JP3171619B2 - 光ファイバーエンコーダの速度検出方法 - Google Patents
光ファイバーエンコーダの速度検出方法Info
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- signal
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバーエンコー
ダの速度検出方法に関し、特に、A相信号とB相信号を
演算処理することにより、アナログ処理の回転速度を得
るための新規な改良に関する。
ダの速度検出方法に関し、特に、A相信号とB相信号を
演算処理することにより、アナログ処理の回転速度を得
るための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、エンコーダのアナログ信号は、
疑似正弦波として得られ、振幅a、分解能N、回転角θ
(t)、時間tとすると、 A相信号SA(t)=acos[Nθ(t)]・・・(1) B相信号SB(t)=asin[Nθ(t)]・・・(2) で表され、回転速度ωは、前記θ(t)を用いるとω=d
/dt・θ(t)で表すことができ、この回転速度をA/
D変換器を介してデジタル信号に変換して測定してい
た。
疑似正弦波として得られ、振幅a、分解能N、回転角θ
(t)、時間tとすると、 A相信号SA(t)=acos[Nθ(t)]・・・(1) B相信号SB(t)=asin[Nθ(t)]・・・(2) で表され、回転速度ωは、前記θ(t)を用いるとω=d
/dt・θ(t)で表すことができ、この回転速度をA/
D変換器を介してデジタル信号に変換して測定してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のエンコーダの回
転速度信号は、A/D変換器をデジタル信号化する必要
があり、そのために、A/D変換器を必ず用意しなけれ
ばならず、アナログ信号のみで回転速度を得たいとする
要望に応えるることは困難であった。
転速度信号は、A/D変換器をデジタル信号化する必要
があり、そのために、A/D変換器を必ず用意しなけれ
ばならず、アナログ信号のみで回転速度を得たいとする
要望に応えるることは困難であった。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、A相信号とB相信号を演算
処理することにより、アナログ信号の回転速度を得るよ
うにした光ファイバーエンコーダの速度検出方法を提供
することを目的とする。
めになされたもので、特に、A相信号とB相信号を演算
処理することにより、アナログ信号の回転速度を得るよ
うにした光ファイバーエンコーダの速度検出方法を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による光ファイバ
ーエンコーダの速度検出方法は、光ファイバを用いて得
られる互いに位相の異なるA相信号SA(t)及びB相信号
SB(t)から回転速度(ω)を得るようにした光ファイバ
ーエンコーダの速度検出方法において、前記回転速度ω
をωA=−1/NSB(t)×[SA(t)−SA(t−△t)]/△
t及びωB=1/NSA(t)×[SB(t)−SB(t−△t)]/
△tとしA相信号SA(t)が零になる付近は前記ωAを有
効とし、B相信号SB(t)が零になる付近はωBを有効と
することにより前記回転速度ωをアナログ信号として得
る方法である。
ーエンコーダの速度検出方法は、光ファイバを用いて得
られる互いに位相の異なるA相信号SA(t)及びB相信号
SB(t)から回転速度(ω)を得るようにした光ファイバ
ーエンコーダの速度検出方法において、前記回転速度ω
をωA=−1/NSB(t)×[SA(t)−SA(t−△t)]/△
t及びωB=1/NSA(t)×[SB(t)−SB(t−△t)]/
△tとしA相信号SA(t)が零になる付近は前記ωAを有
効とし、B相信号SB(t)が零になる付近はωBを有効と
することにより前記回転速度ωをアナログ信号として得
る方法である。
【0006】
【作用】本発明による光ファイバーエンコーダの速度検
出方法においては、回転速度ωをωAとωBとしているた
め、図1に示すように、A相信号SA(t)が零になる付近
は前記ωAを有効とし、B相信号SB(t)が零になる付近
は前記ωBを有効とすることにより、回転速度ωをアナ
ログ信号として得ることができる。
出方法においては、回転速度ωをωAとωBとしているた
め、図1に示すように、A相信号SA(t)が零になる付近
は前記ωAを有効とし、B相信号SB(t)が零になる付近
は前記ωBを有効とすることにより、回転速度ωをアナ
ログ信号として得ることができる。
【0007】
【実施例】以下、図面と共に本発明による光ファイバー
エンコーダの速度検出方法の好適な実施例について詳細
に説明する。図1は二相信号の波形図、図2及び図3
は、二相信号の各遅れ信号を得るための光ファイバ構造
を示す構成図である。
エンコーダの速度検出方法の好適な実施例について詳細
に説明する。図1は二相信号の波形図、図2及び図3
は、二相信号の各遅れ信号を得るための光ファイバ構造
を示す構成図である。
【0008】まず、周知の光ファイバーエンコーダ(図
示せず)で得られたアナログ信号は、A相信号SA(t)=
acos[Nθ(t)]・・・(1)式 及びB相信号SB(t)=asin[Nθ(t)]・・・(2)式で
表される。
示せず)で得られたアナログ信号は、A相信号SA(t)=
acos[Nθ(t)]・・・(1)式 及びB相信号SB(t)=asin[Nθ(t)]・・・(2)式で
表される。
【0009】次に、回転速度ωは、θ(t)を用いると、
ω=d/dt・θ(t)・・・(3)式で表される。ここで、
(1)式をtで微分すると、d/dt・SA(t)=−Nasin
[Nθ(t)]・dθ/dt=−NSB・dθ/dt=−N
SBω・・・(4)式となる。この(4)式を基に変形して回
転速度ωを求めると、 ω=−1/NSB×d/dt・SA(t) ≒−1/NSB×a{cos[Nθ(t+△t)]−cos[Nθ(t)]}/△t =−1/NSB×a{cos[Nθ(t)]−cos[Nθ(t−△t)]}/△t =−1/NSB×[SA(t)−SA(t−△t)]/△t)・・・(5)式 =−1/[(分解能)×(B相信号)]× [(A相信号)−(遅れたA相信号)]/(遅れ時間)・・・(6)式 但し、Nは分解能 SBはB相信号 SA(t)はA相信号 SA(t−△t)は遅れたA相信号 △tは遅れ時間 従って、この(6)式から、遅れたA相信号[SA(t−△
t)]を作り出すことにより、演算によって回転速度
(ω)を計算することができる。
ω=d/dt・θ(t)・・・(3)式で表される。ここで、
(1)式をtで微分すると、d/dt・SA(t)=−Nasin
[Nθ(t)]・dθ/dt=−NSB・dθ/dt=−N
SBω・・・(4)式となる。この(4)式を基に変形して回
転速度ωを求めると、 ω=−1/NSB×d/dt・SA(t) ≒−1/NSB×a{cos[Nθ(t+△t)]−cos[Nθ(t)]}/△t =−1/NSB×a{cos[Nθ(t)]−cos[Nθ(t−△t)]}/△t =−1/NSB×[SA(t)−SA(t−△t)]/△t)・・・(5)式 =−1/[(分解能)×(B相信号)]× [(A相信号)−(遅れたA相信号)]/(遅れ時間)・・・(6)式 但し、Nは分解能 SBはB相信号 SA(t)はA相信号 SA(t−△t)は遅れたA相信号 △tは遅れ時間 従って、この(6)式から、遅れたA相信号[SA(t−△
t)]を作り出すことにより、演算によって回転速度
(ω)を計算することができる。
【0010】この遅れたA相信号[SA(t−△t)]を作
る方法としては、図2に示すように、主光ファイバ1に
A相信号SA(t)を入力し、この主光ファイバ1にカプラ
2を介して遅延用光ファイバ3及び遅延なし光ファイバ
4を接続することにより、この遅延用光ファイバ3から
遅れたA相信号[SA(t−△t)]を得ることができる。
る方法としては、図2に示すように、主光ファイバ1に
A相信号SA(t)を入力し、この主光ファイバ1にカプラ
2を介して遅延用光ファイバ3及び遅延なし光ファイバ
4を接続することにより、この遅延用光ファイバ3から
遅れたA相信号[SA(t−△t)]を得ることができる。
【0011】前述の構成により、(6)式に必要な項は全
て求めることができるが、(6)式の分母にはB相信号
(SB)があるため、このB相信号(SB)が零になった
時には、演算不能となる。そこで、前記回転速度ωをω
AとωBとする。 ωA=1/NSB(t)×[SA(t)−SA(t−△t)]/△t・・・(7)式 ωB=1/NSA(t)×[SB(t)−SB(t−△t)]/△t・・・(8)式 なお、このB相信号(SB)の遅れたB相信号SB(t−△
t)は、図2と同様の図3の構成により求めることができ
る。
て求めることができるが、(6)式の分母にはB相信号
(SB)があるため、このB相信号(SB)が零になった
時には、演算不能となる。そこで、前記回転速度ωをω
AとωBとする。 ωA=1/NSB(t)×[SA(t)−SA(t−△t)]/△t・・・(7)式 ωB=1/NSA(t)×[SB(t)−SB(t−△t)]/△t・・・(8)式 なお、このB相信号(SB)の遅れたB相信号SB(t−△
t)は、図2と同様の図3の構成により求めることができ
る。
【0012】前述の回転速度ωA、ωBとA相信号SA(t)
及びB相信号SB(t)は、図1に示されるような時間的な
関係で構成されており、A相信号SA(t)が零になる付近
はωAが有効となるようにし、B相信号SB(t)が零にな
る付近はωBが有効となるようにすることが、アナログ
信号をデジタル信号に変換することなく、アナログ信号
の回転速度ωを得ることができる。
及びB相信号SB(t)は、図1に示されるような時間的な
関係で構成されており、A相信号SA(t)が零になる付近
はωAが有効となるようにし、B相信号SB(t)が零にな
る付近はωBが有効となるようにすることが、アナログ
信号をデジタル信号に変換することなく、アナログ信号
の回転速度ωを得ることができる。
【0013】
【発明の効果】本発明による光フィバーエンコーダの速
度検出方法は、以上のように構成されているため、A相
信号とB相信号を演算処理することによりアナログ信号
の回転速度を得ることができ、A/D変換することなく
回転速度を得ることができる。
度検出方法は、以上のように構成されているため、A相
信号とB相信号を演算処理することによりアナログ信号
の回転速度を得ることができ、A/D変換することなく
回転速度を得ることができる。
【図1】本発明による光フィバーエンコーダの速度検出
方法を示すもので、A相信号とB相信号及び回転速度の
関係を示す波形図である。
方法を示すもので、A相信号とB相信号及び回転速度の
関係を示す波形図である。
【図2】光ファイバ回路を示す構成図である。
【図3】光ファイバ回路を示す構成図である。
ω 回転速度 SA(t) A相信号 SB(t) B相信号
Claims (1)
- 【請求項1】 光ファイバを用いて得られる互いに位相
の異なるA相信号SA(t)及びB相信号SB(t)から回転速
度(ω)を得るようにした光ファイバーエンコーダの速
度検出方法において、前記回転速度ωをωA=−1/N
SB(t)×[SA(t)−SA(t−△t)]/△t及びωB=1/
NSA(t)×[SB(t)−SB(t−△t)]/△tとし、A相信
号SA(t)が零になる付近は前記ωAを有効とし、B相信
号SB(t)が零になる付近はωBを有効とすることにより
前記回転速度ωをアナログ信号として得ることを特徴と
する光ファイバーエンコーダの速度検出方法。 但し、ω=−1/NSB(t)×[SA(t)−SA(t−△t)]/△t Nは分解能 tは時間 △tは遅れ時間 SA(t−△t)は遅れたA相信号 SB(t−△t)は遅れたB相信号
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29905091A JP3171619B2 (ja) | 1991-11-14 | 1991-11-14 | 光ファイバーエンコーダの速度検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29905091A JP3171619B2 (ja) | 1991-11-14 | 1991-11-14 | 光ファイバーエンコーダの速度検出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05133771A JPH05133771A (ja) | 1993-05-28 |
JP3171619B2 true JP3171619B2 (ja) | 2001-05-28 |
Family
ID=17867563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29905091A Expired - Fee Related JP3171619B2 (ja) | 1991-11-14 | 1991-11-14 | 光ファイバーエンコーダの速度検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3171619B2 (ja) |
-
1991
- 1991-11-14 JP JP29905091A patent/JP3171619B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05133771A (ja) | 1993-05-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |