ザ照射により除去する方法も適用可能である。
【0026】図6は、電極間寸法と基板寸法との関係を
示す図である。具体的には、一端の電極対間の距離を4
00μm(=λ/2)とし、他端の電極対との内側電極
どうしの間隔を2mm(=5×λ/2)、外側の電極か
ら基板端までの寸法を400μm(=λ/2)とする。
両側で発生した表面弾性波は同位相で重なり合う。
【0027】図7に示すように、電極25に10MH
z、50VのRF信号を1KHzで振幅変調した電圧を
駆動波形として印加して滴噴射をおこなう。測定した噴
射角度は、SAWデバイス22の面に対する垂直軸から
約30°偏向していた。
【0028】対向する他の一組の電極24にも同時に駆
動波形を印加した場合、偏向角は約10°に減少し、滴
の速度は約1.5倍に増大した。
【0029】図8は、マルチノズルヘッドの構成を表す
図である。各チャンネルのSAWデバイスは分離してお
り、間には低弾性部材32として反発係数0.2以下の
ウレタンゴムを充填する。ベース板32の上に複数のS
AWデバイスを形成した後、各チャンネルの間に低弾性
部材を充填し、硬化させる。測定した隣接チャンネル間
クロストーク量(噴射滴速への影響)は5%以下であっ
た。
【0030】図9は、実線で示した先行波と破線で示し
た後続波が打ち消し合う様子を表す模式図である。図7
に示した波形で駆動した場合、10MHz、10μse
c駆動の後のSAW振動は減衰しながら約1msec続
くが、すぐ後に反対位相の10MHz波を1μsec間
印加すると、残留振動は200μsec以内に抑えられ
た。これは振動によって誘起される電圧を電極によって
ピックアップすることにより確認できた。
【0031】以下、本発明のインクジェット記録装置の
第2の実施の形態を図を参照しながら説明する。
【0032】本実施の形態は、一般のオンデマンド型イ
ンクジェットヘッドのインク供給にSAWデバイスを用
いた例である。図12は、本実施の形態のヘッドの構造
を示す断面図であり、本実施の形態は、いわゆるバブル
ジェット方式のヘッドに適用したものであって、各チャ
ンネルのインク流路48の途中にSAWデバイス40と
これに対向して弾性板42を設けている。SAWデバイ
ス表面と、弾性体に挟まれたインク供給路中にあるイン
クには、図10に示すように、弾性体表面付近の進行波
であるレイリー波が伝わり、反動としてインクには反対
方向に押し進める力が生じる。この原理は超音波モータ
と同様である。図11は、SAWデバイス表面付近のレ
イリー波の様子を拡大して示した図である。
【0033】図13は、SAWデバイスの構造を示す上
面図である。インク流路の途中にSAW電極41とヒー
タ45とが設けられている。
【0034】図15は、ヒーター45の通電による気泡
46の発生、滴吐出とオリフィスでのメニスカスの動き
を示す図である。
【0035】図14は、SAWの駆動時間Tのタイミン
グを示すタイミングチャートである。図に示したタイミ
ングで時間Tの間駆動することにより、インク補給は加
速され、より短時間で元の状態にもどる。駆動時間Tが
長いとより早く、短いと回復が遅れるが、Tの長さを可
変にすることにより吐出する滴の体積を変えることがで
きる。インク供給を加速すると、メニスカスの回復が充
分で、オリフィス先端部までインクが満ちている。この
状態で吐出エネルギが発生すると、大きな体積の滴がで
出る。加速しない場合は逆に小さい滴が吐出する。
【0036】実験結果ではSAWを駆動した場合は、駆
動しない場合に比べ最高応答周波数で約50%の改善が
得られた(10KHz→15KHz)。また、15KH
zで駆動している際に、SAW駆動を停止すると吐出滴
体積は約40%減少した。
【0037】
【発明の効果】請求項1に記載のインクジェット記録装
置によれば、微小滴吐出安定化のための特別な手段、例
えば磁気発生手段、磁気インク等を必要とせず、構成が
簡単になる。更に、使用するインクが磁性インクではな
いので、カラー印字品位を向上させることが可能とな
る。ここで、音響波の干渉効果を利用しており、駆動電
圧を低減することが可能となる。更に、滴の飛翔方向が
ヘッド面に対して垂直に近くなり、記録装置全体の構成
が容易となる。
【0038】請求項2に記載のインクジェット記録装置
によれば、微小滴吐出のためのエネルギー源であるSA
Wデバイスをインク供給源として共用しているので、構
成が簡単で小型化でき、低コスト化が可能となる
た、駆動周波数を高くすることが可能になり、吐出ドッ
トサイズの変調も可能となる。
【0039】
【0040】請求項3に記載のインクジェット記録装置
によれば、オリフィスからインクを吐出させる手段が、
インク流路に設けられるヒータを用いることができる。
【0041】請求項4に記載のインクジェット記録装置
によれば、チャンネル間クロストークがなく、印字品位
が良好な高密度マルチノズルヘッドを実現することが可
能となる。
【0042】請求項5に記載のインクジェット記録装置
によれば、高速駆動可能なヘッドを実現することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインク記録装置の第1の実施の形態の
記録ヘッドの概観図である。
【図2】図1の記録ヘッドのカバープレートを示す図で
ある。
【図3】図1の記録ヘッドのカバープレート以外の部分
の構成を裏面から示す図である。
【図4】図1の記録ヘッド内部のインクの流れを示す断
面図である。
【図5】本発明のインク記録装置の第1の実施の形態の
概観図である。
【図6】電極間寸法と基板寸法との関係を示す図であ
る。
【図7】図1の電極に印加する駆動波形の例を示す図で
ある。
【図8】SAWデバイスを短冊状に並べたマルチノズル
ヘッドの構成を示す図である。
【図9】残留振動抑制。
【図10】インク供給力発生の原理を示す図である。
【図11】SAWデバイス表面付近のレイリー波の様子
を示す図である。
【図12】本発明のインク記録装置の第2の実施の形態
の記録ヘッドの断面図である
【図13】図12の記録ヘッドの構成を示す図である。
【図14】滴吐出とSAW駆動の時間関係を示すタイミ
ングチャートである。
【図15】メニスカス(液体界面)の回復の様子を表わ
す図である。
【図16】従来のインク記録装置の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 基板 2、22、40 SAWデバイス 3 駆動電極 4 磁界発生手段 8 磁性インク 9 インク容器 10 記録媒体 11、35 プラテン 21 インクカートリッジ 23、42 カバープレート 24 SAW電極1 25 SAW電極2 26 SAWカバー 27 吐出孔 28 撥水部 29 親水部 30 インク供給口 31 スペーサー 32 低弾性部材 33 ベース板 34 記録紙 36 キャリッジシャフト 37 キャリッジ 41 SAW電極 43 共通インク室 44 オリフィス 45 ヒーター 46 発生気泡 47 吐出インク滴 48 インク流路
フロントページの続き (72)発明者 堀中 大 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 吉村 久 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 木村 正治 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−189145(JP,A) 特開 昭62−80049(JP,A) 特開 平4−14455(JP,A) 特開 平4−339660(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/015 B41J 2/045 B41J 2/055

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微少滴を吐出孔より噴射して記録媒体に
    情報を記録するインクジェット記録装置であって、表面
    にインクを導入するように形成された親水部分と、該親
    水部分の周辺に設けられ、上記親水部分と共にメニスカ
    ス形状を規定する撥水処理された部分とを有するSAW
    デバイスと、上記メニスカスに近接した部分に前記SA
    Wデバイスを駆動する駆動手段とを備え、前記駆動手段
    は、前記吐出孔の両側に前記SAWデバイスを駆動する
    ための電極を有しており、該電極間の寸法及び前記SA
    Wデバイスの寸法は前記吐出孔付近で前記電極により発
    生された二つの波の位相が同じになるように構成されて
    いることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 オリフィスからインクを吐出させるため
    の手段を有するオンデマンド型インクジェットヘッドを
    備えてなるインクジェット記録装置において、 前記オリフィスからインクを吐出させるための手段とは
    別に、インク室から前記オリフィスへとインクを導くイ
    ンク流路の途中に設けられたSAWデバイスと、 前記SAWデバイスと前記インク流路を挟んで対向して
    設けられた弾性板と、 前記SAWデバイスを駆動する駆動手段とを備えてお
    り、 前記駆動手段にて前記SAWデバイスを駆動する時間を
    変えて、吐出されるインク滴の体積を変えるよう構成し
    たことを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のインクジェット記録装
    置において、オリフィスからインクを吐出させる手段
    が、インク流路に設けられるヒータであることを特徴と
    するインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 微少滴を吐出孔より噴射して記録媒体に
    情報を記録するインクジェット記録装置であって、表面
    にインクを導入するように形成された親水部分と、該親
    水部分の周辺に設けられ、上記親水部分と共にメニスカ
    ス形状を規定する撥水処理された部分とを有するSAW
    デバイスと、上記メニスカスに近接した部分に前記SA
    Wデバイスを駆動する駆動手段とを備え、 前記SAWデバイスは、圧電材料からなる平板を短冊状
    に分離して配列したマルチチャンネルSAWデバイスで
    あり、分離されたSAWデバイスの間に低弾性部材が設
    けられていることを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  5. 【請求項5】 前記駆動手段は、滴を吐出するよう前記
    SAWデバイスを駆動した後、残留波を打ち消す反対位
    相の波を発生するように2回目の駆動を行うことを特徴
    とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
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