JP3170887B2 - ターボチャージャの軸受ハウジング - Google Patents
ターボチャージャの軸受ハウジングInfo
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
あるターボチャージャの軸受ハウジングに関するもので
ある。
は、図3及び図4の(イ)(ロ)に一例を示す如く、タ
ービンハウジング1とコンプレッサハウジング2とを軸
受ハウジング3を介して一体構造とし、タービンハウジ
ング1内のタービンホイール4とコンプレッサハウジン
グ2内のコンプレッサホイール5とを、軸受ハウジング
3内にてジャーナル軸受により回転自在に支持されたタ
ービン軸6によって連結し、エンジンの排気によってタ
ービンホイール4を回転させることによりタービン軸6
を介してコンプレッサホイール5を回転させ、吸気を圧
縮してエンジンに給気するようにしてある。
高速回転するので、ジャーナル軸受部を潤滑させる必要
があり、そのため、従来は、軸受ハウジング3のタービ
ン軸貫通部7の軸方向両端部に、径方向に給油孔8を有
するフローティングメタル9を上記のジャーナル軸受と
して回転自在に嵌入して、軸受ハウジング3に設けた給
油路10を経て供給された潤滑油がフローティングメタ
ル9の内外周面に導かれるようにしてある。11はリテ
ーニングリング、12はスラストブッシュ、13はスラ
ストメタルを示す。
グ3は、タービンハウジング1に対する境界部付近が高
温になるので、タービン側の端部内周に、下方部の排油
口16と通ずる冷却ジャケット14を形成し、該冷却ジ
ャケット14に、上記給油路10から分岐させた油噴出
孔15を開口させ、給油路10から供給される潤滑油の
一部を、上記油噴出孔15を通し冷却ジャケット14へ
供給して軸受ハウジング3のタービン側端部を冷却させ
られるようにしてある。更に、上記タービン側フローテ
ィングメタル9を潤滑した後の潤滑油の排出流路を確保
するために、タービン軸6のタービン側段付部6aの外
周部に位置する冷却ジャケット形成用内周壁14aの下
端部に開口14bを設け、タービン側フローティングメ
タル9を潤滑した後の潤滑油が上記開口14bを通り抜
けて排油口16へ導かれるようにすると共に、上記冷却
ジャケット14に供給された潤滑油が上記開口16付近
を通過して、同様に排油口16へ導かれるようにしてあ
る。
aに対する軸受ハウジング3のタービン側シール部を示
す。
ターボチャージャの軸受ハウジング3の場合、内部に送
り込まれる潤滑油の量が多いと、たとえば、エンジンが
高速運転されているときに、冷却ジャケット14を通っ
て排出されるべき冷却用潤滑油が、冷却ジャケット形成
用内周壁14aの下端部の開口14bから冷却ジャケッ
ト形成用内周壁14a内に入り込んでしまい、そのた
め、タービン側フローティングメタル9を潤滑した後の
潤滑油と共にタービン側シール部17へ回り込み、ター
ビン側への油漏れを発生させてしまう問題がある。
に供した潤滑油のタービン側シール部への回り込みをな
くし、タービン側への油の漏れを防止することができる
ようなターボチャージャの軸受ハウジングを提供しよう
とするものである。
決するために、タービンハウジング内のタービンホイー
ルとコンプレッサハウジング内のコンプレッサホイール
とをジャーナル軸受に支持させたタービン軸により連結
し、且つ内部に導入した潤滑油を、上記タービン側及び
コンプレッサ側のジャーナル軸受と、タービン側端部内
に形成した冷却ジャケットとへ分離供給し、上記タービ
ン側のジャーナル軸受に供給した潤滑油を、冷却ジャケ
ット形成用内周壁の下端部の開口を通して排油口へ導く
と共に、上記冷却ジャケットに供給した潤滑油を、冷却
ジャケット形成用内周壁の上記開口付近を通過させて排
油口へ導くようにしてあるターボチャージャの軸受ハウ
ジングにおいて、上記冷却ジャケット形成用内周壁の下
端部に、冷却ジャケットから上記開口側への冷却用潤滑
油の流れを規制するための仕切り壁を設けてなる構成と
する。
は冷却ジャケット形成用内周壁内より下端部の開口を通
って排油口へ導かれる。一方、冷却ジャケットへ分離供
給された冷却用潤滑油は上記冷却ジャケット形成用内周
壁から仕切壁に沿って流れ、排油口へ導かれる。したが
って、冷却用潤滑油が上記開口より冷却ジャケット形成
用内周壁内に侵入することがなくなり、タービン側シー
ル部からの冷却用潤滑油の漏れを防止できることにな
る。
する。
実施例を示すもので、図3及び図4の(イ)(ロ)に示
したものと同様な構成としてあるターボチャージャの軸
受ハウジング3において、冷却ジャケット形成用内周壁
14aの下端部に設けてある開口14bの周方向端縁部
に、冷却ジャケット14から上記開口14b側への冷却
用潤滑油の流れを規制して下方部の排油口16へ導くよ
うにするための仕切り壁14cを設け、冷却用潤滑油の
上記開口14bから冷却ジャケット形成用内周壁14a
内への侵入を防止させられるようにする。
ケット14から冷却ジャケット形成用内周壁14aの開
口14b側への冷却用潤滑油の流れを規制するための仕
切り壁14cを設けたので、タービン側フローティング
メタル9に供給された潤滑油と冷却ジャケット14に供
給された冷却用潤滑油とを、上記開口14b付近で合流
させることなく分離して排油させることができる。
グ3内に送り込まれる潤滑油の量が比較的多い場合にお
いて、エンジンが高速運転を行うと、油噴出孔15より
冷却ジャケット14に分離供給された冷却用潤滑油は、
冷却ジャケット形成用内周壁14aの下端部の開口14
bから冷却ジャケット形成用内周壁14a内に入り込
み、タービン側フローティングメタル9を潤滑した後の
潤滑油と混合されてタービン側シール部17に回り込ん
でしまうという事態が生じていたが、本発明では、冷却
用潤滑油の上記開口14b側への流れを規制して排油口
16へ導くようにするための仕切り壁14cが、上記冷
却ジャケット形成用内周壁14aの開口14bの端縁部
に設けてあるため、冷却ジャケット形成用内周壁14a
内、つまり、タービン軸6のタービン側段付部6a外周
への冷却用潤滑油の侵入をなくすことができる。したが
って、冷却用潤滑油がタービン側シール部17へ回り込
むことがなくなるので、タービン側への油漏れを防止す
ることができる。
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にお
いて種々変更を加え得ることは勿論である。
ジャの軸受ハウジングによれば、タービン側ジャーナル
軸受に供給した潤滑油を、タービン側端部の冷却ジャケ
ット形成用内周壁の下端部開口を通して排油させ、又、
冷却ジャケットに供給した冷却用潤滑油を、上記開口付
近を通過させて排油させるようにしてある構成におい
て、上記冷却ジャケット形成用内周壁の下端部に、冷却
ジャケットから上記開口側への冷却用潤滑油の流れを規
制するための仕切り壁を設けたので、冷却用潤滑油の冷
却ジャケット形成用内周壁内への侵入を防止することが
できてタービン側シール部への回り込みをなくすことが
でき、タービン側への冷却用潤滑油の漏洩をなくすこと
ができる、という優れた効果を発揮する。
一実施例を示す概要図である。
矢視図、(ロ)はB方向拡大矢視図である。
ある。
大矢視図、(ロ)はD方向拡大矢視図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 タービンハウジング内のタービンホイー
ルとコンプレッサハウジング内のコンプレッサホイール
とをジャーナル軸受に支持させたタービン軸により連結
し、且つ内部に導入した潤滑油を、上記タービン側及び
コンプレッサ側のジャーナル軸受と、タービン側端部内
に形成した冷却ジャケットとへ分離供給し、上記タービ
ン側のジャーナル軸受に供給した潤滑油を、冷却ジャケ
ット形成用内周壁の下端部の開口を通して排油口へ導く
と共に、上記冷却ジャケットに供給した潤滑油を、冷却
ジャケット形成用内周壁の上記開口付近を通過させて排
油口へ導くようにしてあるターボチャージャの軸受ハウ
ジングにおいて、上記冷却ジャケット形成用内周壁の下
端部に、冷却ジャケットから上記開口側への冷却用潤滑
油の流れを規制するための仕切り壁を設けてなることを
特徴とするターボチャージャの軸受ハウジング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23887792A JP3170887B2 (ja) | 1992-08-17 | 1992-08-17 | ターボチャージャの軸受ハウジング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23887792A JP3170887B2 (ja) | 1992-08-17 | 1992-08-17 | ターボチャージャの軸受ハウジング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0666298A JPH0666298A (ja) | 1994-03-08 |
JP3170887B2 true JP3170887B2 (ja) | 2001-05-28 |
Family
ID=17036596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23887792A Expired - Fee Related JP3170887B2 (ja) | 1992-08-17 | 1992-08-17 | ターボチャージャの軸受ハウジング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3170887B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6014896B2 (ja) * | 2014-10-17 | 2016-10-26 | 隆 竹原 | 水素注入装置 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4821765B2 (ja) * | 2007-11-13 | 2011-11-24 | 株式会社Ihi | 過給機 |
JP6242833B2 (ja) * | 2015-03-23 | 2017-12-06 | 三菱重工業株式会社 | 排気タービン過給機 |
-
1992
- 1992-08-17 JP JP23887792A patent/JP3170887B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP6014896B2 (ja) * | 2014-10-17 | 2016-10-26 | 隆 竹原 | 水素注入装置 |
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JPH0666298A (ja) | 1994-03-08 |
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