JP3169360U - 釘抜きバール - Google Patents
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Abstract
【課題】釘の抜き始めから抜き終わりまで、軽い力で釘抜きが可能な釘抜きバールを提供する。【解決手段】所定の部材に打ち込まれた釘の頭を引っ掛けるための溝がその一端側に形成された頭部1と、この頭部1の他端部に形成されてこの頭部とは所定の角度を有して延びる所定長さの柄部2とを有する釘抜きにおいて、上記溝に上記釘の頭を引っ掛けたとき、この釘が打ち込まれた上記部材に当接することで釘ぬき時の支点を構成する上記頭部の底面5を、上記溝の開放端からその閉止端を含む平坦な平坦面5と、その平坦面5から連続し、平坦面5と平行な軸を中心に所定曲率で湾曲した湾曲面6とで構成し、釘抜きの支点が上記平坦面5と上記湾曲面6との境界から開始されて湾曲面6に徐々に移行するように構成した釘抜きバール。【選択図】図1
Description
本考案は、テコの原理を用いて、釘を軽く引き抜くようにした釘抜きバールに関する。
より詳しくは、釘抜き頭部の底面を湾曲させ、釘抜き時に支点位置が移動することで、釘を軽く引き抜くことができる釘抜きバールに関する。
より詳しくは、釘抜き頭部の底面を湾曲させ、釘抜き時に支点位置が移動することで、釘を軽く引き抜くことができる釘抜きバールに関する。
従来の釘抜きバールは、頭部の底面がいわゆるL字型で平坦であったため、釘を抜こうとするとき、その支点が作用点から遠く離れていた。従って、最初に釘を抜こうと柄を回すときの力が大きく、使用者の負担となっていた。
釘抜き時の力を小さくして、容易に抜けるための提案として、釘抜きバールに釘抜きの支点位置を変えられるようにした提案がされている。しかし、この提案は、釘のサイズによって支点位置を変えることを目的としたものであり、釘抜きの力を小さくすることには不十分であった。また、釘抜きバールに特殊な部品を付設する必要があり、汎用性に欠けるものであった。
釘抜き時の力を小さくして、容易に抜けるための提案として、釘抜きバールに釘抜きの支点位置を変えられるようにした提案がされている。しかし、この提案は、釘のサイズによって支点位置を変えることを目的としたものであり、釘抜きの力を小さくすることには不十分であった。また、釘抜きバールに特殊な部品を付設する必要があり、汎用性に欠けるものであった。
上述のように、従来の釘抜きバールは釘抜き時に大きな力が必要であった。
本考案の課題は、釘の抜き始めから抜き終わりまで、軽い力で釘抜きが可能な釘抜きバールを提供することである。
本考案の課題は、釘の抜き始めから抜き終わりまで、軽い力で釘抜きが可能な釘抜きバールを提供することである。
本考案は、この課題を解決するためになされたものである。
請求項1に記載の考案は、所定の部材に打ち込まれた釘8の頭を引っ掛けるための溝4がその一端側に形成された頭部1と、この頭部1の他端部に形成されてこの頭部1とは所定の角度を有して延びる所定長さの柄部2とを有する釘抜きにおいて、上記溝4に上記釘の頭8を引っ掛けたとき、この釘が打ち込まれた上記部材に当接することで釘ぬき時の支点Pを構成する上記頭部の底面5を、上記溝の開放端3aからその閉止端3bを含む平坦な平坦面5と、その平坦面5から連続し、平坦面5と平行な軸を中心に所定曲率で湾曲した湾曲面6とで構成し、釘抜きの支点Pが上記平坦面5と上記湾曲面6との境界7から開始されて湾曲面6に徐々に移行するように構成した釘抜きバールである。
請求項1に記載の考案は、所定の部材に打ち込まれた釘8の頭を引っ掛けるための溝4がその一端側に形成された頭部1と、この頭部1の他端部に形成されてこの頭部1とは所定の角度を有して延びる所定長さの柄部2とを有する釘抜きにおいて、上記溝4に上記釘の頭8を引っ掛けたとき、この釘が打ち込まれた上記部材に当接することで釘ぬき時の支点Pを構成する上記頭部の底面5を、上記溝の開放端3aからその閉止端3bを含む平坦な平坦面5と、その平坦面5から連続し、平坦面5と平行な軸を中心に所定曲率で湾曲した湾曲面6とで構成し、釘抜きの支点Pが上記平坦面5と上記湾曲面6との境界7から開始されて湾曲面6に徐々に移行するように構成した釘抜きバールである。
請求項2に記載の釘抜きバールは、上記平坦面5と上記湾曲面6との境界7から、上記溝の閉止点3bまでの長さMは、上記頭部の底面の長さLの5〜20%とした請求項1に記載の釘抜きバールである。
請求項3に記載の釘抜きバールは、上記湾曲面6の局率半径Rが2〜20cmであることを特徴とする請求項1に記載の釘抜きバールである。
本考案の釘抜きバールは、釘抜きの作用点と釘抜きバールの支点が近いために、釘抜きの軽い力で釘が抜ける。また、釘が抜けていっても支点が上記湾曲面に沿って変化することで、作用点と支点の距離が近い状態であるので、軽い力で釘を抜き取ることが可能である。
この考案の一実施態様を図面を用いて説明する。
図1に示すように、本考案の釘抜きバールは、所定の部材に打ち込まれた釘8の頭を引っ掛けるための溝4がその一端側に形成された頭部1と、この頭部1の他端部に形成されてこの頭部1とは所定の角度を有して延びる所定長さの柄部2とを有する。
図2は、本考案の釘抜きバールの頭部1の底面を示す概略図である。
頭部1には、釘8の頭を引っ掛けるための溝4と、溝の開放端3aからその閉止端3bが形成されている。溝の形状はV字型やU字型が一般的に採用されるが、特に限定されるものでなく、これらの組み合わせであっても良い。
溝4の開放端3aからその閉止端3bを含む平坦な平坦面5と、その平坦面5から連続し、平坦面5と平行な軸を中心に所定局率で湾曲した湾曲面6が構成されている。上記平坦面5と上記湾曲面6の境界7から、上記閉止端3bまでの長さMは、上記頭部1の長さLの5〜20%であることが望ましい。
この割合とすることで、釘が打ち込まれた部材に当接する釘抜きの開始時の力を小さくすることが可能となり、軽い力で釘を抜くことができる。
図3は、本考案の釘抜きバールの頭部1の上面を示す概略図である。
図4には、本考案の釘抜きを用いて釘8が打ち込まれた部材に当接する釘抜き開始の様子を示す。図4に示すように、釘抜き開始時に釘の作用点Sと釘抜きバールの頭部1の支点Pとが近接していることで、軽い力で釘を抜くことができる。一般に、釘抜き時はこの釘抜き開始時が最も大きな力を要することからも、本考案の釘抜きバールの効果は絶大である。
図5には、釘抜きの途中を示す略図である。図5においても、釘の作用点Sと釘抜きバールの頭部1の支点Pとが近接していることから、柄部2を軽く傾けることで容易に釘を抜くことが可能である。
図6は、本考案によらない従来の釘抜きバールを用いた場合の様子を示す概略図である。図6では、釘の作用点Sと釘抜きバールの頭部の支点Pとの距離が大きく離れていることから、柄部2を図5と同様な程度傾けた場合にも大きな力を要することが容易に理解できるであろう。
図1に示すように、本考案の釘抜きバールは、所定の部材に打ち込まれた釘8の頭を引っ掛けるための溝4がその一端側に形成された頭部1と、この頭部1の他端部に形成されてこの頭部1とは所定の角度を有して延びる所定長さの柄部2とを有する。
図2は、本考案の釘抜きバールの頭部1の底面を示す概略図である。
頭部1には、釘8の頭を引っ掛けるための溝4と、溝の開放端3aからその閉止端3bが形成されている。溝の形状はV字型やU字型が一般的に採用されるが、特に限定されるものでなく、これらの組み合わせであっても良い。
溝4の開放端3aからその閉止端3bを含む平坦な平坦面5と、その平坦面5から連続し、平坦面5と平行な軸を中心に所定局率で湾曲した湾曲面6が構成されている。上記平坦面5と上記湾曲面6の境界7から、上記閉止端3bまでの長さMは、上記頭部1の長さLの5〜20%であることが望ましい。
この割合とすることで、釘が打ち込まれた部材に当接する釘抜きの開始時の力を小さくすることが可能となり、軽い力で釘を抜くことができる。
図3は、本考案の釘抜きバールの頭部1の上面を示す概略図である。
図4には、本考案の釘抜きを用いて釘8が打ち込まれた部材に当接する釘抜き開始の様子を示す。図4に示すように、釘抜き開始時に釘の作用点Sと釘抜きバールの頭部1の支点Pとが近接していることで、軽い力で釘を抜くことができる。一般に、釘抜き時はこの釘抜き開始時が最も大きな力を要することからも、本考案の釘抜きバールの効果は絶大である。
図5には、釘抜きの途中を示す略図である。図5においても、釘の作用点Sと釘抜きバールの頭部1の支点Pとが近接していることから、柄部2を軽く傾けることで容易に釘を抜くことが可能である。
図6は、本考案によらない従来の釘抜きバールを用いた場合の様子を示す概略図である。図6では、釘の作用点Sと釘抜きバールの頭部の支点Pとの距離が大きく離れていることから、柄部2を図5と同様な程度傾けた場合にも大きな力を要することが容易に理解できるであろう。
本考案では、図1に示すように釘抜きバールの頭部1において、湾曲面6の局率半径Rは2〜20cmであることが望ましい。
局率半径Rが2cmよりも小さいと、作用点Sと支点Pの距離が小さく釘を抜く力が軽くなるが、釘の寸法が大きな釘への適応が難しくなる。局率半径Rが20cmよりも大きいと、釘の寸法が大きな釘への適応は容易となるものの、作用点Sと支点Pの距離が大きくなり、本考案の効果が小さくなる。湾曲面6の局率半径Rの好ましい範囲は、5〜10cmである。
局率半径Rが2cmよりも小さいと、作用点Sと支点Pの距離が小さく釘を抜く力が軽くなるが、釘の寸法が大きな釘への適応が難しくなる。局率半径Rが20cmよりも大きいと、釘の寸法が大きな釘への適応は容易となるものの、作用点Sと支点Pの距離が大きくなり、本考案の効果が小さくなる。湾曲面6の局率半径Rの好ましい範囲は、5〜10cmである。
本考案は、釘の抜き始めから抜き終わりまで、軽い力で釘抜きが可能な釘抜きバールを提供することにより、女性や高齢者まで広い範囲の使用者に適応できる。
1 バール頭部
2 柄部
3a 開放端
3b 閉止端
4 溝
5 平坦面
6 湾曲面
7 平坦面と湾曲面の境界
8 釘
P 支点
S 作用点
L 頭部の底面長さ
M 湾曲面の境界から溝閉止端までの長さ
R 湾曲面の局率半径
2 柄部
3a 開放端
3b 閉止端
4 溝
5 平坦面
6 湾曲面
7 平坦面と湾曲面の境界
8 釘
P 支点
S 作用点
L 頭部の底面長さ
M 湾曲面の境界から溝閉止端までの長さ
R 湾曲面の局率半径
Claims (3)
- 所定の部材に打ち込まれた釘の頭を引っ掛けるための溝4がその一端側に形成された頭部1と、この頭部1の他端部に形成されてこの頭部とは所定の角度を有して延びる所定長さの柄部2とを有する釘抜きにおいて、上記溝4に上記釘の頭を引っ掛けたとき、この釘が打ち込まれた上記部材に当接することで釘ぬき時の支点Pを構成する上記頭部の底面5を、上記溝の開放端3aからその閉止端3bを含む平坦な平坦面5と、その平坦面5から連続し、平坦面5と平行な軸を中心に所定曲率で湾曲した湾曲面6とで構成し、釘抜きの支点Pが上記平坦面5と上記湾曲面6との境界から開始されて湾曲面6に徐々に移行するように構成した釘抜きバール。
- 上記平坦面5と上記湾曲面6との境界7から、上記溝の閉止点3bまでの長さMは、上記頭部の底面の長さLの5〜20%とした請求項1に記載の釘抜きバール。
- 上記湾曲面6の局率半径Rが2〜20cmであることを特徴とする請求項1に記載の釘抜きバール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011002674U JP3169360U (ja) | 2011-05-16 | 2011-05-16 | 釘抜きバール |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015130147A1 (ko) * | 2014-02-28 | 2015-09-03 | 주식회사 로보티즈 | 탄성리벳 탈착용 리벳툴 |
JP2021160075A (ja) * | 2020-04-01 | 2021-10-11 | 優鋼機械股▲分▼有限公司 | こじりヘッド及びハンドツール |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20150102609A (ko) * | 2014-02-28 | 2015-09-07 | (주)로보티즈 | 탄성리벳 탈착용 리벳툴 |
KR101581410B1 (ko) | 2014-02-28 | 2015-12-30 | (주)로보티즈 | 탄성리벳 탈착용 리벳툴 |
JP2021160075A (ja) * | 2020-04-01 | 2021-10-11 | 優鋼機械股▲分▼有限公司 | こじりヘッド及びハンドツール |
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