JP3170371B2 - ラップフイルム収納箱 - Google Patents

ラップフイルム収納箱

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JP3170371B2 JP33990292A JP33990292A JP3170371B2 JP 3170371 B2 JP3170371 B2 JP 3170371B2 JP 33990292 A JP33990292 A JP 33990292A JP 33990292 A JP33990292 A JP 33990292A JP 3170371 B2 JP3170371 B2 JP 3170371B2
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】一般家庭等で汎用されているラッ
プフイルムの収納箱の改良技術に関する。
【0002】
【従来の技術】図4(A)、(B)に示す様な前板1、
底板2、後板3、蓋板4、脇板8、蓋板4から前板1を
覆う方向に延した掩蓋片5主体部位とする長方形の箱体
であって、内部に収納したラップフイルムの必要量を箱
体板紙にカシメ固定してある切断具Kで切断して用いる
ラップフイルムの収納箱は、例えば実開昭59−280
22号公報に記載されている。又この種の箱体には、蓋
板4から脇板8を覆う方向に延した脇掩蓋片11を有す
るものと有しないものがあり、切断具Kの位置は、底板
2と前板1との間の稜線の近傍、前板1の上側縁部、掩
蓋片5の先端縁部の各々いずれか部位板紙に、刃先が他
方縁部からはみ出す状態に取り付いているのが一般的で
ある。切断具の全体形状には、刃先を結ぶ仮想線の形状
として、例えば、直状のもの、凹形弧状のもの、凸形弧
状のもの、V形突形状のもの、台形突形状のもの等の存
在が知られている。図4はその内で、蓋板4から脇板8
を覆う方向に延した脇掩蓋片11を有する箱体の、掩蓋
片5の先端裏側に、刃先を結ぶ仮想線の形状が直状であ
る金属製鋸刃Kがカシメ固定されて取り付いている場合
のものを例示したものである。
【0003】このカシメ固定は、例えば金属薄板を金型
で鋸刃状に加工する際、鋸刃となる金属薄板の長手方向
の数ヶ所に図3(A)、(B)のイに示す様な切れ目P
を、例えば工字型、×形に入れ、その切れ目Pを図3
(A)、(B)のロに示す様な折りQで折り起こしてカ
シメ爪12を形成し、箱体になる板紙の所定の部位にそ
のカシメ爪12を貫通させ、貫通したカシメ爪12の先
端部を図3(A)、(B)のハに示す様に板紙上に広げ
て横倒し、強く押圧すると、板紙断面では図3(C)に
示す状態になり、板紙面に対し垂直な方向に鋸刃を引き
捲る時の応力で示す固定強度で、平均約1.1kg/一
対(一箇所のカシメ固定部)の値を満たす様に、強固に
カシメ固定されるのが一般的である。この際、鋸刃Kの
薄板側にはカシメ爪形成跡12’が空隙となって残るこ
とでも知られている。このカシメ爪12は、切れ目Pの
形状を、例えば図3(A)から(B)に示す様に変更す
ると、夫々二本爪から四本爪のカシメ爪12を形成する
ことができる。つまり一箇所(一対)のカシメ固定部の
爪数は切れ目の入れ方で、爪の長さは切れ目の長さで調
節できる。この種のカシメ固定は、箱体輸送時の振動や
フイルム切断時の応力で、緩んだり外れたりしない対策
に、貫通させたカシメ爪先端部を板紙上に横倒しにし、
強固に設定固定するのが一般的である。図4でカシメ爪
12として示す部分は、掩蓋片の裏面側から切断具がカ
シメ固定されているので、表面側の板紙上に横倒しに露
出しているカシメ爪の先端部が表現されている。
【0004】近来この種の収納箱には、空箱としての廃
棄時に切断具刃は安全に且つ容易に除去できる状態にし
て欲しいという市場要求がある。その対策として、実開
平4−62619号公報や実開平4−48120号公報
には、切断具の取り付いた部位板紙に、切断具の形状に
沿って切取り線で切断具を囲む形状に設けておき、廃棄
時の切断具は、この切取り線から板紙と一緒に切除する
ことを提案している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開平
4−62619号公報及び実開平4−48120号公報
の提案のものは、切断具を囲むミシン目の設置が部位板
紙の剛性・強度を低下させて、その部位に取付いた切断
具の切断性能を低下させる問題点がある。又別の問題と
して、最近、掩蓋片先端の裏面に切断具が付いた収納箱
の実用化が進んできたが、掩蓋片の表面に露出したカシ
メ爪の固定部が何らかの都合で予定外に突出していた場
合、これが指先等を傷付ける原因になることがある。こ
れは掩蓋片の先端に切断具が付いた収納箱の場合のフイ
ルムの切断時は、カシメ爪の固定部の近傍を指先で強く
押える操作が必要になってくることに由来する。本発明
の目的の第一は、実用時の切断には支障はきたさない
で、指先等を傷付ける危険性のないカシメ爪の固定部を
有した切断具付の収納箱を提供することであり、第二
は、、廃棄時にはカシメ固定部を板紙から離脱させて切
断具を除去することを可能にした切断具付の収納箱を提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するための構成として、前板1、底板2、後板3、蓋
板4、脇板8、蓋板4から前板1を覆う方向に延した掩
蓋片5を主体部位とする長方形の箱体であって、内部に
収納したラップフィルムの必要量を箱体の掩蓋片5先端
の裏面に、板紙にカシメ固定してある切断具Kで切断し
て用いるラップフィルムの収納箱において、上記切断具
Kを固定しているカシメ固定部分のいくつかは、カシメ
爪12の先端折曲げを掩蓋片の表面に露出させることな
く板紙内部にとどめたカシメ固定であることを特徴とす
る。図1(A)、(B)、(C)は、本発明の実施例の
図である。図1(A)は、箱体での状態を示す斜視模式
図、図1(B)は、図(A)の鋸歯の固定状態を掩蓋片
表面側から示した平面模式図、図1(C)は、図(B)
の裏面側を示す平面模式図である。
【0007】図1(A)において、本発明の収納箱とし
ての構成は、前板1、底板2、後板3、蓋板4、脇板
8、蓋板4から前板1を覆う方向に延した掩蓋片5を主
体部位とする長方形の箱体で、内部に収納したラップフ
イルムの必要量を引き出し、箱体に固定してある切断具
Kで切断して用いるラップフイルムの収納箱である。具
体例として、蓋板4から脇板8を覆う方向に延出した脇
掩蓋片11を有し、切断具は、全体形状が直状の金属製
鋸刃Kが、掩蓋片5の先端縁部の裏面側にカシメ爪12
によってカシメ固定されている場合のものを示してい
る。この種の箱体は、掩蓋片5の先にある封止片6の裏
面と前板1の表面とが局部接合部9で貼合して封止され
ているので、例えば、封止片6を切り取り線10で切り
離しながらめくり上げて取り除くと、箱体が開封して内
容物の取り出しが出来るようになっている。
【0008】本発明が従来品と相違する点は、図1
(A)に示す通り、金属製鋸刃Kを固定しているカシメ
爪12(先端の折曲げた部分)が、掩蓋片5の先端縁部
の表面側に露出していないことである。これは切断具K
を固定しているカシメ固定箇所の全てが、カシメ爪12
の先端折曲げを板紙表面の内側(板紙厚みの領域内)に
とどめたカシメ固定であることによる。即ち、切断具の
固定状態を、掩蓋片5の裏面側[図1(C)]で見る
と、切断具長手方向20箇所(20対)に図3(B)状
をしたカシメ爪形成跡12’が認められるが、表面側
[図2(B)]から見た場合は、掩蓋片のいずれにもカ
シメ固定部分が見えない状態になっている。この図1に
示すカシメ固定部の配置は、切断具長手方向の固定部分
の全てに、約0.5kg/一対の値の、紙表面の内側で
カシメ爪12の先端を横倒しに折曲げたカシメ状態のも
のを配備したためのものである。この収納箱は、輸送時
の衝撃や切断操作の応力には一応耐え、外観品位も良
く、カシメ爪での手指の傷付防止は完全に確保でき、し
かも切断具の引き捲り除去は、そのままでも従来品(固
定強度=約1.1kg/一対)に対し約半分の応力で行
なえる切断具付き収納箱となっている。
【0009】図2(B)、(C)は、本発明の別の実施
例の切断具の固定状態を示す図である。(A)に当る部
分は図1(A)と殆ど同じなので省略している。図2
(B)は、切断具の固定状態を掩蓋片表面側から示した
平面模式図、図2(C)は、図2(B)の裏面側を示す
平面模式図である。図2に示す本発明の収納箱での切断
具Kの固定は、掩蓋片5の裏面側[図2(C)]から見
ると、鋸刃長手方向20箇所(20対)に図3(A)、
(B)状のものが混在したカシメ爪形成跡12’が認め
られるが、表面側[図1(B)]から見た場合は長手方
向12箇所(12対)分の、カシメ爪12のカシメ固定
部分しか見えない状態になっている。つまり、表裏を対
比すると、鋸刃Kの両端部で各々2箇所(計4対)と中
央部で4箇所(4対)、合計8箇所(8対)のカシメ爪
によるカシメ固定部は表面板紙上に露出しておらず、板
紙内部でカシメ爪12の先端が横倒しに折曲がったカシ
メ固定状態になっている。この図2(B)、(C)での
カシメ固定部の配置設定は、全体としての切断具固定強
度を従来品並みの過剰(安全率を大きくした)設定にし
て、輸送時の衝撃や切断操作時の外力に十二分に耐える
固定強度を保障し、その上で掩蓋片5先端の長手中央部
を指先で押圧しつつ切断操作が行なわれるこの種の箱で
の、カシメ爪による指先切傷問題の発生を防ぎ、必要に
よってはその一方端から他端側に鋸刃を引き捲ってカシ
メ爪固定部を板紙から離脱すること(鋸刃の除去)を容
易にした設計である。従ってそのままではカシメ爪固定
部の離脱による鋸刃の除去は不十分になるので、少なく
とも固定強度の高いカシメ爪固定部には、カシメ爪が存
在する板紙上に5〜7mm程度のカシメ爪の離脱を助け
る小切れ目7を入れ、そのこととの組合せにおいて鋸刃
の除去を容易にしている。この小切れ目7は、本発明で
いう板紙厚み内部でのカシメ固定には直接関係しないも
のであるが、カシメ爪固定部の輸送時の衝撃や切断操作
時の外力に対する抗力はそれほど損なわずに、カシメ爪
固定部の離脱のみを容易にする役割を果たす。
【0010】一般に材料・条件が一定の場合のカシメ固
定部の固定強度は、裏面板紙上(或いは板紙内)に横倒
しになっているカシメ爪先端部の面積に比例する。従っ
て、カシメ爪の長さは固定強度を支配する大きな要素と
言える。本発明に用いる「カシメ爪12の先端折曲げを
板紙表面の内側にとどめたカシメ固定部」では、カシメ
前のカシメ爪の長さは板紙厚みを優に超える長さが必要
で、要はこのカシメ爪先端部を板紙内(厚み内)でどれ
だけの面積を持つ状態に横倒しにできるかが問題とな
る。何故ならば、板紙厚みより短かいカシメ爪のもの
は、板紙の押圧変形分で生じるカシメ爪横倒し分量は極
めて僅かに過ぎず、従って実用的な固定強度が生じない
からである。
【0011】板紙内でカシメ爪先端部の横倒しを可能に
する方法は、例えば図3(A)、(B)に示す様な、作
成した段階のカシメ爪の形状を、起立しているカシメ爪
の各々の先端部分が、爪先から爪中程迄の寸法範囲で、
起立しているカシメ爪の仮想延長線に対し約20〜40
度の角度を持って外側に屈曲している状態のカシメ爪を
作成し、その屈曲した状態のカシメ爪でカシメ固定を行
なうことである。この屈曲の形状は、直線が一箇所で折
れ曲った形状、二三箇所で折れ曲った形状のもの等でも
良いが、曲率を持って湾曲した屈曲形状のもが望まし
い。これ等の値は、対象とする切断具の薄板材質や板紙
の材質、板紙の厚みと爪長さの関係、板紙厚み内にとど
めたいカシメ固定部の位置、及びカシメ爪の打ち込み速
度等で変化するので、実用対象のもので予備実験を重ね
て予め適性条件を見出しておくことが大事である。一般
的には、屈曲開始位置が爪先側に向かう程、屈曲角が小
さい程、カシメ爪の先端部は板紙を貫通するか、或いは
板紙に深く突き刺さる(板紙の他表面側に位置する)傾
向にあり、逆に、屈曲開始位置が爪中程側に向かう程、
屈曲角が大きい程、カシメ爪の先端部は板紙に刺さらず
に屈曲するか、或いは板紙に浅く突き刺さつた位置(板
紙厚み内)で屈曲する傾向がある。従ってカシメ固定強
度を確保する実用上からは、屈曲開始位置を爪先から爪
長さの約2/5〜1/5の寸法に置き、起立しているカ
シメ爪の仮想延長線に対する屈曲角で約25〜35度の
ものにすることが望ましい。
【0012】上述した様な先端部が予じめ屈曲している
カシメ爪を作る便利な方法は、特殊な形状のカシメ爪形
成用の押型を用いることである。即ち、その押型形状の
具体例としては、薄板にカシメ爪用の切れ目を入れる型
の最先端部分は、型中心線に対する傾斜角で例えば50
度程度(傾斜開角度としては100度程度)の鈍角な傾
斜を持ち、これに連続した上記切れ目を押出してカシメ
爪を起立させる型誘導部分は、中心線に対する傾斜角で
例えば20度程度(傾斜開角度としては40度程度)の
鋭角な傾斜を持った、所謂二段階の傾斜部分を持つ押型
を用いることである。この様にすると、先ず薄板に当接
した型の最先端部分の鈍角な先端突起は、薄板に切れ目
を入れると同時にカシメ爪となる薄板を裏面に押曲げ
て、カシメ爪の先端部に屈曲部を形成する。そして続く
型誘導部分の傾斜でカシメ爪の全体が薄板の裏面に順次
起立して、型誘導部の傾斜根元部分での押圧で直立した
ときのそのカシメ爪は、直立したカシメ爪の仮想延長線
に対し約30度(50−20度)の角度をもって外側
(横倒しにする方向)に屈曲した先端部を持つ状態のも
のとして形成される。この際の屈曲開始位置は、型の最
先端部分の寸法を調節することで可能となる。上述の方
法で得られたカシメ爪付の切断具は、板紙に当てて強く
押圧すると、カシメ爪が板紙厚みの2/3〜5/6程度
板紙層に食い込んで、板紙表面の内側(板紙の厚み内
部)で横倒しになり固定部を形成することになる。横倒
しのカシメ爪先端部の面積を揃えるようにした発明者等
の実験によると、得られるカシメ部の固定強度は、通常
の表面に露出したカシメ状態のもの(平均約1.1kg
/一対)に対して、紙表面の内側で横倒しにしたカシメ
状態のものは一般に約2〜7割程度低い値を示すものが
得られる。この理由は、切断具と爪との間での挟圧が小
さく、且つ介在する板紙厚みが薄いことにあると推定さ
れる。
【0013】従って、固定強度を高く保持する上では、
一対をなすカシメ爪の数を4本以上にして固定部面積を
高めることが望ましいが、固定強度を弱める方は例え
ば、横倒しにするカシメ爪先端部の面積を若干小さくす
るか或いは板紙層に対する固定部の存在位置を若干浅く
することにより、平均固定強度が約0.9〜0.03k
g/一対の範囲にあるカシメ固定部を安定して形成でき
る。一方、輸送時の衝撃や切断操作の応力に耐える必要
固定強度は、切断刃の形状の相違から来るフイルムの切
断方法の相違を考慮しても、常識的な固定強度の配置を
した一本の切断具を支えるカシメ部全体の平均値では、
一対が約0.3kg以上、厳密には約0.4〜0.5k
g/一対以上の固定強度があれば十分であることが観測
されている。従って固定強度の異なるカシメ固定部は、
切断具長手方向の固定部分に要求される機能に応じて適
宜配置すれば良い。
【0014】また、切断具の固定強度は、一般建造物等
で行なわれている様に安全率を大きく加味して高強度側
に設定しておきたいとする希望もある。こうした希望を
満した上でなお切断具の除去を容易にしたい時は、上述
した様な強いカシメ固定を用いてその横倒しのカシメ爪
が存在する板紙に、或いは横倒しのカシメ爪が存在する
近傍の板紙に、カシメ爪の離脱を助ける5〜7mm長程
度の小切れ目7を入れるのが有益である。本発明者等
は、カシメ爪の離脱を助ける別の技術として、切断具の
裏面側に、切断性能を悪化させない形に切断加工したフ
イルム、紙、布帛物等の強靱な薄葉体を、切断具両脇か
らはみだす状態に重ね、重ねたままで切断具を所定の部
位板紙にカシメ固定をする技術を開発し、特願平4−2
04710号として出願している。この技術は切断具脇
からはみでた薄葉体を取っ手にして切断具を引き捲る
と、カシメ固定部が板紙から離脱して切断具の除去を容
易にする効果がある。従って、本発明に上記特願平4−
204710号を加えること、及び上記の小切れ目と特
願平4−204710号の組合せたものを本発明に加え
ることは、切断具固定強度の選択範囲を広げる上で極め
て望ましい。又上記実施例では、切断具除去の際、切断
具を摘み易くするための誘導部の記載を省略している
が、これ等は例えば、切断具の端を折曲げて延長してお
く、切断具の端に紐、テープ等を取り付ける、或いは切
断具の端に近接した部位板紙に、板紙剛性を低下させな
い程度の小範囲の切取り線を入れておきこれを切り破っ
たりして、各々取っ手にする等の手段が採用される。更
に本発明でいう切断具については、その全体形状や取り
付け位置等は上記実施例には拘束されず、公知のものの
全てに適用できる。
【0015】尚、図1、図2の実施例は、板紙厚み約
0.5mm、箱長約31Ommの家庭用向けラップフイ
ルム収納箱にを対象にして行なったものである。
【0016】
【発明の効果】本発明は、上述の構成を持つことによ
り、消費者における実用時の切断には支障はきたさない
で、指先等を傷付ける危険性のないカシメ爪の固定部を
有した切断具付の収納箱が得られ、又必要によってはそ
の切断具は、空箱に廃棄時にはカシメ固定部から切断具
を抜き取ることが容易であると言う効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す模式図である。
【図2】本発明の別の実施例を示す模式図である。
【図3】カシメ構造の説明図である。
【図4】従来の収納箱を示す斜視模式図である。
【符号の説明】
1 前板 2 底板 3 後板 4 蓋板 5 掩蓋片 6 開封片 7 カシメ爪の離脱を助ける小切れ目 8 脇板 9 局部接合部 10 切取り線 11 脇掩蓋片 12 カシメ爪 12’カシメ爪形成跡 K 切断具(金属製鋸刃) R 巻回フイルム F フイルム P 切れ目

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前板1、底板2、後板3、蓋板4、脇板
    8、蓋板4から前板1を覆う方向に延した掩蓋片5を主
    体部位とする長方形の箱体であって、内部に収納したラ
    ップフィルムの必要量を箱体の掩蓋片5先端の裏面に
    板紙にカシメ固定してある切断具Kで切断して用いるラ
    ップフィルムの収納箱において、上記切断具Kを固定し
    ているカシメ固定部分のいくつかは、カシメ爪12の先
    端折曲げを掩蓋片の表面に露出させることなく板紙内部
    にとどめたカシメ固定であることを特徴とするラップフ
    ィルム収納箱。
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