JP3170922B2 - ナビゲーション装置 - Google Patents

ナビゲーション装置

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JP3170922B2
JP3170922B2 JP00333193A JP333193A JP3170922B2 JP 3170922 B2 JP3170922 B2 JP 3170922B2 JP 00333193 A JP00333193 A JP 00333193A JP 333193 A JP333193 A JP 333193A JP 3170922 B2 JP3170922 B2 JP 3170922B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、聴覚に訴えることで
地図情報の提供を可能にしたナビゲーション装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図4に示すナビゲーション装置1は、個
人携帯も可能であるが車載用を主たる用途に開発された
航法装置であり、衛星からの電波を受信するGPS受信
機2の出力からCPU3が車両の現在地を割り出し、車
室内のディスプレイ4の画面上に周辺地図に重ねて現在
地を画面表示する構成であり、現在地確認や目的地誘導
に威力を発揮する。ディスプレイ4に表示される地図
は、CD−ROM等の地図情報記憶媒体5に複数のレイ
ヤに階層化されて格納されており、キーボード6を使っ
たキー操作により画面をスクロールすることにより、現
在地付近の地図から目的地近辺の地図まで随時読み出す
ことができる。
【0003】また、上記のナビゲーション装置1は、地
図情報記憶媒体5から画面上に呼び出した地図に、ユー
ザが指定した地点にマークを付して登録する機能が備わ
っており、地図情報記憶媒体5とは別に追加情報を書き
込むための補助記憶媒体7がCPU3に接続してある。
追加情報としては、例えば同じ給油カードの利用が可能
な系列ガソリンスタンドや駐車場付きのスーパーマーケ
ット或いは時間帯によって通行制限がなされる道路な
ど、ユーザがその近くを通過するさいに地図上で認識で
きると便利な個人情報が殆どであるが、ユーザサイドで
自由に追加又は削除できるため様々な活用法に期待が寄
せられている。
【0004】追加情報の登録にさいしては、まずマーク
登録したい地点を含む地図を、縮尺比のもっとも小さな
詳細地図としてディスプレイ4の画面上に呼び出す。次
に、スクロールキー6aを使って画面をスクロールし、
常時画面中央に表示されるカーソルをマーク登録したい
地点に一致させる。次に、セットキー6bを押して、そ
の地点に登録マークを打ち込む。これにより、地図情報
記憶媒体5が記憶する同地点の番地データすなわち経度
データと緯度データが補助記憶媒体7に書き込まれ、同
じ地点を含む地図が表示されるつどその地点には登録マ
ークが重ね書き表示される。ただし、登録マークは地図
上で当該地点が登録済みであることしか意味しないた
め、識別可能な特徴をもった数種類の代替マークが別途
用意されており、これらの代替マークのなかからユーザ
が好みのものを指定して登録マークを書き換えることが
できるようになっている。従って、例えばガソリンスタ
ンドであれば、給油カードが利用できるガソリンスタン
ドを二重丸表示に変えたり、給油カードは利用できない
が割り引き特典の付いたガソリンスタンドを赤丸表示に
変えたりするなど、個々のユーザが識別しやすい特徴を
もったマークへの変更操作が可能になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の追加情報を
書き込むことのできるナビゲーション装置1は、追加情
報が登録マーク又は代替マークの形で地図上に打ち込み
表示されるため、目的地までの道程で地図上に発見した
マークを見ることで運転者の注意を喚起することができ
る。しかし、従来のナビゲーション装置1は、すべての
情報を視覚を通じて運転者に提供する構成であるため、
地図情報を読み取る余裕があるのは、通常は交差点で一
時停止したときなどの僅かな時間に限られてしまい、従
って多くの場合、現在地とその周辺の道路接続を除いて
は短時間で読み取れないのが普通である。また、運転中
に前方注視を妨げるような情報検索は、事故に結び付く
危険性が高いために、交通安全に配慮して過剰な情報提
供はむしろ謹むような傾向にある。従って、運転者の注
意をできるだけ逸らさずに現在地確認や目的地誘導がで
きるのが理想であるが、従来のナビゲーション装置1
は、地図上に重ね書き表示されたマークを運転者が自ら
の目で確認しなければならず、またマークを視認しても
登録マークや代替マークの意味するところを思い出せな
い場合は、せっかくの有益な情報もただの記号に過ぎ
ず、地図上の虫食い箇所のごとく邪魔な感じを与えるこ
とさえあるといった課題を抱えていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決したものであり、請求項1に記載の発明は、地図情
報記憶媒体から画面上に呼び出した地図上で、登録しよ
うとする任意の地点を指定する登録地点指定手段と、該
登録地点指定手段により指定された地点の位置データ
に、随意指定された音データを付して補助記憶媒体に登
録する登録手段と、該登録された地点が現在地から一定
距離圏内にあれば、前記音データを前記補助記憶媒体か
ら読み出して音として報知する報知手段とを設けたナビ
ゲーション装置であって、前記登録手段は、前記登録に
さいし複数の擬音データを画面表示し、該複数の擬音デ
ータのなかから選択された音データを登録することを特
徴とする。請求項2に記載の発明は、地図情報記憶媒体
から画面上に呼び出した地図上で、登録しようとする任
意の地点を指定する登録地点指定手段と、該登録地点指
定手段により指定された地点の位置データに、随意指定
された音データを付して補助記憶媒体に登録する登録手
段と、該登録された地点が現在地から一定距離圏内にあ
れば、前記音データを前記補助記憶媒体から読み出して
音として報知する報知手段とを設けたナビゲーション装
置であって、前記登録手段は、前記登録にさいし複数の
道案内データを画面表示し、該複数の道案内データのな
かから選択された音データを登録することを特徴とす
る。請求項3に記載の発明は、地図情報記憶媒体から画
面上に呼び出した地図上で、登録しようとする任意の地
点を指定する登録地点指定手段と、該登録地点指定手段
により指定された地点の位置データに、随意指定された
音データを付して補助記憶媒体に登録する登録手段と、
該登録された地点が現在地から一定距離圏内にあれば、
前記音データを前記補助記憶媒体から読み出して音とし
て報知する報知手段とを設けたナビゲーション装置であ
って、前記登録手段は、前記登録にさいし前記指定され
た地点に最も近い場所の文字列データを前記地図情報記
憶媒体から読み出し、音データとして登録することを特
徴とする。請求項4に記載の発明は、地図情報記憶媒体
から画面上に呼び出した地図上で、登録しようとする任
意の地点を指定する登録地点指定手段と、該登録地点指
手段により指定された地点の位置データに、随意指定
された音データを付して補助記憶媒体に登録する登録手
段と、該登録された地点が現在地から一定距離圏内にあ
れば、前記音データを前記補助記憶媒体から読み出して
音として報知する報知手段とを設けたナビゲーション装
置であって、前記報知手段は、前記音データを索引に複
数種類の音又は音声が記録された録音媒体と、現在地が
前記指定地点から一定距離圏内にあるかどうかを判断
し、該判断が肯定されたときに前記補助記憶媒体に登録
された音データを出力し、前記録音媒体に索引として与
える制御器と、前記録音媒体から読み出された音又は音
声を報知する発音器とを具備することを特徴とする。
【0007】
【作用】この発明は、地図情報記憶媒体から画面上に呼
び出した地図上で、登録しようとする任意の地点を指定
し、そのさいに指定地点の位置データに随意指定された
音データを付して補助記憶媒体に登録しておき、この登
録地点から現在地が一定距離圏内にあるときは、補助共
通媒体から登録地点に関する音データを読み出して音と
して報知することにより、視覚によらず聴覚に訴えて登
録地点に対する注意を喚起する。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例について、図1ない
し図4を参照して説明する。図1は、この発明のナビゲ
ーション装置の一実施例を示すブロック図、図2は、図
1に示したナビゲーション装置による地点登録の手順を
説明するためのフローチャート、図3は、図1に示した
ナビゲーション装置による登録地点の読み出し動作を説
明するためのフローチャートである。
【0009】図1に示すナビゲーション装置11は、ユ
ーザが指定して補助記憶媒体12に登録した地点を、車
両の現在地が登録地点の一定距離範囲内に至ったとき
に、音又は音声で表示する機能を付加したものであり、
ブロック構成上は従来のナビゲーション装置1に発音器
13を付加した点だけが異なるように見えるが、補助記
憶媒体12に音データを付した登録地点を記憶させた
り、制御器としてのCPU14の動作自体にも新規な対
応が随所に加えられている。また、地点登録に関して
は、登録地点に音データを付して登録するだけでなく、
従来と同じようにマーク登録することもでき、その場合
は登録時点で希望するマークを指定することができるよ
うになっている。
【0010】地点登録のさいに補助記憶媒体12に登録
される情報としては、音番号を含むマーク/音番号と、
登録地点の位置データ(経度データと緯度データ)と、
登録地点を一覧表示させたときに役立つよう登録地点に
最も近い場所に表示される文字列を表すマーク名称文字
列とがある。ナビゲーション研究会が定めたCD−RO
Mの記録フォーマットでは、文字記号データは文字記号
レイヤのなかにシフトJISコードに従って記録されて
いるため、このシフトJISコードを抽出してそのまま
マーク名称文字列として補助記憶媒体12に登録するこ
とができる。実施例に示した補助記憶媒体12は、車両
を停止してバッテリ電源からの電源供給が断たれても登
録済みのデータを保持し続けるよう、車載バッテリとは
別個の電池12aによって記憶保持動作を続ける不揮発
性メモリが用いられる。また、発音器13は、音発生回
路13aと音声合成回路13bとスピーカ13cを内蔵
しており、CPU14からの指令を受けて音発生回路1
3aや音声合成回路13bが合成した音や音声を、スピ
ーカ13cが発音報知する。
【0011】以下、まず地点登録の手順を、図2に示す
フローチャートに従って説明する。
【0012】地点登録にさいしては、まず図2のステッ
プ(101)において、登録したい地点を含む地図をデ
ィスプレイ4の画面に呼び出す。次に、ステップ(10
2)において、キーボード15のメニューキー15aを
操作して画面上にメニューに呼び出し、呼び出されたメ
ニューのなかからマーク登録を選択する。これにより、
マーク登録モードが選択されるため、続くステップ(1
03)においてカーソルキー15bを使って地図を上下
又は左右にスクロールする。そして、登録したい地点が
画面中央のカーソルに重なり合ったときに、決定キー1
5cを押す。決定キー15cを押すと、画面の左半分に
マークの種類と音並びに音声を示す子画面が挿入表示さ
れる。そこで、ステップ(104)に示したように、子
画面に表示された複数の項目のなかからカーソルキー1
5bを操作して希望する項目を選択する。
【0013】この項目選択において、希望マークを選択
して決定キー15cを押した場合は、判断ステップ(1
05)に続くステップ(106)において、子画面が消
失すると同時に画面中央のカーソルの真下に選択された
マークが表示される。一方また、音の項を選択して決定
キー15cを押した場合には、ステップ(107)に示
したように、子画面の内容が音の種類を表す「ブー・ブ
ー・ブー・・・」や「ピー・ピー・ピー・・・」といっ
た擬音データの表示に切り替わり、これらの複数の擬音
のなかからカーソルキー15bを操作して希望する音を
選択し、最後に決定キー15cを押す。これにより、ス
テップ(108)において、子画面が消失すると同時に
画面中央のカーソルの真下に、登録地点が擬音により報
知されることを示す音報知マークが表示される。
【0014】また、音ではなく音声の項を選択して決定
キー15cを押した場合には、ステップ(109)に示
したように、子画面の内容が音声の種類を表す「危険で
す」や「停止して下さい」といった道案内データの表示
に切り替わり、これらの複数の道案内データのなかから
カーソルキー15bを操作して希望する音声を選択し、
最後に決定キー15cを押す。これにより、ステップ
(110)において、子画面が消失すると同時に画面中
央のカーソルの真下に、道案内音声による報知がなされ
ることを示す音声報知マークが表示される。こうして選
択されたマーク或いは音データすなわち擬音データや道
案内データは、不揮発性メモリからなる補助記憶媒体1
2に登録地点の番地データとともに書き込まれ、必要に
応じて随時読み出される。また、登録時に、登録地点に
最も近い場所の文字列が地図情報記憶媒体5から補助記
憶媒体12に取り込まれ、マーク名称文字列として上記
データとともに登録される。
【0015】一方、実際の地図表示にさいしては、まず
図3のステップ(201)においてGPS受信機2の出
力から現在地の算出を行い、ディスプレイ4の画面に現
在地とその周辺の地図が表示されるよう、続くステップ
(202)において、現在地を含む周辺地図を描画す
る。このとき、登録マークがあれば地図上に重ねて表示
される。次に、ステップ(203)において、補助記憶
媒体12に登録されている登録地点と現在地を比較し、
両者の距離が一定距離以下に縮まったときに、登録地点
に付された擬音データか又は道案内データがCPU14
によって補助記憶媒体12から読み出され、発音器13
に送り込まれる。発音器13は、擬音データについては
音発生回路13aが合成音を発生し、また道案内データ
については音声合成回路13bが合成音声を発生する。
その結果、スピーカ13cは、「ブー・ブー・ブー・・
・」や「ピー・ピー・ピー・・・」といった擬音か、又
は「危険です」や「停止して下さい」といった道案内を
発する。このため、運転者はディスプレイ4の画面を直
接見なくとも、耳で聞いて登録地点に近いことを知るこ
とができ、安全運転に必要な前方注視を続けながら、登
録地点が一定距離圏内に近づいたこと等を認識すること
ができる。
【0016】このように、上記ナビゲーション装置11
によれば、これまではユーザが選択的に追加できる追加
情報として、地図情報記憶媒体5から読み出された地図
情報上に重ねてマーク表示していた登録地点について、
マーク表示を視覚を通じて認識させるのではなく、登録
地点が現在地から一定距離圏内に至ったときに音をもっ
て聴覚に訴えることで、登録地点に対する注意を喚起す
ることができ、これにより前方注視を妨げることなく、
ユーザ自身が登録した地点に関する情報を安全かつ的確
に入手することができる。また、CPU14が現在地を
示す位置データと指定地点の位置データとを算術比較す
ることで、現在地と指定地点との関係を正確に判定する
ことができ、また音データを発音器13が音声合成して
発音させるため、音声合成チップ等を用いて様々な音声
を合成し、擬音や肉声に近い音声を発音させることで、
様々な注意喚起が可能である。
【0017】さらに、補助記憶媒体12を、書き込みと
読み出しが随時可能な不揮発性メモリで構成したので、
地図情報記憶媒体として読み出し専用メモリであるCD
−ROM等を一切の加工を施さずに使用することがで
き、また車載バッテリ電源が断たれても不揮発性メモリ
が必要なデータを保存するため、いったん登録したデー
タが消失する恐れはなく、地図情報記憶媒体5にない追
加情報を安心して登録しておくことができる。
【0018】また、単純な方法で合成できる数種類の擬
音データを、音発生回路13aを介して周期的或いは断
続的に発することで、コスト的に過大な負担を負うこと
なく聴覚に訴える地点認識が可能であり、また一方通行
や進入禁止或いは袋小路といった道路種別や速度制限や
一時停止といった交通作法、或いは崖崩れの危険や濃霧
時の点灯助言などの付帯状況等の広義の道案内データ
を、音声合成回路13bを使って合成音声により認識さ
せることもでき、視覚を通じての認識が困難な複雑な状
況についても、的確に伝達することができる。
【0019】なお、上記実施例では、登録地点に近い文
字列データを、マーク名称文字列として一覧確認のため
の参照データとして登録するようにしたが、この文字列
データを擬音データ又は道案内データと同様、実際に発
音器13から発生させるようにすれば、運転者は現在地
を付近の地名や道路名或いは施設名等からより直感的に
認識することができる。また、上記実施例では、登録地
点に擬音データや道案内データを付して登録したとき
に、ディスプレイ4の画面上に音データを付して登録し
た旨のマークが表示されるようにしたが、このマークは
ユーザの自由意志で自由に消せるか、又はユーザが望む
ときにだけ表示されるようにすることもできる。
【0020】また、上記実施例では、CPU14からの
指令を受けた音発生回路13aや音声合成回路13bが
スピーカ13cに音信号又は音声信号を供給して発音さ
せる構成としたが、図1に点線で示したように、CPU
14にCDプレーヤ16を接続し、音データを索引に複
数種類の音又は音声が記録された録音媒体例えばCD
(コンパクトディスク)からCDプレーヤ16が読み出
した音又は音声を、直接発音器13内のスピーカ13c
に送り込む構成とすることもできる。また、CDの代わ
りに地図情報記録媒体であるCD−ROMの一部を録音
媒体として利用することも可能である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、地図
情報記憶媒体から画面上に呼び出した地図上で、登録し
ようとする任意の地点を指定し、そのさいに指定地点の
位置データに随意指定された音データを付して補助記憶
媒体に登録しておき、登録地点が現在地から一定距離圏
内にあるときは、音データを補助記憶媒体から読み出し
て音として報知する構成としたから、これまではユーザ
が選択的に追加できる追加情報として、地図情報記憶媒
体から読み出された地図情報上に重ねてマーク表示して
いた登録地点について、マーク表示を視覚を通じて認識
させるのではなく、登録地点が現在地から一定距離圏内
に至ったときに音をもって聴覚に訴えることで認識させ
ることができ、これにより運転者は前方注視を守ったま
ま自らが登録した地点に関する情報を安全かつ的確に入
手することができる等の優れた効果を奏する。
【0022】また、この発明は、補助記憶媒体を、書き
込みと読み出しが随時可能な不揮発性メモリで構成した
ので、地図情報記憶媒体として読み出し専用メモリであ
るCD−ROM等を一切の加工を施さずに使用すること
ができ、また車載用のナビゲーション装置に適用した場
合には、バッテリ電源が断たれても不揮発性メモリが必
要なデータを保存するため、いったん登録したデータが
消失する恐れはなく、地図情報記憶媒体にない追加情報
を安心して登録しておくことができる等の効果を奏す
る。
【0023】さらに、この発明は、登録手段が、前記登
録にさいし複数の擬音データを画面表示し、該複数の擬
音データのなかから選択された音データを登録するよう
にしたから、単純な方法で合成できる数種類の擬音デー
タを、周期的或いは断続的に発することで、コスト的に
過大な負担を負うことなく、聴覚に訴える地点認識が可
能である等の効果を奏する。
【0024】また、この発明は、登録手段が、前記登録
にさいし複数の道案内データを画面表示し、該複数の道
案内データのなかから選択された音データを登録するよ
うにしたから、一方通行や進入禁止或いは袋小路といっ
た道路種別や、速度制限や一時停止といった交通作法、
或いは崖崩れの危険や濃霧時の点灯助言などの付帯状況
等の広義の道案内データを、合成音声により認識させる
ことができ、視覚を通じての認識が困難な複雑な状況に
ついても、的確に伝達することができる等の効果を奏す
る。
【0025】さらにまた、この発明は、登録手段が、前
記登録にさいし前記指定された地点に最も近い場所の文
字列データを地図情報記憶媒体から読み出して音データ
として登録するようにしたから、登録地点が現在地から
一定距離範囲内にあれば、その登録地点をそこに最も近
い地名等で報知することができ、これにより目的地や所
要の通過地点等を直截的に音で認識させ、音声案内によ
る現在地認識或いは目的地誘導の効果を挙げることがで
きる等の効果を奏する。
【0026】また、この発明は、報知手段に、現在地が
前記指定地点から一定距離圏内にあるかどうかを判断
し、該判断が肯定されたときに前記補助記憶媒体に登録
された音データを出力する制御器と、該制御器が出力す
る音データを合成音又は合成音声により報知する発音器
とを設けたので、制御器が現在地を示す位置データと登
録地点の位置データとを算術比較することで、現在地と
登録地点との関係を正確に判定することができ、また音
データを合成音又は合成音声に合成して発音させるた
め、音声合成チップ等を用いて様々な音や音声を合成
し、擬音や肉声に近い音声を発音させ、様々な注意喚起
が可能である等の効果を奏する。
【0027】さらにまた、この発明は、報知手段を、前
記音データを索引に複数種類の音又は音声が記録された
録音媒体と、現在地が前記指定地点から一定距離圏内に
あるかどうかを判断し、該判断が肯定されたときに前記
補助記憶媒体に登録された音データを出力し、前記録音
媒体に索引として与える制御器と、前記録音媒体から読
み出された音又は音声を報知する発音器とから構成する
ことにより、例えばCD(コンパクトディスク)やCD
−ROM等の録音媒体から、音データを索引に読み出し
た擬音や道案内等を、直接発音器内のスピーカに送り込
んで発音報知させることができ、さらに地図情報を記録
したCD−ROMに音や音声を併せ記録しておくこと
で、装置構成の高度化と簡素化が同時に可能である等の
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のナビゲーション装置の一実施例を示
すブロック図である。
【図2】図1に示したナビゲーション装置による地点登
録の手順を説明するためのフローチャートである。
【図3】図1に示したナビゲーション装置による登録地
点の読み出し動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図4】従来のナビゲーション装置の一例を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
2 GPS受信機 4 ディスプレイ 5 地図情報記憶媒体 11 ナビゲーション装置 12 補助記憶媒体 13 発音器(報知手段) 14 CPU(登録手段,報知手段,制御器) 15 キーボード(登録地点指定手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 21/00 G08G 1/0962 - 1/0969 G09B 29/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地図情報記憶媒体から画面上に呼び出し
    た地図上で、登録しようとする任意の地点を指定する登
    録地点指定手段と、該登録地点指定手段により指定され
    た地点の位置データに、随意指定された音データを付し
    て補助記憶媒体に登録する登録手段と、該登録された地
    点が現在地から一定距離圏内にあれば、前記音データを
    前記補助記憶媒体から読み出して音として報知する報知
    手段とを設けたナビゲーション装置であって、 前記登録手段は、前記登録にさいし複数の擬音データを
    画面表示し、該複数の擬音データのなかから選択された
    音データを登録することを特徴とするナビゲーション装
    置。
  2. 【請求項2】 地図情報記憶媒体から画面上に呼び出し
    た地図上で、登録しようとする任意の地点を指定する登
    録地点指定手段と、該登録地点指定手段により指定され
    た地点の位置データに、随意指定された音データを付し
    て補助記憶媒体に登録する登録手段と、該登録された地
    点が現在地から一定距離圏内にあれば、前記音データを
    前記補助記憶媒体から読み出して音として報知する報知
    手段とを設けたナビゲーション装置であって、 前記登録手段は、前記登録にさいし複数の道案内データ
    を画面表示し、該複数の道案内データのなかから選択さ
    れた音データを登録することを特徴とするナビゲーショ
    ン装置。
  3. 【請求項3】 地図情報記憶媒体から画面上に呼び出し
    た地図上で、登録しようとする任意の地点を指定する登
    録地点指定手段と、該登録地点指定手段により指定され
    た地点の位置データに、随意指定された音データを付し
    て補助記憶媒体に登録する登録手段と、該登録された地
    点が現在地から一定距離圏内にあれば、前記音データを
    前記補助記憶媒体から読み出して音として報知する報知
    手段とを設けたナビゲーション装置であって、 前記登録手段は、前記登録にさいし前記指定された地点
    に最も近い場所の文字列データを前記地図情報記憶媒体
    から読み出し、音データとして登録することを特徴とす
    るナビゲーション装置。
  4. 【請求項4】 地図情報記憶媒体から画面上に呼び出し
    た地図上で、登録し ようとする任意の地点を指定する登
    録地点指定手段と、該登録地点指定手段により指定され
    た地点の位置データに、随意指定された音データを付し
    て補助記憶媒体に登録する登録手段と、該登録された地
    点が現在地から一定距離圏内にあれば、前記音データを
    前記補助記憶媒体から読み出して音として報知する報知
    手段とを設けたナビゲーション装置であって、 前記報知手段は、前記音データを索引に複数種類の音又
    は音声が記録された録音媒体と、現在地が前記指定地点
    から一定距離圏内にあるかどうかを判断し、該判断が肯
    定されたときに前記補助記憶媒体に登録された音データ
    を出力し、前記録音媒体に索引として与える制御器と、
    前記録音媒体から読み出された音又は音声を報知する発
    音器とを具備することを特徴とするナビゲーション装
    置。
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