JP3170329B2 - 油圧作業機械の振動抑制装置 - Google Patents

油圧作業機械の振動抑制装置

Info

Publication number
JP3170329B2
JP3170329B2 JP31938491A JP31938491A JP3170329B2 JP 3170329 B2 JP3170329 B2 JP 3170329B2 JP 31938491 A JP31938491 A JP 31938491A JP 31938491 A JP31938491 A JP 31938491A JP 3170329 B2 JP3170329 B2 JP 3170329B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic
load
hydraulic actuator
signal
suppression device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP31938491A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05157101A (ja
Inventor
栄治 山形
康雄 田中
洋 渡辺
清隆 小原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=18109561&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP3170329(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP31938491A priority Critical patent/JP3170329B2/ja
Publication of JPH05157101A publication Critical patent/JPH05157101A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3170329B2 publication Critical patent/JP3170329B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/22Hydraulic or pneumatic drives
    • E02F9/2203Arrangements for controlling the attitude of actuators, e.g. speed, floating function
    • E02F9/2207Arrangements for controlling the attitude of actuators, e.g. speed, floating function for reducing or compensating oscillations

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ショベルや油圧ク
レーンなどの油圧作業機械におけるブーム,アームなど
の作業装置あるいは走行,旋回装置などの起動・停止時
の振動を抑制する油圧作業機械の振動抑制装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】油圧作業機械の操作レバーを急激に操作
したときに発生する振動を抑制する油圧作業機械の振動
抑制装置が知られている(例えば、実開平2−4860
2号公報参照)。図5は、従来の油圧作業機械の振動抑
制装置を、油圧ショベルのブーム駆動装置に応用した油
圧駆動回路を示す。この油圧駆動回路は、油圧ポンプ1
と、ブームを駆動する油圧アクチュエータ2と、操作レ
バー3の操作信号によって圧力が制御されるパイロット
回路4と、その圧力によって油圧アクチュエータ2に供
給される圧油の流量および送油方向を制御する流量制御
弁5と、油圧ポンプ1と流量制御弁5との間の油圧が所
定値を越えるとタンク6へ圧油を逃すリリーフ弁7とを
備えている。また、パイロット回路4には、絞りと全開
との2位置を有する切換弁8,9が設けられる。なお、
この絞りの開度は固定である。
【0003】転圧やスケルトン作業などのように、作業
機械に振動が発生しても操作レバー3の操作に対して作
業機械がすばやく応答した方が望ましい作業では、切換
弁8,9が全開側に切り換えられる。これによって、操
作レバー3の操作信号に対して流量制御弁5がすばやく
応答し、油圧アクチュエータ2の応答性が高められる。
一方、掘削作業などのように、操作レバー3の操作に対
する作業機械の応答が遅くなっても、振動の発生を抑制
したい作業では、切換弁8,9が絞り側に切り換えられ
る。これによって、操作レバー3の操作信号に対して流
量制御弁5が遅れて応答し、油圧アクチュエータ2の応
答性を下げて作業機械の振動を抑制する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の振動抑制装置では、油圧アクチュエータの負荷
の大小に関わらず切換弁の絞り開度が固定であるため
に、次のような問題がある。油圧アクチュエータの比較
的小さな負荷に対して最適な開度に切換弁の絞りを設定
した場合、負荷が大きいと充分に振動を抑制することが
できない。逆に、大きな負荷に対して最適な開度に切換
弁の絞りを設定した場合、負荷が小さいと振動は充分に
抑制されるが、応答性が低下する。
【0005】前者の場合を図6により詳しく説明する。
図6は、小さい負荷に対して最適な開度に絞りを設定し
た振動抑制装置で大きな負荷を駆動したときの各部の波
形図を示し、操作レバー3の操作量uの時間変化を
(a)に、絞り側に切り換えられた切換弁8,9によっ
て遅延される操作信号u*の時間変化を(b)に、油圧
アクチュエータ2のヘッド側圧力P1の時間変化を
(c)に、油圧アクチュエータ2のシリンダー速度Vの
時間変化を(d)に示す。時刻t=0で操作レバー3が
急に操作されても、操作信号u*は、絞り側に切り換え
られた切換弁8,9の絞り作用によって遅れて立上が
る。流量制御弁5は、この操作信号u*に応じて圧油の
流量を制御し、油圧アクチュエータ2へ送油する。これ
によって油圧アクチュエータ2がゆっくりと駆動され
る。ところが、油圧アクチュエータ2の大きな負荷に対
して最適な絞り開度に設定していないので、操作信号u
*の立上がりがまだ速すぎ、ヘッド側圧力P1およびシ
リンダー速度Vに振動が発生する。すなわち、油圧アク
チュエータ2の負荷の慣性に起因した機械振動を充分に
抑制できない。
【0006】本発明の目的は、負荷の大小に関わらず振
動を抑制可能な油圧作業機械の振動抑制装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】一実施例の構成を示す図
1に対応づけて請求項1および2の発明を説明すると、
請求項1の発明は、油圧ポンプ1と、この油圧ポンプ1
から吐出される圧油によって駆動される油圧アクチュエ
ータ2と、油圧ポンプ1と油圧アクチュエータ2との間
に接続され、操作手段3の操作信号に応じて油圧アクチ
ュエータ2に供給される圧油の流量を制御する流量制御
弁5とを有する油圧駆動回路を備えた油圧作業機械の振
動抑制装置に適用される。そして、油圧アクチュエータ
2の負荷を検出する負荷検出手段13,14,15と、
負荷検出手段13,14,15により検出された負荷が
大きいほど操作信号の遅延を大きく設定する制御手段1
5と、制御手段15からの設定信号により操作手段3か
ら流量制御弁5に加えられる操作信号を遅延させる遅延
手段11,12とを備え、これにより、上記目的を達成
する。請求項2の発明は、操作手段3の操作信号を油圧
信号とし、前記遅延手段は操作手段3と流量制御弁5と
の間に接続される可変絞り弁11,12であり、制御手
段15は負荷検出手段13,14,15で検出された負
荷に応じて可変絞り弁11,12の絞り開度を設定する
演算部を有する。また、一実施例の構成を示す図7に対
応づけて請求項3の発明を説明すると、請求項3の発明
は、操作手段30の操作信号を電気信号とし、前記遅延
手段は操作手段30と流量制御弁5との間に接続される
ローパスフィルタ150cであり、制御手段150bは
負荷検出手段13,14,150aで検出された負荷に
応じてローパスフィルタのカットオフ周波数を設定する
演算部を有する。
【0008】
【作用】請求項1では、遅延手段11,12,15によ
って、負荷検出手段12,13,15により検出された
負荷が大きいほど操作手段3から流量制御弁5に加えら
れる操作信号が遅延される。これによって、流量制御弁
5により制御される油圧アクチュエータ2への圧油の流
量は、油圧アクチュエータ2の負荷が大きいほどゆっく
りと増加または減少し、油圧アクチュエータ2の速度も
負荷が大きいほどゆっくりと変化する。この結果、負荷
の大小に応じた最適な応答性で油圧作業機械を操作する
ことができ、負荷の大小に関わらず機械振動を抑制する
ことができる。請求項2では、制御手段15により油圧
アクチュエータ2の負荷に応じて可変絞り弁11,12
の絞り開度が設定され、操作手段3の油圧信号が油圧ア
クチュエータ2の負荷に応じて遅延される。請求項3で
は、制御手段により油圧アクチュエータ2の負荷に応じ
てローパスフィルタ150cのカットオフ周波数が設定
され、操作手段30の電気信号が油圧アクチュエータ2
の負荷に応じて遅延される。
【0009】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段および作用の項では、本発明を分り
やすくするために実施例の図を用いたが、これにより本
発明が実施例に限定されるものではない。
【0010】
【実施例】図1〜4により、本発明の一実施例を説明す
る。図1は、本発明の振動抑制装置を油圧ショベルのブ
ーム駆動装置に応用した図である。なお、上述した図5
に示す従来の装置と同様な機器に対しては同符号を付し
て相違点を中心に説明する。パイロット回路4には、外
部信号に応じて絞り開度が変化する可変絞り弁11,1
2が設けられる。また油圧駆動回路には、油圧アクチュ
エータ2のヘッド側圧力P1およびロッド側圧力P2を
それぞれ検出する圧力検出器13,14が設けられ、そ
れぞれの圧力P1,P2に応じた信号が制御ユニット1
5へ出力される。制御ユニット15は、検出されたヘッ
ド圧P1およびロッド圧P2に基づいて油圧アクチュエ
ータ2の負荷Wを算出し、図2に示すテーブル関数によ
り負荷Wに対する絞り開度Rを求める。そして、可変絞
り弁11,12の絞り開度を調節する。
【0011】ここで、図2に示すテーブル関数の横軸は
負荷Wを、縦軸は絞り開度を示し、負荷WがW2からW
1へ増加するにしたがって絞り開度RをRmaxからR
minに減少させる。このテーブル関数は、機械振動が
充分に抑制され且つ作業機械の応答性が満足される絞り
開度Rを、実機試験またはシュミレーションにより求め
ればよい。なお絞り開度Rは、負荷Wが所定値W1を越
えたときに最小開度Rmin以下にならないように制限
され、負荷Wが所定値W2以下になったときに最大開度
Rmax以上にならないように制限される。
【0012】次に図3により、実施例の動作を説明す
る。まずステップS1で、圧力検出器13,14で油圧
アクチュエータ2のヘッド圧P1およびロッド圧P2を
検出する。ここで、図6(c)に示すように、運転中の
油圧アクチュエータ2のヘッド圧P1およびロッド圧P
2は絶えず振動している。このような圧力P1,P2に
基づいて計算を行なっても正確な負荷Wを算出できな
い。そこでこの実施例では、圧力P1,P2の瞬時値に
基づいて所定時間ごとに平均値P1’,P2’を求め、
この平均値P1’,P2’に基づいて負荷Wを算出す
る。続くステップS2で、算出されたヘッド圧P1’お
よびロッド圧P2’と、油圧アクチュエータ2のヘッド
側およびロッド側の受圧面積A1,A2とに基づいて、
次式により油圧アクチュエータ2の負荷Wを算出する。 W=A1・P1’−A2・P2’ ・・・(1) そしてステップS3で、図2に示すテーブル関数を参照
して負荷Wに応じた絞り開度Rを求め、続くステップS
4で、可変絞り弁11,12の絞り開度が算出された開
度Rになるように調節する。その後、ステップS1へ戻
り上記処理を繰り返す。
【0013】図4は、操作レバー3の操作量uの時間変
化(a)、可変絞り弁11,12により遅延された操作
信号u*の時間変化(b)、油圧アクチュエータ2のヘ
ッド側圧力P1の時間変化(c)および油圧アクチュエ
ータ2のシリンダーの速度Vの時間変化(d)を示す。
また、図中の実線が油圧アクチュエータ2で大きな負荷
を駆動したときの特性を示し、破線が小さな負荷を駆動
したときの特性を示す。なおこれらの特性は、図6
(a)〜(d)に示す従来装置の特性に対応するもので
ある。油圧アクチュエータ2で大きな負荷を駆動したと
きは、図4(b)に示すように、操作レバー3の急操作
時の操作信号u*の立上がりが、絞り開度が固定されて
いる従来装置と比較して遅くなっている。これは、図2
に示すように、負荷Wが大きいほど可変絞り弁11,1
2の絞り開度Rが小さく設定されるからである。この操
作信号u*により制御される流量制御弁5の吐出流量
は、従来装置に比してゆっくりと増加し、油圧アクチュ
エータ2のシリンダー速度Vもゆっくりと増加する。こ
の結果、油圧アクチュエータ2の大きな負荷に対して、
ヘッド側圧力P1およびシリンダー速度Vの振動が少な
くなる。つまり、負荷が大きいときに操作レバー3を急
激に操作して作業機械を起動しても、機械振動を充分に
抑制することができる。
【0014】一方、油圧アクチュエータ2で小さな負荷
を駆動したときは、可変絞り弁11,12が大きな絞り
開度Rに設定されるので、操作信号u*の立上がりが速
くなる。従って、流量制御弁5の吐出流量がすばやく増
加し、油圧アクチュエータ2のシリンダー速度Vもすば
やく増加する。つまり、負荷が小さいときに操作レバー
3を急激に操作して作業機械を起動しても、機械振動が
充分に抑制され、作業機械の速い応答性が得られる。
【0015】なお、図4(a)〜(d)では作業機械の
起動時を例に上げて説明したが、減速時についても油圧
アクチュエータ2の負荷に応じて可変絞り弁11,12
の絞り開度Rが調節され、同様な効果が得られる。
【0016】このように、油圧アクチュエータ2の負荷
に応じて可変絞り弁11,12の絞り開度Rを設定する
ことにより、油圧アクチュエータ2の負荷に応じて流量
制御弁5に対する操作信号u*を遅延させるようにした
ので、負荷の大小に応じて最適な応答性で操作すること
ができ、油圧作業機械の振動を抑制することができる。
【0017】上記実施例では、油圧アクチュエータのヘ
ッド圧およびロッド圧を検出して負荷を求めたが、ブー
ムの負荷を検出するセンサを設け、直接負荷を検出して
もよい。
【0018】また上記実施例では、油圧アクチュエータ
への圧油の流量を制御するために流量制御弁を設けた
が、油圧駆動回路を可変ポンプを用いた閉回路とし、可
変ポンプの傾転角を変えて流量を制御してもよい。この
場合は、傾転角を変えるための操作信号の立上がりまた
は立ち下がりを油圧アクチュエータの負荷に応じて遅延
させればよい。
【0019】さらに上記実施例では、油圧パイロット回
路により制御される流量制御弁を用いたが、電気回路に
より制御される流量制御弁を用いてもよい。その実施例
を図7に示す。図中、図1と同じ符号がつけられたもの
は同様のものである。30は操作量に従った電気信号を
発生する電気式操作レバーである。16,17は電磁比
例弁であり、パイロット油圧源18から送られてくる油
圧を制御装置150から入力される電流信号に従った油
圧操作信号に変換して流量制御弁へ出力する。制御装置
150は電気式操作レバー30、圧力検出器13,14
の信号を入力し、電磁比例弁への電流信号へ変換して出
力する。制御装置150は圧力変換器13,14の圧力
信号からシリンダ2に掛かる負圧Wを演算する負圧検出
ブロック150a、負圧検出ブロック150aの演算し
た負圧Wに従いフィルタのカットオフ周波数fcを設定
するカットオフ周波数設定ブロック150b、電気式操
作レバー30の操作信号を入力し、その信号に対してカ
ットオフ周波数設定ブロックで設定されたカットオフ周
波数fcに従ったローパスフィルタ処理を行なうプログ
ラマブルフィルタ150c、プログラマブルフィルタ1
50cで処理された操作信号を電流信号に変換、出力す
る比例弁出力ブロック150dからなる。このようにす
れば、負荷が大きいほど電気的操作信号の立ち上がりま
たは立ち下がりが遅くなり、上述した油圧パイロット回
路と同様な作用効果を得ることができる。
【0020】また上記実施例では、油圧ショベルのブー
ム駆動装置に適用した例を示したが、本発明はブーム駆
動装置に限定されず、アーム駆動装置、バケット駆動装
置、旋回装置、走行装置などの油圧アクチュエータにも
適用することができる。なお、旋回装置および走行装置
では、通常、停止時に他のアクチュエータによってブレ
ーキをかけるので、停止時には負荷の検出ができない。
従って、ブレーキがかかっていない状態で負荷を検出し
て記憶しておき、次の起動時にその記憶されている負荷
に基づいて可変絞り弁の絞り開度を算出すればよい。
【0021】さらに以上の実施例では、本発明の油圧作
業機械の振動抑制装置を油圧ショベルに応用した例を示
したが、本発明は油圧ショベルに応用することに限定さ
れず、例えば油圧クローラクレーンの巻上げウインチ、
ブーム俯仰ウインチ、旋回装置、走行装置などにも応用
できる。なお油圧クローラクレーンでは、吊荷の荷重に
応じて各油圧アクチュエータにかかる負荷が大きく変る
が、本発明の振動抑制装置を用いることにより吊荷の重
量に応じて応答性を制御すれば、油圧ショベルと同様、
効果的に振動を抑制することができる。なおこの場合、
クレーンに設けられるモーメントリミッタの吊荷荷重信
号を負荷信号として用いればよい。
【0022】以上の実施例の構成において、操作レバー
3,30が操作手段を、圧力検出器13,14および制
御ユニット15,150aが負荷検出手段を、可変絞り
弁11,12およびローパスフィルタ150cが遅延手
段を、制御ユニット15,150bが制御手段をそれぞ
れ構成する。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、油
圧アクチュエータの負荷が大きいほど流量制御弁に加え
られる操作信号を遅延させるようにしたので、油圧アク
チュエータの負荷の大小に応じた最適な応答性で操作す
ることができ、油圧アクチュエーターの負荷の大小に関
わらず油圧作業機械の振動を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を油圧ショベルのブーム駆動装置に応用
した実施例を示す図。
【図2】油圧アクチュエータの負荷と可変絞り弁の絞り
開度との関係を示す図。
【図3】実施例の動作を示すフローチャート。
【図4】実施例装置の制御特性を示す図。
【図5】油圧ショベルのブーム駆動装置に応用した従来
装置を示す図。
【図6】図5に示す従来装置の制御特性を示す図。
【図7】変形例の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 油圧ポンプ 2 油圧アクチュエータ 3 操作レバー 4 パイロット回路 5 流量制御弁 6 タンク 7 リリーフ弁 11,12 可変絞り弁 13,14 圧力検出器 15 制御ユニット 16,17 電磁比例弁 18 パイロット油圧源 30 電気式操作レバー 150 制御装置 150a 負圧検出ブロック 150b カットオフ周波数設定ブロック 150c プログラマブルフィルタ 150d 比例弁出力ブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小原 清隆 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機 株式会社 土浦工場内 (56)参考文献 特開 昭62−124301(JP,A) 特開 平3−157504(JP,A) 特開 昭63−63832(JP,A) 特開 昭52−9781(JP,A) 特開 昭64−6501(JP,A) 特開 昭63−77680(JP,A) 実開 平2−48602(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F15B 11/00 F15B 11/08 E02F 9/22

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧ポンプと、この油圧ポンプから吐出さ
    れる圧油によって駆動される油圧アクチュエータと、前
    記油圧ポンプと前記油圧アクチュエータとの間に接続さ
    れ、操作手段の操作信号に応じて前記油圧アクチュエー
    タに供給される圧油の流量を制御する流量制御弁とを有
    する油圧駆動回路を備えた油圧作業機械の振動抑制装置
    において、 前記油圧アクチュエータの負荷を検出する負荷検出手段
    と、前記負荷検出手段により検出された負荷が大きいほど前
    記操作信号の遅延を大きく設定する制御手段と、 前記制御手段からの設定信号により 前記操作手段から前
    記流量制御弁に加えられる前記操作信号を遅延させる遅
    延手段とを備えることを特徴とする油圧作業機械の振動
    抑制装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の油圧作業機械の振動抑制
    装置において、 前記操作手段の前記操作信号は油圧信号であり、 前記遅延手段は前記操作手段と前記流量制御弁との間に
    接続される可変絞り弁であり、前記制御手段は前記負荷
    検出手段で検出された負荷に応じて前記可変絞り弁の絞
    り開度を設定する演算部を有することを特徴とする油圧
    作業機械の振動抑制装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の油圧作業機械の振動抑制
    装置において、 前記操作手段の前記操作信号は電気信号であり、 前記遅延手段は前記操作手段と前記流量制御弁との間に
    接続されるローパスフィルタであり、前記制御手段は
    記負荷検出手段で検出された負荷に応じて前記ローパス
    フィルタのカットオフ周波数を設定する演算部を有する
    ことを特徴とする油圧作業機械の振動抑制装置。
JP31938491A 1991-12-03 1991-12-03 油圧作業機械の振動抑制装置 Expired - Fee Related JP3170329B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31938491A JP3170329B2 (ja) 1991-12-03 1991-12-03 油圧作業機械の振動抑制装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31938491A JP3170329B2 (ja) 1991-12-03 1991-12-03 油圧作業機械の振動抑制装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05157101A JPH05157101A (ja) 1993-06-22
JP3170329B2 true JP3170329B2 (ja) 2001-05-28

Family

ID=18109561

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31938491A Expired - Fee Related JP3170329B2 (ja) 1991-12-03 1991-12-03 油圧作業機械の振動抑制装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3170329B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5320003B2 (ja) * 2008-09-30 2013-10-23 キャタピラー エス エー アール エル 作業機械の油圧制御装置
WO2012169531A1 (ja) * 2011-06-10 2012-12-13 日立建機株式会社 作業機械
CN106661870B (zh) * 2014-07-03 2020-09-22 住友重机械工业株式会社 挖土机及挖土机的控制方法
CN111201351B (zh) * 2017-10-20 2022-06-24 住友建机株式会社 挖土机
WO2020203906A1 (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 住友建機株式会社 ショベル

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05157101A (ja) 1993-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR860001715B1 (ko) 유압회로장치의 제어시스템
JP2007162937A (ja) 油圧駆動装置の減速度を制御するための装置
JP3106164B2 (ja) 油圧機械の油圧駆動方法及び油圧駆動装置
JPH01260125A (ja) 油圧ショベルの油圧回路
JP3643193B2 (ja) 油圧モータの制御装置
JP3198241B2 (ja) 油圧作業機械の振動抑制装置
JP3170329B2 (ja) 油圧作業機械の振動抑制装置
JP2005195045A (ja) 油圧ウィンチの制御装置
WO2004005727A1 (ja) 油圧駆動装置
EP0471842A1 (en) Variable capacity pump controller of hydraulically driven wheel
JP3586516B2 (ja) 操作制御装置及び操作制御方法
JP2001050202A (ja) 油圧作業機の油圧制御装置
KR100428883B1 (ko) 건설기계의 유압회로제어장치
JP2004060821A (ja) 油圧アクチュエータ回路の負荷保持装置
JP2966642B2 (ja) 油圧作業機械における作業装置の振動抑制制御装置
JP3730336B2 (ja) 油圧アクチュエータの速度制御装置
JPH09203087A (ja) 建設機械
JPS6253725B2 (ja)
JPH08302753A (ja) 油圧建設機械
JP3535701B2 (ja) 油圧モータの制御装置
JP2004076904A (ja) 建設機械の油圧シリンダ制御装置
JP2001099106A (ja) 建設機械の油圧シリンダ制御装置
JP2915247B2 (ja) 油圧作業機械の振動抑制装置
JP4028090B2 (ja) 作業機械の油圧モータ制御装置
JPH04353130A (ja) 油圧作業機械における作業装置の振動抑制制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees