JP3169364B2 - ジカルボキシイミドおよびこれを含有する除草剤 - Google Patents

ジカルボキシイミドおよびこれを含有する除草剤

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は新規なジカルボキシイミドおよび
農業的に使用可能であるこれらの塩ならびにこれら化合
物を含有する除草組成物に関するものである。
【0002】
【従来技術】式(Ia)においてXが硫黄である場合の
ジカルボキシイミドは、西独特許出願公開250992
2号公報、J.Chem.Soc.1937年911
頁、同上公開3402026号公報、Synthesi
s 1988年499頁以降に記載されている。式(I
a)においてXが酸素を意味する場合のジカルボキシイ
ミドは、Chem.Ber.58 (1952)178
3−1787頁、Ch−em.Commun.22
(1984)1466−67頁に記載されている。また
式(Ib)においてXが硫黄を意味する場合のジカルボ
キシイミドは、Chem.Ber.111 (197
8)3029−3036頁、西独特許出願公開2538
951号公報、J.Chem.19(1954)70
頁、Egy−pt.J.Chem.24(1981)3
71−373頁に記載されている。しかしながら、これ
ら公知文献のいずれにも、このジカルボキシイミドの除
草特性について何ら触れるところがない。
【0003】そこで本発明は除草特性を有する新規のジ
カルボキシイミドを見出し、これを含有する除草剤を提
供することを目的とする。
【0004】
【発明の要約】しかるにこの目的は、以下の式(Ia)
あるいは(Ib)
【0005】
【化3】 で表わされ、式中Xが酸素あるいは硫黄を意味し、R1
が水素あるいはヒドロキシル、1から3個の以下の基、
すなわちハロゲン、C1 −C4 アルキル、C1 −C4
ロアルキル、C1 −C4 アルコキシおよび/あるいはC
1 −C4 ハロアルコキシを持っていてもよいC1 −C8
シクロアルキル、1から3個の以下の基、すなわちヒド
ロキシル、ハロゲン、シアノ、C3 −C 8 シクロアルキ
ル、C1 −C4 アルコキシ、C1 −C4 ハロアルコキ
シ、C1 −C4 アルキルチオ、C1 −C4 ハロアルキル
チオ、C1 −C4 アルキルアミノ、ジ−C1 −C4 アル
キルアミノ、C3 −C6 シクロアルキルアミノおよび/
あるいは下式で表わされる基
【0006】
【化4】 (Rはシアノ、ニトロ、ハロゲン、C1 −C4 アルキ
ル、C1 −C4 ハロアルキル、C1 −C4 アルコキシ、
1 −C4 ハロアルコキシ、C2 −C4 アルキニルオキ
シ、C1 −C4 アルキルチオ、C1 −C4 ハロアルキル
チオ、C3 −C6アルコキシカルボニルアルコキシ、C1
−C4 アルコキシカルボニル、2−アルコキシカルボ
ニル−プロプ−1−エニル、C1 −C4 アルカノイル、
1 −C4ハロアルカノイル、ホルミル、ジオキソラニ
ルおよび/あるいはフェニルを、mは0、1、2あるい
は3を意味するが、mが2もしくは3を意味する場合複
数個のRは互いに異なるものを意味してもよい)を持っ
ていてもよいC1 −C6 アルキル、Rにつき上述した基
を1から3個持っていてもよい、C1 −C4 アルコキ
シ、C2 −C6 シアノアルキル、C3 −C6 アルケニ
ル、C3 −C6 アルキニル、フェニルあるいはナフチ
ル、1個もしくは2個の以下の基、すなわちハロゲン、
1 −C4 アルキル、C1−C4 ハロアルキル、C1
4 アルコキシ、C1 −C4 ハロアルコキシおよび/或
はC1 −C4 アルキルチオあるいはジ−C1 −C4 アル
キルアミノを持っていてもよく、窒素、酸素および硫黄
のうちから選ばれる1個もしくは2個のヘテロ原子を有
する5員もしくは6員の飽和もしくは不飽和ヘテロ環式
基を意味し、R2 およびR3 がそれぞれニトロ、シア
ノ、ハロゲン、1個もしくは2個のC1 −C4 アルキル
および/あるいはC1 −C4 アルキルカルボニルを持っ
ていてもよいアミノ、1から9個のハロゲンを持ってい
てもよいC1 −C4 アルコキシあるいはC1−C4 アル
キルチオ、C1 −C4 アルキルスルホニル、C1 −C4
ハロアルキルスルホニル、1から3個のRにつき上述し
た基あるいはR1 につき上述したいずれか1個の基を持
っていてもよいC2 −C6 アルケニル、C2 −C6 アル
キニル、フェニル、フェノキシあるいはフェニルチオを
意味するが、Xが硫黄を意味するジカルボキシイミド
(Ia)の場合において、R2 およびR3 がそれぞれ水
素を意味するとき、R1 は水素あるいは2−メチル−4
−ニトロフェニルを意味せず、またXが酸素を意味する
ジカルボキシイミド(Ib)の場合には、R2 およびR
3 がそれぞれフェニルを意味するとき、R1 はフェニル
あるいは水素を意味せず、R1 −R3 のすべてが同時に
メチルを意味することはなく、Xが硫黄を意味するジカ
ルボキシイミド(Ib)の場合において、R2 およびR
3 がそれぞれフェニルを意味するとき、R1 はフェニ
ル、2−フェニルエチル、エチル、ヘキシル、2−ヒド
ロキシエチル、2−ヒドロキシプロピルあるいはエトキ
シカルボニルメチルを意味することなく、R2 およびR
3 がそれぞれ4−クロロフェニルを意味するとき、R1
は3−メトキシプロピルを意味することはなく、またR
1 −R3 のすべてが同時に水素を意味することがないこ
とを特徴とするジカルボキシイミド、および化合物(I
a)もしくは(Ib)の農業的に使用可能の塩により達
成され得ることが本発明者らにより見出された。
【0007】
【発明の構成】新規のジカルボキシイミド(Ia)、
(Ib)は種々の方法により製造され得る。これらは例
えば以下の方法により得られる。
【0008】(A法)脱水剤、例えば無水醋酸もしくは
無機アシルハロゲン化物を使用して下式(II)あるい
は(III)の化合物を脱水することにより式(Ia)
のジカルボキシイミドに転化する。反応はカルボキシア
ミドをまず不活性有機溶媒に添加し、ほぼ1モル量の脱
水剤を場合により溶液形態において滴下添加して行なう
のが好ましい。混合物を常法により、例えば水による加
水分解および吸引濾別、あるいは有機溶媒による生成物
の抽出および溶媒の蒸散により処理する。
【0009】
【化5】 この反応用溶媒としては、テトラクロロエタン、メチレ
ンクロライド、クロロホルム、ジクロロエタン、クロロ
ベンゼン、1、2−ジクロロベンゼンのようなハロゲン
化炭化水素、ジエチルエーテル、メチル−tert−ブ
チルエーテル、ジメトキシエタン、ジエチレングリコー
ルジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン
のようなエーテル、アセトニトリル、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、
N−メチルピロリドン、1、3−ジメチルテトラヒドロ
−2(1H)−ピリミジノン、1、3−ジメチルイミダ
ゾリン−2−オンのような双極性中性溶媒、ベンゼン、
トルエン、キシレン、ピリジン、キノリンのような芳香
族溶媒、アセトン、メチルエチルケトンのようなケトン
あるいはこれらの混合物溶媒が好ましい。
【0010】脱水剤としては、例えば低級アルカン酸の
無水物、例えば無水醋酸、プロパン燐酸無水物、トルエ
ンスルホニルクロライド/ピリジン、チオニルクロライ
ド、燐酸トリもしくはペンタブロマイドもしくはクロラ
イドが好ましい。
【0011】反応は−10℃からそれぞれの場合の使用
溶媒還流温度、ことに0から150℃の温度で行なわれ
る。
【0012】出発化合物が互いに反応せしめられるモル
割合は、脱水剤対アミドの割合に対して0.9:1から
5:1の範囲である。
【0013】溶媒(混合溶媒)中の出発化合物の濃度
は、一般に0.1から5モル/リットル、ことに0.2
から2モル/リットルである。
【0014】ジカルボン酸モノアミド(II)−(V)
(下記反応式)は、例えば対応するカルボン酸(IX
a)−(IXb)を常法によりカルボン酸ハロゲン化物
その他の活性形態に転化し、次いでこの誘導体をアミン
(VIII)と反応させ、次いで生成アミド(Xa)−
(Xd)を塩基の存在下にカルボキシル化剤と反応させ
る。
【0015】
【化6】 この合成方法の各反応工程は一般に次ぎのようにして行
なわれる。
【0016】反応工程A 化合物(Xa)−(Xd)は、酸(IXa)−(IX
d)から常法によりカルボン酸のハロゲン化物その他の
活性形態に転化し、次いでこれら誘導体をアミン(VI
II) によりアミド化する。
【0017】ハロゲン化物、ことに塩化物、臭化物のほ
かにカルボン酸の他の活性形態、例えばイミダゾリドが
使用されるが、一般にハロゲン化物が好ましい。
【0018】このハロゲン化物は、カルボン酸(IX
a)−(IXd)をハロゲン化剤、例えばチオニルクロ
ライド、チオニルブロマイド、燐酸オキシクロライドな
いしブロマイド、燐酸トリもしくはペンタクロライドも
しくはブロマイド、ホスゲンあるいは塩素もしくは臭素
と反応させて得られる。
【0019】この反応は20℃からハロゲン化剤の沸点
までの範囲の温度、不活性有機溶媒が使用される場合に
はその沸点までの温度において行なわれる。この溶媒と
してはベンゼン、トルエン、ジクロロメタンのような炭
化水素、ハロゲン化炭化水素が適当である。
【0020】活性カルボン酸誘導体は、アミン(VII
I)と反応させる前に、ハロゲン化剤を、場合によりさ
らに溶媒を蒸留除去して単離させる。アミド化は−20
から50℃、ことに0から30℃で、不活性の、中性、
双極性有機溶媒中において行なわれる。ジクロルメタン
のようなハロゲン化炭化水素、ジエチルエーテル、te
−rt−ブチルメチルエーテルのようなエーテルが、こ
の反応にことに適する。
【0021】アシルハロゲン化物のアミド化の場合には
ハロゲン化水素が形成されるのでアミン(VIII)
を2から5モル、ことに2から3モルの過剰量で使用す
ることが望ましい。アミンを等モル量(1から1.2モ
ル)使用する場合には、塩素、ことにトリエチルアミ
ン、ピリジンのような3級アミンを使用してハロゲン化
水素を結合固定するのが好ましい。
【0022】反応工程B カルボキシアミド(Xa)−(Xd)のカルボキシル化
は、原則的に−100から+20℃、ことに−80から
−40℃の温度で水分の不存在下、塩基の存在下に不活
性の中性、極性有機溶媒中において行なわれ、カルボキ
シル化剤としては二酸化炭素を使用するのが好ましい。
ことに好ましい溶媒は、ジエチルエーテル、tert−
ブチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ンのようなエーテルである。塩基としては、メチルリチ
ウム、n−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウ
ム、フェニルリチウムのようなアルカリ金属炭化水素が
好ましい。
【0023】反応は通常1.3から2.5モル当量の塩
基をまずカルボキシルアミド(Xa)−(Xd)の溶液
に添加し、生成する核においてアルカリ金属化されたカ
ルボキシアミド誘導体を、次いで添加される求電子反応
(カチオノイド反応)的カルボキシル化剤と反応させ
て、目的化合物(II)−(V)を得る。
【0024】この方法に必要なカルボン酸(IXa)−
(IXd)は、各種文献から公知であり、あるいはこれ
らに記載の方法、例えば対応するアルコールもしくはア
ルデヒドの酸化あるいは対応するニトリルの加水分解に
より容易に製造され得る(1976年ニューヨークのイ
ンタサイエンス、パブリッシャーズ刊「ザ、ケミストリ
ー、オブ、ヘテロサイクリック、コンパウンズ」18巻
バインシュタインの主稿および第1ないし第5補遺、1
988年ジョーン、ウィリィ、アンド、サンズ社刊、同
書44巻I−III 部)。
【0025】化合物(XI) および(XII)であっ
て、式中R2 あるいはR3 がハロゲン、R’がアルキル
を意味するものは以下のようにして製造される。
【0026】
【化7】 これら化合物(XI)、(XII)は、式(XIII)
あるいは(XIV)のジカルボン酸ジエステルを常法で
ジアゾ化し、ジアゾ化合物を無機ハロゲン化物で対応す
る誘導体(XV)あるいは(XVI)に転化し、次いで
これを式(VIII)のアミンでアミド化し、生成する
異性体化合物(XIa)および(XIb)の、あるいは
(XIIa)および(XIIb)の混合物を個々の化合
物に分離することにより得られる。
【0027】
【化8】 反応工程A 式(XIII)あるいは(XIV)のジカルボン酸エス
テルのジアゾ化は、鉱酸、ことに塩酸中において亜硝酸
ナトリウムのようなアルカリ金属亜硝酸塩の存在下に、
−20から+20℃、ことに−5から+10℃で行なわ
れ得る。
【0028】これにより得られるジアゾニウムは、その
まま直ちに1から5モル、ことに1.5から2.5モル
の無機ハロゲン化物、ことにハロゲン化銅(I)と反応
せしめられる。この反応条件はサンドマイヤー反応とし
て公知の方法の範囲内で適宜変わらせれ得る(ホウベン
/ワイル(1965)のX/3巻1−211頁およびC
hem.Zvesti 36(1982)401頁参
照)。
【0029】反応工程B 上述反応の生成物であるカルボン酸エステル(XV)あ
るいは(XVI)とアミン(VIII)の反応は、一般
的に、また個別的に以下の方法におけると同様の条件下
に行なわれる。ただし、溶媒はメチレンクロライドのよ
うなハロゲン化炭化水素、ジエチルエーテル、tert
−ブチルメチルエーテル、テトラヒドロフランのような
エーテルが使用される。アミン(VIII)は一般にエ
ステル(XV)あるいは(XVI)に対して1から1.
2モルの量で使用されるのが好ましい。この方法におい
ては、式(XIa/b)あるいは(XII a/b)の
異性体カルボキシアミドは相違する量で得られる。この
異性体混合物は、分別結晶あるいは分別蒸留により分離
される。
【0030】この方法に必要なジカルボン酸ジエステル
(XIII)は公知であるか、あるいは対応するオキソ
エステル(XVII)から、例えばSynthesis
(1977)200頁に記載されているのと同様の条件
下に、下式のようにして製造され得る。
【0031】
【化9】 化合物(II)および(III)の製造は以下のように
して行なわれる。
【0032】
【化10】 これらカルボキシアミドは、例えば対応するカルボキシ
アミド(XIa/b)あるいは(XIIa/b)(式中
1 はアルキルを意味する)を、水性塩基により加水分
解することにより得られる。
【0033】
【化11】 この反応は、カルボキシアミド(XIa/b)あるいは
(XII a/b)(R′=アルキル)をまず不活性溶
媒中に投入して、−30から120℃、ことに−10か
ら40℃の温度で水性塩基と反応させることにより行な
われる。式(II)あるいは(III)の生成カルボキ
シアミドは、−30から100℃、ことに−10から+
10℃で鉱酸を添加することにより遊離される。
【0034】このエステル分裂のための適当な溶媒はメ
タノール、エタノール、プロパノール、エチレングリコ
ールのようなアルコールであって、ことにエステルを構
成するR′OH部分に対応するアルコールを使用するの
が好ましい。出発化合物(XI) あるいは(XII)
は一般に0.1から5.0モル/リットル、ことに0.
2から2.0モル/リットルの濃度で使用される。
【0035】使用される水性塩基は、アルカリ金属もし
くはアルカリ土類金属水酸化物、例えばLiOH、Na
OH、KOH、Ca(OH)2 、Ba(OH)2 、こと
にNaOHあるいはKOHの水溶液である。水酸化物は
5から20%濃度の水溶液として使用される。エステル
(XI)あるいは(XII)と水酸化物のモル割合は、
アルカリ金属水酸化物の場合には1:0.95から1:
1、アルカリ土類金属水酸化物の場合には1:0.48
から1:0.55である。
【0036】出発材料として必要なジカルボン酸モノア
ミドを製造するための他の方法は、式(VI)あるいは
(VII)のジカルボン酸無水物を常法によりアミン
(VIII)と反応させ、生成する位置異性体を分別結
晶ないしクロマトグラフィーにより分離することであ
る。
【0037】
【化12】 反応は原則的に−10から100℃、ことに0から30
℃で不活性有機溶媒中において行なわれる。適当な溶媒
はメチル−tert−ブチルエーテル、1、2−ジメト
キシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテル、
テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテルであ
る。溶媒中における出発物質の濃度は、一般に0.1か
ら5、ことに0.2から2モル/リットルである。(V
I)あるいは(VII)と(VIII)とのモル割合は
一般に1:5から1:1、ことに1:2から1:1であ
る。必要な出発物質であるジカルボン酸無水物(VI)
あるいは(VII )は、対応するジカルボン酸を常法
により低級カルボン酸無水物、ことに醋酸無水物と反応
させることにより得られる。
【0038】(B法)式(Ia)および(Ib)の本発
明化合物を製造するための第2の方法は、式(VI)あ
るいは(VII)のカルボン酸無水物を式(VIII)
のアミンと反応させることである。この反応は溶媒中に
おける無水物(VI)を0−150℃、ことに20−1
00℃で加熱することにより行なわれる。この溶媒とし
ては、例えば醋酸、プロピオン酸、イソ酪酸のような低
級アルカン酸、エチルアセテートのようなこれらの酸の
エステルならびにトルエン、キシレン、ジメチルホルム
アミドのような中性溶媒である。反応が中性溶媒中で行
なわれる場合には、芳香族スルホン酸のよな酸性触媒を
添加し、生成する反応水を連続的に除去することが望ま
しい。必要な出発化合物相互の反応におけるモル割合
は、無水物対アミンの割合として一般に0.9から1.
5である。
【0039】
【化13】 新規化合物(Ia)および(Ib)の使用目的に鑑み
て、適当な置換基は以下のものである。
【0040】Xは酸素あるいは硫黄である。
【0041】R1 は水素、ヒドロキシル、さらにC3
8 シクロアルキル、例えばシクロプロピル、シクロブ
チル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチ
ルあるいはシクロオクチル、ことにシクロプロピル、シ
クロブチル、シクロペンチルあるいはシクロヘキシルで
あって、これらは1から3個の以下の基、すなわち弗
素、塩素、臭素、沃素のよなハロゲン、ことに弗素、塩
素、メチル、エチル、プロピル、1−メチルエチル、ブ
チル、1−メチルプロピル、2−メチルプロピルあるい
は1、1−ジメチルエチルのようなアルキル、ことにメ
チルあるいはエチル、フルオロメチル、ジフルオロメチ
ル、トリフルオルメチル、クロロジフルオロメチル、ジ
クロロフルオロメチル、トリクロロメチル、1−フルオ
ロエチル、2−フルオロエチル、2、2−ジフルオロエ
チル、2、2、2−トリフルオロエチル、2−クロロ−
2、2−ジフルオロエチル、2、2−ジクロロ−2−フ
ルオロエチル、2、2、2−トリクロロエチルあるいは
ペンタフルオロエチルのようなハロアルキル、ことにト
リフルオロメチル、メトキシ、エトキシ、n−プロポキ
シ、2−メチルエトキシ、n−ブトキシ、1−メチルプ
ロポキシ、2−メチルプロポキシあるいは1、1−ジメ
チルエトキシのようなアルコキシ、ことにメトキシある
いはエトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメト
キシ、クロロジフルオロメトキシ、1−フルオロエトキ
シ、2−フルオロエトキシ、2、2−ジフルオロエトキ
シ、1、1、2、2−テトラフルオロエトキシ、2、
2、2−トリフルオロエトキシ、2−クロロ−1、1、
2−トリフルオロエトキシあるいはペンタフルオロエト
キシのようなハロアルキル、ことにトリフルオロメトキ
シを持っていてもよい。
【0042】R1 は上述したようなC1 −C6 アルキル
あるいはさらにペンチル、1−メチルブチル、2−メチ
ルブチル、3−メチルブチル、1、1−ジメチルプロピ
ル、1、2−ジメチルプロピル、2、2−ジメチルプロ
ピル、1−エチルプロピル、ヘキシル、1−メチルペン
チル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、4−
メチルペンチル、1、1−ジメチルブチル、1、2−ジ
メチルブチル、1、3−ジメチルブチル、2、2−ジメ
チルブチル、2、3−ジメチルブチル、3、3−ジメチ
ルブチル、1−エチルブチル、2−エチルブチル、1、
1、2−トリメチルプロピル、1、2、2−トリメチル
プロピル、1−エチル−1−メチルプロピルあるいは1
−エチル−2−メチルプロピルのようなC1 −C6 アル
キル、ことにメチル、エチル、1−メチルエチルあるい
は1、1−ジメチルエチルである。これらは1から3個
の以下の基、すなわちヒドロキシル、上述したハロゲ
ン、ことに弗素あるいは塩素、シアノ、上述したシクロ
アルキル、ことにシクロプロピル、上述したアルコキ
シ、ことにメトキシあるいはエトキシ、上述したハロア
ルコキシ、ことにトリフルオロメトキシ、メチルチオ、
エチルチオ、n−プロピルチオ、1−メチルエチルチ
オ、n−ブチルチオ、1−メチルプロピルチオ、2−メ
チルプロピルチオあるいは1、1−ジメチルエチルチオ
のようなアルキルチオ、ことにメチルチオあるいはエチ
ルチオ、ジフルオルメチルチオ、トリフルオルメチルチ
オ、クロロジフルオロメチルチオ、1−フルオロエチル
チオ、2−フルオロエチルチオ、2、2−ジフルオロエ
チルチオ、2、2、2−トリフルオロエチルチオ、2−
クロロ−2、2−ジフルオロエチルチオ、2、2−ジク
ロロ−2−フルオロエチルチオ、2、2、2−トリクロ
ロエチルチオあるいはペンタフルオロエチルチオのよな
ハロアルキルチオ、ことにトリフルオロメチルチオある
いはペンタフルオロエチルチオ、メチルチオ、エチルア
ミノ、プロピルアミノあるいはイソプロピルアミノのよ
うなアルキルアミノ、ことにメチルアミノ、ジメチルア
ミノ、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ、ジイソプロ
ピルアミノあるいはメチルエチルアミノのようなジアル
キルアミノ、ことにジメチルアミノ、シクロプロピルア
ミノ、シクロブチルアミノ、シクロペンチルアミノある
いはシクロヘキシルアミノのようなシクロアルキルアミ
ノ、ことにシクロプロピルアミノあるいは基
【0043】
【化14】 を持っていてもよい。このRはシアノ、ニトロ、ハロゲ
ン、ことに弗素あるいは塩素、C1 −C4 アルキル、こ
とにメチル、エチルあるいは1−メチルエチル、C1
4 ハロアルキル、ことにC1 もしくはC2 のハロアル
キル、ことにトリフルオルメチル、C1 −C4 アルコキ
シ、ことにメトキシ、エトキシあるいは1−メチルエト
キシ、C1 −C4 ハロアルコキシ、ことにジフルオロメ
トキシあるいはトリフルオロメトキシ、プロパルギルオ
キシのようなC2 −C4 アルキニルオキシ、C1 −C4
アルキルチオ、ことにメチルチオあるいはエチルチオ、
1−C4 ハロアルキルチオ、ことにジフルオロメチル
チオあるいはトリフルオロメチルチオ、C1 −C4 アル
コキシカルボニルアルコキシ、ことにメトキシないしエ
トキシカルボニルメトキシ、C1 −C4 アルコキシカル
ボニル、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニ
ル、プロポキシカルボニル、1−メチルエトキシカルボ
ニル、ブトキシカルボニル、1−メチルプロポキシカル
ボニル、2−メチルプロポキシカルボニルあるいは1、
1−ジメチルエトキシカルボニル、ことにメトキシカル
ボニルあるいはエトキシカルボニル、2−アルコキシカ
ルボニルプロプ−1−エニル、アセチルのようなC1
4 アルカノイル、トリフルオロアセチルもしくはトリ
クロロアセチル、ジオキオラニルのようなホルミル、あ
るいはフェニルを意味し、mは0、1、2あるいは3を
意味する。mが2あるいは3の場合、Rは相違する上述
の基を意味することができる。
【0044】R1 はC1 −C4 アルコキシ、ことにメト
キシあるいはエトキシであり、あるいはさらにC2 −C
6 シアノアルキル、、アルイハノメチル、シアノブチ
ル、2−シアノ−3−メチルブト−2−イル、ことに
1、1−ジメチルシアノメチルあるいは1、1−ジエチ
ルシアノメチルであり、あるいはさらにC3 −C6 アル
ケニル、例えば2−プロペニル、2−ブテニル、3−ブ
テニル、1−メチル−2−プロペニル、2−メチル−2
−プロペニル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−
ペンテニル、3−メチル−2−ブテニル、1−メチル−
2−ブテニル、2−メチル−2−ブテニル、3−メチル
−2−ブテニル、1−メチル−3−ブテニル、2−ブテ
ニル−3−ブテニル、3−メチル−3−ブテニル、1、
1−ジメチル−2−プロペニル、1、2−ジメチル−2
−プロペニル、1−エチル−2−プロペニル、2−ヘキ
セニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセ
ニル、1−メチル−2−ペンテニル、2−メチル−2−
ペンテニル、3−メチル−2−ペンテニル、4−メチル
−2−ペンテニル、1−メチル−3−ペンテニル、2−
メチル−3−ペンテニル、3−メチル−3−ペンテニ
ル、4−メチル−3−ペンテニル、1−メチル−4−ペ
ンテニル、2−メチル−4−ペンテニル、3−メチル−
4−ペンテニル、4−メチル−4−ペンテニル、1、1
−ジメチル−2−ブテニル、1、1−ジメチル−3−ブ
テニル、1、2−ジメチル−2−ブテニル、1、2−ジ
メチル−3−ブテニル、1、3−ジメチル−2−ブテニ
ル、1、3−ジメチル−3−ブテニル、2、2−ジメチ
ル−3−ブテニル、2、3−ジメチル−2−ブテニル、
2、3−ジメチル−3−ブテニル、1−エチル−2−ブ
テニル、1−エチル−3−ブテニル、2−エチル−2−
ブテニル、2−エチル−3−ブテニル、1、1、2−ト
リメチル−2−プロペニル、1−エチル−1−メチル−
2−プロペニルあるいは1−エチル−2−メチル−2−
プロペニル、ことに2−プロペニルであり、あるいはさ
らにC3 −C6 アルキル、例えば2−プロピニル、2−
ブチニル、3−ブチニル、1−メチル−2−プロピニ
ル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、4−ペンチニ
ル、1−メチル−3−ブチニル、2−メチル−3−ブチ
ニル、1−メチル−2−ブチニル、1、1−ジメチル−
2−プロプニル、1−エチル−2−プロピニル、2−ヘ
キシニル、3−ヘキシニル、4−ヘキシニル、5−ヘキ
シニル、1−メチル−2−ペンチニル、1−メチル−3
−ペンチニル、1−メチル−4−ペンチニル、2−メチ
ル−3−ペンチニル、2−メチル−4−ペンチニル、3
−メチル−4−ペンチニル、4−メチル−2−ペンチニ
ル、1、1−ジメチル−2−ブチニル、1、1−ジメチ
ル−3−ブチニル、1、2−ジメチル−3−ブチニル、
2、2−ジメチル−3−ブチニル、1−エチル−2−ブ
チニル、1−エチル−3−ブチニル、2−エチル−3−
ブチニルあるいは1−エチル−1−メチル−2−プロピ
ニル、ことに2−プロピニル、あるいはさらにフェニ
ル、ナフチルである。ただし、これらは1から3個の、
Rにつき上述した基を持っていてもよい。例えば2−フ
ルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロ
フェニル、2−クロロフェニル、3−クロロフェニル、
4−クロロフェニル、2−メトキシフェニル、3−メト
キシフェニル、4−メトキシフェニル、2−トリフルオ
ロメトキシフェニル、3−トリフルオロメトキシフェニ
ルあるいは4−トリフルオロメチルフェニルである。
【0045】R1 はさらに窒素、酸素、硫黄から選ばれ
る1あるいは2個のヘテロ原子を有する5員あるいは6
員のヘテロ環式基、例えば2−テトラヒドロフラニル、
3−テトラヒドロフラニル、2−テトラヒドロチエニ
ル、3−テトラヒドロチエニル、2−テトラヒドロピラ
ニル、3−テトラヒドロピラニル、4−テトラヒドロピ
ラニル、2−フラニル、3−フラニル、2−チエニル、
3−チエニル、3−イソオキサゾリル、4−イソオキサ
ゾリル、5−イソオキサゾリル、3−イソチアゾリル、
4−イソチアゾリル、5−イソチアゾリル、2−オキサ
ゾリル、4−オキサゾリル、5−オキサゾリル、2−チ
アゾリル、4−チアゾリル、5−チアゾリル、2−イミ
ダゾリル、4−イミダゾリル、5−イミダゾリル、2−
ピロリル、4−ピロリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾ
リル、5−ピラゾリル、2−ピリジル、3−ピリジル、
4−ピリジルあるいは2−(4、6−ジメチルピリミジ
ニル)である。この環は1もしくは2個の以下の基、す
なわちR1 につき総括的にあるいは個別的に上述したハ
ロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロア
ルキル、アルキルチオ、あるいはジ−C1 −C4 アルキ
ルアミノ、ことにジメチルもしくはジエチルアミノを持
っていてもよい。
【0046】R2 およびR3 はそれぞれニトロ、シアノ
であり、あるいはさらにハロゲン、ことに弗素、塩素、
沃素であり、あるいはさらにR1 につき上述したC1
4 アルキル、ことにメチルあるいはエチル、C1−C4
アルキルカルボニル、例えばメチルカルボニル、エチ
ルカルボニル、プロピルカルボニル、1−メチルエチル
カルボニル、ブチルカルボニル、1−メチルプロピルカ
ルボニル、2−メチルプロピルカルボニルあるいは1、
1−ジメチルエチルカルボニル、ことにメチルカルボニ
ルあるいはエチルカルボニルであり、あるいはR2 およ
びR3 はそれぞれ1から9個までのハロゲン原子、こと
に弗素あるいは塩素を持っていてもよいC1 −C4 アル
コキシあるいはアルキルチオ、ことにメトキシ、エトキ
シ、メチルチオあるいはエチルチオ、あるいはさらにジ
フルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、1−フルオ
ロエトキシ、2−フルオロエトキシ、2、2−ジフルオ
ロエトキシ、1、1、2、2−テトラフルオロエトキ
シ、2、2、2−トリフルオロエトキシ、2−クロロ−
1、1、2−トリフルオロエトキシあるいはトリフルオ
ロメチルチオであり、あるいはさらにC2 −C6 アルケ
ニル、例えばエテニル、1−プロペニル、1−メチルエ
テニル、1−ブテニル、1−メチル−1−プロペニル、
2−メチル−1−プロペニル、1−ペンテニル、1−メ
チル−1−ブテニル、2−メチル−1−ブテニル、1、
1−ジメチル−1−プロペニル、1−エチル−1−プロ
ペニル、1−ヘキセニル、1−メチル−1−ペンテニ
ル、2−メチル−1−ペンテニル、3−メチル−1−ペ
ンテニル、4−メチル−1−ペンテニル、1、2−ジメ
チル−1−ブテニル、1、3−ジメチル−1−ブテニ
ル、2、3−ジメチル−1−ブテニル、3、3−ジメチ
ル−1−ブテニル、1−エチル−1−ブテニル、2−エ
チル−1−ブテニルあるいは1−エチル−2−メチル−
1−プロペニル、ことに2−プロペニル、あるいはC2
−C6 アルキニル、例えばエチニル、1−プロピニル、
1−ブチニル、1−ペンチニル、1−メチル−3−ブチ
ニル、1−ヘキシニル、3−メチル−1−ペンチニル、
4−メチル−1−ペンチニルあるいは3、3−ジメチル
−1−ブチニル、ことに2−プロピニル、あるいはC1
−C4 アルキルスルホニルあるいはハロアルキルスルホ
ニル、ことにメチルスルホニル、トリフルオルメチルス
ルホニルあるいはトリクロロメチルスルホニル、あるい
はフェニル、フェノキシあるいはフェニルチオである。
ただし、これらは1から3個の、Rにつき総括的あるい
は個別的に上述した基を持っていてもよい。例えば2−
フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオ
ロフェニル、2−クロロフェニル、3−クロロフェニ
ル、4−クロロフェニル、2−メトキシフェニル、3−
メトキシフェニル、4−メトキシフェニル、2−トリフ
ルオロメチルフェニル、3−トリフルオロメチルフェニ
ルあるいは4−トリフルオロメチルフェニルである。
【0047】式(Ia)および(Ib)の除草作用を有
する化合物を具体的に例示すれば以下の通りである。
【0048】
【表1】
【0049】
【表2】
【0050】
【表3】
【0051】
【表4】 上記各化合物においてR2 は以下のいずれかを意味す
る。すなわち、水素、弗素、塩素、臭素、沃素、シア
ノ、メチル、エチル、プロピル、1−メチルエチル、ブ
チル、1−メチルプロピル、2−メチルプロピル、1、
1−ジメチルエチル、ペンチル、1−メチルブチル、2
−メチルブチル、3−メチルブチル、1、1−ジメチル
プロピル、1、2−ジメチルプロピル、2、2−ジメチ
ルプロピル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペ
ンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオク
チル、1−メチルシクロプロピル、シクロプロピルメチ
ル、1−(シクロプロピル)−エチル、クロロメチル、
ジクロロメチル、トリクロロメチル、クロロジフルオロ
メチル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロメチル、
1−クロロエチル、2−クロロエチル、1−メチル−1
−クロロエチル、1−メチル−2−クロロエチル、メト
キシメチル、1−メチルメトキシメチル、1−メチル−
2−メトキシエチル、1−メチルエトキシメチル、エト
キシメチル、エテニル、1−プロペニル、2−プロペニ
ル、1−メチルエテニル、1−エチルエテニル、2−フ
ェニルエテニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブ
テニル、1−メチル−1−プロペニル、1−メチル−2
−プロペニル、2−メチル−2−プロペニル、2−プロ
ペニル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、1−メチル
エトキシ、ブトキシ、1−メチルプロポキシ、1、1−
ジメチルエトキシ、メチルチオ、エチルチオ、クロロジ
フルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリクロロ
メチルチオ、フェニル、2−フルオロフェニル、3−フ
ルオロフェニル、4−フルオロフェニル、2−クロロフ
ェニル、3−クロロフェニル、4−クロロフェニル、2
−メチルフェニル、3−メチルフェニル、4−メチルフ
ェニル、2−トリフルオロメチルフェニル、3−トリフ
ルオロメチルフェニル、4−トリフルオロメチル、2−
メトキシフェニル、3−メトキシフェニル、4−メトキ
シフェニル、2、4−ジクロロフェニル、2、4、6−
トリメチルフェニル、フェノキシ、フェニルチオ、2−
クロロフェノキシ、3−クロロフェノキシ、4−クロロ
フェノキシ、2、4−ジクロロフェノキシ、ベンジル、
2−クロロベンジル、3−クロロベンジル、4−クロロ
ベンジル、2−フルオロベンジル、3−フルオロベンジ
ル、4−フルオロベンジル、2−チエニル、3−チエニ
ル、2−ピリジル、3−ピリジルあるいは4−ピリジル
である。
【0052】
【表5】
【0053】
【表6】
【0054】
【表7】
【0055】
【表8】
【0056】
【表9】 上記各化合物においてR3 は以下のいずれかを意味す
る。すなわち、水素、弗素、塩素、臭素、沃素、シア
ノ、メチル、エチル、プロピル、1−メチルエチル、ブ
チル、1−メチルプロピル、2−メチルプロピル、1、
1−ジメチルエチル、ペンチル、1−メチルブチル、2
−メチルブチル、3−メチルブチル、1、1−ジメチル
プロピル、1、2−ジメチルプロピル、2、2−ジメチ
ルプロピル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペ
ンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオク
チル、1−メチルシクロプロピル、シクロプロピルメチ
ル、1−(シクロプロピル)−エチル、クロロメチル、
ジクロロメチル、トリクロロメチル、クロロジフルオロ
メチル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、
ジフルオロメチル、1−クロロエチル、2−クロロエチ
ル、1−メチル−1−クロロエチル、1−メチル−2−
クロロエチル、メトキシメチル、1−メチルメトキシメ
チル、1−メチル−2−メトキシエチル、1−メチルエ
トキシメチル、エトキシメチル、エテニル、1−プロペ
ニル、2−プロペニル、1−メチルエテニル、1−エチ
ルエテニル、2−フェニルエテニル、1−ブテニル、2
−ブテニル、3−ブテニル、1−メチル−1プロペニ
ル、1−メチル−2−プロペニル、2−メチル−2−プ
ロペニル、2−プロピニル、メトキシ、エトキシ、プロ
ポキシ、1−メチルエトキシ、ブトキシ、1−メチルプ
ロポキシ、1、1−ジメチルエトキシ、メチルチオ、エ
チルチオ、クロロジフルオロメトキシ、トリフルオロメ
トキシ、トリクロロメチルチオ、フェニル、2−フルオ
ロフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェ
ニル、2−クロロフェニル、3−クロロフェニル、4−
クロロフェニル、2−メチルフェニル、3−メチルフェ
ニル、4−メチルフェニル、2−トリフルオロメチルフ
ェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、4−トリフ
ルオロメチルフェニル、2−メトキシフェニル、3−メ
トキシフェニル、4−メトキシフェニル、2、4−ジク
ロロフェニル、2、4、6−トリメチルフェニル、フェ
ノキシ、フェニルチオ、2−クロロフェノキシ、3−ク
ロロフェノキシ、4−クロロフェノキシ、2、4−ジク
ロロフェノキシ、ベンジル、2−クロロベンジル、3−
クロロベンジル、4−クロロベンジル、2−フルオロベ
ンジル、3−フルオロベンジル、4−フルオロベンジ
ル、2−チエニル、3−チエニル、2−ピリジル、3−
ピリジルあるいは4−ピリジルである。
【0057】
【表10】
【0058】
【表11】
【0059】
【表12】
【0060】
【表13】
【0061】
【表14】 上記各化合物においてR2 は以下のいずれかを意味す
る。すなわち、水素、弗素、塩素、臭素、沃素、シア
ノ、メチル、エチル、プロピル、1−メチルエチル、ブ
チル、1−メチルプロピル、2−メチルプロピル、1、
1−ジメチルエチル、ペンチル、1−メチルブチル、2
−メチルブチル、3−メチルブチル、1、1−ジメチル
プロピル、1、2−ジメチルプロピル、2、2−ジメチ
ルプロピル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペ
ンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオク
チル、1−メチルシクロプロピル、シクロプロピルメチ
ル、1−(シクロプロピル)−エチル、クロロメチル、
ジクロロメチル、トリクロロメチル、クロロジフルオロ
メチル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、
ジフルオロメチル、1−クロロエチル、2−クロロエチ
ル、メトキシメチル、1−メチルメトキシメチル、1−
メチル−2−メトキシエチル、1−メチルエトキシメチ
ル、エトキシメチル、エテニル、1−プロペニル、2−
プロペニル、1−メチルエテニル、1−エチルエテニ
ル、2−フェニルエテニル、1−ブテニル、2−ブテニ
ル、3−ブテニル、1−メチル−1−プロペニル、1−
メチル−2−プロペニル、2−メチル−2−プロペニ
ル、2−プロピニル、メトキシ、エトキシ、プロポキ
シ、1−メチルエトキシ、ブトキシ、1−メチルプロポ
キシ、1、1−ジメチルエトキシ、メチルチオ、エチル
チオ、クロロフルオロメトキシ、トリフルオロメトキ
シ、トリクロロメチルチオ、フェニル、2−フルオロフ
ェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニ
ル、2−クロロフェニル、3−クロロフェニル、4−ク
ロロフェニル、2−メチルフェニル、3−メチルフェニ
ル、4−メチルフェニル、2−トリフルオロメチルフェ
ニル、3−トリフルオロメチルフェニル、4−トリフル
オロメチルフェニル、2−メトキシフェニル、3−メト
キシフェニル、4−メトキシフェニル、2、4−ジクロ
ロフェニル、2、4、6−トリメチルフェニル、フェノ
キシ、フェニルチオ、2−クロロフェノキシ、3−クロ
ロフェノキシ、4−クロロフェノキシ、2、4−ジクロ
ロフェノキシ、ベンジル、2−クロロベンジル、3−ク
ロロベンジル、4−クロロベンジル、2−フルオロベン
ジル、3−フルオロベンジル、4−フルオロベンジル、
2−チエニル、3−チエニル、2−ピリジル、3−ピリ
ジルあるいは4−ピリジルである。
【0062】
【表15】
【0063】
【表16】
【0064】
【表17】 上記各化合物においてR1 は以下のいずれかを意味す
る。すなわち、メチル、エチル、プロピル、1−メチル
エチル、ブチル、1−メチルプロピル、2−メチルプロ
ピル、1、1−ジメチルエチル、ペンチル、1−メチル
ブチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、1、1
−ジメチルプロピル、1、2−ジメチルプロピル、2、
2−ジメチルプロピル、1−エチルピロピル、ヘキシ
ル、1−メチルペンチル、2−メチルペンチル、3−メ
チルペンチル、4−メチルペンチル、1、1−ジメチル
ブチル、1、2−ジメチルブチル、1、3−ジメチルブ
チル、2、2−ジメチルブチル、2、3−ジメチルブチ
ル、3、3−ジメチルブチル、1−エチルブチル、2−
エチルブチル、1、1、2−トリエチルプロピル、1、
2、2−トリメチルプロピル、1−エチル−1−メチル
プロピル、1−エチル−2−メチルプロピル、シクロプ
ロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシ
ル、シクロヘプチル、シクロオクチル、1−メチルシク
ロプロピル、シクロプロピルメチル、1−(シクロプロ
ピル)−エチル、1−メチルシクロヘキシル、1−エチ
ルシクロヘキシル、シクロヘキシルメチル、2−プロペ
ニル、1−メチル−2−プロペニル、1、1−ジメチル
−2−プロペニル、2−プロペニル、1−メチル−2−
プロペニル、1、1−ジメチルプロピニル、フェニルメ
チル、1−メチルフェニルメチル、1、1−ジメチルフ
ェニルメチル、2−フェニルエチル、2−メチルチオエ
チル、1−メチル−2−メチルチオエチル、1、1−ジ
メチル−2−メチルチオエチル、3−メチルチオプロピ
ル、2−フルオロエチル、2−フルオロ−1−メチルエ
チル、1、1−ジメチル−2−フルオロエチル、2−ク
ロロエチル、2−クロロ−1−メチルエチル、2−クロ
ロ−1、1−ジメチルエチル、2−メトキシエチル、2
−メトキシ−1−メチルエチル、1、1−ジメチル−2
−メトキシエチル、3−メトキシプロピル、2−シアノ
エチル、2−シアノ−1−メチルエチル、2−シアノ−
1、1−ジメチルエチル、ジメチルアミノ、ジエチルア
ミノ、モルホリノ、ピペリジノ、フェニル、2−メチル
フェニル、3−メチルフェニル、4−メチルフェニル、
2−エチルフェニル、3−エチルフェニル、4−エチル
フェニル、2、3−ジメチルフェニル、2、4−ジメチ
ルフェニル、2、5−ジメチルフェニル、2、6−ジメ
チルフェニル、3、4−ジメチルフェニル、3、5−ジ
メチルフェニル、2、3、4−トリメチルフェニル、
2、3、5−トリメチルフェニル、2、4、5−トリメ
チルフェニル、2、4、6−トリメチルフェニル、3、
4、5−トリメチルフェニル、2−トリフルオロメチル
フェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、4−トリ
フルオロメチルフェニル、2−フルオロフェニル、3−
フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、2、3−ジ
フルオロフェニル、2、4−ジフルオロフェニル、2、
5−ジフルオロフェニル、2、3−ジフルオロフェニ
ル、2、3−ジクロロフェニル、2、4−ジクロロフェ
ニル、2、5−ジクロロフェニル、2、6−ジクロロフ
ェニル、2、3、4−トリクロロフェニル、2、3、5
−トリクロロフェニル、2、4、6−トリクロロフェニ
ル、3、4、5−トリクロロフェニル、2−シアノフェ
ニル、3−シアノフェニル、4−シアノフェニル、2−
メトキシフェニル、3−メトキシフェニル、4−メトキ
シフェニル、2、3−ジメトキシフェニル、2、4−ジ
メトキシフェニル、2、5−ジメトキシフェニル、2、
6−ジメトキシフェニル、3、4−ジメトキシフェニ
ル、3、5−ジメトキシフェニル、3、4、5−トリメ
トキシフェニル、2−トリフルオロメトキシフェニル、
3−トリフルオロメトキシフェニル、4−トリフルオロ
メトキシフェニル、2−ニトロフェニル、3−ニトロフ
ェニル、4−ニトロフェニル、2、3−ジニトロフェニ
ル、2、4−ジニトロフェニル、2、5−ジニトロフェ
ニル、2、6−ジニトロフェニル、3、4−ジニトロフ
ェニル、3、5−ジニトロフェニル、1−ナフチル、2
−ナフチル、3−テトラヒドロフリル、4−テトラヒド
ロピラニルあるいは2−チアゾリルである。
【0065】フラン−もしくはチオフェン−2、3−も
しくは3、4−ジカルボキシイミドの場合には、R1
よびR2 の上述した定義は、相互の組み合わせにより、
それぞれにつき述べた以外の多数の組み合わせをもたら
す。式(Ia)および(Ib)の新規化合物の塩は農業
的に使用可能の塩、例えばカリウム塩、ナトリウム塩の
ようなアルカリ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム
塩、バリウム塩のようなアルカリ土類金属塩、マンガン
塩、銅塩、亜鉛塩、鉄塩ならびにアンモニウム塩、テト
ラアンモニウム塩、ベンジルトリアルキルアンモニウム
塩、ホスホニウム塩、スルフォニウム塩、例えばトリア
ルキルスルホニウム塩、スルホオキソニウム塩、例えば
トリアルキルスルホオキソニウム塩である。
【0066】新規除草性化合物或はそれを含有する薬剤
は例えば直接的に噴霧可能な溶液、粉末、懸濁液、更に
また高濃度の水性又は油性又はその他の懸濁液又は分散
液、エマルジョン、油性分散液、ペースト、ダスト剤、
散布剤又は顆粒の形で噴霧、ミスト法、ダスト法、散布
法又は注入法によって適用することができる。適用形式
は、完全に使用目的に基づいて決定される;いずれの場
合にも、本発明の有効物質の可能な限りの微細分が保証
されるべきである。
【0067】この化合物は通常直接飛散可能の溶液、乳
濁液、ペースト又は油分散液を製造するために適する。
不活性な添加物として中位乃至高位の沸点の鉱油留分例
えば燈油又はディーゼル油、更にコールター油等、並び
に植物性又は動物性産出源の油、脂肪族、環状及び芳香
族炭化水素例えばトルオール、キシロール、パラフィ
ン、テトラヒドロナフタリン、アルキル置換ナフタリン
又はその誘導体、メタノール、エタノール、プロパノー
ル、ブタノール、シクロヘキサノール、シクロヘキサノ
ン、クロルベンゾール、イソフォロン等、強極性溶剤例
えばN,N−ジメチルフォルムアミド、ジメチルスルフ
ォキシド、N−メチルピロリドン、水が使用される。
【0068】水性使用形は乳濁液濃縮物、分散液、ペー
スト、湿潤可能の粉末又は水分散可能な顆粒より水の添
加により製造することができる。乳濁液、ペースト又は
油分散液を製造するためには、物質はそのまま又は油又
は溶剤中に溶解して、湿潤剤、接着剤、分散剤又は乳化
剤により水中に均質に混合されることができる。しかも
有効物質及び湿潤剤、接着剤、分散剤又は乳化剤及び場
合により溶剤又は油よりなる濃縮物を製造することもで
き、これは水にて希釈するのに適する。
【0069】表面活性物質としては次のものが挙げられ
る:リグニンスルフォン酸、ナフタリンスルフォン酸、
フェノールスルフォン酸、ナフタリンスルフォン酸及び
ジブチルナフタリンスルフォン酸等の芳香族スルフォン
酸並びに脂肪酸の各アルカリ塩、アルカリ土類塩、アン
モニウム塩、アルキルスルフォナート、アルキルアリー
ルスルフォナート、アルキルスルファート、ラウリルエ
ーテルスルファート、脂肪アルコールスルファート、並
びに硫酸化ヘキサデカノール、ヘプタデカノール及びオ
クタデカノールの塩、脂肪アルコールグリコールエーテ
ルの塩、スルフォン化ナフタリン及びナフタリン誘導体
とフォルムアルデヒドとの縮合生成物、ナフタリン或は
ナフタリンスルフォン酸とフェノール及びフォルムアル
デヒドとの縮合生成物、ポリオキシエチレン−オクチル
フェノールエーテル、エトキシル化イソオクチルフェノ
ール、オクチルフェノール、ノニルフェノール、アルキ
ルフェノールポリグリコールエーテル、トリブチルフェ
ニルポリグリコールエーテル、アルキルアリールポリエ
ーテルアルコール、イソトリデシルアルコール、脂肪ア
ルコールエチレンオキシド−縮合物、エトキシル化ヒマ
シ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、又はポリ
オキシプロピレン、ラウリルアルコールポリグリコール
エーテルアセタート、ソルビットエステル、リグニン−
亜硫酸廃液及びメチル繊維素。
【0070】粉末、散布剤及び振りかけ剤は有効物質と
固状担体物質とを混合又は一緒に磨砕することにより製
造することができる。
【0071】粒状体例えば被覆−、透浸−及び均質粒状
体は、有効物質を固状担体物質に結合することにより製
造することができる。固状担体物質は例えば鉱物土例え
ば珪酸、珪酸ゲル、珪酸塩、滑石、カオリン、石灰石、
石灰、白亜、膠塊粒土、石灰質黄色粘土、粘土、白雲
石、珪藻土、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、酸化
マグネシウム、磨砕合成樹脂、肥料例えば硫酸アンモニ
ウム、燐酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、尿素及び
植物性生成物例えば穀物粉、樹皮、木材及びクルミ穀
粉、繊維素粉末及び他の固状担体物質である。
【0072】調剤は0.1から95重量%、ことに0.
5から90重量%の有効成分を含有することが好まし
い。有効成分として90から100%、ことに95から
100%の純度(NMRスペクトルによる)ものが使用
される。
【0073】製剤例は以下の通りである。
【0074】I.90重量部の化合物1.005を、N
−メチル−α−ピロリドン10重量部と混合する時は、
極めて小さい滴の形にて使用するのに適する溶液が得ら
れる。
【0075】II.20重量部の化合物2.007を、
キシロール80重量部、エチレンオキシド8乃至10モ
ルをオレイン酸−N−モノエタノールアミド1モルに付
加した付加生成物10重量部、ドデシルベンゾールスル
フォン酸のカルシウム塩5重量部及びエチレンオキシド
40モルをヒマシ油1モルに付加した付加生成物5重量
部よりなる混合物中に溶解する。この溶液を水1000
00部に注入しかつ細分布することにより有効成分0.
02重量%を含有する水性分散液が得られる。
【0076】III.20重量部の化合物2.007
を、シクロヘキサノン40重量部、イソブタノール30
重量部、エチレンオキシド7モルをイソオクチルフェノ
ール1モルに付加した付加生成物20重量部及びエチレ
ンオキシド40モルをヒマシ油1モルに付加した付加生
成物10重量部よりなる混合物中に溶解する。この溶液
を水100000重量部に注入しかつ細分布することに
より有効成分0.02重量%を含有する水性分散液が得
られる。
【0077】IV.20重量部の化合物1.005をシ
クロヘキサノン25重量部、沸点210乃至280℃の
鉱油留分65重量部及びエチレンオキシド40モルをヒ
マシ油1モルに付加した付加生成物10重量部よりなる
混合物中に溶解する。この溶液を水100000重量部
に注入しかつ細分布することにより有効成分0.02重
量%を含有する水性分散液が得られる。
【0078】V.20重量部の化合物2.007を、ジ
イソブチル−ナフタリン−α−スルフォン酸のナトリウ
ム塩3重量部、亜硫酸−廃液よりのリグニンスルフォン
酸のナトリウム塩17重量部及び粉末状珪酸ゲル60重
量部と充分に混和し、かつハンマーミル中において磨砕
する。この混合物を水20000重量部に細分布するこ
とにより有効成分0.1重量%を含有する噴霧液が得ら
れる。
【0079】VI.3重量部の化合物1.005を、細
粒状カオリン97重量部と密に混和する。かくして有効
物質3重量%を含有する噴霧剤が得られる。
【0080】VII.30重量部の化合物2.007
を、粉末状珪酸ゲル92重量部及びこの珪酸ゲルの表面
上に吹きつけられたパラフィン油8重量部よりなる混合
物と密に混和する。かくして良好な接着性を有する有効
物質の製剤が得られる。
【0081】VIII.20重量部の化合物1.005
を、ドデシルベンゾールスルフォン酸のカルシウム塩2
重量部、脂肪アルコールポリグリコールエーテル8重量
部、フェノール−尿素−フォルムアルデヒド−縮合物の
ナトリウム塩2重量部及びパラフィン系鉱油68重量部
と密に混和する。安定な油状分散液が得られる。
【0082】除草剤ないし有効成分は、事前処理法ある
いは事後処理法により施され得るが、もし若干の栽培植
物が有効成分に対して過敏である場合には、噴霧器を使
用して、除草剤が敏感な栽培植物の葉になるべくかから
ないように、しかしながらその下方で成長している雑草
あるいは被覆されていない土壌表面には十分に到達する
ように留意して施される。
【0083】除草剤としての有効成分の施用量は、その
目的、季節、対象植物、その成長段階に対応して、0.
001から3kg/ha、ことに0.01から2kg/
haの割合で使用される。
【0084】雑草制御の有効範囲の広いこと、栽培植物
による認容性ないしその成長に及ぼす好ましい効果およ
び施用方法の多様性に鑑みて、本発明新規化合物は多種
類の栽培植物に対して使用され得る。例えば以下のよう
な栽培植物に対して有効である。 タマネギ(Allium cepa) パイナップル(Ananas comosus) ナンキンマメ(Arachis hypogaea) アスパラガス(Asparagus officina
lis) フダンソウ(Beta vulgaris spp.a
ltissima) サトウジシヤ(Beta vulgaris spp.
rapa) ブラシーカ ナパス(変種ナパス)(Brassica
napus var.napus) ブラシーカ ナパス(変種ナポブラシーカ)(Bras
sica napusvar.napobrassic
a) ブラシーカ ラパ(変種シルベストリス)(Brass
ica rapavar.silvestris) トウツバキ(Camellia sinensis) ベニバナ(Carthamus tinctoriu
s) キヤリーヤイリノイネンシス(Carya illin
oinensis) マルブシユカン(Citrus limon) ナツミカン(Citrus sinensis) コーヒーノキ〔Coffea arabica(Cof
fea canephora,Coffea libe
rica)〕 キユウリ(Cucumis sativus) ギヨウギシバ(Cynodon dactylon) ニンジン(Daucus carota) アブラヤミ(Elaeis guineensis) イチゴ(Fragaria vesca) 大豆(Glvcine max) 木棉〔Gossypium hirsutum(Gos
sypiumarboreum Gossypium herbaceum Gossy
piumvitifolium)〕 ゴムノキ(Hevea brasilinsis) 大麦(Hordeum vulgare) カラハナソウ(Humulus lupulus) アメリカイモ(Ipomoea batatas) オニグルミ(Juglans regia) レンズマメ(Lens culinaris) アマ(Linum usitatissimum) トマト(Lycopersicon lycopers
icum) リンゴ属(Malus spp.) キヤツサバ(Manihot esculenta) ムラサキウマゴヤシ(Medicago sativ
a) バシヨウ属(Musa spp.) タバコ〔Nicotiana tabacum(N.r
ustica)〕 オリーブ(Olea europaea) イネ(Oryza sativa) アズキ(Phaseolus lunatus) ゴガツササゲ(Phaseolus vulgari
s) トウヒ(Picea abies) マツ属(Pinus spp.) シロエンドウ(Pisum sativum) サクラ(Prunus avium) プルヌス ダルシス(Prunus dulcis) モモ(Prunus Persica) ナシ(Pyrus communis) サグリ(Ribes sylvestre) トウゴマ(Ricinus communis) サトウキビ(Saccharum officinar
um) ライムギ(Secale cereale) ジヤガイモ(Solanum tuberosum) モロコシ〔Sorghum bicolor(s.vu
lgare)〕 カカオノキ(Theobroma cacao) ムラサキツユクサ(Trifolium praten
se) 小麦(Triticum aestivum) トリテイカム、ドラム(Triticum duru
m) ソラマメ(Vicia faba) ブドウ(Vitis vinifera) トウモロコシ(Zea mays) 有効範囲を拡大し、相乗効果を達成するために、化合物
(I)はその相互間において、また他の除草有効組成分
ないし成長制御有効成分と混合し、同時に施用され得
る。この混合物組成分としては、例えばジアジン、4H
−3、1−ベンズオキサジン誘導体、ベンゾチアジアジ
ノン、2、6−ジニトロアニリン、N−フェニルカルバ
マート、チオカルバマート、ハロカルバマート、ハロカ
ルボン酸、トリアジン、アミド、尿素、ジフェニルエー
テル、トリアジノン、ウラシル、ベンゾフラン誘導体、
シクロヘキサン−1、3−ジオン誘導体、キノリンカル
ボン酸誘導体、これらの塩、エステルおよびアミドなど
が挙げられる。
【0085】本発明化合物は単独でも、あるいは他の除
草剤との混合物として、さらに他の植物保護剤、例えば
殺菌剤、植物病原菌もしくはバクテリア防除剤との混合
物として使用され得る。また栄養素および希元素の欠乏
症候を軽減するために鉱酸塩溶液と混合し得ることも重
要である。また植物に対して無害の油類ないし濃縮油類
も添加可能である。
【0086】以下において新規化合物(Ia)、(I
b)およびそのための中間化合物(II) ないし
(V)の製造方法を説明する。
【0087】(中間化合物の製造方法)実施例1 チオフェン−3、4−ジカルボン酸無水物 チオフェン−3、4−ジカルボン酸(12g、0.07
モル)を無水醋酸(60ミリリットル)に溶解させ、沸
点において2.5時間加熱する。これを蒸散処理に付し
て、チオフェン−3、4−ジカルボン酸無水物10.5
5g(98%)が得られる。融点147−149℃。
【0088】実施例2 4−(4−クロロフェニル)−アミノカルボニルチオフ
ェン−3−カルボン酸 60ミリリットルのトルエンによる上記チオフェン−
3、4−ジカルボン酸無水物(2g、0.013モル)
を投入し、これに4−クロロアニリン(1.65g、
0.013モル)を添加する。室温で3時間撹拌し、沈
殿カルボン酸を濾別し、少量のトルエンで洗浄し、融点
204−208℃の目的化合物3.7g(100%)が
得られるまで乾燥する。
【0089】実施例3 4−(4−クロロフェニル)−アミノカルボニルチオフ
ェン−3−カルボン酸スクシンイミドエステル 前実施例で得られた4−(4−クロロフェニル)−アミ
ノカルボニルチオフェン−3−カルボン酸(1.7g、
0.006モル)を60ミリリットルのテトラヒドロフ
ランに溶解させ、N−ヒドロキシスクシンイミド(0.
7g、0.006モル)およびN、N−ジシクロヘキシ
ルカルボジイミド(1.25g、0.006モル)を添
加し、室温で数時間撹拌する。この溶液を0℃において
数時間冷却し、析出沈殿尿素を吸引濾別し、濾液を蒸発
乾涸する。収量1.8g(66%)、融点65−67
℃。
【0090】実施例4 4−クロロチオフェン−3−カルボキシアニリド 4−クロロチオフェン−3−カルボキシクロライド(1
3.5g、0.075モル)を30ミリリットルのジオ
キサンに溶解させ、この溶液を室温においてアニリン
(7.7g、0.083モル)のピリジン(160ミリ
リットル)溶液に滴下する。室温で12時間撹拌した
後、混合物を蒸発乾涸し、残渣をジクロロメタンに投入
する。有機相をクエン酸水溶液、重炭酸ナトリウム溶液
および水で抽出し、蒸発乾涸する。収量16.7g(9
4%)、融点119−121℃。
【0091】実施例5 4−クロロ−3−フェニルアミノカルボニルチオフェン
−2−カルボン酸 前実施例で得られた4−クロロチオフェン−3−カルボ
キシアニリド(14.6g,0.061モル)を、45
0ミリリットルのテトラヒドロフランに溶解させ、この
溶液を−70℃まで冷却し、n−ブチルリチウム(0.
13モル、n−ヘキサン1.6N溶液)を添加する。3
0分後、二酸化炭素ガスを溶液飽和に至るまで導入し、
溶液が徐々に室温となるまで放置する。蒸発乾涸させ、
固体残渣を水、水酸化ナトリウム溶液および醋酸エチル
の混合液に投入し、各相を分離し、水性相を塩酸で酸性
化することによりカルボン酸を析出沈殿させる。収量1
3.5g(78%)、融点208−210℃。
【0092】例えば下表aからcにおけるジカルボン酸
モノアミドは上記方法で得られた。
【0093】
【表18】
【0094】
【表19】
【0095】
【表20】
【0096】
【表21】
【0097】
【表22】 (最終生成物(Ia)、(Ib)の製造方法)実施例6 N−イソプロピルチオフェン−3、−4カルボキシイミ
4−イソプロピルアミノカルボニルチオフェン−3−カ
ルボン酸(3g、0.014モル)とチオニルクロライ
ド(4.6g、0.064モル)を、1、2−ジクロル
エタン中において5時間還流させる。次いで混合物を蒸
発乾涸し、残渣をクロマトグラフィー処理する。収量
2.4g(88%)、融点127−129℃。
【0098】実施例7 N−フェニル−5−クロロチオフェン−2、3−カルボ
キシイミド 5−クロロ−2−フェニルアミノカルボニルチオフェン
−3−カルボン酸(1.1g、0.0039モル)およ
びチオニルクロライド(4ミリリットル、0.055モ
ル)を1、2−ジクロロエタン中において5時間還流さ
せる。混合物を蒸発乾涸し、残渣をクロマトグラフィー
処理する。収量0.5g(49%)、融点176−17
8℃。
【0099】実施例8 N−tert−ブチル−5−メチルフラン−2、3−カ
ルボキシイミド 2−tert−ブチルアミオカルボニル−5−メチルフ
ラン−3−カルボン酸(6.4g、0.028モル)お
よびp−トルエンスルホン酸(6.5g、0.034モ
ル)をピリジン中で室温において12時間撹拌し、混合
物を蒸発乾涸し、残渣をクロマトグラフィー処理した。
収量4.9g(98%)、融点131−133℃。
【0100】
【表23】
【0101】
【表24】
【0102】
【表25】
【0103】
【表26】 使用実施例 式(I)のジカルボキシイミドの除草作用を温室実験で
使用して効果を確認した。
【0104】栽培容器として約3.0%の腐葉土を含有
するローム砂土を収容したプラスチック製植木鉢を使用
し、被験植物種子をそれぞれの種類に分けて播種した。
【0105】事前処理法において、水に懸濁ないし乳濁
させた有効成分を、播種後、噴霧器により直接噴霧施用
した。発芽、成長を促進するため軽く灌水してから、植
物が成長するまで透明プラスチックシートでそれぞれの
容器を被覆した。この被覆は、被験植物が有効成分によ
り害されない限りその均斉な発芽を保証するものであ
る。
【0106】事後処理法として、被験植物の成長形態に
対応して3から15cmの草丈となった段階で、水に懸
濁ないし乳濁させた有効成分を被験植物に施した。有効
成分の事後処理施用量は1kg/haとした。
【0107】被験植物はその種類に応じて10−25℃
の温度に保持された。実験期間は2から4週間とし、こ
の間これら雑草の成長が管理され、その個々の処理に対
する反応が観察された。
【0108】被験植物として使用されたものの種類は以
下の通りである。
【0109】温室試験で用いられた植物は次の種類であ
る。
【0110】 イチビ (Abutilon theophrasti) アオビユ (Amaranthus retroflexus) アカザ (Chenopodium album) キク (Chrysanthemum) イヌホオズキ (Solanum nigrum) 化合物番号1.005および2.007の有効物質を事
後処理法により1kg/ha使用した場合、広葉被験植
物に対して極めて有効な防除作用を示し、しかも栽培植
物のとうもろこしに対して悪影響を及ぼすことはなかっ
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C07D 333/40 C07D 333/40 409/04 409/04 409/12 409/12 491/048 491/048 (72)発明者 ヘルムート、ヴァルター ドイツ、6719、オブリッヒハイム、グリ ューンシュタッター、シュトラーセ、82 (72)発明者 カール−オットー−ヴェストファレン ドイツ、6720、シュパイヤー、マウスベ ルクヴェーク、58 (72)発明者 マティアス、ゲルバー ドイツ、6704、ムターシュタット、リタ ーシュトラーセ、3 審査官 田村 聖子 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 495/04 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の式(Ib) 【化1】 で表わされ、式中Xが酸素あるいは硫黄を意味し、 R1 が水素あるいはヒドロキシル、 1から3個の以下の基、すなわちハロゲン、C1 −C4
    アルキル、C1 −C4ハロアルキル、C1 −C4 アルコ
    キシおよび/あるいはC1 −C4 ハロアルコキシを持っ
    ていてもよいC3 −C8 シクロアルキル、 1から3個の以下の基、すなわちヒドロキシル、ハロゲ
    ン、シアノ、C3 −C 8 シクロアルキル、C1 −C4
    ルコキシ、C1 −C4 ハロアルコキシ、C1 −C4 アル
    キルチオ、C1 −C4 ハロアルキルチオ、C1 −C4
    ルキルアミノ、ジ−C1 −C4 アルキルアミノ、C3
    6 シクロアルキルアミノおよび/あるいは下式で表わ
    される基 【化2】 (Rはシアノ、ニトロ、ハロゲン、C1 −C4 アルキ
    ル、C1 −C4 ハロアルキル、C1 −C4 アルコキシ、
    1 −C4 ハロアルコキシ、C2 −C4 アルキニルオキ
    シ、C1 −C4 アルキルチオ、C1 −C4 ハロアルキル
    チオ、C3 −C6アルコキシカルボニルアルコキシ、C1
    −C4 アルコキシカルボニル、2−アルコキシカルボ
    ニル−プロプ−1−エニル、C1 −C4 アルカノイル、
    1 −C4ハロアルカノイル、ホルミル、ジオキソラニ
    ルおよび/あるいはフェニルを、mは0、1、2あるい
    は3を意味するが、mが2もしくは3を意味する場合複
    数個のRは互いに異なるものを意味してもよい)を持っ
    ていてもよいC1 −C6 アルキル、 Rにつき上述した基を1から3個持っていてもよい、C
    1 −C4 アルコキシ、C2 −C6 シアノアルキル、C3
    −C6 アルケニル、C3 −C6 アルキニル、フェニルあ
    るいはナフチル、 1個もしくは2個の以下の基、すなわちハロゲン、C1
    −C4 アルキル、C1−C4 ハロアルキル、C1 −C4
    アルコキシ、C1 −C4 ハロアルコキシおよび/或はC
    1 −C4 アルキルチオあるいはジ−C1 −C4 アルキル
    アミノを持っていてもよく、窒素、酸素および硫黄のう
    ちから選ばれる1個もしくは2個のヘテロ原子を有する
    5員もしくは6員の飽和もしくは不飽和ヘテロ環式基を
    意味し、 R2 およびR3 がそれぞれニトロ、シアノ、ハロゲン、
    水素、R1 につき上述したC1 −C4 アルキル、C1
    4 アルキルカルボニル、C1 −C4 アルキルを持って
    もよいC3 −C8 シクロアルキル、ハロゲンで置換され
    てもよいベンジル、チエニルあるいはピリジル、 1個もしくは2個のC1 −C4 アルキルおよび/あるい
    はC1 −C4 アルキルカルボニルを持っていてもよいア
    ミノ、 1から9個のハロゲンを持っていてもよいC1 −C4
    ルコキシあるいはC1−C4 アルキルチオ、 C1 −C4 アルキルスルホニル、C1 −C4 ハロアルキ
    ルスルホニル、 1から3個のRにつき上述した基あるいはR1 につき上
    述したいずれか1個の基を持っていてもよいC2 −C6
    アルケニル、C2 −C6 アルキニル、フェニル、フェノ
    キシあるいはフェニルチオを意味するが、 Xが酸素を意味するジカルボキシイミド(Ib)の場合
    には、R2 およびR3がそれぞれフェニルを意味すると
    き、R1 はフェニルあるいは水素を意味することなく、 R1 −R3 のすべてが同時にメチルを意味することはな
    く、 Xが硫黄を意味するジカルボキシイミド(Ib)の場合
    において、R2 およびR3 がそれぞれ水素を意味すると
    き、R1 はフェニル意味することなく、R1 −R3 のす
    べてが同時に水素を意味することがなく、かつR2 およ
    びR3 が同時に塩素、臭素、シアノ、アルコキシカルボ
    ニル、またはアルコキシ基を有しうるフェニルを意味す
    ることがないことを特徴とするジカルボキシイミド、お
    よび化合物(Ib)の農業的に使用可能の塩。
  2. 【請求項2】 請求項1によるジカルボキシイミド(I
    b)の有効量と不活性添加剤を含有する除草組成物。
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