JP3171366B2 - シリコン半導体ウェーハ及びその製造方法 - Google Patents

シリコン半導体ウェーハ及びその製造方法

Info

Publication number
JP3171366B2
JP3171366B2 JP21104394A JP21104394A JP3171366B2 JP 3171366 B2 JP3171366 B2 JP 3171366B2 JP 21104394 A JP21104394 A JP 21104394A JP 21104394 A JP21104394 A JP 21104394A JP 3171366 B2 JP3171366 B2 JP 3171366B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silicon
wafer
silicon wafer
type
serving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP21104394A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0878645A (ja
Inventor
俊一郎 石神
久 降屋
清一 堀口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP21104394A priority Critical patent/JP3171366B2/ja
Publication of JPH0878645A publication Critical patent/JPH0878645A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3171366B2 publication Critical patent/JP3171366B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Recrystallisation Techniques (AREA)
  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、支持基板となるシリコ
ンウェーハと活性層となるシリコンウェーハを直接接合
したシリコン半導体ウェーハに関する。更に詳しくはこ
の活性層を厚いエピタキシャル層に代替してIGBT
(Insulated Gate Bipolar Transistor)に代表される
高耐圧パワーICなどの電力用半導体素子を得るための
シリコン半導体ウェーハ及びその製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】この種のシリコン半導体ウェーハは、支
持基板となる第1シリコンウェーハと活性層となる第2
シリコンウェーハとをそれぞれ表面活性化処理した後、
2枚の第1及び第2シリコンウェーハを重ね合せて接合
し、1000〜1100℃の温度で熱処理して貼り合わ
せ第2シリコンウェーハを研削研磨して作られる。
【0003】支持基板となる第1シリコンウェーハは、
通常ドーパント(dopant)として原子半径がシリコンよ
り大きなヒ素又はアンチモンを高濃度に含んだn+型で
あって、0.1〜0.01Ω・cm程度の低い抵抗値を
有している。他方、活性層となる第2シリコンウェーハ
2は、通常n-型又はp型であって、n-型はシリコンと
ほぼ同じ原子半径のリンを、またp型はやはりシリコン
とほぼ同じ原子半径のホウ素をそれぞれドーパントとし
て低い濃度で含み、支持基板より高い1〜10Ω・cm
程度の抵抗値を有している。この支持基板の抵抗値を低
くするのは、例えばIGBTのように活性層上にトラン
ジスタ等の微細構造を作った場合で、この微細構造と活
性層を抜け出た電子が支持基板に回り込んで再び活性層
に戻るときに、電子等のキャリヤの動作性を上げて、支
持基板の電気伝導性を良くするためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】第1シリコンウェーハ
と第2シリコンウェーハを直接接合し、1000〜11
00℃の高温で熱処理すると、ウェーハを構成するシリ
コン原子及びドーパント原子の熱運動に起因してウェー
ハ中にシリコンの格子欠陥が生じ、当該熱処理温度にお
ける平衡濃度のシリコンの空孔(vacancy)が形成され
る。このため、この熱処理時には、第1シリコンウェー
ハ中のシリコン原子より大きいヒ素又はアンチモンが、
形成されたシリコンの空孔を介して活性層となる第2シ
リコンウェーハ中に拡散する空孔拡散現象が起きる。ヒ
素又はアンチモンが活性層中に拡散すると、活性層の抵
抗率が規定された値から変化し、作製されるデバイスの
電気特性に悪影響を及ぼす問題点があった。
【0005】本発明の目的は、支持基板となる第1シリ
コンウェーハ中のドーパントのヒ素又はアンチモンが活
性層となる第2シリコンウェーハに拡散していない、活
性層の抵抗率を変化させないシリコン半導体ウェーハを
提供することにある。本発明の別の目的は、第1シリコ
ンウェーハ中のドーパントのヒ素又はアンチモンが活性
層となる第2シリコンウェーハに拡散するのを防止し
て、活性層の抵抗率を変化させないシリコン半導体ウェ
ーハの製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1(f)に示すよう
に、本発明のシリコン半導体ウェーハ10は、支持基板
となるn+型の第1シリコンウェーハ11と活性層とな
るn-型又はp型の第2シリコンウェーハ12とを貼り
合わせたものであって、第1シリコンウェーハ11の第
2シリコンウェーハ12との接合界面に格子間シリコン
原子リッチ層14が形成されたことを特徴とする。
【0007】図2(e)に示すように、本発明の別のシ
リコン半導体ウェーハ20は、第1シリコンウェーハ1
1及び第2シリコンウェーハ12の接合界面に厚さが2
0〜30オングストロームの非晶質SiOx層(ただ
し、0.2≦x≦0.3)13が形成され、このSiO
x層13に隣接して第1シリコンウェーハ11に格子間
シリコン原子リッチ層14が形成されたことを特徴とす
る。
【0008】本発明のシリコン半導体ウェーハの製造方
法は、図1(a)〜(f)に示すように支持基板となる
+型の第1シリコンウェーハ11の片面にシリコンを
イオン注入して格子間シリコン原子リッチ層14を形成
し、この第1シリコンウェーハ11と活性層となるn-
型又はp型の第2シリコンウェーハ12とを格子間シリ
コン原子リッチ層14を介して接合し、熱処理して貼り
合わせる方法である。
【0009】本発明の別の製造方法は、図2(a)〜
(e)に示すように支持基板となるn+型の第1シリコ
ンウェーハ11と活性層となるn-型又はp型の第2シ
リコンウェーハ12との各表面に厚さが1〜20オング
ストロームの自然酸化膜11b,12bを形成し、第1
シリコンウェーハ11を第2シリコンウェーハ12に対
して凸状に湾曲させてウェーハ全面にわたる表面近傍に
引張応力を生じた状態で第2シリコンウェーハ12に接
合し、熱処理して貼り合わせる方法である。
【0010】本発明の支持基板となる第1シリコンウェ
ーハはドーパントとして原子半径がシリコンより大きな
ヒ素又はアンチモンを1018〜1019/cm3程度の高
濃度に含んだn+型である。また活性層となる第2シリ
コンウェーハは、シリコンとほぼ同じ原子半径のリンを
ドーパントとして1014〜1015/cm3程度の低い濃
度で含むn-型か、又はやはりシリコンとほぼ同じ原子
半径のホウ素をドーパントとして1015〜1016/cm
3程度の低い濃度で含むp型である。これらのシリコン
ウェーハの貼り合わせは、2枚のシリコンウェーハを重
ね合せて接合し、窒素(N2)雰囲気又は酸素(O2)雰
囲気中で1000〜1100℃の温度で1〜3時間、好
ましくは2時間程度熱処理することにより行われる。2
枚のシリコンウェーハを接合する前に、所定の洗浄液で
シリコンウェーハを洗浄して接合しようとする表面を活
性化することが好ましい。この熱処理により接合界面で
シリコンの共有結合が生じ、2枚のシリコンウェーハは
貼り合わされ、両者の結晶格子は一体化する。図1
(f)又は図2(e)に示すように熱処理後、活性層と
なる第2シリコンウェーハを砥石で研削し、その後研磨
布で研磨すると、厚さ約100〜150μmのデバイス
形成用の活性層12aが支持基板上に得られる。
【0011】本発明の特徴ある格子間シリコン原子リッ
チ層を形成する方法には、次の2通りの方法がある。第
1の方法はn+型の第1シリコンウェーハの片面にシリ
コンをイオン注入する方法であり、第2の方法は第1シ
リコンウェーハを第2シリコンウェーハに対して凸状に
湾曲させてウェーハ全面にわたる表面近傍に引張応力を
発生させ、この状態で第1シリコンウェーハを第2シリ
コンウェーハに接合し、熱処理した時に接合界面におけ
る非晶質SiOx層の形成に伴い格子点から弾き出され
る格子間シリコン原子(Sii)を引張応力下にあって
格子間位置が拡張された第1シリコンウェーハの接合界
面近傍の結晶格子中に優先的に放出させ、接合界面近傍
のこの領域に格子間シリコン原子リッチ層を作る方法で
ある。第2の方法で第1シリコンウェーハを湾曲させる
程度は、曲率半径が10〜20m、好ましくは12〜1
3m、更に好ましくは13m程度である。曲率半径が2
0m以上であると、第1シリコンウェーハの表面の湾曲
が不十分なため、接合界面に上述のような引張応力が導
入されない。従って格子間シリコン原子リッチ層ができ
にくく、10m未満ではウェーハが曲げにより破壊され
る恐れがある。上記第1及び第2の方法により、格子間
シリコン原子の濃度が1017〜1019/cm3で、少な
くとも2μmの厚さの格子間シリコン原子リッチ層が形
成される。ここで格子間シリコン原子の濃度が1017
cm3未満では接合界面付近のシリコンの空孔を減少さ
せることにならず、1019/cm3を越える濃度には物
理的にシリコン原子を導入できないためである。厚さが
2μm未満では拡散するヒ素やアンチモンの原子のバリ
ヤ層になり得ないためである。
【0012】
【作用】高熱処理時のシリコン中のドーパント原子の拡
散には、格子間にあるドーパント原子がシリコンの空孔
と置換して移動する空孔拡散と、格子間にあるドーパン
ト原子が格子位置にあるシリコン原子と置換して移動す
る準格子間原子拡散がある。この空孔拡散におけるドー
パント原子の移動速度は空孔密度に比例する反面、格子
間位置にあるシリコン原子の濃度に反比例する。また準
格子間原子拡散における原子の移動速度は格子間位置に
あるドーパント原子の濃度のみでなく、同じく格子間位
置にあるシリコン原子の濃度にも比例する。リンやホウ
素のように原子半径がシリコン原子より小さい活性層
(第2シリコンウェーハ)中のドーパントは主として準
格子間原子拡散を行い、ヒ素やアンチモンのように原子
半径がシリコン原子より大きな支持基板(第1シリコン
ウェーハ)中のドーパントは主として空孔拡散を行う。
支持基板となる第1シリコンウェーハが活性層となる第
2シリコンウェーハとの接合界面において格子間シリコ
ン原子リッチ層を形成すると、この格子間シリコン原子
リッチ層がバリヤ層となって、支持基板となる第1シリ
コンウェーハ中のヒ素やアンチモンの空孔拡散を防止
し、結果としてヒ素やアンチモンは活性層となる第2シ
リコンウェーハに拡散しなくなる。
【0013】特に、第2の方法では、図2(a)及び図
2(b)に示すように接合前の第1及び第2シリコンウ
ェーハ11,12の各表面には大気中の酸素との反応に
よって、又は表面活性化処理によって1〜10オングス
トロームの自然酸化膜11b,12bが形成されてお
り、この自然酸化膜、付着したOH基及びH2O分子に
起因して、高温熱処理後の接合界面には、20〜30オ
ングストロームの極めて薄い非晶質SiOx層13が形
成される。次の式(1)に示すように、この自然酸化
膜、OH基及びH2O分子に起因した酸素原子(O)が
接合後の高温熱処理中にウェーハ表面のシリコン原子と
反応してSiOx層を形成する際に、格子間シリコン原
子(Sii)を弾き出す。 (1+y)Si + xO → SiOx + ySii ……(1) ただし、x=0.2〜0.3であり、y=0.1〜1.
2である。
【0014】図2(c)に示すように、この接合時に第
1シリコンウェーハ11を第2シリコンウェーハ12に
対して凸状に湾曲させてウェーハ全面にわたる表面近傍
に引張応力を発生させ、この状態で第1シリコンウェー
ハ11を第2シリコンウェーハ12に接合し、熱処理す
れば、図2(d)の拡大図に示すように第2シリコンウ
ェーハ12の接合界面近傍には圧縮応力が、また第1シ
リコンウェーハ11の接合界面近傍には引張応力がそれ
ぞれ凍結される。上記(1)の反応式に従って弾き出さ
れた格子間シリコン原子(Sii)は、圧縮応力に起因
して格子間が緊迫した第2シリコンウェーハ12の接合
界面よりも、引張応力に起因して格子間位置が拡張され
た第1シリコンウェーハ11の接合界面の方により容易
に取り込まれ、これにより第1シリコンウェーハ11の
接合界面に格子間シリコン原子リッチ層14が作られ
る。
【0015】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳し
く説明する。 <実施例1>図1(a)に示すように、それぞれ直径5
インチで厚さ625μmのドーパントとしてアンチモン
を3×1018/cm3の濃度で含むn+型の第1シリコン
ウェーハ11と、ドーパントとしてリンを5×1014
cm3の濃度で含むn-型の第2シリコンウェーハ12を
用意した。第1シリコンウェーハ11の表面に次の条件
でシリコンイオン(Si4+)を注入して、この表面に格
子間シリコン原子リッチ層14を形成した。 加速電圧: 10 KeV ドーズ量: 1013×1015/cm2 図1(b)に示すようにイオン注入しなかった第2シリ
コンウェーハ12と、図1(c)に示すようにイオン注
入した第1シリコンウェーハ11とをSC1(Standard
Cleaning 1)の洗浄液で洗浄して2枚のシリコンウェ
ーハの表面を活性化した。このSC1の洗浄液は、H2
Oと比重1.1のH22水溶液と比重0.9のNH4
Hの水溶液とをH2O:H22:NH4OH=7:2:1
の容量比で混合して調製される。これらのウェーハの表
面には大気中の酸素との反応によって、又は表面活性化
処理によって1〜20オングストロームの極めて薄い自
然酸化膜11b,12bが形成された。
【0016】図1(d)に示すように、2枚のシリコン
ウェーハ11,12を格子間シリコン原子リッチ層14
を間に挟んで重ね合せ接合した。次いで図1(e)に示
すように室温から800℃に設定された熱処理炉中に1
0〜15cm/分の速度で挿入し、窒素雰囲気中で80
0℃から10℃/分の速度で昇温し、1100℃に達し
たところで2時間維持し、次いで4℃/分の速度で降温
し、800℃まで冷却した後、10〜15cm/分の速
度で炉から室温中に取り出した。続いて図1(f)に示
すように、第2シリコンウェーハ12の表面を砥石で研
削し、続いて柔らかい研磨布で研磨し、第1シリコンウ
ェーハ11上にドーパント濃度分析に妥当な厚さである
1〜10μmの活性層12aを形成した。
【0017】<実施例2>図2(a)及び図2(b)に
示すように、それぞれ実施例1と同一の第1シリコンウ
ェーハ11及び第2シリコンウェーハ12をSC1の洗
浄液で洗浄して2枚のシリコンウェーハの表面を活性化
した。実施例1と同様にこれらのウェーハの表面には1
〜20オングストロームの極めて薄い自然酸化膜11
b,12bが形成された。図2(c)に示すように、第
1シリコンウェーハ11のみを第2シリコンウェーハ1
2に対して凸状に湾曲させてウェーハ全面にわたる表面
近傍に引張応力を生じた状態で第2シリコンウェーハ1
2に接合した。具体的には直径5インチの第1シリコン
ウェーハ11の両端がその中心点を基準として150μ
m程度変位するようにウェーハ11を湾曲させてウェー
ハ12に接合した。このときの曲率半径は約13mであ
った。更に実施例1と同様に、図2(d)に示すように
熱処理した後、図2(e)に示すように第2シリコンウ
ェーハ12の表面を研削・研磨し、第1シリコンウェー
ハ11上に活性層12aを形成した。
【0018】<比較例1>図示しないが、図1(a)に
示すウェーハ1へのイオン注入も、図2(c)に示すウ
ェーハ11に対する凸状の湾曲処理もせずに、それ以外
は、実施例1と同様にして第1シリコンウェーハ上に活
性層を形成した。
【0019】<評価>実施例1、実施例2及び比較例1
のシリコン半導体ウェーハについて、二次イオン質量分
析(Secondary Ion Mass Spectroscopy, SIMS)法
にてそれぞれの活性層12aに固溶している第1シリコ
ンウェーハのドーパントであるアンチモンの濃度を測定
した。これらのSIMS法による測定結果を表1に示
す。
【0020】
【表1】
【0021】表1から明らかなように、第1シリコンウ
ェーハをイオン注入した実施例1及び第1シリコンウェ
ーハを湾曲した実施例2では、それぞれのドーパントの
アンチモンの第2シリコンウェーハ(活性層)への拡散
が殆どなかったのに対して、格子間シリコン原子リッチ
層を形成しなかった比較例1では、ドーパントのアンチ
モンが若干量検出されていることが判った。
【0022】なお、上記実施例1で2枚のシリコンウェ
ーハの表面に自然酸化膜11b,12bを形成したが、
両表面をフッ酸で洗浄してこれらの自然酸化膜11b,
12bを形成することなく、格子間シリコン原子リッチ
層14のみを介して両ウェーハを接合してもよい。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、支
持基板となるn+型の第1シリコンウェーハに対して接
合前にイオン注入するか、又は接合時に湾曲処理して、
その接合界面に格子間シリコン原子リッチ層を形成する
ようにしたので、第1シリコンウェーハのドーパントの
ヒ素又はアンチモンの活性層となる第2シリコンウェー
ハへの拡散が抑制され、作製されるデバイスの電気特性
に悪影響を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のシリコン半導体ウェーハの製造
方法を示す部分断面図。
【図2】本発明の別の実施例のシリコン半導体ウェーハ
の製造方法を示す部分断面図。
【符号の説明】
10,20 シリコン半導体ウェーハ 11 第1シリコンウェーハ 12 第2シリコンウェーハ 12a 活性層 11b,12b 自然酸化膜 13 非晶質SiOx層 14 格子間シリコン原子リッチ層
フロントページの続き (72)発明者 堀口 清一 埼玉県大宮市北袋町1丁目297番地 三 菱マテリアル株式会社中央研究所内 (56)参考文献 特開 平6−163862(JP,A) 特開 平2−135722(JP,A) 特開 昭61−4221(JP,A) 特開 平5−254990(JP,A) 特開 平1−122142(JP,A) 特開 平2−191357(JP,A) T.Taniguchi,et.a l.,”Kinetics of se if−interstitials g enerated at the Si /SiO▲下2▼ interfac e”,Appl.Phys.Let t.,1983,p.961−963 Scott T.Dunham,”I nteraction of sili con point defects with SiO▲下2▼ film s”,J.Appl.Phys., 1992,p.685−696 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/02 H01L 21/22 - 21/24 H01L 21/26 - 21/268 H01L 21/322 - 32/326 H01L 21/336 H01L 27/12 H01L 29/78

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持基板となるn+型の第1シリコンウ
    ェーハ(11)と活性層となるn-型又はp型の第2シリコ
    ンウェーハ(12)とを貼り合わせたシリコン半導体ウェー
    ハであって、 前記第1シリコンウェーハ(11)の前記第2シリコンウェ
    ーハ(12)との接合界面に格子間シリコン原子リッチ層(1
    4)が形成されたことを特徴とするシリコン半導体ウェー
    ハ。
  2. 【請求項2】 支持基板となるn+型の第1シリコンウ
    ェーハ(11)と活性層となるn-型又はp型の第2シリコ
    ンウェーハ(12)とを貼り合わせたシリコン半導体ウェー
    ハであって、 前記第1シリコンウェーハ(11)及び第2シリコンウェー
    ハ(12)の接合界面に厚さが20〜30オングストローム
    の非晶質SiOx層(ただし、0.2≦x≦0.3)(1
    3)が形成され、 前記SiOx層(13)に隣接して前記第1シリコンウェー
    ハ(11)に格子間シリコン原子リッチ層(14)が形成された
    ことを特徴とするシリコン半導体ウェーハ。
  3. 【請求項3】 格子間シリコン原子リッチ層(14)は格子
    間シリコン原子の濃度が1017〜1019/cm3であっ
    て、層厚が少なくとも2μmである請求項1又は2記載
    のシリコン半導体ウェーハ。
  4. 【請求項4】 支持基板となるn+型の第1シリコンウ
    ェーハ(11)の片面にシリコンをイオン注入して格子間シ
    リコン原子リッチ層(14)を形成し、前記第1シリコンウ
    ェーハ(11)と活性層となるn-型又はp型の第2シリコ
    ンウェーハ(12)とを前記格子間シリコン原子リッチ層(1
    4)を介して接合し、熱処理して貼り合わせるシリコン半
    導体ウェーハの製造方法。
  5. 【請求項5】 支持基板となるn+型の第1シリコンウ
    ェーハ(11)と活性層となるn-型又はp型の第2シリコ
    ンウェーハ(12)との各表面に厚さが1〜20オングスト
    ロームの自然酸化膜(11b,12b)を形成し、 前記第1シリコンウェーハ(11)を前記第2シリコンウェ
    ーハ(12)に対して凸状に湾曲させてウェーハ全面にわた
    る表面近傍に引張応力を生じた状態で前記第2シリコン
    ウェーハ(12)に接合し、熱処理して貼り合わせるシリコ
    ン半導体ウェーハの製造方法。
JP21104394A 1994-09-05 1994-09-05 シリコン半導体ウェーハ及びその製造方法 Expired - Fee Related JP3171366B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21104394A JP3171366B2 (ja) 1994-09-05 1994-09-05 シリコン半導体ウェーハ及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21104394A JP3171366B2 (ja) 1994-09-05 1994-09-05 シリコン半導体ウェーハ及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0878645A JPH0878645A (ja) 1996-03-22
JP3171366B2 true JP3171366B2 (ja) 2001-05-28

Family

ID=16599437

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21104394A Expired - Fee Related JP3171366B2 (ja) 1994-09-05 1994-09-05 シリコン半導体ウェーハ及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3171366B2 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6962835B2 (en) 2003-02-07 2005-11-08 Ziptronix, Inc. Method for room temperature metal direct bonding
FR2854493B1 (fr) * 2003-04-29 2005-08-19 Soitec Silicon On Insulator Traitement par brossage d'une plaquette semiconductrice avant collage
US7485968B2 (en) 2005-08-11 2009-02-03 Ziptronix, Inc. 3D IC method and device
FR2962594B1 (fr) * 2010-07-07 2012-08-31 Soitec Silicon On Insulator Procede de collage par adhesion moleculaire avec compensation de desalignement radial
US9953941B2 (en) 2015-08-25 2018-04-24 Invensas Bonding Technologies, Inc. Conductive barrier direct hybrid bonding
US10840205B2 (en) 2017-09-24 2020-11-17 Invensas Bonding Technologies, Inc. Chemical mechanical polishing for hybrid bonding
CN109870255B (zh) 2017-12-05 2023-09-12 北京佰为深科技发展有限公司 法珀传感器及其制造方法
US11056348B2 (en) 2018-04-05 2021-07-06 Invensas Bonding Technologies, Inc. Bonding surfaces for microelectronics
US11393779B2 (en) 2018-06-13 2022-07-19 Invensas Bonding Technologies, Inc. Large metal pads over TSV
US11749645B2 (en) 2018-06-13 2023-09-05 Adeia Semiconductor Bonding Technologies Inc. TSV as pad
JP6667774B1 (ja) * 2018-06-14 2020-03-18 Eastwind合同会社 パワー半導体素子及びその製造方法
US11011494B2 (en) 2018-08-31 2021-05-18 Invensas Bonding Technologies, Inc. Layer structures for making direct metal-to-metal bonds at low temperatures in microelectronics
US11158573B2 (en) 2018-10-22 2021-10-26 Invensas Bonding Technologies, Inc. Interconnect structures
US11264357B1 (en) 2020-10-20 2022-03-01 Invensas Corporation Mixed exposure for large die

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
Scott T.Dunham,"Interaction of silicon point defects with SiO▲下2▼ films",J.Appl.Phys.,1992,p.685−696
T.Taniguchi,et.al.,"Kinetics of seif−interstitials generated at the Si/SiO▲下2▼ interface",Appl.Phys.Lett.,1983,p.961−963

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0878645A (ja) 1996-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3171366B2 (ja) シリコン半導体ウェーハ及びその製造方法
JP3412470B2 (ja) Soi基板の製造方法
JP2560716B2 (ja) 半導体素子及びその製造方法
US5897362A (en) Bonding silicon wafers
JP3033655B2 (ja) 半導体装置及び半導体装置の製造方法
JP5194508B2 (ja) Soiウエーハの製造方法
JP4273540B2 (ja) 貼り合わせ半導体基板及びその製造方法
EP1965413A1 (en) Method for manufacturing soi substrate, and soi substrate
JPH06112146A (ja) 拡散型シリコン素子基板の製造方法
JPH05226620A (ja) 半導体基板及びその製造方法
US20080242067A1 (en) Semiconductor substrate and method of manufacture thereof
JPH09507971A (ja) 厚さの均一度の高いシリコン・オン・インシュレータ(soi)材料を形成する方法
US3986905A (en) Process for producing semiconductor devices with uniform junctions
JP3262190B2 (ja) Soi基板の製造方法及びこの方法により製造されたsoi基板
JPWO2002097892A1 (ja) Soi基板
JPS6125209B2 (ja)
JP3162914B2 (ja) 半導体素子用貼り合せシリコンウェーハの製造方法
JPH1022289A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPH0555100A (ja) 半導体基板の製造方法
WO2022054429A1 (ja) Soiウェーハの製造方法及びsoiウェーハ
JP3262945B2 (ja) Soi基板の製造方法及びこの方法により製造されたsoi基板
JP3272908B2 (ja) 半導体多層材料の製造方法
JPH08264397A (ja) シリコン半導体ウェーハ及びその製造方法
JP3076137B2 (ja) 半導体ウェーハの製造方法
JP3465765B2 (ja) Igbt用半導体基板の作製方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010307

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080323

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090323

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100323

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100323

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110323

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120323

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130323

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130323

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140323

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees