JP2002296074A - モータの制御方法および装置 - Google Patents

モータの制御方法および装置

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JP2002296074A
JP2002296074A JP2001102029A JP2001102029A JP2002296074A JP 2002296074 A JP2002296074 A JP 2002296074A JP 2001102029 A JP2001102029 A JP 2001102029A JP 2001102029 A JP2001102029 A JP 2001102029A JP 2002296074 A JP2002296074 A JP 2002296074A
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pseudo
rotor
phase
phase signal
motor control
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JP2001102029A
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Susumu Murakami
享 村上
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Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Mechatronics Corp
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  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロータの回転位置を検出して制御するモータ
の制御方法において、高価で取扱いがむずかしい高分解
能のエンコーダを用いることなく高精度な制御を行う。 【解決手段】 ロータの一定の回転角度位置で出力され
るZ相信号から回転速度に対応する電圧を求め、この電
圧を電圧・周波数変換し、さらに互いに90°の位相差
を持った擬似A相信号と擬似B相信号とを求め、これら
の擬似A・B相信号に基づいてロータの回転位置を検出
する。擬似A・B相信号はアップ/ダウン・カウンタで
加減算し、この加減算値に基づいて回転位置を検出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ロータの回転位
置を求めてロータを制御する方法と、装置とに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ACサーボモータなどでは、ロータの回
転位置(角度)を高精度に検出しながら、位置制御を行
ったり、界磁電流を制御している。ここに従来は回転角
度はロータに連結したロータリーエンコーダにより検出
している。
【0003】このエンコーダは、ロータの一定回転角度
ごとに出力される互いに位相が90°ずれたA相信号お
よびB相信号と、ロータの一定の位置で1回転に1回出
力されるZ相信号を出力するものである。このエンコー
ダの精度(分解能)はロータ1回転当たりのA・B相信
号の数により決まる。
【0004】図4は従来のACサーボモータの制御系を
示す概念図である。モータ10のロータに接続したエン
コーダ12は、A相、B相およびZ相信号を出力する。
Z相信号は原点管理部14に入力され、ロータの原点が
検出される。A・B相信号はアップ/ダウン・カウンタ
16に入力される。このカウンタ16はA・B相信号の
位相のずれから回転方向を検出し、AまたはB相信号を
加算・減算する。このカウンタ16の加減算値と、原点
管理部14が出力する信号とがコントローラ18に入力
され、コントローラ18は位置指令値と比較することに
よって駆動信号をドライバ20に送り、モータ10を制
御する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の装置
では、位置制御の精度を向上させるためには、エンコー
ダ12の精度を高めることが必要である。すなわち分解
能の高いエンコーダ12を用いることが必要である。し
かし高分解能のエンコーダ12は極めて高価であり取扱
いが面倒でもあった。
【0006】この発明はこのような事情に鑑みなされた
ものであり、高価で取扱いがむずかしい高分解能のエン
コーダを用いることなく高精度な制御を行うことができ
るモータの制御方法を提供することを第1の目的とす
る。またこの方法の実施に直接使用する制御装置を提供
することを第2の目的とする。
【0007】
【発明の構成】この発明によればこの目的は、ロータの
回転位置を検出して制御するモータの制御方法におい
て、ロータの一定の回転角度位置で出力されるZ相信号
から回転速度に対応する電圧を求め、この電圧を電圧・
周波数変換し、さらに互いに90°の位相差を持った擬
似A相信号と擬似B相信号とを求め、これらの擬似A・
B相信号に基づいてロータの回転位置を検出することを
特徴とするモータの制御方法、により達成される。
【0008】擬似A・B相信号はアップ/ダウン・カウ
ンタで加減算し、この加減算値に基づいて回転位置を検
出することができる。ここにカウンタでは、擬似A・B
相信号の位相差からロータの正転または逆転を検出する
ので、ロータが正逆転する場合にはここに入力する擬似
A・B相信号はロータの逆転時に反転させてカウンタに
入力することが必要である。すなわち擬似A相信号とB
相信号とを入れ換えるのである。
【0009】この発明によれば第2の目的は、ロータの
回転位置を検出して制御するモータの制御装置におい
て、ロータの一定回転角度位置でZ相信号を出力するセ
ンサと、このZ相信号からロータの回転速度に対応した
電圧を出力するアナログ変換器と、このアナログ変換器
の出力電圧を電圧・周波数変換するV−F変換器と、こ
のV−F変換器の出力を用いて互いに位相が90°ずれ
た擬似A相信号と擬似B相信号とを作る2相分配部とを
備え、これら擬似A・B相信号に基づいてロータの回転
角度を検出することを特徴とするモータの制御装置、に
より達成される。
【0010】V−F変換器の出力のデューティが50%
でない場合には、これをデューティ50%の矩形波にす
るデューティ補正部を付加するのがよい。ロータが正逆
転する場合には、2相分配部が出力する擬似A・B相信
号をロータの逆転時に反転させるパルス反転部を設ける
ことが必要である。擬似A・B相信号はアップ/ダウン
・カウンタで加減算することにより、カウンタの積算値
からロータ位置を検出することができる。
【0011】
【実施態様】図1は本発明の一実施態様であるACサー
ボモータの制御系を示す概念図、図2はこの各部の出力
波形図である。図3はこの制御装置の具体例を示す回路
図である。
【0012】図1において符号50はACサーボモータ
であり、ロータの1回転に1回だけZ相信号を出力する
センサ52が組付けられている。このセンサ52として
は、例えばロータに固定された円板に1つの小孔を設け
ておき、この小孔を挟んで対向する発光素子と受光素子
とを有するものが使用できる。Z相信号は原点管理部5
4に入力され、ここでロータの原点位置が確認される。
【0013】Z相信号はアナログ変換器56に入力さ
れ、ここでZ相信号の周期に対応したアナログ電圧vに
変換される。このアナログ変換器56は例えば図3に示
すように、演算増幅器を用いた積分回路で構成すること
ができる。このアナログ電圧vは電圧・周波数変換器
(V−F変換器)58に入力され、ここでアナログ電圧
vに比例した周波数のパルス信号pに変換される。この
V−F変換器58は、例えば電圧制御発振器(Votlage
Controled Oscilator;VCO)となるIC1とORゲ
ートであるIC4A(図3参照)で構成することができ
る。出力となるパルス信号pの周波数は、周波数変更用
可変抵抗VR1により変更できる。この周波数はロータ
の1回転内に出力されるパルス信号pの数とすれば、分
解能を意味することになる。すなわちこの抵抗VR1に
より分解能を設定することができる。
【0014】このパルス信号pはデューティ補正部60
に入力され、このパルス信号pをデューティ50%の矩
形波にする。このデューティ補正部60は、例えばT−
フリップフロップを形成するIC2Aで構成することが
できる。このようにデューティ50%とした信号は2相
分配器62に入力され、ここで擬似A相信号(擬似A)
と、これから90°位相が遅れた擬似B相信号(擬似
B)とが作られる。2相分配器62は、IC3と2つの
ORゲートIC4B、IC4Cで構成される。
【0015】これらORゲートIC4BとIC4Cとが
それぞれ出力する擬似A相信号と擬似B相信号は、パル
ス反転部64に入力される。パルス反転部64はロータ
の逆転時には擬似A相信号と擬似B相信号とを入れ換え
る。すなわちモータ正逆切換え信号は正逆転に応じて論
理”0”、”1”に変化する信号であり、これとA相信
号およびB相信号との排他的論理和をそれぞれEx.O
RゲートU2AおよびEx.ORゲートU1Aで作る。
【0016】これらの擬似A・B相信号は、アップ/ダ
ウン・カウンタ66に入力される。このカウンタ66で
は、その2つの入力端に入力される信号間の位相差から
回転方向を判別し、ロータの正転時にAまたはB相信号
のパルスを加算し、逆転時に減算する。このカウンタ6
6の積算値と前記原点管理部54の原点位置を示す信号
はコントローラ68に入力され、ここでロータの回転位
置が求められる。コントローラ68は求めたロータ回転
位置を位置指令値に一致させるように制御信号をドライ
バ70に出力し、この制御信号に基づいてモータの界磁
を制御する。
【0017】
【発明の効果】請求項1の発明は以上のように、ロータ
の所定回転角度位置で出力されるZ相信号から回転速度
に対応する電圧を求め、この電圧をV−F変換してから
90°の位相差を持つ擬似A、B相信号を求め、これら
の擬似A、B相信号に基づいてロータの回転位置を求め
るものであるから、高価で取扱いが不便な高分解能のエ
ンコーダを用いることなくモータを高精度に制御するこ
とが可能になる。
【0018】これら擬似A、B相信号は、アップ/ダウ
ン・カウンタで加減算すれば、このカウンタの積算値か
らロータ回転位置が求められる(請求項2)。この場合
に、アップ/ダウン・カウンタはA、B相信号の位相変
化から回転方向を判別して加算または減算を行うから、
A、B相信号はロータの正逆転に対応して反転させる必
要がある(請求項3)。請求項4〜7の発明によれば、
この方法の実施に直接使用する制御装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様の制御系を示す概念図
【図2】その各部の出力波形図
【図3】この制御装置の具体例を示す回路図
【図4】従来装置の概念図
【符号の説明】
10、50 モータ 52 センサ 54 原点管理部 56 アナログ変換部 58 V−F変換部 60 デューティ補正部 62 2相分配部 64 パルス反転部 66 アップ/ダウン・カウンタ 68 コントローラ
フロントページの続き Fターム(参考) 2F077 AA25 CC02 QQ05 QQ11 TT02 TT06 TT31 TT47 TT72 5H550 BB10 DD01 JJ02 JJ12 JJ15 JJ16 LL07 LL35

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータの回転位置を検出して制御するモ
    ータの制御方法において、 ロータの一定の回転角度位置で出力されるZ相信号から
    回転速度に対応する電圧を求め、この電圧を電圧・周波
    数変換し、さらに互いに90°の位相差を持った擬似A
    相信号と擬似B相信号とを求め、これらの擬似A・B相
    信号に基づいてロータの回転位置を検出することを特徴
    とするモータの制御方法。
  2. 【請求項2】 擬似A・B相信号はアップ/ダウン・カ
    ウンタに入力されて加減算され、このアップ/ダウン・
    カウンタの積算値に基づいてロータの回転位置を検出す
    る請求項1のモータの制御方法。
  3. 【請求項3】 回転方向に対応して擬似A・B相信号を
    反転させる請求項1または2のモータの制御方法。
  4. 【請求項4】 ロータの回転位置を検出して制御するモ
    ータの制御装置において、 ロータの一定回転角度位置でZ相信号を出力するセンサ
    と、このZ相信号からロータの回転速度に対応した電圧
    を出力するアナログ変換器と、このアナログ変換器の出
    力電圧を電圧・周波数変換するV−F変換器と、このV
    −F変換器の出力を用いて互いに位相が90°ずれた擬
    似A相信号と擬似B相信号とを作る2相分配部とを備
    え、 これら擬似A・B相信号に基づいてロータの回転角度を
    検出することを特徴とするモータの制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4においてさらに、V−F変換器
    の出力をデューティ50%の矩形波にするデューティ補
    正部を備え、このデューティ補正部の出力を2相分配部
    に入力するモータの制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5においてさらに、擬似
    A・B相信号をロータの逆転時に反転させるパルス反転
    部を有するモータの制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項4〜6のいずれかにおいてさら
    に、擬似A・B相信号が入力されこれらの位相差に基づ
    いて加算または減算するアップ/ダウン・カウンタを備
    え、このカウンタの積算値に基づいてロータの回転位置
    が求められる制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012207945A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Shimadzu Corp 駆動装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012207945A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Shimadzu Corp 駆動装置

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