JP2002206942A - 地図表示装置および地図表示制御プログラム - Google Patents

地図表示装置および地図表示制御プログラム

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JP2002206942A
JP2002206942A JP2001004245A JP2001004245A JP2002206942A JP 2002206942 A JP2002206942 A JP 2002206942A JP 2001004245 A JP2001004245 A JP 2001004245A JP 2001004245 A JP2001004245 A JP 2001004245A JP 2002206942 A JP2002206942 A JP 2002206942A
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JP2001004245A
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Hideaki Hirano
英明 平野
Nobuhiko Kimura
信彦 木村
Takayuki Hiroi
隆行 廣井
Takayuki Yuasa
隆行 湯浅
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Xanavi Informatics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車両が登録地に所定の方向から近づいたときに
のみ、アラーム音を鳴らす 【解決手段】カーナビゲーション装置において、車両の
位置と登録地との位置を算出し、さらに、車両が許容の
方向から登録地に近づいてきているかを判定し、許容角
度範囲内の方向から近づいてきたときにのみ、アラーム
音を鳴らすようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地図を表示する地
図表示装置およびその制御プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】車両位置周辺の道路地図を表示する機
能、出発地から目的地までの推奨経路を演算する機能、
演算された推奨経路に基づいて経路誘導を行う機能など
を兼ね備えたカーナビゲーション装置が知られている。
このカーナビゲーション装置は、自車両が事前に設定さ
れている登録地に近づくと、アラームや音声にて運転手
に知らせる機能を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のカーナ
ビゲーション装置では、登録地と自車両との距離が所定
の範囲内であれば常にアラームを発し、自車両が登録地
にある方向から近づいたときにのみアラームを発するよ
うにすることはできなかった。この場合、例えば、一方
通行の道路が登録地として設定されているときに、一方
通行の進入禁止側から近づいたときにアラーム音を鳴ら
すだけでなく、進入可能側から近づいたときにもアラー
ム音を鳴らすという問題が生じていた。
【0004】本発明の目的は、登録地に所定の方向から
近づいたときにのみアラーム音を鳴らす地図表示装置を
提供することにある。さらに、上記地図表示装置を制御
するプログラムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図1
を参照して本発明を説明する。 (1)請求項1の発明は、自車両の現在地を検出する現
在地検出装置1と、地図データと現在地検出装置1で検
出された現在地とに基づき道路案内の制御を行う制御装
置3と、予め登録をした登録地と自車両の現在地との距
離が所定の範囲内になればアラーム音を鳴らす警告装置
9とを備えた地図表示装置において、警告装置9は、自
車両が登録地に所定の方向から近づいたときにのみアラ
ーム音を鳴らすことにより、上記目的を達成する。 (2)請求項2の発明は、請求項1の地図表示装置にお
いて、所定の方向を設定する設定装置3とをさらに備え
ることを特徴とする。 (3)請求項3の発明は、請求項1または2の地図表示
装置において、所定の方向は所定の許容角度範囲を有
し、警告装置9は、自車両が登録地に所定の許容角度範
囲の方向から近づいたときにのみアラーム音を鳴らすこ
とを特徴とする。 (4)請求項4の発明は、自車両の現在地を検出する現
在地検出手順と、地図データと現在地検出手順で検出さ
れた現在地とに基づき道路案内の制御を行う制御手順
と、予め登録をした登録地と自車両の現在地との距離が
所定の範囲内になればアラーム音を鳴らす警告手順とを
実行させるための地図表示制御プログラムに適用され、
警告手順は、自車両が登録地に所定の方向から近づいた
ときにのみアラーム音を鳴らすことを特徴とする。 (5)請求項5の発明は、請求項4の地図表示制御プロ
グラムにおいて、所定の方向を設定する設定手順とをさ
らに備えることを特徴とする。 (6)請求項6の発明は、請求項4または5の地図表示
制御プログラムにおいて、所定の方向は所定の許容角度
範囲を有し、警告手順は、自車両が登録地に所定の許容
角度範囲の方向から近づいたときにのみアラーム音を鳴
らすことを特徴とする地図表示制御プログラム。
【0006】なお、上記課題を解決するための手段の項
では、本発明をわかりやすく説明するために実施の形態
の図1と対応づけたが、これにより本発明が実施の形態
に限定されるものではない。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施の形態であ
るカーナビゲーション装置のブロック図である。カーナ
ビゲーション装置は、車両の走行に関する情報を提示す
る機能、具体的には、車両位置周辺の道路地図を表示す
る機能、出発地から目的地までの推奨経路を演算する機
能、演算された推奨経路に基づいて経路誘導を行う機能
などを兼ね備えている。いわゆるナビゲーションあるい
は道路案内などを行う装置である。
【0008】図1において、現在地検出装置1は、車両
の現在地を検出する装置であり、例えば車両の進行方位
を検出する方位センサ1a、車速を検出する車速センサ
1b、GPS(Global Positioning System)衛星から
のGPS信号を検出するGPSセンサ1c等から成る。
地図記憶メモリ2は、道路地図データを格納するメモリ
であり、道路地図データが格納された記録媒体であるC
D−ROMおよびその読み出し装置から成る。記録媒体
はCD−ROMに限定されず、磁気テープやDVDやそ
の他のあらゆる記録媒体であってもよい。
【0009】制御回路3は、装置全体を制御する回路で
あり、マイクロプロセッサおよびその周辺回路から成
る。制御回路3は、RAM13を作業エリアとしてRO
M12に格納された制御プログラムを実行して後述する
各種の制御を行う。入力装置4は、車両の目的地等を入
力する各種スイッチを有するものである。カーソルの移
動や画面のスクロールを指示するジョイスティックを含
む。なお、入力装置4をリモコン方式としてもよい。ま
た、画面内にタッチパネルスイッチを設けてもよい。
【0010】画像メモリ7は、表示モニタ8に表示する
ための画像データを格納するものであり、この画像デー
タは道路地図描画用データや各種の図形データなどから
作成される。画像メモリ7に格納された画像データは適
宜読み出されて表示モニタ8に表示される。制御回路3
は、表示モニタ8への表示用信号の出力装置として機能
する。スピーカー9は、制御回路3からの信号を受信し
てアラームを鳴らす装置である。
【0011】このように構成されるカーナビゲーション
装置は、現在地検出装置1により取得した自車位置情報
および地図記憶メモリ2に格納されている道路地図デー
タに基づき各種のナビゲーションを行う。例えば、自車
位置近辺の道路地図および自車位置マークを表示モニタ
8に表示し、経路探索によって得られた経路に沿ってド
ライバーを誘導する。
【0012】以下では、初めに、本発明によるカーナビ
ゲーション装置において、登録地に所定の方向から近づ
いたときにアラームを鳴らす設定を操作者が行うための
手順について、表示モニタ8に表示される設定画面を用
いた遷移図にて説明し、その後、制御回路3にて行われ
る制御プログラムについてフローチャートを用いて詳し
く説明する。
【0013】図2(a)は、表示モニタ8の画面上部に
表示されている「行き先の設定」101、「ルートの確
認」102、「登録する」103、「情報を見る」10
4、「各種設定」105の5つのメニュー項目から「行
き先の設定」101を選択して決定することにより、行
き先設定の初期メニュー画面が表示された図である。画
面項目の選択、決定は、入力装置4の一部であるジョイ
スティックを使用して行う。ジョイスティック4を左
右、上下、斜めに倒すことによりフォーカス(項目の強
調表示)を移動させ、ジョイスティック4の上面にある
プッシュスイッチ(不図示)を押すことにより移動した
フォーカス上の項目が決定される。すなわち、各項目
は、タッチパネル上で選択ボタンとして機能する。
【0014】図2(a)の「行き先設定」の初期メニュ
ーから「周辺施設から」106を選択して決定すると、
画面は図2(b)の表示に移る。図2(b)では、施設
名称として「ゴルフ場」201、「レジャー・文化・ス
ポーツ」202、「宿泊施設」203、「公共施設」2
04、「駅」205が表示されている。ここで、「ゴル
フ場」201を選択して決定すると、画面は図2(c)
の表示に移る。
【0015】図2(c)では、画面右半分の領域に、現
在地を中心として検索された複数のゴルフ場から5個の
ゴルフ場名がリスト表示(一覧表示)される。画面左半
分の領域には、リスト表示された5個のゴルフ場の位置
を示す地図が表示される。表示された地図上には、リス
ト表示のゴルフ場の位置が分かるように黒塗りの星印が
表示される。
【0016】ゴルフ場のリスト表示は、最初、現在地か
らの距離の順にソートされて表示される。各項目には、
ゴルフ場名と現在地からの距離が示されている。例え
ば、項目301は、ゴルフ場名として「xxxカント
リ」、距離として「200m」が表示されている。リス
ト表示上にフォーカスがあるときにジョイスティック4
を上下に倒すと、フォーカスがリスト表示上を上下に移
動する。フォーカスがリスト表示の一番上301にある
ときに、さらに、ジョイスティック4を上に倒すとリス
ト表示が1画面分(5個の表示分)上にスクロールす
る。逆に、フォーカスがリスト表示の一番下302にあ
るときに、さらに、ジョイスティック4を下に倒すとリ
スト表示が1画面分(5個の表示分)下にスクロールす
る。ただし、リスト表示がすでに最上段、あるいは最下
段にある場合は、その方向へのスクロールはされない。
【0017】図2(c)のリスト表示の中から一つのゴ
ルフ場を選択して決定すると、選択決定されたゴルフ場
が登録地として決定され、画面は図3(a)に移る。図
3(a)では、選択された登録地が一覧表示されてい
る。図3(a)の最下部に表示されている「登録できま
す」の部分には、さらに登録地を追加することができ
る。
【0018】図3(a)のリスト表示の中から一つの登
録地を選択して決定すると、図3(b)に移る。図3
(b)では、選択された登録地を含む周辺地図が画面に
表示される。図3(b)の星印は選択された登録地を示
すものであり、図の右側は例えば、登録地の名称や電話
番号を変更したり、星印で表されている登録地のマーク
を別のマークに変更するためのメニュー画面である。こ
こでは、メニュー画面のうち、本発明と直接関係のある
「アラーム音変更」400を選択したときに実行される
機能について取りあげることにし、それ以外の「登録地
の名称・電話番号を変更する」機能等についての個々の
詳しい説明はここでは省略する。
【0019】操作者が図3(b)のメニュー画面の中か
ら、「アラーム音変更」400を選択して決定すると、
図3(c)移る。図3(c)の左側には、アラーム音や
音声の一覧が画面に表示される。画面を拡大したものを
図5に示す。図5には、上から「OFF」401、「メ
ロディー音」402、「チェックポイントです」40
3、「お疲れ様でした」404、「休憩地点です」40
5の5つの項目が表示されている。「OFF」401を
選択すると、アラーム音を鳴らないように設定すること
ができ、「メロディー音」402を選択すると、登録地
に近づいたときにメロディー音を鳴らすことができる。
「チェックポイントです」403、「お疲れ様でした」
404、「休憩地点です」405等は、これらの言葉を
音声にて知らせるものである。この場合も、1画面上に
表示できるリストの数は限られており、表示された画面
上のリストの中に所望のものが無ければ、ジョイスティ
ックを用いて画面を上下にスクロールさせて、所望のも
のを表示して選択する。
【0020】アラーム音の選択、決定を行うと、次に登
録地に近づく方向を設定する。図3(c)の画面の中か
ら、アラーム音や音声を表示しているリストの右隣に表
示されている「方向を指定」501を選択し、確定する
と、図4(a)に示す画面が表示される。図4(a)
は、登録地周辺の拡大図であり、図の中央に表示されて
いる直線の矢印601を用いて登録地に近づく方向を指
定する。この矢印601は、図4(a)の画面が表示さ
れた時は、北方向を向いている。矢印601の右側に表
示されており、時計回りの弧を描く矢印が表示されてい
るボタン602を選択すると、直線の矢印601は時計
回りの向きに回転し、矢印601の左側に表示されてお
り、反時計回りの弧を描く矢印が表示されているボタン
603を選択すると、直線の矢印601は反時計回りの
向きに回転する。これら二つのボタン602,603を
用いて、方向を指定する矢印601を所望の向きに回転
させて、登録地に近づく方向を設定し、設定された方向
から車両が近づいたときにのみアラーム音を鳴らすもの
とする。
【0021】図4(a)の画面にて、方向を指定する矢
印601を所望の方向に向けて確定すると、図4(b)
の画面が表示される。アラーム音を選択し、アラーム音
を鳴らすための登録地に近づく方向の設定が終了してい
れば、確定して、図4(c)の画面に移る。図4(c)
の画面では、アラーム音の方向指定解除をすることがで
き、方向指定解除を確定すると、図4(a)の画面に戻
る。図4(a)の画面にて、アラームを鳴らす方向を指
定し直すことができる。アラーム音を鳴らしたくないと
きには、図3(c)の画面に戻って、アラーム音の一覧
表示の中から「OFF」401を選択すればよい。アラ
ーム音の方向指定解除が必要でなければ、図4(c)の
画面の中から、「方向を指定」501の右隣に表示され
ている「終了」502を選択し、確定する。
【0022】以上の説明では、操作者がリスト表示され
ている登録地の中から所望の登録地を選択した後、アラ
ーム音を選択し、車両が所定の方向から登録地に近づい
たときにアラーム音を鳴らすための、車両が近づく方向
を指定するまでの手順について、表示モニタ8に表示さ
れる画面を用いて説明した。本発明は、上述した操作手
順、および、操作画面に限定されることはなく、例え
ば、登録地を選択する前にアラーム音を選択してもよい
し、登録地の選択と、アラーム音を鳴らす方向を設定し
た後に、アラーム音の選択を行っても良い。
【0023】図6は、図2〜図4の遷移図の制御手順を
フローチャートで表したものであり、車両がある方向か
ら登録地に近づいたときにアラーム音を鳴らすための設
定を操作者が行うことができるようにした制御手順を示
すものである。これらは、制御回路3が、ROM12に
格納されている制御プログラムを実行して行われる。な
お、これらの制御は、車両停止時に行われるものであ
り、車両走行時には行われない。以下、このフローチャ
ートの手順に従って説明する。
【0024】ステップS1では、操作者が「行き先の設
定」を選択して確定することにより、登録地の一覧表示
を行い、ステップS2に進む。ステップS2では、登録
地の一覧表示(図2(c)参照)の中から登録地が選択
されたかを判定する。登録地が選択されれば、ステップ
S3に進み、選択されていなければ、選択されるまで待
機する。
【0025】ステップS3では、編集画面を表示する
(図3(b)参照)。編集画面では、登録地の名称や電
話番号の変更、アラーム音の変更、登録地の編集の終了
等を行う画面に切り替えるためのボタンが表示されてい
る。ステップS4では、終了ボタンが選択されたかを判
定する。終了ボタンが選択された時は、登録地の編集は
終了する。終了ボタンが選択されていなければ、ステッ
プS5に進む。
【0026】ステップS5では、アラーム音設定ボタン
が選択されたかを判定する。選択されれば、ステップS
6に進む。選択されなければ、ステップS3に戻る。ス
テップS6では、アラーム音の一覧表示を行い(図5参
照)、ステップS7に進む。ステップS7では、一覧表
示されたアラーム音の中から鳴らしたいアラーム音が選
択されたかを判定する。選択されればステップS8に進
む。選択されなければ、選択されるまで待機する。
【0027】ステップS8では、方向指示ボタンが選択
されたかを判定する。選択されれば、ステップS9に進
み、選択されなければ、ステップS3に戻る。ステップ
S9では、登録地点を中心とする地図を表示し、登録地
点の上に方位設定用の矢印を表示し(図4(a)参
照)、ステップS10に進む。この地図の縮尺は、登録
地の周辺が十分に把握できる程度のものとする。
【0028】ステップS10では、方位設定用の矢印が
所望の方向に設定されたかを判定する。方向の設定は、
操作者が矢印を回転させて行うが、アラーム音を鳴らす
方位を入力装置4から入力させるようにしてもよい。こ
の方位は、東を基準として計算を行い、登録地情報に設
定する。すなわち、矢印の回転方向を、東を0度として
360度の回転角で計算を行う。入力装置4による場合
は、角度を入力すればよい。また、アラーム音を鳴らす
ための設定を、車両が近づいてくる方向だけではなく、
その方向を中心とする所定の範囲を定めるようにしても
よい。例えば、車両が登録地に北を中心とする±20度
の範囲内の方向(図7参照)から近づいてきたときにア
ラーム音を鳴らすようにするものである。この場合は、
アラーム音を鳴らす方向と角度を入力させるようにす
る。ステップS10で、方向が設定されれば、ステップ
S11に進む。ステップS11では、終了ボタンが選択
されたかを判定する。選択されれば、アラーム音を鳴ら
すための設定は終了し、選択されなければステップS9
に戻る。
【0029】図8は、車両が登録地に所定の方向から近
づいたときに、アラーム音を鳴らす制御を行う手順を示
すフローチャートである。これらの制御は、車両走行中
に制御回路3にて行われるものであり、以下、このフロ
ーチャートの手順に従って説明する。この手順も、制御
回路3が、ROM12に格納されている制御プログラム
を実行することにより実現される。
【0030】ステップS101では、自車位置の更新を
行う。これは、現在地検出装置1によって行われ、この
情報は制御回路3に送られる。自車位置の更新が行われ
ればステップS102に進む。ステップS102では、
表示モニタ8に表示されている地図上に登録地があるか
を判定する。地図の縮尺は、制御回路3により適切な値
に設定されているが、操作者が手動にて任意の値に設定
することもできる。登録地があると判定されればステッ
プS103に進む。ないと判定されれば、ステップS1
01に戻る。
【0031】S103ではアラーム音を鳴らす設定が行
われているかを判定する。アラーム音の設定の説明は、
図2〜図4及び図6を用いて行ったので、ここでは省略
する。アラーム音を鳴らす設定が行われていれば、ステ
ップS104に進む。行われていなければ、ステップS
101に戻る。
【0032】ステップS104では、登録地と自車位置
との距離を算出する。距離の算出が行われれば、ステッ
プS105に進む。ステップS105では、登録地と自
車位置との距離が所定の距離範囲内にあるかを判定す
る。所定の距離は、予め設定されている距離(例えば3
00m)を用いてもよいし、操作者が入力できるように
してもよい。所定の距離範囲内にあると判定されたとき
は、ステップS106に進む。所定の距離範囲内にない
と判定されたときは、ステップS101に戻る。
【0033】ステップS106では、アラーム音を鳴ら
す方向が設定されているかを判定する。設定されていれ
ばステップS107に進む。設定されていなければ、ス
テップS101に戻る。
【0034】ステップS107では、設定されている範
囲内の方向から、車両が登録地に近づいてきているかを
判定する。車両が所定の範囲内の方向から近づいてくれ
ば、アラーム音を鳴らす条件が全て満たされていると判
断して、ステップS108に進む。範囲内になければス
テップS101に戻る。
【0035】ステップS108では、設定されているア
ラーム音を鳴らす。車両が所定の範囲内にいる間は、ア
ラーム音を鳴らし続けることもできるし、一定の間だけ
鳴らすようにしてもよい。また、アラーム音の設定の際
に、「チェックポイントです」等の音声を選択した場合
は、選択した音声を所定の回数(例えば、2回)流すよ
うにしてもよい。
【0036】以上のようにして、許容角度範囲の方向か
ら車両が登録地に近づいたときにのみ、アラーム音を鳴
らすことができるので、よりユーザーのニーズに沿った
カーナビゲーション装置を提供することができる。例え
ば、一方通行の進入禁止側から自車両が進入しようとし
たときにのみアラーム音を鳴らすことができる。また、
中央分離帯の存在する道路の走行車線側の道路沿いにあ
る店に、走行車線側から近づいたときにのみアラーム音
を鳴らすように設定しておき、反対車線側から近づいた
ときにはアラーム音を鳴らさないようにすることもでき
る。これにより、高速道路を走行する際、往路の途中に
あるサービスエリアを登録地として設定した時に、復路
には中央分離帯があるために立ち寄ることができないの
にアラーム音が鳴ってしまうというわずらわしさから解
放される。
【0037】なお、上記の実施形態では、カーナビゲー
ション装置の例で説明をしたが、この内容に限定する必
要はない。携帯用のナビゲーション装置や、ナビゲーシ
ョンとして使用するPDAにも本発明は適用できる。例
えば、携帯用ナビゲーション装置を携帯している人が、
所定の範囲の方向から登録地に近づいたときにのみ、ア
ラーム音を鳴らすことができる。
【0038】また、上記の実施形態では、カーナビゲー
ション装置の制御回路3が実行する制御プログラムはR
OM12に格納されている例で説明をしたが、この内容
に限定する必要はない。制御プログラムやそのインスト
ールプログラムをCD−ROM14などの記録媒体で提
供してもよい。
【0039】さらに、それらのプログラムをインターネ
ットなどに代表される通信回線などの伝送媒体を介して
提供することも可能である。すなわち、プログラムを、
伝送媒体を搬送する搬送波上の信号に変換して送信する
ことも可能である。図6はその様子を示す図である。カ
ーナビゲーション装置21は上記に説明したカーナビゲ
ーション装置であり、通信回線22との接続機能を有す
る。コンピュータ23はカーナビゲーション装置21用
の制御プログラムを提供するサーバーコンピュータであ
り、そのプログラムが格納されている。通信回線22
は、インターネット、パソコン通信などの通信回線、あ
るいは専用通信回線などである。通信回線202は、電
話回線や携帯電話などの無線電話回線などを含む。
【0040】なお、上述の制御プログラムをパソコン上
で実行させてカーナビゲーション装置を実現するように
してもよい。その場合、現在地検出装置1などはパソコ
ンの所定のI/Oポートなどに接続するようにすればよ
い。
【0041】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、次のような効果を奏する。 (1)請求項1、4の発明は、自車両が登録地に所定の
方向から近づいたときにのみアラーム音を鳴らすことが
できるため、ユーザーが望む場合にのみアラーム音を鳴
らすことができ、不必要にアラーム音が鳴るというわず
らわしさから解放される。 (2)請求項2、5の発明は、所定の方向をユーザーが
自由に設定できるので、よりユーザーのニーズに沿った
地図表示装置および地図表示制御プログラムを提供する
ことができる。 (3)請求項3、6の発明は、一方向だけではなく、所
定の許容角度を持つ範囲の方向から自車両が登録地に近
づいたときにアラーム音を鳴らすことができるため、よ
りユーザーのニーズに沿った地図表示装置および地図表
示制御プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるカーナビゲーショ
ン装置のブロック図
【図2】アラーム音を設定するための操作手順を示す画
面の遷移図
【図3】アラーム音を設定するための操作手順を示す画
面の遷移図
【図4】アラーム音を設定するための操作手順を示す画
面の遷移図
【図5】アラーム音を一覧表示した図
【図6】アラーム音を鳴らすための設定を操作者に行わ
せる制御手順を示すフローチャート
【図7】アラーム音を鳴らす範囲を設定した一例を示す
【図8】アラーム音を鳴らす制御手順を示すフローチャ
ート
【図9】プログラムを伝送媒体を介して提供する様子を
示す図
【符号の説明】
1 現在地検出装置 2 地図記憶メモリ 3 制御回路 4 入力装置 7 画像メモリ 8 表示モニタ 9 スピーカー 12 ROM 13 RAM 14 CD−ROM 21 カーナビゲーション装置 22 通信回線 23 コンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 廣井 隆行 神奈川県横浜市西区みなとみらい2−2− 1横浜ランドマークタワー30階 株式会社 ハイシステム二十一内 (72)発明者 湯浅 隆行 神奈川県横浜市中区尾上町6丁目81番地 日立ソフトウエアエンジニアリング株式会 社内 Fターム(参考) 2C032 HB06 HB22 HC08 HC31 HD03 HD11 HD16 2F029 AA02 AB07 AB13 AC02 AC09 AC18 5H180 AA01 BB13 CC12 FF05 FF22 FF25 FF32

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地図データと自車両の現在地とに基づき道
    路案内の制御を行う制御装置と、 予め登録をした登録地と前記自車両の現在地との距離が
    所定の範囲内になればアラーム音を鳴らす警告装置とを
    備えた地図表示装置において、 前記警告装置は、前記自車両が前記登録地に所定の方向
    から近づいたときにのみアラーム音を鳴らすことを特徴
    とする地図表示装置。
  2. 【請求項2】請求項1の地図表示装置において、 前記所定の方向を設定する設定装置をさらに備えること
    を特徴とする地図表示装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2の地図表示装置におい
    て、 前記所定の方向は所定の許容角度範囲を有し、 前記警告装置は、前記自車両が前記登録地に前記所定の
    許容角度範囲の方向から近づいたときにのみアラーム音
    を鳴らすことを特徴とする地図表示装置。
  4. 【請求項4】自車両の現在地を検出する現在地検出手順
    と、 地図データと前記現在地検出装置で検出された現在地と
    に基づき道路案内の制御を行う制御手順と、 予め登録をした登録地と前記自車両の現在地との距離が
    所定の範囲内になればアラーム音を鳴らす警告手順とを
    実行させるための地図表示制御プログラムにおいて、 前記警告手順は、前記自車両が前記登録地に所定の方向
    から近づいたときにのみアラーム音を鳴らすことを特徴
    とする地図表示制御プログラム。
  5. 【請求項5】請求項4の地図表示制御プログラムにおい
    て、 前記所定の方向を設定する設定手順をさらに備えること
    を特徴とする地図表示制御プログラム。
  6. 【請求項6】請求項4または5の地図表示制御プログラ
    ムにおいて、 前記所定の方向は所定の許容角度範囲を有し、 前記警告手順は、前記自車両が前記登録地に前記所定の
    許容角度範囲の方向から近づいたときにのみアラーム音
    を鳴らすことを特徴とする地図表示制御プログラム。
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